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[[データ]]

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#contents

*神聖ローマ帝国  [#oc2bf220]
 
**インターフェイス解説 [#t6322f61]

//|CENTER:#ref(FrontPage/HREUIver1_12.jpg,center);|
''DLC:Emperorあり''
#ref(HREUIver1_30.jpg)
''DLC:Emperorなし''
#ref(HREUIver1_30_no_emp.jpg)

**皇帝 / Emperor [#u44f29e8]

***皇帝就任の前提 [#jbdb83b7]

「皇帝が死ぬ」「皇帝が退位する」「皇帝の国が属国化される」「皇帝の国が併合される」「皇帝の国が改宗する」
これらのいずれかが起きたとき、新皇帝の選出が選帝侯の多数決によって行われる。

以下の条件を満たしている者が皇帝となりうる。

--男性である。
---ただし皇帝の後継者が女性である場合、HREの構成国限定でディシジョンによってこの条件を永久的に削除し、女性の皇帝を誕生させることができる。
---帝位世襲の改革が可決されている場合も女性皇帝が継承することができる。
--共和制・神権制でない。
---なお政府改革Tier1「革命帝国/Revolutionary Empire」「統領君主制/Stadhouder Monarchy」「リヴォニア連邦議会/Livonian States General」Tier5「スターテン・ヘネラール/States General」を制定している場合は不適格となる。
--キリスト教国である。
--支配的/公式宗教を採用している、またはウェストファリア条約が制定され公式宗教が存在しない。
--属国化されていない。
--首都が欧州に位置する。

以上の条件を満たす国が存在しない(どの国も皇帝になれない)場合、自動的にHREが解体される。

***皇帝の利益 [#x972532c]

|項目|効果|備考|
|威信|&color(green){+1/年};||
|外交枠|&color(green){+1};||
|顧問候補|&color(green){+1};||
|指揮官枠|&color(green){+1};||
|諜報網構築|&color(green){+10%};||
|人的資源|&color(green){+500/年};|諸侯1国ごとに加算|
|陸軍Force limit|&color(green){+0.5};|諸侯1国ごとに加算|
|税収|&color(green){+2/年};|自由都市1国ごとに加算|
|人的資源|&color(green){+1000/年};|自由都市1国ごとに加算|
|陸軍Force limit|&color(green){+0.5};|自由都市1国ごとに加算|

また皇帝は、通常のコア化範囲を無視しHRE内のどの州であっても自国のコアとすることができる。

***皇帝の特権 [#i848571a]

--国家ランクが帝国化
皇帝を擁する国は''帝国''ランクに固定される。なお選挙に落選した場合は元の国家ランクに戻る。
--再選可能性の上昇
皇帝を擁する国は選挙時に現在のIAと同等の値のボーナスを得る。
--諸侯の防衛
諸侯がHRE外から宣戦布告されると皇帝に防衛参戦要請が飛ぶ。これを拒否するとIA&color(red){-10};。また全諸侯からの評価も悪化する。要請を受諾して参戦すると皇帝の国はCo-belligerentとなるため、自身の同盟国に対して参戦要請を行える。
--不法な領土の返還要求 / Demand unlawful territory
HRE内の不法な領土(非コア州のこと)を返還するよう要求できる。
--恩寵を与える / Bestow imperial grace
IA&color(red){-1};と引き換えに、相手国からの評価を&color(green){+40};。行った国家が皇帝でなくなるとこの効果はなくなる。
--選帝侯の任命 / Grant the Electorate
選帝侯が定員7国を満たしていないとき、新たな選帝侯を任命することができる。ただし、属国や自由都市を任命することはできない。
--選帝侯の地位剥奪 / Remove Electorate
IA&color(red){-10};と引き換えに選帝侯の地位を剥奪する。対象国と同じ宗教の選帝侯からの評価&color(red){-50};、それ以外の選帝侯は&color(red){-25};。公式宗教が決定された後、対象国が異端である場合のみ実行できる。剥奪された選帝侯の枠は空席となる。
--自由都市の認定 / Grant Free City Status
最大12国まで、選帝侯でない1州のみの国を自由都市に認定できる。君主制の場合は受諾判定に-50、神権制の場合は-100の補正がつく。
--自由都市の剥奪 / Revoke Free City Status
IA&color(red){-5};と引き換えに自由都市の地位を奪う。
--帝国からの追放 / Imperian Ban
諸侯でない国がHRE領を所有しているとき、皇帝はその国に対しImperial BanのCBを得る。
--諸侯の解放 / Imperial Liberation
他の諸侯から領土を奪った諸侯に対し、皇帝は一定の期間Imperial LiberationのCBを得る。このCBでの戦争では、HRE領であれば外交点0で領土を切り取ったり国家を解放できたりする。
--強制改宗 / Enforce religion
IA&color(red){-1};と引き換えに異端を信仰している諸侯を改宗させる。対象国が皇帝より小さく評価が良好である場合、より受諾させやすくなる。公式宗教が決定された後に行使できる。

**選帝侯 / Elector [#l3497249]

皇帝から選帝侯に任命されると皇帝選挙の投票権を持つ他、政府ランクを王国に上昇させられるようになる。

***同君下位国を継承 [#q5c74ad6]
同君下位国を[[継承 / Inheritance>データ/君主制#m76f2778]]することにより選帝侯になれる。

***皇帝から任命される [#b96bae5e]
-''<ポイント>''
--選帝侯に空席がある
--HRE皇帝と関係が良好
--国教が「帝国内で支配的な宗教」または「HRE皇帝と同じ」
--小国が選ばれやすい

***ディシジョン [#dec_electorate]

確実で能動的に選帝侯になれる方法。いずれも事前に現行の選帝侯を従属国にしておく必要がある。

諸侯でない国は実行できない。
複数の選帝侯を従属国にしている場合、どの従属国が選帝侯位を失うかはランダムに決まる。

なお、これらのディシジョンをAIが実行することはない。

-''「選帝侯位を購入 / Purchase the Electorate」''
//purchase_the_electorate
選帝侯を従属国にした国が皇帝に大金を払い選帝侯位を手に入れる。
(皇帝にイベントが起こり許可の判断を行うが、AIは100%許可する)
--''<条件>''
---諸侯である
---選帝侯でない
---HRE皇帝でない
---選帝侯を従属国にしている
---国教が皇帝と同じ
---6,000ダカット以上所有
---借金がない
---腐敗度1%未満
---赤字でない
---HRE皇帝と戦争中でない
---HRE皇帝からの評価が0以上
---(隠し条件)過去2年、このディシジョンを実行していない
--''<効果>''
---ディシジョン実行国でイベント「The Emperor accepts our Offer!」が発生。
//hre_event.9
・ダカット&color(red){-6,000}; (HRE皇帝が&color(green){+6,000};)
・選帝侯の従属国から選帝侯位を譲り受ける
・選帝侯位を失った従属国からの評価に評価補正「Usurped our Electorate」がつく:評価&color(red){-100};

-''「選帝侯位を要請 / Request the Electorate」''
//request_the_electorate
選帝侯を従属国にした国が皇帝との良好な関係を利用して選帝侯位を手に入れる。
(皇帝にイベントが起こり許可の判断を行うが、AIは100%許可する)
--''<条件>''
---諸侯である
---選帝侯でない
---HRE皇帝でない
---選帝侯を従属国にしている
---国教が皇帝と同じ
---HRE皇帝と同盟中
---HRE皇帝からの評価が+200
---HRE皇帝からの信頼度が80以上
---HRE皇帝と戦争中でない
---過去2年、HRE皇帝に選帝侯位について尋ねていない
--''<効果>''
---ディシジョン実行国でイベント「The Emperor accepts our Offer!」が発生。
//hre_event.12
・皇帝と実行国相互に信頼 / Trust&color(green){+30};
・選帝侯の従属国から選帝侯位を譲り受ける
・選帝侯位を失った従属国からの評価に評価補正「Usurped our Electorate」がつく:評価&color(red){-100};

