AAR/遥かなる黄金郷/No.6 両雄激突
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*両雄激突 [#h784b204] **マリク・アレクサンドル・ケイタの即位(1496) [#d7870b5d] 1496年、マリ王国で即位したマリク・ムハンマド・ケイタ1世は、それまでの軟弱な王と異なり、好戦的な国王であった。マリ王国全盛期の英雄叙事詩を聴くのがなにより好きであったこの王は、自分の治世で昔の版図を取り戻すのが使命だと考えた。 |#ref(./1496_Malik_Keita.jpg,80%)| |CENTER:どんだけ欲しいんだか。| そこで兵士に国境をわざと越境させ、挑発させる行為が増えた。両国の関係は急速に悪化していった。 |#ref(./border_friction.jpg,80%)| |CENTER:国境緊張| いまだマリ王国の国力は高く、攻め込まれては勝てないと考えたスルタン・スンニ・イサクは、1499年、マムルーク王朝とアルジェリアと相次いで軍事同盟を締結した。これにより、ソンガイ帝国とマリ王国の両国との間で微妙な均衡が保たれていた。 **開戦(1509) [#d3184e0c] 1509年、スペイン、ポルトガル、フランス連合軍は、アルジェリアに宣戦布告を行った。アルジェリアからは、すぐさまソンガイ帝国に援軍要請が入ったが、宮廷はこれを断った。先年のハルン・ケイタの見聞録「航海と旅について」の中に、スペインは馬でも近づけない「大砲」という見たこともない武器を持っており、すぐに皆殺しにされてしまう、という記述があり、スペイン軍の軍事力の高さを誰もが知っていたのだ。 |#ref(./1509_call.jpg,90%)| |CENTER:援軍要請| しかし、同盟解消直後に、卑劣なるマリ王国は軍事力上優位に立ったと判断、ソンガイ帝国に宣戦布告した。ソンガイ帝国はマムルーク王朝に救援を求めたが、オスマン帝国と交戦中であり援軍を送る余裕がないと断られてしまった。かくして、ソンガイ帝国は単独でマリ王国に対峙しなければならなくなったのである。 |#ref(./WAR.jpg,90%)| |CENTER:開戦| #br |>|>|>|>|>|>|CENTER:両国軍事比較| |国名|歩兵|騎兵|砲兵|人的資源|合計|上限| |ソンガイ|RIGHT:10,000|RIGHT:3,000|RIGHT:0|RIGHT:20,710|RIGHT:13,000|RIGHT:13| |マリ|RIGHT:18,000|RIGHT:7,000|RIGHT:0|RIGHT:19,610|RIGHT:25,000|RIGHT:19| #br 圧倒的に不利な状況に、スンニ・イサクは、 「いまや帝国の存亡がかかっている。借金をしまくってでも傭兵を雇え。」 と命令し、国軍と同数の傭兵を募集させ、首都ガオに配置した。数の力で押し切れると踏んでいたマリ王国軍は、ソンガイ帝国領に侵攻するのをためらい、両軍は国境を挟んで対峙した。ただ、寄せ集めの軍隊だけに、毎月借金は雪だるま式に膨らんでいった。もはや、なんの戦果もなしに戦争を終結させるわけにはいかない状況である。 |#ref(./1510.jpg,80%)| |CENTER:両軍対峙| スンニ・イサクは、ソンガイ帝国軍の半数をデンディに移動させ、おびき出し作戦をとった。騙されたマリ王国軍はソンガイ帝国領タッドメッカに侵攻した。そこで、ソンガイ帝国軍はガオとデンディから挟撃作戦をとったのだが・・・。 「ガオ方面軍は敗退、現在、ベニンに撤退中です。」 首脳部は真っ青になった。このまま各個撃破されれば帝国全土の蹂躙は確定である。 そんなソンガイ帝国に味方をしたのは、サハラ砂漠を照りつける灼熱の太陽であった。タッドメッカを包囲したマリ王国軍の損耗率は、暑さのため15%にものぼる有様であった。ばたばたと人が倒れていく中、ソンガイ帝国軍は首都ガオに軍隊を集結させ、再度軍備を整えた。1512年、装備と気力の充実したソンガイ帝国軍の前に、マリ王国軍はもはや敵ではなく、タッドメッカから追い出した。 |#ref(./1512.jpg,85%)| |CENTER:両軍侵攻図1| #br |#ref(./1512_2.jpg,85%)| |CENTER:両軍侵攻図2| ソンガイ帝国軍はそのまま追撃に移り、マリ王国の首都ブレでマリ王国軍を全滅させた。1513年、ティンブクトゥとマッシナが陥落すると、両都市の譲渡をもって戦争は終結した。戦争終結に要した総借入額は1,712ディナール、この巨額の負債がその後ソンガイ帝国の大きな足枷となっていくのである。 ---- 「[[No.7 黄金時代>AAR/遥かなる黄金郷/No.7 黄金時代]]」につづく [[目次>AAR/遥かなる黄金郷]]にもどる
