※この記事は英wikiのブルゴーニュのページhttps://eu4.paradoxwikis.com/Burgundyを訳したものです。対応バージョンは1.28
ヴァロワ朝の支流であったブルゴーニュ家は、ブルゴーニュ公国だけでなく、ヴェルマンドワ、ヌヴェール、そして低地の大部分を支配していた。
彼らは短期間でフランスと神聖ローマ帝国の最も富裕な領域の支配を形成した。
それらは莫大な富を生み出し、フィリップ3世は一族の権勢をさらに増し、ムーズ川とローヌ川に沿って版図を拡大させた。
英仏百年戦争によってフランスはバラバラに引き裂かれたが、ブルゴーニュは西ヨーロッパの商業と文化の中心地となった。
ブルゴーニュ公ほど中世後期の騎士の理想を体現した人物はいない。
盛大な競技大会や素晴らしいごちそうにあふれ、アーサー王やギリシャ神話を再現することを目指し、金羊毛騎士団も設立された。
ブルゴーニュの宮廷は芸術とファッションも支配し、財産は絹や絵画、幻想的な写本に費やされている。
ブルゴーニュ公国はすでに収入、影響力、そして軍事力においてさえ諸王国に伍する力を持ち、英仏の両王と巧みに渡り合って実質的に独立してきた。
しかし、名義上はフランス、神聖ローマ帝国の家臣であり、百年戦争は再燃している。
つまるところ、ブルゴーニュ公国の将来は不安定と言わざるを得ない。
ブルゴーニュ公国の隆盛は新たな王国、中欧の大国の萌芽であるが、公国は同時に多くの敵も得た。
フィリップ3世とその後継者が持てる手立てをうまく使えば、あるいは王として戴冠することも可能かもしれない。
しかし、そのためには手元の栄光をかけなければならない。
もし失敗すれば、ブルゴーニュ公国は歴史の襞に埋もれることになるだろう。
ブルゴーニュの初動は誰にライバル視されるか、そして誰をライバルにするかにかかっている。
まずプレーヤーは、ライバル視されている国をライバル視で返し、それをもって同盟を構築しよう。
ゲーム開始時点では555の優れた、しかし年老いた王が存在する。
名君は厳しい状況を逆転させられるということを意識しなければならない。
おそらく初期にイングランドかフランスのどちらかと戦う必要があるから、メーヌイベントによる戦争が起こってしばらくしてから始めるといい。
しかし、どちらの国を攻撃するにしても、準備なしに攻撃してはいけない。
ブルゴーニュは同君下位国の助けを借りたとしてもまだ弱く、HRE諸国との外交は必須だ。
しかし、少なくとも初期状態ではその準備ができていると言えない。ことさらオーストリアに関しては、それを防止しようとするだろう。
繰り返すが、フランスとイングランドが争っていることは明白に大きなチャンスだ。
フランスを粉砕することはブルゴーニュにとっては必須で、イングランドはその弱い陸軍力からそれほど脅威にならない。
カスティーリャは大概英仏の片方、あるいは両方をライバル視するから、とても良い同盟国になる。かの国は初期状態でも十分強国だが、イベリアンウェディングで一層勢力を増す可能性がある。
もしカスティーリャと同盟できないなら、オーストリアもよい同盟先だ。
オーストリアはフランスを頻繁にライバル視し、そのためこちらには友好的であることもある。
サヴォイは短期的にはよい同盟国だ。彼らは大抵こちらに友好的で、オーストリアやフランスをつぶすときの助けになる。しかし、彼らはまたブルゴーニュの拡張先でもあるから、shadow kingdomイベントの後は同盟を切ろう。
ついでに言っておくと、初期の教皇影響力は教皇選挙に使い、教皇の御者になれるよう努めよう。
ブルゴーニュは傭兵の使い方が肝要だ。たとえ最初の戦争だとしても借金を惜しむべきではない。
フランスを最初に攻めるのは一種の賭けだ。なにしろフランスは大抵アラゴンやカステラ、ヴェネツィアやデンマークといった強大な同盟を連れているから。
一方、はじめにプロヴァンス戦をするならサヴォイや教皇といったこちらの同盟国を連れていける。フランスはおそらくプロヴァンスとの同盟を切るだろう。
もし実績を達成したいだけならば、プレーヤーはフランス、イングランドを攻撃したのち、イタリア、そしてオーストリアに一歩一歩近づかなければならない。
実績はフランスとイタリアを属国にすることを求めるので、ポーランド、ボヘミア、そしてオスマンがよい同盟国になるだろう。
しかし、そこまで拡張すればおそらくもう心配はないだろう。
ブルゴーニュのアイデアは経済と傭兵に重点が置かれており、また初期の外交状況もよいので望むままの様々なスタイルを持てる
ミッションツリーとブルゴーニュ継承のおかげで、フランスを50年以内に滅ぼすことが可能だ。
今回、解説していくのはフランス方面が中心なので詳細は省く。
