AAR/伝説の巨人の力/第二次露土戦争 前編 (1775年-1796年
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[[AAR/伝説の巨人の力]]
*目次 [#p038bfb4]
#contents
*回想 [#tb48bb3c]
最早、多くを語るまい。
これまでとは違い
物語の一節が舞台であるからだ。
#ref(http://art61.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/22723...
マルチへの初参加とあって、外交に不慣れであったEnglandは
次々寄せられる意見書や交渉に対し
時間が取れなかったことで、冷ややかな視線を送られ孤立を深...
時同じくして、私は重病を患ってしまい
十分な配慮を果たすことが出来ず、彼の窮状に気が付けずに居...
彼の参加に際して、長く楽しんで貰う為にも
「参加者全員で支えていく」という意見が挙がり支持を集めるが
そんな幻想は脆くも打ち砕かれてしまう。
2日目にして「十分な連絡を取り合えない」「外交的に孤立して...
最後通牒を突きつけられてしまったのだ。
―――――――――――――――――――――――――――――''全体チャット''――――――――――――...
:Ottomans|「これは何ですか...一体何が起きているの...。」
:France|「続 1 0 0 年 戦 争」
:Castile|「これはもう仕方ないんじゃないですか。」
:|Portugalの同盟切ってくれなくて大分まいってましたし。」
:Hansa|「うーん...。」
:France|「まあ宣戦しといて悪いけど、外交が遅れて、ちょっ...
:Morocco|「見てください。これは、酷いリンチですね。」
:Muscovy|「昨日の夜、ヤバイ状況にあるんだって、Englandさ...
:|「こうなっちゃうのも仕方ないっちゃ仕方ないかなぁ。」
:England|「仕方ないんですか。そうですか。」
:|「良く分かりましたよ、ここの人たちのやり口が。」
:Castile|「一番大切な時期で、拡張に支障をきたしていたんで...
:Ottomans|「なんで...。Englandさんは初めての参加で、しか...
:Morocco|「お大事に。((Ottomansが咳でまともにしゃべれずに...
:England|「今回は偵察みたいなもので、軽く遊べれば良いかな...
:|「十分理解できたので離脱します。どういう人たちが居るか...
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――...
彼は辛辣な言葉を残し、ついに戻ることは無かった。
これが外交だというのなら
そんなもの滅んでしまえと呪いさえした。
**遠き日の記憶 [#g47436fa]
かつて、自らの手で葬ってしまった人物を想っていた。
彼は、今マルチのRussiaプレイヤーの師であり
Russiaプレイヤーを見て育った私からは、言わば始祖のような...
ソフト・パワーとハード・パワーを使い分け、複合的な外交指...
多くのことを学び、実践をしていく為に努力を重ねた。
彼が目指した未来は、どのようなものであったか。
他のメンバーに知られている彼の像は、「敏腕外交官」という...
最後に私が見た志はもっと広域的な見立てで後の世を案じてい...
最後の夜、他のプレイヤーとマルチの方向性について激論が交...
ひっそりと胸のうちを明かされることとなった。
―――――――――――――――――――――――――――――某日、深夜――――――――――――――――――...
:Ac??o?|「...では、盛....。 Mem...さんはムードメー.....れ...
:|「......のまま居なく.....し過ぎま...。」
&br;
:???????|「私は今の雰囲気が嫌になった訳ではないのですが、...
:|「もっとワイワイしながら遊びたかった。今更言うのもなん...
:|「これからは、Actionさんが代わりに盛り上げて行ってくだ...
:|「多様な文化があるマルチに、初心者の方も安心して楽しめ...
:Action|「...。」
&br;
&br;
&br;
&br;
&br;
&br;
:Action|「分かりました、Memoさんがお戻りになられる時まで...
:|「精一杯盛り上げて行きたいと思います。」
:|「だから...いつの日か、ご帰還されることを待ち望んでおり...
:Memoire|「Actionさんも、明日があるんだから早く眠りましょ...
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
私はあまりに長い間眠っていたのか。
苦しむ表情を浮かべるプレイヤー達を助けるべく
上からの改革を志したのではなかったのか。
時間を得ながら、あまつさえ先の志を知りながらも
生ける屍として手をこまねくばかりであった。
&br;
&br;
かつて私が羨望の眼差しで見たもう一人の人物、Russiaプレイ...
彼はハード・パワーの暴走を認知しながらも
競争原理促進の観点から、むしろ後ろ盾として育む姿勢を見せ...
