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キャンディ(Kandy)は、セイロン島中央に首都を置く上座部仏教の2プロビンス国家である。1444年開始時は、島の南西に首都を置く同じ上座部仏教を信奉する3プロビ国家のコッテの属国である。島の北部にはインド南部の大国ヴィジャヤナガルの属国であるジャフナが位置する。
史実では、16世紀にポルトガルによる宗主国の弱体化を機に独立を果たすが、その後西欧諸国の植民地となる運命であるこの国家で、いかに拡張していくのかが課題である。
ここでは、実績「The Buddhists Strike Back」 (仏教の逆流)を取ることを前提に話を進めていく。キャンディ固有の実績として「Cotton Kandy」(コットンキャンディ)があるが、前者を取る過程で解除されるので省略する。
また、「Land of Eastern Jade(仏教国で中央アメリカにコアを持つ)」や「The Sun Never Sets on the Indian Empire(バーラトかヒンドゥースタンでロンドン、香港など指定の州を領有)」も同時に達成できるが、ほかの国に変態しては「The Buddhists Strike Back」は取得できないので注意しよう。
拡張の流れとしては、コッテからの独立以降の拡張方法がおおむね2つある。
一つ目の方法は、インド半島を北上するというもの。ケーララ州あたりの小国を飲み込み、ヴィジャヤナガルから領地を割譲させるという至極真っ当な進め方になるが、この時期のヴィジャヤナガルは周辺の小国を併合した程度の国力では到底歯が立たないので、同盟国便りの運に任せる方法になる。
二つ目の方法は、探検やNO CBを駆使してインド半島以外のインドネシア・東アフリカに橋頭保を作り、そこから領土を拡張してからインド半島に進出するというもの。一つの目の方法よりは時間がかかるものの、インド半島にちょっかいを出さなければヴィジャヤナガルの態度が悪化するまでの時間的猶予ができるが、バフマニーがヴィジャヤナガルに負けた場合はヴィジャヤナガルが強大化して中盤まで手に負えなくなる可能性があること、東南アジア諸国の同盟状況によっては容易に攻められないことなど、こちらもある程度運が絡むこととなる。
このページは前半でインドでの拡張を、後半で海外逃亡を解説する。なお、注意、ミッションの項目は両戦略共通である。
インド拡張戦略の内容は、ver1.29で確認されたものです。
前述のとおり、開始当初のキャンディはコッテの属国としてのスタートである。放っておくと16世紀前半には併合されてしまうので、独立を果たすことが急務となる。スウェーデンなどの欧州の国家であれば独立支援をもらって独立をすることが後先をみても楽だが、弱小の異教国に手助けしてくれる国が見つかることは稀なので、基本的には独力で独立を勝ち取ることとなる。
開幕はまず、free companyを雇用し、開戦劈頭にコッテ軍を殲滅、包囲して独立の流れになる。
借金はジャイナ教徒の安いものを使うこと。
なお、最速で宣戦したとしても、敵側参加国にバフマニーが来ることがあるが、間にいるヴィジャヤナガルが軍事通行権を付与することは滅多になく、長期間占領状態にすると、コッテが降伏するので、それまで戦争状態を維持し粘り強く待ってもよい。再走が手っ取り早いが。
なお海軍はこの時点では勝ちようがないのでトリンコマリーに避難させておこう。
独立を果たせたら、ヴィジャヤナガルにとられる前にインド南部の小国家を吸収・同盟をしよう。同盟関係は状況によりけりだが、属国スタートのため海軍が他国と比べて一段階貧弱なので、コーチン・ヴェーナートゥ・マドゥライのどこかの国とは同盟を結び、橋頭保として利用したい。
おすすめは2プロビ国家のヴェーナートゥと同盟してマドゥライに宣戦する方法である。マドゥライはヴィジャヤナガル領内に多数のコアを有しており、属国にできればその後の拡張が容易になることがその理由である。マドゥライがヴィジャヤナガルと同盟していた場合は素直にあきらめて他国に攻めよう。うまくいけばマドゥライに攻めている最中にヴェーナートゥがマドゥライに宣戦するので、マドゥライ属国化後に防衛側参戦でスムーズに拡張していくことができる。特に異教の地であり序盤は改宗するのが難しい状況であるため、属国を作って管理させた方が安定することが多い。
