AAR/ビーバーの共和国/まったりエコノミスト
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[[ビーバーの共和国>AAR/ビーバーの共和国]] *まったりエコノミスト [#m7af462f] 遅くなってしまい申し訳ないです 前回から随分と間が空いてしまいましたが、実はゲーム内でもほとんど何もないまま30年近くが経っています 再選していたドージェも交易アイデアを取ったぐらいで死んでしまいました おい使命はどうした 戦争していてもお金は儲かりません ヴェネツィアのドージェの仕事は戦争に勝つことよりも戦争を避けることなのです 筆者はロールプレイが好きなのでむやみな拡張をしたくないというのもあります というかそれがメインです 退屈ですけど頑張って読んで下さい **都市国家ヴェネツィア [#w425040c] 都市国家と領域国家の違いは色々ありますが、その一つに領土欲の有無が挙げられるでしょう 都市国家にとって他国とはつまり取引相手であり、利益を生むためには絶対に必要な存在です そのため領土そのものにはほとんど興味を示しません 一方領域国家は全てが自給自足で事足ります 他国とはいなければいないほどよいものであり、征服とは自給自足の拡大です 領土の拡大は彼らの宿命なのです 互いに違う価値観を持った者同士が分かり合うのはとても難しいこと これが人間ならば「彼とは分かり合えない」だけで終われるのですが、国ともなればそうもいきません この時期のヴェネツィアが相手にするのを迫られたのが、その「分かり合えない」オスマン帝国だったのです **綱渡りの平和 [#u34ff5ea] 戦うわけでもなくただ国庫を肥やすことだけに専念するドージェたち しかし彼らのおかげなのか近くの強国との関係は良好ですし、一番怖いオスマン帝国は知らない間に目標をクレタ征服からトレビゾンド征服に変えています 我々の国力を見れば征服が難しいと考えるのも当然でしょう 陸上に生きる国にとっての海とはコンスタンティノープルの城壁よりも高い壁なのです まあ肝心の海軍力はこの30年で抜かされてしまったんですけどね |CENTER:#ref(v.2.1.jpg);| |まともにぶつかっては勝てなくなってしまった| こうなってしまってはもはや主導権はあちらのものです 勝負とは主導権を握った者が勝つと決まっています いかん滅亡エンドなんて洒落にならない勘弁してくれ ですが30年も経てば世界情勢も変わります 北の帝国が大きな音を立てて軋みだしたのを見逃すほどビーバーは落ちぶれてはいませんでした **神聖ローマ帝国 [#nfcd35c3] 以前のAARで何度も書いた通り、イタリア諸都市は何かにつけて皇帝に反発しています 皇帝のほうも負けじと何度も制圧に乗り出していますが、イタリア人の独立魂までは奪えませんでした 名目上は神聖ローマ帝国領 しかし支配者であるはずの皇帝が乗り込むには大火傷も覚悟しなくてはならない それがこの時代のイタリアなのです そんな歴史が続けば、イタリア諸都市が自分たちの独立を信じるようになるのも無理はないでしょう 1490年代に入ったとき、彼らの思いはついに地図の上にも現れたのです |CENTER:#ref(v.2.2.jpg);|CENTER:#ref(v.2.3.jpg);| |神聖ローマ帝国がちょっと痩せた| ナポレオン戦争以降、ナショナリズムとそれに基づく独立、民族自決などの概念は何よりも大事な原則だとされています どこの誰とも知れぬやつらに支配されたくない、自分のことは自分で決める うむ、全く素晴らしい心がけです 理想主義者は拍手喝采で褒め称えるに違いありません そう言ってハプスブルク家を潰した東欧諸国 オスマン帝国を滅亡させたアラブ諸国 他にも世界中に自由を勝ち得た国々 大国のエゴ渦巻く世界に身一つで投げ出された彼らの悲惨な運命を知らない人はいないでしょう 搾取 内戦 植民地 幻影に惑わされて飛び出した後に自分たちが乗っていた船は案外と居心地がよかったことを知るのでしょうか 天には溺れてもがくのを薄ら顔で見る皇帝たちがいるのかもしれません あるいは地獄にいるのかもわかりませんが **溺れたミラノ [#y9d74194] まあ皇帝がどこでなにしてようがリアリストたるヴェネツィアにとっては僥倖以外の何ものでもありません 神聖ローマ帝国内の国を攻撃すると皇帝がしゃしゃり出てくるので手が出せないのですが、もはやミラノはその庇護下から抜け出しています