また、同盟はイングランドと比較するとかなり結びやすい。
プロヴァンスに関しては、破門されているときに宣戦してAEを節約しよう。
その場合、ロレーヌを属国移譲して貰うと良い。
また、プロヴァンスを属国にして、開発度を100以上にするか、コルシカを与えれば、ナポリにプロヴァンスのコアが付く。
フランスとの融和路線を取るなら、イングランドから領土を切り取ることになるだろう。
その場合、No cbアイルランドやスコットランド上陸が必要になる。
イングランドから領土を奪い、低地同君三国を併合すれば、ノードがイギリス海峡に属するため、高い交易収入が期待できる。
ミッション関連だが、最初のミッションにEnglish Aliianceがあるが、肝心のイングランドとはなかなか同盟できない。
(同盟を結ばなくても達成は可能)
同盟を結べても、大陸と離れていて援軍が来にくく、同盟国がパリを占領していると、フランス同君CB報酬があるため、信頼できない。
イベリアの国との同盟を結ぶことをおすすめする。
インシデントでイタリア諸国が脱退するまでは侵攻は避けるべき。
脱退後は、破門されやすいサヴォイに宣戦する。
また、教皇領に関しては、破門防止に同盟するとよい。
ブルゴーニュがミッションで加入できるまで、手を出す必要はない。
オーストリアは同盟候補の一つ。
アラゴンもしくはカスティーリャと同盟を組むと良い。
同盟相手がフランスを敵視しているなら、土地を約束してフランス戦に参戦させることができる。
この戦略はburgundy_in_the_1302_patchthe_80_years_of_war (reddit)を参考にし、独自改良しています。
同君三国にsupport loaylistsをEnableにして独立欲求(LD)を下げたあと、ミッションを達成して、ロレーヌの請求権を獲得する。
そのあと、ヌヴェールからルテルを奪い、シャンパーニュを属国として解放する。
Vassalが2つあるため、貴族特権のStrong Duchiesを与えられる。
これにより、LDを下げることができ、外交枠を+2する。
それでもヌヴェールのLDは高いため、威信を消費するなり、辺境伯にするなりして下げる。
ライバルはフランスを指定しておく。
イングランドは同盟を結べないなら指定する。
結べるようでも、ライバルに指定して良い。
同盟先はアラゴンorカスティーリャの同盟を結べて、フランスと対立している方と結ぶ。
また、教皇領とも同盟を結んでおく
オーストリアとの同盟も結んで損はない。
最後にフランスを侮辱する。イングランドと同盟を結んでいない場合はイングランドにも侮辱する。
こうすることでEnglish Allianceのミッションを達成できる。
関係改善が+25%される。
階級関連は基本的に一般的な国と変わらないが、市民階級のControl over Monetary Policyを取ると良い。
君主点の消費が+5%になるが、年利-0.50と初期である程度の借金をするため、経済負担を軽くするのに必要だ。
また、貴族階級の特権は君主点特権含めて3つにすると良い。
土地を渡す特権以外を渡したら、最後に各階級に君主点特権を渡し、土地を売る。
このとき、直轄領の割合が低ければ低いほど、土地の売却額は高くなるため、君主点特権を売る前に与えておくのと相性が良い。
最後に、君主点のフォーカスだが、心配ならばMILにフォーカスするとよい。
その前に、交易ポリシーを関係改善の上がるものにし、フランスの属国達と関係改善を進めていく。
ブルゴーニュへの評価が100以上の諸侯が3ついることで、ミッションの を達成できる。
これにより、フランス全属国のLDが+50%される。
戦争前に扶養限界ギリギリまで傭兵を雇う。
このとき、優秀な将軍が付いているものを選ぶと良い。
心配ならば、扶養限界以上に雇って良い。
全部で25kほどなら破産することはない。
そして、ミッションを達成し、規律か士気のレベ1顧問を雇って、アラゴンもしくはカスティーリャを誘い宣戦する。
ヴェネツィアやアラゴン/カスティーリャのような大国とフランスが結んでいるなら、リセットすることをおすすめする。
とはいえ、フランスは初期から属国で外交枠がカツカツなため、稀であろう。
開戦初期に大事なのはフランス軍を殲滅することである。
これに失敗すると、フランスの属国達のLDが50を下回るようになり、泥沼化しやすい。
フランス軍の半分以上を殲滅できれば、あとは楽だ。
プロヴァンスからは領土を取らなくてよい。
フランスとの講話はシャンパーニュのフランスにあるコア(ヴァロワはオルレアン)三州のシャンパーニュへの返還、リヨン/Lyon(ヴィヴァレを獲得するため)、Viviers/ヴィヴァレ(トゥールーズ再征服)、パリ(ミッションのため)を獲得する。
