本ページの内容は、ver1.31.5.2で確認されたものです。
DLC:Emperorあり
DLC:Emperorなし
「皇帝が死ぬ」「皇帝が退位する」「皇帝の国が属国化される」「皇帝の国が併合される」
これらのいずれかが起きたとき、新皇帝の選出が選帝侯の多数決によって行われる。
以下の条件を満たしている者が皇帝となりうる。
選帝侯からの評価、被選挙国の外交評判や威信値など多くの基準が存在する。
ゲーム内のHREインターフェイスで選帝侯の旗をマウスオーバーし確認することができる。
※なお選挙が同票数となった場合、同票数になった国の中に前皇帝が含まれる場合は前皇帝が、含まれない場合は威信が高い国が皇帝に選出される。
投票基準 | 数値 | メモ |
評価 | -200 ~ +200 | |
正統性 | -50 ~ +50 | 正統性から50を引いた値 |
威信 | -25 ~ +25 | 威信/4 |
Imperial Authority(IA)値 | 0 ~ 100 | 現在の皇帝のみ |
同盟 | +30 | |
婚姻 | +10 | |
領土が1州のみ | -25 | |
総DEVが50未満 | -25 | |
十分に大きいHRE諸侯 | +25 or +50 | ※詳細不明 |
同文化グループ | +5 | |
異端 | -50 | |
従属国 | +50 | 宗主国に対し |
選帝侯を従属させている | -50 | 従属する選帝侯1ごと |
HRE諸侯でない | -50 | |
宗教同盟のリーダー | +200 | 同陣営の加盟国から |
異なる宗教同盟に属する | -200 | 対抗陣営の加盟国から |
正の外交評判 | +10 | 外交評判1ごと |
負の外交評判 | -5 | 外交評判1ごとに |
交戦中 | -200 | |
被選挙権なし | -1000 | 君主制でない、君主が女性・空位など |
項目 | 効果 | 備考 |
威信 | +1/年 | |
外交枠 | +1 | |
顧問候補 | +1 | |
指揮官枠 | +1 | |
諜報網構築 | +10% | |
人的資源 | +500/年 | 諸侯1国ごとに加算 |
陸軍扶養限界 | +0.5 | 諸侯1国ごとに加算 |
税収 | +2/年 | 自由都市1国ごとに加算 |
人的資源 | +1000/年 | 自由都市1国ごとに加算 |
陸軍扶養限界 | +0.5 | 自由都市1国ごとに加算 |
また皇帝は、通常のコア化範囲を無視しHRE内のどの州であっても自国のコアとすることができる。
キリスト教国は、HRE領と陸または海を挟んで隣接(請求権を付けられる条件と同じ)し、キリスト教を信仰し、ヨーロッパ内に属する自国のコア州を州画面のHREアイコンをクリックすることでHREに編入できる。
ただし州を編入する際HRE内の国は皇帝からのopinionが100以上、HRE外の国では[ 100 + 自国の総開発度/2 + 属国の総開発度/2 ]が必要となる。よって、一定以上の大国は、HREに加入することができない。
※ヨーロッパの範囲は英wikiを参照のこと
皇帝自身も自身が所有する州を同様の条件で編入できる。
HRE外から皇帝が戴冠した場合、首都につながるすべての欧州の州がHREに編入される。(1.31.5で取り消し)
HRE加盟のAI国家も条件を満たしている州を勝手に編入する。
首都のある州をHREに編入すると、その国家は諸侯の一員となる。
ver1.30以降、HRE外の国は州画面から州をHREに編入することはできなくなった。
加入したい場合はかわりにHREインターフェースの左下のボタンからとなる。(構成国だとLeave HREになるボタンが、帝国外だとJoin HREになる)
このとき政府ランクが公国へと固定される。
Ver1.32より、外部からHREに加入するには首都が帝国領と接続されていることが要求されるようになった。
プレイヤーがHRE外の国家であるとき、戦時でなければHRE内でコアとして所有する州を州画面のHREアイコンをクリックすることでHREから除外できる。
