各国戦略
 
本ページの内容は、ver1.29.3で確認されたものです。
 

概要

史実では明を倒し、中華を支配した最後の王朝を建国した勇猛な民族のはずが、このゲームにおいては存在感が小さい。
明の強大さや、満州族が分裂状態にあることも相まって、もっぱら朝鮮、のちにはロシアの草刈り場と化し、清どころかその前段階の満州すら建国されない有様であった。

しかし、1.29アップデートに伴い、大幅に要素が追加されるとともに、明が弱体化、清の形成も格段に現実的になった。

初動

満州族の国家は全部で5つ*1あるが、最大の国力を持つのは建州であり、史実でもこれが後に清を建国するので、この国家でのプレイを想定する。

さて、女真は遊牧民であり、そのため開始1か月で戦争することができる。
その相手としてお勧めなのは中央のウデヘだ。この国は中央に位置する都合上、同盟の候補が少なく、戦争を仕掛けられるようになった時点でも孤立していることが多い。
なので、11月のうちに適当な同盟国*2を作り、ライバルにウデヘ、東海、海西を指定する。
NIを統治に指定、侮辱と禁輸でPPを上げるのも忘れずに。

ウデヘ自体は建州の、というか野人以外の女真族ならば難なく倒すことができる。
問題は便乗参戦であり、ウデヘの主力軍が壊滅すると、これを好機とみた周辺国が一斉に攻撃するのだ。
しかしこれを利用し、ウデヘを属国化すればウデヘに攻撃した国と防御側で開戦できる。
例えば海西は同盟が多く、多いときは同盟を3つ抱えている時すらあるので、この方法は非常に有効である。

問題はこの後、いかにして拡張するかである。満州を建国するには)、建州が初期で保有する吉林(jilin)と、海西の持つ琿春(huncun)、加えて20以上の満州文化州を保有しなければならない。
各国の女真文化州は7(建州,東海),6(ウデヘ),5(海西),3(野人),2(朝鮮,明)
つまり、必要州を考えないでも自国とウデヘ、あともう二か国と闘う必要がある。
特に建州では、野人とは離れているので東海と海西を食うことになる。

これらの国は弱点として国内に要塞を持たない、つまり首都以外すべてすぐ占領可能であり、単時間で個別和平できるので1VS1に持ち込むことができる。
オイラトと同盟することもあるが、オイラトは明と抗争して参戦しないことも多いので気長に待つか、釣りだして同盟を切ろう。

また、敵の同盟国に野人がいる場合、ソロン戦に州を約束して野人を参戦させる。この上で海西に戦争を仕掛ければ野人は戦争に参加できない。

満州建国後

満州建国によってNIが強力なものに切り替わるほか、莫大なコア州が得られる。
以下は、周辺諸国の扱いを記す。

対ホルチン

満州諸国を滅ぼすと同盟候補を失い、大幅に弱体化するので征服自体は簡単。
民族も宗教も違うので征服してもうま味はないので、一度全土併合して、略奪をした後に開放して辺境伯にする。
明との戦争時、この辺りはよく占領されるので、ここを自国領にしないでおくと戦争疲弊も抑えられる。

対ソロン・ニヴフ

コア州があるので征服する。ソロンは和平で相手が承諾を渋るからと言って全土併合しないでおくと、シベリアを移動して攻撃できなくなるので注意。
ニヴフは樺太を攻めるのが難しいので、そこは残してかまわない。
後で朝貢国にして天明を稼ごう。

対朝鮮

地味にdev120を抱える中堅国。
山岳沿いの要塞をいきなり包囲するのではなく、朝鮮軍がこちらの首都を包囲しにやってきたところを叩き、戦力を落としてから包囲する。
この要塞さえ落とせばあとは平地ばかりなので勝利はたやすい。
領土割譲の際は、1戦目に漢城をとらず、賠償金や侮辱にとどめる。
朝鮮は君主力を持て余しがちで、これを漢城の開発につぎ込むため、二回戦のころにはdev20台になっており、そのうえで略奪すると、より多くの君主力を得られる。

対オイラト・モンゴル

満州を統一すれば十分倒せるレベルなので、略奪と賠償金狙いに戦争する。
略奪し終えた州は辺境伯のホルチンに与えるとコア化コストを支払わないですむ。

対明

明戦のタイミングは2つ、一つは明が最初の改革を通すときで、天命が80を超えたあたりから朝貢を拒否し続けると、勝手に明から朝貢を切ってくれる。
この場合は1960~80年代に戦うことになるため、満州統一ミッションによる士気上昇や、強力な将軍という強みがあり、また明の軍質は低くなるために楽に勝つことができる。

この場合、清になるタイミングは慎重に考えないといけない。
なぜなら、清になると明の国難である「北方遊牧民への無防備な国境」が終了してしまい、
低天命によるペナルティからも解放される*3ので、かえって明を助けることにつながりかねない。

 
2つ目は、李自成の乱が発生し、明が崩壊したタイミング。
中国が分断されているので兵隊が少なく、代わりに敵の軍質が相対的に高い。
こちらは初心者お勧めだが、賠償金額が少ない、天命剥奪CBが使えず奪える州が少なくなる難点がある。
また、現verといえど、確実に明が崩壊するわけでないというのも不安要素か。

どちらにせよ、満州はミッションで山海関を抜くことができ、南方の呉・越・大理も属国化できるため、ここからは大味な征服を展開できる。

ミッションに従って行動すれば、中華全域にコアを獲得できるので、中盤以降の征服は極めてスムーズに行えるだろう。
最終的に、乾隆帝の十全武功を達成するところまでがミッションの流れとなる。


*1 建州(Jianzhou)、海西(Hixi)、野人(yeren)、東海(Donghai)、ウデヘ(Udege)
*2 野人とホルチンは、たいていattitudeがfriendlyになっているので組みやすい。
*3 清建国には、自国が中華皇帝である必要がある。

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