#author("2024-12-20T04:07:55+00:00;2024-02-02T07:53:33+00:00","","") #author("2025-01-03T10:02:41+00:00","","") [[各国戦略]] 本ページの内容は、''ver1.35.5''で確認されたものです。 本ページの内容は、''ver1.37.5''で確認されたものです。 #contents #br **概要 [#d5c21dcd] 欧州随一の強力な国家であり、プレイの自由度も高い。 新大陸進出や、HRE解体、イベリア進出、イタリア侵攻、ブリテン制圧などいろいろな戦略が考えられる。 終端ノードであるイギリス海峡・ジェノヴァの両ノードにアクセスしやすい立地のため、 こちらのシェアを伸ばしていく方向で拡大すれば経済的にも安定する。 1.30から大きく仕様変更を受けた。 初期バージョンと同様に再度5つの属国を抱えてスタートするようになり%%国境線が汚い%%、序盤の軍量は圧倒的である。 DLC「Emperor」で[[ミッション>データ/ミッション/EM#z3808597]]が大幅に更新され、強力なものも追加された。 また、[[ブルゴーニュ継承イベント>各国戦略/ブルゴーニュ継承戦略]]は割とおいしいイベントに変わった。 世界線次第では丸ごと同君化・継承も可能になり、戦略の幅が広がった。 1.33や1.35でも変更が入り現在は非常に多様な戦略プランが取れる大国としてスタートするようになった。 一方で多すぎるミッションやゲーム序盤の足を引っ張る要素(政体&アパナージュ)などが入った事で、ある程度計画的に進めないといけない所も増えているので、本ページに纏めておきたいと思う。 ***フランス封建制/アパナージュ [#s7c3e75f] 初期から属国を5つ(フォワ伯、オーヴェルニュ伯、ブルボン公、オルレアン公、アルマニャック伯)も抱えており、外交枠を圧迫している。 更にこれらの従属国は普通の属国と異なり専用従属国"アパナージュ/Appanage"となっている。 系列としては独立国にかなり寄せた従属国のような扱いで、アパナージュ同士で戦争が可能で従属国が持つ税収・FL・開発ペナルティを持たない。 そのため従属国にしてはやや強いのだが、属国LD+35%を持つため割とLDがギリギリな状態からスタートする。 放置し過ぎてアパナージュが肥大化し言う事を聞かなくなるといった事態も珍しくない。 こういった事情からなるべく早めにアパナージュを外交併合したいのだが、アパナージュを外交併合するには条件があり''&color(red){階級特権タブの土地の没収を1回行う毎に1アパナージュを外交併合する権利を得られる};''といった段階を経る必要がある。 土地の没収は5年に1回しか行えないため、外交併合を全て終えるのにはある程度年数を要するだろう。 なお外交枠についてもアパナージュに5枠埋められているのだが、フランス独自の特権「フランスの強力な公爵領/French Strong Duchies」で外交枠が+3(通常は+2)されているので同盟国探しについてはそこまで困らない。 また、アパナージュと密接にある要素としてフランスは初期政体に"フランス封建制/French Feudalism"を制定している。 これは絶対主義-50や王国ランク固定などあまり良い所がない所謂''&color(red){デバフ政体};''で、ミッションにより取り除かれるため暫くはこちらの対処に追われる事だろう。 特に絶対主義-50はゲーム後半の拡張に著しく影響を与えるため、そこまでには外せるようにしたい。 ***初期外交について [#o2d1dd40] プロヴァンスが初期同盟、スコットランドが独立保障の状態で始まる。 フランスの初期外交枠は4+3(特権)で7枠なのだが、アパナージュx5とこれらが合わさる事で7枠が全て埋まった状態でスタートとなっている。 戦略に応じて外交関係は整理して良いだろう。 スコットランドと同盟する事で対イングランドに強く出れるようになるし、ブリテン島に興味を示さないのなら独立保障を切っても良い。 プロヴァンスはミッションにより同君連合に出来るため大事に育てても良いが、望むのなら武力で征服し君主力や一時的なAE-15%補正を受け取っても良い。 #br **初動 [#s3749da5] ***メーヌの引き渡し/The Surrender of Maine [#t3327a5c] ゲーム開始からMTTH12とすぐ発生するイベント。 欧州国プレイ時はどちらの選択肢になるにせよポップアップ画面が出てくるので、フランス未プレイでもお馴染みだろう。 内容としてはイングランドがメーヌ返還要求について、返還もしくは反発して専用の同君CBで殴りかかって来るというもの。 開戦する場合はイングランド攻vsフランス守といった形になり、同盟国が総動員出来るためまず負ける事は無い。 この戦争ではフランス側は自国のコア州については再征服CB補正(AE-75%など)が適用されるため、少ないAEでかなりの土地を回収する事が可能な超お得イベント。 逆に返還のみで済まされるとメーヌ1州のみ入手&イングランドと停戦期間が発生と旨味はかなり落ちる。 従って本イベントはなるべくメーヌ開戦を狙う方が望ましい。 イベントでのイングランド側の選択確率は基本的に返還25%/開戦75%で、イングランド側が戦争中or国難中の場合確定で返還される。 しかしver1.35はイングランドがゲーム開始後すぐにミッション報酬でアイルランド請求権を手に入れ、アイルランド諸侯と戦争中にイベントが発生してメーヌをそのまま返還するという事態も多い。 リセマラやアイルランド諸侯を独立保障するなどしてメーヌ開戦となるまで粘るなど、何かしら手を施す必要があるかもしれない。 ほか、メーヌ返還イベントはさっさと諦め、ゲーム開始直後(1444/12/11)に再征服CBで殴るのも有効である。 この場合はこちらが攻めになるため、あちらの初期同盟ポルトガルと何らかの同盟国を相手する事になり少しハードルが上がる。 フランスの軍量・将軍を駆使すればこちらの場合でも難なく優位に立ち回れるが、慣れないうちはメーヌ開戦を待った方が良いだろう。 余談だがスコットランドと同盟・通行権を成立させ事前にブリテン島側に軍を配備しておく戦略はプレチ?