#author("2020-01-15T21:01:07+09:00;2015-01-20T12:31:51+09:00","","")
[[AAR/伝説の巨人の力]]

*目次 [#b7ff9f18]
#contents

*1552年の世界情勢 [#k093706c]
|#ref(http://art21.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/217503000_624.v1421724228.jpg,center)|
|#ref(http://art21.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/217503475_624.v1421725098.jpg,center)|
|CENTER:MuscovyはRussiaへ、ManchuはQingへ変体したようだ。&br;おめでとう!&br;統計タブ [[Country>http://art21.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/217503007_624.v1421724233.jpg]]・[[Armies>http://art21.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/217503014_624.v1421724240.jpg]]・[[Navies>http://art21.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/217503009_624.v1421724236.jpg]]|

*プレイ前外交 [#b7864116]
**タス...ケ..タ....ケテ....タスケ...テ...。 [#k98f86a8]
Spain戦とHansa戦、それら2つの戦争を通じて西欧諸国が消耗する中で
ある三ヵ国が国力を温存し続ける事が予想される。

一つ目は、中欧、Austria...。
ミッドランドゆえ外交的窮状に悩まされがちの国家である。

二つ目は、東欧、Russia...。
拡張方向が広大ゆえこれもまた外交的窮状に悩まされがちの国家である。

三つ目は、西亜、Ottomans...。
我が国並びに当AARの舞台となる国である。

Hansa戦を境にして、Austria/Russiaの2ヶ国が国力を伸ばす事は既に触れたとおりだ。

その予防策としてHansaを救出するとして、OttomansはHansa戦に関連する国々
Austria/Russia/Mughalsの逆鱗に触れる事に疑いの余地は無い。

Austria/Mughalsであれば、Hansa/Ottomansで凌げなくはない。

さらにRussiaが敵方に加わるとしても
説得を施したFrance/Moroccoを加え対峙すれば凌げなくはないだろう。

残念ながら、FranceはHansa救出にはあまり乗り気ではなく
下手をすれば参戦を拒む可能性もはらんでいる。

更なる懸念材料として、Franceがこちら側で参戦をしてくれた場合に
Spain/Japanの動向はどうなるだろう。

伝え聞いた限りでは、Spain/JapanはMughalsと利権交渉を終えており
またSpain/JapanはAustria/Mughalsと同盟へと発展可能な枠組みを既に構築している。

現在Franceが企画しているSpain戦が実行に移され、France方に参戦するHansaへ領土割譲を迫られるとなると
後々の関係は中立・同盟になるより、敵になる確率の方が格段に高いと見える。

このシチュエーションが現実となった場合、Franceがこちらの陣営に付くかと問えば答えは「ノー」となりかねない。

:Spain戦後のOttomans|「タスケ....ケテ......タ....スケテ...ス..。」
:Hansa戦後のOttomans|「タス...ケ..タ....ケテ....タスケ...テ...。」

ここで筆者はピーンと来た。

FranceにHansa救出を協力させ、尚且つSpain/Japanが欧州の動乱に介入して来ないように導く術。

それは...。

**捕食 [#yae55863]
Spain戦でFrance/Hansa/Moroccoに可能な限り領土を取って貰う、ただそれだけである。

Franceからの話では、Spain戦で割譲を受ける領土は自分以外のプレイヤーが貰いける形で
その時点でFranceは何も取得しない方針のようなのだ。

Hansa戦の報酬として、FranceがHansaより領土割譲を受けるからこそ
FranceはHansa戦に賛同している節がある。

では、Hansa戦の報酬などかすむ様な利益がSpain戦で得られるならばどうだろうか。

Franceが国力を伸ばせば、ますます頼りがいのある同盟国となるし
是非とも、取得の後ろ盾となりたい。

また、Spainの国力低下はSpainをヨーロッパ=アジアのコネクターたらしめる地位から引きずりおろし
再びヨーロッパとアジアで外交の切り離しを行う「逆Universalis」が実現する。

そうなった場合、JapanのSpain依存は薄れ
Japanとその同盟国のQingは、自我に目覚めアジア方面で利権追求を目指すはずである。

そう、Mughals/Russiaへ向けて...。

Hansa戦が分岐点と位置付けるなら、Spain戦はその前哨戦であり
Austria/Russiaの影響力が伸びきる前に事態に着手出来る、最後の地点となり得るのだ...!