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*両雄激突 [#h784b204] **マリク・アレクサンドル・ケイタの即位(1496) [#d7870b5d] 1496年、マリ王国で即位したマリク・ムハンマド・ケイタ1世は、それまでの軟弱な王と異なり、好戦的な国王であった。マリ王国全盛期の英雄叙事詩を聴くのがなにより好きであったこの王は、自分の治世で昔の版図を取り戻すのが使命だと考えた。 |#ref(./1496_Malik_Keita.jpg,80%)| |CENTER:どんだけ欲しいんだか。| そこで兵士に国境をわざと越境させ、挑発させる行為が増えた。両国の関係は急速に悪化していった。 |#ref(./border_friction.jpg,80%)| |CENTER:国境緊張| いまだマリ王国の国力は高く、攻め込まれては勝てないと考えたスルタン・スンニ・イサクは、1499年、マムルーク王朝とアルジェリアと相次いで軍事同盟を締結した。これにより、ソンガイ帝国とマリ王国の両国との間で微妙な均衡が保たれていた。 **開戦(1509) [#d3184e0c] 1509年、スペイン、ポルトガル、フランス連合軍は、アルジェリアに宣戦布告を行った。アルジェリアからは、すぐさまソンガイ帝国に援軍要請が入ったが、宮廷はこれを断った。先年のハルン・ケイタの見聞録「航海と旅について」の中に、スペインは馬でも近づけない「大砲」という見たこともない武器を持っており、すぐに皆殺しにされてしまう、という記述があり、スペイン軍の軍事力の高さを誰もが知っていたのだ。 |#ref(./1509_call.jpg,90%)| |CENTER:援軍要請| しかし、同盟解消直後に、卑劣なるマリ王国は軍事力上優位に立ったと判断、ソンガイ帝国に宣戦布告した。ソンガイ帝国はマムルーク王朝に救援を求めたが、オスマン帝国と交戦中であり援軍を送る余裕がないと断られてしまった。かくして、ソンガイ帝国は単独でマリ王国に対峙しなければならなくなったのである。 |#ref(./WAR.jpg,90%)| |CENTER:開戦| #br |>|>|>|>|>|>|CENTER:両国軍事比較| |国名|歩兵|騎兵|砲兵|人的資源|合計|上限| |ソンガイ|RIGHT:10,000|RIGHT:3,000|RIGHT:0|RIGHT:20,710|RIGHT:13,000|RIGHT:13| |マリ|RIGHT:18,000|RIGHT:7,000|RIGHT:0|RIGHT:19,610|RIGHT:25,000|RIGHT:19| #br 圧倒的に不利な状況に、スンニ・イサクは、 「いまや帝国の存亡がかかっている。借金をしまくってでも傭兵を雇え。」 と命令し、国軍と同数の傭兵を募集させ、首都ガオに配置した。数の力で押し切れると踏んでいたマリ王国軍は、ソンガイ帝国領に侵攻するのをためらい、両軍は国境を挟んで対峙した。ただ、寄せ集めの軍隊だけに、毎月借金は雪だるま式に膨らんでいった。もはや、なんの戦果もなしに戦争を終結させるわけにはいかない状況である。 |#ref(./1510.jpg,80%)| |CENTER:両軍対峙| スンニ・イサクは、ソンガイ帝国軍の半数をデンディに移動させ、おびき出し作戦をとった。騙されたマリ王国軍はソンガイ帝国領タッドメッカに侵攻した。そこで、ソンガイ帝国軍はガオとデンディから挟撃作戦をとったのだが・・・。 「ガオ方面軍は敗退、現在、ベニンに撤退中です。」 首脳部は真っ青になった。このまま各個撃破されれば帝国全土の蹂躙は確定である。 そんなソンガイ帝国に味方をしたのは、サハラ砂漠を照りつける灼熱の太陽であった。タッドメッカを包囲したマリ王国軍の損耗率は、暑さのため15%にものぼる有様であった。ばたばたと人が倒れていく中、ソンガイ帝国軍は首都ガオに軍隊を集結させ、再度軍備を整えた。1512年、装備と気力の充実したソンガイ帝国軍の前に、マリ王国軍はもはや敵ではなく、タッドメッカから追い出した。 |#ref(./1512.jpg,85%)| |CENTER:両軍侵攻図1| #br |#ref(./1512_2.jpg,85%)| |CENTER:両軍侵攻図2| ソンガイ帝国軍はそのまま追撃に移り、マリ王国の首都ブレでマリ王国軍を全滅させた。1513年、ティンブクトゥとマッシナが陥落すると、両都市の譲渡をもって戦争は終結した。戦争終結に要した総借入額は1,712ディナール、この巨額の負債がその後ソンガイ帝国の大きな足枷となっていくのである。 ---- 「[[No.7 黄金時代>AAR/遥かなる黄金郷/No.7 黄金時代]]」につづく [[目次>AAR/遥かなる黄金郷]]にもどる
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1496_Malik_Keita.jpg
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