戦後、包囲網が組まれると思うので、対策ようの同盟と関係改善をしておくこと。
ヴィヴァレの地にトゥールーズを解放して、リヨンを与えておく。
必須ではないが、パリに遷都すると扶養限界と収入がやや増える。
フランスとの停戦が切れたら、再度宣戦する。
今度は、トゥールーズのコアを利用した再征服にする。
戦争についてはおそらく余裕だろう。
講話についてはトゥールーズのコア全土返還とフランスのコアしかついていない領土をホラントもしくはブラバントに和平で直接渡す。
この場合、ホラントやブラバントに渡すのはフランス西部になる。
このあと、属国が独立支援されている場合、King of the Franksのミッションの条件を満たしているため、達成して、フランスの属国を移譲させること。
開戦前にトゥールーズのToulouseを没収して、ガスコーニュを解放し、King of the Franks を達成して、フランスの属国を移譲しておくこと。
また、トゥールーズの首都がToulouseならば、Foixの領土を開発して、辺境伯にするなりして独立欲求をなんとか50未満にして、領土を没収し、ガスコーニュを解放する。
宣戦するとき、オルレアンもしくはガスコーニュのコアがフランスの首都を含むなら、該当国のコア再征服にすること。
メーヌ譲渡が起きておらず、フランスが最初の属国を一つも併合できなければ、おそらくフランスを滅ぼすことができる。
滅ぼすことができないのならば、前もってプロヴァンス宣戦時に付いてきたフランスから領土を奪うなり解放なりする。
もしくは、プロヴァンスとは白紙和平をして、5年後に攻めて、滅ぼすことを勧める。
講話については、ガスコーニュ・オルレアンのコアを返還とBerryとDauphine(ドーフィネ)の解放して、残るフランス領を獲得する。
再征服CBではコアを利用する国以外のコアであっても、通常の領土割譲ではなく、コア返還での割譲ならば、AE減・不当な要求の無効・戦勝点コスト減が適用される。
解放した国は外交属国化しておく。
フランスを滅ぼせない場合、コア化していない領土を属国に渡して、停戦が切れたプロヴァンス(フランスの同盟国でも可)に宣戦して、フランスを滅ぼすこと。
そのあと、フランスを解放する。そして、イングランドにフランスの再征服で宣戦し、ガスコーニュとフランスのコアを返還して貰うこと。
どんな時のフランス戦でも講話でプロヴァンスとの同盟を破棄させてはならない。
プロヴァンスとの停戦が切れて、破門CBが使える場合、宣戦する。
講話では、AEを低くするためにロレーヌの移譲やプロヴァンス地域をトゥールーズに与えておく。
また、フランスを滅ぼすために必要ならば、プロヴァンスに宣戦して、調節しておくこと。
また、サヴォイがHREから離脱している場合で破門CBが使えるならば宣戦して、トゥールーズに与えておくとよい。
後継者についてだが、weakの後継者が出るかマリーイベントが来るまで、後継者は取らない。
突進公シャルルに指揮させてはならず、なるべく長く生きさせること。
時代能力に関してはJustified warを選択してAE減をはかる。
ブルゴーニュ継承に関しては詳しくはブルゴーニュ継承戦略を見てくれ。
以上のことを完結させて、マリーもしくはweakの後継者がいるときに退位を行う。
1485までには行いたい。
そうすると、ブルゴーニュ継承イベントが発動し、フランスとの同君を選ぶとよい。
フランスを属国として持つ場合、フランスの同君下位にならず、フランス文化・地域、低地文化(Flemish,Dutch,Frisian),HREに属する属国(同君含む)を統合することができる。
その場合、皇帝から低地の要求がなされることはないため、絶対に領土を失わない。
なお、フランスを何らかの理由で属国にできない場合、唯一の同盟していない婚姻国を用意する必要がある。
そのためには、継承を起こす5年前に大国と同盟していない非HREのクリスチャンの国と同盟する。
そのあと、彼らからの婚姻を待つ。そして、同盟を破棄する。
停戦が切れたら、その国より多くの州を持つ独立している国との婚姻を破棄する。ただし、HRE皇帝との婚姻は破棄する必要はない。
継承イベントを発動させて、その国を同君先として選び、独立戦争を起こす。
こちらからの婚姻では駄目な理由は、継承イベント発動時に婚姻が切れて、同君先として選べない。
また、同盟や保証をしている状態で同君先を選ぶと停戦が成立する。
また、独立状態(独立戦争中も含む)ならば、皇帝がインシデントでどんな決定をしても、領土を失うことはない.