:Spain戦後のOttomans|「Congratulations!!」
:Hansa戦後のOttomans|「君は自由と栄光を勝ち取った。」

後はFramceを説得し、Spain戦の講和内容を拡大して貰うだけだ。

**漏洩 [#y7c76aec]
さっそくFranceへ外交を飛ばしてみた所、信じられない言葉が返ってきた。

――――――――――――――――――――''1:1チャット''――――――――――――――――――――

:France|「講和内容でしたら、既にSpainさんに伝わっているようです。」
:Ottomans|「ダニィ!?」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

分からない。意味が分からない。

これから戦争をして利権を奪い取ろうという所で、何故その相手が内容を知っているのか。

いや...戦争前に交渉をした際に口が滑り
詳しい内容まで話してしまった、おっちょこちょいさんなのだろう。

――――――――――――――――――――''1:1チャット''――――――――――――――――――――

:France|「いや、僕は話していません。」
:Ottomans|「」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ヤベェヨヤベェヨ...言葉を交わさなくても相手が講和内容を知っていましたとか、どこの未来人よ。
それともスペースノイドが覚醒して、電子信号だけで意思疎通できちゃう、そういう流れ...?

――――――――――――――――――――''1:1チャット''――――――――――――――――――――

:France|「Austriaさんがちょろちょろ漏らしてて...。」
:Ottomans|「アカン...。」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

  対西戦概要
 1.開戦時期:1562
 2.目的:スペインの過剰な発展の抑止
 3.要求
  ①モロッコースペインIVORY COAST分割条約の破棄、ブラジル植民国家とラプラタ植民国家の利権の譲渡
     ゴールドコースト-ベニンの4プロヴィンスの利権のモロッコへの譲渡
  ②カルフォルニア植民地国家とアラスカ植民地国家の利権のハンザ同盟への譲渡

これがAustriaに事前に伝わり、他国へと漏れ出した原文のようだ。

てか、これを知ったSpainは絶対に逆上するでしょ...。

ここで、Ottomansは最後の一撃を食らわせた。

――――――――――――――――――――''1:1チャット''――――――――――――――――――――

:Ottomans|「Spainから可能な限り、領土を切り取って頂きたい。」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

物証は十分過ぎるほどであった。

AustriaとSpainの関係性、それに付随するFranceの両国への不信感。

幾度かに渡って続けられてきた、謀略も遂に大詰めとなった。

――――――――――――――――――――''1:1チャット''――――――――――――――――――――

:France|「やっぱ食い切るしかないんかなー。」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

Spain領を割譲させるに当たり、Moroccoも領土を取るようにOttomansから説得を施して欲しいと告げられた。

Franceだけが領土割譲を受けるならば
周辺国はFranceを敵視するだろうし、その際の生命線はOttomansとのコネクションに限られる。

綱渡り的な外交状況に陥るより、関係各国と共にリスク分散を図りたいと言ったところなのだろう。

Franceの意思をくみ取り、MoroccoへはOttomansから領土割譲に参加するように伝える事にした。

会話中、「ここで動かないとOttomansさんが危ないですしね。」と何度か発言していたのだが
もしかして、私狙われてた...?

