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Force limitとは†
Force limit(略称FL、兵力限界、扶養限界などとも呼ぶ)とは陸海軍における保有ユニットのソフトリミットである。
ソフトリミットであるため限界以上にユニットを保有することも可能だが、超えるほど総ユニット維持費が増加していくペナルティがある。
維持費補正は以下の計算式で算出される。
補正後維持費 = 補正前維持費 × (Force limit + Force limit超過数^2) / Force limit
Force limit増加要因†
Force limitは以下の計算式で算出される。
Force limit = (Σ(州のForce limit × Autonomy補正) + 固定増減値 + 属国増加分) × (1 + 割合増減値)
州のForce limit†
| 陸軍 | 海軍 |
Development1ごと | +0.1 | +0.1*1 |
連隊兵舎 Regimental Camp | +1 | |
徴兵所 Conscription Center | +2 | |
造船所 Shipyard | | +2 |
大造船所 Grand Shipyard | | +4 |
産物が穀物/Grainの州 | +0.5 | |
産物が海軍用品/Naval Suppliesの州 | | +0.5 |
貿易会社 Trade Company | | +0.5 |
Autonomy補正は(1 - Autonomy)となる。
ただし例外的に貿易会社所属の州については、海軍FLのみAutonomyが0%であるものとして計算される。(陸軍FLには通常通りAutonomyが影響する)
造船所を建造するときなどには生産インターフェースにおいて通常のAutonomy補正率がかかった増加量が表示されるが、表示のバグである。
固定増減値†
| 陸軍 | 海軍 |
基本値 | +6 | +12 |
自国が属国 | -3 | -6 |
要塞化家屋 Fortified House | +5 | |
HRE諸侯1ごと (皇帝のみ) | +0.5 | |
社有警備兵 Company Garrison | +5 | |
港湾設備 Harbor | | +5 |
属国増加分†
属国増加分 = (1 + 属国タイプ補正 × 属国のFL) × Vassals Force Limit Contribution + 植民地国家ボーナス
- 属国タイプ補正
- 通常の属国(vassal):10%
- march:20%
- 同君連合:0%
- 植民地国家:タイプにより異なるため植民を参照
- Vassals Force Limit Contribution
- 初期値:100%
- 影響アイデア⑦:+100%
- 影響+貴族のポリシー:+100%
- 影響+経済のポリシー:+100%
- 影響+富豪のポリシー:+100%
- その他NIやイベント等によって増加
- 植民地国家ボーナス
- 10州以上持つ植民地国家1つごとに陸軍FLは+5、海軍FLは+10
割合増減値†
- 陸軍FL
- 量アイデアコンプリートボーナス:+50%
- 革命の標的/Revolutionary Target である:+40%
- 攻撃アイデア⑥:+20%
- 穀物/Grainの交易ボーナス:+20%
- 量+外交のポリシー:+10%
- 量+経済のポリシー:+10%
- 量+拡張のポリシー:+10%
- Army Organizerの顧問:+10%
- その他NI、政府改革やイベント等によって増加
- 海軍FL
- 海運アイデア④:+50%
- 革命の標的/Revolutionary Target である:+40%
- 海運+拡張のポリシー:+33%
- 海軍用品/Naval Suppliesの交易ボーナス:+20%
- 海運+防衛のポリシー:+15%
- その他NI、政府改革やイベント等によって増加
Force Limitがもたらす補正†
- 陸軍FL80毎に陸軍指揮官雇用枠/Land Reader Upkeep:+1
- 海軍FL80毎に海軍指揮官雇用枠/Naval Reader Upkeep:+1
戦略メモ†
- 属国/Vassalの存在は自国のFL+1を保証する。特に小国密集地帯で拡張する場合には、普通に獲得した領土をコア化するより属国を作成した方が短期的にはFLが伸びる。また、属国自身の軍量もそれに上乗せされる。
- FL超過時のペナルティコストは2次関数的に増大していく。ただし、陸軍維持費マイナス補正や連隊コスト減少補正は補正後の値にかかってくる。そのため、FL超過時には戦争税を発動すると金銭の消耗抑止の効果を大きく感じることができる。(軍事点消費に注意)
- 常備軍の場合、戦闘後に0人の部隊がある場合は連隊の統合/consolidating regimentsをすると0人の部隊は切り捨てられ、FLの枠を節約できる。傭兵は0人の部隊があっても切り捨てられない点に注意。
- 建造物について:陸軍FL+1はDev+10、海軍FL+2はDev+20に相当する。拡張して自治率の高い新しい州を獲得するより、自治率の低い州に建設をした方が短期的にはFLが伸びることになる。ただし先述の通り交易会社プロビを新たに作成する場合は例外で、自治率の補正を無視して即時に海軍FLを増やしてくれる。
- 自治度90%のテリトリーに徴兵所があっても、その効果はFL+0.1にとどまり効果が薄い。そのため、新しく獲得した土地でステート化する予定の無い州に徴兵所がある場合、それを壊して別の自治率の影響を受けにくい建物(Manufactoriesなど)に建て替える方が利益を期待できることも多い。
- 軍事覇権、海洋覇権の獲得には陸海の軍量を増やすことが要求される。そのため、FLを伸ばすことは覇権に近づくことを意味する。FLを覇権ラインまで早期に伸ばすコツとしては、自治率の低いステート化した州を十分に確保し、それらにFLを増やす建造物をこまめに建設すること、軍量・攻勢・海運アイデアでFLに補正をかけてやることが重要である。
- 直轄植民地は宗主国に植民地国家の陸軍FLの30%(植民地国家が10州以上持っている場合、それに加えて陸軍FL+10)をボーナスとして与えるが、これらにはVassal Forcelimit Contributionの補正が乗る。つまりVassals Force Limit Contributionが200%(+100%)のとき、増加するFLは植民地国家の60%分(+20)となる。したがって、影響/Influenceアイデアや該当のNIを持っている場合には直轄植民地への陸軍FL増加系建造物の建設は、自国の自治率の低い州への建設に次いで高い陸軍FL増加の効果を期待できる。
コメント欄†