各国戦略/マムルーク
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[[各国戦略]] 本ページの内容は、一部、''ver1.36.2''で確認されたものです。 #contents **マムルーク朝の概要 [#h982eb62] EU4初心者向け国家として触る人も多いオスマン帝国プレイにおける初の強敵ポジション。 GC開始時点で列強2位の国力・広い国土を持ち拡張先も交易ノード上流に豊富。 植民もアジア中心に行え色々できるアフリカのフランスみたいな国。 一方で同格のライバルことオスマン帝国は伸長が非常に早く、ゆっくりしていると取り返しのつかないぐらい差をつけられてしまう。 昨今のAIは領土欲が非常に激しいが、オスマン帝国はレヴァント文化グループに大して特に強烈で攻撃を防ぐ事は難しい。 ゲームが始まってしばらくは対オスマンの準備を進める事になるだろう。 **ミッションについて [#ia41de6f] DLC King of Kingsで大幅に変更されたミッションにより中継貿易で栄えていたマムルークを体験できる内容となっている 量的には少な目だが、トラキアを抑えるミッションで永続PP+15や急げば大航海時代にスエズ運河解放など強烈なのもある。 「二つの聖地」はメディナを属国にすると属国ヒジャーズがメディナを継承してくれる。 外交枠がきつめのマムルークなので急ぎ達成しよう、メディナは外交属国化が簡単に行える。 **外交関係 [#p4e26e88] ***外交枠について [#b19b19bb] マムルークは最初から外交枠が埋まった状態でスタートする。 (キプロス独立保障、メディナ独立保障、ファドル属国、ヒジャーズ属国、シリア属国) 外交枠が埋まっているどころか+1超過と、GC開始時で外交枠を超過している希少な状態。 もっとも現在は特権"強力な公爵領"ですぐ外交枠は+2されるし、メディナは前述の属国→継承で消滅させられる。 キプロスは属国化イベントが一応あるのだが取るに足らない小国1国程度でしかなく、独立保障を取り消したのちミッションで貰える請求権でさっさと倒してしまった方が早い。 と、外交枠を整理することでオスマンを挟撃できる欧州各国との同盟は勿論、ナジュドなどAE削減のハンバル派諸国等と組む事が出来る。 ***シリアへの対処 [#i800d606] 1.36より再征服CBでお馴染みのシリアが属国として現れるようになった。 属国として分離してしまった事によりマムルーク本国の出力が低下しているが、シリアが制御出来ていれば総軍量&総人的資源については従来を上回り最序盤の連戦は問題なく行える。 また、ゲーム開始後ただちに"北部領の統治/Administrating the Northern Territories"が発生し、2つの選択を迫られる。 ''・シリアのLDが上がる代わりにマムルークのコアが付与(≒即座に併合可)'' ''・何もしない(威信-10/正統性-10)'' 基本的には上の選択肢を選び、シリアの併合を目指すのがオススメだろう。 受容済の文化・同宗教・交易ノード上流のステートコアを放っておく義理はない。 ゲーム開始時のシリアのLDは50%を超えているのもあって上の選択肢はリスキーに見えるが、評価上げや特権で十分下げる事は可能。 更にこちらの選択肢ではシリアと停戦期間5年が発生するため、5年の間に制御まで持っていければ独立支援される事もない。 どうしてもLDが下がり切らなかったらdevポチでもしよう。下の選択肢を選んで後で外交併合するよりずっと安上がりのはずだ。 また隠れた副産物として、上の選択肢を選ぶとシリアに50ダカット/MP5000/君主点+100が付与される。 GC開始時は殆どの国が人的資源が7k~11kと少ない状態から始まるため、ささやかながら人的資源にボーナスがかかった状態で始める事が出来る。 本来はシリアの反抗心を煽るための措置と思われるが、是非マムルークの初動をサポートするのに使ってもらおう。 **マムルーク政体 [#ta782c9e] 詳細については以下。 [[マムルーク政体について>データ/政体固有のシステム#xcbed341]] ***君主の選択について [#k5a883cc] マムルークは君主交代時に選択肢が現れ、受容文化x2・チェルケス文化を持つ君主のいずれかを選択する(帝国ランクになると受容文化x3+チェルケス?)。 この選択肢は君主の"年齢""文化""請求権の強さ"しか分からず能力が不明のため、とんでもないハズレの可能性もある(必ず統治が+2される為最弱は2/0/0)。 チェルケス文化の君主は必ず請求権100(最大)で現れ、更に陸軍の伝統+15を獲得する。 なお受容文化がランダムで現れるシステムの為、帝国ランクに上がると文化グループ全てが選択肢として現れる。 後述の文化的相互作用との相性が微妙なオマーン、ハリージー、マフラなどの君主も現れるがエジプト・シリアが選択肢に上がる事が多い。devに依存する? また、チェルケス文化を受容すると君主選択肢の確定チェルケス文化枠がソマリやベルベルなど適当なものに変わる。 世界をチェルケス文化で染め上げ文化的相互作用を最強にするといった芸当は不可能な事に注意。 ***文化的相互作用について [#a97f77c3] 君主の統治・外交・軍事スキルに応じて3種類のポイントが積み立てられ、積み立てポイント100を消費し恩恵を受ける事が出来る。 積み立ては毎年「3+君主スキル」で加算されていくため、12年~34年で1回発動できる換算。なお顧問は積み立てに作用しない。 君主交代時に積み立てポイントは0に戻る為、高齢君主を選択した場合一回も文化的相互作用が撃てずに終わる事も。 統治の文化的相互作用は1年間君主点のコスト-5%になる。君主の文化を問わず発動できるが1年限定。 外交・軍事の文化的相互作用は君主文化州のdevに応じたダカット・人的資源を得られる。 この相互作用は特に序盤が強力で、初期のマムルークは受容文化がエジプト・シリアのみと高いdevを持つ所のみのため、例えばエジプトなら1000ダカット・25000人的資源辺りを狙う事ができる。 