将来的なOttomansの外交的窮地を見据え
それを含めて動いてくれるといういきな計らいなのかもしれないが
直線的に物事を受け止めず裏を勘ぐってしまうのが筆者の悪い癖である。

**茶番 [#jae5f80c]
しばらくして、対Hansa戦の会議チャットにSpain戦の詳細が書き込まれた。

Austria/Mughalsは経緯から講和内容に至るまで承知しているようで
事細かに説明をしてくれた。

Russiaはあまり関心を寄せていない様子だが、既にFranceから詳細説明を受けていたのかもしれない。

**密会 [#kcde0ba6]
France/Hansa/Moroccoに連絡を取り、4ヵ国で話し合う場を設ける事にした。

Ottomansを除いた3ヵ国は、余所でSpain戦の打ち合わせを行い
準備を終えていたようだ。

同所でHansa戦とSpain戦の関連性を説き
戦後のビジョンを説明した所、すんなりと受け入れて貰えた。

Moroccoは「Ottomansが呼ぶなら付いていくよ」的な軽いノリであるが
実利の共有は押さえてあるので寝返る心配は薄いだろう。

Spainには悪いが、Ottomansからすれば領土を大幅に減らすのがHansaかSpainのどちらかの違いでしかないので
この辺りは割り切って事に挑むほかないだろう。

会話の途中で、Hansaが「もしHansa戦が滞りなく行われるのであれば、北米に首都を移してでも抵抗を続ける」と
徹底抗戦の姿勢を見せたが、ここはそうならない為の集会である。

Spain戦の講和に話を詰めていたところ
Franceから「どの程度の割譲を迫るべきか?」という問い合わせを受けた。

問題は、1600年の各国間で不可侵が失効する時期にHansa戦が企画されているだろうし
それまでにこちらが力を付けられるかのタイムアタックであるという事だ。

この命題に対して、Franceは「和平期間を無視して殴り続けよう」と呼びかけ
HansaとMoroccoもこれに同意した。

作戦は、Franceから資金援助を受けたMorocco海軍を尖兵とし
France/Hansa海軍を加え制海権を確保。

同時に陸軍をピレネー方面より侵攻させ、短期決戦に持ち込む格好だ。

Franceは事前の講和内容と異なる内容をSpainへ突き付ける事で
「Austriaが不可侵を破って攻め入ってくるのでは」と事態の重症化を懸念していた。

もしAustria/Russia/Mughalsに何らかの動きがあれば
Ottomansは武力介入も視野に入れた静止を行うことを伝えておいた。((Russia/Mughalsは国力が未成熟だったので、実戦要員はAustriaに限られていた。))

不可侵を破ってまで侵攻をしてくる事など考えたくは無いが
相手が事の本質に気づくようなことがあればあり得なくはない話だ。

*プレイ中 [#a36b67a3]
**西欧化の波 [#pa168cb9]
プレイ開始後まもなく、MughalsとJapanは西欧化を開始した。

MughaはRussiaから、JapanはSpainより西欧化の恩恵を受けているようだ。

それを見たQingが、羨ましそうに「僕にも欲しいなぁー」等と言っていたが
もしや西欧化の約束を取り付けられていない...?

Mughalsは他国に支援を求める事無く、湧き続ける反乱軍を黙々と潰していた。

一方で、Spainのボルネオ駐屯軍がJapanと対反乱軍で協力体制を敷いており
如何に両国の関係が良好かを物語っていた。

彼らが夢見た、世界のUniversalis...。

そんな淡い夢は脆くも崩れ去る事になる。

**斜陽帝国 [#eded8765]
|>|BGCOLOR(black):|
|>|CENTER:参戦国|
|>|BGCOLOR(black):|
|CENTER:COLOR(RED):France|CENTER:COLOR(RED):Spain|
|CENTER:Hansa|CENTER:|
|CENTER:Morocco|CENTER:|

――――――――――――――――――――''全体チャット''――――――――――――――――――――

:France|「いろいろ漏れてた思うんですが、France/Morocco/HansaはSpainさんに布告します。」
:Spain|「分かってましたよ、Franceさん。」
:|「どうせ勝てませんから、模擬戦みたいに数を決めてぶつかり合わせたり、戦う地域決めませんか?」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

