#author("2019-12-30T01:41:16+09:00;2017-04-21T00:46:46+09:00","","") #author("2020-01-23T05:56:06+09:00;2017-04-21T00:46:46+09:00","","") [[AAR/清らかなる天命]] *序章 明らかなる天命 [#k0a10456] ver1.20の明は凄まじく強い。 収入は最初から30ducatを突破し、兵力も六万から八万ほど動員でき、かつてのVerに比べたら全くといって良いほど平時に崩壊しない。 貢納国を求めて15世紀から東インドや中央アジアまで派兵しては、人的こそ摩滅させながらも、何事もなかったかのように帰ってくる。 朝貢国を求めて15世紀から東インドや中央アジアまで派兵しては、人的こそ摩滅させながらも、何事もなかったかのように帰ってくる。 その理由は統治が驚くほど安定しているということ。新しいシステムに内在するネガティブな要素を寄せ付けず、ポジティブな要素だけを吸収し続ける。 そして際限なく力を蓄え、反乱軍などの本来的な内憂を根こそぎにする。外患はそもそも存在しない。 まさに天命の国。東洋の巨壁である。 だから早いうちに潰してしまおう。 ゲーム開始から約十年後には開戦です。 **『軍備』 [#u25d3a52] jianzhouは遊牧民政体なので、騎兵が強く、また多く編成できます。 ただし現verでは騎兵比率が技術グループから離れて設定され、遊牧民国家でも75%までしか有効にはなりません。 一応百パーセントにする方法、また近づける方法もありますが、それは後述します。 その騎兵について。 満州は特殊な騎兵を編成できます。 &ref(1.jpg); 『八旗』は満州文化グループのプロヴィンスから腐敗の上昇と引き換えに徴兵でき、その戦闘力は規律10%分が上乗せされます。 ただし、あくまで八旗の騎兵が個々に規律10%増の戦闘力を獲得するので、部隊全体の規律が上がるわけではありません。 言い換えると、この騎兵だけの部隊なら、何もなくても、規律110相当の戦闘力を出すことになります。 また、連帯補充に費用は掛かりますが、人的資源は減りません。 金を出せば死に放題です。語弊がありますね。でも、そんな感じです。 (もしかしたら間違っているかもしれないので、詳しい方がいたらご指摘ください) この八旗を可能な限り起用します。 要するに満州の統一を急ぎます。 haixi/yeren/korchinを略奪しながら部分的に吸収。 これらの国が同盟を組みだすと面倒なので、一月後の宣戦解禁からすぐに動きます。 そして満州の固有領土だろうが何だろうが焼きます。焼くと君主点が出ます。 ルネッサンスの受容のためには、とにかく開発するための君主点が必要です。 これも遊牧民の習い。どこもかしこも焼け野原。これが人間のすることか。 あ、ここ燃やし忘れてますよ。燃やして、燃やして……これでよし。 Estateから将軍を雇用。 同時に騎兵五体も貰えますが、編成の時間が惜しく 軍隊の上限もあるので、全てキャンセル。 代わりに八旗を五体貰う。 満州NIは将軍のShockに最初から+1が与えられます。 そのため初期の将軍でもShock3や4などが、割と頻繁に登場します。 国王・後継者・Estateの将軍のどれかは軍事的に有能だと後が楽です。 最悪軍事点を消費して、いい人を探します。将活です。 初期の侵攻ラッシュは 陸軍伝統の蓄積にも役立ち、ますますいい将軍が出易くなりますね。 そんなこんなをしていたら。 &ref(2.jpg); よし満州だ。 ところでゲーム開始直後に明から貢納国におなりよ、と、ほぼ必ず勧誘されます。 ところでゲーム開始直後に明から朝貢国におなりよ、と、ほぼ必ず勧誘されます。 これは受けておきます。 貢納国の間では戦争し放題なので、とりあえず入っといたほうがお得です。 朝貢国の間では戦争し放題なので、とりあえず入っといたほうがお得です。 天命メンバーズカード的なサムシングです。 