危険な水域にある事を忠言した時、人は"Action天魔王"と蔑み
事の重大性から目を背けハード・パワーの跳梁ともなった。
二つの思想の共存が叫ばれ、導き出された答えが排他ならば
この手で終わらせ、すべての認識を再生する他あるまい。
それは、ハードによる支配ではなく、ソフトによる普遍化によ...
かつて系譜を途絶えさせた...。
&br;
&br;
&br;
&br;
&br;
&br;
CENTER:''"スマート・パワー"によって...。''
&br;
&br;
**プロローグ [#hc3e9ef7]
CENTER:''終局を思わせる[[音楽>https://youtu.be/0IEbfDtDaU...
&br;
&br;
CENTER:創世の時代に生まれた"ハード・パワー"と、対を成す"...
&br;
CENTER:古来より、単一の"スマート・パワー"として駆られ
CENTER:創世の歩みに多くの遺産を残した。
&br;
CENTER:しかし、無知な簒奪者達((わ た し た ち で す))によ...
CENTER:力による秩序をもたらすハード・パワー、融和による秩...
CENTER:バラバラに持ち去られてしまった。
&br;
&br;
CENTER:二つに分かたれて以来、創世の時代に倣い近しい二人が...
CENTER:散った火花は多くの者を惹き付ける輝きとなった。
&br;
CENTER:気が遠くなるほどの年月を重ね、始まりの事などすべて...
&br;
CENTER:ただ一言「誕生の刻が訪れた」という予言がもたらされ
CENTER:信じる者達は時代の頂点に君臨するべく、新たな戦いに...
&br;
CENTER:一人、また一人と倒れ行く勇士を余所に
CENTER:かつて簒奪に手を染めた者達による、最終戦争の時が近...
&br;
&br;
CENTER:ソフト・パワーを宿した者は、永き戦乱の中で人々が散...
CENTER:再び一つの力として復活を懇願した。
&br;
CENTER:月日は、人々が無念の死を遂げるのをただ只管に見せ続け
CENTER:彼を人々の最期を見届ける死魔へと変貌させるに至った。
&br;
CENTER:対を成すハード・パワーを宿す者が
CENTER:事態の収拾より推進、共存より排他を選択した時に彼は...
&br;
&br;''―共生は破綻した―''
&br;
&br;そう見限った彼はすべてを終わらせる為
CENTER:傍観者であったこれまでと決別し、対を成す者たちの粛...
&br;
CENTER:ついぞ訪れる事の無かった太平の世を後の世代が実現し...
CENTER:死魔の王...すなわち魔王として、人知れず戦乱の世に...
&br;
*1775年の世界情勢 [#p5fde1e0]
|#ref(http://art1.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/23359...
|#ref(http://art1.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/23359...
|CENTER:統計タブ [[Country>http://art17.photozou.jp/pub/9...
*プレイ前外交 [#p232fe58]
**ポケットの中の戦争 [#u4c8def7]
開始時間が近づき、いつものようにVCへ参加し他のプレイヤー...
外交状態を確認しつつ庶務をこなしていると
Russiaプレイヤーが最初に姿を現した。
―――――――――――――――――――――――――――''全体チャット''――――――――――――――...
:Russia|「やぁやぁ、Ottomansさんじゃないですか。」
:|「一番乗りですか。」
:Ottomans|「そうですね、他のプレイヤーの尻を叩いて、遅れ...
:Russia|「いつも大変そうですね、ご苦労様です。」
:Ottomans|「いえ、それほどでも。」
:Russia|「...。」
:Ottomans|「...。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――...
静寂が続く中、誰一人として姿を現すことはなかった。((諸事...
まるで、最後に互いを確かめ合う為に与えられた時間であるか...
しばらく続いた沈黙の後、ゆっくりとRussiaが口を開いた。
―――――――――――――――――――――――――――''全体チャット''――――――――――――――...
:Russia|「そうそう。私は希望を見出すことが出来ましたよ。」
:Ottomans|「いいじゃないですか。遂にどこかが動く気にでも...
:Russia|「ちょっとね、私も作戦を考えてみたんですよ。」
:|「Ottomansさんには申し訳ないのですが、そう簡単には負け...
:Ottomans|「負けるも何も、第二戦があればですけどね。」
:Russia|「無いんですか?」
:Ottomans|「どうですかね?」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――...
