#author("2023-07-17T10:51:57+00:00","","") *Return to Europe 第一話Paused解除への道 [#i8b60972] |CENTER:&ref(Tenochtitlan01.jpg,nolink);| |Mexico-Tenochtitlan| **アステカの現状-妄想編① [#ycfea636] アステカが東の海の彼方から撤退して10年が過ぎていた。 イツコアトル帝は東の大陸での失策のみ注目されて失地王として有名だが、アナウワクではアステカの長年の敵であったマヤ族をアナウワクからカリブ海へ追い落とし、その同盟者クリーク族をフロリダ半島へ追い詰めた。 彼の功績は歴代皇帝の中でも決して見劣りするものではなかった。 イツコアトル帝を輔弼するのは甥のモンテスマとトラカエレル(モンテスマの義兄弟)と3人の顧問たちだった。 彼らはイングランドからの撤退以来アステカ国内の鎮定に腐心してきた。 何よりもまず信仰についての改革が行われた。 この200年、アステカの信仰を揺るがしてきたのは、ケツァルコアトル神が白い肌を持つ男として海からやってくるというアステカの宗教的言い伝えが、200年前の東の大海を越えての探検と1254年のイングランド人との接触で俄かに現実味を帯び、当時のアステカ指導層にパニックを発生させたことに由来する。 白い肌の人がアステカにやってきたならば国を譲らねばならない。 白い肌の人が財産をよこせというならば渡さねばならない。 伝承でしかないはずの白い肌の人が住む国が東の果てに在ったのだから。 帝国全体がある種ヒステリー状態となった。そして彼らはヨーロッパへ侵攻した。 しかし、アステカは敗れた。184年かけて東の大陸のすべてを失った。 イツコアトル帝はトラカエレルらと謀り、事実上アステカの教えを書き直しにかかった。 今日残存するいくつかの出典によれば、東の大陸に関する数百の文書を焼き払うよう命じたと言われている。トラカエレルによるアステカの教えでは、アステカ人は選ばれた人間であり、全ての者の上に立つよう運命づけられていると説いている。トラカエレルはさらに、アステカは黄色い肌の人に敗れたが、白い肌の人には敗れていないとし、アステカの信仰に揺らぎがあったからこそ東の大陸から撤退したが、今後は軍拡と儀礼的生贄が重要であると強調したという。 イツコアトル帝によるアステカの軍神ウィツィロポチトリを祭るテンプロマヨール神殿をテノチティトランに建立、その他にも多くの寺院や宗教的建築物の建設もすべては国内の鎮定のためであった。 アステカの宗教改革者トラカエレルは(1487年に死去するまでに)、アステカの東の大陸での記録と足跡を灰にしたが、それと引き換えにアステカは冷静さを取り戻し新しい信仰を得た。 東の大陸から生贄にするための白人奴隷を無尽蔵に得られていた時代は去り、イツコアトル帝は久しく行われていなかった近隣諸族への生贄狩りのための戦争を始めた。すなわち、マヤ侵攻でありフロリダ遠征である。 突然侵略的になったアステカに対し、当然近隣諸国は懐疑と恐怖を抱いたが、最も良質な生贄は捕虜であるとする体裁を維持するために獲得戦争をしないわけにはいかなかった。 イツコアトル『失地王』が逝去したのは4年前のこと。 1444年11月11日、彼の甥モンテスマ1世が帝国の後継者として黄金の帝都テノチティトランに君臨していた。 **アステカの現状-リポート編① [#z7fb2874] いきなり長々と妄想をぶっちゃけてすみません。 文中、聞きなれない単語が並んだりしますが、私が知りえる限りでなんとなく雰囲気つくりをしていきたいと思います。 アステカ人がこの大陸を呼称するのならば、シマナワク、あるいはアナウワク(水に囲まれた土地の意)とするべきなので、妄想編ではそう記述することにしました。 リポート部分ではなじみのある南北米大陸、欧州などと記述し、同様に年月日も西暦を使用します。妄想編でも西暦で表記してますが、そこは脳内で変換お願いします。 ***さて何から手を付けていいのやら全く分からない。 [#x07b7043] 自分で仕込んでおいてアレですが、いきなり北米諸族やインカと国境を接しています。 現状確認をしていくことからやるしかないですが。 |CENTER:&ref(aztec1411.jpg,nolink);| |1411年11月11日のアステカ帝国| 知りえる限りにおいて、現在アステカはモンゴルに次いで2番目の大きな国ですが、未知の領域の明国、あるいは日本やインドが統一された際には2位であるとは限らなそうです。 しかし、どこが2位になろうとも、全ての国をを合わせてすらモンゴルとまともにやっては勝ち目がないどころか太刀打ちは不可能でしょう。 参考までに陸軍の力の差を添付ファイルでお見せすると、文字通り桁違いのスーパーステーツなのです。 |CENTER:&ref(14441111_armies.jpg,nolink);| |CK2では新大陸で馬飼ってるってゆってたのに・・・| それでも目標はリターン・トゥ・ヨーロッパです。