なお、フランスを同君先として選ぶ場合、退位前にフランドルに対し、Siphon Incomeして、こちらへの評価をマイナスにして、同君を一時破棄するのもあり。
継承イベント後、すぐさま連合の回復で宣戦できる。
ミッションのSeccur Successionにより加入できる。
インシデントを経由して加入できる場合と無条件で加入できる場合がある。
詳しくはブルゴーニュ継承戦略。
フランドルと同君連合を回復した場合、フランドルの領土が5つ以上あると改革の時代以降にMTTH10年のイベントが発生することがある。
これにより、フランドルはネーデルラントになることができる。
そして、ネーデルラントにはMTTH1年の低地文化の国がネーデルラントに統合されるイベントがある。
つまり、AEなしに獲得することができる。
ミッションを通してなることができる。
NIのコア化コスト減-20%、宣教師+1があり、ミッションから統治効率+5%と強力である。
しかしながら、エンドゲームタグであるため、ローマ帝国やHRE以外の国家になることはできない。
ミッションも一部追加だけなので、実用面を考えると、ロタリンギアにならず、他の国家に変態しまくる方のが強力である。
フランスプレイとの違いはHREに入れることと低地を既に確保している点だ。それ以外はフランスプレイとあまり変わらない。
ミッションからカスティーリャ(スペイン)同君CBがある。
NIはブルゴーニュ以上、ロタリンギア未満というところだ。
あと、Strong DuchiesがFrench strong Duchiesに変わり、効果も外交枠+2から+3に上昇する。
ブルゴーニュの場合、文化を変えなくても変態可能。
ミッションからイングランド(イギリス)同君CBなどの豪華報酬がある。
達成にはイギリス海峡ノードでの50%のシェアが必要が少し難しい。
変態する際にはフランスを滅ぼしておくこと。
そうしないとフランス地方の領土はフランスに譲渡することになる。
S-鬼超え、A-鬼、B-強力、C-平凡、D-貧弱、E-産廃 に相等する。
項目名 | 原語 | 効果 | 評価 | 備考 |
![]() | 陸軍士気+10% | B | これにより、最初期でフランス軍に対し、優位を取れる | |
外交枠+1 | B | 序盤から多くの属国を抱えるため、間接的な外交点の節約になる | ||
金羊毛騎士団 | The Order of the Golden Fleece | 威信+1/年 | E | ブルゴーニュのような大国にはあまりいらない |
傭兵連隊 | The Compagnies d'Ordonnance | 傭兵維持コスト-15% | D | 現verでは傭兵が使いにくい |
ブルゴーニュの三部会 | Promote the Estates General | 傭兵枠+50% | E | 現verでは傭兵が使いにくく、傭兵枠が増えてもあまり意味が無い |
封建陸軍の改革 | Reform of the Feudal Army | 規律+5% | A | 陸軍において最重要の能力 |
完璧な街 | Integrate the Towns in the Estates General | 交易効率+10% | B | イギリス海峡ノードを支配すれば効能は高い |
崇拝の自由 | Allow Freedom of Worship | 異端寛容度+2 | C | 悪くはないが、現verは新教が広まりにくく、階級の特権でも増やせる |
連隊システム | Create the Regimental System | 人的資源+25% | B | 人的資源不足から解消されていく中盤なのがやや残念 |
![]() | 交易品生産量+15% | A | 生産と交易収入どちらにも影響して強力 |
項目名 | 原語 | 効果 | 評価 | 備考 |
![]() | 人的資源+25% | B | 継戦能力が上がる | |
歩兵戦闘力+10% | B | 歩兵戦闘力はいつの時代も重要 | ||
カロリング朝の遺産 | Legacy of the Carolingians | 威信低下-1%/年 | D | 増加から減衰率に変わるため、少しはマシになった |
シャルルマーニュの栄光 | Glory of Charlemagne | 陸軍士気+15% | B | 強力だが、変態時には規律の方が重要になりやすい |
低地地方の富 | Wealth of the Low Countries | 交易効率+10% | B | イギリス海峡ノードを支配すれば効能は高い |
新カロリングのルネサンス | New Carolingian Renaissance | アイデアコスト-10% | C | 悪くはないが、変態時にはある程度アイデアを採り終えている |
ヨーロッパの宮廷 | The Court of Europe | 威信+0.5/年 | E | なぜここにも威信関連があるのか |
雇用可能顧問+1 | C | 顧問ガチャをするときの節約と時短になる | ||
司教領 | Land of Bishops | 宣教師+1 | A | 改宗プレイなら強力、人文を取る場合は腐る |
エウロペ・ユニバーサリス・インペリイ | Europa Universalis Imperii | コア化コスト-20% | S | 拡張プレイならかなりお世話になる |
![]() | 拡大による緊張-10% | A | イタリアやドイツに拡大するときに便利 |
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