一方でチェルケス文化はチェルケシアが保持している4州しかない上にマムルークは領有していない為、ゲーム開始から暫くは陸軍伝統以外の恩恵は得られない。 **初期拡張先 [#e17f61ea] ***アラビア・アフリカの角 [#y3cda03f] 上記にもあるミッション"二聖都/The Holy Cities"を達成することでArabiaリージョン全域にクレームがつく。よって、まずMedinaを属国化。 小国が多くどれも戦闘力は大したことないので適当に征服しよう。外交属国で済ませる事も可能。 交易収入の観点からは首都ノードのすぐ上流であり、インド方面からの流入もあるアデン湾ノードをまず掌握したい。 一方でアレッポノードを経由する必要があるバスラノードは後回しでも良い。 ***アナトリア小国群(ラマザン・カラマン・ドゥルカディル・白羊朝) [#sdc2e7e7] シリアに関するミッション"北部領/The Northern Territories"を達成するとDulkadir、Germiyan、Karaman、Çukurova、Aydin、HüdavendigarエリアとAyntabにクレームがつくので、オスマンにとられる前にさっさと征服しよう(なお、シリアはイベントでマムルークのコアをつけておくと、将来すぐ併合できる)。 ラマザンは格好の1プロビ国家かつCoT持ちの為抑えておきたい。 ***北アフリカ(マムルーク以西) [#pb144cf9] 交易的には美味しくないが亜大陸が違うために貿易会社設立で商人が早期に得られる、オスマンと結ばれる前なら倒すのもたやすい。 海を挟んでのクレーム付けでイタリアやイベリアに攻め込む橋頭保としての役割もある。 西に接するFezzanは容易に外交属国化できる。 ***オスマン [#y6b217a8] 歴史的ライバルであり、避けて通れぬ道。 また同文化グループで肥沃な土地・強力な交易ノードを持つ事からマムルークとしては絶好の拡張先でもある。 オスマンを倒すタイミングだが、オスマンが手を付けられなくなる状態になる前に倒すのが鉄板。 高いdevとTPを持つコンスタンティノープルを確保する前のオスマンであれば収入がそこまで高くなく、 外交孤立しやすいオスマンを大量の同盟国と一緒に殴って倒すのが楽である。 もっともアナトリア・ムスリム技術のユニット性能差は序盤はほぼ互角で、NI・固有将軍・君主による技術の先行されやすさ(とLuck補正)ぐらいしかない。 なのでその気になればタイマンでも倒す事が可能。 以下は同盟国を使って安全に倒す場合の同盟候補。 ''ビザンツ:''対オスマンの要。NOCBで属国化(後述)してしまうと欧州との同盟や強力な再征服CBなどメリットが多く得られるが、シリアが更に反抗的になるなどデメリットも多い。同盟国としてはKoKビザンツは滅茶苦茶弱体なので被宣戦を防げるのみに留まる。 ''ハンガリー:''侮辱やライバルを駆使すれば序盤から同盟可能。世界線によってはオーストリアの同君下位になってしまうので早めに使い倒そう。別の視点から考えるならばある意味領土約束参戦から反故にしても良いとも言える(ビザンツと違い第二次オスマン戦は普通に勝てるだろうし)。 ''アナトリア小国:''適当に。白羊朝はオスマンと同盟を結構な頻度で締結するため、対オスマンを考えているのであれば初手同盟推奨。 ''オーストリア:''オスマン領のどれかを領有した辺りから同盟が狙える。対オスマンとしては強い働きをしてくれ、利権の食い合いも生じにくい。 ''ポーランド:''強力・・・なのだがアナトリアに進出した辺りでライバル視される事が多い。 ***NOCBビザンツ [#y38ac16a] 序盤の対オスマンとしてしばしば取り上げられる、属国化しオスマンの拡張を封じ込める戦法。 マムルークは初期国力が高く、というか最初だけで言うならオスマンより高い。 その国力から多くの国と同盟を結ぶことが可能であるため、かなり早い段階からオスマンを解体する事が可能。 手堅くいくのであればヴェネツィア・ハンガリー辺りとオスマンが戦っている所を背後から襲うと良いだろう。 ***その他NOCB [#m3144389] 首都アフリカ大陸で開始、またアジア大陸も領有しておりNOCBで拡張できる範囲は中々広い。 %%未実施のため要検証%%パテやカリカットを開幕襲い速やかに行きたい地方に上陸するというのも手かもしれない。 ムスリム技術グループはGC開始時点で見えている範囲が広く霧による制約が少ないのも追い風ではある。 **特殊ユニット/Special land units [#z8b45502] 特殊ユニット雇用条件となる専用特権や政府改革は国家変態後も使用し続けられる。 ***マムルーク/Mamluks [#qdde4bcc] 国名の由来となった特殊ユニットで、専用特権"マムルークの入隊/Enlist the Mamluks"によりFLの20%雇用可能かつ政府改革"近代化されたフルーシーヤ/Modernized Furusiyya"で更に+5%雇用可(MAX25%)。 専用特権は最初から差し込まれた状態でスタートし別段デメリットも無く、自国領であれば文化宗教問わず雇用可能でユニット種別は歩兵・騎兵問わないととにかく取り回しに優れる特殊ユニット。 補正値も超強力とまでは言わないまでも便利な仕上がりで補充速度+33%/訓練度上昇補正+100%/士気ダメージ+10%とぼちぼちな能力でかつデメリットが一切ない。 政府改革によって規律+5%を追加する事も出来、精強な軍隊が出来上がるだろう。 ***チェワ/Cawa [#a72fb469] 本来はエチオピアの特殊ユニットなのだが、ミッション"ナイル川を越えて/Beyond the Nile"達成によるイベントで政府改革"チェワ補助衛兵/Cawa Auxiliary Guard"が制定、チェワの雇用が可能になる。 (政府改革Tier5なので上述した"近代化されたフルーシーヤ/Modernized Furusiyya"とは競合する) エチオピアミッションによる追加強化こそ出来ないがこちらも扱いやすい特殊ユニットで、補充速度+50%を持つ事からマムルークの補充に匹敵・・・というか上回る。 