#author("2023-08-30T01:13:57+00:00","","") [[AAR/FranceでVer1.30とEmperorに挑戦]] [[前話(08)>AAR/FranceでVer1.30とEmperorに挑戦/08]] #contents *09√A(1760~1788) 服従・不義・狂乱 [#ja4b30c7] 前話での説明のとおり、1760年の国難フランス革命で革命共和国Revolutionary_Franceとなった世界線 **世界を革命する力を! [#y359a002] ***失ったものと得たもの [#c4a1cf65] HREが解体されて皇帝の特権が失われ &ref(./224.jpg,90%); 外交枠の超過と属国の不忠が生じた &ref(./225.jpg,60%); 旧HRE諸侯も宗主国Franceとの戦力比較が全属国の合計値になり、外交評判も低下したため規模の大きい国々が不忠となった 今後は毎月外交点がおよそ-100されるため、保有していた外交点はDEVポチや重商主義などで使い切った &ref(./226.jpg,80%); 全ての旧HRE諸侯は独立欲求が+116.2%(戦力比で+101.3%と外交評判低下で+14.9%)されたが、想像よりは不忠となった属国は少なかった またDefender_of_the_Faith(信仰の擁護者)に就任することはできなくなり宣教師が1人に戻ったほか、君主制の政府改革による各種補正も失った 2段階分を除く政府改革進捗が還付されたため共和制の改革を進めることも可能だったが、後に革命帝国へ移行することを見越していたため実施しなかった &br; 一方で"Revolution Target"革命の対象となったことで、各種の強力な補正が加えられ &ref(./227.jpg,110%); "Spread the Revolution"革命の拡散という凄まじいCBを獲得した &ref(./228.jpg); 革命政体でない国に対して有効で、AEと各種戦勝点コストが半額というぶっ壊れ性能 その代わりImperialism(帝国主義)CBなどが使えなくなるため、後で困る場面も生じた また特殊ユニット"Revolutionary Guard"革命防衛隊が利用可能となる &ref(./229.jpg,90%); 費用が通常ユニットの2倍必要だが、被射撃ダメージと被白兵ダメージがそれぞれ-10%・訓練補正+100% 海兵隊と同様に全軍に占められる割合が定められており、後述するRevolutionary_Zealで+20%されるほか、Decisionで増やせるものもある Proffessinalismの値によっては更なる強化(規律+2.5%・被射撃/白兵ダメージ更に-10%)も可能だが、費用は更に高まる 総じて「金はあるが人的資源が足りない」場面で有効なユニットと言えるだろう ゲーム終盤の列強同士の全面戦争を想定した仕様だろうが、今回のFranceで効果を実感するのは難しかった ***どいつもこいつも狂ってやがる [#q0f2d7aa] 革命政体になるとこれまでの絶対主義に変わり、"Revolutionary Zeal"(革命への熱狂?)が導入される &ref(./230.jpg,90%); 100のときの絶対主義と比較すると -統治効率は+30%で同じ -規律に対するボーナス(+5%)は無くなる -代わりに特殊ユニット(Revolutionary_Guard)の上限割合が+20%される Revolutionary_Zealの上限は基本値(革命政体である+50)に国内の革命思想の広まりの半数を足した値となる (例)革命思想の広がりが30%なら50+30÷2=65、100%なら50+100÷2=100が上限となる &br; 革命政体に転じた直後のRevolutionary_Zealは0なので、それまでの高い絶対主義に伴う統治効率からの落差には注意が必要 OE(Over_Extension:過剰拡大)が100%に近い、属国の外交併合がもうすぐ完了する、大国との講和で多くの州を獲得したい、など 画像のように革命政体の国家が戦争をしていないと毎年-4されるが、Strengthen_Government(政権の強化)で+5されることに加え、 戦争で''敵国領を占領し革命に染める''ことで、その州のDEV÷10だけRevolutionary_Zealが増加する→殆どの場合列強と1戦すれば上限に達する 一度でも占領をした瞬間に(革命の中心地が周辺州を染めるように)その州が革命に染まり始め、100日後にその州が革命思想に染まった時Revolutionary_Zeal増加 100日以内に敵軍がその州を解放したとしても、革命思想の染色は止まらない 前話で示したとおり、非革命国家の州が革命に染まると大幅な自治度下限ペナルティが加えられるため、非革命国家からみれば疫病のようなもの 革命国家の部隊は疫病を運ぶネズミに等しい &br; 革命政体の国家が属国作成すると、新しい属国も革命政体となる &ref(./231.jpg,90%); Ottomans戦の前にMamluksを解放した様子。Mamluks→Revolutionary_Mamluksになっているが、エジプト文化の州に残っていたコアは引き継がれていた 時間がたつにつれて元々の属国もどんどん革命政体に変わっていき、最終的には半数以上の属国がRevolutionary_○○となってしまった 国名が長すぎて属国タブや講和前に占領州を渡す際の表示欄をはみ出したため、いちいちマウスオーバーする必要があり面倒だった &br; &br; 個人的にはこの新しい革命関連の仕様はかなり良くできた仕組みだと思う 必ずしも今回のRevolutionary_Franceでは良さが伝わりにくい点は歯がゆいが… -まず膠着しがちなゲーム終盤に新たな波紋が生まれ、キャンペーンの中でスリルが増す期間が延びた --革命に対する姿勢からそれまでの大国同士の外交関係が変化する隙が生じ、反乱勢力により疲弊する国家も出てくるだろう -次に革命の中心地の生まれやすさから、前回戦争の敗者が多大な補正と強力なCBを得て反攻し、文字通り革命が起こしやすい --特に自治度下限に対するペナルティから、長引けば長引くほど非革命国家には不利となる ---逆に革命国家は軍量が小さくとも、ゲリラ戦のように逃げ回りながら各地に革命の火種をばら撒く戦術が取れる -最後にロールプレイとしての解釈の余地が増えた --革命の炎が世界中に燃え広がり、革命勢力が団結して旧態依然とした王制を敷く覇権国を打ち倒す ---逆に極限まで高めた絶対主義を誇る帝国が、カリスマ的な皇帝に率いられ桁違いの国力をもって不穏分子を叩き潰す、など **革命の狂熱が世界を焦がす [#a71eeb10] ***十死一殺で勝てる戦 [#g356ed9f] 17760/11 Ottomansとの初戦 &ref(./232.jpg,80%); 彼我戦力に10倍以上の差があり、更にRevolutionary_France単体ならば軍質も上回っていたと思う 革命関連イベント×3 &ref(./233.jpg,60%); 早いところ革命帝国に移行したかったので、共和的伝統は積極的に下げている 嬉しい誤算 &ref(./234.jpg,70%); 外交点が-999に張り付いているので不適正な要求に必要な外交点を支払えず、個別講和で領土を割譲させることはできないと思っていたが 左画像のように影響アイデアの完了とRevolution_Targetであることにより不適正な要求が-100%されるため、Shirvanからも領土を獲得できた &br; 1763/02 終戦 &ref(./235.jpg,70%); 統治効率・外交アイデア⑥・革命の拡散CBなどが合わさり、一度の戦争でかなりの州を奪うことができた。Ottomans領に要塞は残っていない 今更外交枠を気にする必要もないので、獲得した州は基本的に属国作成や属国への返還/下賜でOEを減らした 部隊の運用がいい加減だったこともあってこちらにも多少の犠牲はでたが、この程度なら何の問題もない(Revolutionary_Franceの人的資源は842k残っている) &br; 1763/07 部隊移動が完了したのでOttomansが独立保障をかけていたMoldaviaに宣戦布告 1764/01 終戦 &ref(./236.jpg,80%); 同様のことを世界各国で繰り返し(Ottomans以外の国は全て一発で完全併合できた)、1788年のOttomans滅亡により世界征服が完了した ***印象に残ったできごと [#ydfe5e16] 1768/09 イベント等で植民地国家の独立欲求が高まる &ref(./237.jpg,90%); 戦力比が圧倒的だったためか、独立戦争に至ることはなかった 1770/01 OLOMOUC州でIndustrializationが発生 &ref(./238.jpg,90%); 大国を更なる大国足らしめよ、と言わんばかりの効果 1773/02 イベントで共和的伝統が-25され、革命帝国へ移行 &ref(./239.jpg,70%); 大勢に影響はしないが、第4段階の"Imperial Principle"(帝国原理?)の州戦勝点コスト割引はWCをいくらか早めたかもしれない 1785/09 革命の弊害 &ref(./240.jpg,60%); 小国だからと後回しにして放置していたら、敵も革命政体になってしまい攻める口実を失った 宗教戦争直後にHREを解体する目的以外の理由でNoCBを使用したのは初めてかもしれない 私事で恐縮だが、作者は最近までコメント欄などでしばしば見かける「ほのぼのしますね」という表現の意味するところをしっかりとは知らなかった (使われている場面や反応からして皮肉的な暗喩だろうとは思っていた) 最近(1週間ほど前)某動画サイトである配信者(視聴者からほのぼの教の創始者として崇め奉られているらしい)の動画を拝見して色々驚かされた 様々な想いが浮かんだが、強いて言うならばただの狂犬ではなく不羈、圧倒的に自由で戦略眼の次元が高いのだろう 自分もそこそこ奇抜なことをするプレイヤーだと思っていたが、彼(彼女?)の前では児戯に等しいと痛感した 残念ながら作者はパラド神に絶対帰依を誓った身なのでほのぼの教への入信は叶わないが、敬意を払うべき尊い教えであると大いに感服せしめられた 1788/01 表敬のために最終戦争は停戦破棄を行った &ref(./241.jpg,80%); 異端異教の誹りを受けようとも敢えて言おう ほのぼのしますね。 最終戦争時の宣戦布告画面を確認すると、自陣営の人的資源は1千万を超えていた(実働部隊は531万弱だった) 戦争は2か月で終わった ***1788年の状況 [#o370734c] 領土 &ref(./242.jpg,70%); 国力 &ref(./243.jpg,70%); 収支と軍事 &ref(./244.jpg,70%); 不忠な属国が多く、あまり収入は伸びなかった 扶養限界に余裕はあり人的資源も金も余っていたが、必要がないのでわざわざ部隊を生産することはなかった 技術・アイデア・ポリシー &ref(./245.jpg,60%); 他に欲しいものもないので8番目のアイデアは宗教を取得した 君主点の使い道もなかったのでポリシーも特に吟味していない ミッション・属国・Governing_Capacity &ref(./246.jpg,50%); ミッションの中に平均自治度を条件とするものがあったので、どうせコンプリートはできなかっただろう 当初は威信やDEVポチで植民地国家を宥めていたが、実害がない(独立戦争の気配がない)と分かってからは放置していた 政府改革進捗は貯まっていたが、Governing_Capacityを増やす必要もなくそのままだった 宗教 &ref(./r1788.png,25%); ------------------------------------- [[AAR/FranceでVer1.30とEmperorに挑戦/09√B]](1760~1820) 神制ローマ・金・栄華