AAR/遥かなる黄金郷/No.1 帝国再興
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*帝国再興 [#jbdc1f1d] #contents **遥かなる黄金郷~ある老人と少年の会話より~ [#y695bb29] 「じいちゃん、あのラクダに乗った人たちはどこへ行くの?」 「あれはティンブクトゥに向かう隊商の列じゃ。ティンブクトゥには、黄金、塩、象牙、珍しい食べ物、この世のあらゆる物が集まっているという話じゃ。」 「じいちゃん、おれもティンブクトゥに行ってみたいよ。」 「ティンブクトゥは隣のマリ王国の領土じゃ。ソンガイ帝国で出入りを許されているのは、大商人アブ・バク・ゼルボだけじゃ。」 「でも、遠い国の人だって行き来してるよ。」 「それは遠くから珍しい商品を持ってくるからじゃ。わしらも南の象牙海岸の産物でも持ってこれれば話は別じゃが。」 「じゃあ、おれは象牙海岸の商人になる!」 「ばかをお言いでない。南は諸族が多く辿りつけはすまいて。さあさ、油を売るのはこれくらいにして、そろそろ水汲みに行っておいで。」 「えー、めんどくさいな・・・。」 少年はぶつぶつ言いながら甕を頭に載せて出かけた。残った老人はつぶやいた。 「・・・あるいは、ソンガイ帝国がティンブクトゥを征服するかじゃ。」 **スンニ・マラカナの治世(1444-(Age64-), 2/0/2) [#o018e888] ***マリ王国との同盟(1444年) [#ja16af08] 「では、よろしく頼むぞ。」 スルタン・スンニ・マラカナは、外交官に書簡を手渡した。それは、隣国マリ王国との同盟締結文書であった。 約120年前、ガオの地はマリ王国のマンサ・ムサに征服され、旧ソンガイ帝国はマリ王国の支配下に置かれた。しかし、近年、マリ王国内部でいざこざが絶えず地方に目を向ける余裕がなくなったため、スンニ・マラカナはどさくさに紛れてガオ周辺を制圧しソンガイ帝国を再興したのだ。とはいえ、マリ帝国はまだまだ強大である。ここは同盟者の顔をしながら国の存続を図るのが賢明なやり方と言えよう。 マリ王国は同盟を受諾した。翌月、スンニ・マラカナは友好の証として娘を隣国に嫁がせた。 ***スンニ派の布教(1444-49年) [#u6aa216a] イスラム教は交易を通じてソンガイ帝国に徐々に広まってきた。スンニ・マラカナ自身は熱心なスンニ派信者ではなかったが、国を統治するのにイスラムの教えは役に立つと考えた。しかし、64%の国民は昔ながらの土着信仰を信仰しており、特に首都ガオの住民にイスラム教は浸透していなかった。そこで、スンニ・マラカナは、首都ガオにイスラム指導者を招き布教に力を入れることにした。 |#ref(./1444_religion.jpg,80%)| 「国を安定させるのが一番重要である。」 スンニ・マラカナは、その統治力を国を安定化させることに使った。また、60歳を過ぎてなお、自ら軍隊を指揮して首都ガオの見回りを行ったという。 しかし、スンニ・マラカナは統治の手段としてイスラム教を利用しようと考えただけであり、自らの振る舞いは真のスンニ派教徒とはほど遠いものであった。1446年、スンニ・マラカナの態度を快く思わなかったイスラム指導者との間で意見の対立が起こった。スンニ・マラカナはイスラム指導者の意見を無視したため、布教はなかなか進まなかったという。 |#ref(./1446_lose_piety.jpg,95%)| |CENTER:Unhappiness Among the Clergy((注1:≪Unhappiness Among the Clergy≫ イスラム教の宗教関係イベントか? 要求を無視するとPiety(信仰心)が10減少する代わりにprestige(国威)が10増加する。逆に賛成した場合はPietyが10増加する代わりにprestigeが25減少する。)) また、布教費用は月0.21ダカットかかった。月間収益が1.33ダカットに過ぎないソンガイ帝国にとっては、ばかにならない費用であった。