#author("2022-12-30T15:22:12+00:00","","") #author("2023-11-05T07:58:26+00:00;2023-02-11T22:15:04+00:00","","") [[AAR/神権シクWCOF]] *⓪ 計画 [#i88e3156] **サーマ朝とシク教 [#s2a76962] >インド亜大陸の最西端、シンド地域。砂漠気候には属していますが、地域内には北部からインダス川が流れているため、インダス文明が興るほど豊かな地域でもありました。 西に山地、東に砂漠と比較的孤立した地域ではありますが、インド最西端ということもあり西方のペルシア地方から様々な民族・文化・宗教が流入してきており、ウマイヤ朝に征服されたことをきっかけにイスラム化が進み、インド亜大陸でイスラム教が最初に広まった地域とされています。 1444年現在、シンド地域はサーマ朝により統治されています。サーマ朝はデリー・スルタン朝の家臣として、時にティムールの家臣となり1336年の始まりからシンド地域を支配してきました。現在はサイイド朝の影響下にありますが、サイイド朝の統治は安定していません。サーマ朝の国内も同様であり、統治者とその後継者は政治にあまり関心を示していないようです。 >シク教は、16世紀初めにGuru Nanakが啓示を受け始めた宗教です。当時インド亜大陸内で信仰されていたイスラム・ヒンドゥー両教の形骸化を批判し、徐々に信者数を増やしていきました。現在では世界で5番目に信者が多い宗教であり、北インドのパンジャーブ州を中心に広く信仰されています。 目標:シク教WCOF (初期計画は1.33の時に立てたもの。) さて、おそらく最も簡単な方法はティムール→ムガルを使うことでしょう。最初期を乗り越えれば十二分な国力から順調に拡大することができます。しかしながらこれはいろいろ二番煎じですしムガルはもっとほかの宗教で使いたいので却下。 次に考えたのがチベットを使った神権制でした。遊牧民化でよく使われるチベットですが昔から神権化もできました。ただ試走してみても1700年になってインドと中華の統一が精一杯。まあ私のプレイスキルを上げれば違った結果になるとは思いますが先にEU5が出そうです。 ここでバージョンは1.34に、神権化が容易になったのでインド国家からそのまま神権化することにしました。調査の結果シンドがNIに宣教師を持つようなのでシンド開始にしましょう。ちょうどインド諸国開始のAARも相対的に減っていることですし。(インドは不人気...なわけないよな) **基礎情報 [#j465644e] プレイ開始国家:シンド 初期国力:7州&開発度48 宗教:スンニ派→シク教 NI: |項目名|効果|h |伝統|宣教師+1| |~|陸軍扶養限界+25%| |不朽のサーマ朝|正統性+1/年| |バーブ・アル・イスラム|布教強度+2%| |グジャラートとの繋がりの強化|商人交易力+5| |マクリー・ネクロポリスの拡大|国教寛容度+1| |司法腐敗の終結|汚職-0.1/年| |タッターの興隆の監督|建造物コスト-10%| |バローチ部族民の採用|傭兵の規律+2.5%| |宿願|人的資源+15%| 宣教師:8人 - 基本 1人 - 宗教アイデア 1人 - シンドNI 1人 - 聖地DOABA州 1人 - グル「Tegh Bahadur」 1人 - モニュメントプランバナン寺院 1人 - 神権制Tier2 1人 - 神権制Tier10 1人 アイデア:権勢→統治→宗教→外交→軍量→攻勢→拡張→神聖 その他:首都はインド亜大陸内、インドステートコア化 **シク教について [#y873cff3] [[データ/ダルマ宗教]] ***基本情報 [#ube664a4] |陸軍士気|+10%| |軍事技術コスト|-10%| シク教はEU4内ではダルマ宗教グループに属する宗教のひとつです。(他にはヒンドゥー教があります) ***発生について [#c146c100] 1444年時点ではシク教を信仰するプロビは存在していません。