今入会すればKoreaに攻め込み放題。 &ref(3.jpg); お金が美味しい。敵軍を消滅させておけば、明との戦争時に横槍も防げる。 満州の財源は、どう足掻いても未開発のステッペと山。 私が焼こうが焼くまいが、焼け野原同然なのです。賠償金大事。切実に。 八旗の編成が完了。宗教を儒教との習合から、純粋なテングリ教へ戻す。 &ref(4.jpg); 軍隊雇用費が安くなり、また騎兵比率が百%まで可能に。 (八旗の上限数や金銭的問題により、騎兵だけの編成はしませんが、戦闘時の損耗による突発的マイナスを防げる) 歩兵は一万。騎兵は一万七千。ほとんどが八旗。 国境にて、時期を待つ。 **『天命の時』 [#eb3a2d04] 1455年。明が西方遊牧民に遠征を開始。 これぞ好機。直ちに貢納を停止。 これぞ好機。直ちに朝貢を停止。 安定度が1下がるも、属国と異なり停戦期間はない。 いざ。 &ref(5.jpg); 我らが天命のとき。 中華の皇帝位を求めて、宣戦布告。 &ref(6.jpg); 戦闘は平野で。 遊牧民なら部隊の白兵戦攻撃時に25%のボーナスがあります。 &ref(7.jpg); よし勝利。 &ref(8.jpg); このまま首都を落とす。 &ref(9.jpg); 落ちた。 ゲーム開始直後から諜報網を構築し続けていたことで、沿岸の攻城でも意外と早く終わった。 しかし順調な進展に水を差し、背後から襲い来る泡沫国家。 小癪な。プレイヤーのような真似を。 若干の危機感を覚え、軍事点を二百ほど投入。 &ref(10.jpg); 将活、成功。軒並み蹂躙。 敵の首都はなんとしても渡さない。 敵が、壊滅するまで、守るのをやめない。 そんなわけで。 1462年。 &ref(12.jpg); 明の天命は地に堕ちた。 &ref(13.jpg); 中華の皇帝は我ら満州だ。 &ref(14.jpg); **『そのはずだった』 [#l56a5eba] 誤算があったんです。 中華の皇帝が満州になり、明の各地ではUnrestが上昇しました。 &ref(15.jpg); それによる崩壊を待っていたのです。 ……その反乱の全てを、明の軍隊が粉砕していきました。 自力が強すぎる明は、散発的な領内の反乱軍を傭兵の数を頼みに一掃してしまいました。 ならば、二度目の戦争だ。 そう考えました。 しかし、問題がありました。 満州は清になると、遊牧民政体ではなくなります。 なので目下のところ清にはなっていませんでした。 ところが。 中華皇帝になっても、自動で遊牧民ではなくなってしまうのです。 平野での戦闘ボーナスも、高い騎兵比率もなく、純粋な兵数・国力では全く劣る我々に為す術はありません。 それどころか。 中華皇帝は貢納国がいないと、様々な効果のある改革を選択するどころか、かえって軍隊の戦闘力が弱体化していくのです。 我々の貢納国はゼロ。周囲の国は全て明の貢納国。どこを攻めても、明の物量がやってくる。 中華皇帝は朝貢国がいないと、様々な効果のある改革を選択するどころか、かえって軍隊の戦闘力が弱体化していくのです。 我々の朝貢国はゼロ。周囲の国は全て明の朝貢国。どこを攻めても、明の物量がやってくる。 やってしまった。 敵が弱体化する以上に、自分を弱体化させてどうするのか。 しかも金山の開発に君主点を注ぎ込んだ結果。 現地はルネッサンスを享受しましたが、国家としての受容には足りず。周辺地域も辺境のために伝播が進まないせいで、技術の遅れも深刻化。 打つ手なし。 このプレイは、ここで投了とあいなりました。 清になるだけなら、粘れば可能かもしれない。 しかし、私の目的は明の打倒。 中華の皇帝を称する清になって明に滅ぼされた、では意味がない。 忌々しい明軍を眺めながらゲームを終了した私は、解決策を考えていました。 中華皇帝にならず、明を弱体化させる。 次回こそが本題。 この世界では明らかなる天命の前に我々が屈した。 次なる世界で遊牧民たちが長城を越えた時。 清らかなる天命が、満州に訪れる……はず。