Russiaが揺さぶりを掛けるとしたら、Mughals/Qingらに対して...
差し詰め、現場でOttomansが約束している領土獲得案を不戦の...
寝返るよう勧誘を行ったと見て間違えないだろう。
ともすれば、そんな時限爆弾を放置しておく必要も無いので
Mughals/Qingに確認と侵攻計画の履行を行うことにした。
**揺さぶり [#ne1ffa15]
''注:ここから複数の会話がリアルタイムで交わされていた為...
''全体チャットを&color(#0000ff,#ffffff){''青''};、対Russi...
&color(#990000,#ffffff){―――――――――――――――――――――――――――''対Ru...
:Mughals|&color(#990000,#ffffff){「今ここで話していいのだ...
:Ottomans|&color(#990000,#ffffff){「Kasimirトレードノード...
:Mughals|&color(#990000,#ffffff){「んですね。」};
&color(#000080,#ffffff){―――――――――――――――――――――――――――''全体...
:Ottomans|&color(#000080,#ffffff){「先ほどの作戦について...
:Russia|「&color(#000080,#ffffff){はい?」};
:Ottomans|&color(#000080,#ffffff){「Mughals/Qingさんのど...
&color(#990000,#ffffff){―――――――――――――――――――――――――――''対Ru...
:Mughals|&color(#990000,#ffffff){「PersiaとBasra、チベッ...
:|&color(#990000,#ffffff){「Ottomansに味方したのはRussia/...
&color(#000080,#ffffff){―――――――――――――――――――――――――――''全体...
:Ottomans|&color(#000080,#ffffff){「常套手段ではあると思...
:Russia|&color(#000080,#ffffff){「さて、どうなんでしょう...
:|&color(#000080,#ffffff){「何れにせよ、まだまだ諦めるつ...
&color(#990000,#ffffff){―――――――――――――――――――――――――――''対Ru...
:Mughals|&color(#990000,#ffffff){「現状そちらに味方するほ...
:Ottomans|&color(#990000,#ffffff){「と、なるとQingさんも...
:Qing|&color(#990000,#ffffff){「お口にチャックしなきゃ!...
&color(#000080,#ffffff){―――――――――――――――――――――――――――''全体...
:Ottomans|&color(#000080,#ffffff){「幸い、Qingさんは同盟...
:Russia|&color(#000080,#ffffff){「あれ?私がQingから聞い...
:Ottomans|&color(#000080,#ffffff){「どうなんでしょう?((...
:Russia|&color(#000080,#ffffff){「私がここで負けてしまえ...
&color(#669900,#ffffff){―――――――――――――――――――――――――――''1:1...
:Ottomans|&color(#669900,#ffffff){「ただ一言だけ問わせて...
:Qing|&color(#669900,#ffffff){「Russia戦はこちらの勝利だ...
:|&color(#669900,#ffffff){「Russia戦が終わって今日は終了...
:Ottomans|&color(#669900,#ffffff){「分かりました。」((Qin...
&color(#000080,#ffffff){―――――――――――――――――――――――――――''全体...
:Russia|&color(#000080,#ffffff){「そうなっては、彼を手塩...
:|&color(#000080,#ffffff){「だから...ここで、Ottomansさん...
:Ottomans|&color(#000080,#ffffff){「対策をしていると、Rus...
:Russia|&color(#000080,#ffffff){「...?」};
:Ottomans|&color(#000080,#ffffff){「その対策も済ませてあ...
:Russia|&color(#000080,#ffffff){「えっ...ちょ、Qingさん.....
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――...
Russiaは急激にブレイクダウンしていった。
不幸な事に、その瞬間になって初めて他のプレイヤーが到着し...
―――――――――――――――――――――――――――''全体チャット''――――――――――――――...
:Qing|「こんばn...うぇ!? 何があったんですか一体...。」
:Ottomans|「私が揺さぶったら、揺らしすぎて荒ぶった...。」
:Russia|「私もう抜けていい...?だって、勝ちが決まってるな...
:Hansa|「Hansaはなぁ...Ottomansに逆らえないしなぁ...。」
:Russia|「だって、Ottomansさんは1位を狙ってきてるんですよ...
:Austria|「既に死んでいる国だって居るんですよ(何故か超小...
:Russia|「...もういいですよ、私は覚悟を決めた...決めたぞ...
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――...
覚悟を決めたらしい。
次の戦いの最中に全体チャットに居残り勧誘を続ける事を考え...