除外した州一つごとにIAが-1し、皇帝からの評価が悪化する。
AIは州をHREから除外しない。
プレイヤーがHREの諸侯であるとき、戦時でなければいつでも脱退できる。
このとき脱退する国がコアとして所有するHRE内の州はすべてHREから除外され、コアでない州は皇帝に割譲される。
IAが大幅に低下し、プレイヤーと皇帝からの評価が大幅に悪化する。
AIはイベントを除いてはHREから脱退しない。
戦争での割譲等で首都がHRE外に移った場合も脱退となる。
自国のコアがないHRE領を所有しているとき、皇帝AIからこの要求が届く。ただし返還要求にはIAが1必要なため、宗教改革以降などIAが0に張り付いているときは要求が飛んでこない。
1.30以前は皇帝との同盟でも返還要求を回避できたが、1.31では同盟していても容赦なく要求してくるので注意。
1.32では同盟時の要求のみならず、こちらが戦争中であっても要求を出してくるようになった。
要求を受諾すると州が以前の所有者のもとへ戻るが、要求を拒否するとHRE全諸侯からの評価を大きく傷つける上、州の不穏度+10、税収-33%、人的資源-50%、自治度変化+0.1/月のペナルティを受ける。また、皇帝の国はImperial LiberationのCBを得る。
皇帝から選帝侯に任命されると皇帝選挙の投票権を持つ他、政府ランクを王国に上昇させられるようになる。
選帝侯の国を同君下位国とし、継承(一発併合)することでも選帝侯の地位を得られる。外交併合では不可。
DLC「Common Sense」で有効化。
皇帝から自由都市に任命されると政体が変化し、貿易と開発にボーナスを得る。
ただし国土が2州以上になるとただちに自由都市から外れる。
自由都市に対しては諸侯が宣戦した場合にも皇帝に防衛参戦が飛ぶ。
IAは帝国改革を実施するために使用される。
上記の皇帝特権による外交アクション以外では、以下の条件によりIAが増減する。
+30 | 諸侯からの防衛参戦要請に応えその戦争に勝利したとき、勝利への貢献の規模に伴って加算される。 |
+10 | 同一国家による皇帝位の継承(帝位世襲改革可決時を除く) |
+5 | HREに諸侯が新たに加入 |
+0.010/月 | 諸侯同士の戦争が起こっていない。 |
+0.005/月 | 自由都市一国ごと。 |
+0.003/月 | 25を超える諸侯一国ごと。 |
-0.005/月 | 諸侯以外が保有しているHRE領一つごと。 |
-0.010/月 | 公式宗教ではない諸侯一国ごと。 |
-0.005/月 | 皇帝から見た異端諸侯一国ごと。(ウェストファリア条約可決時) |
-0.001/月 | 属国となっている選帝侯一国ごと。同君連合下位の場合はこのマイナス補正はかからない。 |
-0.001/月 | 選帝侯の欠員一国ごと。 |
-10 | HRE外の国が、HRE諸侯を併合したとき。 |
また、以下条件を満たした場合毎月のIA増加に補正を与える。
+10% | オーストリアNI1「皇帝の野望」 |
+10% | ボヘミア伝統 |
+0.1 | ブランデンブルクNI5「旧皇帝の座」 |
+25% | 宗教戦争での完全勝利 |
+25% | 帝国改革「帝位の世襲」※DLC「Emperor」導入時は集権ルート |
+25% | 帝国改革「諸侯特権の廃止」※DLC「Emperor」導入時は集権ルート |
+1%x諸侯数 | 帝国改革分権ルート「Embrace Rechenschaft Measures」※DLC「Emperor」導入時のみ |
+25% | 帝国改革集権ルート「Curtail the Imperial Estates」※DLC「Emperor」導入時のみ |
その他ミッション等。
改革の実施には50以上のIAと過半数の諸侯の賛成が必要となり、改革が実施されるとIAが0にリセットされる。
HREインターフェースで最新の改革にマウスオーバーすると、諸侯ごとの賛否一覧が見ることができる