-''「選帝侯位を奪う / Usurp the Electorate」''
//usurp_the_electorate
HRE皇帝が選帝侯の従属国からその地位を奪う。
例として1444年のオーストリアは皇帝であり選帝侯ではないが、選帝侯のボヘミアを同君連合下に置くことで選帝侯位を奪取できる。
--<条件>
---HRE皇帝である
---諸侯である
---安定度+1以上
---帝国権威5以上
---選帝侯を従属国にしている
--''<効果>''
---帝国権威&color(red){-5};
---選帝侯の従属国から選帝侯位を奪う
---選帝侯位を失った従属国からの評価に評価補正「Usurped our Electorate」がつく:評価&color(red){-100};


***選挙の投票基準 [#f09ba4e6]

AI選帝侯は様々な評価基準をもとに皇帝選挙の投票先を決める。
HREインターフェースから各選帝侯が、どこに投票予定かを随時確認できる。
選帝侯の旗をマウスオーバーすると、その選帝侯からの投票予定先およびプレイヤーに対する詳細な投票先評価を確認することができる。

皇帝選挙が発生すると、その時点で最も多くの選帝侯から支持を受けていた国が皇帝に当選する。
複数国が同票1位となった場合、''&color(red){同票数になった国の中に前皇帝が含まれる場合は前皇帝が、含まれない場合は威信が高い国};''が皇帝に選出される。

|投票基準|数値|メモ|
|評価|&color(red){-200}; ~ &color(green){+200};||
|正統性|&color(red){-50}; ~ &color(green){+50};|正統性から50を引いた値|
|威信|&color(red){-25}; ~ &color(green){+25};|威信/4|
|Imperial Authority(IA)値|0 ~ &color(green){100};|現在の皇帝のみ|
|同盟|&color(green){+30};||
|婚姻|&color(green){+10};||
|領土が1州のみ|&color(red){-25};||
|総DEVが50未満|&color(red){-25};||
|総DEVが100以上200未満/200以上|&color(green){+25};/&color(green){+50};||
|同文化グループ|&color(green){+5};||
|異端|&color(red){-50};||
|従属国|&color(green){+50};|宗主国に対し|
|選帝侯を従属させている|&color(red){-50};|従属する選帝侯1ごと、独立選帝侯のみに適用|
|HRE諸侯でない|&color(red){-50};||
|宗教同盟のリーダー|&color(green){+200};|同陣営の加盟国から|
|異なる宗教同盟に属する|&color(red){-200};|対抗陣営の加盟国から|
|正の外交評判|&color(green){+10};|外交評判1ごと|
|負の外交評判|&color(red){-5};|外交評判1ごとに|
|自国と交戦中|&color(red){-200};||
|被選挙権なし|&color(red){-1000};|君主制でない、君主が女性・空位など|

プレイヤーが選帝侯である場合、HREインターフェースで皇帝になる資格があるすべての国(自国を含む)の中から自由に投票先を選ぶことが出来る。

**諸侯 / Prince [#f1b477d9]
HRE諸侯は、政府ランクが公国に固定される(選帝侯は王国以下)代わりに帝国改革の恩恵を受けることができる。
また皇帝が防衛共戦国となってくれるためHRE外の国から直接攻撃を受けにくくなる。
HRE諸侯同士の戦争や同盟つり出しによる参戦では特にHRE外と差がないが、永久ラント平和令の帝国改革が通った後は帝国諸侯同士の戦争が出来なくなる。

***HREへの編入 [#nb7422e4]

HRE皇帝や諸侯は、HRE領と陸または海を挟んで隣接(請求権を付けられる条件と同じ)し、キリスト教を信仰し、ヨーロッパ内に属する自国のコア州を州画面のHREアイコンをクリックすることでHREに編入できる。
帝国に編入された州は帝国改革による若干のボーナスを受けられるため、編入しないよりはしたほうが得である。
※ヨーロッパの範囲は[[英wiki>https://eu4.paradoxwikis.com/Regions]]を参照のこと

脅威となる国を認識するAIは、新たな領土をHREに編入しやすい。

***HREへの加入 [#x31945cb]

HRE外の国は、いずれかの帝国州と自国の首都が自国領土で陸続きの状態になると、HREインターフェースのJoin HREボタンから帝国に加入できる。
ただしその際、皇帝からの評価が[ 100 + 自国の総開発度/2 + 属国の総開発度/2 ]以上であることが必要となる。
よって、総開発度200を超えると皇帝からの評価が201以上必要ということになり、事実上HREへの加入が不可能になる。

政府ランクが王国や帝国だった場合、公国へと変更される。

皇帝はHRE外の国に対して外交コマンドInvite to Empireを使って加入を求めることもできる。
主要文化がラテンである場合、強烈なマイナス補正が発生する。

ただしいずれの例においても、AIが加入の判断をすることは極めて稀である。
なお皇帝の従属国は、条件を満たすとすぐ加入してくれる場合が多い。

***HREからの除外 [#j2545836]

プレイヤーがHRE外の国家であるとき、戦時でなければHRE内でコアとして所有する州を州画面のHREアイコンをクリックすることでHREから除外できる。
除外した州一つごとにIAが&color(red){-1};し、皇帝からの評価が悪化する。
AIは州をHREから除外しない。

***HREからの脱退 [#h2448559]

プレイヤーがHREの諸侯であるとき、戦時でなければいつでも脱退できる。
このとき脱退する国がコアとして所有するHRE内の州はすべてHREから除外され、コアでない州は皇帝に割譲される。
IAが大幅に低下し、プレイヤーと皇帝からの評価が大幅に悪化する。
AIはイベントを除いてはHREから脱退しない。

戦争での割譲等で首都がHRE外に移った場合も脱退となる。

***不法な領土 (Unlawful territory) の返還 [#h489b5de]

自国のコアがないHRE領を所有しているとき、皇帝AIからこの要求が届く。
要求を受諾すると州が以前の所有者のもとへ戻るが、要求を拒否するとHRE全諸侯からの評価を大きく傷つける上、州の不穏度&color(red){+10};、税収&color(red){-33%};、人的資源&color(red){-50%};、自治度変化&color(red){+0.1/月};のペナルティを受ける。また、皇帝はImperial LiberationのCBを得る。

プレイヤーが皇帝である場合、諸侯がHRE内で非コア領土を獲得すると、対象国に対し一定期間Demand Unlawful Territoryの外交コマンドを使えるようになり、返還を求められる。
自国が比較的強く、評価が悪くなければ受諾されやすいが、一度返還に応じた国はしばらく返還要求に事実上応じなくなる。

***自由都市 / Free City [#z5dd9061]

''DLC「Common Sense」で有効化。''

皇帝から自由都市に任命されると政体が変化し、貿易と開発にボーナスを得る。
ただし国土が2州以上になるとただちに自由都市から外れる。
自由都市に対しては諸侯が宣戦した場合にも皇帝に防衛参戦が飛ぶ。

**IA / Imperial Authority [#v02a37ec]

IAは帝国改革を実施するために使用される。

上記の皇帝特権による外交アクション以外では、以下の条件によりIAが増減する。
|&color(green){+30};|帝国外から直接宣戦された諸侯からの防衛参戦要請に応えその戦争に勝利したとき、勝利への貢献の規模に伴って加算される(皇帝が分離和平で途中離脱すると無効)。|
|&color(green){+10};|同一国家による皇帝位の継承(帝位世襲改革可決以降は除く)|
//|&color(green){+0.1×州の開発度};|Expand EmpireCBで州をHREに編入したとき。(Great ProjectやCoTがある州だとボーナスあり)|
|&color(green){+0.1×加入国の総開発度};|HREに諸侯が新たに加入したとき。|
|&color(green){+0.05/月};|Great Project「プラハの歴史地区」を皇帝が所有しているとき。(Tierを乗算)|
|&color(green){+0.010/月};|諸侯同士の戦争が起こっていない。|
|&color(green){+0.005/月};|自由都市一国ごと。|
|&color(green){+0.003/月};|25を超える諸侯一国ごと。|
|&color(red){-0.003/月};|25を下回る諸侯一国ごと。|
|&color(red){-0.005/月};|諸侯以外が保有しているHRE領一つごと。(HRE外の国の属国となっている諸侯も含む)|
|&color(red){-0.010/月};|公式宗教ではない諸侯一国ごと。|
|&color(red){-0.005/月};|皇帝から見た異端諸侯一国ごと。(ウェストファリア条約可決時)|
|&color(red){-0.100/月};|属国となっている選帝侯一国ごと。(同君連合下位の場合を除く)|
|&color(red){-0.100/月};|選帝侯の欠員(7国未満)一国ごと。|
|&color(red){-1};|皇帝が異端諸侯を強制改宗(Enforce Religious Unity)させたとき。|
|&color(red){-1};|不法領土の返還要求が拒否されたとき。|
|&color(red){-1};|州がHREから除外されたとき。|
|&color(red){-5};|帝国都市の地位が剥奪されたとき。|
|&color(red){-10};|HRE外の国が、HRE諸侯を外交併合したとき。|
|&color(red){-10};|帝国外から直接宣戦された諸侯からの防衛参戦要請を拒否したとき。|
|&color(green){+0.2×脱退国の総開発度};|HREから諸侯が脱退したとき。|

また、以下条件を満たした場合毎月のIA増加に補正を与える。

|&color(green){+10%};|オーストリアNI1「皇帝の野望」|
|&color(green){+10%};|ボヘミア伝統|
|&color(green){+0.1};|ブランデンブルクNI5「旧皇帝の座」|
|&color(green){+25%};|宗教戦争での完全勝利|
|&color(green){+25%};|帝国改革「帝位の世襲」&color(red){※DLC「Emperor」導入時は集権ルート};|
|&color(green){+25%};|帝国改革「諸侯特権の廃止」&color(red){※DLC「Emperor」導入時は集権ルート};|
|&color(green){+1%x諸侯数};|帝国改革分権ルート「Embrace Rechenschaft Measures」&color(red){※DLC「Emperor」導入時のみ};|
|&color(green){+25%};|帝国改革集権ルート「Curtail the Imperial Estates」&color(red){※DLC「Emperor」導入時のみ};|
|&color(green){+5%};|宮廷アイデアコンプリート|
|&color(green){+20%};|教皇勅書「教会の自由」|
その他ミッション等。

**帝国改革 / Imperial Reform [#yee05d78]

改革の実施には50以上のIAと半数以上の諸侯の賛成が必要となり、改革が実施されるとIAが0にリセットされる。

***改革への賛否 [#t346e323]

HREインターフェースで最新の改革にマウスオーバーすると、諸侯ごとの賛否一覧が見ることができる
諸侯の賛否は以下の基準によって決定され、数値を合計して0よりも大きければ賛成となる。

HREインターフェースで各諸侯のアイコンにマウスオーバーすることで、その諸侯の合計数値と、適用されている基準それぞれの数値を見ることができる。
属国や同君連合下位の国家は必ず宗主国の賛否に従う。

|判断基準|数値|h
|CENTER:|CENTER:|c
|IAが50以上|CENTER:超過1ごと&color(green){+1};|
|既に実施された改革|CENTER:1ごと&color(red){-3};|
|皇帝への評価|CENTER:+10ごと&color(green){+1};&br;-2ごと&color(red){-1};|
|皇帝の外交評判|CENTER:+1ごと&color(green){+5};|
|皇帝の過剰拡大|CENTER:4%ごと&color(red){-1};|
|自治度補正後の皇帝の総DEV|100を1下回るごと&color(red){-2};|
|首都・建造物の補正を含む諸侯の基礎税収|CENTER:1ダカットごと&color(red){-0.2};|
|皇帝の同盟国|CENTER:&color(green){+5};|
|皇帝と同一王朝|CENTER:&color(green){+3};|
|CENTER:皇帝と同一文化グループの&br;違う文化|CENTER:&color(red){-5};|
|皇帝と異なる文化グループ|CENTER:&color(red){-10};|
|政体が君主制|CENTER:&color(green){+2};|
|政体が神権制|CENTER:&color(red){-5};|
|皇帝から見て、国教が異端|CENTER:&color(red){-20};|

***改革の内容&color(red){(DLC「Emperor」未導入時)}; [#s7e8a847]

-''帝国改革への呼び掛け / Call for Reichsreform''
皇帝がImperial BanのCBを使うことができる。
--皇帝:建造物コスト&color(green){-5%};、開発コスト&color(green){-5%};
--諸侯:建造物コスト&color(green){-5%};、開発コスト&color(green){-5%};

-''帝国統治院の設置 / Institute Reichsregiment''
--皇帝:外交官&color(green){+1};、外交評判&color(green){+1};
--諸侯:不穏度&color(green){-2};

-''宮廷裁判所改革 / Reform the Hofgericht''
--皇帝:正統性&color(green){+0.5/年};、コア化コスト&color(green){-10%};
--諸侯:正統性&color(green){+0.5/年};

-''共通通貨の制定 / Enact Gemeiner Pfennig''
--皇帝:税収&color(green){+諸侯数x0.5(選帝侯・自由都市を除く)};
--諸侯:外交評判&color(green){+1};

-''永久ラント平和令 / Ewiger Landfriede''
皇帝を含むHRE諸侯、他の諸侯に宣戦できなくなる。
ただしHRE外からの参戦要請により戦争状態になることは可能。
より細かく言えば、HRE外国家が敵国に含まれる場合に諸侯が参戦する模様。
例えば、HRE内のプレイヤー皇帝がHRE外国家に単独(又はHRE内の同盟国のみ)で宣戦した場合にはHRE外の敵国がいないので被宣戦国の同盟国である諸侯は参戦してこないが、
プレイヤー皇帝がHRE外の同盟国を巻き込むと被宣戦国の同盟国も敵側で参戦してくる。
また皇帝がHREの一員でない場合、皇帝は諸侯に宣戦でき、また諸侯も皇帝に宣戦できる。
--皇帝:威信&color(green){+0.5/年};、制度伝播速度&color(green){+10%};
--諸侯:技術コスト&color(green){-5%};、制度伝播速度&color(green){+10%};

-''帝位世襲 / Proclaim Erbkaisertum''
皇帝選挙が行われなくなり、これを実行した国家によって皇帝位が継承され続ける。
また皇帝は諸侯を属国化しても外交枠を消費しなくなる。婚姻などの関係も外交枠を消費しない。
また公式宗教が制定されていない場合、ウエストファリア条約が制定されたのと同じ状態となる。プロテスタントのみならず、正教やコプトなどに改宗しても帝位を維持できる。ただ異端の諸侯に対して宗教アイデアコンプボーナスの聖戦CBが使えなくなるので、帝国内の宗教を揃えたい場合は注意が必要。
なお改革後に国家を解放するなどして属国を作る場合でも、''その属国の首都がHRE内''である限りは外交枠を消費しない。(州画面から返還すると独立するので注意)
--皇帝:IA&color(green){+25%};
--諸侯:正統性&color(green){+0.5/年};

-''諸侯特権廃止 / Revoke the Privilegia''
改革に賛成した諸侯は皇帝の属国となり、反対した諸侯はHREから脱退させられ、皇帝への評価に&color(red){-100};が付き、皇帝は脱退国のHRE州へ一時的なクレームを得る。
HRE内の皇帝の属国のLDは他の属国の影響を受けない。ただしHRE外の皇帝の属国のLDは、HRE内の属国から影響を受ける。
--皇帝:IA&color(green){+25%};
--諸侯:安定度コスト&color(green){-10%};

-''帝国の再興 / Renovatio Imperii''
---国家名がHoly Roman Empireへ変わり、皇帝の属国であったすべての諸侯を統合する。
この統一国家はHRE外の国家に所有されていたHRE領すべてにコアを得る。
また上記の改革による効果と皇帝のボーナスの代わりとして、「Roma Reborn/ローマの再生」の補正を得る。
その他、統治点&color(green){+250};、威信&color(green){+1.0/年};、税収&color(green){+5%};を得る。