介入の可能性は潰えてはいない。
そればかりか、Hansaを筆頭にやる気満々と見える国も散見でき...
引き続き注視する必要があるだろう。
*プレイ中 [#t540c7c9]
**集軍 [#t5772441]
前哨戦を経て、遂に本戦の幕が開けようとしていた。
Qing/Mughals/Ottomansの三ヵ国は、前回とは違い開幕から一斉...
#ref(http://art45.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/22722...
対するRussiaは、前回と変わらずOttomans側に全軍を集結させ...
#ref(http://art61.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/22722...
Ottomansと対峙を続けていたRussiaは、右翼側の一部軍団170k...
東より迫り来るQing/Mughalsを妨害へ向かわせるようだ。
Russiaに動きがあると2ヶ国に通達し、前面の防備を厚くするよ...
#ref(http://art61.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/22722...
まとまった数で運用をしていたQingに対し
Mughalsは消耗を避ける為なのか、6~10kの小隊が多く見受けら...
前線に到達できると判断したRussiaは、強行軍を駆使して行軍...
Mughals領から出撃する本体をすばやくすり抜け、占領中の軍へ...
バラバラにやってきた他の軍団も、壊滅しては次が到着し...と...
逐次投入の様相に徹し、Mughalsの本体が到着するまでに前衛の...
|CENTER:#ref(http://art45.photozou.jp/pub/919/3096919/pho...
|CENTER:Mughals「何ぃ!?」|CENTER:Qing「Mughalsを殺った...
―――――――――――――――――――――――――――''3ヶ国チャット''―――――――――――――...
:Qing|「Mughalsさん大丈夫かな?僕手伝いに行きましょうか?」
:Mughals|「ぐぬぬ...手間をお掛けして申し訳なく...。」
:Ottomans|「すみませんが、(Qingの)手近の軍団を増援に向か...
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――...
Russiaは、Mughals本体が迫っているのを察知し
次なる攻撃目標をQingに定めた。
#ref(http://art53.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/22722...
迎撃体制が整っていたQing前衛を回避
後衛の軍団に目掛けて攻撃を開始した。
プロビ毎の移動時間が長い事((シベリア方面は、1プロビ毎のサ...
後衛の1軍団と増援に駆けつけた2軍団が餌食となった。
Mughalsから寄せられた援軍も虚しく、各個撃破に終始した。
#ref(http://art53.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/22722...
2ヶ国で囲い込む動きを見せるも、Russiaは層の薄い箇所を食い...
MughalsとQingに甚大な被害を与えて西部へ帰還を果たした。
|CENTER:#ref(http://art53.photozou.jp/pub/919/3096919/pho...
|CENTER:Russia「子供の遊びに付き合ってられるか!」|CENTER...
場数が違いすぎて相手にならんか、ならば...!
#ref(http://art61.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/22722...
国境の整地に従事していたOttomansは、遂に北進を開始する。
**戦いの行方 [#g3ef7227]
Russiaが東へこぼれないよう右翼を前進、クリミア北東部を決...
#ref(http://art61.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/22722...
戦端は、Borisoglevskの地で開かれた。
双方共に軍団に余裕があることから、そこへ侵入を阻止せんと
互いに阻止線を構築し激戦を繰り広げられた。
#ref(http://art45.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/22722...
Bahumの戦線からRussiaが撤退し、Ottomansが西から合流を図る...
戦線は西側へ広がる形となった。
#ref(http://art45.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/22722...
右翼の戦場に次々援軍が投じられ
左翼・中央の軍団が右翼に集結した事で、戦いの規模は膨れ上...
#ref(http://art45.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/22722...
3つの戦線のうち、それを接続するVoronezhの戦いでOttomansが...
戦線は2つに分断された。
しかし、Russiaの後衛へ攻撃を加えるほどの余力は無く
BorisoglevskへRussiaが増援を次々突入した事を受け、Voronez...
Borisoglevskでの勝利をもってして、東から迫る友軍との合流...
Voronezhから寄せられた援軍を受け、Borisoglevskの戦いは有...
後一歩で勝利と言ったところで、事件は起きた。
**最後の希望 [#d286ac32]
#ref(http://art53.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/22722...
Moroccoに対し、Japan/Hansa/Franceが宣戦。
海賊行為の禁止が要求された。
その報は、Moroccoの同盟国であるOttomansにも寄せられた。
&br;
&br;
[[AAR/伝説の巨人の力/第二次露土戦争 後編 (1775年-1796年]]...
