7話最悪のスタート に戻る
クリリーン!!! はやくきてくれーっ!!!
「お前は誰役なんだよ」
ガイアー!
「 イデが発動しそうなこというな」
「もうサードインパクト起きてるからいいじゃないですか」
「あきらめんなよ」
「殿、首締めていいすか(号泣」
「・・・」
「気持ち悪い」
「そろそろ現実見るか」
「もう、なにが現実か分かりません」
「政宗先生・・・!!! 続きが したいです・・・(号泣)」
「先生じゃねーし 白髪じゃねーし。おめーのが年上だろ」
「とりあえずスタート押せ」
(試合終了だ・・・)
「気が動転してマウスも握れねーのかよ」
「肩の力抜けよ。右手は添えるだけ」
ううぅ(スタートポチ
「出来んじゃねえか」
ううぅ(ロードポチ
・・・
・・・
「あっこれはアレかも」
「心当たりあるんですか?」
「確か前AAR用に、スタート当初のSSを撮りにプレイした気がする」
「最新のスクショ日時見てみ」
「8月25日ですので10日くらい前ですね」
「・・・記憶をたどって・・・10日前の話ー」
「まずプレイ環境がよ」
「モニタ構成はメインの4kと、普通のモニタを数枚くっつけてるんだけどな」
「その日ー確かーウィンドウをタスクトレイに入れて」
「で、そのまま放置してスタンバイ状態になるじゃん」
「ええ」
「そこから復帰すると4k混じりのモニタの場合、ウィンドウ配置が滅茶滅茶になる」
「へー」
「多分、EU4の窓が左のモニタに転がったと思う」
「で、そこからタスクトレイのEU4アイコンクリックしたら」
「したら?」
「OSごと巻き込んでブルースクリーン」
「うわあ」
「推測だけど、モニタの許容を超えたサイズのウィンドウの行き来で」
「クラッシュしたんじゃねーかな」
「ということは」
「死んでるのはー10日前ですがー最新のデータだけで」
「AARに使ってるデータは生きてるんじゃないですか?」
「ロードしてみよう・・・」
(頼む・・・)
(まだ生きたい・・・)
「あの」
「まだ色が完全に戻ってない気がするんですがー」
「もう誰も元の色なんて覚えてないだろ」
「まあそう言わずに」
「じゃー、一気に行くぞ・・・」
「ふー」
「戻った・・・んすかね」
「多分」
「宣 戦 布 告 !」
「うおおおおおって超突然ですね」
「おう、いきなり安東&上杉攻めるぞ」
「(ワクワク)理由は?」
「久々起動する直前の直感よ」
「直感ほど頼りになる物はないからな」
「0.03秒考えた結果、後付け理由も見つかった」
7.母の実家の仇討ち 1.越後の佐渡金山 2.豊臣方の安東潰す 3.DEV増えれば自由欲求が高まり外交併合度が止まる 4.めちゃめちゃAE上げても島津は豊臣に攻められなかった 5.両者を潰すだけの兵力は十分 6.上杉が死ねば過剰外交枠を一つ減らせる
「重要度も大体上から順」
「一番上の理由がとってつけたような気がしますがー」
「ふっきれましたね、殿!」
「そろそろオレの本分に戻るぞ」
「おお!」
「うじうじしてたが性に合わねえ」
オレ様は伊達政宗ー
兄弟殺しの親殺しー
たまに味方も一斉射撃
改易なんて
クソッタレ!
鬼も猿も 撫で 斬ってーー
咲かせて魅せるぜ 惡 の 華!
行 く ぜ !
「さあ、血祭りの時間だ!」
「そういえば今日が若君の初陣ですね」
「おう」
「・・・」
「ー羽前にて、両雑魚連をまとめて捕捉!」
「秀宗猛将過ぎワロタ」
「戦訓+24とか初めて見ました」
「台帳見ても野戦では世界最強ぽいな」
「女真族の伝説もヌルヌル撃破できそうです」
「君主としても優秀ですよ。ただ・・・」
「軍 事 の 才 能 がありません!」
「な ん だ そ れ は」
「軍事苦手系世界的名将・・・でいいのか?」
「続きがありますー」
(…ゴクリ)
臆 病 者
「すさまじい矛盾をはらんでないか?」
「パラドックスなので大丈夫です」
「でも秀宗様、君主として優秀なのに 」
「なんで寿命減らして司令官にしてんですか?
「巷では名君の将軍転身は shock4事件とか言われてる伝説ガバ案件らしいですよ」
「伊達家の君主は、必ず陣頭に立つ!」
「おー」
「ここに誓おうー」
「遠く離れた安全地帯から口だけを出す卑怯者に」
「至尊の座を占める権利は・・・決してないと!」
「へー」
「マウスササー」
「ややっ これは・・・」
「再アニメ化が残n 残念! だった金髪の某カイザ ラインハルト! みたいなこと言ってますけど」
「次代がより優秀ですねー」
「・・・」
「秀宗様亡くそうとしてませんか?」
「・・・」
「行くぜ!」
「何、かっこつけてんの」
1603年 11月16日
落ちてきそうな低い空
大粒の雨が帷幕を叩いているー
「越後に続いて、羽前・上野も落ちたか」
「この戦、楽勝だな」
小十郎が帷幕に入るー
「・・・お前のそんな笑顔みたことないぞ」
「どうした?」
「雨で聞こえねーよ、もっと近くに来い」
「大声で頼む」
「…」
「スゥー」
「 秀 吉 が 死 に ま し た 」
次回 第9話 アバヨ、ダチ公 楽しかったぜ。アバヨ