#author("2020-03-08T12:41:17+09:00","","") [[データ]] #author("2020-04-20T11:37:36+00:00","","") 本ページの内容は、''ver1.29''で確認されたものです。 #contents *概要 [#g36910d5] 州/provinceに対する請求権/Claimは、その州が自国に属するべきであるとの主張である。 請求権には、25年の有効期限がある通常の請求権/Claimと、特殊な請求権である恒久的請求権/Permanent claimの2種類がある。 **通常の請求権について [#a67d1337] 請求権は一般的に、請求権を持つ国(以下、請求国)が対象州のコアを獲得した時、請求国が対象州を所有してない状態で25年の期限が切れた時、および請求国が滅亡した時に消滅する。 逆に言えば請求国が対象州を所持している場合は期限が切れても請求権は消失しない。ただし、請求権は元の有効期限を保持するため、期限が切れた後に請求国が領地を所有しなくなった場合は即座に消滅する…らしい(英wiki情報)のだが、普通は獲得後すぐにコア化を始めるだろうから、普段のプレイでそれを意識する事はないだろう。 なお、「請求国が対象州を所有してない状態で25年の期限が切れた時」の例外として、対象州の所有国との戦争中である場合には、戦争終了まで請求権は消滅しない。(そしてもちろん、その戦争で対象州を獲得した場合には州を失わない限り請求権は消滅しなくなる、はず。) **請求権の効果 [#e2831896] ・対象州を支配する国に対する「征服/conquest」の[[開戦事由>データ/開戦事由]](CB)を得られる。また、このCBで開戦した場合、請求権所持州獲得の際に外交点コストがかからない。 ・州獲得が不適正要求になる場合は外交点がかかるが、請求権があればこの際の外交点コストを&color(green){-10%};割引してくれる。(当wiki開戦事由ページの「不適正な要求/Unjustified demands」の項を参照) ・対象州獲得後、コア化コスト&コア化期間/Coring Durationが&color(green){-10%};(※恒久的請求権の場合は両方とも&color(green){-25%};)、州の自治率/Local autonomyが&color(green){-10%};される。 ・マイナスの効果として、対象州所有国のopinionが&color(red){-10};される。これ自体には大した影響は無いが、対象州所有国が同盟国か属国の場合には、関係が悪化しないよう注意する必要がある。この場合には、発生頻度は高くはないものの対象州所有国との関係を危うくしかねないランダムイベントが存在するからだ。 **請求権の作成方法 [#u7c114db] 通常の請求権は、基本的には[[外交アクション>データ/外交アクション]]の諜報アクションの一つ「請求権の捏造/Fabricate Claim」で得られる。 手順としては、まずは諜報アクション「諜報網の構築/Build Spy Networks」で外交官を対象国に派遣して、諜報網/Spy Networkを必要量構築する。後述する補正抜きの場合の必要コストは、当該国に1つも請求権を持っていない場合は20ポイントで、1つ増えるごとに5ポイントずつ増えていく。 必要量分の諜報網を消費して、原則として隣接する州(海域1つを挟んで隣接でもOK)にのみ請求権を作成できる。 ただし、対象州所有国との戦争中には作成できないので、複数の州に請求権付けたい場合などは注意すべし。 上記隣接州ルールの例外として、[[探検アイデア>データ/アイデアグループ#explidea]]をコンプリートした場合は非隣接の植民地リージョン(Overseas in Colonial Region)に請求権を作成できる。同様に[[拡張アイデア>データ/アイデアグループ#expaidea]]のコンプボーナスで非隣接の交易会社リージョン(Overseas in Trade Company Regions)に請求権を作成できる。 他にも大航海時代/Age of Discoveryの[[時代>データ/時代]]アビリティ「属国の移譲/Transfer Subject」が有効の間は既に請求権のある州の隣の州まで請求権を作成可能になる。 他にもイベントやミッションで得られる場合もあるが、基本的には外交官を使って諜報コマンドで「作成する」ものである。 **アイデア等による請求権コスト補正 [#vad71a6f] 前述の諜報網コストは以下のアイデア及びNIで&color(green){-25%};割引される。 [[諜報アイデア>データ/アイデアグループ#espidea]]の5番目 [[ナクソス>データ/National Ideas/Europe#NAX]]の伝統 [[ミュンスター>データ/National Ideas/Europe#MUN]]の伝統 [[今川>データ/National Ideas/Asia#IMG]]のNI1 [[一色>データ/National Ideas/Asia#ISK]]のNI4 [[千葉>データ/National Ideas/Asia#CBA]]のNI3 [[キプロス>データ/National Ideas/Asia#CYP]]のNI1 [[ポロツク>データ/National Ideas/Europe#PLT]]のNI1 [[ヤロスラヴリ>データ/National Ideas/Europe#YAR]]のNI1 [[教皇領>データ/National Ideas/Europe#PAP]]のNI4 [[ノーサンバーランド>データ/National Ideas/Europe#NOL]]のNI2 [[プロヴァンス>データ/National Ideas/Europe#PRO]]のNI1 [[ロレーヌ>データ/National Ideas/Europe#LOR]]のNI3 [[ニジニ・ノヴゴロド>データ/National Ideas/Europe#NZH]]の野望 [[ソモンド>データ/National Ideas/Europe#MNS]]の野望 **恒久的請求権/Permanent claimについて [#s5011f46] 恒久的請求権は[[ミッション>データ/ミッション]]・[[国家形成ディシジョン>データ/変態]]・イベントで得られる特別な種類の請求権である。 有効期限切れがないので、戦争の結果またはイベントによってのみ消滅する(※通常の請求権と同様に対象州のコアを獲得した時や請求国が滅亡した時にも消滅する)。 コア化コストとコア化期間の割引率が通常の請求権よりも大きい(&color(green){-25%};)上に永続するので、通常の請求権の上位版であるが、通常の請求権と違って外交官を使って作成する事はできない。 なお、それ以外の効果については通常の請求権と同様である。 **AE補正(※極めて限定的な状況でのみ。基本的には請求権にAEを減少させる効果はない) [#q1589076] 「一部の特殊なCBで開戦して対象州を奪った時に」発生するAEを削減してくれる。 誤解がないように繰り返し説明するが、大前提の知識として''請求権そのものにAEを削減する効果はない''。 AEを削減するのはあくまでもCBの効果であり、一部CBのAE補正の対象が「請求権がある州」なのだと考えるべきだろう(例えば征服CBの場合は請求権がある州を対象に×1.00の補正がかかる=実際には割引無し、という具合にである)。 具体的には、割引効果のあるCBは以下の5つである。 |CB名|AE補正|h |Government Form War(政体戦争)|&color(green){×0.75};| |Annexation War(併合戦争)|&color(green){×0.50};| |War for the Emperor(下剋上)|&color(green){×0.50};| |Annex Daimyo(改易)|&color(green){×0.50};| |Sengoku(戦国)|&color(green){×0.50};| 政体戦争はミラノ/Milanの政体が「アンブロジアーナ共和制」に移行した際にのみ、隣接国がミラノに対して得る、極めて限定的なCBである。 併合戦争に関しては[[英wikiの記述>https://eu4.paradoxwikis.com/Casus_belli]]によると「このCBは壊れていて適切に動作せず、正常に入手することもできません。植民地の征服CBだったかもしれません。/This CB is broken and doesn't work properly, nor can it be obtained normally. It could have been a colonial conquest CB.」とのこと。なのでこのCBは事実上無視して構わないだろう。 つまり、実質的に日本プレイ(大名・幕府プレイ)の時にのみ役立つ知識だと言って良い。 *コメント欄 [#mcaacd9c] #pcomment 参考: https://eu4.paradoxwikis.com/Claim