[[AAR/伝説の巨人の力]]
終了行:
[[AAR/伝説の巨人の力]]
*目次 [#p038bfb4]
#contents
*回想 [#tb48bb3c]
最早、多くを語るまい。
これまでとは違い
物語の一節が舞台であるからだ。
#ref(http://art61.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/22723...
マルチへの初参加とあって、外交に不慣れであったEnglandは
次々寄せられる意見書や交渉に対し
時間が取れなかったことで、冷ややかな視線を送られ孤立を深...
時同じくして、私は重病を患ってしまい
十分な配慮を果たすことが出来ず、彼の窮状に気が付けずに居...
彼の参加に際して、長く楽しんで貰う為にも
「参加者全員で支えていく」という意見が挙がり支持を集めるが
そんな幻想は脆くも打ち砕かれてしまう。
2日目にして「十分な連絡を取り合えない」「外交的に孤立して...
最後通牒を突きつけられてしまったのだ。
―――――――――――――――――――――――――――――''全体チャット''――――――――――――...
:Ottomans|「これは何ですか...一体何が起きているの...。」
:France|「続 1 0 0 年 戦 争」
:Castile|「これはもう仕方ないんじゃないですか。」
:|Portugalの同盟切ってくれなくて大分まいってましたし。」
:Hansa|「うーん...。」
:France|「まあ宣戦しといて悪いけど、外交が遅れて、ちょっ...
:Morocco|「見てください。これは、酷いリンチですね。」
:Muscovy|「昨日の夜、ヤバイ状況にあるんだって、Englandさ...
:|「こうなっちゃうのも仕方ないっちゃ仕方ないかなぁ。」
:England|「仕方ないんですか。そうですか。」
:|「良く分かりましたよ、ここの人たちのやり口が。」
:Castile|「一番大切な時期で、拡張に支障をきたしていたんで...
:Ottomans|「なんで...。Englandさんは初めての参加で、しか...
:Morocco|「お大事に。((Ottomansが咳でまともにしゃべれずに...
:England|「今回は偵察みたいなもので、軽く遊べれば良いかな...
:|「十分理解できたので離脱します。どういう人たちが居るか...
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――...
彼は辛辣な言葉を残し、ついに戻ることは無かった。
これが外交だというのなら
そんなもの滅んでしまえと呪いさえした。
**遠き日の記憶 [#g47436fa]
かつて、自らの手で葬ってしまった人物を想っていた。
彼は、今マルチのRussiaプレイヤーの師であり
Russiaプレイヤーを見て育った私からは、言わば始祖のような...
ソフト・パワーとハード・パワーを使い分け、複合的な外交指...
多くのことを学び、実践をしていく為に努力を重ねた。
彼が目指した未来は、どのようなものであったか。
他のメンバーに知られている彼の像は、「敏腕外交官」という...
最後に私が見た志はもっと広域的な見立てで後の世を案じてい...
最後の夜、他のプレイヤーとマルチの方向性について激論が交...
ひっそりと胸のうちを明かされることとなった。
―――――――――――――――――――――――――――――某日、深夜――――――――――――――――――...
:Ac??o?|「...では、盛....。 Mem...さんはムードメー.....れ...
:|「......のまま居なく.....し過ぎま...。」
&br;
:???????|「私は今の雰囲気が嫌になった訳ではないのですが、...
:|「もっとワイワイしながら遊びたかった。今更言うのもなん...
:|「これからは、Actionさんが代わりに盛り上げて行ってくだ...
:|「多様な文化があるマルチに、初心者の方も安心して楽しめ...
:Action|「...。」
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&br;
&br;
&br;
&br;
:Action|「分かりました、Memoさんがお戻りになられる時まで...
:|「精一杯盛り上げて行きたいと思います。」
:|「だから...いつの日か、ご帰還されることを待ち望んでおり...
:Memoire|「Actionさんも、明日があるんだから早く眠りましょ...
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
私はあまりに長い間眠っていたのか。
苦しむ表情を浮かべるプレイヤー達を助けるべく
上からの改革を志したのではなかったのか。
時間を得ながら、あまつさえ先の志を知りながらも
生ける屍として手をこまねくばかりであった。
&br;
&br;
かつて私が羨望の眼差しで見たもう一人の人物、Russiaプレイ...
彼はハード・パワーの暴走を認知しながらも
競争原理促進の観点から、むしろ後ろ盾として育む姿勢を見せ...
