データ
本ページの内容は、特記ない限りver1.30.2で確認されたものです。
1.32で制度後進のペナルティのかかり方に変更あり。
地域ごとの発展の速度差を再現・調整する要素。
Institutionの受容が遅れる地域は、後進化を余儀なくされる。
制度と訳されていることもある。
(以下Ver1.32更新)Ver1.32では各技術Lvごとに要求されるInstitutionが定められ、それを受容していない場合は技術レベルに応じて固定値の技術コストペナルティを受ける。
ペナルティの値は最初にそのInstitutionが要求されたLvにおいて+15%、以降レベルが一つ上がるごとに+30%、+50%と上昇し、50%で打ち止めになる。(ただし、封建制/Feudalismのみ例外でこれによる技術ペナルティは+50%からスタートする。)
このペナルティは未受容のInstitutionごとに発生し、受容していないInstitutionが2つ以上ある場合はそれぞれのペナルティを合計した値となる。
全てのInstitutionを受容しない場合、技術ペナルティは最大で+400%となる。
各Institutionとそれによるペナルティを最初に受ける技術Lvの関係は以下の通り。
Institution | ペナルティを最初に受ける技術Lv*1 |
封建制/Feudalism | 1 |
ルネサンス/Renaissance | 5 |
植民地主義/Colonialism | 9 |
活版印刷/Printing Press | 13 |
世界交易/Global Trade | 17 |
工場/Manufactories | 21 |
啓蒙思想/Enlightenment | 24 |
産業革命/Industrialization | 28 |
(英Wikiの意訳)
発祥年以降になると、発祥条件を満たしているどこかの州でランダムに発祥する。
条件を満たした州で発祥する確率は各Institutionごとに設定されている。(5%~25%)
(データファイル内では「start_chance = 整数」のように記載されている。)
例えば、「発祥率10%」のInstitutionに対して条件を満たす州が3つしかなければ、年初の判定で発祥しない確率は「(90%)^3 = 72.9%」にもなり、すなわち発祥する確率はわずか「27.1%」となる。
つまり条件を満たす州が非常に少なければ、発祥までに何年、何十年とかかる場合もあるのだ*2。
特に発祥率が5%しかない「植民地主義」は発祥が遅れることで有名であり、イベリア勢などが不調で植民が進まなかったり、発祥条件にあう州を失っていたりすると遅滞は大きくなる。
伝播要因の一つ以上を満たした州に、満たした要因に応じた速度で伝播していく。
各Institutionごとの伝播要因の詳細は個別の項目を参照。
また、個別の要因の伝播速度を増減させる国全体、または州への修正も存在する。
詳細は英wikiを参照。
各プロビ単位の伝播の状態はプロビ画面中段右の本のマークから、国家単位での伝播の状態は技術タブの左上の本のマークをそれぞれクリックして確認することができる。
主な国/州補正をリストにした。
これ以外にも補正は多数ある。(アイデア、ポリシー、モニュメント、宗教関連、政府改革、政府タイプなど)
宮廷画面の国家補正で確認できる。
補正 | 効果 | 備考 |
時代能力「Institutional Spread」 | +50% | 宗教改革の時代。国教の州のみ (儒教で調和済の宗教は含まない) |
安定度 | +5%/+10%/+15% | +1~+3で変化する |
平和状態 | +10% | |
無条件降伏 | +10% | (未確認) |
幸運国家 | +10% | AIのみ |
コーヒーの交易ボーナス | +5% | 交易シェアによるボーナス |
破産中 | -50% |
州補正は州画面のInstitutionウィンドウ右上の「Spread」をマウスオーバーすると確認できる(国補正も含めて表示される)
補正 | 効果 | 備考 |
布告「進歩への努力 / Advancement Effort」 | +33% | |
交易の中心地 Lv2 / Lv3 | +10%/+30% | Lv2は沿岸州の場合のみ |
ステート州 | +10% | |
交易会社州 | +10% | |
沿岸州 | +10% | |
コーヒーの戦略的効果 | +10% | コーヒーを生産品する州 |
首都ステート | +5% | 首都のみでない |
改宗中 | -10% | |
占領されている | -10% | |
包囲されている | -10% | |
略奪/Looting | 最大-33% | 完全に略奪された時の値。略奪の状態で変化する |
