#author("2024-01-02T23:42:45+00:00","","") #author("2024-01-05T11:47:30+00:00","","") [[データ]] 本ページの内容は、''Ver1.34.5''で確認されたものです。 #contents *概要 [#d670aff8] ''安定度 / Stability (英略称Stab)はゲーム内パラメータの1つで、画面上部の天秤のアイコンの横の数字で確認できる。'' 国内の政情がどれだけ安定しているかを示す指標であり,不安定な国家は反乱や混乱に直面しやすく、安定した国家は繁栄を享受することになる。 安定度の下限は&color(red){-3};、上限は&color(green){+3};で初期値は0であり、整数値でのみ変化する。変動の要因は君主制における君主の死亡,イベント、プレイヤーの行動など多岐に渡る。 プレイヤーはStability and Expansion/安定度と拡張 のタブからADMを支払うことで任意に安定度を上昇させることができる。(また,Age of Absolutism以降は安定度の手動増加操作を行うごとに絶対主義 / Absolutismが&color(green){+1};される。) 安定度は以下に示す補正の他に、[[ステートの繁栄システム>データ/States and territories#prosperity]]、[[中華皇帝システム>データ/中華皇帝]]、イベント・ディシジョンのトリガーなど様々なことに影響する。 *安定度の効果 [#stab_mod] -安定度が&color(green){+1};以上の時、以下の補正が安定度の段階に応じて得られる。 -その他,安定度が正の場合は[[ステートの繁栄/Prosperity>データ/States and territories#prosperity]]の値が確率次第で増加する。 -安定度が&color(red){-1};以下の時、以下の補正が安定度の段階に応じて得られる。 -''更に、安定度が&color(red){-3};の国は安定度を上げない限り新たに宣戦布告できなくなる。''((和平強制や,同盟参戦の受諾など自身が主戦国にならない参戦は可能。武力脅迫は不可。)) |>|~パラメーター|>|>|>|>|>|~安定度|h |CENTER:|CENTER:|CENTER:COLOR(red):|CENTER:COLOR(red):|CENTER:COLOR(red):|CENTER:COLOR(green):|CENTER:COLOR(green):|CENTER:COLOR(green):|c |>|現在の安定度|-3|-2|-1|+1|+2|+3| |>|>|>|>|>|>|>|~&color(black){効果};| |>|~交易力&br;Global Trade Power|-3%|-2%|-1%|+1%|+2%|+3%| |>|~外国のスパイ発見&br;Foreign Spy Detection|-15%|-10%|-5%|+5%|+10%|+15%| |>|~国家不穏度&br;National Unrest|+6|+4|+2|-1|-2|-3| |>|~国家の税収&br;National Tax Modifier||||+5%|+10%|+15%| |>|~布教強度&br;Missionary Strength||||+0.5%|+1%|+1.5%| |>|~汚職&br;Corruption||||-0.02/年|-0.04/年|-0.06/年| |>|~制度伝播&br;Institution Spread||||+5%|+10%|+15%| |>|~年利&br;Annual Interests|+3|+2|+1|||| |>|~キャラバン力&br;Caravan Power|-15%|-10%| -5%|||| |(君主制)|~正統性&br;Legitimacy|-3/年|-2/年|-1/年|||| |(神権制)|~信仰&br;Devotion|-3/年|-2/年|-1/年|+0.5/年|+1/年|+1.5/年| |(改革派)|~情熱&br;Fervor||||+1/月|+2/月|+3/月| |(儒教)|~調和変化&br;Harmony Increase|-0.75/年|-0.5/年|-0.25/年|+0.25/年|+0.5/年|+0.75/年| |>|~各種派閥/Faction&br;の影響力|>|>|>|>|>|[[&color(blue){補正量は当該ページを参照のこと};>データ/政体固有のシステム#Faction]]| |>|~安定度コスト補正&br;Stability Cost Modifier||||&color(red){+50%};|&color(red){+100%};|&color(red){+150%};| |>|~Native政体の移住コスト|&color(green){-30%};|&color(green){-20%};|&color(green){-10%};|||| *安定度コスト補正 / Stability cost modifier [#stab_cost] この補正はStability and Expansionタブでの安定度上昇操作にのみ影響する。''