AAR/AnotherWorld Universalis (AnbennarMOD紹介)
BA(紀元前) AA(紀元後)
先史時代†
- 竜の統治
ハランを竜族が支配していた時代。開始時期不明。
- 時代戦争
真の巨人族が竜族を打ち倒し、ハランにおける覇権を確立した戦争。推定BA100000。生き残った竜の大半はアエランティアに逃亡し、そこでの統治を維持した。
- 巨人の統治
時代戦争の後、巨人族が世界を分割した時代。
最後の氷河期が終わったBA12000、最後に残った竜族は団結し、最も背の高い巨人すらも溺れさせようと霜王ゲルドの氷の領域を溶かそうとした。この試みは成功したようで、これ以降真の巨人は激減した。ゲルディアにある巨人の墓の海はこの出来事に因んで名付けられたと言われている。
- ジン・スルタン国
はるか昔にサラハド砂漠周辺一帯を従えていた精霊族の領域。
ケテラータではエリケトによって、ブルワールでは『解放者』ブラサンによって、ファンガウラでは始皇帝アロによって打ち倒されたとされている。
- 先駆帝国
かつてアエランティアに存在し、世界中に植民地を持っていた巨大国家。BA10000頃、壊れた鎖の戦争によって竜族の支配を打ち倒した先駆エルフたちが設立した。高い技術力を誇り、度々ハルカンの国家を侵略し、植民地を作った。現在先駆者の遺物と呼ばれている物の殆どはこの帝国の遺物であり、また、ハレス各地にある神殿はこの帝国の作ったものである。最終的にには二人の戦争と呼ばれる長い内戦に陥り、最終的に灰の空の日によって滅亡した。
- アウル=ドワロヴ
ドワーフが作り上げた蛇脊山脈内の広大な地下空間、ドワロヴァーに、BA23000ころ設立された統一国家。度々先駆帝国と戦火を交えた。
BA6000ころにドゥカニエルという先駆エルフがオークを生み出したことでドワロヴァーの最後の日々と呼ばれる長い衰退期に突入、先駆エルフは後に撤退したもののオークとの勢力争いに敗れ滅亡、ドワーフは世界中に離散し、ドワロヴァーは一部のドワーフ要塞を除いてオークやゴブリンの住む領域となった。
覚醒の時代†
ヒューマンの歴史における最初の時代であり、BA2000〜BA1000を指す。サラハド、ブルワール、ラヘンに最初のヒューマンの文明が誕生した。
- 神王
『解放者』ブラサンによってもたらされた精霊操術を用いて、古代ブルワールにおいて支配階級となったヒューマンを指す。神王同士で争った結果疑心暗鬼となり、各々の宮殿に籠るようになった。その結果精霊操術は衰退した。
- カラカシュル帝国
禁断の平原から侵略者の峠を通りブルワールに侵入した遊牧民の集団が神王達を倒し、BA1537に設立した国家。猛襲中のBA1139に滅亡した。
- 猛襲
BA1200に始まり、BA1134まで続いた、深海の悪魔による襲撃事件。ディベンハル海周辺、主に北サラハド、ブルワール、ファンガウラが被害にあい、集落が焼かれ、人々は誘拐され、要塞は破壊された。この時代の記録があまり残っていないため深海の悪魔の種族・目的は不明であるが、海棲生物の集合体であったとする説が主流である。カスタノールの興隆まで、海に対する恐怖と孤立主義をもたらした。
- 予言王国
BA1700からBA1200頃まで、ラヘンと仙境との中間に存在した国家。トゥガヤサ山に居た初代の予言者王によって創建された。この国家では、予言によって次代の王を選定していた。7代目の予言者王デーヴァラヤは恐ろしい未来を防ぐために、国土を管理する管理人を選定したうえで王国を捨て、トゥガヤサ山を去った。
上古の時代†
BA1000〜BA1を指す時代区分。三帝国と呼ばれる国々がカノールを中心に覇を唱えた。文明圏がほぼ世界全土に広がった時代でもある。
- ノーム階層国
三帝国の一つにして、上古の時代中ずっと存続した唯一の国家。主にノームとハーフリングによって構成されていた。
ノームは元々カノール北西のドラゴン高地に都市国家群を作っていたが、BA1127に統一されて以降は交易の中心として繁栄、初期カスタノール帝国のカノール植民地化の援助をするなどしていた。
