[[AAR/オマーン国際AAR]]
*プロローグ [#j00b9fac]
'''マスカットのスルタンMahzum(1/1/2)は悩んでいた。'''
'''ラスール朝イエメンがインド藩国からの朝貢を受け入れた結果'''
'''インド洋ー地中海を結ぶ交易路がマスカットの見るペルシャ湾から紅海に移ってしまったのだ'''
&ref(http://art29.photozou.jp/pub/150/3110150/photo/219098047.v1425022107.png);
'''カイロとアデンがイタリア人相手にぼろ儲けしてるのを苦々しく思うのは彼だけではなかった'''
'''イスタンブル、サマルカンドのスルタンやホルムズの商人も'''
'''以前の繁栄を取り戻さんがため策という策を練っていた'''

'''1445年、高齢のMahzumは往来の少ない港を眺めながら亡くなり'''
'''あとを継いだのはSulayman(4/4/3) 18歳の青二才'''
'''ここからオマーンの伝説が始まるとはまだ誰も知らない…'''

*SulaymanとMehmet [#je470733]
今回のマルチは何と言ってもアジアプレイヤーが少ない
というのはOttomans、Omanの2国しかいない

この2国が協調する限り欧州プレイヤーは単独でのアジア介入が難しく
逆に背中に敵のいないアジアプレイヤーは欧州国家に自由に口を出せる

Ottomansの領土欲を躱しつつ
アジア・アフリカから欧州勢を閉め出すことに集中すれば
Omanは見た目のへぼさとは裏腹に交易によってマネーを集められる

これら分析から今回は
 ・Ottomansと仲良くするため領土は交易重要地に絞る
 ・総収入で1位を目指す
 ・一回は戦争に勝つ
を目的にプレイすることにした

早速Ottomansに仲良くしましょう!と外交を送ろうとしたが
先に向こうからコンタクトが来た

 Ottomans「きえろ ぶっとばされんうちにな」
 Oman「OttomansさんがOmanに来るまで寝て待っているとでも…?」
 Ottomans「全面的に戦争になるなら、最初から違う国に入って欲しいなって♥」
 Oman「腕に自信が?失礼ですが400hプレイヤーはAIとは人だけに一味違い…」
 Ottomans「私のプレイ時間は 8 7 3 時間 です」
 Oman「はえー すっごい…」

Ottomansプレイヤーはマルチは初めてとのことで
EU4自体もそれほどやっていないのかなと思ったが実は自分の2倍以上プレイしている上級者。
口先で騙すのは難しく

 Oman「アラブ文化地域に関してはベドウィン文化の所しか取りません、許して」
 Ottomans「そこ抑えられるとこちらの交易収入が激減するので、やっぱり全面戦争しか無いかなって」
 Oman「サマルカンドからガッツリ引けると思うんですけど…」
 Ottomans「Muscovyと争いになるじゃないか…」
 Oman「どうせ総合点でOmanは1位になれないんで、主従カンケイでいいんでお願いします!」
 Ottomans「そこまでいうのか…ならタッグで1位を目指しましょう」

なんとかOttomansを説き伏せ
アラビア半島やインド沿岸地域、インドネシア地域をOmanが
それ以外をOttomansが獲るという縄張りで合意し同盟を組むことに

 Ottomans「あと、EnglandとCastileにインド沿岸1プロビずつ分けるって約束したからそれお願いね」

Omanの頭越しに行われる世界外交、仕方ないね

あまりにOmanが下手に出たためか、あるいは初めてのマルチで同盟国が得られてほっとしたのか
Ottomansはその外交状況について話してくれた

まずMuscovyとビザンツ帝国領について揉めているということ
今回のMuscovyプレイヤーはリアル正教徒で
ビザンツを残してくれと(デジャヴュか…?)懇願しており、
実現された時の利益が少ない上に認める必要性もない要求にOttomansは困惑していたが
タタール文化地域全てをOttomansに譲るという交換条件に首を縦に振った

 Ottomans「タタール全域貰ったったwwww」
 Oman「うそやろ……」

このプレイの時のタタール文化地域はキプリャク平原を覆うほど広大で、かつ人的資源に豊富なので
全てを取ることによる国力増強は計り知れず
のちにMuscovyを苦しめることになる…

またタタール文化地域を全てOttomansに渡したということは
Muscovyが他の地域で帳尻を合わせるなら、それは中国地域であるわけで
東アジア物産の取引で一儲けを狙うOmanとしては
この領土分けには同盟国の強化ながらもむしろ不安になるばかりだった