危険な水域にある事を忠言した時、人は"Action天魔王"と蔑み
事の重大性から目を背けハード・パワーの跳梁ともなった。
二つの思想の共存が叫ばれ、導き出された答えが排他ならば
この手で終わらせ、すべての認識を再生する他あるまい。
それは、ハードによる支配ではなく、ソフトによる普遍化によ...
かつて系譜を途絶えさせた...。
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CENTER:''"スマート・パワー"によって...。''
&br;
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**プロローグ [#hc3e9ef7]
CENTER:''終局を思わせる[[音楽>https://youtu.be/0IEbfDtDaU...
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CENTER:創世の時代に生まれた"ハード・パワー"と、対を成す"...
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CENTER:古来より、単一の"スマート・パワー"として駆られ
CENTER:創世の歩みに多くの遺産を残した。
&br;
CENTER:しかし、無知な簒奪者達((わ た し た ち で す))によ...
CENTER:力による秩序をもたらすハード・パワー、融和による秩...
CENTER:バラバラに持ち去られてしまった。
&br;
&br;
CENTER:二つに分かたれて以来、創世の時代に倣い近しい二人が...
CENTER:散った火花は多くの者を惹き付ける輝きとなった。
&br;
CENTER:気が遠くなるほどの年月を重ね、始まりの事などすべて...
&br;
CENTER:ただ一言「誕生の刻が訪れた」という予言がもたらされ
CENTER:信じる者達は時代の頂点に君臨するべく、新たな戦いに...
&br;
CENTER:一人、また一人と倒れ行く勇士を余所に
CENTER:かつて簒奪に手を染めた者達による、最終戦争の時が近...
&br;
&br;
CENTER:ソフト・パワーを宿した者は、永き戦乱の中で人々が散...
CENTER:再び一つの力として復活を懇願した。
&br;
CENTER:月日は、人々が無念の死を遂げるのをただ只管に見せ続け
CENTER:彼を人々の最期を見届ける死魔へと変貌させるに至った。
&br;
CENTER:対を成すハード・パワーを宿す者が
CENTER:事態の収拾より推進、共存より排他を選択した時に彼は...
&br;
&br;''―共生は破綻した―''
&br;
&br;そう見限った彼はすべてを終わらせる為
CENTER:傍観者であったこれまでと決別し、対を成す者たちの粛...
&br;
CENTER:ついぞ訪れる事の無かった太平の世を後の世代が実現し...
CENTER:死魔の王...すなわち魔王として、人知れず戦乱の世に...
&br;
*1775年の世界情勢 [#p5fde1e0]
|#ref(http://art1.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/23359...
|#ref(http://art1.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/23359...
|CENTER:統計タブ [[Country>http://art17.photozou.jp/pub/9...
*プレイ前外交 [#p232fe58]
**ポケットの中の戦争 [#u4c8def7]
開始時間が近づき、いつものようにVCへ参加し他のプレイヤー...
外交状態を確認しつつ庶務をこなしていると
Russiaプレイヤーが最初に姿を現した。
―――――――――――――――――――――――――――''全体チャット''――――――――――――――...
:Russia|「やぁやぁ、Ottomansさんじゃないですか。」
:|「一番乗りですか。」
:Ottomans|「そうですね、他のプレイヤーの尻を叩いて、遅れ...
:Russia|「いつも大変そうですね、ご苦労様です。」
:Ottomans|「いえ、それほどでも。」
:Russia|「...。」
:Ottomans|「...。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――...
静寂が続く中、誰一人として姿を現すことはなかった。((諸事...
まるで、最後に互いを確かめ合う為に与えられた時間であるか...
しばらく続いた沈黙の後、ゆっくりとRussiaが口を開いた。
―――――――――――――――――――――――――――''全体チャット''――――――――――――――...
:Russia|「そうそう。私は希望を見出すことが出来ましたよ。」
:Ottomans|「いいじゃないですか。遂にどこかが動く気にでも...
:Russia|「ちょっとね、私も作戦を考えてみたんですよ。」
:|「Ottomansさんには申し訳ないのですが、そう簡単には負け...
:Ottomans|「負けるも何も、第二戦があればですけどね。」
:Russia|「無いんですか?」
:Ottomans|「どうですかね?」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――...
Russiaが揺さぶりを掛けるとしたら、Mughals/Qingらに対して...