チャンスだ というのも、ヴェネツィアノードには大量の富が集まっているのですが、それで利益を得るのはヴェネツィアだけではないのです なんとミラノ領内のミラノ州、クレモナ州だけで交易力の10%を占めています いくら領土欲がないからってこれは看過できない 陸ガッパは昔から虎視眈々とここを狙っていたのでした 因みに一州で15%を占めるフェラーラはもっと欲しいです 次はお前な 戦争に入ると3000ダカットまで貯め込んだ資金をこれでもかと振る舞って他国から傭兵を雇います お金の使い所が少ないのも都市国家の特徴だと言えるかもしれません サヴォイ軍、ジェノヴァ軍、フィレンツェ軍を味方に付けたヴェネツィアは数でミラノを押しつぶします |CENTER:#ref(v.2.4.jpg);| |ミラノが隣国から傭兵を雇うのを防ぐためでもある| ヴェネツィア通商同盟から抜けてミラノに味方したマントヴァも当然占領されました 君は弱いから放置でいいや こうしてミラノ軍は壊滅 ミラノに東半分を奪われていたスイスは領土を回復し、ミラノを失ったミラノはジェノヴァに併合されました あ、ついでにフェラーラ食べました |CENTER:#ref(v.2.5.jpg)|CENTER:#ref(v.2.6.jpg);| |効果は一目瞭然| **長い平和 [#kb086dfa] さらなる資金力を得たヴェネツィアは全土に造船所を建設 同時に73隻もの艦船を進水させられるようになりました これならオスマンにも…えっ、保有限界79隻?そっか、やつらもシリアに進出してるんだった しかしこの程度の差ならすぐにやられるなんてこともないでしょう 幸いオスマン帝国の矛先はハンガリーとマムルークに向いているようですし 淡々と内政をしていると40年が過ぎました 戦争から距離を置くヴェネツィアはぶっちゃけ書くことが少ないんです 現在の月収は40ダカット 知っている国の中では2位ですが、1位のオスマン帝国が64ダカットですから笑えません 何かの間違いで崩壊してくれないかな |CENTER:#ref(v.2.7.jpg);| |チュニスでけえなぁ| 月日が流れ地図も随分と様変わりしました イタリアはジェノヴァ、ルッカ、教皇領、カスティーリャ領ナポリ、そしてヴェネツィアに支配されています マントヴァは我々の通商同盟に入り直しました カスティーリャ、教皇は我々の同盟国です 陸から攻められてはひとたまりもないですからね 善隣善隣 西に位置するフランスですが、なんだかとても可哀想です ブルゴーニュはいつまで経っても死なないし、南からはカスティーリャが攻めてくるしでいいことなし 全盛期はおそらくイングランドを追い出したあたりでしょう それっていつだ 100年前か モスクワはものすごい太っています 植民不可の場所も国の色が付くようになったので余計デブに見えます あまり関係ないですが、太っている人に太っていることを指摘するとさらに太るらしいです 近くに太らせたい人がいる方はやってみてください ドイツは少しずつ国がまとまっています リューベック、ケルン、トリアー、ボヘミアにバイエルン オーストリアとは同盟していましたがこの間切られました 怖い 東欧ではポーランドとリトアニアが仲違いしつつあります そのためかチュートン騎士団も健在です 一体どうなるんだヨーロッパ #br しっかし海賊システムは嫌ですね ちゃんと船を哨戒させても少しお金を持っていかれるのがとても癪に触ります 彼ら海賊はヴェネツィアを後々までずっと苦しめ続けます おかしい、史実ではアドリア海の海賊を根こそぎ退治したはずなのに ちなみにこの頃のヴェネツィアでは海賊は捕らえ次第帆桁から吊るしてその場で死刑にしていたようです その容赦無さからヴェネツィア船を襲う海賊は少なかったとか あとたまにクレタ島から人が消えます チュニスが犯人らしいですが止め方がわかりません ああまた消えた、悲しいなあ **太陽の行方 [#t1844782] 交易利潤の最大化 それだけを目的としてひた走る中世の経済人ヴェネツィア ヨーロッパではそれだけで大国として生きていけるのでした 富は東からやってくる だからその道を独占すれば富も独占できる しかし今や太陽は西から昇りつつあったのです #br 次 しばらく帰省してるんで多分3月以降 [[ビーバーの共和国>AAR/ビーバーの共和国]]