#divregion(Roma Rebornの内訳)
-建設コスト-5%
-建設時間-5%
-国家不穏度-2
-年間税収+50.00
-州の税収+10%
-安定度コスト-10%
-外交官+1
-布教強度+1%
-人的資源+50000
-陸軍FL+50
-傭兵コスト-25%
-ステート維持費-25%
-諜報網の構築+10%
-年間威信+3
-雇用可能な顧問候補数+1
-技術コスト-5%
-国教寛容度+1
-外交評判+3
-年間正統性+0.25
-中核州作成コスト-10%
-指揮官枠+1
-外交枠+1
-制度の伝播速度+10%
#enddivregion


***改革の内容&color(red){(DLC「Emperor」導入時)}; [#me59209e]
DLC導入済の場合、行える帝国の改革が増加する。
元々あった帝国改革は共通ルート及び集権ルートに残っており、新しく分権ルートが追加される。

-''&color(green){共通ルート};''
分権・集権ルートどちらに進むにしても、まずは共通ルートの改革を行う必要がある。
常設議会 / Perpetual Dietの改革を終えると分権ルート・集権ルートへのアクセスが可能。
#br
--''帝国改革への呼び掛け / Call for Reichsreform''
---皇帝:Imperial BanのCBの仕様が解禁、建造物コスト&color(green){-5%};、開発コスト&color(green){-5%};
---帝国州:建造物コスト&color(green){-5%};、開発コスト&color(green){-5%};
#br
--''帝国統治院の設置 / Institute Reichsregiment''
---皇帝:外交官&color(green){+1};、外交評判&color(green){+1};
---帝国州:不穏度&color(green){-2};
#br
--''絶対的な帝国の安定 / Absolute Reichsstabilität''
---皇帝:Expand EmpireのCBの使用が解禁
---帝国州:でステート維持費&color(green){-25%};
#br
--''共通通貨の制定 / Enact Gemeiner Pfennig''
---皇帝:税収&color(green){+諸侯数x0.5(選帝侯・自由都市を除く)};
---諸侯:外交評判&color(green){+1};
#br
--''常設議会 / Perpetual Diet''
Perpetual Dietが設置される。
以降、''分権ルート・集権ルートが解禁''される。
---皇帝:自由都市1国毎のIA増加量&color(green){+50%};
---諸侯:なし

#divregion(Perpetual Dietの設置条件)
--HRE諸侯の首都であり、以下のいずれかを満たすプロヴィンスからランダムに選ばれる
---自由都市
---選帝侯の首都でDEV20以上
---DEV30以上
---Province「Regensburg」
---Province「Augsburg」
---Province「Ulm」
#enddivregion

#br
--''ランツクネヒト制の創設 / Create the Landsknechtwesen''
---皇帝:帝国内に本拠を置く傭兵コスト&color(green){-25%};
---諸侯:帝国内に本拠を置く傭兵コスト&color(green){-25%};
#br
--''永久ラント平和令 / Ewiger Landfriede''
皇帝を含むHRE諸侯、他の諸侯に宣戦できなくなる。
ただしHRE外からの参戦要請により戦争状態になることは可能。
また皇帝がHREの一員でない場合、皇帝は諸侯に宣戦でき、また諸侯も皇帝に宣戦できる。
---皇帝:威信&color(green){+0.5/年};、制度伝播速度&color(green){+10%};
---諸侯:技術コスト&color(green){-5%};
---帝国州:制度伝播速度&color(green){+10%};
#br
#br
#br
-''&color(blue){分権ルート};''
従来の集権ルートと比べて選帝侯を強化していく改革が多い。
#br
--''帝国議会コレギアの確立 / Establish the Reichstag Collegia''
---自由都市+3(12→15)
#br
--''共通貨幣の拡大 / Expand the Gemeiner Pfennig''
---皇帝:人的資源&color(green){+自由都市数x500};
---選帝侯:人的資源&color(green){+自由都市数x1000};
---帝国州:味方部隊の移動速度&color(green){+10%};
#br
--''Embrace Rechenschaft Measures''
---選帝侯+1(7→8)
---IA&color(green){+諸侯数+1%};(選帝侯・自由都市を除く)
#br
--''権力の共有 / Geteilte Macht''
「共通通貨の制定」による皇帝の税収アップが選帝侯にも適用される。
---選帝侯:税収&color(green){+諸侯数x0.5(選帝侯・自由都市を除く)};
---帝国州:開発コスト&color(green){-5%};
#br
--''帝国戦争 / Reichskrieg''
---皇帝:外交行動「Declare Reichskrieg」が利用可能になる。
IAを25消費し、5年間対象国へのCB「Imperial Realm War」を得る。
このCBで開戦した場合、神聖ローマ帝国諸侯全てが自身の同盟国として参戦する(敵と同盟を結んでいる諸侯はそちらが優先される)。
ただし外交アクションを行う対象はHRE領域と隣接しており、かつ自身よりdevが高い必要がある(属国のdevは考慮されない)。
#br
-''&color(red){集権ルート};''
DLC未導入時のルートとほぼ同一で、最後は神聖ローマ帝国への変態が行われる。
#br
--''宮廷裁判所改革 / Reform the Hofgericht''
---皇帝:コア化コスト&color(green){-10%};
#br
--''帝国Estatesの縮小 / Curtail the Imperial Estates''
---皇帝:IA&color(green){+25%};
#br
--''帝位世襲 / Proclaim Erbkaisertum''
皇帝選挙が行われなくなり、これを実行した国家によって皇帝位が継承され続けるる。
また皇帝は諸侯を属国化しても外交枠を消費しなくなる。以前は駄目だった婚姻も枠の消費は無くなった。
なお改革後に国家を解放するなどして属国を作る場合でも、''その属国の首都がHRE内''である限りは、外交枠を消費しない。(州画面から返還すると独立するので注意)
また公式宗教が制定されていない場合、ウエストファリア条約が制定されたのと同じ状態となる。
---皇帝:IA&color(green){+25%};
#br
--''諸侯特権廃止 / Revoke the Privilegia''
改革に賛成した諸侯は皇帝の属国となり、反対した諸侯はHREから脱退させられ、皇帝への評価に&color(red){-100};が付き、皇帝は脱退国のHRE州へ一時的なクレームを得る。
HRE内の皇帝の属国のLDは他の属国の影響を受けない。ただしHRE外の皇帝の属国のLDは、HRE内の属国から影響を受ける。
---皇帝:IA&color(green){+25%};
---諸侯:安定度コスト&color(green){-10%};
#br
--''帝国の再興 / Renovatio Imperii''
国家名がHoly Roman Empireへ変わり、HRE内のすべての諸侯を統合する。
この統一国家はHRE外の国家に所有されていたHRE領すべてにコアを得る。
また上記の改革による効果と皇帝のボーナスの代わりとして、「Roma Reborn/ローマの再生」の補正を得る。
その他、全ドイツ文化グループの受容、統治点+250、威信&color(green){+1.0/年};、税収&color(green){+5%};を得る。


**HREの解体 [#nb200fd0]

HREを解体するには、皇帝と戦争状態にあり、その首都を占領している上で「独立」している選帝侯が一つも無いことが条件となる。

「独立」とは
-選帝侯が独立国家でその戦争に参加していない場合、「独立」である。
-選帝侯が戦争リーダー以外の属国でありその戦争に参加していない場合、「独立」である。
-選帝侯が皇帝と敵対する戦争リーダーの同盟国である場合、「独立」でない。
-選帝侯が皇帝と敵対する戦争リーダーの属国である場合、「独立」でない。
-選帝侯が皇帝の属国である、もしくは独立国家で皇帝と同盟していて戦争に参加していて、首都が占領されている場合、「独立」でない。

つまりHREを解体するためには、何らかの形で全ての選帝侯を戦争に巻き込む、もしく自国の同盟国にしておく必要がある。
HREを解体すると、解体した国が威信&color(green){+100};、HREのインターフェイスが削除され、二度と復活しない。

なお新しい皇帝を選出する際に、選出条件を満たす者が一人もいない場合(例:公式宗教を信仰している君主制の⦅国事詔書が可決されていない限り⦆女性君主でない国が存在しない)あるいは選帝侯が一人も存在しない場合も自動的に解体される。