特殊ユニットは総じて陸軍FLに対して10~30%しか雇用出来ないのがネックになりがちだが、特殊ユニットを2種類持つマムルークは歩兵・騎兵の大半を特殊ユニットに任せる事が出来るかもしれない。 **国家変態 [#ddf9469d] End-game Tagの当該国は★マーク表示されている。 ***マムルーク自体の政体・NIについて [#g376f83f] まずマムルーク政体自体は君主制の中でも優秀な部類である。 一方で後継者の能力が見えない事が君主ガチャがやりやすくなってくる中盤以降気になってくる。 オスマン政府などとは異なり政府改革は固定されていないため、ポイントを消費する事で東方富豪政治・イクター制といった政府改革も使用可能。 東方富豪政治はムスリム技術グループ固有、イクター制はイスラム教固有の政府改革でどちらも強力な補正を持つ。 NIの方は最低限の軍事補正がある他は交易系を主軸にしたNIが揃っている。 ミッションを進めるとパワーアップする交易効率(+10%→+20%)をはじめとした交易補正は中々綺麗に纏まっている。 交易国家として過ごすのであればマムルークNIを使用し続けるのも悪くないだろう。 ***エジプト [#q6013862] ADM20から変態可能で必要要求州は最初から全て支配下に置かれている。変態難易度は非常に低い。 またミッション"エジプトのカーシフ/Kashifs of Egypt"を達成する事によりイベント経由で早期に変態可能。 NIは更新されるがミッションは変更されない。なお''NI変更イベントが発生せず、NI更新が強制される事に注意''。 元々マムルークが持っていた内政補正を踏襲しつつ統治効率や射撃補正がNIに加わり、そして専用政府改革"エジプト政府/Egyptian Government"による西洋化などが得られ、どことなくマムルークの進化先といった雰囲気。 更にミッションが変更されないのはマムルークのミッションが十分に用意された事から、エジプト変態後も進める事が出来るというメリットにもなり得る。 唯一の欠点としては規律が射撃関係の補正に変更される事から、変態が早すぎるとむしろ弱体化する可能性も。 End-game tagは付いておらず、ここから更に変態が可能。 ***アラビア★ [#x35b7dbf] ADM20から変態可能でアラビア半島周りの州を一通り抑える必要がある。 NIは更新され、ミッションはアラビア及びアラビア半島諸侯のものに変更。 NIはかつて強大だったイスラム帝国を意識した内容となっているのか、改宗力は勿論として短期間に領地を拡大させるのに優れる。 アラビアはエンドタグ、位置的にもゴールといった感じか。 ***ルーム・セルジューク★ [#pb1add5a] 主要文化をトルコにしたうえでオスマン(及びビザンツ)を解体すれば変態可能でEnd-game tag持ち。 正統な変態先として用意されているわけではないが、対オスマン戦がこなせ無理なく文化転向が出来る範囲な事からルーム建国が特に簡単な国の一つ。 (End-game Tag持ちのオスマン以外の変態候補となるトルコのベイリク達が非常に弱体なだけではある) Tier1"ルーム・スルタン国/Sultanate of Rûm"というオスマントルコに似た政体を手に入れられる。 こちらの政体もエヤレトやイェニチェリが使用できるほか、不当な請求-10%がCCR-10%・戦勝点-5%に変わっている。 NIもオスマンに近い物に更新され強力。 共通: 規律+5%・人的資源回復+20%・陸軍FL+25%・CCR-20%(オスマンは25%)・異教寛容+3・受容文化+1 オスマン: 騎兵戦闘力+15%・税収+15%・政府改革進捗+10%・国家不穏度-2・交易効率+10%・海軍伝統+0.5/年・船のコスト-10% ルーム: 陸軍士気+10%・正統性+1/年・海軍維持費-15%・建造物コスト-15%・対異端改宗+3% ミッションはver1.34以前のオスマンのものが使用できる(恒久補正は海軍FL+10%/海軍維持費-10%/造船時間-10%程度)。 弱いとまでは言わないが、昨今のインフレ気味のミッションと比べると非常に慎ましい内容。 ***アンダルシア★ [#yc2a7d6e] 南イベリアを確保して主要文化をアンダルシア(マグリブグループも可)にすれば変態可能。 ウマイヤ朝の領域に恒久請求権をばらまくミッションや、植民者やコア化-15%のNI、イスラム版イベリア修道会などが魅力。 アイデアをとらなくてももらえる植民者はインド洋や東南アジアに植民できるマムルークの立地とも噛み合っている。 分裂したイスラム帝国の一派ではあるが、End-game tag持ちなのでアラビアには変態不可。 //1.35以前になんとかしてプレイの幅を持たせようとした変態先については一旦コメントアウトしています。 //エルサレムは条件的には出来なくもないぐらいの立ち位置なので一応載せていますが、不要そうであれば削除してください。 //***サルディーニャ・ピエモンテ [#red8f25b] //小回りの利くNIと強力なミッションで多重変態では定番の変態先。 //宗教の縛りも無く、チュニス→アラゴン→サヴォイと請求権をつなげられてNOCBいらずなので、変態のハードルは主要文化変更の手間程度。 //RP的には解釈違いなのでさらなる変態につなげよう。 //なお、イスラム教だと同君連合CBは恒久請求権に置き換えられてしまう。 // ***エルサレム [#r8fe658a] 自国領に必要な州及び属国解放ではなく国家変態となるための条件は既に満たしており、後はカトリックに改宗するだけで変態可能。 (レヴァントの十字軍国家を駆逐したマムルーク朝が十字軍国家に変態するというのは色々な意味で強烈だが) ただしカトリックに鞍替えするのは中々に手間。 選択肢の一つとしては属国のキプロス・アテネ・イピロスといった十字軍国家を活用する事。 彼らにアナトリアやシリアの土地を渡して、彼らの土地にマムルークの宣教師を送り込めば、その土地はカトリックに改宗する。 後は土地を召し上げるなり併合するなりしてから宣教師を送り込んで反乱を煽り、カトリックになれたなら変態できる。 //***ビザンツ [#mcf672b3] //正教に改宗して主要文化をギリシャにすれば変態可能。エンドゲームタグなのでムスリムに戻れずロマン無しの効率プレイ向け。 //ならオスマンでいいとなるが、敢えて言うなら正教に改宗したタイミングで東方富豪政治に変更できるくらいか。 // //***エチオピア [#p3b538f5] //コプト正教に改宗して主要文化をアムハラにすると変態可能。エンドゲームタグ。 //歴史的にもRP的にも全くつながりがない。 **アイデア [#q4f768bb] ・権勢アイデア 多方面に属国再征服が行える場所が多く扱いやすい。 北方面はビザンツ・ブルガリア・エレトナを利用したオスマン解体は非常に有用。 東側を臨めばイラク・ティムール一派・インド諸国が広がっている。 ・外交アイデア 広い進出先を持つポテンシャルを活用し早い段階から多方面勢力と渡り合うのも広大な版図を持つ国ならでは。 最初から地中海・紅海側どちらにも抜けれるため、アグレッシブな拡張が可能。 ・宗教アイデア 付近の状況としては周囲がスンナ派の為、初手に取得してもその力を発揮しづらい。 しかし欧州やインドに早い段階から上陸したのであれば非常に有用である。 またコプトやシーア派・正教会も周囲に点在しているため聖戦CBを持っているといざという時に楽が出来る。 なお東方は州宗教こそ異端・異教だが国教がスンナ派という国家にしばしば出会う事に注意(デリーやベンガルなど)。 ・探検アイデア 新大陸は遠いが、アフリカや東南アジアへのアクセスは悪くない。 そのため、陸の拡張と並行して植民を進めることも可能。 一瞬だけ作った入植地を足掛かりにして戦争を仕掛けることで、より広範囲で拡張戦争を進めることもできる。 植民者が欲しいだけなら拡張アイデアでもいいが、喜望峰周辺の地図を持っている国はGC時点では存在しないので、自分で探検しないと西欧勢に先を越されてしまうことには注意。 本アイデアを取る事によりミッション"香辛料貿易の利用/Harness the Spice Trade"を達成し市民特権"外国マムルーク探検隊/Foreign Mamluk Expeditions"が有効化、更に植民者が+1されるので本アイデア取得の意義は大きい。 なお当該特権は探検アイデアを破棄しても有効化され続けるので、いっそ植民者+1のためだけに探検アイデアを一瞬取る選択肢も存在するかもしれない。 **宗教 [#a708c0a5] 初期のスンナ派が使いやすく強いので基本的にはこのままでも特に問題ない。 マムルークの立地なら、シーア派はシリアに、イバード派はトリポリタニアのあたりにいるので、宗派を変えるのも難しくない。 WC用最強のヒンドゥーがあるインドへのアクセスも欧州勢よりは楽。 **交易ノードについて [#n5effd93] 初期首都ノードのアレクサンドリアは殆どを手中に収めた状態でスタートし、交易収入は開始時点ではそれなりにある。 しかし下流がヴェネツィア・ジェノヴァ・コンスタンティノープルと多くいずれも強力なノードであるため、富が抜かれやすくそのまま使用し続けるのは推奨できない。 下流の徴収ノードで最も手間と成果が釣り合うコンスタンティノープル、下流にこだわらないならインドの富をお手軽に集約できるザンジバル辺りを目指すと良い。 **モニュメントについて [#r54a3600] 拡張プレイで狙う強力なモニュメントは別のところに任せることにして、 ここでは初期から領有もしくは半ば領有状態で始まるモニュメントについて記す。 ***クフ王のピラミッド(Pyramid of Cheops) [#r1039c34] 1.36で後述のアル=アズハル大学と分離され大きく変更。 主要効果は年間政府力増加/階級忠誠度均衡値増加/Tier3に限り君主逝去時の安定度ペナルティ無効化。 エジプト政府の西洋化ゲージがMAXになると安定度コスト+25%・各階級の忠誠均衡-10%となるため、そのペナルティの軽減が期待できる。 後述のアル=アズハル大学にも言える話だが、年間政府力をサポートしてくれるのは非常に希少な能力で、マムルークもマムルーク政体が本モニュメントによりゲージを溜めやすくなる。 一方でエジプト政府については性質上15回政府能力を使えれば良いうえに君主逝去によるゲージリセットもないので、ピラミッドやアル=アズハル大学を急いでアップグレードする必要はない事に留意しておきたい。 ***アル=アズハル大学(Al-Azhar University) [#f3f1b49f] 1.36より追加。 主要効果は顧問数/アイデアコスト減/年間政府力増加。 顧問数+2は異文化が入り混じる拡張プレイ終盤において大きく役立つ。 統治アイデアを取得しパルテノン神殿やトラカイ城と組み合わせると脅威の顧問候補数+6。 ***聖都エルサレム(Holy City of Jerusalem) [#q65a6214] Tier3で宣教師+1が付与される屈指の強モニュメント。 異端に対する布教強度についてはスンナ派圧倒的優位のイスラム教では恩恵を感じにくいが、シーア派&イバード派プレイで輝く。 宗教アイデアを持って拡張するなら余裕が出来次第上げておきたい。 ***ペトラ(Petra) [#f9593eaf] 拡張プレイなら優先順位が高いモニュメントの1つ。 Tier3で外交枠が+1されるほか、拡張プレイなら使節移動時間や外交評判も割と便利。 ただし最も欲しい外交枠はTier3まで追加されないのでお金が無い間は無視しておいた方が良い。 外交評判が欲しい場合はTier1の時点で+1となるのでここがオススメ。 ***カーバ(Kaaba) [#zad7f8fb] 拡張プレイなら優先順位が高いモニュメントの1つ。 他宗教に対する戦勝点コスト減は強力で、マムルークプレイにおいては征服が不要なため、ただちにTier2の効果が適用されるのが嬉しい。 全宗教対応版のマルタ要塞と両立させるとこれだけで-25%の補正が得られる。イスラム教の拡張力が優れる理由の一つ。 勿論OEは余裕で超過するので、OEを逃がす従属国などをガンガン活用していきたい。 **コメント欄 [#qc86dced] #pcomment