荒廃度 | 最大-100% | 荒廃度100%の時。荒廃度によって変化する |
各Institutionごとの伝播要因はベース値である。
ここに補正がかかるが開発度が影響するものとしないものがある。
以下に伝播計算の具体例を示す。
No | 名称 | ベース 値 | 開発度 | 計算式(開発度10の場合) | ||
5 | 10 | 20 | ||||
① | 国が植民地主義を受容済み | 2.0 | +0.83 | +1.66 | +3.33 | (ベース値2÷12ヶ月)×開発度10=+1.66 |
② | 100%伝播している友好的な隣接州 | 1.2 | +0.5 | +1 | +2 | (ベース値1.2÷12ヶ月)×開発度10=+1 |
③ | 新大陸の植民地国家を持つ 旧大陸国家の首都または沿岸州 | 10 | +0.83 | +0.83 | +0.83 | (ベース値10÷12ヶ月)=+0.83 ※開発度の影響を受けない |
「忠誠度40%以上」かつ「その階級土地シェア30%以上」。
この伝播要因は下記の「友好的/非友好的な隣接州」と共存できる。
以下、「植民地主義」の伝播を観察した結果である。
(計算式はこちらを参照)
州の開発=DEVポチを行うことで、受容していないInstitutionの内、最も古いものの伝搬率を、強制的に上昇させられる。なお、各種の伝搬速度アップの効果は適用されない。
上昇率は「開発後のDEV」の16.66%(約6分の1)である。
つまり「開発後のDEVの累計値」は、最低でも601必要になる。
(「開発後のDEVの累計値」が600*3のとき99.96%となる)
要するに、Institutionを自然伝播を待たずに先取りで受容するためには、制度発生を確認した後に任意の1州(開発コスト割引の多い州や、首都ステートの州、自治度が十分下がっている州などが望ましい)を集中的にDevポチし、強制的にInstitution受容状態の州を作ってそこを拠点に伝播させると良い。Institution発生の進捗度は自然伝播の場合と同様に州の中段右の本のマークから開けるタブ・Institutionマップ等で確認できる。
特定の州でのDEVポチの目的を達するための必要量は、以下の表に要約されている。
君主点の量だけを見ればDEV合計17開始が最小となるが、開発したDEVはそのまま国力となるため、DEV合計7開始がお得だろう。君主点を節約したいならDEV8の州の場合は搾取も選択肢となる。
DEVポチ前(伝播率0%時)のDEV | DEVポチ後(伝播率100%時)のDEV |
3~7 | 35 |
8~10 | 36 |
11~13 | 37 |
14~16 | 38 |
17~18 | 39 |
19~20 | 40 |
21~22 | 41 |
... | ... |
49~50 | 60 |
DEVポチ前のDEV | 回数 | 必要な君主力*4 |
3 | 32 | 2290 |
4 | 31 | 2240 |
5 | 30 | 2190 |
6 | 29 | 2140 |
7 | 28 | 2090 |
8 | 28 | 2162 |
9 | 27 | 2112 |
10 | 26 | 2062 |
11 | 26 | 2137 |
12 | 25 | 2084 |
13 | 24 | 2029.5 |
14 | 24 | 2104.5 |
15 | 23 | 2047 |
16 | 22 | 1988 |
17 | 22 | 2063 |
18 | 21 | 2001 |
19 | 21 | 2077.5 |
20 | 20 | 2012.5 |
21 | 20 | 2090.5 |
22 | 19 | 2019.5 |
23 | 19 | 2097.5 |
24 | 18 | 2020.5 |
25 | 18 | 2098.5 |
26 | 18 | 2179.5 |
27 | 17 | 2093.5 |
自治度修正後の開発度が、国全体の10%を超える州に伝播が完了すると、受容できるようになる。
受容すると、そのInstitution由来の技術ペナルティが無くなり個別の受容ボーナスを得られる。
受容の基本コストは、そのInstitutionが存在していない州の2.5×開発度×(1-自治度)。
基本コストに以下の修正を加えた値の資金を受容時に支払う。
受容したInstitutionごとに交易会社のあるノード内の非交易会社州の交易品生産量補正/Goods Produced Modifierを増加させる。
該当ページはこちら。
(この項目は1.34.5で確認)
進行要因 | 基本 増加値(%) | ||
---|---|---|---|
年 | 月 | ||
植民地国家の首都or沿岸州 | 5.0 | 0.416 | |
封建制を受容済み(交易会社州は除く) | 2.0 | 0.166 | |
旧大陸の非部族国家の首都 | 0.1 | 0.0083 | |
友好的な | 伝播率100%の州に隣接する州 (重複しない) | 0.6 | 0.05 |
非友好的な | 0.1 | 0.0083 | |
忠実な貴族階級が存在し伝播率100%の州に隣接する州 | 0.15 | 0.0125 |
進行要因 | 基本 増加値(%) | ||
---|---|---|---|
年 | 月 | ||
宗主国が受容済みの植民地国家の首都または沿岸州 | 5.0 | 0.416 | |
ルネサンスを受容済み(交易会社州を除く) | 2.0 | 0.166 | |
友好的な | 伝播率100%の州に隣接する州 (重複しない) | 0.6 | 0.05 |
非友好的な | 0.3 | 0.025 | |
フランドル地域・トスカーナ地域・ヴェネツィア地域 | 0.5 | 0.0416 | |
1500年以降、ヨーロッパのDEV5以上 | 0.1 | 0.0083 | |
ヨーロッパのDEV10以上 | 0.05 | 0.00416 | |
ヨーロッパのDEV20以上 | 0.05 | 0.00416 |
進行要因 | 基本 増加値(%) | |
---|---|---|
年 | 月 | |
イタリア地方でラテン文化の首都 | 1 | 0.083 |
進行要因 | 基本 増加値(%) | ||
---|---|---|---|
年 | 月 | ||
宗主国が受容済みの植民地国家の首都および沿岸州 | +5.0 | +0.416 | |
その国が植民地主義を受容済み (交易会社州を除く) | +2.0 | +0.166 | |
友好的な | 伝播率100%の州に隣接する州 (重複しない) | +1.2 | +0.1 |
非友好的な | +0.5 | +0.041 |
進行要因 | 基本 増加値(%) | |
---|---|---|
年 | 月 | |
新大陸の植民地国家を持つ旧大陸国家の首都および沿岸州 | +10 | +0.83 |
進行要因 | 基本 増加値(%) | ||
---|---|---|---|
年 | 月 | ||
宗主国が受容済みの植民地国家の首都または沿岸州 | 3.0 | 0.25 | |
(交易会社州除く) 活版印刷を受容済みで首都と | 同大陸の州 | 2.0 | 0.166 |
別大陸の州 | 1.0 | 0.083 | |
友好的な | 伝播率100%の州に隣接する州 (重複しない) | 0.6 | 0.05 |
非友好的な | 0.2 | 0.016 | |
忠実な聖職者階級が存在し伝播率100%の州に隣接する州 | 0.1 | 0.0083 | |
ヨーロッパのDEV20以上の首都 | 0.05 | 0.00416 |
進行要因 | 基本 増加値(%) | |
---|---|---|
年 | 月 | |
所有国がプロテスタント or 改革派 or 聖公会 or フス派 | 2.0 | 0.166 |
州がプロテスタント or 改革派 or 聖公会 or フス派 | 1.0 | 0.083 |
外交技術15以上の国の首都 | 1.0 | 0.083 |
進行要因 | 基本 増加値(%) | ||
---|---|---|---|
年 | 月 | ||
宗主国が受容済みの植民地国家の首都または沿岸州 | 5.0 | 0.416 | |
(交易会社州除く) 世界交易を受容済みで首都と | 同大陸の州 | 2.0 | 0.166 |
別大陸の州 | 1.0 | 0.083 | |
伝播率100%の州に隣接する | 沿岸州 | 0.5 | 0.0416 |
内陸州 | 0.25 | 0.2083 | |
忠実な市民階級が存在し伝播率100%の州に隣接する州 | 0.1 | 0.0083 | |
レベル3 | の交易中心地 (共存する) | 0.4 | 0.033 |
レベル2 | 0.1 | 0.0083 |
進行要因 | 基本 増加値(%) | ||
---|---|---|---|
年 | 月 | ||
活版印刷を受容済み | 0.5 | 0.416 | |
(共存する) 交易力が | 45以上 | 1.6 | 0.133 |
35以上 | 1.2 | 0.1 | |
25以上 | 0.8 | 0.66 | |
15以上 | 0.4 | 0.033 |
進行要因 | 基本 増加値(%) | ||
---|---|---|---|
年 | 月 | ||
宗主国が受容済みの植民地国家の首都または沿岸州 | 3.0 | 0.25 | |