その間、バフマニーとの関係改善をして同盟関係に持っていこう。開始時点でヴィジャヤナガルと対抗しているバフマニーは利害が一致する相手であり、(孤立気味なためか)異教の仏教国に対しても素直に同盟を結んでくれる。ほかにはグジャラートとオリッサが同盟候補に挙げられるが、ヴィジャヤナガルと敵対しない可能性があり、直接国境を接していないことで共戦してくれないことがあるので、おすすめしない。また、開幕ヴィジャヤナガルがバフマニーを蹴散らした場合は、ヴィジャヤナガルを序盤に倒すのが絶望的になるので、潔くリセットするか海外への拡張にシフトした方がよいだろう。
インド南部の小国を吸収・属国化・同盟を結び、バフマニーと同盟ができたら、ヴィジャヤナガルに宣戦の準備しよう。
ヴィジャヤナガルは、この時点で周辺の小国と同盟をかかえ、たとえバフマニーと同盟していたとしても総数で負ける可能性が高い。プレイヤースキルがあればうまく戦闘を避けつつポイントを取ることもできるかもしれないが、できるならヴィジャヤナガルが弱体化しているところを攻めたい。
その点、ヴィジャヤナガルは、15世紀後半になると反乱が相次いで起こることが多い。反乱軍の相手にして負けたりすることも多く、うまく弱体化したところで、バフマニーに土地譲渡の約束を手に宣戦しよう。
CBはマドゥライの再征服CBでもよいが、確保の容易さからいえばヴァンニの征服の方が安定しやすい。またマドゥライに土地を渡し過ぎると国力が大きくなりすぎて独立欲求の抑えが利かなくなるので、再征服は次回以降に持ち越すことも意識するとよい。また、なるべくアーンドラに隣接できるように拡張していくことでその後の拡張先の選択肢が一つ増えることとなる。
バフマニーにはぜひ海岸線の土地を渡しておきたい。一度目の宣戦時は海軍では劣勢にならざるを得ないが、バフマニーが海岸領土を取ると海軍を整備してくれるので、うまくやれば制海権をとることができる。
ヴィジャヤナガルを無力化できたらバフマニーが拡張する前に急いで北へ拡張していこう。もし有力な同盟先がないのであれば、引き続きバフマニーの協力をもとに拡張していくこととなる。その場合、グジャラート周辺の西海岸か、アーンドラ・オリッサ周辺の東海岸の2方向から攻めることとなる。
西海岸はグジャラート周辺に小国が多く、同盟関係も貧弱であることが多い。制海権が取れるレベルまで成長したら、NO CBで攻め込むのも一つの手である。序盤はどうしてもヴィジャヤナガルの壁があるため、拡張先が乏しく、そうこうしている間に攻める先がなくなってしまうことが多くあるため、チャンスがあれば是非生かしたい。
東海岸はオリッサやアーンドラがいるが、北のイスラム諸国と仲が悪いことが多く、特にベンガルとオリッサはよく戦争をしているので、その両者が戦っているうちに宣戦して領土をかっさらっていこう。
アイデアで探検/拡張を取っている場合、ベンガル湾にあるアンダマン島に植民すれば、アラカン、ペグー領へ請求権を作る事ができる。南からのベンガル湾攻略が難しい場合は利用しよう。
ここまでいけばインド内の諸国と同等程度の国力がつくはずなので、通常のインド攻略と同じように攻めていけばインドの覇者になれるだろう。
ミッションはインド南部のものと共通のものである。第二ツリーにはマラーター文化の地域を中心に恒久的請求権がもらえるので拡張の役に立つが、「戦争における略奪」(War Plunder)は3か国から戦後賠償金を取るという地味に面倒な条件なので、意識して取るようにしよう。幸いインドの大国の攻略には小国からの釣り出し宣戦が有用なので、AEを気にしなくてよいのなら、釣り出した大国から大金や領地をせしめつつ、小国には最小限の講和で停戦期間を短くしていく中で、条件を満たせるように工夫しよう。幸い、恒久的請求権の場所はバフマニーに領有されていることが多いので、急いで取る必要性は低いだろう。
実績を取る場合にはインド半島全域を領有する必要があるが、その場合の問題として、西欧諸国による領土の購入がある。ある程度弱った国は、スペイン・ポルトガル・フランス・イギリス・オスマン・マムルークなどの西の大国に海岸州を売ることがよく起きる。売られてしまうと、国力の差や適切な同盟がない限り取り返すのは中盤以降になりやすいので、なるべく海岸に沿って拡張していく方がよいだろう。
仏教への改宗について、気を付けなければならない点が2点ある。第一に、スリランカは文化的に孤立しており、南インドは皆非受容文化であって、布教強度にペナがかかる。それを回避するため、政府改革では受容文化+2を選んでおくこと。第二に、改宗された土地は30年間は宗教強度-100%となることである。北のイスラム教やシーク教国の土地を終盤まで残しておくと、改宗できずにゲームが終了してしまうなんてことも起こりうる。幸いCPUはあまり改宗はしないのでそこまで問題が出るわけではないが、パンジャーブを属国にした場合も起こりうるので注意したい。