カスタノールと西カノールを分割し、人口多く肥沃な小人地方を手に入れるなど強大化したものの、同じく強大化したカスタノールと疎遠になり、カスタノールに対する反乱を支援するなどした。
カスタノールから分離独立したダメリア共和国に対しては当初は宗主国的立ち位置であったものの、最終的にこちらとも争うようになった。その後も長らく存在したものの、竜の目覚め中の、AA470に起きたドラゴン高地へのコボルドの出現により中心地帯がコボルドの手に落ち、また小人地方も蛮族に攻撃され、ニムスコッド以外の全領土を喪失し滅亡した。
- 怪物時代
BA1134からBA568まで続いた、ブルワールにおいてヒューマン以外の種族が強大になった時代。猛襲によってカラカシュル帝国が滅亡したことにより統一的権力が消失したため、多種族が権力を打ち立てることができた。北部丘陵地帯に生まれたハーピー女王国、及び南方から侵入してきたノールによる王国がいくつも作られた。ノールによる奴隷貿易が活発化した時代でもある。最終的にヒューマンの国家カスタノールによってノールの統一国家である偉大なるザズが打倒されたことによって終了した。
- ハーピー女王国
ブルワールの北部丘陵地帯、今ではハーピー丘陵と呼ばれている地域に建国された国家。建国年は猛襲中のBA1159.多種族では侵入が難しい険しい地形にねぐらを作るため防衛の心配があまりなく、度々スラン川沿いの都市群を襲撃し、また朝貢を強いた。ノールの出現以降は朝貢都市の多くを奪われ勢力が衰退、BA817に当時の女王がヒューマンの女性に殺害され、いくつもの部族に分裂する形で崩壊した。
- 偉大なるザズ
ノールの女戦士ザゾバインに統治された国家。BA654に自らの一族の族長に一騎打ちで勝利し支配権を確立したザゾバインは、力を重んじるノールの社会において、その圧倒的な魔術の素養と戦士としての強さによって支持を集め、ノールの統一国家を築き上げた。悪魔を崇拝し、自らと同胞によって世界を奴隷化することを目標として宣言したザゾバインは、ブルワールを瞬く間に制圧、多くのヒューマンを奴隷化し、悪魔の儀式によってささげた。焔の十年と呼ばれる期間のうちに、当時のブルワールの人口の1/3が死んだといわれている。その後、西方への狭隘部を抑えていたドワーフの要塞オヴダル・トゥングルを突破したが、ドスタノールでカスタン族および難民の連合軍に敗北、ブルワールに帰還して軍隊を再建するも成立した新国家カスタノールとの決戦においてザゾバインが戦死したため、崩壊した。偉大なるザズの滅亡後カスタノールがブルワールへの影響力を高め、怪物時代は終結した。
- カスタンの脱出行
BA689、ケテラータで奴隷身分であったヒューマンのカスタン族は、ノールによるケテラータの大襲撃による混乱に紛れてケテラータを脱出、ブルワールに入った。ノールや都市国家の繰り出す軍を返り討ちにし続け、行く先々で難民や元奴隷を吸収し大軍勢と化した彼らは、オヴダル・トゥングルのドワーフの助力も得てブルワールを突破、今日ではエスカンと呼ばれる地域の南方、ノールの影響圏外にたどり着いた。BA651に偉大なるザズの軍に対し勝利したカスタン連合軍は北上し、BA639にカスタナス市を建設し、定住した。
- カスタノール帝国
BA639に成立し、AA1024まで保ち続けたヒューマン史上最大の帝国の一つにして三帝国の一つ。エスカンのカスタナスに首都を置く。カスタンの脱出行を終えた『太祖』カスタンによって建国された。
主に3つの時期に分けられ、法と秩序が形作られ、各地に植民地を築き、怪物的種族と激しく戦った初期カスタノール(BA639~BA471)、『大帝』カスタン5世の治世を始めとした黄金時代であり、他の二帝国に対しドミニオン戦争と呼ばれる戦争を何度も仕掛けた大カスタノール(BA471~BA1)、灰の空の日以降国力が衰退した結果長い分裂状態に陥り、カスタン・エボンフロストによって再統一されたものの、魔術師王の戦争での敗戦によって解体された後期カスタノール(AA1~AA1021)の3つである。
- ダメリア共和国