さらに、スンニ・マラカナはイスラム指導者に免税特権を与えていた。赤字体質の国政運営を憂いた臣下からは、免税特権を取りやめ課税するよう進言されたが、スンニ・マラカナは、 「その一線は超えられない。」 と拒否したという。 |#ref(./1446_gain_piety.jpg,95%)| |CENTER:Collecting Taxes((注2:≪Collecting Taxes≫イスラム教の宗教関係イベントか? Noを選ぶとPiety(信仰心)が25増加、prestige(国威)が10増加する。Yesを選ぶとPietyとprestigeが減少する代わりに現金が入る。))| 紆余曲折あったものの、1449年、首都ガオの住民の全てがスンニ派に改宗した。 **1444年の状況解説 [#l36c1e8d] ***周辺国の地理 [#ae41eaa2] |#ref(./1444_map.jpg,80%)| #clear ***周辺国の概況 [#mbb2ea28] スタート直後のソンガイ帝国は実に弱小国である。国土は3州しか保有しておらず、軍事力などマリ王国の1/3以下である。史実では、この時期にマリ王国の首都を攻撃したらしいが、とてもそんなことができる状態ではない。何事も地道にということか。 |国名|収入|州数|>|>|技術レベル|>|>|>|>|陸軍| |~|~|~|統治|外交|軍事|歩兵|騎兵|砲兵|人的資源|合計|h |ソンガイ|RIGHT:1.33|RIGHT:3|RIGHT:1|RIGHT:1|RIGHT:1|RIGHT:3,000|RIGHT:1,000|RIGHT:0|RIGHT:9,950|RIGHT:4,000| |マリ|RIGHT:11.61|RIGHT:11|RIGHT:1|RIGHT:1|RIGHT:1|RIGHT:10,000|RIGHT:3,000|RIGHT:0|RIGHT:12,447|RIGHT:13,000| |ハウサ|RIGHT:1.62|RIGHT:7|RIGHT:1|RIGHT:1|RIGHT:1|RIGHT:4,000|RIGHT:1,000|RIGHT:0|RIGHT:12,731|RIGHT:5,000| |カネム・ボルム|RIGHT:0.66|RIGHT:5|RIGHT:1|RIGHT:1|RIGHT:1|RIGHT:3,000|RIGHT:0|RIGHT:0|RIGHT:9,960|RIGHT:3,000| #clear ***交易の概況 [#t97aa6c2] 首都ガオの所属するトレードノートは「ティンブクトゥ」になる。 このトレードノートはマリ王国の交易比率が高い。 理由は、下記のトレードノート「ティンブクトゥ」におけるトレードパワーの表を見てほしい。 ティンブクトゥ州1州で非常に高いトレードパワーを有しているのが分かる。さすがは「黄金郷」と言われただけのことはある。 |国名|交易収入|交易力合計|占有率|州名| |ソンガイ|RIGHT:0.13|RIGHT:3.6|RIGHT:10%|ガオ/タドメッカ/デンディ| |マリ|RIGHT:0.36|RIGHT:27.6|RIGHT:31%|ティンブクトゥ| |ハウサ|RIGHT:0|RIGHT:3.6|RIGHT:4%|ゴビール/カツィナ/カノ| |カネム・ボルム|RIGHT:0.13|RIGHT:4.8|RIGHT:12%|ボルノ/カネム/ダマガラム/マンダラ/バギルミ| ところで、老人と少年の会話中、象牙海岸の産物をうんちくというくだりがあるが、トレードノート「象牙海岸」は交易範囲外にあり商人を送ることはできない。(外交レベル1の交易範囲は100、トレードノート「象牙海岸」は203の位置にあるため。) |#ref(./1444_trade.jpg,80%)| |CENTER:象牙海岸って結構近いんですけどね| #clear ---- 「[[No.2 東方遠征>AAR/遥かなる黄金郷/No.2 東方遠征]]」にすすむ [[目次>AAR/遥かなる黄金郷]]にもどる
