AAR/華麗なる一族/第4章 王錫と磔刑像
をテンプレートにして作成
[
トップ
] [
新規
|
一覧
|
検索
|
最終更新
|
ヘルプ
]
開始行:
[[AAR/華麗なる一族]]
*第4章 王錫と磔刑像 [#lb79a6ef]
**マティアス一世の即位 [#lb79a6ef]
&ref(fer.jpg);
マティアス一世
マリア=テレジア一世は夫のロレーヌ公と仲睦まじく添い遂げ...
神聖ローマ帝国初の女帝として辣腕を振るった彼女の後を継い...
マリア=テレジア一世が抜かりなく選帝侯の支持をしっかり取...
マリア=テレジア一世はオーストリア継承戦争及びブルゴーニ...
マティアスは曾祖父にあたるレオポルト八世に強い憧れを抱い...
しかし、神聖ローマ帝国内で諸侯から領地を取り上げて反発を...
マティアスが標的としたのはフランスでした。これには彼の個...
というのも、マティアスはマリア=テレジア一世の第四子とし...
母の継承に難癖をつけて領地を奪おうとしたとか、今は亡きバ...
神聖ローマ帝国皇帝として見ても、いまだに最大の仮想敵国は...
彼は旧ブルゴーニュ公領と国境紛争が起きていたリヨンの支配...
&ref(fra001.png);
オーストリアは同盟国スペインとの挟撃の成果もあって、首都...
マティアス一世はその治世中に大きくフランスから領土を削り...
**シュマルカルデン戦争 [#lb79a6ef]
さて、マティアス一世はフランスとの対外戦争だけに注力して...
歴代当主によって先送りにされてきた問題、すなわち宗教改革...
これまで歴代ハプスブルク当主たちはカトリック信仰の擁護に...
レオポルト八世がルターの処刑を見送りましたし、レオポルト...
オーストリア領内でも新教徒たちの勢いが強くなり各地で蜂起...
これに安心してしてしまったのもあり、ハプスブルクの歴代当...
しかし、北ドイツではカトリックが対抗宗教改革を始めた後も...
とりわけブランデンブルク辺境伯及びライン宮中伯(プファル...
マティアス一世は帝国内をカトリックで統一すべしという考え...
彼個人の資質ももちろん影響していましたが、カトリックに対...
これは、初代ルドルフが戴冠の儀式の際にトラブルをうまく切...
儀式に必要な王錫が見つからかった時にルドルフの皇帝即位を...
このエピソードはルドルフの深い信仰心を物語るものとして広...
マティアス一世がハプスブルクの領内だけでなく、帝国内でプ...
ブランデンブルク辺境伯、ライン宮中伯(プファルツ選帝侯)...
&ref(hansa1.png);
マティアス一世は苛烈な態度で臨みました。
途中大きな犠牲を払いながらも、ひとつひとつ諸侯を脱落させ...
領主が改宗を拒否するならば、カトリックを信仰するもの、も...
最終的にブランデンブルク辺境伯はカトリックへの改宗を受け...
プロテスタント諸侯を一度に相手にしても問題ないくらいハプ...
領土の維持よりも自分個人の財産に関心があった領主たちは次...
&ref(ma1.png);
1590年
**マリア=テレジア二世の即位 [#lb79a6ef]
マティアス一世は帝国の宗教統一まであと一歩のところまで迫...
彼は男子に恵まれなかったので後を継いだのは長女のマリア=...
かのマリア=テレジア一世と同名の少女は以後マリア=テレジ...
&ref(marie1.jpg);
マリア=テレジア二世
彼女の後世の評価は見るものによって大きく異なるものになり...
すなわち、政治的な業績に目を向けるのか、文化・芸術面に光...
まず、マリア=テレジア二世は一人の人間としては大変魅力的...
教育係であったド・ヴェルモン神父は、「もっと整った美しさ...
つまり、マリア=テレジア一世のように整った美貌とは異なり...
しかし、彼女は一国の主、特に神聖ローマ帝国の女帝としては...
マリア=テレジア一世の夫ロレーヌ公フランツの遺伝を強く受...
彼女は壮麗な宮殿を建設し、芸術文化人と広く交流し、15世紀...
&ref(palace.png); &ref(music.png);
一方、政治については自覚することなく多くの失態を犯してし...
それが大きな波紋を呼んでしまうことを彼女は知る由もありま...