差し詰め、現場でOttomansが約束している領土獲得案を不戦の...
寝返るよう勧誘を行ったと見て間違えないだろう。
ともすれば、そんな時限爆弾を放置しておく必要も無いので
Mughals/Qingに確認と侵攻計画の履行を行うことにした。
**揺さぶり [#ne1ffa15]
''注:ここから複数の会話がリアルタイムで交わされていた為...
''全体チャットを&color(#0000ff,#ffffff){''青''};、対Russi...
&color(#990000,#ffffff){―――――――――――――――――――――――――――''対Ru...
:Mughals|&color(#990000,#ffffff){「今ここで話していいのだ...
:Ottomans|&color(#990000,#ffffff){「Kasimirトレードノード...
:Mughals|&color(#990000,#ffffff){「んですね。」};
&color(#000080,#ffffff){―――――――――――――――――――――――――――''全体...
:Ottomans|&color(#000080,#ffffff){「先ほどの作戦について...
:Russia|「&color(#000080,#ffffff){はい?」};
:Ottomans|&color(#000080,#ffffff){「Mughals/Qingさんのど...
&color(#990000,#ffffff){―――――――――――――――――――――――――――''対Ru...
:Mughals|&color(#990000,#ffffff){「PersiaとBasra、チベッ...
:|&color(#990000,#ffffff){「Ottomansに味方したのはRussia/...
&color(#000080,#ffffff){―――――――――――――――――――――――――――''全体...
:Ottomans|&color(#000080,#ffffff){「常套手段ではあると思...
:Russia|&color(#000080,#ffffff){「さて、どうなんでしょう...
:|&color(#000080,#ffffff){「何れにせよ、まだまだ諦めるつ...
&color(#990000,#ffffff){―――――――――――――――――――――――――――''対Ru...
:Mughals|&color(#990000,#ffffff){「現状そちらに味方するほ...
:Ottomans|&color(#990000,#ffffff){「と、なるとQingさんも...
:Qing|&color(#990000,#ffffff){「お口にチャックしなきゃ!...
&color(#000080,#ffffff){―――――――――――――――――――――――――――''全体...
:Ottomans|&color(#000080,#ffffff){「幸い、Qingさんは同盟...
:Russia|&color(#000080,#ffffff){「あれ?私がQingから聞い...
:Ottomans|&color(#000080,#ffffff){「どうなんでしょう?((...
:Russia|&color(#000080,#ffffff){「私がここで負けてしまえ...
&color(#669900,#ffffff){―――――――――――――――――――――――――――''1:1...
:Ottomans|&color(#669900,#ffffff){「ただ一言だけ問わせて...
:Qing|&color(#669900,#ffffff){「Russia戦はこちらの勝利だ...
:|&color(#669900,#ffffff){「Russia戦が終わって今日は終了...
:Ottomans|&color(#669900,#ffffff){「分かりました。」((Qin...
&color(#000080,#ffffff){―――――――――――――――――――――――――――''全体...
:Russia|&color(#000080,#ffffff){「そうなっては、彼を手塩...
:|&color(#000080,#ffffff){「だから...ここで、Ottomansさん...
:Ottomans|&color(#000080,#ffffff){「対策をしていると、Rus...
:Russia|&color(#000080,#ffffff){「...?」};
:Ottomans|&color(#000080,#ffffff){「その対策も済ませてあ...
:Russia|&color(#000080,#ffffff){「えっ...ちょ、Qingさん.....
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――...
Russiaは急激にブレイクダウンしていった。
不幸な事に、その瞬間になって初めて他のプレイヤーが到着し...
―――――――――――――――――――――――――――''全体チャット''――――――――――――――...
:Qing|「こんばn...うぇ!? 何があったんですか一体...。」
:Ottomans|「私が揺さぶったら、揺らしすぎて荒ぶった...。」
:Russia|「私もう抜けていい...?だって、勝ちが決まってるな...
:Hansa|「Hansaはなぁ...Ottomansに逆らえないしなぁ...。」
:Russia|「だって、Ottomansさんは1位を狙ってきてるんですよ...
:Austria|「既に死んでいる国だって居るんですよ(何故か超小...
:Russia|「...もういいですよ、私は覚悟を決めた...決めたぞ...
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――...
覚悟を決めたらしい。
次の戦いの最中に全体チャットに居残り勧誘を続ける事を考え...
介入の可能性は潰えてはいない。
そればかりか、Hansaを筆頭にやる気満々と見える国も散見でき...