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*帝国再興 [#jbdc1f1d] #contents **遥かなる黄金郷~ある老人と少年の会話より~ [#y695bb29] 「じいちゃん、あのラクダに乗った人たちはどこへ行くの?」 「あれはティンブクトゥに向かう隊商の列じゃ。ティンブクトゥには、黄金、塩、象牙、珍しい食べ物、この世のあらゆる物が集まっているという話じゃ。」 「じいちゃん、おれもティンブクトゥに行ってみたいよ。」 「ティンブクトゥは隣のマリ王国の領土じゃ。ソンガイ帝国で出入りを許されているのは、大商人アブ・バク・ゼルボだけじゃ。」 「でも、遠い国の人だって行き来してるよ。」 「それは遠くから珍しい商品を持ってくるからじゃ。わしらも南の象牙海岸の産物でも持ってこれれば話は別じゃが。」 「じゃあ、おれは象牙海岸の商人になる!」 「ばかをお言いでない。南は諸族が多く辿りつけはすまいて。さあさ、油を売るのはこれくらいにして、そろそろ水汲みに行っておいで。」 「えー、めんどくさいな・・・。」 少年はぶつぶつ言いながら甕を頭に載せて出かけた。残った老人はつぶやいた。 「・・・あるいは、ソンガイ帝国がティンブクトゥを征服するかじゃ。」 **スンニ・マラカナの治世(1444-(Age64-), 2/0/2) [#o018e888] ***マリ王国との同盟(1444年) [#ja16af08] 「では、よろしく頼むぞ。」 スルタン・スンニ・マラカナは、外交官に書簡を手渡した。それは、隣国マリ王国との同盟締結文書であった。 約120年前、ガオの地はマリ王国のマンサ・ムサに征服され、旧ソンガイ帝国はマリ王国の支配下に置かれた。しかし、近年、マリ王国内部でいざこざが絶えず地方に目を向ける余裕がなくなったため、スンニ・マラカナはどさくさに紛れてガオ周辺を制圧しソンガイ帝国を再興したのだ。とはいえ、マリ帝国はまだまだ強大である。ここは同盟者の顔をしながら国の存続を図るのが賢明なやり方と言えよう。 マリ王国は同盟を受諾した。翌月、スンニ・マラカナは友好の証として娘を隣国に嫁がせた。 ***スンニ派の布教(1444-49年) [#u6aa216a] イスラム教は交易を通じてソンガイ帝国に徐々に広まってきた。スンニ・マラカナ自身は熱心なスンニ派信者ではなかったが、国を統治するのにイスラムの教えは役に立つと考えた。しかし、64%の国民は昔ながらの土着信仰を信仰しており、特に首都ガオの住民にイスラム教は浸透していなかった。そこで、スンニ・マラカナは、首都ガオにイスラム指導者を招き布教に力を入れることにした。 |#ref(./1444_religion.jpg,80%)| 「国を安定させるのが一番重要である。」 スンニ・マラカナは、その統治力を国を安定化させることに使った。また、60歳を過ぎてなお、自ら軍隊を指揮して首都ガオの見回りを行ったという。 しかし、スンニ・マラカナは統治の手段としてイスラム教を利用しようと考えただけであり、自らの振る舞いは真のスンニ派教徒とはほど遠いものであった。1446年、スンニ・マラカナの態度を快く思わなかったイスラム指導者との間で意見の対立が起こった。スンニ・マラカナはイスラム指導者の意見を無視したため、布教はなかなか進まなかったという。 |#ref(./1446_lose_piety.jpg,95%)| |CENTER:Unhappiness Among the Clergy((注1:≪Unhappiness Among the Clergy≫ イスラム教の宗教関係イベントか? 要求を無視するとPiety(信仰心)が10減少する代わりにprestige(国威)が10増加する。逆に賛成した場合はPietyが10増加する代わりにprestigeが25減少する。)) また、布教費用は月0.21ダカットかかった。月間収益が1.33ダカットに過ぎないソンガイ帝国にとっては、ばかにならない費用であった。さらに、スンニ・マラカナはイスラム指導者に免税特権を与えていた。