待ってましたと言わんばかりに見物決め込むような発言を続ける外縁国たち。

中には「どちらが勝つかを予想しようじゃないか。」等と
のんきな事を言っている国すらあった。

しかし、そんな彼らの野次馬感情も次の一言で凍りついた。

――――――――――――――――――――''全体チャット''――――――――――――――――――――

:France|「要求・本当にごめん!全土!」
:Austria|「えっ....ええええええぇ!?」
:Spain|「ゑ?」
:Mughals|「これは...話しと全然違う。」
:Russia|「さいですか...。」
:Ottomans|「一体、どうなってしまうのかっ!(ファイトクラブ風)」
:Morocco|「当然だよなぁ?」
:Qing|「欧州楽しそうだなー...。」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

Franceの要求に対し各国は「聞いていた話と違う!」と抗議が寄せていたのが印象的だった。

**ピレネー越え [#j81c4d9b]
開戦と同時にSpain西部の沖合で大海戦が勃発した。

その数なんとFrance/Hansa/Morocco:Spain=650隻:170隻もの規模であった。
(画像撮り忘れた><)

3ヵ国側の船数が異様に多いのは、Franceからの資金援助を受けたMoroccoがガレー船スパムを敢行し
500隻を優に超える数を揃えていたからだ。

例え会戦の場が外洋であっても数の差はいかんともしがたく
Spain海軍はみるみる溶け壊滅に等しい被害を被った。

#ref(http://art29.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/217543580_624.v1421822906.jpg)
続いて、陸上戦力はピレネー山脈を越えSpain領へと侵攻を開始した。

Spain側はというと、本土防衛用+急遽募兵した傭兵軍しか揃えられず
アジアや新大陸側に孤立した軍隊は、制海権を喪失した事で合流が出来なくなっていた。

#ref(http://art29.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/217543582_624.v1421822909.jpg)
占領を後回しにし、軍を合わせたまま南下を始めた3ヵ国側を前になすすべもなく会戦で敗北を喫するSpain軍。

続く追撃戦でも、撤退先に先回りしたFrance軍に捕まり
さらに奥地へと追いやられてしまった。

初めこそ数の差で押し負けていたSpainであったが、消耗が激しいからと
バラバラに動き出した3ヵ国側を各個撃破に持ち込む体勢に切り替えた。

#ref(http://art37.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/217543589_624.v1421822917.jpg)
この方針転換は功を奏し、主力のFrance軍を除く2ヵ国の陸軍の質が残念な事も相まって
孤立した軍隊を叩く→殲滅→撤退→三ヵ国側がバラバラに動き出す→また別の所で孤立した軍隊を叩く...を繰り返し
劣勢を覆そうと必死に刈り取りまわっていた。

#ref(http://art37.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/217543586_org.v1421822913.jpg)
しかし、3ヵ国側が再びSpain主力の補足を成功させ
再び殲滅へと舵を切りSpain陸軍はイベリア半島から消滅をしてしまった。

**誤算 [#rc7013e5]
欧州勢がSpain戦の講和内容に浮き足立っている一方で
得るはずの援軍を失ったJapanは、西欧化に伴う反乱軍に苦しめられていた。

VCでは、3ヵ国側に苦しめられるSpainの断末魔と
反乱軍の出現に手を焼くJapanの悲鳴、ハイテンションなMoroccoの声で三重奏が奏でられていた。

#ref(http://art29.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/217543577_624.v1421822900.jpg)
Japanは隣国のQing/Mughalsに救援を求めるが
Qingが快く応じたのに対して、Mughalsは不介入を貫いた。

反乱軍の主な出現プロビは東南アジアのSunni地域であり
海軍を持たないQingよりも、それを持つMughalsに助けを求めたかったというのが本音だったのだろう。

Spainへの謀略が、巡り巡ってJapanへの被害という形に繋がった事は重々承知していた。

#ref(http://art29.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/217543597_org.v1421822923.jpg)
多少なりとも責任を感じていたので、地中海に停泊していた輸送艦隊を紅海に回し
Japanの反乱鎮圧を手伝う事にした。

#ref(http://art37.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/217543599_org.v1421822926.jpg)
潰した反乱軍はせいぜい3~5軍団程度だったが、Japanは大げさなまでに感謝を寄せてくれた。