諸侯の賛否は以下の基準によって決定され、数値を合計して0よりも大きければ賛成となる。
HREインターフェースで各諸侯のアイコンにマウスオーバーすることで、その諸侯の合計数値と、適用されている基準それぞれの数値を見ることができる。
属国や同君連合下位の国家は必ず宗主国の賛否に従う。
判断基準 | 数値 |
IAが50以上 | 超過1ごと+1 |
既に実施された改革 | 1ごと-3 |
皇帝への評価 | +10ごと+1 -2ごと-1 |
皇帝の外交評判 | +1ごと+5 |
皇帝の過剰拡大 | 4%ごと-1 |
自治度補正後の皇帝の総DEV | 100を1下回るごと-2 |
首都・建造物の補正を含む諸侯の基礎税収 | 1ダカットごと-0.2 |
皇帝の同盟国 | +5 |
皇帝と同一王朝 | +3 |
皇帝と同一文化グループの 違う文化 | -5 |
皇帝と異なる文化グループ | -10 |
政体が君主制 | +2 |
政体が神権制 | -5 |
皇帝から見て、国教が異端 | -20 |
DLC導入済の場合、行える帝国の改革が増加する。
元々あった帝国改革は共通ルート及び集権ルートに残っており、新しく分権ルートが追加される。
HREを解体するには、皇帝と戦争状態にあり、その首都を占領している上で「独立」している選帝侯が一つも無いことが条件となる。
「独立」とは
つまりHREを解体するためには、何らかの形で全ての選帝侯を戦争に巻き込む、もしく自国の同盟国にしておく必要がある。
HREを解体すると、解体した国が威信+100、HREのインターフェイスが削除され、二度と復活しない。
なお新しい皇帝を選出する際に、選出条件を満たす者が一人もいない場合も自動的に解体される。
1490-1550年の間に発生するイベントである。
トスカーナ、エミリア・ロマーニャ、リグリア、ピエモンテ、ロンバルディ、中央イタリア(Abruzzo州を除く)、ヴェネツィア(Venetia州を除く)の各エリア、およびローマ州の中に、
HREに属していない州が1つでもあると発生する。ただしイタリア地方に首都を置くHRE諸侯がすべて主要文化がドイツグループの諸侯の属国であるときは例外的に発生しない。
主要文化がラテングループ、もしくは首都がイタリア地方内に位置するHRE諸侯に対し、HREを離脱するか残留するかの選択肢が示される。
AIは離脱し皇帝の属国は残留の選択肢をとる。
イタリア地方に首都を置くがHREに属していない国家が領有するHRE領も、自動的にHREから除外されれる。
イベント発生以降、主要文化がラテングループのHRE諸侯に"Submission to Emperor"(不穏度+3、威信-1/年、安定度コスト+10%)が付与される。ただしHRE皇帝であるか「イタリア」であれば付与されない。
皇帝は離脱を阻止するディシジョンを実行できる。
1490年までに離脱イベント発生条件の対象となる州すべてが、
ディシジョンを実行すると離脱イベントが発生しなくなり、イタリア地方内でHRE皇帝・皇帝の属国が領有する州が、HREに編入される。
史実に合わせたランダムイベントが発生し、選択肢のどれを実行すべきか投票を行う。
最終的には投票の結果にかかわらず皇帝の独断で選択肢が実行されるが、その行動に対する諸侯の支持によってIAが増減する。諸侯1国につきIA0.2、選帝侯1国につきIA1の効力を持つ。
インシデント名 | 結果 |
「ブルゴーニュ継承」 The Burgundian Inheritance ※ブルゴーニュ継承にて皇帝の同君下位になった場合発生 | ・フランスに譲歩。 ・ブルゴーニュを帝国に統合する。 ・ブルゴーニュとの和合を保つ。 |
「ブルゴーニュ継承 (Strong ally)」 The Burgundian Inheritance (Strong ally) ※ブルゴーニュ継承にてフランスの同君下位になった場合発生 | ・低地の独立を要求する。 ・ブルゴーニュを請求する。 ・主張を放棄する。 |