寄りだが非常に強力。 強力なイングランド海軍との交戦を避けてイングランド本土に殴り込める(初期軍だけだと沼沢要塞にてこずる事も多いので、カンブリアを制圧してそこから傭兵を雇うと良いだろう)。 戦勝点50~60だけでは満足できない方に。 また、ブルゴーニュはカレーの対岸あたりの土地(ロンドン周辺)に領土欲を持っていることが多いので、ライバルでない世界線を引くまでリセマラし、メーヌ返還イベント前までに全力で関係改善して同盟を組み百年戦争に参戦してもらえれば、講和条約でブルゴーニュにブリテン島の土地を与えることができる。すると、ブルゴーニュがイングランド全土に領土欲を抱き、勝手にイングランドを征服してくれるようになるので、後ほど継承イベントが発生した際に統治点とAEを大幅に節約することができる。先述のスコットランド同盟戦略と合わせて狙いたいところ。 #br ***ブルターニュ [#jbaf19d0] ノルマンディーを獲得するとミッションでクレームが貰え、属国化CBも手に入る。 たかだか5プロビで難敵ではないが、一度に併合することによるAEの急増には注意したい。 また、うっかりしているとイングランド、スコットランド、カスティーリャ、ブルゴーニュ、アラゴンあたりと同盟していることもあるので気を付けたい。 #br ***プロヴァンス伯及びロレーヌ公国 [#u287474b] ミッション"プロヴァンス問題/The Provençal Question"を達成する事でフランスと同君連合を結成する(ロレーヌはプロヴァンスが継承する)。 戦争する必要がなく初期領だけでもそれなりなdevが手に入るほか、同君落ちするタイミングを自分で決めれるので中々強力。 同君落ちまではAEがあちら持ちになる事を利用し、サヴォイやブルゴーニュなどを食わせたうえで同君落ちさせるといった芸当も可能。 こちらのミッションは他にも従属国・征服での達成となる場合は別の報酬が手に入る為、同君連合を最初から狙わないというのも一つの手だろう。 開幕同盟切りするとブルゴーニュ・ブルターニュ・サヴォイ・教皇領などに襲われる事が多く、低AEでの達成も珍しくない。 なおプロヴァンスはフランス地方に位置するので、同君落ちすると上述したミッション"集権化の動き/Movement of Centralization"の「フランス地方の従属国」に引っかかる。 同君連合は50年統合が出来ないため、早めに政体を切り替えたいのであればそちらのミッション達成後にプロヴァンスを同君落ちさせると良い。 //1.36にてロレーヌ継承→プロヴァンス同君となるよう構文が変わったためコメントアウト。 //また、テキストファイルによるとロレーヌ公国を継承したうえでプロヴァンスが同君落ちするような書きっぷりなのだが、書き方の関係かその処理が行われずにフランスにそれぞれ同君落ちする。 //外交枠を気にするのであれば、現状はロレーヌをプロヴァンスが統合するのを待ってから同君落ちさせた方が良いだろう。 #br ***ブルゴーニュ [#m104de76] 後述のブルゴーニュ継承イベントがあるのでそう何度も戦う事は多くないだろうが、戦わないといけないケースは多い。 ブルゴーニュは複数の属国を抱えており兵力も多く要塞を多数保有している。 NIは最初から陸軍士気+10%を持っているうえ、驚愕の外交枠7~9で同盟国が多い事もある序盤の難敵。 軍事技術差がついた瞬間を狙う、上手く同盟関係を突いて釣り出す、同盟国を総動員するなどして勝利をもぎとろう。 #br ***ブルゴーニュ継承について [#x186fa81] 欧州各国でお馴染みのブルゴーニュ継承だが、フランスはミッションも相まって超重要イベントとなる。 ブルゴーニュ継承イベントの流れは[[当該ページ>各国戦略/ブルゴーニュ継承戦略#wfdc5392]]を参照してもらいたいが、要はフランスから婚姻できれば可能性がある。 ここら辺は世界線とドイツ諸侯の動きにもよるので、高度の柔軟性を維持しつつ臨機応変に外交関係を構築したい。 リスタートを許容するならば、フランスとブルゴーニュがライバルではなく、ブルゴーニュとオーストリアがライバルの世界線を引くと楽。 継承イベントの結果で皇帝に継承された場合、フランスから継承戦争を挑むことができる。 しかしフランスが攻撃側になるため、なるべく皇帝に継承されてしまう展開自体を避けるべきだろう。 リスタートを許容するならば、ブルゴーニュとオーストリアがライバルの世界線を引くと楽。 フランス継承とならなかった際の選択肢としては皇帝継承・婚姻国継承・独立維持の3つの択になるが、戦争の有無やコアの発生条件などを考えると皇帝継承が特にフランスにとって渋い世界線となる。 ''・ミッション「ブルゴーニュの継承/Burgundian Succession」'' また、フランスは継承絡みのミッションとして"ブルゴーニュの継承/Burgundian Succession"を持つ。 こちらはミッション条件・報酬が共に分岐式となっており、そこから主に3つの戦略をとることが出来る。 ブルゴーニュ継承インシデントが発生する前に「ブルゴーニュと同盟状態」でミッションを達成しておくと、ブルゴーニュ継承が起こった際''フランスを選ぶ確率が&color(red){10倍になる。};'' ''1.ブルゴーニュと同盟を組んでミッション"Burgundian Succession"を達成'' ブルゴーニュ継承が起こった際''フランスを選ぶ確率が&color(red){10倍になる。};'' シンプルに非常に優位となるのだが、ゲーム開始時のブルゴーニュはほぼライバル状態なのでライバル剥がしのための宣戦をどこかでする必要があるだろう。 とても強力な報酬ではあるものの、(OR条件だが実質一択となる)ミッション条件となる「ブルゴーニュと同盟かつTrust75以上」が中々厄介。 ゲーム開始時のブルゴーニュはほぼライバル状態なうえ領土欲も激しく、ライバル剥がしのための宣戦や御機嫌取りなど根回しが多く必要になってくる。 ''2.ブルゴーニュが同君落ちした際にミッション"Burgundian Succession"を達成'' ブルゴーニュ継承後のランダムイベントであるマリー落馬イベントが直ちに発生し、ブルゴーニュが一発継承となる。 また同君落ち後に速やかにミッションを達成する事で、HREの当該インシデントが無かったことになる。 //こちらはミッション条件・報酬が共に分岐式となっており、そこから主に3つの戦略をとることが出来る。 ''3.最初から諦める'' ブルゴーニュ継承において他国に持っていかれる場合、条件を満たせばフランス地方にコアが付与される。 (皇帝継承の場合は意義を唱えれば、婚姻国継承の場合はその時点で) //''1.ブルゴーニュと同盟を組んでミッション"Burgundian Succession"を達成'' //ブルゴーニュ継承が起こった際''フランスを選ぶ確率が&color(red){10倍になる。};'' //シンプルに非常に優位となるのだが、ゲーム開始時のブルゴーニュはほぼライバル状態なのでライバル剥がしのための宣戦をどこかでする必要があるだろう。 // //''2.ブルゴーニュが同君落ちした際にミッション"Burgundian Succession"を達成'' //ブルゴーニュ継承後のランダムイベントであるマリー落馬イベントが直ちに発生し、ブルゴーニュが一発継承となる。 //また同君落ち後に速やかにミッションを達成する事で、HREの当該インシデントが無かったことになる。 // //''3.最初から諦める'' //ブルゴーニュ継承において他国に持っていかれる場合、条件を満たせばフランス地方にコアが付与される。 //(皇帝継承の場合は意義を唱えれば、婚姻国継承の場合はその時点で) // //そのため再征服CBを狙えば無駄が少ない。 //また上述した同君落ちするプロヴァンスはブルゴーニュと仲が悪いので、食わせてから同君落ちさせるのも手。 //※1.37の即継承が消滅したため項目削除 そのため再征服CBを狙えば無駄が少ない。 また上述した同君落ちするプロヴァンスはブルゴーニュと仲が悪いので、食わせてから同君落ちさせるのも手。 なおブルゴーニュが独立を維持する場合、及び皇帝継承の際にはブルゴーニュに対する同君CBが手に入るのだが、講和時に凄いAEが飛ぶ。 何らかの包囲網対策をしない限りは忘れて良いだろう。 #br **中盤以降の拡張先 [#afe6141a] 初期から西欧では随一の戦力を持ち、地理的にも中央に位置するので多方面に拡張できる。調子に乗って包囲網につながらないようにだけしたい。 ***イングランド [#bd37b0e2] 実質ヒストリカルライバルのような国で、百年戦争が終わった後も新大陸や象牙海岸の利権を巡って争う事になる。 北米の富は基本的にイギリス・フランス間の取り合いになるため、イギリスを打破する事が出来れば事実上の独占となるだろう。 イギリス海軍との戦いは苛烈を極めるが、見事勝利出来ればミッション報酬としてロンドン塔に専用バフが付与されたり恒久的な海軍伝統補正や文化転向コスト等が手に入る。 先のメーヌ開戦の際にアイルランドの飛び地ペイルを確保しておくと、対イギリスでアイルランドから乗り込むといった事も可能になる。 アイリッシュ湾の海峡を超えるための海軍力は必要になるが輸送船が最低限で済むようになるので、対イングランドを強く意識するのであれば先に奪っておくと良いだろう。 (他、スコットランド待機でメーヌ開戦をして完勝出来れば初戦でロンドンを奪取する事も出来る) #br ***ナポリ [#w1027cd1] 当該国は複数の事情から後述のイタリアから少し切り離された存在なのでこちらに記載。 ナポリは色んな国に睨まれてる初期アラゴン同君下位である。 暫くしてイベントで95%と高確率で独立するのだが、カスティーリャの同君CBで元の鞘に収まる事が多め。 この際一旦独立した時点で同盟しておき、カスティーリャの同君CBの有効期限が切れるまで保護してあげるのも一つの手。 後述のCBをフル活用するために独立国であることを維持させるのは悪くない。 さてそのナポリなのだが、離れた立地ながらフランスには色んなCBが配られるため戦う理由に事欠かない。 特に以下のいずれかが使えると強力だろう。 ''1.フランスのイベント"The Anjou Claims to the Kingdom of Naples"'' プロヴァンスが滅んだのち1550年までの間にMTTH300で発生する可能性がある。 50年の有効期限を持つナポリ同君CBが手に入り強力。 ただしプロヴァンスが同君連合に出来る現verでは、こちらの年代制限もあって両立がシビア。 プロヴァンスは後述の戦略も取れるので、情勢に応じて使い分けれると良いだろう。 ''2.フランスのミッション"アヴィニョン教皇領/Papal Lands of Avignon"'' 選択型のミッションで、教皇に反発する選択肢を選ぶとナポリ属国化CBが手に入る。 少しAEが重めなので包囲網対策はしっかりしておく事。 反発した時点でその後のミッションツリー及びイタリア方面ミッションルの内容が反発ルートで確定してしまうため、反発を嫌うのであればこの選択肢はとれない事に注意。 ''3.プロヴァンスのミッション"ルネ王の請求権"'' こちらはプロヴァンスがコルシカ島を保有またはdev100となる事でナポリに対する同君CBを得るミッションなのだが、この時プロヴァンスとナポリが同君連合を結成出来ない状態の場合はナポリ領にプロヴァンスのコアが湧く。 プロヴァンスが従属国となっている場合は同君連合が結成できない判定となるため、ミッション報酬がコア付与となる事を利用する戦略。 ナポリ領の大半が再征服CBで切り取れるようになり、残ったナポリ領は普通に平定しても良いし属国化→シチリア島の再征服と狙っても良いだろう。 (ナポリ領はプロヴァンスから見ると異なる文化グループのコアなので、50年でのコア消失の前に速やかな再征服を推奨) ただしプロヴァンスの初期devが73もあることに注意。 周辺国を食わせると独立国時代に勝手に達成してミッション報酬が失われてしまうし、初期同君下位のロレーヌを統合するとその時点でdev100が確定する。 ''4.その他'' 一応ナポリ側のイベントでフランス同君になる事が稀にある・・・が、本当に稀なので忘れて良い。 ***イベリア方面 [#d97f6e06] やや外れた位置にあり交易ノードの利害関係も序盤は特に無いのだが、いずれ植民先で激しく対立する。 特にカリブは中南米の交易中継点として非常に強力で、どちらも喉から手が出る程欲しい好立地のため取り合いとなるだろう。 イベリア方面のミッションは1個しかなく、前述のナポリ方面が片付いたのちに現れる。 選択型のミッションで、スペインとは仲良くやっていくか敵対するか選ぶ事が出来る。 (なお旧verまでにあったスペイン同君CBは無くなった) 同盟関係で達成する場合、技術コストや入植ボーナスが手に入る。 敵対関係で達成する場合はイベリア地方全体(スペインだけでなくポルトガルも)に対して請求権が得られる。 ここまでの内容だとよくあるミッションなのだが、なんとこの時に''&color(red){カスティーリャ・スペイン・アラゴンのいずれかが自身の従属国である場合、その国がイベリア全土に対してコアを得る};といったミッション報酬に切り替わる。'' 非常に破格なミッション報酬であり、容易にイベリアの制圧が可能になるだろう。 ただし外交併合タイミングに注意。 イベリア全土となるとdevも相応に高くなり全てのコアを回収しようとすると独立欲求が怪しいラインになる。 ある程度の再征服で満足する、途中まで併合して1州吐き出し→武力属国化とする、探検+宗教や権勢アイデアを駆使してLDを抑え目にするなどして対応する必要があるだろう。 こちらのミッション達成のためにはイベリアから15州獲得する必要があるので、イベリアウェディング前にアラゴンから1州取っておくとベター。 スペイン形成後にアラゴンを解放し再征服CBを使えばサルデーニャ島・シチリア島のコアも拾えるし、上述のミッションの達成も狙える。 他、こちらのミッションを気にし過ぎる必要もない。 例えばアストゥリアス・レオンなどを駆使した早期のカスティーリャ解体は狙いやすいうえ新大陸の独占がさらに一歩前進する。 カスティーリャが初期ライバルの場合はアラゴンと連携しイベリアウェディング前に本国をガタガタにするのは悪くないだろう。 シチリア島を奪取するなどしてアラゴンの必要戦勝点が減っているのであれば、属国移譲ボーナス(時代ボーナスor諜報アイデア)を使いイベリアウェディング後のアラゴンをそのまま奪取する事も難しくない。 #br ***イタリア方面 [#h9b0cf77] イタリア方面での拡大については基本的にミッションを利用しつつ勢力を拡大する事になる。 その他の要因としては前述のナポリ、及びミラノが対ミラノ同君CBをイベントで獲得できることがある。 しかしミッションは分岐式となっており、教皇と連携or反発するかでその先のミッションが大きく異なる。 (連携or反発についてはミッション"アヴィニョン教皇領/Papal Lands of Avignon"達成時に決まる) ミッション報酬についても全く違った国家の行く末となるため、自分の行いたいプレイに合致したものを選んでおきたい。 教皇と連携する場合は非常に独特なミッションが始まり、なんと''&color(red){獲得したイタリア州を教皇に寄進する};''ツリーになる。 従って暫くは自国の強化に全く寄与しないというかなりユニークなもの。 そのぶん見返りは強力で、終盤のミッション報酬で''&color(red){教皇領が自国の辺境伯となる};''(及びカトリック国のローマ領有ペナルティが無効化)。 しかし教皇領辺境伯はdev相応の高い独立欲求を持つので頑張って宥めていこう。 辺境伯化して暫くは独立欲求にマイナス補正を付けて貰えるが、毎月少しずつ減衰していく。 連携ルートとしてこのミッションツリーを進める場合、どれだけ頑張っても教皇領に土地を取られてしまう。 なのでいっそ最初から教皇領に占領権を渡し、講和時点で州をあちらに投げるとAEが教皇領持ちになるのでお得(あちらはNIや御者補正でAEも少な目なのでそういった意味でも良い)。 なおコルシカ/サルデーニャ/シチリア(及びマルタ)/ナポリは譲渡対象に含まれないので、こちらは自国で抑えておくと良いだろう。 教皇に反発する場合は前述のナポリ属国化CBの他、イタリア全土に請求権が手に入るオーソドックスなミッション。 報酬は豪華で、恒久的な外交枠+1やカトリック国のローマ領有ペナルティ無効、ドゥカーレ宮殿が固有補正に変化、君主ADM+1/君主MIL+1/統治キャパ+5%など多種多様な強補正が得られる。 #br ***ドイツ・オランダ方面 [#ce6fd9a2] HRE皇帝が参戦してくることが多く、少々面倒だ。 オスマンが伸びて、壊滅状態になっていることもあるが、皇帝が強力だと攻めあぐねることも多い。 オーストリアまで遠征に行かないと戦勝点が伸びないという悩ましい状態になりがち。オスマン次第の部分が結構大きい。 平和裏に属国になってもらって、併合という地味な方法が一番いいかもしれない。 開始早々に決着をつけたいなら下記の初手HRE解体戦略を採用するとよいだろう。 また分岐ミッションとして"帝国への挑戦"というものがあり、神聖ローマ皇帝を目指すか帝国を破壊するか選ぶ事が出来る。 神聖ローマ皇帝を目指す場合は外交評判などの恒久補正の他、ベルサイユ宮殿がアップグレードされ陸軍の強化に結び付く。 帝国を破壊する場合はAE90%の専用CBがHRE全土に配られ、ささやかながらHREの侵攻がやりやすくなる。 #br ***中東 [#j864b525] 教皇と連携している場合のみ出現するミッションツリーだが、エルサレム周りに請求権が沸くほか列強のイスラム諸国に聖戦CBが手に入る。 その気になれば早い段階からオスマンやマムルークに喧嘩を売る事が出来るので、腕に自信があれば十字軍の再開を試みても良いだろう。 後半まで放置していてもなんら問題はなく、エルサレム周りを抑える事で恒久的な人的資源回復速度が手に入り、最終ミッションではTrust100のイベリア勢(同盟国・従属国問わず)がいればHoly Orderが有効化される。 #br ***インド [#se380148] 請求権等は無いが、ミッション"インドの支配"の達成条件に含まれている。 植民しつつ勅許会社で足掛かりをつくってから侵攻するとよい。 昨今はインドにも巨大な国家が形成されている事が多く侵攻に苦労する事も。 #br ***新大陸方面 [#k9f6483d] フランスについてはNIによって軍質がある程度高く、序盤の軍事アイデアはそこまで必要ない。 植民国家を目指す場合は早めに探検・拡張アイデアを取ってしまって良いだろう。 しかし初期のフランスの国土からだと入植出来る場所が無い。 植民距離を伸ばす特権や顧問を駆使し西アフリカのアルギンかカーボベルデに入植してから南米に臨むか、素直に外交技術7を待つ必要がある。 フランス本土からの直接的な入植先としては、距離的にはカナダ・カリブ・コロンビア辺りが最初になるだろう。 (一応何らかの戦争にイベリア勢を巻き込み州を奪うなどして、強引ながら早期の新大陸到達も可能) フランスはNIにより交易政策と同じ原住民蜂起確率&color(green){''-50%''};・原住民同化&color(green){''+50%''};の補正を貰えるので、 探検×拡張ポリシーの原住民蜂起確率-50%と合わせると蜂起を完全に鎮圧できる。 抑圧政策を採用して高速でありながら快適な植民を楽しむもよし、普通の国と同じく交易政策に切り替え、さらに交易品を増やしてウハウハするもよし。 フランスの経済力とあいまって、ここまでにイングランドやイベリア勢力を弱らせておけば、新大陸の独占も十分夢ではない。 旧大陸で拡大しているなら、適度に生かしてから殴って譲歩させるのもよい。 #br //1.33で変更されて達成しやすくなったためコメントアウト //***その他のミッション [#n438277f] //・革命や覇権を求める、ミッション5-1「フランスの中央集権化/Centralize France」から始まる第5ツリーは扱いが難しい。 //特に5-3「朕は国家なり/L'État, C'est moi」は自治率平均15%以下を要求するくせに、絶対主義の時代以降が要件になる。 //そのため、普通にやっていれば海外進出ができているころになって低自治率を要求してくるという理不尽極まりないミッションになっている。 //(インドに行くミッションがあるからなおさらである)。 //この後、5-5「フランス革命/French Revolution」で統治効率:恒久+5%、5-6「衛星国の設立/Establish Client States」で外交枠:恒久+2と豪華な補正が続くが、いかんせん達成が難しい。 //どうしても達成したいのであればロード直後の自治率バグを利用してムリヤリ回収するのも手だろう(コメントページ参照)。%%設定がおかしいんだからこれくらいバチは当たらんでしょう。%% **初手HRE解体戦略 [#aa516906] フランスは、列強入りする開発値とそれに伴う多くの陸軍を有しており、高確率で初手でHREを解体させることができる。特に最序盤は解体しやすい環境が整っているため、一戦略としてここで紹介する。HREを解体できれば、HREにある各種の防衛機能がなくなり、ナポレオンばりにドイツ・イタリア方面に拡張していくことができる。 ここでHREの解体の条件をおさらいする。簡単にいえば、皇帝及び選帝侯を自国の同盟国か交戦国とし、交戦国となったこれらの国の首都を占領すれば、解体することができる。 今回行う方法は、選帝侯とできるだけ多く同盟し、同盟を結べない選帝侯に宣戦し、皇帝と選帝侯の首都を包囲するというものである。念のため確認すると、マインツ・トリーア・ケルン・ボヘミア・プファルツ・ザクセン・ブランデンブルクが七選帝侯である。帝国西側の選帝侯のプファルツ・ケルン・トリーア・マインツが隣り合っていて見にくいので漏れがないようにしたい。 具体的には以下のとおりである。 +教皇領と同盟 教皇領との同盟は、破門回避をするためである。基本宣戦事由なし(NoCB)で宣戦するため、AEがカトリック国に拡散し、ほぼ確実に破門される。破門されると、同盟破棄され、上記の条件を満たせなくなる。このため、教皇領とは初手で同盟を結ぶと良い。 +ザクセン以外の選帝侯と同盟 ザクセン以外の選帝侯と同盟を結び、「自国の同盟国である」条件を満たす。基本ザクセン以外は関係改善せずに結ぶことができるが、帝国西側の選帝侯は互いにライバル視している場合があり、一発で同盟を結べないこともある。この場合は、関係改善・金の贈呈・列強行動・軽蔑的侮辱を使用すれば同盟を結べるだろう。同盟関係が危ぶまれる国には、戦争中に同盟を破棄されないよう、外交官を張り付けておきたい。 +軍備の調整 フランスの場合、最初から単独で28ユニットほど用意されており、HREを解体するだけであれば軍備は十分である。ただし軍備がおろそかになると、同盟破棄をされる可能性があるため、扶養限界程度には拡張しておきたい。 +ザクセンにNoCB宣戦 唯一初手で同盟を結ぶことはできないザクセンに対して宣戦布告する。CBがあればよいが、ザクセンが侮辱してこない限りCBは手に入らないので、基本はNoCBで宣戦することとなる。この際、ブランデンブルク(、マインツ)は土地を確約すれば参戦してくれるので呼び出そう。宣戦する前に画面右下のHREタブから選帝侯すべての外交画面に飛んで同盟を結んだかチェックしておこう。 +ウィーンとドレスデンを包囲 皇帝オーストリアの首都ウィーンと、ザクセンの首都のドレスデンを包囲する。いずれの首都もフランスから直行で向かうことができるため、他の部分を無視して張り付こう。15ユニット程度あれば、他のユニットが攻撃してくることはないため、そこまで労せず包囲を完了させることができるだろう。 +選帝侯が寝返った場合はその首都を包囲 関係改善をしていても、いくつかの選帝侯が交戦国側に寝返って参戦することがあるため、その場合はその首都を包囲する。条件は不明だが、プファルツやトリーアなどの西側の選帝侯が多い。そのためだけに西側に一部隊用意する方法もあるが、ウィーンを包囲した部隊を戻しても十分間に合う。 +HRE解体 包囲が完了したら、HRE画面から解体すれば完了である。この際威信が100もらえるため、無駄にしないよう廃嫡や属国をなだめるのに使用すると良いだろう。 +講和 交戦国がフランス国内を包囲しているすきに、首都を占領したオーストリアから順に個別講和をしていこう。オーストリアの同盟関係次第では交戦国が膨れ上がり、即講和するのは難しい可能性もあるが、近場の国の首都を順次落として個別講和していけば、フランスの国力で収支をプラスにすることもできる。この際に適当な小国を利用して、不要となった同盟の破棄とともに講和すればその後の同盟関係の整理が楽になる。 最速で行えばメーヌの開戦に間に合うが、間に合わない場合はメーヌを明け渡してもよいし、同盟国を参戦国として呼び出して寝返りを防ぐのもよいだろう。 なお、オーストリアとザクセンのみが同盟している場合など外交関係によっては、オーストリアにライバルCBで宣戦するのもよいだろう。 若干の問題として、ミラノ同君CBイベントはHREが存在することが条件となる。 したがって、HREを解体できたフランスにもはや敵はいないであろうが、イタリア侵攻の足掛かりが減ってしまうことに注意されたい。 **国内統治について [#ea3e4f7d] ***国家の集権化 [#n6b135bf] ゲーム開始から暫くは政府改革Tier1は''"フランス封建制/French Feudalism"''が制定され続ける事になる。 主な補正値は以下の通り。 ・属国からの収入&color(green){+20%}; ・最大絶対主義&color(red){-50}; ・貴族階級の影響度+10% ・従属国を併合するたびに貴族の忠誠度&color(red){-20%}; ・''&color(red){王国ランク固定/Tier1変更不可/政体変更不可};'' (アパナージュを持てる仕様が記載されているが、初期属国x5とイベント生成のアランソン以外に作る方法が無いため割愛) これらは致命的に序盤から足を引っ張る仕様では無いが、絶対主義による統治効率がものを言う絶対主義の時代までには確実に外しておきたい政体となっている。 手動では本政体を外せない為、まずはミッション"集権化の動き/Movement of Centralization"を達成する事によって制定できる''"フランス絶対君主制/French Absolutist Monarchy"''への移行を目指す。 前提としては4ミッションあるもののいずれも難しくはない。 "パリの玉座/Crown Seat of 首都名"は達成すると外交併合コスト-15%が手に入るのでアパナージュ併合の足しにしたいところ。 最終的には従属国を全て併合する必要があるので、土地没収を最低5回は行い全アパナージュ併合に臨む必要がある。 (序盤のフランスの情勢としては、反乱軍を余裕をもって倒せる国力でありながら広い版図や飛び地を持っているわけでも無いので、忠誠度度外視でガンガン没収しても良いだろう。) 上でも述べているが、ミッション達成のためにはアパナージュのみに留まらず''&color(red){フランス地方に首都を置く全ての従属国がいない状態};''としなければならない事に注意。 ブルターニュ・プロヴァンス(ロレーヌ)・ブルゴーニュはフランス地方に首都を置く国であり、従属国になっていると本ミッション達成の障害となる。 特にプロヴァンス一派はミッションで同君連合に出来るが、同君連合は属国と異なり統合アクションを行うために50年要する。 プロヴァンスを同君で使い倒せる事自体は強力なので、早めに政体を変えたいのか早期からプロヴァンスを使い倒したいのかは戦略に応じて選択できると良いだろう。 見事政体が切り替わると、絶対主義+10/階級影響-10%とシンプルながら使いやすい政体となる。 追加効果として"ステートの集権化/Centralizing a State"時にそれぞれの州dev+1という効果が受け取れる。 ステートの集権化のコストは政府改革Tier3で半減させることができるので、内政の足しに狙っても良いだろう。 ***宗教改革の時代/宗教の選択について [#g3278648] まず宗教についてはゲーム開始時はカトリック、その後新教(プロテスタント/改革派)を含めた3種類から選ぶ事になる。 カトリックである事を前提とするミッションが一部あるので完全な自由選択という訳では無いが概ね好きに選んで良く、諸々の補正の是非は置いておくとしてフランスの情勢としてはそれぞれ以下のような強みがある。 ''・カトリック:'' 後述のナントの勅令により異端寛容が高く、ミッションで求められる重商主義を満たすのが簡単。 他国と異なりカトリック国によるローマ領有ペナルティをミッションで無効にできる。 国難後のミッション報酬では異宗教戦勝点-5%が手に入り拡張力が更に向上する。 ''・プロテスタント:'' フランスの宿敵がプロテスタントである事は少なく聖戦CBを活かしやすい。 国難後のミッション報酬では恒久的な宣教師+1を得る事が可能で改宗力も高い。 ''・改革派:'' 異端寛容が高く、殆どの世界線でプロテスタント以上に聖戦CBの対象が多い。 国難後はプロテスタントと同様の報酬を受け取る事が出来るが、国難の仕様上ちょっと改革派にしづらい点のみ注意。 ***宗教改革の時代/宗教的な内乱について [#r806e8bb] 宗教改革の時代のヨーロッパは、宗教統一度が低いと"宗教的混乱/Religious Turmoil"という国難がある事でお馴染みだ。 特に改革の中心地が多く沸きやすい神聖ローマ帝国は各諸侯が対応に追われているだろう。 %%1.30以降は市民特権で異端寛容が上げれるため思ったより形骸化しているのだが%% ただフランスは概ね発生条件は同じながら、専用で"フランスの宗教的内戦/French Wars of Religion"といった国難が用意されている、 史実のユグノー戦争に当たるもので、こちらも国難の最中に王朝がヴァロワ家からブルボン家へ変わりアンリ4世に相当する人物が即位する。 最終的にはアンリ4世のナントの勅令によってカトリックを公式宗教としつつも新教も容認するといった立場をとる事になった。 ・・・が、このゲームでは別に国難を起こす前からナントの勅令を発布出来る。 市民階級の寛容度+特権と勿論両立できるので、キリスト教共通ディシジョンと併せれば異端寛容+3/異教寛容-1となり異端が及ぼす宗教統一度への影響は0になる事は覚えておいて良いだろう。 そのため異端と対決する必要はあまり無いのだが、フランスはミッション"フランスの宗教戦争/French Wars of Religion"の報酬にて''上述した専用国難を起こしているとその選択により後のミッション報酬が変化''といった分岐を持つ。 国難初期の選択肢で「カトリックを維持し続ける場合/カトリックを拒絶する場合/中立の場合」でミッション報酬が3つに分かれる他、国難を起こさなくても"中立の選択肢"と同様の補正が受け取れる。 