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アテネの発祥はミケーネ文明のアクロポリスであったとされる。古代にはデロス同盟の盟主となるなど有力なポリスであったが、ローマやスラブ人の支配を経て、中世にはすっかり寂れた寒村となっていた。
後に1204年の第四次十字軍に征服され、フランス系貴族のラ・ロッシュ家がアテネにて独立しアテネ公国を建てる。後に傭兵団が軍事力を背景に権力を握るようになり、カタルーニャ傭兵によるアラゴン、ナバラ傭兵団によるアッチャイオーリ家がそれぞれ公国を支配した。
1444年にはアテネはモレアス専制公(ゲームではビザンツ領の一部)の属国となり、そのためビザンツの属国として1444年の開始を迎えている。
Academical(学問的だ)
アテネで50以上の大学を持つ。
植民地遷都とマムルーク攻めの2パターンが考えられる。
この戦略に対して「オスマン殺せる」「NOCB連射不可避」などと言いたい気持ちはわかるが、それらの成功確率は如何程だろうか?
ここでは比較的再現しやすいオスマンとの同盟によって絶対的安全保障を確立した上での新大陸遷都(いわゆる定石である)orマムルーク戦を解説していくことにする。多分この方法が一番楽である。
アテネ新大陸植民プレイは
・初期は独立支援がなかなかもらえずハラハラ。
・植民までが長くて退屈。
・植民後しばらくは赤字を垂れ流してイライラ。
・植民地国家を食い始めると止まらずに大拡張。
と、なかなか起伏に富んだプレイを経験することができる。
アテネは開始時にはビザンツ帝国の属国となっており独立をなさねばならない。ビザンツ軍はオスマン領を通れないと思われるのでジェノヴァと手を組んだり、いっそ単独でも独立を勝ち取ることができるだろう。
だが、そうすると独立後が問題だ。オスマンはコンスタンティノープルを確保するとミッションによってギリシアに請求権を獲得する。そして生半可な抑止同盟など振り切って宣戦してくるのだ。
これを避けるにはオスマンと同盟を結ぶほか無い。というわけで以下のことを行い、オスマンがビザンツに攻め込む前にオスマンに独立支援を頂く。
・オスマンと関係改善。
・外交評判を上げる顧問を雇う(いなければリスタート推奨)。
・商人から威信を貰い(芸術の後援)、マムルークに軽蔑的侮辱。
十字軍ミッションでペロポネソスとエーゲ海の島に恒久請求権がもらえるので、余った外交官は教皇領と関係改善する。
あとはオスマンのビザンツ宣戦前に独立支援を頂けるよう祈る。かなりの高確率で間に合うが、ビザンツがエピロスに宣戦した場合は注意が必要だ。独立戦争時にペロポネソス半島の占領権の取り合いになるから、エピロス軍を攻撃、ケファロニアに閉じ込めておこう。
こんな感じで独立支援を頂いたら速攻で独立戦争を開始しよう。コンスタンティノープルをとるとコア化統治点がかかる上オスマンのヘイトを買うため自国はギリシアのみ確保に留めよう。更に統治点を節約したければ属国アカイアを解放するといい(モレアにすると自国より開発度が高く統制に苦労するので注意)。
独立後もオスマンに同盟を切られぬよう外交官を貼り付けよう。どうせ遷都するし旧大陸で無理な拡張はできないから問題ない。
外交技術Lv.11+探検アイディア3つ目+植民距離顧問がいればギリシアから東カリブまで直接届く。ここまで技術やアイディアを上げつつひたすら待つ。暇ならばアフリカやアジア諸国に通行権をもらい未知領域を探索すると世界の様子が一歩先にわかって楽しいかもしれない。
また裏ワザとして、外交技術Lv.9+探検アイディア3+植民距離顧問(=植民距離553) で西アフリカのトラルザ/Trarzaに植民距離が届く。というわけで情勢に依ってはアフリカ現地民にNOCBで宣戦布告して橋頭堡をGETしておくと技術Lv2つ分早く植民を開始できる。
新世界側に着いてはじめの植民地が完成したらギリシアのプロビを首都を残して属国に売却し遷都を敢行する(属国はもう併合して構わない)*1。そしたら周辺の植民地国家を食べて(後述の通りNI的にキリスト教国家を征服した方がお得)、強くなったら中南米の現地国家を吸収しよう。技術Lvを上げて大学を建てまくれば実績達成だ。カリブノードの経済力があれば建設費にも困らないだろう。