引き続き注視する必要があるだろう。
*プレイ中 [#t540c7c9]
**集軍 [#t5772441]
前哨戦を経て、遂に本戦の幕が開けようとしていた。
Qing/Mughals/Ottomansの三ヵ国は、前回とは違い開幕から一斉...
#ref(http://art45.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/22722...
対するRussiaは、前回と変わらずOttomans側に全軍を集結させ...
#ref(http://art61.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/22722...
Ottomansと対峙を続けていたRussiaは、右翼側の一部軍団170k...
東より迫り来るQing/Mughalsを妨害へ向かわせるようだ。
Russiaに動きがあると2ヶ国に通達し、前面の防備を厚くするよ...
#ref(http://art61.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/22722...
まとまった数で運用をしていたQingに対し
Mughalsは消耗を避ける為なのか、6~10kの小隊が多く見受けら...
前線に到達できると判断したRussiaは、強行軍を駆使して行軍...
Mughals領から出撃する本体をすばやくすり抜け、占領中の軍へ...
バラバラにやってきた他の軍団も、壊滅しては次が到着し...と...
逐次投入の様相に徹し、Mughalsの本体が到着するまでに前衛の...
|CENTER:#ref(http://art45.photozou.jp/pub/919/3096919/pho...
|CENTER:Mughals「何ぃ!?」|CENTER:Qing「Mughalsを殺った...
―――――――――――――――――――――――――――''3ヶ国チャット''―――――――――――――...
:Qing|「Mughalsさん大丈夫かな?僕手伝いに行きましょうか?」
:Mughals|「ぐぬぬ...手間をお掛けして申し訳なく...。」
:Ottomans|「すみませんが、(Qingの)手近の軍団を増援に向か...
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――...
Russiaは、Mughals本体が迫っているのを察知し
次なる攻撃目標をQingに定めた。
#ref(http://art53.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/22722...
迎撃体制が整っていたQing前衛を回避
後衛の軍団に目掛けて攻撃を開始した。
プロビ毎の移動時間が長い事((シベリア方面は、1プロビ毎のサ...
後衛の1軍団と増援に駆けつけた2軍団が餌食となった。
Mughalsから寄せられた援軍も虚しく、各個撃破に終始した。
#ref(http://art53.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/22722...
2ヶ国で囲い込む動きを見せるも、Russiaは層の薄い箇所を食い...
MughalsとQingに甚大な被害を与えて西部へ帰還を果たした。
|CENTER:#ref(http://art53.photozou.jp/pub/919/3096919/pho...
|CENTER:Russia「子供の遊びに付き合ってられるか!」|CENTER...
場数が違いすぎて相手にならんか、ならば...!
#ref(http://art61.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/22722...
国境の整地に従事していたOttomansは、遂に北進を開始する。
**戦いの行方 [#g3ef7227]
Russiaが東へこぼれないよう右翼を前進、クリミア北東部を決...
#ref(http://art61.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/22722...
戦端は、Borisoglevskの地で開かれた。
双方共に軍団に余裕があることから、そこへ侵入を阻止せんと
互いに阻止線を構築し激戦を繰り広げられた。
#ref(http://art45.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/22722...
Bahumの戦線からRussiaが撤退し、Ottomansが西から合流を図る...
戦線は西側へ広がる形となった。
#ref(http://art45.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/22722...
右翼の戦場に次々援軍が投じられ
左翼・中央の軍団が右翼に集結した事で、戦いの規模は膨れ上...
#ref(http://art45.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/22722...
3つの戦線のうち、それを接続するVoronezhの戦いでOttomansが...
戦線は2つに分断された。
しかし、Russiaの後衛へ攻撃を加えるほどの余力は無く
BorisoglevskへRussiaが増援を次々突入した事を受け、Voronez...
Borisoglevskでの勝利をもってして、東から迫る友軍との合流...
Voronezhから寄せられた援軍を受け、Borisoglevskの戦いは有...
後一歩で勝利と言ったところで、事件は起きた。
**最後の希望 [#d286ac32]
#ref(http://art53.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/22722...
Moroccoに対し、Japan/Hansa/Franceが宣戦。
海賊行為の禁止が要求された。
その報は、Moroccoの同盟国であるOttomansにも寄せられた。
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[[AAR/伝説の巨人の力/第二次露土戦争 後編 (1775年-1796年]]...
[[AAR/伝説の巨人の力]]
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