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[[ビーバーの共和国>AAR/ビーバーの共和国]] *まったりエコノミスト [#m7af462f] 遅くなってしまい申し訳ないです 前回から随分と間が空いてしまいましたが、実はゲーム内でもほとんど何もないまま30年近くが経っています 再選していたドージェも交易アイデアを取ったぐらいで死んでしまいました おい使命はどうした 戦争していてもお金は儲かりません ヴェネツィアのドージェの仕事は戦争に勝つことよりも戦争を避けることなのです 筆者はロールプレイが好きなのでむやみな拡張をしたくないというのもあります というかそれがメインです 退屈ですけど頑張って読んで下さい **都市国家ヴェネツィア [#w425040c] 都市国家と領域国家の違いは色々ありますが、その一つに領土欲の有無が挙げられるでしょう 都市国家にとって他国とはつまり取引相手であり、利益を生むためには絶対に必要な存在です そのため領土そのものにはほとんど興味を示しません 一方領域国家は全てが自給自足で事足ります 他国とはいなければいないほどよいものであり、征服とは自給自足の拡大です 領土の拡大は彼らの宿命なのです 互いに違う価値観を持った者同士が分かり合うのはとても難しいこと これが人間ならば「彼とは分かり合えない」だけで終われるのですが、国ともなればそうもいきません この時期のヴェネツィアが相手にするのを迫られたのが、その「分かり合えない」オスマン帝国だったのです **綱渡りの平和 [#u34ff5ea] 戦うわけでもなくただ国庫を肥やすことだけに専念するドージェたち しかし彼らのおかげなのか近くの強国との関係は良好ですし、一番怖いオスマン帝国は知らない間に目標をクレタ征服からトレビゾンド征服に変えています 我々の国力を見れば征服が難しいと考えるのも当然でしょう 陸上に生きる国にとっての海とはコンスタンティノープルの城壁よりも高い壁なのです まあ肝心の海軍力はこの30年で抜かされてしまったんですけどね |CENTER:#ref(v.2.1.jpg);| |まともにぶつかっては勝てなくなってしまった| こうなってしまってはもはや主導権はあちらのものです 勝負とは主導権を握った者が勝つと決まっています いかん滅亡エンドなんて洒落にならない勘弁してくれ ですが30年も経てば世界情勢も変わります 北の帝国が大きな音を立てて軋みだしたのを見逃すほどビーバーは落ちぶれてはいませんでした **神聖ローマ帝国 [#nfcd35c3] 以前のAARで何度も書いた通り、イタリア諸都市は何かにつけて皇帝に反発しています 皇帝のほうも負けじと何度も制圧に乗り出していますが、イタリア人の独立魂までは奪えませんでした 名目上は神聖ローマ帝国領 しかし支配者であるはずの皇帝が乗り込むには大火傷も覚悟しなくてはならない それがこの時代のイタリアなのです そんな歴史が続けば、イタリア諸都市が自分たちの独立を信じるようになるのも無理はないでしょう 1490年代に入ったとき、彼らの思いはついに地図の上にも現れたのです |CENTER:#ref(v.2.2.jpg);|CENTER:#ref(v.2.3.jpg);| |神聖ローマ帝国がちょっと痩せた| ナポレオン戦争以降、ナショナリズムとそれに基づく独立、民族自決などの概念は何よりも大事な原則だとされています どこの誰とも知れぬやつらに支配されたくない、自分のことは自分で決める うむ、全く素晴らしい心がけです 理想主義者は拍手喝采で褒め称えるに違いありません そう言ってハプスブルク家を潰した東欧諸国 オスマン帝国を滅亡させたアラブ諸国 他にも世界中に自由を勝ち得た国々 大国のエゴ渦巻く世界に身一つで投げ出された彼らの悲惨な運命を知らない人はいないでしょう 搾取 内戦 植民地 幻影に惑わされて飛び出した後に自分たちが乗っていた船は案外と居心地がよかったことを知るのでしょうか 天には溺れてもがくのを薄ら顔で見る皇帝たちがいるのかもしれません あるいは地獄にいるのかもわかりませんが **溺れたミラノ [#y9d74194] まあ皇帝がどこでなにしてようがリアリストたるヴェネツィアにとっては僥倖以外の何ものでもありません 神聖ローマ帝国内の国を攻撃すると皇帝がしゃしゃり出てくるので手が出せないのですが、もはやミラノはその庇護下から抜け出しています チャンスだ というのも、ヴェネツィアノードには大量の富が集まっているのですが、それで利益を得るのはヴェネツィアだけではないのです なんとミラノ領内のミラノ州、クレモナ州だけで交易力の10%を占めています いくら領土欲がないからってこれは看過できない 陸ガッパは昔から虎視眈々とここを狙っていたのでした 因みに一州で15%を占めるフェラーラはもっと欲しいです 次はお前な 戦争に入ると3000ダカットまで貯め込んだ資金をこれでもかと振る舞って他国から傭兵を雇います お金の使い所が少ないのも都市国家の特徴だと言えるかもしれません サヴォイ軍、ジェノヴァ軍、フィレンツェ軍を味方に付けたヴェネツィアは数でミラノを押しつぶします |CENTER:#ref(v.2.4.jpg);| |ミラノが隣国から傭兵を雇うのを防ぐためでもある| ヴェネツィア通商同盟から抜けてミラノに味方したマントヴァも当然占領されました 君は弱いから放置でいいや こうしてミラノ軍は壊滅 ミラノに東半分を奪われていたスイスは領土を回復し、ミラノを失ったミラノはジェノヴァに併合されました あ、ついでにフェラーラ食べました |CENTER:#ref(v.2.5.jpg)|CENTER:#ref(v.2.6.jpg);| |効果は一目瞭然| **長い平和 [#kb086dfa] さらなる資金力を得たヴェネツィアは全土に造船所を建設 同時に73隻もの艦船を進水させられるようになりました これならオスマンにも…えっ、保有限界79隻?そっか、やつらもシリアに進出してるんだった しかしこの程度の差ならすぐにやられるなんてこともないでしょう 幸いオスマン帝国の矛先はハンガリーとマムルークに向いているようですし 淡々と内政をしていると40年が過ぎました 戦争から距離を置くヴェネツィアはぶっちゃけ書くことが少ないんです 現在の月収は40ダカット 知っている国の中では2位ですが、1位のオスマン帝国が64ダカットですから笑えません 何かの間違いで崩壊してくれないかな |CENTER:#ref(v.2.7.jpg);| |チュニスでけえなぁ| 月日が流れ地図も随分と様変わりしました イタリアはジェノヴァ、ルッカ、教皇領、カスティーリャ領ナポリ、そしてヴェネツィアに支配されています マントヴァは我々の通商同盟に入り直しました カスティーリャ、教皇は我々の同盟国です 陸から攻められてはひとたまりもないですからね 善隣善隣 西に位置するフランスですが、なんだかとても可哀想です ブルゴーニュはいつまで経っても死なないし、南からはカスティーリャが攻めてくるしでいいことなし 全盛期はおそらくイングランドを追い出したあたりでしょう それっていつだ 100年前か モスクワはものすごい太っています 植民不可の場所も国の色が付くようになったので余計デブに見えます あまり関係ないですが、太っている人に太っていることを指摘するとさらに太るらしいです 近くに太らせたい人がいる方はやってみてください ドイツは少しずつ国がまとまっています リューベック、ケルン、トリアー、ボヘミアにバイエルン オーストリアとは同盟していましたがこの間切られました 怖い 東欧ではポーランドとリトアニアが仲違いしつつあります そのためかチュートン騎士団も健在です 一体どうなるんだヨーロッパ #br しっかし海賊システムは嫌ですね ちゃんと船を哨戒させても少しお金を持っていかれるのがとても癪に触ります 彼ら海賊はヴェネツィアを後々までずっと苦しめ続けます おかしい、史実ではアドリア海の海賊を根こそぎ退治したはずなのに ちなみにこの頃のヴェネツィアでは海賊は捕らえ次第帆桁から吊るしてその場で死刑にしていたようです その容赦無さからヴェネツィア船を襲う海賊は少なかったとか あとたまにクレタ島から人が消えます チュニスが犯人らしいですが止め方がわかりません ああまた消えた、悲しいなあ **太陽の行方 [#t1844782] 交易利潤の最大化 それだけを目的としてひた走る中世の経済人ヴェネツィア ヨーロッパではそれだけで大国として生きていけるのでした 富は東からやってくる だからその道を独占すれば富も独占できる しかし今や太陽は西から昇りつつあったのです #br 次 しばらく帰省してるんで多分3月以降 [[ビーバーの共和国>AAR/ビーバーの共和国]]
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