**イタリア王国と帝国 / The Kingdom of Italy and the Empire(DLC「Emperor未導入時のみ」) [#n50bcb6a]

※この項目はDLC Emperorを保有している場合はImperial Incidentとして発動します。以下はDLC有効時に確認した内容です。
//Incidentの発動条件はIncident_Shadow_Kingdom.txtのID:shadow_kingdom.5に紐づいていると考えられるためその内容を記述していますが、Emperor無効時の条件を調べていないので念のため旧記述もコメントアウトとして残しておきます。
//1490-1550年の間に発生するイベントである。
//トスカーナ、エミリア・ロマーニャ、リグリア、ピエモンテ、ロンバルディ、中央イタリア(Abruzzo州を除く)、ヴェネツィア(Venetia州を除く)の各エリア、およびローマ州の中に、
//HREに属していない州が1つでもあると発生する。ただしイタリア地方に首都を置くHRE諸侯がすべて主要文化がドイツグループの諸侯の属国であるときは例外的に発生しない。
イタリアリージョンにHREに所属している州があるとき発生。
皇帝である国はゲーム開始後しばらくしてShadow Kingdomイベント発生の警告イベントが発生する。この状態で、1460年を迎えるとImperial Incidentが発生しイタリア諸国をHREから離脱させるべきかどうかの投票を行う。最終的には''諸侯の投票結果では無く''皇帝の選択により、イタリア国家に対する対応が決定する。

''〇イタリア国家の離脱を認める場合''
主要文化がラテングループ、もしくは首都がイタリア地方内に位置するHRE諸侯に対し、HREを離脱するか残留するかの選択肢がイベントにより示される。
-離脱の選択肢を選んだ場合、威信&color(green){+35};、皇帝からの評価&color(red){-50};
-残留の選択肢を選んだ場合、威信&color(red){-35};、皇帝からの評価&color(green){+50};、離脱した国家からの評価&color(red){-50};、IA&color(green){+5};

AIは原則離脱の選択肢を選ぶが、次項②を満たす国は残留の選択をする。
イタリア地方に首都を置くがHREに属していない国家が領有するHRE領も、自動的にHREから除外されれる。
イベント発生以降、主要文化がラテングループのHRE諸侯に"Submission to Emperor"(不穏度&color(red){+3};、威信&color(red){-1/年};、安定度コスト&color(red){+10%};)が付与される。ただしHRE皇帝であるか皇帝と同盟している、もしくは操作国が「イタリア」であれば付与されない。

''〇イタリア国家を帝国に留めようとする場合''
以下の項の内容に従い、離脱阻止のディシジョンの実行を目指す。1490年までにディシジョンを実行できなかった場合は上記と同様のイベントがイタリアの諸侯に発生する。

***イタリアの離脱阻止 [#o7569e21]

離脱保留の選択肢を選ぶと、皇帝のもとに離脱を阻止するディシジョンが出現する。
ディシジョンを実行するには、以下2点が必要条件とされている。

①「皇帝がイタリアを制御することを正式に決断している」
②「すべてのイタリア国家は正式に制御されている」

これらのより正確な説明について
①はイタリア王国と帝国のIncidentで、皇帝としてイタリア国家の離脱を阻止する選択肢に投票し、投票が終了していること
②に関しては、イタリアリージョンでHREに属している州を持っているすべてのHRE諸侯が以下のいずれかの条件を満たしていることが必要になる。例えばサヴォイは首都がフランスリージョンに含まれるHRE国家だが、トリノなどのイタリアリージョンの州を持っているので離脱の対象になる。それ以外でも首都がイタリアリージョンにある国は当然、離脱の対象になる。
+現在の皇帝と戦争し、敗北(和平提案値1以上の要求を''個別に''のまされていること)している
+現在の皇帝と同盟している、あるいは皇帝の従属国である
+現在の皇帝との関係が150以上
+自由都市である

②の条件をまだ満たしていない国を確認したい場合、ディシジョン画面の?マークにマウスオーバーするとマップ上で縁取り強調される。

注意点:皇帝がイタリアリージョンに存在するHRE領を全て自国で保有していても②の条件を満たさないことに注意。ただし、イタリアリージョンに従属国を作成すれば条件を満たす国が存在することになり、ディシジョンを実行できるようになる。

ディシジョンを実行すると即時離脱阻止が完了した旨のイベントが発生し、IA+25が得られ、イタリア諸公が離脱するかどうかを選択するイベントは発生しなくなる。また、HRE諸侯でない国がイタリアのHRE領を持っていても条件さえ満たしていればディシジョンは実行できるが、そのような国が保有している州は実行時にHREでなくなる。

また、イタリアの離脱阻止を行うとに帝国事件である「教皇と帝国」が発生するようになる。合わせて累計で35ほどIAを稼げるので狙うならしっかり狙っていこう。

**帝国インシデント(DLC「Emperor導入時のみ」) [#p26ff994]
史実に合わせたランダムイベントが発生し、選択肢のどれを実行すべきか投票を行う。
最終的には投票の結果にかかわらず皇帝の独断で選択肢が実行されるが、その行動に対する諸侯の支持によってIAが増減する。諸侯1国につきIA0.2、選帝侯1国につきIA1の効力を持つ。

また、皇帝と同じ選択肢を選択した諸侯は事件1つにつき+10の永続評価補正を、違う選択肢を選択した諸侯は事件1つにつき-10の減衰する評価補正を得る。

|~インシデント名|~結果|
|''「ブルゴーニュ継承」''&br;The Burgundian Inheritance&br();※ブルゴーニュ継承にて皇帝の同君下位になった場合発生|・フランスに譲歩。&br();・ブルゴーニュを帝国に統合する。&br();・ブルゴーニュとの和合を保つ。|
|''「ブルゴーニュ継承 (Strong ally)」''&br;The Burgundian Inheritance (Strong ally)&br();※ブルゴーニュ継承にてフランスの同君下位になった場合発生|・低地の独立を要求する。&br();・ブルゴーニュを請求する。&br();・主張を放棄する。|
|''「ブルゴーニュ継承 (Alone)」''&br;The Burgundian Inheritance (Alone)&br();※ブルゴーニュ継承にて皇帝・フランスどちらにもつかなかった場合発生|・低地の独立を要求する。&br();・ブルゴーニュを請求する。&br();・主張を放棄する。|
|''「ブルゴーニュと帝国」''&br;Burgundy and the Empire&br();※ブルゴーニュのミッションにより発生|・ブルゴーニュがHREに加入。&br(); ブルゴーニュへの態度が友好・同盟・忠実であるAIは必ずこの選択肢を取る。&br();・ブルゴーニュのHRE加入に反対。&br(); ブルゴーニュへの態度がライバル・敵対・脅威・激怒・不忠・反抗であるAIは必ずこの選択肢を取る。&br(); ブルゴーニュと隣接し、かつ同盟していないAIは必ずこの選択肢を取る。|
|''「プロイセンにおける王」''&br;The King in Prussia&br(); ※プロイセンが選帝候かつ公国級の場合発生|・プロイセンが王国ランクに昇格。&br(); プロイセンへの態度が友好・同盟・忠実であるAIは必ずこの選択肢を取る。&br();・(プロイセン君主を)プロイセンの王と呼ぶ。&br(); プロイセンへの態度が中立であるAIは必ずこの選択肢を取る。&br();・君主を認めない。&br(); プロイセンへの態度がライバル・敵対・脅威・激怒・不忠・反抗であるAIは必ずこの選択肢を取る。|
|''「編入の申請」''&br;Petition for Membership|・対象の同君下位国がHRE諸侯に加わる。&br();・HRE加入は認めない。|
|''「小作農の運命」''&br;The Fate of the Peasantry&br();※ドイツ農民戦争が発生している場合|・残りの攪拌機を粉砕する。&br(); 貴族の影響度が60%以上のAIはこの選択肢を取る可能性が10倍。&br();・農民に譲歩する。&br(); 貴族の影響度が40%以下、または改革派のAIはこの選択肢を取る可能性が10倍。&br(); Peasants Republicの政体を持つ国はこの選択肢を取る可能性が1000倍。|
|''「ハンザ同盟の凋落」''&br;Decline of the Hanseatic League&br();※リューベックがリューベックノードでの交易力1位でない場合発生|・ハンザ同盟に対する義務は無い。&br(); リューベックへの態度がライバル・敵対・脅威・激怒・不忠・反抗であるAIは必ずこの選択肢を取る。&br();・支援のための自由都市を編成する。&br(); リューベックへの態度が友好・同盟・忠実であるAIは必ずこの選択肢を取る。&br();・リューベックノードで最も交易力が高い国に対し禁輸措置を行う。&br(); 対象国への態度がライバル・敵対・脅威・激怒・不忠・反抗であるAIは必ずこの選択肢を取る。|
|''「教皇と皇帝」''&br;The Pope and the Emperor&br;※影の帝国事件でイタリアの阻止を選択し、離脱阻止のディシジョンを選択した場合|・教皇領がHREに加入。&br(); 教皇領への態度が友好・同盟・忠実であるAIは必ずこの選択肢を取る。&br();・聖座は独立したままである必要がある。&br(); 破門されている、またはカトリックではないAIはこの選択肢を取る可能性が50倍。&br(); 教皇領への態度がライバル・敵対・脅威・激怒・不忠・反抗であるAIは必ずこの選択肢を取る。|
|''「ホルシュタイン問題」''&br;The Question of Holstein&br();※絶対主義以降、ホルシュタインがホルシュタイン州を持っていない場合発生?|・ホルシュタインの修復を開始する。&br(); ホルシュタインの所有者への態度がライバル・敵対・脅威・激怒・不忠・反抗であるAIは必ずこの選択肢を取る。&br();・帝国の主張を放棄する。&br(); ホルシュタインの所有者への態度が友好・同盟・忠実であるAIは必ずこの選択肢を取る。|
|''「影の王国」''|・イタリアを放棄する&br(); AI国家はこの選択肢を取る可能性が2倍。&br(); 首都がイタリア地域にあるAI国家はこの選択肢を取る可能性が5倍。&br();・イタリアを引き留めねばならない|
|''「スイスと帝国」''&br;Switzerland and the Empire&br();※ヴェストファーレン条約締結後かつスイスが10州所持、または宗教戦争後かつスイスの宗教と皇帝の宗教が不一致の場合発生|・帝国離脱の許可を与える。&br(); スイスへの態度が友好・同盟・忠実であるAIは必ずこの選択肢を取る。&br();・帝国離脱に反対する。&br(); スイスへの態度がライバル・敵対・脅威・激怒・不忠・反抗であるAIは必ずこの選択肢を取る。|
|''「オランダ反乱」''&br;The Dutch Rebellion&br();※オランダ独立の国難時に発生|・オランダ人を支援する。&br(); オランダへの態度が友好・同盟・忠実であるAIは必ずこの選択肢を取る。&br();・介入するべきではない。&br(); オランダへの態度が中立であるAIは必ずこの選択肢を取る。&br();・この国は(独立を起こされた国の)正当な領土である。&br(); オランダの態度がライバル・敵対・脅威・激怒・不忠・反抗であるAIは必ずこの選択肢を取る。|
|''「ハンガリーが帝国編入を希望」''&br;Hungary Wishes to Join the Empire&br();※ハンガリーのミッションにより発生|・ハンガリーがHREに加入。&br(); ハンガリーへの態度が友好・同盟・忠実であるAIは必ずこの選択肢を取る。&br();・ハンガリーのHRE加入に反対。&br(); ハンガリーへの態度がライバル・敵対・脅威・激怒・不忠・反抗であるAIは必ずこの選択肢を取る。|
|''「改革派の異議」''&br;The Reformers Protest&br();※宗教戦争でプロテスタントが勝利し、勝利時の改革派の州数がHRE内で53%以上のときに発生|・公式宗教はプロテスタントである。&br(); プロテスタントのAIはこの選択肢を取る可能性が50倍。&br();・平等の権利を与える。&br(); 人文アイデア取得またはカトリックのAIはこの選択肢を取る可能性が50倍。&br();・全ての要求を認める。&br(); 改革派はこの選択肢を取る可能性が100倍。&br(); 改革派が存在しない場合この選択肢は発生しない。|

**宗教同盟 / Religous League [#w9065136]

''DLC「Art of War」で有効化。''

***宗教連盟の誕生 [#p810b033]

1550年以降かつプロテスタントの属国でない選帝侯がいる場合、10年以内に50%、20年で75%、30年で87.5%で誕生する。
その確率は、1575年以降は5年以内に50%、10年で75%、15年で87.5%と2倍になり、1600年以降は1年以内に50%の確率、2年で75%、3年で87.5%と10倍になる。
連盟が誕生するとHRE改革をすることができなくなる。

ヨーロッパに首都がある国は無条件でカトリックかプロテスタント連盟のどちらかに参加することができる。
カトリックの盟主は皇帝である一方、プロテスタントの最初の盟主は改宗したプロテスタント選帝侯であるが、大国が加盟するとHRE内外に関わらず入れ替わる。

この連盟が組まれる前に選帝侯を改宗させて宗教中心地を消すことができれば、宗教戦争そのものが無くなる。カトリックを貫くなら是非なくそう、改革の邪魔になる。
またHRE改革を皇帝世襲まで通していても不発に終わる。

***宗教戦争の開始 [#jc556694]

プロテスタントの盟主は、[[専用のCB>データ/開戦事由#HRE_League]]を使い皇帝に宣戦することで、史実における三十年戦争を模した宗教戦争を開始できる。

宗教戦争に参戦した国は100年の間、軍事技術コスト&color(green){-5%};、陸軍伝統&color(green){+0.5/年};を得る。

***宗教戦争の決着 [#qc709ea7]

宗教戦争では戦勝点50%で公式宗教を決定する「Religious Supremacy」を選択できる。
カトリックまたはプロテスタントのどちらかが勝利すると、勝利した側の宗教が公式宗教となる。ただしプロテスタントが勝利した場合、その時点でHRE内に改革派国家やアングリカン国家の所有州が一定以上あると、さらにイベントチェーンが追加されて改革派や聖公会が新たに公式宗教となる。
改革派の場合はHRE内の割合が4/9(≒44%)以上(1/2以上あれば成功率が上がる)、聖公会の場合は3/13(≒23%)以上必要である。
カトリックまたはプロテスタントのどちらかが勝利すると、勝利した側の宗教が公式宗教となる。ただしプロテスタントが勝利した場合、その時点でHRE内に他のキリスト宗派の所有州が一定以上あると、イベントチェーンが追加されて改革派や聖公会やフス派が新たに公式宗教となる。
改革派はHRE内の割合が4/9(≒44%)以上(1/2以上あれば成功率が上がる)、聖公会の場合は3/13(≒23%)以上、フス派の場合は66~80%以上必要である。

決着がつかないまま開戦から25年が経過するか、Religious Supremacyを選択せず和平するとウエストファリア条約が発生し、支配的宗教が無くなり、宗派による皇帝就任条件がなくなる。ウェストファリア条約を経ない限り、正教・コプト・フス派の国家が皇帝に就任することはできない。
決着がつかないまま開戦から25年が経過するか、Religious Supremacyを選択せず和平するとウエストファリア条約が発生し、支配的宗教が無くなり、宗派による皇帝就任条件がなくなる。ウェストファリア条約を経ない限り、正教・コプトの国家が選挙で皇帝に就任することはできない。

「帝位の世襲」が可決されていない状態で宗教同盟が結成されずに1625年を迎えるか結成から30年が経過すると、
5年以内に50%、10年で75%、15年で87.5%で皇帝が勝利するイベントが起こり、カトリックが公式宗教になる。
''ただし皇帝が戦時中であったり、摂政を立てていたり、プロテスタント同盟に所属する選帝侯との停戦期間が残っていると確率判定されない。''

