#author("2020-01-15T17:28:34+09:00;2014-02-25T00:24:05+09:00","","") #author("2020-01-15T17:36:46+09:00;2014-02-25T00:24:05+09:00","","") [[AAR/メディチ家の足跡]] *イタリアの産声 [#e5d23c70] |CENTER:&ref(monariza2.jpg);| |ルネッサンスの立役者 レオナルド・ダ・ヴィンチ作モナ・リザ| 16世紀!フィレンツェとヴェネツィアを中心にルネッサンスが最も大きな花を咲かせる時期であり、イタリア都市国家の最盛期でもありました しかし、最盛期とはつまり山の頂上 後にも先にも下るしかありません それはイタリアの衰退の始まりをも意味していたのです 各国が国王や議会の手で中央集権化を進める中、地方分権と市民の力を信じ続けたイタリアは没落以外の道を歩むことができませんでした サルデーニャ王国によって統一が成し遂げられるのは1861年、およそ350年後のことになります ルネッサンスと時を同じくして、ポルトガルとスペインを先頭に大航海時代が幕を開けます 大西洋の先にアジアを見た者たちの物語 後に帝国主義と呼ばれる征服活動の残した爪痕は今なお深く刻まれています ですがその野心が世界を一つにしたのも事実です ルネッサンスと大航海時代 ヨーロッパ人が世界を征服できた理由を求めるとすれば、この爆発のような二つの活動こそが答えに当たるのではないでしょうか **決別の時 [#q9702f85] 出会いがあれば別れもあります それは人も国も同じこと フィレンツェも、長い間同盟してきたヴェネツィアに宣戦布告という形で別れを告げます さようなら 死してイタリアの糧となれ 見所もなく短期間でヴェローナを奪います ヴェネツィアはハンガリーに侵攻することでその穴を埋めようとしている模様 弱肉強食とはまさにこのことです などと思っていたらオーストリアが同盟を切ってきました どんどん増していくフィレンツェの力に恐れを抱いたのでしょう この臆病者め オーストリアがいなくなった分カスティーリャと同盟を結んでおきます さて、前回「最も征服に苦労する国」であったはずのナポリがフィレンツェ包囲網に参加しました これで包囲網に入っているのはサボイ、スイス、ナポリの弱小三国 これはチャンスです 早速スイスに宣戦してナポリを叩きましょう あっという間にアブルッツィとバーリを割譲させます これで今度から戦争による属国化ができるようになりました 停戦が明けると同時に再び攻めかかります 前回より弱体化した敵と強くなった味方 特筆することもなくナポリを属国化して終了 イタリアはすぐそこまで来ています **特筆すること [#i7182eb5] ありました ヴェネツィアはハンガリーからアドリア海の沿岸を奪って和平します そこに目をつけたのは我々を裏切った卑劣漢オーストリア 戦争で弱ったビーバーの共和国への侵略を始めました なんて卑怯な! 圧倒的陸軍力で決着をつけ、フリウリ割譲、クロアチアの独立という条件を飲ませたようです かつてイタリア一の隆盛を誇ったヴェネツィアもこうして衰退していきました |CENTER:&ref(eu4_3_convert_20140223144357_compressed.jpg);| |花束の花も随分少なくなりました| ですが問題はそこではありません イタリアリージョンに属するフリウリを奪う これはすなわち、イタリアの守護者たる我々への挑戦を意味します いい度胸です 今は到底勝つことなどできませんが、いつかその選択を後悔させてやる **Viva Italia!! [#i9325032] 時の元首ボンタレンティ 半島の大部分を支配し、ナポリも従えるフィレンツェ イタリアを称するにふさわしい大国 戦争のやり方を知らないなんてもう言わせません 1520年8月2日 フィレンツェは高らかにイタリアの成立を宣言します 祝杯を上げよ!外国の支配は永遠に終わったのだ! 人々はイタリア万歳と叫びながら街中を練り歩きます |CENTER:&ref(eu4_5_convert_20140223144429_compressed.jpg);| |今や列強の一角を占めるイタリア| なぜかボンタレンティさんの名前に「デ・メディチ」が付きました 理由はよくわかりませんが、メディチが帰ってきたのは嬉しいことです |CENTER:&ref(eu4-7.png);| |帰ってきたメディチ| **失われたイタリア [#s8539f4d] 名実ともにイタリア国王になったメディチ しかし力をつけているのはイタリアだけではありません ヴェネツィアやサボイ、そしてシチリアとサルデーニャ島と言った「失われたイタリア」も外国の支配下に残っています 次々と襲いかかる試練 再び舵取りとなったメディチ家はどこにイタリアの明日を求めるのか 答えは時が教えてくれるでしょう 前 [[躍進の世紀]] 次 [[最後のイタリア戦争《地中海編》 その1]] 前 [[AAR/メディチ家の足跡/躍進の世紀]] 次 [[AAR/メディチ家の足跡/最後のイタリア戦争《地中海編》 その1]] [[AAR/メディチ家の足跡]]