#author("2021-07-07T13:54:05+00:00;2020-08-12T17:17:19+00:00","","") #author("2021-07-07T13:55:58+00:00;2020-08-12T17:17:19+00:00","","") [[AAR/海軍アイデアで始める内海生活]] #contents **概要 [#qc76224a] ''目標:オスマンに25%以上の戦勝点の和平を「3回((1,2回の勝ちならマグレかもしれない))」通す'' ''縛り:同盟など外交枠に計上される((貿易同盟を含む))あらゆる外交関係を禁止、植民の禁止'' 小国によるオスマンへの勝利は同盟頼み戦略か、植民脱出から時間を使って一転攻勢する戦略が多いですが、今回はそれらを排除して正面から勝ちます。 オスマン相手だろうが勝てる、海軍アイデアならね。 **はじめに [#ad2aac59] 今回プレイする聖ヨハネ騎士団ですが、十字軍国家の成れの果て、ロードス島に鎮座する一プロビ国家です。 史実では、オスマンにロードス島を攻略された後はマルタ島を本拠とし、''マルタ騎士団''として現在まで組織を残しています。 一プロビ国家は数ありますが、ヨハネ騎士団には決定的な特徴があります。 &ref(異端異文化.png,nolink); ''首都が異端・異文化''というイカれた初期状態。 宗教・文化のどちらかならまだしも、両方こんな状態なのは珍しい((コメントで指摘していただきましたが、オスマンの首都エディルネが正教・ギリシャ文化のスタートでした。異教慣用+3にズィンミー、ギリシャ文化受容済みと申し分ない状態にされているので無問題ではありますが。))です。 同じ十字軍国家であるキプロス・イピロス・アテネも異端・異文化ですが、異端寛容+4のtraditionとギリシャ文化の受容で問題を解決できます。 十字軍国家の中で唯一ヨハネ騎士団だけが、ひどいデメリットを被ることに。 当然のように''宗教統一度は0%''、首都だろうが不穏度が急騰し、普通に時間を進めるとビザンツ分離独立の反乱が起こります。 開き直って正教に改宗することで反乱を防げそうですが、異端に屈することが許されるわけがない((でも史実のマルタ騎士団はロシアを頼った時期もあるそうです。うーんこの))よなあ!? 主要文化は騎士団の''地元のフランス文化''、たぶんレヴァント系とかイタリア系へ文化シフトするのが強いです。 でも私は地元を大事にするのでフランス系のままでプレイします。 **反乱軍との戦い [#w6f6c163] 外に目を向ける前に、まずビザンツ反乱軍と戦わなければなりません。 ヨハネ騎士団のFLと同規模の反乱軍が湧いてくるため、運が悪いと普通に負けます。 反乱軍に負けると、要塞を残していない((残していたところで首都の真上に延々と反乱軍が居座る(?)ために実質ゲームセットでしょう。))限りただちに反乱軍の要求が通り、領土がビザンツに奪われる形で''ゲーム終了''です。 こうなるのを避けるために、FLまで徴兵した後、反乱タイマーが進みきるまでに''訓練''をして勝率を上げておきます。 &ref(首都反乱.png,nolink); なんか酷い負けダイスの瞬間を撮影していましたが、この後に押し返して撃破できました。 **メイン収入 [#j57be86d] &ref(海賊.png,nolink); ヨハネ騎士団の最大の強みにして唯一の希望たる''海賊行為''。 ロードス近辺を海軍でうろつきながらクリックするだけで''300D近く''手に入ります。神か? これのおかげで、1プロビ国家の分際で顧問を雇えますし、有事のFL超軍拡にも差し支えありません。 