いや、収拾効かなくなった原因は私なんですがそれは...。

**斯くなる上は [#i52e0818]
徐々に生気を失いゆくSpainの声を前に
対Hansa会議チャットでは困惑を隠しきれず不安な雰囲気で包まれていた。

――――――――――――――――――――''対Hansa戦チャット''――――――――――――――――――――

:Mughals|「事前に知っていた人居ますか?」
:Austria|「France怖いんですけど...。」
:Ottomans|「どうしましょうねぇ。」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

不気味にも押し黙るRussiaであったが、あちらも何か考えがあるのかもしれない。

しばらくして、AustriaがSpainと連絡を取り付け
Austria/Mughals/Russiaらが介入の動きを見せ始めた。

Mughalsも一連の動きの最中に西欧化を終えており
国情は大分安定したようだ。

ここまではFranceの読み通りと言ったところか。

しかし、どのような形で介入をするかで一向に纏まらず
そうこうしているうちに講和を済ませ、一端の終わりを見せた。

|>|#ref(http://art37.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/217543612_624.v1421822945.jpg)|
|CENTER:対象国|CENTER:講和内容|
|CENTER:Spain|CENTER:3プロビ割譲をFranceへ割譲|
||CENTER:4プロビ割譲をMoroccoへ割譲|

終戦時に、Spainが「まだ攻めて来るんですよね?」と質問すると
「まだまだやるつもり」という返事が3ヵ国側から返ってきていた。

Austria/Mughals/Russiaらの見立てでは、和平期間が切れる15年後までまだ時間があるので
Spainと連絡を密にしつつ、対策を練ろうという話でまとまった。

そう、和平が守られるなら...。

**だが、しかし [#o4317313]
事は思うようにいかないというのが常である。

―――――――――――――――――――――''4ヵ国チャット''――――――――――――――――――――

:France|「今やった方が外交の隙を生まないので。」
:Hansa|「呼んでくださっても構いませんよ!」
:Morocco|「うちもいいっすよ。」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

終戦から2年が経過した頃、France/Hansa/Moroccoは再びSpainへ攻め入った。

この際、和平期間を無視して攻め入った事にAustria/Mughals/Russiaらが
「ルール違反だ」と抗議を寄せるも、ルールには和平期間の規定は存在しない。

Austria/Mughals/Russiaらは、ルールを把握した上で仕掛けているFranceに完全に出し抜かれてしまい
手も足も出せない状態になってしまった。

**最後の栄華 [#bd65ba44]
今回は事前の作戦打ち合わせをスキップしてしまった為か
各国はバラバラの経路で侵攻を開始した。

#ref(http://art37.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/217543605_624.v1421822936.jpg)
その隙を見逃すわけもなく、果敢にもSpainは南部から上陸を開始したMoroccoに攻撃を加え全滅させた。

続いて、Moroccoを救出に向かおうと突出し過ぎたHansaを途上で捉え
これもまた敗走させた。

残すFranceは不利と判断してピレネー山脈付近に撤退を試み
Spainの勢いを削ぐように立ち振る舞った。

Mountainプロビに攻撃を掛ける訳にもいかず、両者のにらみ合いが続いた。

#ref(http://art21.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/217543609_org.v1421822939.jpg)
元々傭兵主体であったHansaは直ぐに軍を建て直し合流
続いて、Moroccoも軍団を再編成して前線に合流を果たした。

#ref(http://art29.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/217543595_624.v1421822920.jpg)
完全に軍量で負けてしまったSpainは、再び持久戦へと持ち込もうと南部へ撤退を開始しようとするが
既の所でFranceに捉えられ、3ヵ国側の勝利が勝利を収めた。

#ref(http://art29.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/217543610_org.v1421822941.jpg)
続く追撃戦でも敗北したSpainは、主だった組織的抵抗を停止させ、ゆっくりと最後の時を待つのみとなった。

**出番ですよ、オスマンさん [#n65964dd]
AustriaはFranceとの間に1650年まで不可侵(同盟維持)が存在しており
介入するには同条約を破棄する他になかった。

孤立無援の状態でタコ殴りに遭い続けるSpainを目にし、覚悟を決めたAustriaは
Spainへ「Franceとの条約を無視して攻め入るから、Spainには耐えて欲しい」というメッセージを1:1で送ったようだ。

介入に関連した打ち合わせをRussia/Mughalsと行い
Ottomansにも協力をするよう声を掛けられた。

当のOttomansは協力するつもりなどまったくなく、空返事を返しておいた。

Austria/Mughals/Russiaらが対France戦議論を繰り広げる一方で
Ottomansは、有事に備えてFrance側での参戦準備を行っていた。

この期に及んで、即時介入か事後宣戦かで議論は纏まらず
時間を掛けすぎSpainは根をあげてドロップアウトを申告した。

|>|#ref(http://art21.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/217544265_org.v1421824951.jpg)|
|CENTER:対象国|CENTER:講和内容|
|CENTER:Spain|CENTER:2プロビをFranceへ割譲|
|CENTER:|CENTER:5プロビをMoroccoへ割譲|

Austria/Russiaは必死でSpainを呼び止めようとするが
既に燃え尽きたSpainは前言を撤回することは無かった。

**フランスだけを苛める会場かよ! [#u9d2893f]
Spain戦後に疲れ果てていたのはFranceも同じであった。

Spain滅亡の実行者として祭り上げられたからである。

――――――――――――――――――――''全体チャット''――――――――――――――――――――

:Austira|「Franceさんが何だか怖くなってきた...戸づまりしとこ...。」
:Russia|「Franceさん、話が違うんですけど?」
:Mughals|「まさかこんなにFranceが凶暴だったなんて思いもしなかったよ。」
:Japan|「Franceさんは、ちゃんと話せば分かって貰える人ですよ...。」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

先ほどまでの迷走具合とは打って変わり
Austria/Mughals/Russiaらは、Franceの方針転換を容赦なく非難した。

いやいや、そんな気力あるなら早く介入しとけと.....。

散々に言い散らす中で、一つ聞き逃す事が出来ないワードが耳に飛び込んできた。

――――――――――――――――――――''全体チャット''――――――――――――――――――――

:Mughals|「ドロップアウト前提の戦争が多すぎるんだよなぁ...。」
:Ottomans|「(ん?www)」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

Hansa戦とはなんだったのか。

一方的な物言いが見受けられたので、Franceに「事の真相を打ち明けましょうか?」と問い合わせるが
こちらを気遣ってか「慣れているので、大丈夫です。」と返された。

**一人は皆の為に、皆は一人の為に [#y971f2f1]
Franceの疲労とは裏腹に、ここからがHansa救出戦のスタートラインである。

Austria側が対France戦に動き条約を破棄する事で
無し崩し的に既存条約が失効する状態に持ち込みたいところだったが、実現には至らなかった。

Hansa=Austria間で1600年に失効する条約と
France=Austria間で1650年に失効する条約のタイムラグはどうにかしないといけない。

未だHansa戦に於ける課題は山積しており
それらを解決していくのには時間を要するだろう。

先達て、Hansaを助けるべきか否かを迷っていたFranceは
ついに助ける方向へと舵を切る事を表明した。

――――――――――――――――――――''1:1チャット''――――――――――――――――――――

:France|「まー舵を切ったから一蓮托生や!」
:Ottomans|「最後までお供しますよ。」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

OttomansはFranceに感謝をしていた。

Ottomansの将来的な窮状を見越して、あえて自身の外交路線を投げ打ったように感じたからだ。

「Ottomans側に付いた方が利益が大きかったから」「Austriaが信用できなかったから」...etc
いろいろな見方が出来るかもしれない。

しかし、Spain戦後の「Ottomans真犯人論を暴露しよう」という提案を跳ね除けたのを見ると
自分の事だけを考えて動いていないという事は確かに思えた。

それはOttomansにとって信頼を置く相手として見るのには十分な行動であった。

礼として、OttomansはFranceに一方的な防衛協定を持掛けた。

  フランス=オスマン友好宣言
 ・オスマンはフランスから参戦を受けた場合、フランス側の勝利を目指して全力で戦わなければならない。
 ・オスマンはフランスと敵対する戦争陣営に参加してはならない。
 ・今条約はフランスの任意なタイミングまで続き、破棄を言い渡すタイミングも一任されるものとする。

――――――――――――――――――――''1:1チャット''――――――――――――――――――――

:France|「わーい。ただ今後しばらくは、Ottomansさんが倒される時には僕も倒される関係になります。」
:|「守って守られてが一蓮托生ですね。」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

  フランス=オスマン友好宣言
 ・オスマンはフランスから参戦要求を受けた場合、フランス側の勝利を目指して全力で戦わなければならない。
 ・フランスはオスマンから参戦要求を受けた場合、オスマン側の勝利を目指して全力で戦わなければならない。
 ・オスマン・フランスは互いの国家と敵対する戦争陣営に参加してはならない。
 ・今条約は破棄後、EU4内部時間で40年間有効。ただし両者の合意がある時のみ、即座の破棄が可能。
 ・この条約は1810年まで続く。

一方的な条約で構わないのだが
Franceとしては対等な立場で付き合っていきたいという気持ちが強いようだ。

――――――――――――――――――――''1:1チャット''――――――――――――――――――――

:France|「この方が僕としては気楽ですねー。一方的な条約関係ほど潜在的に怖いものはないですし><」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

両者はこれに合意し、以後もその関係を保ち続けて行く事になる。

**戦後世界 [#c7493b64]
和平期間無視で戦争を行ったFrance/Hansa/Moroccoは
反乱処理などの戦後処理に追われていた。

Hansaは終戦後に帰還した軍団で十分知り仕切ったようなのだが
元々陸軍力に乏しいMoroccoは次々湧き出る反乱軍に手を焼いていた。

#ref(http://art29.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/217543603_624.v1421822934.jpg)
手持無沙汰だったOttomansは北アフリカに軍を向かわせ
これらの殲滅に手を貸す事にした。

中央アジアでは、インド諸藩主に連続宣戦を行っていたMughalsに再び災厄が舞い降りた。

#ref(http://art37.photozou.jp/pub/919/3096919/photo/217543601_624.v1421822930.jpg)
急な拡張でOiratにAEが乗り、懲罰戦争を吹っかけられたのだ。

拡張を急ぐあまり、MughalsのManpowerは枯渇しており
本人からはため息交じりの救援要請がRussia/Qing/Japanに寄せられていた。

しかし、それに応じる国家はついに現れず
Oiratへの領土割譲を許す結果となった。

Japanは反乱軍にもみくちゃにされながらも遂に西欧化を果たし
その真価を発揮するのに十分足るだけの足場を整えた。

とりわけJapanは反乱鎮圧に貢献、その間に攻め入らなかったQingに対し礼を述べ、友好をアピールしていた。

**Game of Thrones [#j02cea0b]
Spainの死は、ヨーロッパのパワーバランスを大きく変質させた。

Franceの台頭とAustriaの外交的没落。

Austria/Russiaの拡張を執拗に阻むOttomans。

France/Hansa/Ottomans/Moroccoの強固な連携。

Hansa戦を見据え、水面下で対峙する4ヵ国同盟と対Hansa包囲網諸国。

その影響は、ヨーロッパにみならずアジアにも波及した。

空白の利権地域と、アジア地域でのJapanの台頭。

今後の連携を匂わせる、JapanとQingの友好宣言。

クッション材を失い、アジア諸国と直接・間接的接点を断たれたMughals。

&br;&br;

外交に予定調和というモノは存在しない。

何故ならば、人の心のありようは常に変化をするからだ。

ある者はこう言った、「死は誰にでも微笑む、出来る事は微笑み返すだけ。」

Ottomansも今出来る事を考え、準備を怠らないようにしよう。

そう、"他者へ微笑む"準備を...。

[[目覚めの時(1578年-1619年]]へ続く...。
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[[AAR/伝説の巨人の力]]

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