わかりやすく言い換えるなら、ヨーロッパ、北アフリカ、中東、ロシア、中央アジアを相手にメキシコが領土獲得の勝負を挑むという構図です。 |CENTER:&ref(奴らはこの国の場所を知らない.jpg,nolink);| |唯一のアドヴァンテージ=奴らはこの国の場所を知らない| ***施政方針を長考 [#w5d2e61f] 残念なことに友好国が一つもありません。 一番友好的なところで-20、タスキーギ(Tuskegee)-65、マヤ(Maya)-60、インカ(Inca)に至っては-104からのスタート。 ここまでどんな歴史を刻んできたのだろうかと上記妄想編を。 DipMapで確認したところ、初期状態でマヤ(Maya)とクリーク(Creek)がアステカ領内にコアを持っているのでおそらく仲良くできそうにない上に、この両国は同じTrade Node(Caribbean )に所属している。 |CENTER:&ref(14441111_dipmap.jpg,nolink);| |マヤとクリークのコア| 幸い?戦争はかなり弱そうに見えるし、過去にどんな歴史があったのかわからないしマヤがジャマイカンなのが気になるけれど、とりあえず敵に認定。 今は半島と島国。制海権がカギとなるはず。 が・・・ なんじゃこりゃ( º言º; ) 艦隊は全部太平洋岸で、南のほうの太平洋と大西洋を全く発見していないので艦隊を廻せません。 |CENTER:&ref(アステカの既知領域.jpg,nolink);| |アステカの既知領域| データコンバートなのだから仕方ないかと諦めてから、しばらく考えて、金はあるのだから大西洋艦隊を作ることにしましたヽ(゚∀゚)ノ 現有艦隊は64/73隻。内訳は |艦種|数|配置|備考|h |Early Carrack|18|Tlapanec|トラパネコ族の住む地域、現メキシコ合衆国ゲレロ州| |Barque|27|Tlapanec|| |Cog|19|Tlapanec|| さて、太平洋側には南にインカ北にナバホという強めの敵性国家がいる。同時に相手にするなら距離的には海上輸送したくなる距離だが、二正面作戦だけは避けなければならないし、しばらくはどちらとも戦うつもりはない。 Opinionはインカ-104:-99、ナバホ-45:-48でどちらとも仲良くなれそうもないっぽい。 インカは隣接する国がアステカしかないのでおそらく即行でEnemy指定されますよね。 あるいは早期にインカを降し南米のTradeNodeの独占とマンパワーを確保を目指すべきかとも思ったのですが、インカはこの大陸で2番目の強国。けっこうガチでやりあったら勝てても痛そうなので、Improve Relationを仕掛け南方を安定させカリブ海を支配する方向で進めます。 その後ナバホと対決しつつ北米統一。最後は北米対南米で関が原的な会戦をするのもちょっと楽しそうだし。 ***話を戻します [#f0c00610] カリブ海支配を目指しつつプレイし、最初のNIでExploration Ideaを取得し、探検~植民で東西の両洋の連絡を可能にしつつ、南米に植民を行う。植民にかかる金は黄金で賄う方針。国内インフラの建設費用も考えなければならないのだけど、顧問のコストも合わせて20.99Dukat/月でおさめれば、交易収入の伸び代で何とかなる思い込むことにしました。 マヤ、ティムクァを降した後は、蒙古襲来でもない限り、当分大陸での陸戦だけになる、少なくとも北米統一まではそのつもり、なので海軍は大型船の建造どころか維持も必要ないかもしれないと思いつきました。 そうなると、Early Carrack18隻とCog19隻をDeleteして大西洋岸でBarque23隻とCog15隻を建造する方向でFixすることにしようかな。金ならあるヽ(゚∀゚)ノ |CENTER:&ref(incomeoverview14111111.jpg,nolink);| |総収入の46%を黄金に依存する超インフレ確定経済なんですけどね| 画面右で39000の歩兵が補給切れ状態なので分割し、首都の1000と19000を合流させるよう移動っと。 大西洋艦隊の建設までにやっておくことは ・インカとナバホへのImprove Relationto ・太平洋艦隊を二分してメキシコとパナマのTrade Nodeへ派遣 くらいかな。 外交的に後手に回りそうですが、北米諸族の同盟関係がまだ読めないというか、そろそろ考えてても仕方ないんじゃないか?とゲームの神っぽい背後霊が言うので、コアと隣接プロヴィンス数でなんとなく読めはするのですけど、北米諸族が同盟関係を作ってからお邪魔することにしました。 とりあえずPausedを解除してみることにしようかな。 つづく **Index [#y9cb3104] [[はじめに>AAR/Return to Europe/はじめに]] [[第二話 第二話俺の黄金帝国がそんなに弱いはずがない(1444-1500)>AAR/Return to Europe/第二話俺の黄金帝国がそんなに弱いはずがない(1444-1500)]]