**マリア=テレジア狂想曲 [#lb79a6ef]
きっかけは些細なことでした。
マリア=テレジア一世が即位直後にハンガリー議会に乗り込ん...
ハンガリー人は「我らが女王」の近衛部隊を務めることを誇り...
マリア=テレジア一世がプロテスタント弾圧に消極的だったの...
行政機構としてはオーストリアに統合されたものの、マリア=...
しかし、そんな苦労を知る由もないマリア=テレジア二世は側...
それだけならまだよかったのですが、たまたまその場にいたフ...
この発言はかのマリア=テレジア一世を支え、最も忠誠を尽く...
彼らはマリア=テレジア二世の退位を求めて一斉に蜂起します。
&ref(hun01.png);
これに慌てたのが、ウィーン政府です。
蜂起した民は軍隊でなんとか鎮圧しましたが、不満は簡単に収...
税の徴収を暫定的に削減したり、ハンガリー貴族の特権を強化...
小麦が不作で価格が暴騰し貧民が飢えに苦しんだ時に流れた噂...
噂というのは、国民が飢えに苦しんでいるという上奏に対し、...
今日の研究ではこれは彼女自身の発言ではないということがは...
&ref(p01.png);
これをきっかけに農民暴動が勃発したとき大臣たちは頭を抱え...
実際のマリア=テレジア二世は孤児たちが苦しんでいると聞く...
混乱はこれにとどまりませんでした。
プロテスタント信者が多く、とりわけ不満が大きかったボヘミ...
&ref(b01.png);
ウィーン中央政府はボヘミア領を次々と占領しましたが、いく...
これは自分の領内で殺し合いが起きていると聞いた彼女が珍し...
こうした国内の混乱に対して、ウィーンの中央政府は、いかに...
すなわち外征による華々しい勝利を求めたのです。
標的となったのはまたもフランスでした。
ハプスブルクを失墜させるためにあらゆる手段を尽くしてきた...
そして、ハプスブルク家はマティアス一世の治世以上にフラン...
&ref(ma2.png);
1621年
彼女の治世は、君主が多くの失態を演じても揺るがないほどに...
ハプスブルク家の解釈では、それほどに強い神の加護を受けて...
* [[第5章 プルス・ウルトラ>AAR/華麗なる一族/第5章 プルス...
終了行:
[[AAR/華麗なる一族]]
*第4章 王錫と磔刑像 [#lb79a6ef]
**マティアス一世の即位 [#lb79a6ef]
&ref(fer.jpg);
マティアス一世
マリア=テレジア一世は夫のロレーヌ公と仲睦まじく添い遂げ...
神聖ローマ帝国初の女帝として辣腕を振るった彼女の後を継い...
マリア=テレジア一世が抜かりなく選帝侯の支持をしっかり取...
マリア=テレジア一世はオーストリア継承戦争及びブルゴーニ...
マティアスは曾祖父にあたるレオポルト八世に強い憧れを抱い...
しかし、神聖ローマ帝国内で諸侯から領地を取り上げて反発を...
マティアスが標的としたのはフランスでした。これには彼の個...
というのも、マティアスはマリア=テレジア一世の第四子とし...
母の継承に難癖をつけて領地を奪おうとしたとか、今は亡きバ...
神聖ローマ帝国皇帝として見ても、いまだに最大の仮想敵国は...
彼は旧ブルゴーニュ公領と国境紛争が起きていたリヨンの支配...
&ref(fra001.png);
オーストリアは同盟国スペインとの挟撃の成果もあって、首都...
マティアス一世はその治世中に大きくフランスから領土を削り...
**シュマルカルデン戦争 [#lb79a6ef]
さて、マティアス一世はフランスとの対外戦争だけに注力して...
歴代当主によって先送りにされてきた問題、すなわち宗教改革...
これまで歴代ハプスブルク当主たちはカトリック信仰の擁護に...
レオポルト八世がルターの処刑を見送りましたし、レオポルト...
オーストリア領内でも新教徒たちの勢いが強くなり各地で蜂起...
これに安心してしてしまったのもあり、ハプスブルクの歴代当...
しかし、北ドイツではカトリックが対抗宗教改革を始めた後も...
とりわけブランデンブルク辺境伯及びライン宮中伯(プファル...
マティアス一世は帝国内をカトリックで統一すべしという考え...
彼個人の資質ももちろん影響していましたが、カトリックに対...
