AAR/タンバレン大王/1
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[[AAR/タンバレン大王]] &ref(ssa.jpg); ありふれた常識に韻を踏ませて、舞台を飛んだり跳ねたりする調子のものや 道化芝居が好んで用いる、おどけた身振りの類をあとにして、 壮大な戦いのテントへと皆様をご案内いたしましょう。 そこで皆様がお聞きになるのは、スキタイ人のタンバレインが、 恐ろしい気魄に満ちた言葉で世界を震え上がらせ、 無敵の剣であまたの王国を蹂躙してゆく次第です。 この悲劇の鏡のなかでは、タンバレインの姿だけをご覧ください。 そして、お気に召せば、その幸多き道行きにご喝采いただけますよう。-クリストファー・マーロウ『タンバレイン』より(高田茂樹訳) *ティムールについて [#f61b632d] 14世紀半ばにおける、かつてのモンゴル帝国の残骸がつぎのスクショに描かれている。 &ref(ss2.jpg); かつてチンギスハンは旧世界の半分を征服した。 しかし彼の死後、帝国は四分五裂した。 ペルシャのフレグ・ウルスの王国は血統が途絶えて麻のごとく乱れている。 ロシアのジョチ・ウルスの王国もまた、キプチャク平原のブルー・オルドとウラル山脈のホワイト・オルドに分裂した。 キタイ(中国)のフビライ・ウルスの王国は赤いターバンを被った宗教反乱によって息も絶え絶え。 シルクロードのチャガタイ・ウルスにもまた、同じような運命が迫っているのだった。 &ref(ss3.jpg); チャガタイ・オルドの将軍だったティムールは、羊飼いあがりの跛者で、有能だったが同時に野心家だった。 主君のチャガタイ・オルドのハンが「シルクロードを征服せよ」との任務と13の連隊をティムールに授けたことを契機にして、彼はサマルカンドで独立し、征服を開始した。 うえの画像はティムールが征服の対象にした諸地域であり、緑色の破線がすべてティムール・オルドのコアである。 そこにはホラサン、ヒヴァの全域、ザブリスタンのほぼ全域、ケルマンとトルコマン連合の一部、チャガタイ・オルドの西半分、そしてホワイト・オルドのいちプロビが含まれている。 &ref(ssb.jpg); のちの考古学者に復元されたティムールの肖像。 ティムールはこの征服を担うに足る能力値に恵まれていた。 彼は、君主としてはカンストを通り越してオーバーフローの7-7-7の能力値の持ち主であった。これに匹敵する人材は明の洪武帝くらいであろう。 ただし、技術グループがステップであるため、v1.07においては君主点の増加量の基礎値は3ではなくマイナス2の1ずつでしかない。このため、事実上の彼の能力値は5-5-5となる。それでも十分有能ではあるが。 また、彼は軍事指揮官としても登場する。彼の軍事指揮官としての能力値は、かのナポレオンに匹敵する6-6-6-2であり、射撃、突撃、機動はカンスト。攻城についても十分有能な能力値を示している。 最後に、GC開始時点の1356年における彼の年齢は18歳とかなり若く、これから30年、40年と活躍が見込めることになる。 以上のような理由で、ティムールは、さきのような制服を担うに足る人材であったと言えるだろう。 *征服。 [#t2fdcb9c] ver1.07におけるGCのティムール・オルドの戦略は、このティムールが生きている間にコアプロビを全て回収すること、に尽きると言える。 彼らは部族政体であるため人的資源と陸軍扶養限界にバフがあり、ボトルネックであるダカット(資金)が欠乏するまで軍隊を拡張することができる。拡張しよう。 軍隊は、維持費さえ目をつむれば、いくらあっても困るものではない。そして、あればつかいたくなるのが軍隊と陰茎だ。さっそくこの暴力装置を行使して、シルクロードを征服しよう。 と、そのまえに、統治君主点をつかって安定度を+1にしておき、さらにミッションで「威信を稼ぐ」を選択して戦勝による維新獲得で報酬の安定度+1を得よう。これで安定度が+2になるはずだ。 最初の目標は、チャガタイ、ヒヴァ、ホラサン、そしてザブリスタンとどれを選んでもいいのだが、今回はつぎの選択肢が広がるホラサンを攻略することにした。 軍隊を拡張したので野戦でまずホラサンの軍隊を撃滅し、三手に分かれてホラサンプロビを占領していく。 ホラサンの同盟国がティムール領を占領しても気にしてはいけない(今回はチャガタイがホラサンと同盟して参戦してきた)。ホラサンが戦争当事国であるかぎりは、全土占領すれば彼らを併合することが可能であるからだ。 こうして1358年2月、ホラサンの併合を完了した。 &ref(ss4.jpg); つぎの目標はどうしようか。つぎの目標も、そのつぎの戦略の幅が広がることを期待してヒヴァを攻撃することにした。 ミッションでヒヴァのプロビを獲得するやつを選択し、ヒヴァにReconquestのCBで宣戦布告。