「ブルゴーニュ継承 (Alone)」 The Burgundian Inheritance (Alone) ※ブルゴーニュ継承にて皇帝・フランスどちらにもつかなかった場合発生 | ・低地の独立を要求する。 ・ブルゴーニュを請求する。 ・主張を放棄する。 |
「ブルゴーニュと帝国」 Burgundy and the Empire ※ブルゴーニュのミッションにより発生 | ・ブルゴーニュがHREに加入。 ブルゴーニュへの態度が友好・同盟・忠実であるAIは必ずこの選択肢を取る。 ・ブルゴーニュのHRE加入に反対。 ブルゴーニュへの態度がライバル・敵対・脅威・激怒・不忠・反抗であるAIは必ずこの選択肢を取る。 ブルゴーニュと隣接し、かつ同盟していないAIは必ずこの選択肢を取る。 |
「プロイセンにおける王」 The King in Prussia | ・プロイセンが王国ランクに昇格。 プロイセンへの態度が友好・同盟・忠実であるAIは必ずこの選択肢を取る。 ・(プロイセン君主を)プロイセンの王と呼ぶ。 プロイセンへの態度が中立であるAIは必ずこの選択肢を取る。 ・君主を認めない。 プロイセンへの態度がライバル・敵対・脅威・激怒・不忠・反抗であるAIは必ずこの選択肢を取る。 |
「加盟の申請」 Petition for Membership | ・対象の同君下位国がHRE諸侯に加わる。 ・HRE加入は認めない。 |
「小作農の運命」 The Fate of the Peasantry ※ドイツ農民戦争が発生している場合 | ・残りの攪拌機を粉砕する。 貴族の影響度が60%以上のAIはこの選択肢を取る可能性が10倍。 ・農民に譲歩する。 貴族の影響度が40%以下、または改革派のAIはこの選択肢を取る可能性が10倍。 Peasants Republicの政体を持つ国はこの選択肢を取る可能性が1000倍。 |
「ハンザ同盟の凋落」 Decline of the Hanseatic League | ・ハンザ同盟に対する義務は無い。 リューベックへの態度がライバル・敵対・脅威・激怒・不忠・反抗であるAIは必ずこの選択肢を取る。 ・支援のための自由都市を編成する。 リューベックへの態度が友好・同盟・忠実であるAIは必ずこの選択肢を取る。 ・リューベックノードで最も交易力が高い国に対し禁輸措置を行う。 対象国への態度がライバル・敵対・脅威・激怒・不忠・反抗であるAIは必ずこの選択肢を取る。 |
「教皇と皇帝」 The Pope and the Emperor | ・教皇領がHREに加入。 教皇領への態度が友好・同盟・忠実であるAIは必ずこの選択肢を取る。 ・聖座は独立したままである必要がある。 破門されている、またはカトリックではないAIはこの選択肢を取る可能性が50倍。 教皇領への態度がライバル・敵対・脅威・激怒・不忠・反抗であるAIは必ずこの選択肢を取る。 |
「ホルシュタイン問題」 The Question of Holstein ※ホルシュタインがホルシュタイン州を持っていない場合発生? | ・ホルシュタインの修復を開始する。 ホルシュタインの所有者への態度がライバル・敵対・脅威・激怒・不忠・反抗であるAIは必ずこの選択肢を取る。 ・帝国の主張を放棄する。 ホルシュタインの所有者への態度が友好・同盟・忠実であるAIは必ずこの選択肢を取る。 |
「影の王国」 | ・イタリアを放棄する AI国家はこの選択肢を取る可能性が2倍。 首都がイタリア地域にあるAI国家はこの選択肢を取る可能性が5倍。 ・イタリアを引き留めねばならない |
「スイスと帝国」 Switzerland and the Empire | ・帝国離脱の許可を与える。 スイスへの態度が友好・同盟・忠実であるAIは必ずこの選択肢を取る。 ・帝国離脱に反対する。 スイスへの態度がライバル・敵対・脅威・激怒・不忠・反抗であるAIは必ずこの選択肢を取る。 |
「オランダ反乱」 The Dutch Rebellion ※オランダ独立の国難時に発生 | ・オランダ人を支援する。 オランダへの態度が友好・同盟・忠実であるAIは必ずこの選択肢を取る。 ・介入するべきではない。 オランダへの態度が中立であるAIは必ずこの選択肢を取る。 ・この国は(独立を起こされた国の)正当な領土である。 オランダの態度がライバル・敵対・脅威・激怒・不忠・反抗であるAIは必ずこの選択肢を取る。 |
「ハンガリーが帝国加盟を希望」 Hungary Wishes to Join the Empire ※ハンガリーのミッションにより発生 | ・ハンガリーがHREに加入。 ハンガリーへの態度が友好・同盟・忠実であるAIは必ずこの選択肢を取る。 ・ハンガリーのHRE加入に反対。 ハンガリーへの態度がライバル・敵対・脅威・激怒・不忠・反抗であるAIは必ずこの選択肢を取る。 |
「改革派の異議」 The Reformers Protest ※宗教戦争でプロテスタントが勝利し、勝利時の改革派の州数がHRE内で53%以上のときに発生 | ・公式宗教はプロテスタントである。 プロテスタントのAIはこの選択肢を取る可能性が50倍。 ・平等の権利を与える。 人文アイデア取得またはカトリックのAIはこの選択肢を取る可能性が50倍。 ・全ての要求を認める。 改革派はこの選択肢を取る可能性が100倍。 改革派が存在しない場合この選択肢は発生しない。 |
DLC「Art of War」で有効化。
1550年以降かつプロテスタントに改宗している属国でない選帝侯がいる場合、一定の確率*4で誕生する。
その確率は、1575年以降は倍*5になり、1600年以降は最初の10倍*6になる。
ただし「帝位の世襲」の改革が可決されている場合は、誕生しなくなる。
ヨーロッパに首都が位置する国は自国の宗教やHREの内外にかかわらず、カトリック同盟かプロテスタント同盟のどちらかに参加することができる。
カトリックの盟主は皇帝である一方、プロテスタントの最初の盟主は改宗したプロテスタント選帝侯であるが、大国が加盟するとHRE内外に関わらず入れ替わる。
宗教同盟が誕生すると、これに決着が付くまで帝国の改革はできなくなる。
プロテスタントの盟主は、専用のCBを使い皇帝に宣戦することで、史実における三十年戦争を模した宗教戦争を開始できる。
宗教戦争に参戦した国は100年の間、軍事技術コスト-5%、陸軍伝統+0.5/年を得る。
宗教戦争では戦勝点50%で公式宗教を決定する「Religious Supremacy」を選択できる。
Religious Supremacyを選択せず和平するとウエストファリア条約が発生し、公式宗教が無くなり、宗派による皇帝就任条件がなくなる。ウェストファリア条約を経ない限り、正教・コプト・聖公会・フス派の国家が、皇帝に就任することはできない。
「帝位の世襲」が可決されていない状態で宗教同盟が結成されずに1625年を迎えるか結成から30年が経過すると、
毎月一定の確率*7で皇帝が勝利するイベントが起こり、カトリックが公式宗教になる。
ただし皇帝が戦時中であったり、摂政を立てていたり、プロテスタント同盟に所属する選帝侯との停戦期間が残っていると確率判定されない。
公式宗教が決定されるとその宗派でない選帝侯は罷免される。
また公式宗教を国教とする国はHRE内外を問わず、ヨーロッパに首都が位置すれば正統性+0.25/年、国教寛容度+1、布教強度+1%を得る。
この項目では皇帝となって、改革を進めるための基本的な戦略を示す。
皇帝選挙の投票先にしろ帝国改革への賛否にしろ多くの要素によって決定されるため、ここでそれらを詳らかに解説しないが、
ゲーム内のHREインターフェイスにおいて数字が表示されている部分をマウスオーバーすれば、いかにして決定されているかを確認できる。
選挙や改革が近い時期にはこれらを確認し、不足している場合は適切な措置で数字を改善していこう。
もっとも注意すべきは選帝侯からの評価であり、同盟・婚姻を軸にあらゆる要素を駆使して+200に保つのが理想的だ。
選帝侯の過半数である4を押さえれば当選確実、3を抑えるだけでも得てして他の票が散ることから当選の確率は高くなる。
取り込む3~4の選帝侯とすべて同盟して評価をブーストするのが理想的だが、
外交枠の都合などでそれが難しい場合、自国に投票してくれる値が相対的に高い選帝侯とは、外交枠を消費しない資金援助等で評価を稼ぐと良い。
また正統性・威信・外交評判の三要素は普遍的に有効であるから、それぞれを引き上げておきたい。
後継者が女性であり女性皇帝を認めるPragmatic SanctionのDecisionをこなしていない場合、皇帝選挙に必敗してしまう。
宗教改革期にはIAが0に張り付きがちになりこのDecisionの条件を満たせないことが多く、その場合は女性の後継者は廃嫡するなどして事前の準備を整えておこう。
それでも運が悪いと帝位を失うことがあるが、いずれ次の選挙があるので改めて選帝侯に媚を売って備えていこう。
首都がHREの外にあるHRE外の国から皇帝位を乗っ取る場合、選挙戦での投票基準に相対的にマイナスが付くため内部から当選するより困難になる。
しかし選帝侯との友好を保ち、威信や外交評判などの諸々の補正に気を使えば当選は十分に現実的だ。
なお選帝侯を属国にすることでも選挙戦を優位に進めることができるが、選帝侯が属国であること自体がIAの減少要因となるため注意が必要だ。
また属国化の過程で諸侯からの評価が多大なAEと「諸侯を属国にした」の二重なネガティブな修正で悪化してしまう。
「諸侯を属国にした」の補正は自国の属国にはかからないため、過半数の選帝侯を属国にすることで力業で就任することもできるが、その後の改革を進めたいのであれば属国化ではなく同盟・婚姻等の合わせ技で選帝侯を取り込んでいくほうがやりやすい。
以下の項目は自国が皇帝であることを前提に記している。
皇帝が死亡または退位によって交代したときに、IAが+10と大きな単位で手に入る。
再選可能な状況であることを確認した上で迅速に退位させるのは、効率的な改革に資する。
「皇帝位世襲」の改革が通過した後はこの方法でIAを稼ぐことはできないが、得てしてその頃には他の方法で稼げる環境が整っている。
「ラント平和令」が可決するまでは諸侯同士の激しい戦いが繰り広げられるため、常に平和の維持をしてIAを得続けるのはなかなか困難である。
これを確実にせんとするのが、全諸侯に独立保障を投げるという極端なプレイスタイルである。
外交枠が振り切れるため外交点が-999で張り付くが、セルフ・ラント平和令の状態となることで序盤からポイントを稼ぎやすくなる。
別解として警告を用いる方法もある。警告だと完全には諸侯の内紛を止められないが、警告は(独立保証だと消費してしまう)外交枠を使わずに済むメリットがあり、外交点-999問題が解決する。さらに、新教が湧いてきても警告であればかけた国にも宣戦できるので、宗教改革も鎮圧できる。警告が有効なのは対象国が自国の隣国に対して戦争を起こした場合のみであるので、うまく代用を成立させるためにはHRE諸侯から州をいくつか飛び地で獲得する必要がある。神聖ローマ皇帝であるならばHREに所属する州は中核化距離を無視して中核化することが可能なため、この仕様を利用してブラウンシュヴァイク・ヘッセンなどの複数プロヴィンスを所有する諸侯に対し直接宣戦する・HRE外の国家との戦争時に共戦国指定*8するなどして戦争に勝利することで、諸侯の数を減らさないようにしつつ飛び地を割譲させることができる。なお、飛び地の確保は宗教改革が発生した際、請求権の捏造を利用したCBの確保にも役立つ。
1.30から自由都市の増加や諸侯の細分化により毎月のIAが増加している。
DLC「Emperor」未導入時は「ラント平和令」までに必要な改革数も増えていないので、むしろこの戦法による目標達成は高速化した。
これは州の編入・平和の維持の、二つの要素と密接に関連している。
州を編入しそこを国家解放することで能動的に諸侯の数を増やすことができるし、
平和を維持することで、戦争によって諸侯の統合が進んでしまうことを回避できる。
理想的な帝国運営ができている場合に確保できる上昇値となり、一つの目安ともなるだろう。
理論上100を超える国々をHREに加盟させることが可能であり、多数の諸侯でHREインターフェイスが埋まるどころか、はみ出るのは壮観である。
16~17世紀中の改革に失敗した場合の最終手段。
外交技術23(1700年頃)から使用可能。
衛星国もHRE内であれば諸侯として扱われるので、1プロビ衛星国を乱立させ諸侯の水増しを図れる。
開発度高めで受容文化圏なドイツ国内でやるよりは、北欧東欧バルカンアナトリア辺りで衛星国を設立すると良い。
衛星国を属国解放する方法については属国タブから軍役代納金の有効・無効を繰り返すだけで独立欲求が跳ね上がるためそのあと属国解放する。
その際の威信-25はどうしても減殺できないが、関係-200ペナルティは解消できる。
1.衛星国として保持し使う
外交点が-999に張り付くのは勿論、衛星国も属国と同じ独立欲求計算を行うためある程度自国が強大でないと独立欲求が爆発する。
帝位の世襲時点で外交枠が解消されるうえ、諸侯特権の廃止に賛成するのがメリット。
独立欲求近くまで従属国として保持し、余った衛星国を以下の属国解放を組み合わせても問題ない。
2.衛星国設立→属国解放→独立保障
序盤に行う事の多いセルフラント平和令の状態を作り出す。やはり外交点は-999に張り付く。
設立解放した1プロビ同士が割と殴り合いして即座に消滅するので対応の手間分違う事が出来るのがお得。
3.衛星国設立→属国解放
上記解放プランのうち独立保障すらも切り捨てた形。
HREの拡張具合によるが衛星国を100個設立すると、平和補正によるIA+0.1は割と無視出来るレベルと考えられる場合の選択肢。
ゲーム開始時ではブルゴーニュやヴェネツィアなどのHRE外国家もHRE内に領土を持っており、IAの減少要因となっている。
またロレーヌやホルシュタインなどはHREに加盟しているが、宗主国のアンジューやデンマークがHREに加盟していないため同様に減少要因となる。
それ以外にもたとえオーストリアとしてプレイし最初から諸侯を守り続けていても、同盟による巻き込み→個別和平で領土を奪われる諸侯が出ることは避けられない。
このようなときコア化される前に返還要求を飛ばせば、相手国との国力比に応じて、平和裏に返還させられる可能性がある。
穏健に領土を取り戻せない場合は、武力に訴える他ない。
ただしHRE内外の同盟により奪還戦争の開始によってHRE内の平和が保たれなくなると、むしろ短期的にIAがマイナスとなる可能性もある。
他の要素に比べればこの要素は大きなものではないので、状況を見極めるべきだろう。
宗教改革が始まってポコポコと異端が湧いてくると、みるみる内にIAの自然増が止まり悪い場合に減少を始める。
これを防ぐため最も手っ取り早い方法は、祈ることで、
イベリアのような遠方に改革中心地(CoR)が湧いてくれれば、HRE内のど真ん中に湧くよりも遥かに傷口が小さくなる。
そうは言っても平均で二つや三つ、最悪の場合にすべてのCoRがHRE内に湧いてきてしまう。
ただちにCoRを取り除くことができるのが理想的だが、そのための条件は限られる。
一州のみの国家にCoRがあるときは、和平協定で改宗の強制を行うとただちにCoRを消し去ることができる。
複数州国家の場合は、先にCoR以外の州を奪ったり国家解放して一州のみの国家にしてしまえば上に同じである。
またCoRを自国領とし、CoRに対する改宗作業を完遂することでも削除することができる。
ただしCoRは布教強度-5%を持つため、宗教アイデア等でブーストしない限り改宗は著しく困難であり、できたとしても時間を要する。
CoRによる異端増殖を防げない場合、
異端に改宗した諸侯に対し、片っ端から改宗の強制を行い一つずつ異端国を叩いてく他にない。