これは、初代ルドルフが戴冠の儀式の際にトラブルをうまく切...
儀式に必要な王錫が見つからかった時にルドルフの皇帝即位を...
このエピソードはルドルフの深い信仰心を物語るものとして広...
マティアス一世がハプスブルクの領内だけでなく、帝国内でプ...
ブランデンブルク辺境伯、ライン宮中伯(プファルツ選帝侯)...
&ref(hansa1.png);
マティアス一世は苛烈な態度で臨みました。
途中大きな犠牲を払いながらも、ひとつひとつ諸侯を脱落させ...
領主が改宗を拒否するならば、カトリックを信仰するもの、も...
最終的にブランデンブルク辺境伯はカトリックへの改宗を受け...
プロテスタント諸侯を一度に相手にしても問題ないくらいハプ...
領土の維持よりも自分個人の財産に関心があった領主たちは次...
&ref(ma1.png);
1590年
**マリア=テレジア二世の即位 [#lb79a6ef]
マティアス一世は帝国の宗教統一まであと一歩のところまで迫...
彼は男子に恵まれなかったので後を継いだのは長女のマリア=...
かのマリア=テレジア一世と同名の少女は以後マリア=テレジ...
&ref(marie1.jpg);
マリア=テレジア二世
彼女の後世の評価は見るものによって大きく異なるものになり...
すなわち、政治的な業績に目を向けるのか、文化・芸術面に光...
まず、マリア=テレジア二世は一人の人間としては大変魅力的...
教育係であったド・ヴェルモン神父は、「もっと整った美しさ...
つまり、マリア=テレジア一世のように整った美貌とは異なり...
しかし、彼女は一国の主、特に神聖ローマ帝国の女帝としては...
マリア=テレジア一世の夫ロレーヌ公フランツの遺伝を強く受...
彼女は壮麗な宮殿を建設し、芸術文化人と広く交流し、15世紀...
&ref(palace.png); &ref(music.png);
一方、政治については自覚することなく多くの失態を犯してし...
それが大きな波紋を呼んでしまうことを彼女は知る由もありま...
**マリア=テレジア狂想曲 [#lb79a6ef]
きっかけは些細なことでした。
マリア=テレジア一世が即位直後にハンガリー議会に乗り込ん...
ハンガリー人は「我らが女王」の近衛部隊を務めることを誇り...
マリア=テレジア一世がプロテスタント弾圧に消極的だったの...
行政機構としてはオーストリアに統合されたものの、マリア=...
しかし、そんな苦労を知る由もないマリア=テレジア二世は側...
それだけならまだよかったのですが、たまたまその場にいたフ...
この発言はかのマリア=テレジア一世を支え、最も忠誠を尽く...
彼らはマリア=テレジア二世の退位を求めて一斉に蜂起します。
&ref(hun01.png);
これに慌てたのが、ウィーン政府です。
蜂起した民は軍隊でなんとか鎮圧しましたが、不満は簡単に収...
税の徴収を暫定的に削減したり、ハンガリー貴族の特権を強化...
小麦が不作で価格が暴騰し貧民が飢えに苦しんだ時に流れた噂...
噂というのは、国民が飢えに苦しんでいるという上奏に対し、...
今日の研究ではこれは彼女自身の発言ではないということがは...
&ref(p01.png);
これをきっかけに農民暴動が勃発したとき大臣たちは頭を抱え...
実際のマリア=テレジア二世は孤児たちが苦しんでいると聞く...
混乱はこれにとどまりませんでした。
プロテスタント信者が多く、とりわけ不満が大きかったボヘミ...
&ref(b01.png);
ウィーン中央政府はボヘミア領を次々と占領しましたが、いく...
これは自分の領内で殺し合いが起きていると聞いた彼女が珍し...
こうした国内の混乱に対して、ウィーンの中央政府は、いかに...
すなわち外征による華々しい勝利を求めたのです。
標的となったのはまたもフランスでした。
ハプスブルクを失墜させるためにあらゆる手段を尽くしてきた...
そして、ハプスブルク家はマティアス一世の治世以上にフラン...
&ref(ma2.png);
1621年
彼女の治世は、君主が多くの失態を演じても揺るがないほどに...
ハプスブルク家の解釈では、それほどに強い神の加護を受けて...
* [[第5章 プルス・ウルトラ>AAR/華麗なる一族/第5章 プルス...
ページ名: