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[[各国戦略]]

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本ページの内容は、''ver1.30.4''で確認されたものです。

**概要 [#rd209133]

史実ではサファヴィー朝ペルシアを建国するアルダビールであるがこのゲームの開始時では大国に挟まれた1州の弱小国家である。このガイドでは史実のようにアルダビールでペルシアを建国する実績''Shahanshah''の戦略についてを記す。

**初動 アジャム分割 [#x1b99f4b]

弱小国スタートの定番であるがまず、以下の都合の良い世界線を引くことからスタートしなくてはならない。

・スタート時に黒羊朝の外交態度が中立で婚姻・同盟ができる。
・ティムールがジャウンプルなど大国と同盟を結ばずにシャールフが即死せず、アジャムに侵攻する。
コーカサスは勢力の変動が激しいため、望ましくない世界線を引いても何とかなることは多い。ただし最序盤に宣戦布告を受けるとさすがに詰み。

黒羊朝は高確率でスタート時にアルダビールへの外交態度が敵対的なものになっているが、二十回に三度程度の低確率で黒羊朝と婚姻・同盟できる世界線が存在する。
さて、アルダビールが最初に取り組むべき課題は南方のアジャムだ。シャールフが亡くなっていなければティムールはそこそこの確率でアジャムに宣戦する((ver1.30.4ではそこまで高くないようだ))。この機に乗じて扶養限界まで歩兵を増強し、同盟国を引き連れてアジャムから領土をかすめ取ろう。ムシャーシャ((どのような世界線であれ、ほぼ確実に同盟できる))、ギーラーン((スタート時点で同盟))、マーザンダラーンのうち2か国以上を呼んでもかなり高い確率で勝てる。

さて、アルダビールが最初に取り組むべき課題は南方のアジャムだ。シャールフが亡くなっていなければティムールはそこそこの確率でアジャムに宣戦する((ver1.30.4ではそこまで高くないようだ))。この機に乗じて扶養限界まで歩兵を増強し、同盟国を引き連れてアジャムから領土をかすめ取ろう。黒羊朝がいれば勝利は確実で、ムシャーシャ((どのような世界線であれ、ほぼ確実に同盟できる))、ギーラーン((スタート時点で同盟))、マーザンダラーンのうち2か国以上を呼んでもかなり高い確率で勝てる。

ここで重要になってくるのがアジャムに宣戦するタイミングである。宣戦が早ければアジャムの主力軍2万がこちらに向かうこととなり、損害が大きくなりうまく火事泥棒できない。遅すぎるとティムールに領土をとられすぎたり、同盟国、なかんずく黒羊朝が先にアジャムに宣戦してしまう危険性がある。目安としてはティムール宣戦から半年~1年ぐらいだろう。

アジャムは中小国1~2ヶ国と同盟しているのだが、厄介なパターンが北のノガイと同盟しているパターンであり、2万程度の援軍を送ってくるため分割の難易度は増加する。アジャム軍がティムールに拘束されている間に主力である黒羊朝を支援し、同盟国を脱落させつつできるだけアジャムの州を占領する。要塞に阻まれて厳しいのだができればテヘランを確保するのが理想だ。
アジャムは中小国1~2ヶ国と同盟しているのだが、厄介なパターンが北のノガイと同盟しているパターンであり、2万程度の援軍を送ってくるため分割の難易度は増加する。アジャム軍がティムールに拘束されている間に同盟国を脱落させつつできるだけアジャムの州を占領する。要塞に阻まれて厳しいのだができればテヘランを確保するのが理想だ。

順当にいけばアジャム軍は半壊し、ティムールは戦勝点に応じて東側の州を奪って講和するので残った州をできるだけ頂こう。黒羊朝は見かけよりも脆く、反乱が発生して離脱しやすいことには注意したい。アジャムを併合すことができれば属国も貰えるが、ティムールが先に講和してくれないと一発併合はできない。
順当にいけばアジャム軍は半壊し、ティムールは戦勝点に応じて東側の州を奪って講和するので残った州をできるだけ頂こう。アジャムを併合すことができれば属国も貰えるが、ティムールが先に講和してくれないと一発併合はできない。

このアジャム分割でシャールフがどのようなタイミングで亡くなり、ティムールが獲得する州をどれだけ少なくして人的資源を消耗させたか、アルダビールがどれだけの州を確保できたか(理想はテヘランを獲得し、アジャムを併合)が今後を非常に左右する。

**アジャム戦後、あるいは初戦 [#o5064fda]

***国力の増強(共通) [#c6591dee]

アルダビールはその立地上、速やかな国力増強が求められる。まずシルヴァーン・マーザンダラーンは交易の面からもDEVの面からも確保したい。要塞包囲のために9kを雇う必要がある。初手アジャムが難しい場合はビアパスと彼らを殴ることになるので借金は覚悟しよう。
次にコーカサスのキリスト教国は辺境伯にするとよい。異教で不穏度が高くなりがちということもあるし、手っ取り早くFLを増やすためには征服より属国化の方が効率がいいからだ。特にグルジア、アルメニアは未回コアが多く、拡張にも役立つ。
最後にイラク方面だが、これは世界線による。黒羊と同盟出来ているならそもそも拡張先ではないし、同盟できていないにしろ、黒羊朝はそこそこの確率でこちらの同盟国であるムシャーシャと同盟を組む。マムルークに食われたときに火事場泥棒する
最後にイラク方面だが、黒羊朝がマムルークに食われたときに火事場泥棒する

目安として、2万程度の軍を動員できるようになればスムーズにペルシアの平定を進めることができるだろう。


アルダビールの命運はティムールの情勢によって決まり、以下の三つのパターンに分かれるだろう

***パターン①ティムール崩壊 [#e0ca12d3]

ティムールがアジャム戦で大きく消耗し、大国との同盟がなければ属国4~5ヵ国は独立戦争を起こし、ティムールは崩壊に向かうだろう。ティムールの元属国たちは同盟を結んでいるが時が経つとともに解体されていく。同盟関係を強固にして安全を確保しつつ孤立・衰退したティムールとその元属国達などから油断せずに着実にペルシア建国条件の州を奪っていきたい。黒羊朝はマムルークやオスマンに襲われることあるのでその時はトランスオクシアナ(マー・ワラー・アンナフル)に盟友を切り替えてタブリースやバグダッドを保護してあげよう。 

***パターン②ティムール維持 [#dcdcaf1d]

ティムール属国たちの独立欲求が50%を超えているにもかかわらず独立戦争を起こさず、独立支援も受け入れないパターンが多々ある。この場合、ティムールは周辺の国へ侵攻し、国力をつけることで属国を併合し、完全体へと向かうのだがその矛先はホムルズやラダック・・・そして中核州を持っているアルダビールへと向けられる。だが、独立欲求50%を超えている属国は領内に引き籠るため、黒羊朝など同盟国との連携さえうまくいけば撃退は可能であり、疲弊させたことによって独立戦争が起きるチャンスはあるので諦めるのは早い。

ティムールは初期領土だけでは20kほどしか動員できないので、拡張したアルダビールであれば十分撃退は可能である。

***パターン③ティムール完全体 [#f6c01c06]

ティムールがトランスオクシアナ・アフガニスタン・ファールス・ホラーサーン(と、ついでにシスタン)を併合してしまった場合はかなり困難になる。

戦力の上では属国軍が消えた分、むしろ敵軍の総数は減るのだが、ティムールが自由に動かせる軍が増えること、そして同盟国を多く引き連れてくるので厄介だ。

この場合、ペルシアノード地域、バスラ地域に南進して国力を上げる事を推奨する。
バスラ、ホルムズ、アデンなどのノードはペルシアノードと接続しており、交易収入の増加が望める。マムルークやオスマンとの同盟を目指そう。
ティムールによる宣戦対策を受けた場合、仕方ない。傭兵スパムで逆襲しよう。同盟はついてこないのでこっちから殴るよりはマシだ。借金苦に陥るが、ペルシアは絹や宝石の豊富な豊かなノードなので返済は割と可能である。

宣戦を避けたいなら、有力な同盟先としてはインドのバフマニーが挙げられる。バフマニーは30~40kの兵力を保有し、優秀な抑止力として機能する。
オスマンとの同盟に成功したら、ティムールの周辺国(デリー、ウズベクなど)が攻められている際に彼らと同盟を結び、アルバニアトラップの要領でティムールを攻撃しよう。
戦争で疲弊した場合元々低い宗教統一度とのダブルパンチによりほぼ間違いなく反乱祭りに突入するため、次の宣戦時に有利に戦争を進めることが可能だ。
また、ホラーサーン、トランスオクシアナなどを属国として確保することが可能なためティムール崩壊時よりペルシア平定自体は簡単だ。

**現バージョンにおいて黒羊朝と同盟を結ぶ方法 [#m23b1acc]

Ver1.33以降、黒羊朝の領土欲が激しく、黒曜朝と同盟を結べる世界線がほぼ存在しないという状態になっている。そこで、黒羊朝を都合のいい同盟国として利用するには特殊な方法が必要となった。

黒羊朝と同盟できない世界線というのは、つまるところアルダビールに領土欲が向いている世界戦である。
これはアルダビールを保持していなければ、黒羊朝と同盟締結が可能であるということを意味する。

方法としては、まず再征服コアが残っている東のピアパスからコアのあるアースターラーを奪い、統治点がたまり次第遷都してアルダビールをアジャムに売る。
黒羊朝とはじめから関係改善をしておけば、征服される可能性も低くなり、遷都した瞬間に同盟を結ぶことができる。

この方法の問題点として、拡張先をアジャム以外なくしてしまうため、マムルークに黒羊朝が攻められていたり、アジャムがノガイと同盟していたりした時点で戦略が破綻する点がある。
したがって、この方法であろうとも世界線は厳選しなければならない。
-初期にマムルークに黒羊朝が攻められる
-アジャムがティムールに攻められず、かつティムールが崩壊しない

の2つがリセットする条件になる。

また、黒羊朝の外交態度が敵意ではなく横柄であった場合もこの方針は不可能である。横柄の外交態度は変更されるのに時間がかかるためだ。

**スンニ派改宗 [#da37e6cf]

そも、黒羊朝との同盟はシーア派であるが故の避けられない道であるが、上記の通りマムルークやオスマンと言ったスンニ派の大国の侵攻により崩壊するのが目に見えている。
おまけに完全体ティムールとの戦争において黒羊朝だけでは勝利できないのは明白であり、つまり黒羊朝は決して頼りになる同盟国とは言い難いのである。

そこで、スンニ派に改宗することでオスマンと同盟し、黒羊朝に侵攻するというのがスンニ派アルダビールの方針となる。

スンニ派に改宗するにはスンニ派の反乱軍を誘発して要求をのむ必要があり、したがっていかにスンニ派の州を確保するかが重要となる。
方針はいったん黒羊朝と同盟を結ぶかで大きく2つに分かれる。

***黒羊朝と一旦同盟する場合 [#ea1708ea]

この場合は上記のアルダビール売却によって黒羊朝と同盟を結んだ後、アジャムからスンニ派の州を奪う必要がある。
アジャムはスンニ派国家であるが保有する州の大多数はシーア派の州である。そのため目標州は初めに改宗されるアジャム首都、ゴムとなる。
黒羊朝を引き連れてアジャムに宣戦布告し、ティムールにハイエナされる前にゴムを包囲する必要がある。


***黒羊朝と同盟を結ばない場合 [#v7ff2579]

この場合はアルダビールを売却せず、ビアパスのスンニ派州であるラシュトを奪うことになる。
問題は絶対にビアパスを全土併合する必要があるということであり、ビアパスが白羊朝などと同盟を結んだ場合とても面倒なことになる。
戦争が長引いているうちに黒羊朝やアジャムに宣戦布告されることも予測されるため、黒羊朝の外交態度が横柄であった場合などの仕方ない方針として考えた方が無難である。


**ペルシア建国後 [#w64f11b1]

ペルシアへの変態によって''Shahanshah''の実績は達成となるが、ペルシアでアナトリア・エジプト・ギリシアを領有する''This is Persia''の実績も未達成なら狙いたい。

最大の障害となるのはやはり、オスマンであるがペルシアのNIは軍事面でも収入面でも優秀であり、多少の劣勢はコーカサス・ザクロス山脈での要塞線で消耗を強いれば覆すことができるだろう。また、インドなど東に拡大するだけで収入は大きく伸びていくので国力の逆転も容易だ。思う存分に偉大なるペルシア帝国の力を世界に見せつけよう。

**アイデア [#x178573e]

宗教/Religious・・・シーア派であるため聖戦cbとの相性が良い、シーア派を世界に広めよう

管理/Administrative・権勢/Influence・・・言わずとしれた拡張向けアイデア。ホラーサーンやファールス、イラクといった優秀な属国が多いので、権勢の方が優先順位が高いか。

交易/Trade・・・新大陸に進出しづらく、商人が不足しがちなペルシアでは必須レベルで交易収入を増やす。軍量とのポリシーも優秀。

軍量/Quantity・・・単体でも強力なうえ、宗教とのポリシーも優秀。軍事アイデア初手はこれで決まりだろう。

軍質/Quality・・・プロイセンに匹敵する軍質を得たいならば 攻勢/Offensiveとお好みで

**TIPS [#xeb6117c]
-陸軍FLは開発値/10(端数切捨)+6で計算されるため、初期の状態(DEV9)でDEVポチかイクター制の機能でDEVを1つ上げると陸軍FLが+1される。初期は陸軍FLが非常に厳しいのでDEV20やDEV30を目指すのもありだろう。
-ルネサンスはジェノバのクリミア入植地経由でグルジアに伝播してくるため、伝播を待ったうえでグルジアを征服するとよい。それまでグルジアが残っていればの話だが。


**コメント欄 [#kc1d7d1b]

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