#author("2020-07-22T05:43:46+00:00","","") #author("2020-07-23T03:32:40+00:00;2020-07-22T05:44:18+00:00","","") [[AAR/「ローマ人の王」と7人の選帝侯]] *ch.1 カール4世 [#i8222333] &ref(ss2.jpg); ということで、EU4のv1.30におけるMOD:1356PAをつかって1356年における神聖ローマ皇帝カール4世で始めていきたいと思います。 カール4世はボヘミア王、ボヘミア王としてはカレル1世というらしいんですが、この王様を推戴した7人の選帝侯を定めた文書が、かの有名な金印勅書です。 カール4世は御年40歳、能力値は5-4-3となかなか優秀。ルクセンブルク家の御曹司で、皇妃は隣国ピアスト家のアンナです。 ボヘミアは帝位ボーナスもあって陸軍扶養限界が6万とかあるんですが、そんなにも多くの兵士は養っていけません。 とりあえずは初期配置の兵隊にちょっと徴兵して16連隊ほど用意しましたので、この戦力でいろいろと遣り繰りしていきたいと思います。 HREにおいて重要なのは軍事よりもまず外交です。というのも、外交が、わがルクセンブルク家の人間が皇帝に選出されるかどうかの鍵を握っているからです。 具体的に言いますと、代替わりの際に皇帝に再選されるためには、7人の選帝侯による選挙で相対多数の票を得なければなりません。 絶対多数ではなく、相対多数であるという点がミソです。 7人の選帝侯の投票先が7つに分かれたと仮定しましょう。その場合、同数の場合は現職再選なので、たった1票得ればそれで充分という場合さえあるのです。 しかもボヘミア王は自分自身が選帝侯であるため、その1票は既に得ています。 しかし1票だけでは不安なので、最低もう2票、合計3票は確保しておきたいところです。 AI選帝侯はopinionとその他諸々のボーナスを加味して投票先を決めます。基本は仲良くしている諸侯に投票します。 だから、仲良くなる先を決め打ちして、序盤の数少ない外交官を効率的に配置しなければなりません。 ということで私はターゲットをザクセン公とプファルツ選帝侯に定めました。 何故なら、彼らは、トリーア、マインツ、そしてコローニュとちがって世俗諸侯であるためです。 何故なら、彼らは、トリーア、マインツ、そしてケルンとちがって世俗諸侯であるためです。 世俗諸侯とは王室間における婚姻が可能です。同盟だけでなく婚姻を結ぶことで、ボヘミアとこれらの世俗諸侯の間にはゆるぎない紐帯が生まれるでしょう。 もちろん、そうです。ブランデンブルク辺境伯も世俗諸侯です。でも彼はちょっと強すぎて(not "too small country")、しばしばボヘミアをライバル視しています。 彼は敬して遠ざけることにしましょう。そして、残りの聖職諸侯は、外交枠と外交官に余裕ができ次第、順次関係改善を進めていくことにしましょう。 &ref(ss3.jpg); カール4世に後継者が生まれ次第(というのも後継者がいない状態では被選挙権がないからです)、右下のHREタブから皇帝選挙の様子を見て、投票先を決めておきましょう。 私の戦略通り、ボヘミア王を推戴する選帝侯はボヘミア王、ザクセン公、そしてプファルツ選帝侯の3票です。 ほかの4人の選帝侯の投票先はばらばらのため、次期皇帝もわがルクセンブルク家が占めることは、どうやら間違いなさそうです。 さて、v1.30の1356MODにおけるボヘミア王には当初から3つの属国がいます。 これらの属国は早く併合してしまいたいところですが、HRE諸侯を併合してしまうと(この場合、外交併合や軍事併合を問いません)、他のHRE諸侯のopinionにペナルティがついてしまいます。 このペナルティは時間が経つごとに回復していくのですが、最悪、回復しきる前に皇帝が死んで選挙が行われると再選を逃すという事態になりかねません。 だから、1356年の時点で既に40歳を数えるカール4世の代ではなく、そのつぎの、もっと若い皇帝の代になってこれらボヘミアの属国を外交併合するのが望ましいと私は思います。 &ref(ss4.jpg); ということで1373年にボヘミア王兼神聖ローマ皇帝のカール4世が死にました。 継承者のジャン・ペトロはまだ幼いため、カール4世の配偶者だったアンナ・ピアストが二年程の間、摂政を務めることになります。 ジャン・ペトロの能力値は5-4-3、奇しくも父のカール4世と同じ能力値です。2-2-2のアンナとはやく交代してほしいものですね。 (続く)