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目次:[[AAR/俺の傭兵がこんなにか弱いわけがない]]

前回:[[ダイジェストと現状と傭兵補正解説>AAR/俺の傭兵がこんなにか弱いわけがない/ダイジェストと現状と傭兵補正解説]]

#contents

*1 1.29までの傭兵の運用思想 [#z62fa56b]

**1.1 システム [#x4668b5f]
ver1.29における傭兵システムは以下のような特徴を持っていた。

-自国領及び占領地において割高な金額で兵士を徴収できる。
-傭兵召喚に必要なものは金銭のみであり人的資源は不要。
-傭兵の兵科はプレイヤーが自由に選べ、1連隊単位で雇用数を調整可能。
-傭兵は国家規模や地域に関わらず無制限に雇用できる。
-訓練不能。

そして多くのプレイヤーはこの傭兵の特徴を捉え、それにふさわしい運用をしていたと思われる。例えば

-最初期に借金をしながら雇用して人的不足を補いつつ大戦争を行う。
-連戦する際に人的の摩耗をおさえるために可能な範囲で傭兵を常備軍に混ぜる。
-緊急事態(決戦での敗北、急な宣戦など)に対処する。
-非要塞プロビを1~2kの傭兵に塗り絵させる。
-陸軍を砲兵のみで固めて射撃殲滅を狙う。

といったものがあった。しかしこういった運用思想はver1.30においてシステム面が大幅に変更されたことで修正、放棄を余儀なくされた。

*2 1.30における傭兵システムの変更点 [#w1bb1b1f]

-傭兵隊システムが導入され他連隊で構成される傭兵隊が雇用可能になった。そしてこれまでのような1k規模の傭兵雇用システムは廃止された。
-傭兵隊には本拠地と人的資源プールが設定され、地域や消耗によって雇用に制限がかかるようになった。当然のごとく傭兵隊の数も有限化された。
-傭兵隊には付属する将軍やバフ、デバフがかかるようになった。
-傭兵隊の兵科構成や連隊数は国家規模や隊の種類によって決定され、プレイヤーが任意に干渉できるものではなくなった。
-以上のシステムを運用する前提として傭兵隊の分割は不可能となった。
-傭兵隊の雇用費は月維持費の約4年分。
-常備軍の維持費を低下させていても傭兵隊の士気は最大値を維持するようになった。

以上の変更により1.29において通用してきた多くの運用思想は無力化された。例えば分割できない傭兵隊を占領のために散布することはできなくなったし、部隊に混ぜ込むこともやりづらくなった。では、このような環境において如何に傭兵を運用するべきであるだろうか?

*3 1.30における傭兵の運用思想 [#ff48eb37]

まず1.29から引き継げる運用思想が2つある。それは

-緊急時に予備戦力として雇用する。
-苦しい序盤の戦いに用いる。

である。これらの状況への対処は現在のシステムにおいて格段にやりやすくなったと言ってよいだろう。なぜならば1プロビにまとまった連隊を召喚できるため集結などに手間取ることがなくなり、世界線によっては強力な将軍を最初期から使用可能であるからである。後者は特に強力でリセマラさえ許容すれば''どこの国でも市販のスカンデルベグ((アルバニアの初期君主兼将軍))、すなわち市販デルベグを雇用できる''。これによって小国などの初動戦略は大いに改善された。

逆に戦術のような分割を前提とした運用は苦しくなり、リアル厭戦の抑制に貢献してきた傭兵散布による占領戦術などは完全にお蔵入りとなった。ただしこのシステムにおいて新たな運用法もないわけではない。例えば

-大量の歩兵を擁する傭兵隊を砲撃済みの要塞に突撃させて短期でZOCを突破する。
-初期の格安傭兵隊にコンキスタドールをつけて新大陸内陸部を探検させる。(常備軍の維持費は下げたままでよい点もgood)

などである。

*4 傭兵を運用可能な時代と国 [#w28a621f]
*5 原作((史実))における近世の傭兵と常備軍 [#d2b8f309]

次回:[[実戦1>AAR/俺の傭兵がこんなにか弱いわけがない/実戦1]](プレイ記録)

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