当該操作のコストの基本値はADM100であり,最終的な安定度コストはこの基礎値100に補正の合計をかけて決定する。''(安定度コスト基本値を変動させる補正は存在しないため,安定度コスト±10%は常にADM10点分の変化に相当する。) 安定度コストの下限はADM10である。 主要な補正項目は下記の通り。(国固有システムの性格が強いため除外しているものもある。) **増加要因 [#p29fc169] -正の安定度/Positive stability:&color(red){+50%};~&color(red){+100%}; -過剰拡大/Overextension:1%ごとに&color(red){+0.5%}; -統治キャパシティの超過:1%ごとに&color(red){+1%}; -共和伝統が100未満のとき:1下回るごとに&color(red){+2%}; -FL(Land Force Limit)に占めるコサックの割合:1%ごとに&color(red){+1%}; -''宗教関連'' --宗教統一度/Religious Unityが100%未満のとき:1%下回るごとに&color(red){+1%}; --調和/Harmonyが50未満:1%下回るごとに&color(red){+0.4%}; -''階級関連'' --聖職者・バラモン階級の忠誠が30%未満の場合:階級の影響力に依存して&color(red){+2.5%};~&color(red){+10%}; --聖職者・市民・貴族の顧問コスト減特権:&color(red){+10%}; -[[国難>データ/国難]]の発生中:国難の内容次第で&color(red){+10%};~&color(red){+50%}; -摂政政治中/Regency:&color(red){+25%}; -諜報アクション「不満の種を蒔く/Sown Discontent」を受けている:&color(red){+50%}; -海賊共和国のFaction:&color(red){+10%}; -トリガー補正「皇帝への従属」(影の王国イベント後のイタリア国家):&color(red){+10%}; -トリガー補正「反革命」:&color(red){+30%}; -''ディシジョン'' --キリスト教グループでPass Declaration of Indulgence Actのディシジョンを実行:&color(red){+5%}; --キリスト教新教系でPass Dissolution of the Monasteries Actのディシジョンを実行:&color(red){+5%}; --イスラム教グループでEstablish an Ibadat Khanaのディシジョンを実行:&color(red){+10%}; --東方宗教グループでRegulate the monasteriesのディシジョンを実行:&color(red){+5%}; --土着信仰グループでEncourage Divinationのディシジョンを実行:&color(red){+5%}; --土着信仰グループでIntroduce Vision Questのディシジョンを実行:&color(red){+5%}; **軽減要因 [#d863b57a] -統治者の性格「冷静/Calm」:&color(green){-10%}; -統治顧問の芸術家:&color(green){-10%}; -聖職者・バラモン階級の忠誠が60%以上の場合:階級の影響力に依存して&color(green){-2.5%};~&color(green){-10%}; -Institution「活版印刷/Printing Press」の受容ボーナス:&color(green){-5%}; -''アイデア・ポリシー'' --各国のNI:&color(green){-5%};~&color(green){-20%}; --統治アイデア⑤:&color(green){-25%}; --革新-諜報ポリシー:&color(green){-25%}; --経済-防衛ポリシー:&color(green){-25%}; -''政府改革関連'' --君主制 ---Tier6「サクディナ制/Sakdina System」:&color(green){-5%}; ---Tier7「スターテン・ヘネラール/States General」:&color(green){-10%}; ---Tier1「幕府」:戦争していない属国1つあたり&color(green){-2%}; ---中華皇帝(=Tier1「天朝」)で天命50以上:1上回るごとに&color(green){-0.2%}; (最大-10%) --共和制 ---Tier9「首脳部の権力の拡大/Broaden Executive Powers」:&color(green){-15%}; ---Tier1「オランダ共和制」でオラニエ派優勢時:&color(green){-10%}; --革命勢力 ---Tier6「フイヤン派体制/The Feuillant System」:&color(green){-10%}; --神権制 ---Tier6「熱狂的な行政官/Zealous Administrators」:&color(green){-10%}; ---Tier10「公選の実施/Open