*世界分割 [#s66276a2]
Oman・Ottomans間での国境確定の次は多国間係争地、中国・アフリカについて
当事者で利権を確定させることに。
そこで優位に立つためにOttomans・Omanで一つの条約を公表した

 オスマン、オマーン条約(ケバブ条約)
 両国はケバブを愛し、相互の領土を承認、保全し、そしてケバブを愛する

単純明快な条約だが、この文に纏められるまで1時間程掛かった
Ottomans側としては破った際の懲罰条項やOmanに片務的な条項を盛り込みたく
Oman側としても条約の目的をアジア/アフリカからの欧州勢の閉め出しと明記したかったのだが
互いに思うところがあり1文だけに、やっぱ短文が分かりやすく且つ思わせぶりで良いということに

この条約公開の目的は本来明記しようとした様にアジアアフリカのムスリムによる独占だったが
その効果は世界分割会議に期待される…

**アフリカ分割会議 [#z6271004]
(注意!1.7時代のアフリカは現在のverのものと大きく異なります)
 Oman「我が国はサブサハラ以南アフリカ全てを要求します」
 Castile「うっそだろwwお前www」
 England「認められませんねぇ。我が国はザンジバル・ケープ・コンゴを要求します」
 Oman「ザンジバルはOmanの歴史的領土だからNG」
&ref(http://art21.photozou.jp/pub/150/3110150/photo/219098066.v1425022107.jpg);

この会議の際にコンゴのOmanの領有主張へCastileは異議を唱えてなかった気がするのだが
後のアジア分割の際のCastileの提出した画像ファイルで
Castile領コンゴとなっているのを見落とし
それを認めてしまったため確執が生まれてしまった

 Castile「OmanはOttomansの威を借り過ぎ、コンゴまでは渡さない」

**アジア分割会議 [#h2c19869]
Muscovyがどこまでアジアを取るかはOmanにとって最大のポイントであった
上に書いた様に中国の富を内陸経由で持っていかれるとOmanは手の出しようが無い

Ottomansはタタール文化をMuscovyに譲ってもらった借りがあるので
Oman単独でMuscovyとの交渉に当たらなければならない、と重荷に感じていたのだが
予想外の国からフォローが

 England「中国欲しいですねぇ」

Englandプレイヤーは様々な場面で勝ち気に領有権を主張し
南アフリカではCastileと対立、Denmarkを北米から締め出した
その上、東アジアにまでその手の届くところだと思っているようだ!

しかしMuscovyとの障壁としては使えるとOttomansも判断し
満州はMuscovy、華北はEngland
残りをOttomansが取るということでその場はうまく収まったように思われた
最後にOmanは日本を貰いますね、と言って会議を終わらせようとしたところ…

 Muscovy「ちょっと待って下さい、日本は私も欲しいです」
 Oman「え…?ロシア領日本…うそやろ?」
 Ottomans「まぁ日本ぐらいMuscovyに渡しても良いのでは?」

Ottomansが背中から撃ってくるが
小国Omanとしては日本文化地域は重要な策源地であり
何より海外領土ペナルティを喰らう土地について積極的に主張するMuscovyが理解できなかった

いわゆる植民者を送って云々する植民地はコア化コストが必要なく同文化同宗教で管理もしやすいのだが
領域国家を征服して海外領土にするのではコア化コストが必要で管理もしにくい、見返りも少ないという二重苦があり、
外国から攻められるか分からないマルチでは無暗に海外領土に領有権を主張するのは好ましくないと思うのは
生まれついての敗北主義者だけだったようだ

中国については交易会社からの商人ボーナス等期待されることが多少はあるが
日本領有についてはそれらが全くない、いかに非効率的かを説き伏せなんとか譲歩を引き出した

 Oman「北海道等空白地・琉球をMuscovyに、それ以外をOmanにでお願いします」
 Muscovy「しょうがないにゃあ…」
 Oman「は?(威圧)何かいま変なこと言いました?」
 Castile「強い口調はNG」

これに疲れ、二度三度やりあったCastileに対してフィリピン領有を折れて認めてしまった

 Castile「Omanさんには負けますね^ ^」
 Oman「また守れなかった…」

&ref(http://art21.photozou.jp/pub/150/3110150/photo/219098059.v1425022107.png);
 画像だと北海道がOman領ですが実際はMuscovyです。描き間違えました

誰にも触れられることの無かった朝鮮半島については
Muscovyの「法則が発動するから誰も取らない」提案で合意したが
心の中では隙あらば取ろうと考えている

*プレイ開始 [#o82331b6]
「序盤のプレイでガバりがち」なOmanプレイヤーは
今回も漏れなくYemen相手に借金50個で辛勝すると言うガバプレイを見せつけた