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[[各国戦略]] 本ページの内容は、一部、''ver1.36.2''で確認されたものです。 #contents **マムルーク朝の概要 [#h982eb62] EU4初心者向け国家として触る人も多いオスマン帝国プレイにおける初の強敵ポジション。 GC開始時点で列強2位の国力・広い国土を持ち拡張先も交易ノード上流に豊富。 植民もアジア中心に行え色々できるアフリカのフランスみたいな国。 一方で同格のライバルことオスマン帝国は伸長が非常に早く、ゆっくりしていると取り返しのつかないぐらい差をつけられてしまう。 昨今のAIは領土欲が非常に激しいが、オスマン帝国はレヴァント文化グループに大して特に強烈で攻撃を防ぐ事は難しい。 ゲームが始まってしばらくは対オスマンの準備を進める事になるだろう。 **ミッションについて [#ia41de6f] DLC King of Kingsで大幅に変更されたミッションにより中継貿易で栄えていたマムルークを体験できる内容となっている 量的には少な目だが、トラキアを抑えるミッションで永続PP+15や急げば大航海時代にスエズ運河解放など強烈なのもある。 「二つの聖地」はメディナを属国にすると属国ヒジャーズがメディナを継承してくれる。 外交枠がきつめのマムルークなので急ぎ達成しよう、メディナは外交属国化が簡単に行える。 **外交関係 [#p4e26e88] ***外交枠について [#b19b19bb] マムルークは最初から外交枠が埋まった状態でスタートする。 (キプロス独立保障、メディナ独立保障、ファドル属国、ヒジャーズ属国、シリア属国) 外交枠が埋まっているどころか+1超過と、GC開始時で外交枠を超過している希少な状態。 もっとも現在は特権"強力な公爵領"ですぐ外交枠は+2されるし、メディナは前述の属国→継承で消滅させられる。 キプロスは属国化イベントが一応あるのだが取るに足らない小国1国程度でしかなく、独立保障を取り消したのちミッションで貰える請求権でさっさと倒してしまった方が早い。 と、外交枠を整理することでオスマンを挟撃できる欧州各国との同盟は勿論、ナジュドなどAE削減のハンバル派諸国等と組む事が出来る。 ***シリアへの対処 [#i800d606] 1.36より再征服CBでお馴染みのシリアが属国として現れるようになった。 属国として分離してしまった事によりマムルーク本国の出力が低下しているが、シリアが制御出来ていれば総軍量&総人的資源については従来を上回り最序盤の連戦は問題なく行える。 また、ゲーム開始後ただちに"北部領の統治/Administrating the Northern Territories"が発生し、2つの選択を迫られる。 ''・シリアのLDが上がる代わりにマムルークのコアが付与(≒即座に併合可)'' ''・何もしない(威信-10/正統性-10)'' 基本的には上の選択肢を選び、シリアの併合を目指すのがオススメだろう。 受容済の文化・同宗教・交易ノード上流のステートコアを放っておく義理はない。 ゲーム開始時のシリアのLDは50%を超えているのもあって上の選択肢はリスキーに見えるが、評価上げや特権で十分下げる事は可能。 更にこちらの選択肢ではシリアと停戦期間5年が発生するため、5年の間に制御まで持っていければ独立支援される事もない。 どうしてもLDが下がり切らなかったらdevポチでもしよう。下の選択肢を選んで後で外交併合するよりずっと安上がりのはずだ。 また隠れた副産物として、上の選択肢を選ぶとシリアに50ダカット/MP5000/君主点+100が付与される。 GC開始時は殆どの国が人的資源が7k~11kと少ない状態から始まるため、ささやかながら人的資源にボーナスがかかった状態で始める事が出来る。 本来はシリアの反抗心を煽るための措置と思われるが、是非マムルークの初動をサポートするのに使ってもらおう。 **マムルーク政体 [#ta782c9e] 詳細については以下。 [[マムルーク政体について>データ/政体固有のシステム#xcbed341]] ***君主の選択について [#k5a883cc] マムルークは君主交代時に選択肢が現れ、受容文化x2・チェルケス文化を持つ君主のいずれかを選択する(帝国ランクになると受容文化x3+チェルケス?)。 この選択肢は君主の"年齢""文化""請求権の強さ"しか分からず能力が不明のため、とんでもないハズレの可能性もある(必ず統治が+2される為最弱は2/0/0)。 チェルケス文化の君主は必ず請求権100(最大)で現れ、更に陸軍の伝統+15を獲得する。 なお受容文化がランダムで現れるシステムの為、帝国ランクに上がると文化グループ全てが選択肢として現れる。 後述の文化的相互作用との相性が微妙なオマーン、ハリージー、マフラなどの君主も現れるがエジプト・シリアが選択肢に上がる事が多い。devに依存する? また、チェルケス文化を受容すると君主選択肢の確定チェルケス文化枠がソマリやベルベルなど適当なものに変わる。 世界をチェルケス文化で染め上げ文化的相互作用を最強にするといった芸当は不可能な事に注意。 ***文化的相互作用について [#a97f77c3] 君主の統治・外交・軍事スキルに応じて3種類のポイントが積み立てられ、積み立てポイント100を消費し恩恵を受ける事が出来る。 積み立ては毎年「3+君主スキル」で加算されていくため、12年~34年で1回発動できる換算。なお顧問は積み立てに作用しない。 君主交代時に積み立てポイントは0に戻る為、高齢君主を選択した場合一回も文化的相互作用が撃てずに終わる事も。 統治の文化的相互作用は1年間君主点のコスト-5%になる。君主の文化を問わず発動できるが1年限定。 外交・軍事の文化的相互作用は君主文化州のdevに応じたダカット・人的資源を得られる。 この相互作用は特に序盤が強力で、初期のマムルークは受容文化がエジプト・シリアのみと高いdevを持つ所のみのため、例えばエジプトなら1000ダカット・25000人的資源辺りを狙う事ができる。 一方でチェルケス文化はチェルケシアが保持している4州しかない上にマムルークは領有していない為、ゲーム開始から暫くは陸軍伝統以外の恩恵は得られない。 **初期拡張先 [#e17f61ea] ***アラビア・アフリカの角 [#y3cda03f] 上記にもあるミッション"二聖都/The Holy Cities"を達成することでArabiaリージョン全域にクレームがつく。よって、まずMedinaを属国化。 小国が多くどれも戦闘力は大したことないので適当に征服しよう。外交属国で済ませる事も可能。 交易収入の観点からは首都ノードのすぐ上流であり、インド方面からの流入もあるアデン湾ノードをまず掌握したい。 一方でアレッポノードを経由する必要があるバスラノードは後回しでも良い。 ***アナトリア小国群(ラマザン・カラマン・ドゥルカディル・白羊朝) [#sdc2e7e7] シリアに関するミッション"北部領/The Northern Territories"を達成するとDulkadir、Germiyan、Karaman、Çukurova、Aydin、HüdavendigarエリアとAyntabにクレームがつくので、オスマンにとられる前にさっさと征服しよう(なお、シリアはイベントでマムルークのコアをつけておくと、将来すぐ併合できる)。 ラマザンは格好の1プロビ国家かつCoT持ちの為抑えておきたい。 ***北アフリカ(マムルーク以西) [#pb144cf9] 交易的には美味しくないが亜大陸が違うために貿易会社設立で商人が早期に得られる、オスマンと結ばれる前なら倒すのもたやすい。 海を挟んでのクレーム付けでイタリアやイベリアに攻め込む橋頭保としての役割もある。 西に接するFezzanは容易に外交属国化できる。 ***オスマン [#y6b217a8] 歴史的ライバルであり、避けて通れぬ道。 また同文化グループで肥沃な土地・強力な交易ノードを持つ事からマムルークとしては絶好の拡張先でもある。 オスマンを倒すタイミングだが、オスマンが手を付けられなくなる状態になる前に倒すのが鉄板。 高いdevとTPを持つコンスタンティノープルを確保する前のオスマンであれば収入がそこまで高くなく、 外交孤立しやすいオスマンを大量の同盟国と一緒に殴って倒すのが楽である。 もっともアナトリア・ムスリム技術のユニット性能差は序盤はほぼ互角で、NI・固有将軍・君主による技術の先行されやすさ(とLuck補正)ぐらいしかない。 なのでその気になればタイマンでも倒す事が可能。 以下は同盟国を使って安全に倒す場合の同盟候補。 ''ビザンツ:''対オスマンの要。NOCBで属国化(後述)してしまうと欧州との同盟や強力な再征服CBなどメリットが多く得られるが、シリアが更に反抗的になるなどデメリットも多い。同盟国としてはKoKビザンツは滅茶苦茶弱体なので被宣戦を防げるのみに留まる。 ''ハンガリー:''侮辱やライバルを駆使すれば序盤から同盟可能。世界線によってはオーストリアの同君下位になってしまうので早めに使い倒そう。別の視点から考えるならばある意味領土約束参戦から反故にしても良いとも言える(ビザンツと違い第二次オスマン戦は普通に勝てるだろうし)。 ''アナトリア小国:''適当に。白羊朝はオスマンと同盟を結構な頻度で締結するため、対オスマンを考えているのであれば初手同盟推奨。 ''オーストリア:''オスマン領のどれかを領有した辺りから同盟が狙える。対オスマンとしては強い働きをしてくれ、利権の食い合いも生じにくい。 ''ポーランド:''強力・・・なのだがアナトリアに進出した辺りでライバル視される事が多い。 ***NOCBビザンツ [#y38ac16a] 序盤の対オスマンとしてしばしば取り上げられる、属国化しオスマンの拡張を封じ込める戦法。 マムルークは初期国力が高く、というか最初だけで言うならオスマンより高い。 その国力から多くの国と同盟を結ぶことが可能であるため、かなり早い段階からオスマンを解体する事が可能。 手堅くいくのであればヴェネツィア・ハンガリー辺りとオスマンが戦っている所を背後から襲うと良いだろう。 ***その他NOCB [#m3144389] 首都アフリカ大陸で開始、またアジア大陸も領有しておりNOCBで拡張できる範囲は中々広い。 %%未実施のため要検証%%パテやカリカットを開幕襲い速やかに行きたい地方に上陸するというのも手かもしれない。 ムスリム技術グループはGC開始時点で見えている範囲が広く霧による制約が少ないのも追い風ではある。 **特殊ユニット/Special land units [#z8b45502] 特殊ユニット雇用条件となる専用特権や政府改革は国家変態後も使用し続けられる。 ***マムルーク/Mamluks [#qdde4bcc] 国名の由来となった特殊ユニットで、専用特権"マムルークの入隊/Enlist the Mamluks"によりFLの20%雇用可能かつ政府改革"近代化されたフルーシーヤ/Modernized Furusiyya"で更に+5%雇用可(MAX25%)。 専用特権は最初から差し込まれた状態でスタートし別段デメリットも無く、自国領であれば文化宗教問わず雇用可能でユニット種別は歩兵・騎兵問わないととにかく取り回しに優れる特殊ユニット。 補正値も超強力とまでは言わないまでも便利な仕上がりで補充速度+33%/訓練度上昇補正+100%/士気ダメージ+10%とぼちぼちな能力でかつデメリットが一切ない。 政府改革によって規律+5%を追加する事も出来、精強な軍隊が出来上がるだろう。 ***チェワ/Cawa [#a72fb469] 本来はエチオピアの特殊ユニットなのだが、ミッション"ナイル川を越えて/Beyond the Nile"達成によるイベントで政府改革"チェワ補助衛兵/Cawa Auxiliary Guard"が制定、チェワの雇用が可能になる。 (政府改革Tier5なので上述した"近代化されたフルーシーヤ/Modernized Furusiyya"とは競合する) エチオピアミッションによる追加強化こそ出来ないがこちらも扱いやすい特殊ユニットで、補充速度+50%を持つ事からマムルークの補充に匹敵・・・というか上回る。 