当然です、シク教が始まったのが16世紀初めですから。 ゲーム内では1480年以降、ヒンドゥー教を信仰する州とイスラム教を信仰する州が隣接している場所周辺に、シク教を信仰する州が、イベントとして一定確率で誕生します。その後イベントを通じてヒンドゥー教信仰州に代わってにシク教信仰州が増えていきます。 イベントの都合上西インドに、特にパンジャーブ州にシク教は発生し、それ以外の場所で信仰されることはほとんどありません。 また、欧州におけるプロテスタントや改革派みたいに大規模に改宗されるというわけではなく、多くて10~20州がシク教になるだけですから、シク教に改宗するAI国家は1,2プロビを保有する小国くらいになり、結果としてシク教は広がりません。 ***「グル」及び固有要『教義』について [#cfdc1d8b] シク教において「グル」は「導師」「聖者」を指し、重要な意味を持ちます。 教祖であり第1代のグル・ナーナクから第11代の『グル・グラント・サーヒブ』(聖書) までおり、ゲーム内においては固有要素に関わってきています。 実際のグルがその地位についていた時期にリンクして、それぞれのグルに対して時代が設定されています。その時代内においては - 月間君主点が+1(統治点・外交点・軍事点かは定められている)orステート維持費減&訓練度減衰減(グル・グラント・サーヒブの時期のみ) - 3つの教義のなかから一つだけを選び、永続的な補正にできる -- ただし布教強度も永続的に+1%される -- ただし布教強度も永続的に-1%される -- 選ばないことももちろん可能 -- 別のグルの時代の教義と合わせて複数設定することが可能 -- 教義を7つ以上設定することはできない をすることが可能です。 特徴としては、 - 月間獲得統治点+19が可能になる(本文中に詳細を書きました) - 永続的なバフを6つもかけられる - なぜか布教強度が犠牲になる などがあげられます。 ***布教強度について [#g1c2b4be] 前述のとおり固有要素を扱おうとすると布教強度に対してデバフがかかります。パラドもそれをわかっているのか、各宗教に存在する布教強度を上げられるデシジョンの効果が、他宗教が+1%~+2%なのに対し、シク教は+3%となっています。 また、政府改革の神権制Tier8にシク教専用の改革が存在し、こちらも布教強度+3%と強力です。 もろもろ合わせるとかなりの布教強度を叩きだせることになり、本プレイにおいては+23.5%まで到達しました。 ***固有政府改革について [#j84a3844] 他の宗教と同様にシク教にも固有政府改革が存在します。 その内容は他宗教と同程度かそれ以上のものであり、どちらかというと軍事系に対して優秀です。 代表例としては汎用Tier4の『Abolish the Castes』があげられ、 - 安定度コスト-20% - 全階級影響力-15% - 土地没収による反乱軍なし と強い効果に強い効果がおまけでついてきたような感じです。 ***モニュメント [#fb69f216] 当然ですが、全宗教系の中で最も強いといわれるダルマ系のモニュメントにアクセスが可能です。 コア化コスト減、テリトリー自治度減、宣教師、布教強度、安定度コス減など錚々たる効果が並べられており、上の政府改革と合わせるとお手軽停戦破棄マシーンが誕生します。 なおヒンドゥー教でよくね?という意見を受け付けております。 ***そのほか [#tb896fbb] - 聖戦CBが便利です。(なおヒンドゥーも) - 自国家の改宗において便利です。 -- 具体的に言うと、 イスラム教→シク教はデシジョンを通して、 ヒンドゥー教→シク教は宗教タブを通して シク教→イスラム教・ヒンドゥー教は宗教タブを通して 改宗に反乱軍を利用しなくてよいという点はかなり便利だと考えます。 反乱軍って言うこと聞いてくれませんからね。 イスラム教国家からヒンドゥー教へ改宗する場合にシク教を踏み台にすることがよくあります。 シク教の扱いは普段はそんなもんです。