改宗の強制は和平協定以外では属国に対しては任意で実行でき、宗教戦争後なら皇帝特権で行えるようになる。
得てして宗教戦争中には各国との個別和平の条件として改宗の強制を通すことが多くなるだろう。
自国がプロテスタントに改宗する場合は一時的に皇帝位を失う結果となり、宗教戦争を経ないと皇帝に復帰できない。
迅速に改革を進めることが目的であれば、カトリックのままで居るほうがおおよそ合理的である。
例外的にCoRが帝国内に湧きまくりカトリックが帝国から絶滅寸前となってしまった場合は、
後の異端処理と三十年戦争の苦行を鑑みてカトリックを諦めてしまう選択肢はあるだろう。
諸侯が改革に賛成してくれる条件はそれなりに渋く、なおかつ改革の終盤になるほど渋くなるため
外交官をフル稼働させて評価を稼ぐことに加えて、外交評判を極限まで高めるのが多数工作のために有効となる。
とはいえお手軽に評判を上げられる方法は外交顧問の採用とカトリックの場合の教皇コマンドぐらいであり、
能動的に高い評判を目指すためには、外交系のアイデア・ポリシーを活用していかざるを得ない。
外交系のアイデアを採用する余裕がない場合は、必然的に厳しい戦いを迫られる。
ここまではいかにIAを稼ぐかの戦いとなる。
最初の改革のための50ポイントはいつもAI皇帝が通していることからも分かるように、さほど難しくはない。
しかし二番目からラント平和令の五番目までは工夫してIAを稼いでいく必要がある。
最も手っ取り早いのは外交点-999戦法を用いることで、これを用いれば宗教改革が始まる前にラント平和令まで到達することも十分に可能となる。
通常の方法で改革を進める場合は諸条件に配慮し地道に進めていくこととなる。
ラント平和令まで通してしまえば平和の維持によってIAを稼ぎやすくなるため、以後のIAの心配はさほどのものでなくなる。
帝国が本領を発揮するのは、「諸侯特権廃止」によって、大量の外交枠無償の属国を得る段階である。
改革に賛成した諸侯すべてを属国化できるため、事前に準備を整えておくべきだ。
どうしても賛成しない諸侯は帝国から離脱するが、後に滅ぼし州をHREに再編入、改めて解放すれば元に戻る。
属国からは様々な恩恵を受けられるが、特に膨大なFLにより欧州大陸の覇権は約束されたようなものだ。
戦争に同伴する属国は敵国の州の塗り絵を行ってくれるため、操作の負担も大きく軽減される。
諸侯特権廃止後新たにプレイヤーが征服した欧州の州もHREに編入した上で解放し、属国を増やしていこう。
1594年にオルレアン等のゲーム開始時からある解放可能国家のコアが一斉消失するため候補が減ってしまうが、
それでもなおコアが残っている国々を解放していくだけで100を越える属国が傘下となり、戦争とあらば大暴れする。
「帝国の再興」を行うと、ワンクリックで全諸侯を統合し、統一国家としての神聖ローマ帝国を誕生させることができる。
しかしこの統合は原則としては不利益となる。
帝国改革の数々の恩恵が失われることは言うに及ばず、統合そのものが不利益となる。
このゲームは主として君主力とステート制限のシステム上、国が多ければ多いほど出力が高くなるため、直接統治より属国の大群のほうが総出力は上がるのだ。
また統合時に陸海軍と要塞が傘下に加わる都合、この再編作業にも大いに苦労すること必至である。
唯一統合の明確なメリットを示せるとすれば、国家数の減少によりゲームが軽量化することであろうか。
注意すべきは、HRE外皇帝は皇帝であるにも関わらず、HREの一員とは見なされない点だ。
つまるところ、HRE外皇帝が領有しているHRE内の州についてもIAの減少ペナルティがかかる。
これを回避するためには皇帝がHREに加入することが必要で、こうすることで完全にHREの一員と見なされ、IAの減少が無くなるばかりか次回の選挙での優位にも繋がる。
ただし加入後に帝位を失ってしまうと他のHRE国家と同様に政府ランクが公国に固定されるため、外交官の減少などのネガティブな影響を受けることになる。
最新の10件を表示しています。 コメントページを参照