ザブリスタンが敵側で同盟参戦してきたが、なんのその、ホラサン戦と同じ要領でヒヴァを全土占領し、これを併合することによって強制的に戦争を終わらせた。1360年のことである。 &ref(ss5.jpg); ver1.07のM&Tの停戦期間は一律10年間である。10年間は長い。そんなに待っていたら、ティムールの寿命があっという間に尽きてしまう。 だからここでは同盟参戦を見越した釣りだし戦略を多用する。つぎの目標はトルコマン連合であり、トルコマン連合に宣戦布告することで、その同盟国であった旧主のチャガタイ・オルドを釣りだすことに成功した。 チャガタイ・オルドはモンゴルの末裔で領土だけはほかの征服候補地の国家よりはおおきいが、内憂外患に苦しんでおり、はっきり言って敵ではない。 占領地を拡げ、トルコマン連合からコア州を、チャガタイ・オルドからは首都と、反乱軍によって占領されたいちプロビを除くすべてのコア州を割譲させた。 反乱軍というのはオイラト・オルドのことで、この戦争中に独立を果たしている。仏教国で、タリム盆地は異教徒たちの住処になっていたため征服する予定はない。 ティムールがチャガタイ・オルドをくだしたのは1363年のことであった。 &ref(ss6.jpg); どんどんいこう。先を急ぐ。ティムールの寿命は長いようで短い。EU4は400年間にわたる壮大な歴史絵巻を紡いでくれるが、ティムールの治世はせいぜいその10分の1しかないからだ。 ザブリスタンはその領土の大部分がティムールのコアであるため、すぐにでも宣戦布告してこれを割譲させたかったが、停戦条約が生きていたために宣戦できないでいた。 しかし彼らはホワイト・オルドと同盟を結んでいたため、釣りだし戦略でホワイト・オルドに宣戦。実際はティムールの軍隊は南下してザブリスタンの全土を占領し、首都以外のコア州をすべて回収することに成功した。1367年2月のことである。 この時点でPower Projectionは+80にものぼり、PPの君主点ボーナスをいれて、レベル1顧問のバフに、ステップ技術グループのデバフを引いて、毎月の君主点増加量はちょうど+10点ということになっている。 &ref(ss7.jpg); この時点でティムールは中央アジアの大部分を征服し、残すコアはホワイト・オルドのいちプロビとケルマンのふたつのプロビ、それからチャガタイ・オルドとザブリスタンの首都だけとなっている。 征服は続く。 (続く)
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[[AAR/タンバレン大王]] &ref(ssa.jpg); ありふれた常識に韻を踏ませて、舞台を飛んだり跳ねたりする調子のものや 道化芝居が好んで用いる、おどけた身振りの類をあとにして、 壮大な戦いのテントへと皆様をご案内いたしましょう。 そこで皆様がお聞きになるのは、スキタイ人のタンバレインが、 恐ろしい気魄に満ちた言葉で世界を震え上がらせ、 無敵の剣であまたの王国を蹂躙してゆく次第です。 この悲劇の鏡のなかでは、タンバレインの姿だけをご覧ください。 そして、お気に召せば、その幸多き道行きにご喝采いただけますよう。-クリストファー・マーロウ『タンバレイン』より(高田茂樹訳) *ティムールについて [#f61b632d] 14世紀半ばにおける、かつてのモンゴル帝国の残骸がつぎのスクショに描かれている。 &ref(ss2.jpg); かつてチンギスハンは旧世界の半分を征服した。 しかし彼の死後、帝国は四分五裂した。 ペルシャのフレグ・ウルスの王国は血統が途絶えて麻のごとく乱れている。 ロシアのジョチ・ウルスの王国もまた、キプチャク平原のブルー・オルドとウラル山脈のホワイト・オルドに分裂した。 キタイ(中国)のフビライ・ウルスの王国は赤いターバンを被った宗教反乱によって息も絶え絶え。 シルクロードのチャガタイ・ウルスにもまた、同じような運命が迫っているのだった。 &ref(ss3.jpg); チャガタイ・オルドの将軍だったティムールは、羊飼いあがりの跛者で、有能だったが同時に野心家だった。 主君のチャガタイ・オルドのハンが「シルクロードを征服せよ」との任務と13の連隊をティムールに授けたことを契機にして、彼はサマルカンドで独立し、征服を開始した。 うえの画像はティムールが征服の対象にした諸地域であり、緑色の破線がすべてティムール・オルドのコアである。 そこにはホラサン、ヒヴァの全域、ザブリスタンのほぼ全域、ケルマンとトルコマン連合の一部、チャガタイ・オルドの西半分、そしてホワイト・オルドのいちプロビが含まれている。 &ref(ssb.jpg); のちの考古学者に復元されたティムールの肖像。 ティムールはこの征服を担うに足る能力値に恵まれていた。 彼は、君主としてはカンストを通り越してオーバーフローの7-7-7の能力値の持ち主であった。これに匹敵する人材は明の洪武帝くらいであろう。 