 Ottomans「よっわ…同盟切ろうかな」
という心の声が聞こえたが気にしない

借金50個と言うと恐ろしいが、1個につき8ダカットしかなく
DenmarkとOttomansの支援で程なく完済した。
自分はこういう甘やかしに弱いのだが、こういう人間同士の助け合いがマルチの醍醐味なのだとあえて言いたい
のちに数十倍にして返したのだが250年近く経っていたので利子を考えると当然かもしれない

Yemenからアデンなど割譲&属国化し、返す刃でNajdを併合→属国復興

Najdを併合した際に、Mamluk領土となっていたヒジャーズ地方にCBを作成((属国復興すると隣接しなくなるためCBが作れなくなる))
包囲網を組まれているOttomansの代わりにMamlukに宣戦する
しかしshock4の将軍付きMamluk軍が17kが高速でOman軍主力10kに食いつき殲滅されてしまう

 Ottomans「ちょっとOman弱すぎんよ~」
 Oman「こうなることを予測して事前に早めにアラビア半島に来られるように言いましたよね」
 Ottomans「まぁマムルークぐらい単独で倒しますから…」

急いでOman軍を2k作成してヒジャーズ地方をいくつか占領したが
Ottomansは単独でMamluk本国を制圧しシリア地方のOttomansへの割譲でOmanを含めて全体講和した

 Ottomans「次の戦争でヒジャーズ地方は渡しますね」
 Oman「Omanの仕事は宣戦するだけだったのか…?」

属国Najdにヒジャーズ地方や黒羊朝に取られていたコアを返還させて
アラビア半島を統一したところで1章は終わり
*アラビア半島統治について [#y8d95864]
まず重要なのはOmanが周りから孤立してibadi派という宗教なことだ

異端プロビンスだと反乱率(1.7時代)がのり、これにさらに征服したばかりだとNationalism RRがのり
主要文化領土と言えど馬鹿にならない反乱率になる。
(1.8以降だとAutonomyを上げるという方法があるがこの時代は無かった)

そのため国土拡張の際にはなるべく外交併合が好ましい
最初のYemen戦では交易力の底上げを狙いAden周辺を直轄地とし
それ以外はYemenを属国として統治を任せた。

さらに属国に統治を任せるにも
その首都をIbadi派に変えておきIbadi派の属国として復興した方が都合がよい
その首都をIbadi派に変えておきIbadi派の属国として復興するか
講和でIbadi派に改宗させておいた方が都合がよい

今回属国として復興したNajdはNIで改宗率が強化されている上に
統治技術4で取れるアイデア枠で宗教アイデアを取ってくれるため非常に改宗力が高く
Return coreやSell provinceした州を一瞬でIbadi派改宗してくれた

その改宗力は宗教中心地で-5%のペナルティの乗るmeccaをもibadi派に変えるほどである
Shia派やOmanでプレイするときは是非属国Najdに改宗お任せあれ

&ref(http://art21.photozou.jp/pub/150/3110150/photo/219098072.v1425022107.jpg);

アラビア半島の特徴はBTが低い、産物が良い州もあるといったところか
BTが低いためせっかくの産物を活かせてなくやはり残念な州ばかり

しかし1.7時代は物価がイベント固定ではなく需要/供給概念があったため
供給プロヴィンスの少ないコーヒーの単位当たり価格は平均8ダカット、最高で13ダカットまで値上がりし
フィリピンなど植民地でコーヒー栽培が行われるまで
アラビア半島のコーヒーはOmanの重要な収入源となった

アラビア半島にはアデン湾ノードがあるが
ここはアレクサンドリア方面に流すか、ザンジバルノードに流すかの重要な分岐点で
交易国家なら必ず押さなければならないポイントだ

地形は砂漠が多く、消耗が厳しい
要塞レベル9まで建築してオスマンが攻めて来たらどれだけ消耗するだろうと妄想していたが、
むしろ欧州に兵を運ぶまでに自軍が消耗の被害を受けた

地勢で重要なのはバーレーン島とアラビア半島、モカとアフリカが繋がっていることだ
バーレーン島を首都にしてアフリカ大陸を本土としてあつかえるという仕様になっている
最悪の場合ペルシャ湾に船を大量に浮かばせれば首都バーレーンに引き蘢れるというのは面白い

またアラビア半島から空白地モルディブ諸島に外交技術3で届く
ここから植民地帝国Omanが始まる…

*[[2章 彗星の導き>AAR/オマーン国際AAR/2章 彗星の導き]]へ続く [#lc5fa2d6]

TIME:"2017-03-03 (金) 18:46:33"

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