水兵も手に入るので海軍の維持も安心! **その他、初手の動き [#u8e377bc] ・首都要塞解体 ・NFはフラット ・スグラ((オスマン領))のコアを放棄((所有してないコアは継続的に威信を減らすため、ただちに奪えないなら即-10を許容して放棄したほうが良いと思ってます。)) ・教皇領関係改善(教皇ポイントを稼ぎやすくするため) ・オスマンスパイ(監視のため) ・全小型船売却 ・輸送船2隻売却(2隻残し) &ref(特権.png,nolink); また、特権を詰めまくって気楽に高忠誠を維持します。序盤はこれが間違いなく強いと思います。 低直轄による税収減は許容範囲、問題は自治度増なんですが、首都は自治0で固定なのでとりあえず無問題。 低直轄による税収減は許容範囲であり、問題となるのは自治度増なんですが、首都は自治0で固定なのでとりあえず無問題。 領土が増えて来るころには低直轄ペナから脱出できるよう、所領没収やDEVポチで対応します。 とはいえ大金が手に入る直轄領売却も魅力的で、これの中毒から抜け出せず長いこと低直轄に張り付くことに。 なお、鉄人には影響しない[[Better Estate UI>https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=2169468112]]を使ってます。 **後継者 [#o385ca59] &ref(後継者.png,nolink); 神権政治では、指導者死亡時の後継者繰り上げor後継者死亡時に、新たな後継者の出身元を選べます。 それぞれメリット・デメリットがありますが、序盤は安定度を上げるための教皇ポイントを稼ぎたいので、教皇庁から後継者を迎え入れておきます。 中盤以降は、estateの忠誠を鑑みて選ぶようにしています。 君主制と比べて高能力の後継者を確保するのが難しいですが、継承に関する危機が起こらない点では安定しています。 **初戦 [#m2799ef1] 以下の政府改革レベル2がアンロックされました。扶養限界上昇が大きいですし、拿捕+33%も驚異的です。 &ref(政府改革.png,nolink); まだアイデアを解禁していない時期ですが、クレームを付けたエーゲ海諸島を持っているジェノヴァに仕掛けます。 &ref(ジェノヴァ宣戦.png,nolink); 戦時中に、DEVポチと友好国((同盟要請等すべてをガン無視しているのに優しくしてくれてます。))ヴェネツィアからの自然伝播でルネサンスを受容。 同時に統治技術lv5を研究し、''海軍アイデア''を取得。NFも軍事へ振り一気に進めます。 CB先のヒオスのみを上陸で攻略し、徹底的に長引かせて有利な和平を結ぶつもりでしたが、 &ref(ヒオス反乱.png,nolink); イレギュラーな事態としてヒオスにビザンツ分離反乱が湧いたので、即金64Dの和平で手を打ちました。戦時中の海軍維持費増を考えても黒字ではあります。 **解説 - 海軍アイデアその1 [#ncdda198] &ref(海軍アイデア.png,nolink); 海軍アイデアは様々な形で海軍を鍛えますが、二番目の''ガレー戦闘力+25%''が特に強力です。 たったのMIL800で内海ではまず負けなくなります。とりあえず二番目だけ取ってガレーで暴れるのは楽しいですよ。 **やっと国内安定化 [#x2dbecf4] 教皇ポイント消費とランダムイベントで安定度が上がったので、ギリシャ文化を受容するディシジョンを選択。 &ref(ギリシャ受容.png,nolink); 文化受容によって改宗も進められるようになり、首都の異端異文化状態から脱出しました。 これがもう少し遅れたら第二回首都反乱と戦うことになってたので、酷い話ですね。 **第二次ジェノヴァ攻撃 [#bb8d3d8f] 停戦が明け次第、ジェノヴァへ第二次攻撃。 今プレイの初海戦は、ヒオス上陸を妨害にしにきたジェノヴァ海軍とのものになりました。 自軍の損失ゼロ、むしろ拿捕で戦力を増やす圧倒的な勝利です。 &ref(vsジェノヴァ結果.png,nolink); 今度はビザンツ反乱軍の邪魔も入らず、堅実に戦勝点を稼ぎました。 