ただし、技術グループがステップであるため、v1.07においては君主点の増加量の基礎値は3ではなくマイナス2の1ずつでしかない。このため、事実上の彼の能力値は5-5-5となる。それでも十分有能ではあるが。 また、彼は軍事指揮官としても登場する。彼の軍事指揮官としての能力値は、かのナポレオンに匹敵する6-6-6-2であり、射撃、突撃、機動はカンスト。攻城についても十分有能な能力値を示している。 最後に、GC開始時点の1356年における彼の年齢は18歳とかなり若く、これから30年、40年と活躍が見込めることになる。 以上のような理由で、ティムールは、さきのような制服を担うに足る人材であったと言えるだろう。 *征服。 [#t2fdcb9c] ver1.07におけるGCのティムール・オルドの戦略は、このティムールが生きている間にコアプロビを全て回収すること、に尽きると言える。 彼らは部族政体であるため人的資源と陸軍扶養限界にバフがあり、ボトルネックであるダカット(資金)が欠乏するまで軍隊を拡張することができる。拡張しよう。 軍隊は、維持費さえ目をつむれば、いくらあっても困るものではない。そして、あればつかいたくなるのが軍隊と陰茎だ。さっそくこの暴力装置を行使して、シルクロードを征服しよう。 と、そのまえに、統治君主点をつかって安定度を+1にしておき、さらにミッションで「威信を稼ぐ」を選択して戦勝による維新獲得で報酬の安定度+1を得よう。これで安定度が+2になるはずだ。 最初の目標は、チャガタイ、ヒヴァ、ホラサン、そしてザブリスタンとどれを選んでもいいのだが、今回はつぎの選択肢が広がるホラサンを攻略することにした。 軍隊を拡張したので野戦でまずホラサンの軍隊を撃滅し、三手に分かれてホラサンプロビを占領していく。 ホラサンの同盟国がティムール領を占領しても気にしてはいけない(今回はチャガタイがホラサンと同盟して参戦してきた)。ホラサンが戦争当事国であるかぎりは、全土占領すれば彼らを併合することが可能であるからだ。 こうして1358年2月、ホラサンの併合を完了した。 &ref(ss4.jpg); つぎの目標はどうしようか。つぎの目標も、そのつぎの戦略の幅が広がることを期待してヒヴァを攻撃することにした。 ミッションでヒヴァのプロビを獲得するやつを選択し、ヒヴァにReconquestのCBで宣戦布告。ザブリスタンが敵側で同盟参戦してきたが、なんのその、ホラサン戦と同じ要領でヒヴァを全土占領し、これを併合することによって強制的に戦争を終わらせた。1360年のことである。 &ref(ss5.jpg); ver1.07のM&Tの停戦期間は一律10年間である。10年間は長い。そんなに待っていたら、ティムールの寿命があっという間に尽きてしまう。 だからここでは同盟参戦を見越した釣りだし戦略を多用する。つぎの目標はトルコマン連合であり、トルコマン連合に宣戦布告することで、その同盟国であった旧主のチャガタイ・オルドを釣りだすことに成功した。 チャガタイ・オルドはモンゴルの末裔で領土だけはほかの征服候補地の国家よりはおおきいが、内憂外患に苦しんでおり、はっきり言って敵ではない。 占領地を拡げ、トルコマン連合からコア州を、チャガタイ・オルドからは首都と、反乱軍によって占領されたいちプロビを除くすべてのコア州を割譲させた。 反乱軍というのはオイラト・オルドのことで、この戦争中に独立を果たしている。仏教国で、タリム盆地は異教徒たちの住処になっていたため征服する予定はない。 ティムールがチャガタイ・オルドをくだしたのは1363年のことであった。 &ref(ss6.jpg); どんどんいこう。先を急ぐ。ティムールの寿命は長いようで短い。EU4は400年間にわたる壮大な歴史絵巻を紡いでくれるが、ティムールの治世はせいぜいその10分の1しかないからだ。 ザブリスタンはその領土の大部分がティムールのコアであるため、すぐにでも宣戦布告してこれを割譲させたかったが、停戦条約が生きていたために宣戦できないでいた。 しかし彼らはホワイト・オルドと同盟を結んでいたため、釣りだし戦略でホワイト・オルドに宣戦。実際はティムールの軍隊は南下してザブリスタンの全土を占領し、首都以外のコア州をすべて回収することに成功した。1367年2月のことである。 この時点でPower Projectionは+80にものぼり、PPの君主点ボーナスをいれて、レベル1顧問のバフに、ステップ技術グループのデバフを引いて、毎月の君主点増加量はちょうど+10点ということになっている。 &ref(ss7.jpg); この時点でティムールは中央アジアの大部分を征服し、残すコアはホワイト・オルドのいちプロビとケルマンのふたつのプロビ、それからチャガタイ・オルドとザブリスタンの首都だけとなっている。 征服は続く。 (続く)
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