DLC「Emperor」を導入している場合、アテネは十字軍国家専用ミッションの適用対象となる。したがって、イベリアウェディングが起きる前にアラゴンと同盟を組み、関係を150以上にすればマルタ島が手に入る。
(アラゴンが戦争に負けてヨソの国にマルタを取られた場合はその国と同盟&関係150にすべし)
ここからなら外交技術Lv.7+探検アイディア3(=植民距離413) でトラルザへ届くのでNOCB宣戦で橋頭保獲得が可能になるし、
植民距離顧問で+20%(=468)にすればスリナムのParamariboとガイアナのDemeraraの2州にマルタから直接植民距離が届く。
より早期に新大陸へと進出できるので是が非でもマルタは獲得しておこう。
独立までは新大陸逃亡と同じである。独立を果たしたら、オスマンを誘ってマムルークを叩く。以上。
新大陸と違い、改宗が難しい*2ので、改宗力の高い正教に改宗するとよい。
シリアを取るとオスマンが切れるのでエジプト、アラビア半島、北アフリカで拡張することになるが、アテネの立地を生かしてイタリア半島にちょっかいをかけてもいいだろう。
あくまでもアテネにとっての評価であり一般的なものではありません。
項目名 | 原語 | 効果 | 講評 |
![]() | 異端寛容度+4 | <鬼> ポーランドより強い異端寛容だが、その真価は植民地征服の過程で発揮される。 というのも、宗教の強さを考えると正教を選択するプレイヤーはそれなりにいると思われる*3。 結果、カスティーリャ等の西欧のカトリック植民地国家を征服した際にその土地を早期に国力に変えることができる上、反乱も起きづらくなる。 特に植民初期の金欠時代においてはそのありがたさは計り知れない。 なお、ナクソスが同じ能力を持っており立地や初期状況も近い。正教植民地遷都プレイがしたいなら滅びづらく成功率の高いそちらをおすすめする。 | |
要塞防御+10% | <貧弱> 効果低すぎないか?最低でも25%は欲しい。 | ||
アテネの支配者 | Dominus Athenarum | 正統性+1/年 | <平凡> あって困りはしない。 |
アテネの開放性 | Athenian Openness | 受容文化枠+1 | <強力> これで色々な植民地国家を征服しても大丈夫になる。初期主要文化がトスカーナのため、ギリシア、またはマムルークを叩いてエジプトに変えておくといい。 |
アテネ実用主義 | Athenian Pragmatism | 外交評判+1 | <平凡> |
ラテン・ギリシャの復活 | Revive the Latin Greece | 威信+1/年 | <平凡> |
ラテン世界との繋がり | Latin Contacts | 不穏度-1 | <平凡> |
アテネ大主教の保護 | Preserve Archbishop of Athens | 布教強度+1% | <平凡> |
アテネ軍改革 | Athenian Army Reform | 歩兵戦闘力+5% | <強力> 砲兵も火力が上がるのが珍しい点。時代が下る程使えるようになる。 |
砲兵戦闘力+5% | |||
![]() | 陸軍士気+10% | <強力> ここに来ての陸軍バフ連射。もっと早く欲しかった。 |
総評:植民地国家征服向きです。
初手のアイディアは植民を取るとして、
今回はADM系アイディアの1つ目を拡張/Expansionにするか宗教/Religiousにするかについて考えていく。
拡張にすると周辺に自力で国土を広げることになって時間と植民費がかかる代わりに自分の望んだ所に植民できる。
宗教アイディアならば征服地を速やかに改宗できるうえ聖戦CBがついてくるが、植民は遅く欲しいところに植民地国家がなかなか入植してくれなかったりして思うように国土が伸びない。
両者一長一短なのだ。そしてアテネの寛容NIを考えると植民地国家を殴る限りであれば宗教は必須ではない。金が貯まったあとゆっくり改宗すればいい。
しかし、中南米の高DEV異教地域の改宗には宗教アイディアがあった方がいいため2手目で宗教をとろう。
今回は書かなかったが恒例のアフリカ植民ザンジバル遷都を敢行するならば話は変わってくる。聖戦CBと布教強度を徹底活用して現地国家を征服してもいいし、スンニに改宗するなら宗教・拡張どちらもとらなくてよい。
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