公式宗教が決定されるとその宗派でない選帝侯は罷免される。
ウェストファリア、もしくはカトリック以外が公式宗教となると、教皇はHREを離脱する。

また公式宗教を国教とする国はHRE内外を問わず、ヨーロッパに首都が位置すれば正統性&color(green){+0.25/年};、国教寛容度&color(green){+1};、布教強度&color(green){+1%};を得る。


*改革の手引 [#hd6e2d18]

以下では''皇帝となって''、''改革を進める''ための基本的な戦略を示す。

皇帝選挙の投票先にしろ帝国改革への賛否にしろ多くの要素によって決定されるため、ここでそれらを詳らかに解説しないが、
ゲーム内のHREインターフェイスにおいて数字が表示されている部分をマウスオーバーすれば、いかにして決定されているかを確認できる。
選挙や改革が近い時期にはこれらを確認し、不足している場合は適切な措置で数字を改善していこう。

**選挙戦 [#m308f78f]

***集票工作 [#s730d03a]

もっとも注意すべきは選帝侯からの評価であり、同盟・婚姻を軸にあらゆる要素を駆使して+200に保つのが理想的だ。

選帝侯の過半数である4を押さえれば当選確実、3を抑えるだけでも得てして他の票が散ることから当選の確率は高くなる。

取り込む3~4の選帝侯とすべて同盟して評価をブーストするのが理想的だが、
外交枠の都合などでそれが難しい場合、自国に投票してくれる値が''相対的に高い''選帝侯とは、外交枠を消費しない資金援助等で評価を稼ぐと良い。

また正統性・威信・外交評判の三要素は普遍的に有効であるから、それぞれを引き上げておきたい。

***女帝 [#ma34ed95]

皇帝の後継者が女性である時、女性皇帝を認めるPragmatic Sanctionのディシジョンが踏める。IAが20必要なので現皇帝が死ぬ前になんとか集めよう。ディシジョンを踏まずにいると皇帝選挙に必敗してしまう。
宗教改革期に下手をするとIAが貯まらなくなる時もあるので注意。
乗っ取り皇帝の場合自国がHRE領に入っていないとディシジョンが出現しないので注意。

***HRE外国家 [#h2ec660e]

首都がHREの外にあるHRE外の国から''皇帝位を乗っ取る''場合、選挙戦での投票基準に相対的にマイナスが付くため内部から当選するより困難になる。
しかし選帝侯との友好を保ち、威信や外交評判などの諸々の補正に気を使えば当選は十分に現実的だ。

なお選帝侯を属国にすることでも選挙戦を優位に進めることができるが、選帝侯が属国であること自体がIAの減少要因となるため注意が必要だ。
また属国化の過程で諸侯からの評価が多大なAEと「諸侯を属国にした」の二重なネガティブな修正で悪化してしまう。
「諸侯を属国にした」の補正は自国の属国にはかからないため、過半数の選帝侯を属国にすることで力業で就任することもできるが、その後の改革を進めたいのであれば属国化ではなく同盟・婚姻等の合わせ技で選帝侯を取り込んでいくほうがやりやすい。

以下の項目は''自国が皇帝であること''を前提に記している。

**IAの稼ぎ方 [#ha3c2ac0]

***皇帝の交代 [#i531fcd7]

皇帝が死亡または''退位''によって交代したときに、IAが''&color(green){+10};''と大きな単位で手に入る。
再選可能な状況であることを確認した上で迅速に退位させるのは、効率的な改革に資する。

「皇帝位世襲」の改革が通過した後はこの方法でIAを稼ぐことはできないが、得てしてその頃には他の方法で稼げる環境が整っている。

***選挙君主制の活用 [#teba9327]
君主制Tier1「選挙君主制」(ボヘミア、アイルランドにも同様のシステムを持つ固有政体あり)は現統治者が死去すると選挙イベントが発生する。
HRE皇帝位を持つ国がこの政体を採用していると、選挙イベントで本来の後継者と別の人を選択すれば統治者死去時に統治者分+本来の後継者の即位分でIAを''&color(green){+20};''稼ぐことができる。
選挙で得た君主は比較的年齢が高いことも多いため、皇帝交代によるIA稼ぎを効率よく行うことができる。
採用するには政府改革進捗を50使ってTier1を変更すればよいので、政体固定がなければ皇帝になった際はぜひ採用したいところだ。(王朝が変わってしまう、一部の君主の能力にデバフがあるなどのデメリットもあるが……)

***平和の維持 [#k95e38af]

「ラント平和令」が可決するまでは諸侯同士の激しい戦いが繰り広げられるため、常に平和の維持をしてIAを得続けるのはなかなか困難である。

これを確実にせんとするのが、''全諸侯に独立保障を投げる''という極端なプレイスタイルである。
外交枠が振り切れるため外交点が-999で張り付くが、セルフ・ラント平和令の状態となることで序盤からポイントを稼ぎやすくなる。

別解として警告を用いる方法もある。警告だと完全には諸侯の内紛を止められないが、警告は(独立保証だと消費してしまう)外交枠を使わずに済むメリットがあり、外交点-999問題が解決する。さらに、新教が湧いてきても警告であればかけた国にも宣戦できるので、宗教改革も鎮圧できる。警告が有効なのは対象国が自国の隣国に対して戦争を起こした場合のみであるので、うまく代用を成立させるためにはHRE諸侯から州をいくつか飛び地で獲得する必要がある。''神聖ローマ皇帝であるならばHREに所属する州は中核化距離を無視して中核化することが可能''なため、この仕様を利用してブラウンシュヴァイク・ヘッセンなどの複数プロヴィンスを所有する諸侯に対し直接宣戦する・HRE外の国家との戦争時に共戦国指定するなどして戦争に勝利することで、諸侯の数を減らさないようにしつつ飛び地を割譲させることができる。なお、飛び地の確保は宗教改革が発生した際、請求権の捏造を利用したCBの確保にも役立つ。
共戦国指定をせずに割譲させると元々のHREのAE増加補正に加え更にAEが上積みされてしまい当然諸侯からの支持を失うどころか包囲網まっしぐらなのでおすすめしない。

***多数の諸侯 [#f3b02d6e]

これは州の編入・平和の維持の、二つの要素と密接に関連している。

州を編入しそこを国家解放することで能動的に諸侯の数を増やすことができるし、
平和を維持することで、戦争によって諸侯の統合が進んでしまうことを回避できる。
理想的な帝国運営ができている場合に確保できる上昇値となり、一つの目安ともなるだろう。

理論上100を超える国々をHREに編入させることが可能であり、多数の諸侯でHREインターフェイスが埋まるどころか、はみ出るのは壮観である。

***多数の諸侯(衛星国) [#u8c12708]

16~17世紀中の改革に失敗した場合の最終手段。

外交技術23(1700年頃)から使用可能。
衛星国もHRE内であれば諸侯として扱われるので、1プロビ衛星国を乱立させ諸侯の水増しを図れる。
開発度高めで受容文化圏なドイツ国内でやるよりは、北欧東欧バルカンアナトリア辺りで衛星国を設立すると良い。

衛星国を属国解放する方法については属国タブから軍役代納金の有効・無効を繰り返すだけで独立欲求が跳ね上がるためそのあと属国解放する。
その際の威信-25はどうしても減殺できないが、関係-200ペナルティは解消できる。

1.衛星国として保持し使う
外交点が-999に張り付くのは勿論、衛星国も属国と同じ独立欲求計算を行うためある程度自国が強大でないと独立欲求が爆発する。
帝位の世襲時点で外交枠が解消されるうえ、諸侯特権の廃止に賛成するのがメリット。
独立欲求近くまで従属国として保持し、余った衛星国を以下の属国解放を組み合わせても問題ない。

2.衛星国設立→属国解放→独立保障
序盤に行う事の多いセルフラント平和令の状態を作り出す。やはり外交点は-999に張り付く。
設立解放した1プロビ同士が割と殴り合いして即座に消滅するので対応の手間分違う事が出来るのがお得。

3.衛星国設立→属国解放
上記解放プランのうち独立保障すらも切り捨てた形。
HREの拡張具合によるが衛星国を100個設立すると、平和補正によるIA+0.1は割と無視出来るレベルと考えられる場合の選択肢。