(交易会社州除く) 工場を受容済みで首都と | 同大陸の州 | 2.0 | 0.166 |
別大陸の州 | 1.0 | 0.083 | |
発祥地と同大陸で生産系の工場が建設済 | 0.8 | 0.666 | |
発祥地と別大陸 | 織物工場が建設済 | 0.4 | 0.033 |
織物工場以外の生産系工場が建設済 | 0.2 | 0.016 | |
友好的な | 伝播率100%の州に隣接する州 (重複しない) | 0.5 | 0.416 |
非友好的な | 0.15 | 0.0125 |
1700年以降に以下の条件を満たす州で発祥
進行要因 | 基本 増加値(%) | ||
---|---|---|---|
年 | 月 | ||
宗主国が受容済みの植民地国家の首都または沿岸州 | 3.0 | 0.25 | |
(交易会社州除く) 啓蒙思想を受容済みで首都と | 同大陸の州 | 1.5 | 0.125 |
別大陸の州 | 0.75 | 0.0625 | |
自国より低技術の隣国が受容済の時の首都 | 0.5 | 0.416 | |
友好的な | 伝播率100%の州に隣接する州 (重複しない) | 0.4 | 0.033 |
非友好的な | 0.2 | 0.016 | |
大学が建設済で発祥地と | 同大陸の州 | 0.4 | 0.033 |
別大陸の州 | 0.1 | 0.0083 | |
発祥地と同大陸で議席がある州 | 0.4 | 0.033 |
進行要因 | 基本 増加値(%) | ||
---|---|---|---|
年 | 月 | ||
革新アイデアが完成済の国の発祥地と | 同大陸の首都 | 5 | 0.416 |
別大陸の首都 | 2 | 0.166 | |
外交技術20以上で「自然科学者」顧問を雇う国の発祥地と | 同大陸の首都 | 3 | 0.25 |
別大陸の首都 | 1 | 0.083 | |
外交技術20以上で「哲学者」顧問を雇う国の発祥地と | 同大陸の首都 | 1.5 | 0.125 |
別大陸の首都 | 0.5 | 0.416 | |
発祥地と別大陸で議席がある州 | 0.5 | 0.416 |
ver1.30で追加された。産業革命を表現したinstitution。
進行要因 | 基本 増加値(%) | |||
---|---|---|---|---|
年 | 月 | |||
(交易会社州除く) 工業化を受容済みで首都と | 同大陸の州 | 1.0 | 0.083 | |
別大陸の州 | 0.5 | 0.0416 | ||
DLC Rule Britannia なし | 友好的な | 伝播率100%の州に隣接する州 (重複しない) | 0.6 | 0.05 |
DLC Rule Britannia 有効化 | 0.3 | 0.025 | ||
DLC Rule Britannia なし | 非友好的な | 0.3 | 0.025 | |
DLC Rule Britannia 有効化 | 0.15 | 0.0125 | ||
宗主国が受容済みの植民地国家の首都または沿岸州 | 0.75 | 0.0625 | ||
(DLC Rule Britannia有効化) 溶鉱炉がある発祥地と | 同大陸の州 | 0.5 | 0.0416 | |
別大陸の州 | 0.25 | 0.02083 | ||
武器工場(銅、鉄)、織物工場(羊毛、布地、絹織物、染料)があり発祥地と | 同大陸の州 | 0.3 | 0.025 | |
別大陸の州 | 0.15 | 0.0125 | ||
農園(穀物、家畜、ワイン)があり発祥地と | 同大陸の州 | 0.2 | 0.016 | |
別大陸の州 | 0.1 | 0.0083 | ||
上記2つ以外の生産系工場があり発祥地と | 同大陸の州 | 0.15 | 0.0125 | |
別大陸の州 | 0.08 | 0.006 | ||
100%伝播州がある交易ノード内で所有者が最大の交易力を持っている時のノード内の州 | 0.18 | 0.015 |
進行要因 | 基本 増加値(%) | |||
---|---|---|---|---|
年 | 月 | |||
DEV20以上の沿岸州で、所有国が植民地国家を2つ以上持っている | 3 | 0.25 | ||
州の交易力が15以上で、所有国が収入の50%以上を交易に依っている | 3 | 0.25 | ||
(DLC Rule Britannia有効化) 生産品系工場が建設済 開発度20以上の州 | 革新性 | 25以上 | 1 | 0.083 |
15以上 | 1 | 0.083 | ||
10以上 | 1 | 0.083 |
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