プレイスタイルに応じて必要可否を検討していこう。 ***"銃士隊/Musketeers" [#m40d38db] 本ゲームでのフランスのユニークユニット。 ミッション"親衛銃士隊/Royal Musketeers"を達成する事で雇用可能になる。 雇用可能数は陸軍FLの15%だが、同時に解禁される政府改革"Musketeers of the Guard"で+20%されFLの35%を銃士隊にできる。 ゲーム終盤は編成の半分近くが砲兵になりがちなのも考えると、歩兵枠の大半を銃士隊として運用出来ると言っても過言ではない(攻勢アイデアや宮廷軍質ポリシーで更に伸ばす事も可能)。 性能面は''"与射撃ダメージ+15%のみ"''というシンプルな強ユニットで、デメリット補正は無く雇用が面倒(自国領かつマクロビルダーのみ)以外は隙が無い。 フランスはNIで規律+5%/陸軍士気+15%を持つので高性能歩兵を思う存分活用する事が出来る。 なお国家単位でのオールスター参戦系ゲームでは、フランスの軍事的なキャラ付けはたいてい重騎兵か銃士隊に重きを置いた構成になりがちで、本ゲームは銃士隊が主軸となっている。 一方で重騎兵についてはからっきしで、ミッション条件や専用政府改革に気持ち名前が出てくる程度なので忘れて良い。 フランス陸軍、特にグランダルメの胸甲騎兵は強力だったが本ゲームシステム上では再現が難しい。 その分銃士隊がレッドコートのお株を奪うレベルで活躍するので近世の最終連隊構成は歩兵≒砲兵>>>時々騎兵を目指したいところ。 ***フランス革命 [#md35a0d9] 有名イベントであり国難でもあるフランス革命だがプレイヤーは別に''&color(red){起こさなくても良い。};'' 確かに強力であり史実要素は非常に強いのだが、そもそも既存のフランス王国が十分に強いうえ史実要素が様々な観点から強烈な出来事であったため、そこは国家方針に応じて選んでいきたい。 (革命する事で階級が無効化される、DoFが名乗れない事を無視するのは難しいだろう) 一応フランスが革命するシステム的なメリットとしては以下が挙げられる。 ''・専用NI:'' CCR-20%/包囲能力+15%/分離主義-10/陸軍士気+35%(NI+ミッション+Tier1革命政体)といった強力な補正達で暴れ回れる。 政府改革まで考慮すればCCRは-25~-30%、分離主義は-10~-20(革命共和制のみ)まで到達出来るため見た目以上に強力。 //ただし現状NI制定にやや癖がある。詳細については後述。 ''・追加ミッション:'' 大量の恒久補正が手に入るミッションツリーが拡張される。 その中には統治効率+5%も含まれており革命フランスの拡張力を後押ししてくれるだろう。 (普通の君主制は政府改革で統治効率が+2.5%されるているものの革命帝国には当該政府改革が無いため、差し引き+2.5%である事には留意) ''・革命政体:'' AE50%/戦勝点50%ととんでもない勢いで州が削り取れる革命拡散CBが使える革命政体はあまりにも強力で大国解体が非常に容易。 相手は革命していなければ革命軍の占領による革命デバフの不穏度に苦しみ続け、革命してしまうと革命併合CB(AE25%/戦勝点25%)で一瞬で消滅しかねない。 ''・革命の熱意が高め:'' フランスは絶対主義の革命版こと''"革命の熱意"''が他国より多めに手に入り、NI・ミッション報酬・ロンドン塔と併せて+30まで盛れる。 地味に盛りにくいパラメータであり大抵の国は100ギリギリになるのだが、フランスは余裕なぶん革命の熱意を盛るための政府改革をそこまで優先しなくて良い。 聖職者階級を復活させたり欲しい補正値を取りに行ったりと小回りが効くのは便利だろう。 ''・革命のしやすさ:'' 革命政体に移行するには革命国難を起こす必要があるのだが、フランスは革命国難が専用のものとして用意されている。 フランス版は国難条件に革命の伝播を必要としないため、革命の中心地が湧いた地方に関わらず革命出来るため世界線を気にする必要が無いのはかなりの強み。 革命したくなったらnocbや通行権宣戦、入植方針切替などを活用して速やかに安定度を減らそう。 //''(以下、データ上の表記とコンソールでしか確認できていないため、要実機検証)'' //なお、革命フランスNIは革命時に制定されるNI''&color(red){ではない。};'' //NIを制定するためには国難中のみ発生するイベント''"混迷する共和国/The Republic in Turmoil"''を引く必要がある。 //このイベントはフランス革命国難中に襲い掛かる革命共和国に対するマイナスイベントの一環で、似たようなものが計7種類が存在する。 // //それぞれ発生する条件が異なりイベント発生条件は以下の通り。 //NI制定イベントは安定度が低い事を要求されているほか、7種のうち4~5種はプレイヤー操作時は中々発生し辛い条件となっている。 // //MP25%未満/戦争疲弊10以上/破産/借金50口以上/保有州の25%以上が反乱/''安定度0未満(本イベント)''/条件なし // //問題なのはこのイベント7種類が相互に排他的な関係であり、あるイベントが1つ発生すると1年間は別のマイナスイベントが発生しないといった性質を持つ点だ。 //このマイナスイベント群の中には条件なしで起こるイベント"共和国に広まる幻滅/The Revolutionary Republic – Declining Popularity"があり、仮に安定度を落として待っていてもこちらが先に発生してしまう可能性がある。 //NI更新を目指すとNI制定イベントを起こしてから国難終結させないといけない関係で少し国難が長くなるわけだが、その上でこちらのイベントを先に引いてしまうと更に1年待たないといけなくなり国難終結が大分遅れる事には注意したい。 //(ただしこの条件なしイベントのみ1回発生すると次の発生までのクールタイムが2年となっているため、連続して発生する事は無い様子) // //フランス革命国難中は有名なナポレオン(6/6/6)即位イベントもあるので即位を待ちながらゆっくり進めても良いが、国難中は不穏度+10により反乱祭になりがちな事は忘れないように。 //(またナポレオンが統治者である事が安定度+3に相当する国難終結条件になっている事にも注意) // //余談だがこのNI制定イベントはミッションについても更新する記述があるが、革命時に革命フランス専用ミッションが制定されるので意味は無い。 //1.36.1にて、フランス革命国難にて共和制を選んだ時点でNI制定が行われる事を確認。 //突然仕様が戻されたりという事も考えて一旦コメントアウト扱いに。 **アイデア [#yfbee397] ''&color(red){一言で言うならば非常に自由度が高い。};'' 良くも悪くも周囲のうち半分ぐらいは対立し、注力する方面によってベターな戦略も変わってくる事からどのアイデアにも一定の意味があると言える。 また自身が強力な国家としてスタートするため、特定のアイデアを後回しにする(もしくは取らない)事によるアドバンテージ確保の遅れを堪えやすいといった考え方も。 というのもフランス文化圏はイベントで拾える範囲がかなり広く、文化圏の統一ぐらいであればアイデアに頼る必要すらない。 とんとん拍子で進められれば自力の征服が必要になるのはブルターニュ領・カレー、及びサヴォイが領有しているオクシタニアぐらいだ。 (メーヌ開戦/ブルゴーニュ継承/プロヴァンス同君が無事に行われる前提) しかしフランス地方(+ブルゴーニュ継承の低地)を拾っていくとゲーム序盤からdev1000すら見えかねない国家規模になり、統治キャパシティに思いっきり引っ掛かる関係で他の地方への進出はそこまで大がかりには動けない。 序盤はミッションの関係で直轄領%を要求する事から統治キャパ特権を差し込むのも遅れ、積極的な拡張には一工夫を要する。 そのため序盤はフランス地方の平定以外に出来る事は多くなく、初手~二手目のアイデアは好きなものを取得し今後に向けた準備期間としても良いだろう。 ***外交系 [#acbd2593] 技術遅れのデメリットが薄いため初手を外交系とするのは無難・・・となりやすいグループ。 ただしフランスは圧迫気味の外交枠でスタートする事とアパナージュの併合に追われるためDIPの消費が激しい。 他国と比べるとアイデア解放が遅れ気味になる事に注意。とはいえ不当な請求DIPが殆ど発生しないので大きく遅れる訳ではない。 特に探検はイベリア勢を殴らずに入植を始めたいのであれば、ポルトガルが入植する前に3つ目まで空けないといけない事に注意したい。 ***統治系 [#w4f6179e] 先述した理由に加え他国と比べるとコア化を殆ど行わない立ち上がりになり序盤はADMにかなり余裕が出る。 そのため初手アイデアは統治系を選んでもアイデア解放は遅れにくい。 ただし全力でアイデアに振ると統治技術6~7の解禁が遅れやすく、影響が全く無いわけではない事には注意。 技術が遅れない程度にアイデア・技術の両方を進められると良いだろう。 ***軍事系 [#o5d72938] 先述の通りアイデアはかなり自由で初手に軍事系を取得する事も問題になりにくい。 ただし1回は戦う事になりそうなブルゴーニュ戦や、ブルゴーニュ継承を皇帝に持っていかれた時のオーストリア戦などの時に技術遅れにならないように。 単純な性能なら攻勢・軍量の2種は殆どの場合有効に機能し、質を極めるなら軍質+経済や革新などを取れば非常に手堅い。 //**リンク [#p776595c] //***[[フランス(France)v1.22>データ/National Ideas/WestEurope#FRA]][#FRA] // //|項目名|原語|効果|備考|h //|>|&ref(データ/National Ideas/Traditions.png,nolink);伝統|人的資源&color(green){+20%};|| //|>|~|外交評判&color(green){+1};|~| //|全宮廷でのフランス語|French Language in All Courts|外交枠&color(green){+1};|ルイ14世の全盛期を迎え、各国宮廷での外交使用用語がフランス語となった。| //|エラン!|Elan!|陸軍士気&color(green){+20%};|正確にはエラン・ヴィタール(Elan Vital)。訳すと「生命の飛躍」&br;ベルクソンが提唱した生命の進化を押し進める根源的な力のこと。&br;フランス軍はこのベルクソン哲学を重視し、その思想を取り入れた。&br;その場合は「攻撃精神」みたいに訳される。&br;要はフランス版「大和魂」。| //|三部会|Estates General|税収&color(green){+10%};|フランスの貴族・僧侶・市民の各代表が参加する身分制議会。&br;後に市民代表が独立して「国民議会」を宣言、革命の原動力となった。| //|現地交易主義|Native Trading Principles|原住民蜂起確率&color(green){-50%};|| //|~|~|原住民同化&color(green){+50%};|~| //|ヴォーバン要塞|Vauban Fortifications|要塞維持費&color(green){-20%};|ヴォーバンはルイ14世の時代の元帥・築城総監。&br;第1次大戦の時期まで有効な堅固な要塞建築方式を考案した。| //|哲学者|The Philosophes|技術コスト&color(green){-10%};|| //|自由・平等・友愛|Liberte, egalite, fraternite|異端寛容度&color(green){+2};|フランス革命を起源とする当時のスローガンで、&br;現代フランスでも標語として憲法に記載がある。| //|~|~|異教寛容度&color(green){+2};|~| //|>|&ref(データ/National Ideas/bonus.png,nolink);宿願|規律&color(green){+5%};|| // //***[[ミッション(Emperorなし)>データ/ミッション/WestEurope#FRA]] [#pb028e53] //***[[ミッション(Emperorあり)>データ/ミッション/EM#FRA_EMP]] [#w1a31c4f] **コメント欄 [#yd9a7808] #pcomment