実績を取ることを前提としているため、宗教アイデアを取ることが重要である。一方で序盤の拡張先が乏しいことを考えると、初手は陸海軍を強化できる軍質アイデアとの相性が良い。インド半島内で拡張先がどうしても見つからない場合やさらなる拡張をしていく場合は、探検アイデア・拡張アイデアを取得して東南アジアに進出していくのもよい。
また、インド内には上座部仏教の国がネパール・チベット地域を除き皆無なので、基本的には自力で改宗していくことになる。そのためコア化費用が増大しがちになるため、統治のコア化補正をとるのもよいだろう。
基本的に、海外逃亡戦略でも独立、バフマニーとの同盟までは同じである。
ただし、南インドの諸侯はライバル侮辱CBで宣戦し、君主点を絞るにとどめる。
拡張候補は東南アジアと東アフリカがあるが、植民距離の関係上、また金山があるため東南アジアへ拡張する。
探検を取ったらまずnias(スマトラ島の横)に入植、パサイを攻撃する。序盤はまず間違いなく制海権が取れないので、攻める国の隣国と同盟→同盟国に軍隊を輸送→領土を約束して同盟国を参戦させ開戦という流れを取り、上陸できないリスクを無くそう。
この場合であればパガルユンと同盟し、軍隊を彼の領土に配置、参戦させる。
海軍はセイロン島付近を見張り、敵軍が上陸してくるようならこれを倒すか追い払うかする。
もしパガルユンが孤立しているならこれを征服しよう。金山は序盤において非常に有効だ。
アユタヤと関係改善し、同盟を組むのも忘れずに。
こうしてスマトラ島に橋頭保を得たが、ここで宗教が問題となる。東南アジアの州は過半がイスラムであるから、イスラムに改宗すると円滑に統治が進み、マラッカ、ベンガルとの同盟など外交上も有利になる。
単純に性能から言ってもイスラムが優れている。しかし、筆者はあえて仏教を維持することを進める。
理由としては現行verでは狂信者反乱を使って改宗すると聖職者に直轄地を10%とられること。
再度仏教に改宗することを考えると、20%の直轄地を失うことになる。
階級の特権や仏教のディシジョン「enforce our heritage(布教強度+2%)」を利用すれば、改宗は決して難しくない。
また、東南アジアはイスラムを奉じる国とそれ以外の国が混在しているため、piety管理が非常に難しい。
なお、このように東南アジアへの仏教再伝道に特化すると、異教への寛容度はある意味凄いことになることを付言しておく。
東南アジアでは、ヒンドゥーであるため改宗しやすく、外交的にも孤立するマジャパピト/スンダ、特別な補正があり生産収入が大きいモルッカなどを優先的に征服しよう。
また、フィリピンに探検拠点用の1プロビを確保し、ここから千島に入植、カムチャッカを征服してコア化し、アリューシャン列島を発見して植民地主義の条件を満たしておく。
植民距離が延びればセーシェル*1に入植し、そこから東アフリカにも進出できる。
基本的には金山のある州をステートに、それ以外を交易会社に振り当てるとよい。
さらに、余裕があればケープにも入植しよう。
ケープは貿易会社に振り当てるだけで商人が一人貰え、またザンジバルで将来コレクトするときに下流からの伝播を防いでくれる重要なプロビだ。
新大陸もメキシコ、ペルー、コロンビアの植民地国家を成立させ、特にメキシコはしっかり原住民を征服しておこう。
ここまで終われば探検は放棄してかまわない。
おそらく東アフリカ、東南アジアをある程度統一し、flが40を超える程度になれば対ヴィジャヤナガル戦のころ合いだ。
北のバフマニーを呼び、もし同盟できていればベンガルやグジャラートといった国々もよぶことが出来る。戦争自体は楽勝で終わるだろう。講和ではタミルの種地と、先にも述べたように沿岸州を確保する。
ここからは上で書かれた部分と重複するので簡単な解説になる。
ヴィジャヤナガルをある程度解体すれば、次はグジャラートに進出する。ここはノード的にもすべてのインドの富が集まるようになっており、global tradeの発祥を狙える。
aeが飛ばないように、ティムールやチャガタイと関係改善、同盟を組こと。
北インドはaeが飛びやすいので、メーワールやアーメダバード、シリヒンド、ムルタンといった国々は滅んだ、または滅びややすい属国を使った拡張をしよう。
初手の探検は確定として、二番手は拡張機会が多い実績なのと、探検とのポリシーで植民者増加があるため管理が良いだろう。
当然宗教も三番目か四番目でとり、軍事アイデアはシナジーのある軍量が良い。
関係改善、州割譲コスト減少の効果を持つ拡張プレイのお供外交も鉄板。
宗教、軍量のポリシー、NIを合わせ、脅威のgoods produced+40%を得られる交易も収入増加の強力なお供となる。
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