特殊ユニットは総じて陸軍FLに対して10~30%しか雇用出来ないのがネックになりがちだが、特殊ユニットを2種類持つマムルークは歩兵・騎兵の大半を特殊ユニットに任せる事が出来るかもしれない。 **国家変態 [#ddf9469d] End-game Tagの当該国は★マーク表示されている。 ***マムルーク自体の政体・NIについて [#g376f83f] まずマムルーク政体自体は君主制の中でも優秀な部類である。 一方で後継者の能力が見えない事が君主ガチャがやりやすくなってくる中盤以降気になってくる。 オスマン政府などとは異なり政府改革は固定されていないため、ポイントを消費する事で東方富豪政治・イクター制といった政府改革も使用可能。 東方富豪政治はムスリム技術グループ固有、イクター制はイスラム教固有の政府改革でどちらも強力な補正を持つ。 NIの方は最低限の軍事補正がある他は交易系を主軸にしたNIが揃っている。 ミッションを進めるとパワーアップする交易効率(+10%→+20%)をはじめとした交易補正は中々綺麗に纏まっている。 交易国家として過ごすのであればマムルークNIを使用し続けるのも悪くないだろう。 ***エジプト [#q6013862] ADM20から変態可能で必要要求州は最初から全て支配下に置かれている。変態難易度は非常に低い。 またミッション"エジプトのカーシフ/Kashifs of Egypt"を達成する事によりイベント経由で早期に変態可能。 NIは更新されるがミッションは変更されない。なお''NI変更イベントが発生せず、NI更新が強制される事に注意''。 元々マムルークが持っていた内政補正を踏襲しつつ統治効率や射撃補正がNIに加わり、そして専用政府改革"エジプト政府/Egyptian Government"による西洋化などが得られ、どことなくマムルークの進化先といった雰囲気。 更にミッションが変更されないのはマムルークのミッションが十分に用意された事から、エジプト変態後も進める事が出来るというメリットにもなり得る。 唯一の欠点としては規律が射撃関係の補正に変更される事から、変態が早すぎるとむしろ弱体化する可能性も。 End-game tagは付いておらず、ここから更に変態が可能。 ***アラビア★ [#x35b7dbf] ADM20から変態可能でアラビア半島周りの州を一通り抑える必要がある。 NIは更新され、ミッションはアラビア及びアラビア半島諸侯のものに変更。 NIはかつて強大だったイスラム帝国を意識した内容となっているのか、改宗力は勿論として短期間に領地を拡大させるのに優れる。 アラビアはエンドタグ、位置的にもゴールといった感じか。 ***ルーム・セルジューク★ [#pb1add5a] 主要文化をトルコにしたうえでオスマン(及びビザンツ)を解体すれば変態可能でEnd-game tag持ち。 正統な変態先として用意されているわけではないが、対オスマン戦がこなせ無理なく文化転向が出来る範囲な事からルーム建国が特に簡単な国の一つ。 (End-game Tag持ちのオスマン以外の変態候補となるトルコのベイリク達が非常に弱体なだけではある) Tier1"ルーム・スルタン国/Sultanate of Rûm"というオスマントルコに似た政体を手に入れられる。 こちらの政体もエヤレトやイェニチェリが使用できるほか、不当な請求-10%がCCR-10%・戦勝点-5%に変わっている。 NIもオスマンに近い物に更新され強力。 共通: 規律+5%・人的資源回復+20%・陸軍FL+25%・CCR-20%(オスマンは25%)・異教寛容+3・受容文化+1 オスマン: 騎兵戦闘力+15%・税収+15%・政府改革進捗+10%・国家不穏度-2・交易効率+10%・海軍伝統+0.5/年・船のコスト-10% ルーム: 陸軍士気+10%・正統性+1/年・海軍維持費-15%・建造物コスト-15%・対異端改宗+3% ミッションはver1.34以前のオスマンのものが使用できる(恒久補正は海軍FL+10%/海軍維持費-10%/造船時間-10%程度)。 弱いとまでは言わないが、昨今のインフレ気味のミッションと比べると非常に慎ましい内容。 ***アンダルシア★ [#yc2a7d6e] 南イベリアを確保して主要文化をアンダルシア(マグリブグループも可)にすれば変態可能。 ウマイヤ朝の領域に恒久請求権をばらまくミッションや、植民者やコア化-15%のNI、イスラム版イベリア修道会などが魅力。 アイデアをとらなくてももらえる植民者はインド洋や東南アジアに植民できるマムルークの立地とも噛み合っている。 分裂したイスラム帝国の一派ではあるが、End-game tag持ちなのでアラビアには変態不可。 //1.35以前になんとかしてプレイの幅を持たせようとした変態先については一旦コメントアウトしています。 //エルサレムは条件的には出来なくもないぐらいの立ち位置なので一応載せていますが、不要そうであれば削除してください。 //***サルディーニャ・ピエモンテ [#red8f25b] //小回りの利くNIと強力なミッションで多重変態では定番の変態先。 //宗教の縛りも無く、チュニス→アラゴン→サヴォイと請求権をつなげられてNOCBいらずなので、変態のハードルは主要文化変更の手間程度。 //RP的には解釈違いなのでさらなる変態につなげよう。 //なお、イスラム教だと同君連合CBは恒久請求権に置き換えられてしまう。 // ***エルサレム [#r8fe658a] 自国領に必要な州及び属国解放ではなく国家変態となるための条件は既に満たしており、後はカトリックに改宗するだけで変態可能。 (レヴァントの十字軍国家を駆逐したマムルーク朝が十字軍国家に変態するというのは色々な意味で強烈だが) ただしカトリックに鞍替えするのは中々に手間。 選択肢の一つとしては属国のキプロス・アテネ・イピロスといった十字軍国家を活用する事。 彼らにアナトリアやシリアの土地を渡して、彼らの土地にマムルークの宣教師を送り込めば、その土地はカトリックに改宗する。 後は土地を召し上げるなり併合するなりしてから宣教師を送り込んで反乱を煽り、カトリックになれたなら変態できる。 //***ビザンツ [#mcf672b3] //正教に改宗して主要文化をギリシャにすれば変態可能。