和平直前の小細工として、ジェノヴァ沖に艦隊を送って封鎖の点を稼いでおきます。 これはやり得なので、どんなプレイでも使えるだけ使ったほうが良いテクニックだと思います。 &ref(ジェノヴァ沖封鎖.png,nolink); 外交技術lv7で植民距離=コア化距離が伸びたので、遠くの領土も奪えます。 コルシカと、クリミア方面のマトレガを取ってターンエンド。 &ref(ジェノヴァ領土割譲.png,nolink); なにが目的か、みんなは分かるよね! &ref(海賊延長.png,nolink); んほ~この海賊たまんね~。 **ネクストターゲット [#s7316770] ロードスのDEVポチが進んだことなどで海軍扶養限界が20を上回り、海軍ドクトリンを選択できるようになりました。 もちろん''ガレー船戦闘力+15%''を選択、海軍アイデア2と合わせて''+40%''、よほどのことが無ければ負けませんね。 だいぶ自信を持てたので、クレタの征服CBで地中海の女王ヴェネツィアを攻撃。 ろくすっぽヴェネツィア湾から出てこない敵艦隊を尻目に着々と戦勝点を稼いでいたところ、 ''デーン!'' &ref(オスマン来る.png,nolink); オスマンさんサイドからの先制攻撃が来ちゃいました。 念を入れたかオスマン、海軍国であるチュニスを同盟で連れてきやがってます。ひどい状況ですね。 同盟国不在な上、開始時から付いてるヴェネツィアの独立保障を自ら蹴っているため予想できた事態ではありましたが、タイミングがなんとも悪い。 ちょうど海軍はヴェネツィア沖の偵察中、慌てて本拠に戻すところで、''オスマンの宣戦にイキッて出撃してきた''ヴェネツィア海軍と衝突。 これによりいくらか損耗したところを、 &ref(オスマン海軍による奇襲.png,nolink); オスマンのガレー艦隊に横から殴られます。ちょっと不利っぽいですが''気合で撃破''したところ、オスマンがロードスへの上陸を開始。 &ref(ロードス危機.png,nolink); 泣きながらロードス沖に戻ります。 かれこれ三連戦ですが、''拿捕した艦により戦力を補充しつつ''なんとか形を整えます。 &ref(ロードス救出.png,nolink); 小型艦と輸送艦など物ともしません。何隻も拿捕しながらオスマン陸軍を海の藻屑とする大勝利です。 **一転攻勢 [#m5ed8a7e] 開戦時の危機を乗り切ったヨハネ騎士団は、 &ref(オスマン拿捕.png,nolink); なぜか一隻で出撃してきたオスマン旗艦を拿捕し、 &ref(ヴェネツィア和平.png,nolink); ヴェネツィアとは取るものを取ってさっさと和平。 &ref(人身売買.png,nolink); 固有イベントのスルタン弟の捕獲で大儲けしながら、 &ref(チュニス分離和平.png,nolink); てきとうに海軍を殴って戦勝点を稼いだチュニスと分離和平。 &ref(第一次オスマン勝利.png,nolink); CBのロードス防衛と海上封鎖の戦勝点で、オスマンに25点和平を強要し、巨額賠償金を得る最初の勝利を達成です。 **質の暴力 [#v0140d78] ここまででイマイチ海軍アイデアの強さが伝わってないので、分かりやすい画像を用意しました。 &ref(質の暴力.png,nolink); これはジェノヴァとの三回目の戦争の途中、海上封鎖のために分散したガレー艦隊が襲われたものです。 12隻の内の2隻が士気低下、ガレーの数だけ見ても10vs11で劣勢なんですが、ここから普通に勝ちました。 海軍は戦闘幅の範囲であれば数の暴力が効くんですが、海軍アイデア等による質の暴力によって、劣勢でも押し返すことができます。 言わずもがな、お互いに戦闘幅を満たした状態の決戦であれば・・・。 だいぶ長くなったので前後編に分けます。後編に続く。 次 [[聖ヨハネ騎士団 後編>AAR/海軍アイデアで始める内海生活/聖ヨハネ騎士団 後編]]