赤字体質の国政運営を憂いた臣下からは、免税特権を取りやめ課税するよう進言されたが、スンニ・マラカナは、 「その一線は超えられない。」 と拒否したという。 |#ref(./1446_gain_piety.jpg,95%)| |CENTER:Collecting Taxes((注2:≪Collecting Taxes≫イスラム教の宗教関係イベントか? Noを選ぶとPiety(信仰心)が25増加、prestige(国威)が10増加する。Yesを選ぶとPietyとprestigeが減少する代わりに現金が入る。))| 紆余曲折あったものの、1449年、首都ガオの住民の全てがスンニ派に改宗した。 **1444年の状況解説 [#l36c1e8d] ***周辺国の地理 [#ae41eaa2] |#ref(./1444_map.jpg,80%)| #clear ***周辺国の概況 [#mbb2ea28] スタート直後のソンガイ帝国は実に弱小国である。国土は3州しか保有しておらず、軍事力などマリ王国の1/3以下である。史実では、この時期にマリ王国の首都を攻撃したらしいが、とてもそんなことができる状態ではない。何事も地道にということか。 |国名|収入|州数|>|>|技術レベル|>|>|>|>|陸軍| |~|~|~|統治|外交|軍事|歩兵|騎兵|砲兵|人的資源|合計|h |ソンガイ|RIGHT:1.33|RIGHT:3|RIGHT:1|RIGHT:1|RIGHT:1|RIGHT:3,000|RIGHT:1,000|RIGHT:0|RIGHT:9,950|RIGHT:4,000| |マリ|RIGHT:11.61|RIGHT:11|RIGHT:1|RIGHT:1|RIGHT:1|RIGHT:10,000|RIGHT:3,000|RIGHT:0|RIGHT:12,447|RIGHT:13,000| |ハウサ|RIGHT:1.62|RIGHT:7|RIGHT:1|RIGHT:1|RIGHT:1|RIGHT:4,000|RIGHT:1,000|RIGHT:0|RIGHT:12,731|RIGHT:5,000| |カネム・ボルム|RIGHT:0.66|RIGHT:5|RIGHT:1|RIGHT:1|RIGHT:1|RIGHT:3,000|RIGHT:0|RIGHT:0|RIGHT:9,960|RIGHT:3,000| #clear ***交易の概況 [#t97aa6c2] 首都ガオの所属するトレードノートは「ティンブクトゥ」になる。 このトレードノートはマリ王国の交易比率が高い。 理由は、下記のトレードノート「ティンブクトゥ」におけるトレードパワーの表を見てほしい。 ティンブクトゥ州1州で非常に高いトレードパワーを有しているのが分かる。さすがは「黄金郷」と言われただけのことはある。 |国名|交易収入|交易力合計|占有率|州名| |ソンガイ|RIGHT:0.13|RIGHT:3.6|RIGHT:10%|ガオ/タドメッカ/デンディ| |マリ|RIGHT:0.36|RIGHT:27.6|RIGHT:31%|ティンブクトゥ| |ハウサ|RIGHT:0|RIGHT:3.6|RIGHT:4%|ゴビール/カツィナ/カノ| |カネム・ボルム|RIGHT:0.13|RIGHT:4.8|RIGHT:12%|ボルノ/カネム/ダマガラム/マンダラ/バギルミ| ところで、老人と少年の会話中、象牙海岸の産物をうんちくというくだりがあるが、トレードノート「象牙海岸」は交易範囲外にあり商人を送ることはできない。(外交レベル1の交易範囲は100、トレードノート「象牙海岸」は203の位置にあるため。) |#ref(./1444_trade.jpg,80%)| |CENTER:象牙海岸って結構近いんですけどね| #clear ---- 「[[No.2 東方遠征>AAR/遥かなる黄金郷/No.2 東方遠征]]」にすすむ [[目次>AAR/遥かなる黄金郷]]にもどる
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