***HRE領の奪還 [#o3b19361]

ゲーム開始時ではブルゴーニュやヴェネツィアなどのHRE外国家もHRE内に領土を持っており、IAの減少要因となっている。
またロレーヌやホルシュタインなどはHRE構成国だが、宗主国のプロヴァンスやデンマークがHRE外国家であるため減少要因となる。

それ以外にもたとえオーストリアとしてプレイし最初から諸侯を守り続けていても、同盟による巻き込み→個別和平で領土を奪われる諸侯が出ることは避けられない。
このようなときコア化される前に返還要求を飛ばせば、相手国との国力比に応じて、平和裏に返還させられる可能性がある。

穏健に領土を取り戻せない場合は、武力に訴える他ない。
ただしHRE内外の同盟により奪還戦争の開始によってHRE内の平和が保たれなくなると、むしろ短期的にIAがマイナスとなる可能性もある。
他の要素に比べればこの要素は大きなものではないので、状況を見極めるべきだろう。

**宗教改革 [#wd1f613a]

***異端増殖 [#zde4e6bd]

宗教改革が始まってポコポコと異端が湧いてくると、みるみる内にIAの自然増が止まり悪い場合に減少を始める。

プロテスタント3つ改革派3つの計6つの宗教中心地がドイツ周辺で湧く
遠くて北欧辺りに湧くこともあるが基本ドイツ内に湧くものだと心構えをしよう

カトリックを貫く場合はこれを潰して回らなければならない。上手い事潰し切ると宗教戦争そのものを止めることができる、カトリックにしてみたら壮大なバットイベントなので出来れば不発のまま終わらせたいものだ。
一方のプロテスタントや改革派からしてみれば逆でありどんどん広めて宗教戦争を始めなければいけないものになる。

***改革中心地の削除 [#p60c7b8b]

一州のみの国家にCoRがあるときは、和平協定で''改宗の強制''を行うとただちにCoRを消し去ることができる。
複数州国家の場合は、先にCoR以外の州を奪ったり国家解放して一州のみの国家にしてしまえば上に同じである。

またCoRを自国領とし、CoRに対する改宗作業を完遂することでも削除することができる。
ただしCoRは''布教強度&color(red){-5%};''を持つため、宗教アイデア等でブーストしない限り改宗は著しく困難であり、できたとしても時間を要する。

***もぐらたたき [#of66fb86]

CoRによる異端増殖を防げない場合、
異端に改宗した諸侯に対し、片っ端から改宗の強制を行い一つずつ異端国を叩いてく他にない。

改宗の強制は和平協定以外では属国に対しては任意で実行でき、宗教戦争後なら皇帝特権で行えるようになる。

得てして宗教戦争中には各国との個別和平の条件として改宗の強制を通すことが多くなるだろう。

***プロテスタントとして [#i0b2f1c1]

自国がプロテスタントに改宗する場合は宗教戦争でカトリックを奉じる皇帝に勝たなければ、皇帝になることができなくなる。これは改革派も同じ。勿論帝国改革は50年程何も出来なくなるのでその分遅れる。
テコ入れで強くなったカトリックかロールプレイ又は実績狙いでプロテスタントを選ぶかはお好みで。

**帝国改革 [#vebf3e69]

諸侯が改革に賛同する条件は改革の終盤になるほど渋くなるため
外交官をフル稼働させて評価を稼ぐことに加えて、外交評判を高めるのが肝要になる。

手軽に評判を上げられる方法は外交顧問の採用とカトリックの場合の教皇コマンド
能動的に高い評判を目指すためには、外交系のアイデア・ポリシーを活用が鉄板。
新しい要素としてはモニュメントでのブーストもある。欧州ならアルハンブラtier2やペトラで外交評判が上がるので狙ってみよう。

***永久ラント平和令 [#u424e877]

平和にはなるものの不自由さも出るので気をつけなければならない。
ミッションでの特定の州獲得や異端の改宗等が出来なくなるので要注意。

こちらには向かわずに集権ルートに入れるようになったらそちらに進むほうが小回りが効くのでオススメ。

***諸侯特権の廃止まで [#e5098d3d]

帝国が本領を発揮するのは、「諸侯特権廃止」によって、大量の''外交枠無償の''属国を得る段階である。
改革に賛成した諸侯すべてを属国化できるため、事前に準備を整えておくべきだ。
どうしても賛成しない諸侯は帝国から離脱するが、後に滅ぼし州をHREに再編入、改めて解放すれば元に戻る。

属国からは様々な恩恵を受けられるが、特に膨大なFLにより欧州大陸の覇権は約束されたようなものだ。
戦争に同伴する属国は敵国の州の塗り絵を行ってくれるため、操作の負担も大きく軽減される。ただしPC負担が激増するので、低スぺックPCでプレイしている場合はフリーズのリスクやプレイヤー厭戦増加に注意。

***属国諸侯の量産 [#u51e7efa]

諸侯特権廃止後新たにプレイヤーが征服した欧州の州も解放して属国を増やしていこう。
数プロビ以下の小規模な属国であれば、属国首都予定地と帝国州が陸続きになっていることだけ確認できたらすぐ解放してしまってよい。
帝国加入条件を満たしていれば、自発的に帝国に加入してくれる。
一方で自発的加入が見込めない巨大な属国を作成する場合は、あらかじめ首都予定地を宗主国自身でコア化し、帝国に編入しておいてから解放する必要がある。

1594年にオルレアン等のゲーム開始時からある解放可能国家のコアが一斉消失するため候補が減ってしまうが、
それでもなおコアが残っている国々を解放していくだけで100を越える属国が傘下となり、戦争とあらば大暴れする。

世襲化まではきたが、まだ反抗的な諸侯が多く諸侯特権廃止を延期したいという場合は、余裕があれば手作業で属国を増やしていける。
皇帝が対象国のコアを領有しているなどの致命的な問題を抱えていなければ、同盟や婚姻、通行権、独立保証などあらゆる手管を用いて評価を+190まで上げ、外交属国化するのである。
世襲化改革を通していれば属国が外交枠を消費しなくなるので、多くの属国候補と関係を結んでも属国化してしまえば問題ない。

***統合は是か否か [#k9a8fa7b]

「帝国の再興」を行うと、ワンクリックで全諸侯を統合し、統一国家としての神聖ローマ帝国を誕生させることができる。

このゲームは主として君主力とステート制限のシステム上、国が多ければ多いほど出力が高くなるため、直接統治より属国の大群のほうが総出力は上がるため、統合すると出力が大分下がる。

統合のメリットは神聖ローマ帝国の新しいミッションや汚い国境線の整理だろうか
ぐちゃぐちゃのドイツが一つにまとまるだけで爽快感がある。
また、帝国改革の数々の恩恵は補正として残るのでそこは心配ない

***HRE外皇帝として [#qf352160]

注意すべきは、HRE外皇帝は皇帝であるにも拘らず、''HREの一員とは見なされない''点だ。
つまるところ、''HRE外皇帝が領有しているHRE内の州についてもIAの減少ペナルティがかかる。''
これを回避するためには皇帝がHREに加入することが必要で、こうすることで完全にHREの一員と見なされ、IAの減少が無くなるばかりか次回の選挙での優位にも繋がる。
ただし加入後に帝位を失ってしまうと他のHRE国家と同様に政府ランクが公国に固定されるため、外交官や統治限界の減少などのネガティブな影響を受けることになる。


**コメント欄 [#s0ed190c]

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*参照ファイル [#wc9a5005]
-帝国インシデント:\Europa Universalis IV\common\imperial_incidents\00_imperial_incidents.txt
--影の王国のイタリア諸国離脱阻止条件:\Europa Universalis IV\common\scripted_triggers\00_scripted_triggers.txt内の「will_leave_for_shadow_kingdom_trigger」
-帝国改革:\Europa Universalis IV\common\imperial_reforms\00_hre.txt
-帝国改革DLC「Emperor」有効化時:\Europa Universalis IV\common\imperial_reforms\00_hre_emperor.txt
-選帝侯位ディシジョン:\Europa Universalis IV\decisions\ElectorateDecisions.txt

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