エンドゲームタグなのでムスリムに戻れずロマン無しの効率プレイ向け。 //ならオスマンでいいとなるが、敢えて言うなら正教に改宗したタイミングで東方富豪政治に変更できるくらいか。 // //***エチオピア [#p3b538f5] //コプト正教に改宗して主要文化をアムハラにすると変態可能。エンドゲームタグ。 //歴史的にもRP的にも全くつながりがない。 **アイデア [#q4f768bb] ・権勢アイデア 多方面に属国再征服が行える場所が多く扱いやすい。 北方面はビザンツ・ブルガリア・エレトナを利用したオスマン解体は非常に有用。 東側を臨めばイラク・ティムール一派・インド諸国が広がっている。 ・外交アイデア 広い進出先を持つポテンシャルを活用し早い段階から多方面勢力と渡り合うのも広大な版図を持つ国ならでは。 最初から地中海・紅海側どちらにも抜けれるため、アグレッシブな拡張が可能。 ・宗教アイデア 付近の状況としては周囲がスンナ派の為、初手に取得してもその力を発揮しづらい。 しかし欧州やインドに早い段階から上陸したのであれば非常に有用である。 またコプトやシーア派・正教会も周囲に点在しているため聖戦CBを持っているといざという時に楽が出来る。 なお東方は州宗教こそ異端・異教だが国教がスンナ派という国家にしばしば出会う事に注意(デリーやベンガルなど)。 ・探検アイデア 新大陸は遠いが、アフリカや東南アジアへのアクセスは悪くない。 そのため、陸の拡張と並行して植民を進めることも可能。 一瞬だけ作った入植地を足掛かりにして戦争を仕掛けることで、より広範囲で拡張戦争を進めることもできる。 植民者が欲しいだけなら拡張アイデアでもいいが、喜望峰周辺の地図を持っている国はGC時点では存在しないので、自分で探検しないと西欧勢に先を越されてしまうことには注意。 本アイデアを取る事によりミッション"香辛料貿易の利用/Harness the Spice Trade"を達成し市民特権"外国マムルーク探検隊/Foreign Mamluk Expeditions"が有効化、更に植民者が+1されるので本アイデア取得の意義は大きい。 なお当該特権は探検アイデアを破棄しても有効化され続けるので、いっそ植民者+1のためだけに探検アイデアを一瞬取る選択肢も存在するかもしれない。 **宗教 [#a708c0a5] 初期のスンナ派が使いやすく強いので基本的にはこのままでも特に問題ない。 マムルークの立地なら、シーア派はシリアに、イバード派はトリポリタニアのあたりにいるので、宗派を変えるのも難しくない。 WC用最強のヒンドゥーがあるインドへのアクセスも欧州勢よりは楽。 **交易ノードについて [#n5effd93] 初期首都ノードのアレクサンドリアは殆どを手中に収めた状態でスタートし、交易収入は開始時点ではそれなりにある。 しかし下流がヴェネツィア・ジェノヴァ・コンスタンティノープルと多くいずれも強力なノードであるため、富が抜かれやすくそのまま使用し続けるのは推奨できない。 下流の徴収ノードで最も手間と成果が釣り合うコンスタンティノープル、下流にこだわらないならインドの富をお手軽に集約できるザンジバル辺りを目指すと良い。 **モニュメントについて [#r54a3600] 拡張プレイで狙う強力なモニュメントは別のところに任せることにして、 ここでは初期から領有もしくは半ば領有状態で始まるモニュメントについて記す。 ***クフ王のピラミッド(Pyramid of Cheops) [#r1039c34] 1.36で後述のアル=アズハル大学と分離され大きく変更。 主要効果は年間政府力増加/階級忠誠度均衡値増加/Tier3に限り君主逝去時の安定度ペナルティ無効化。 エジプト政府の西洋化ゲージがMAXになると安定度コスト+25%・各階級の忠誠均衡-10%となるため、そのペナルティの軽減が期待できる。 後述のアル=アズハル大学にも言える話だが、年間政府力をサポートしてくれるのは非常に希少な能力で、マムルークもマムルーク政体が本モニュメントによりゲージを溜めやすくなる。 一方でエジプト政府については性質上15回政府能力を使えれば良いうえに君主逝去によるゲージリセットもないので、ピラミッドやアル=アズハル大学を急いでアップグレードする必要はない事に留意しておきたい。 ***アル=アズハル大学(Al-Azhar University) [#f3f1b49f] 1.36より追加。 主要効果は顧問数/アイデアコスト減/年間政府力増加。 顧問数+2は異文化が入り混じる拡張プレイ終盤において大きく役立つ。 統治アイデアを取得しパルテノン神殿やトラカイ城と組み合わせると脅威の顧問候補数+6。 ***聖都エルサレム(Holy City of Jerusalem) [#q65a6214] Tier3で宣教師+1が付与される屈指の強モニュメント。 異端に対する布教強度についてはスンナ派圧倒的優位のイスラム教では恩恵を感じにくいが、シーア派&イバード派プレイで輝く。 宗教アイデアを持って拡張するなら余裕が出来次第上げておきたい。 ***ペトラ(Petra) [#f9593eaf] 拡張プレイなら優先順位が高いモニュメントの1つ。 Tier3で外交枠が+1されるほか、拡張プレイなら使節移動時間や外交評判も割と便利。 ただし最も欲しい外交枠はTier3まで追加されないのでお金が無い間は無視しておいた方が良い。 外交評判が欲しい場合はTier1の時点で+1となるのでここがオススメ。 ***カーバ(Kaaba) [#zad7f8fb] 拡張プレイなら優先順位が高いモニュメントの1つ。 他宗教に対する戦勝点コスト減は強力で、マムルークプレイにおいては征服が不要なため、ただちにTier2の効果が適用されるのが嬉しい。 全宗教対応版のマルタ要塞と両立させるとこれだけで-25%の補正が得られる。イスラム教の拡張力が優れる理由の一つ。 勿論OEは余裕で超過するので、OEを逃がす従属国などをガンガン活用していきたい。 **コメント欄 [#qc86dced] #pcomment
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