Public Elections」:&color(green){-15%}; --共通 ---Tier4「カーストの廃止/Abolish the Castes」(シク教専用):&color(green){-20%}; --部族制 ---Tier1「シベリア氏族会/Siberian Native Council」:&color(green){-33%}; ---Tier3「宗教社会/Religious Societies」:&color(green){-15%}; ---Tier5「権力の集中/Centralize Power」:&color(green){-5%}; --原住民 ---Tier1「世襲統治/Hereditary Rule」:&color(green){-33%}; -''文化関連'' --文化要件モニュメント「ストーンヘンジ」:&color(green){-10%};~&color(green){-25%}; --文化要件モニュメント(新大陸)「ティカル」:&color(green){-10%};~&color(green){-30%}; -''宗教関連'' --キリスト教グループ ---グループ用モニュメント「ヘッダールスターヴ教会」:&color(green){-2.5%};~&color(green){-10%}; ---正教会である:&color(green){-10%}; ---正教会のモニュメント「リラ修道院」:&color(green){-10%};~&color(green){-30%}; ---フス派の信仰の様相「聖職者の清貧/Clerical Poverty」:&color(green){-15%}; --イスラム教グループ ---イスラム教グループ用モニュメント「レギスタン広場」:&color(green){-10%};~&color(green){-25%}; ---イスラム教グループ用モニュメント「ハラール・ジュゴル」:&color(green){-10%};~&color(green){-25%}; ---イスラム教で「Unify Islam」のディシジョンを実行:&color(green){-20%}; --ダルマ宗教グループ ---ダルマ宗教グループ用モニュメント「ブサキ寺院」:&color(green){-5%};~&color(green){-15%}; ---ダルマ宗教グループでSupport the Haridasa Movementのディシジョンを実行:&color(green){-10%}; --東方宗教グループ ---儒教でキリスト教グループを調和:&color(green){-10%}; ---神道の孤立主義Lv4:&color(green){-15%}; --土着信仰グループ ---土着信仰グループでディシジョンReligious Sacrificeを実行:&color(green){-20%}; ---テングリで第2国教が儒教・マヤ:&color(green){-10%}; ---ナワトルの改革⑤:&color(green){-20%}; --ゾロアスター教 ---ディシジョンZoroastrian Diasporaを実行:&color(green){-10%}; -''ミッション'' --日本,朝鮮,モンゴル系文化,ラーンサーン,[EM]セルビア,ドイツ,フランス(非革命),[LVH]パレンバン,大越,[OG]アダル,エチオピア,ソンガイ,マリ,モシ,[LN]スカンディナヴィア,ノルウェーの各ミッションによる恒久補正:&color(green){-10%};~&color(green){-25%}; --その他多数のミッションによる時限補正 -''イベント'' --モニュメントTier3がトリガーのイベント「Monuments Pride」(20年間持続し,フラグの残っているモニュメントがあれば繰り返し起こるため実質恒久補正):&color(green){-10%}; --その他多数のイベント *安定度の変動 [#stab_hit] 安定度はゲーム中のいくつかの動作によって変動する。多くは君主の死亡やイベントによるランダム性の強いものだが,一部のプレイヤーアクションによっては任意のタイミングで安定度を変動させることが可能である。また,イベントのうちには積極的に狙うことが可能なものも存在する。 なお,安定度の下落については英語でStability hit/Stab hitと呼ばれることも多い。 主要な項目を以下に示す。 **安定度増加 [#f0e6604d] -安定度の手動上げ &color(green){+1}; -カトリック,聖公会,ユダヤ教のアクション &color(green){+1}; -Lv3以上の顧問/Advisorを雇用しているときに発生するイベント(ゲーム中,1種類の顧問につき1回ずつのみ発生。) &color(green){+1}; -いくつかの国難の終結時 [[国難によって異なる>データ/国難]] **安定度減少 [#xc99effc] ***ランダム発動 [#l5c38033] -君主制での君主の死亡時(後継者に譲位した場合を含む) &color(red){-1}; -君主指揮官の戦死時(君主制の場合は通常の死亡と重複する) &color(red){-1}; -多数のランダムイベント(彗星イベントが有名) 基本的に&color(red){-1}; ***任意発動①:外交アクション [#t2f7533f] 外交アイデアのコンプリートボーナスで減少量が半減(元々が&color(red){-1};の場合は安定度変動を無効化)する。 -戦争中に同じ戦争に参戦している味方同盟国との同盟を破棄したとき &color(red){-2}; -婚姻を破棄したとき &color(red){-1}; -朝貢国を破棄したとき &color(red){-1}; -辺境伯を解除したとき &color(red){-1}; ***任意発動②:宣戦時のアクション [#u2073a05] 宣戦時に減少した安定度と同じ整数値の厭戦/War Exhaustionが発生する。 またNOCB・停戦破棄の宣戦時にはAEペナルティも発生する。 外交アイデアのコンプリートボーナスで減少量が半減(小数点以下切り捨て、-5の場合は-3になる)する。 また,君主制政府改革Tier8の「マキャヴェッリ主義統治/Machiavellianism Reign」の効果に代表されるstability_cost_to_declare_warの効果は減少する安定度を(外交アイデアによる補正後の値から)1つ分減らす。 -婚姻を結んでいる国に宣戦 &color(red){-1}; -自国へのOpinionが+100以上の国に宣戦 &color(red){-1}; -同君連合下位国のとき,独立戦争を起こす &color(red){-1}; -開戦事由なし/NOCB での宣戦 &color(red){-2}; -属国のとき,独立戦争を起こす &color(red){-3}; -停戦期間を無視して宣戦 &color(red){-5}; -こちらが軍事通行権を持っている国に宣戦 &color(red){-5}; ***任意発動③:その他のグループ [#vd875ad7] -植民地政策の変更 &color(red){-1}; -新大陸宗教(ナワトル,マヤ,インティ)の改革 &color(red){-1}; -政府改革経由で君主制-共和制-神権制の移行を行ったとき &color(red){-3}; -破産したとき &color(red){-3}; -いくつかの国難の開始イベント [[国難によって異なる>データ/国難]] -ミッション・ディシジョン関連 -反乱によるBreaking Country 発生時:安定度が強制的に0に修正される **上限・下限に関する動作 [#lf1a3640] -安定度+3の時に安定度増加イベント等が起こると,安定度増加の効果はADM+50~100に置き換えられる。 -安定度-3の時に安定度マイナスイベントが起こると,安定度のペナルティは実質無効になるわけではなく、例えば彗星イベントだと統治力-100されたりする。 *戦略・Tips [#b2cc4865] -特に君主が若く有能な場合,安定度を+1にすることをおすすめする。これにより,ステート州の繁栄を促して収入の素早い増加が期待できる。 -安定度が+1以上の場合,先の項目で示したように一段階ごとに安定度コスト補正が&color(red){+50%};される。そのため一般に安定度+1以上で手動上げするとADMを大量に消費してしまうことに注意しておきたい。安定度+2以上への上昇はADMが余った際や,イベントを利用して上げるのを意識するとゲームを通じてADMを節約しやすくなるだろう。 -安定度がマイナスの時は利息の増加効果が特に厳しい。Estateからの借金は利息が固定のため使いやすいが,通常の借金が嵩んでいる状態ではADMに余裕を持たせて安定度が0未満にならないように注意したい。また、安定度マイナス時は繁栄も自動で剥がれるので場合によっては収入に大きい影響が生じる。 -国難「宮廷と地方/Court and Country」の発動のために安定度を意図的に下げる行動をとる場合,宣戦時の安定度低下を使うのが条件を満たしやすくおすすめ。軍事通行権を持っている国への宣戦はAEペナルティが生じないため特に使いやすい。また,植民地政策の変更は植民者を保持してさえいれば何度でも実行でき,好きな安定度まで調整できる。 -国難「宮廷と地方/Court and Country」の発動のために安定度を意図的に下げる行動をとる場合,宣戦時の安定度低下を使う、あるいは植民政策を変更するのが条件を満たしやすくおすすめ。軍事通行権を持っている国への宣戦はAEペナルティが生じないため特に使いやすい。また,植民地政策の変更は植民者を保持してさえいれば何度でも実行でき,好きな安定度まで調整できる。 -外交アイデアコンプリートボーナス+ Machiavellianism ReignでNOCBの宣戦時ペナルティが無くなる。 -外交アイデアコンプリートボーナス+ Machiavellianism Reignで停戦破棄のペナルティが-2になる。安定度コストを下げていればADMの消費は極小に抑えられる。また,カトリックであれば教皇影響力を200保持しておくことで,教皇アクションの安定度+1を2度使って安定度ペナルティを即座に相殺できる。 *コメント欄 [#kbdce8ca] #pcomment