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神聖ローマ帝国の手引も参考。
神聖ローマ帝国 (HRE) の北東に位置する中堅国。
皇帝を選ぶ特権を持つ、選帝侯の一角です。
後にオーストリア、フランス、ロシアを打ち破り、ドイツ帝国の成立に至りました。
しかし、GC開始時点の列強に比べれば、軍量は乏しく、経済的にも豊かとはいえません。拡張には同盟国の信頼が欠かせません。
史実と豊富なミッションに沿って拡大し、帝国の外に根拠地を得てドイツ統一へ向かいましょう。
項目名 | 原語 | 効果 | 備考 |
![]() | 建造物コスト-15% | ||
請求権捏造コスト-20% | |||
ノルトマルク | Northern March | 歩兵戦闘力+10% | |
王室裁判所の創設 | Found the Kammergericht | 税収+10% | |
階級の分断 | Divide the Estates | 安定度コスト-10% | |
ポメラニア戦争 | Pomeranian Wars | 陸軍士気+10% | |
旧皇帝の座 | Seat of the Old Emperors | 外交評判+1 | |
皇帝権威上昇+0.1 | |||
鉄歯侯 | Iron Tooth | 不穏度-2 | |
選帝侯領枢密院 | Geheimer Rat für die Kurmark | 貴族階級忠誠+5% | |
市民階級忠誠+5% | |||
![]() | ステート維持費-25% |
項目名 | 原語 | 効果 | 備考 |
![]() | 陸軍伝統+0.5/年 | ||
侵略的拡大-10% | |||
チュートン騎士団の遺産 | Legacy of the Teutonic Knights | 安定度コスト-10% | |
国教寛容度+1 | |||
プロイセンの兵隊王 | The Soldier-King of Prussia | 陸軍伝統低下-1%/年 | |
職業軍人 | Army Professionalism | 陸軍士気+20% | |
貴族士官 | Noble Cadets | 貴族階級の忠誠度均衡値+10% | |
ガチョウ足行進 | The Goose Step | 歩兵戦闘力+20% | |
徴兵割り当て区 | Regimental Cantons | 人的資源+25% | |
募兵期間-10% | |||
宗教的寛容 | Religious Toleration | 開発コスト-5% | |
異端寛容度+1 | |||
![]() | 規律+5% |
項目名 | 原語 | 効果 | 備考 |
![]() | 歩兵戦闘力+15% | ||
正統性+1/年 | |||
共和制伝統+0.3/年 | |||
信心+1/年 | |||
実力主義+1/年 | |||
遊牧民団結度+1/年 | |||
ドイツ連邦 | The German Confederation | 不穏度-2 | |
ドイツの大学 | The Universities of Germany | 技術コスト-10% | |
ヴァイマル共和国陸軍 | Reichsheer | 規律+5% | |
新ハンザ同盟 | The New Hanseatic League | 交易効率+10% | |
ドイツのユンカー | German Junkers | 陸軍伝統+0.5/年 | |
帝国議会 | Reichstag | 統治効率+5% | |
鉄と石炭 | Eisen und Kohle | 交易品生産量+20% | |
![]() | 外交関係上限+1 |
見ても分かるとおり、素のブランデンブルクNIは周辺諸侯並みであり、戦闘ボーナスに乏しい。
いち早くプロイセンに変態し、プロイセンNIに乗り換えたい。
まず最初にすべきことは皇帝であるオーストリアと同盟・婚姻を組むことだ。
HREの領土を奪うと皇帝と友好的でない限り不当な領土の返還要求がなされ、領土を返すか諸国の不興と不穏度を貰うことになる。
同盟状態であれば基本的に返還要求が飛んでこないため、スマートな拡張が望めるだろう。
ただし国力差がある事から開幕の同盟は結べないため、まずは婚姻を狙おう。
いったん婚姻を結ぶと、自国の陸海軍が弱いために同盟を結べなかったとしても、外交関係超過によるマイナス*1を回避できるので他国よりも有利になる。
オーストリアの外交枠はすぐに埋まるから、提案は必ずゲーム開始初日に行おう。
また提案前にオーストリアのライバル指定を確認し、ボヘミアやチュートンが指定されてるなら自国も必ず指定しよう。
そしてポーランドなどの強国、および適当な諸国と同盟を組む。
強い同盟国には外交官を貼り付け、おべっかを使う/Curry favorをさせて好感度/favorを貯めておこう。
同盟関係を構築できたら、ノイマルクを購入できるイベントを待とう。
ノイマルクを購入できればミッションツリーを進めやすくなる。また、単純に金で領土を買えるのはかなりお得(特にAEの増えやすいHREでは!)だ。もしイベントが発生しなければリスタートするのが好ましい。
このイベントでノイマルクを得るとミッションがクリアされ、ポメラニア一帯にクレームがつく。
これを利用し早い段階でヴォルガストを併合ないし属国化するのがブランデンブルクでの初動となる。
一般的な立ち回りの注意点として以下のことが挙げられる。
他の戦争で劣勢だとか偶然同盟が少ない国などで優位に戦える国が発生するので、そこを狙って攻撃、併呑していく。
もちろん機会があれば迅速に攻撃できるよう、同盟以外の隣接国にはすべて征服CBを保持しておくようにしよう。
戦争を仕掛ける目安として、参戦国の規模にもよるが、自国側と同盟が同数程度であれば人間の入っている優位でほぼ勝つことができる。
なお、NOCBで仕掛けてしまうと、AEが爆発して包囲網一直線なのはもちろんのこと、皇帝が自動的に共戦国として敵方に介入するので基本厳禁である。
また、アンハルトなどの1プロビ国家のように、要塞のZoCに邪魔されることなく全土に軍隊を進めることができる国相手では、
開幕で敵全軍を殲滅し、あとは全土に1kだけでも置いておくと、新規徴兵を行えなくでき、無力化できる。(ヴォルガストはver1.30以降島プロビが追加された為、上記の戦術は行いにくくなっている)
州を約束しての参戦について、これは州を渡すことが基本である。
というのもこの約束を破ると10年間州を約束しての参戦自体が不可能になる。
州を同盟国に渡す場合、渡す州の分のAEとDIPは向こう持ちである。
またどのルートであってもザクセンやミュンスターなどある程度の規模のHRE国家との同盟は組んでおきたい。
Ver1.35よりノイマルク奪還ミッションの達成効果に分岐が追加された。
もっぱら効果発動のメインターゲットはチュートン騎士団、あるいはポーランドとなるか。
カトリックのまま皇帝に居座り続けるのも有効。
これ以降ポーランドどは関係が悪化しがちになるにに注意。
プロイセンに変態するためにはチュートン騎士団領のいくつかを中核州として要求されるため、どこかのタイミングで手を出す必要がある。
しかし序盤のブランデンブルクから見ると対チュートン騎士団はそれなりに手強く、準備を整える前に領土欲やイベントの兼ね合いでポーランドに食い破られてしまう。
そうなるとポーランドとの直接対決か、あちらがこけたタイミングに追撃を入れるかして領地を手に入れる必要が出てくるが、プロイセン変態時に自身が選帝侯位を失っているとHREを離脱してしまう。
宗教連盟戦争前であれば改宗しても選帝侯位は維持されるため、出来るだけHRE諸侯であることを引っ張りたいのであればプロイセン変態は速やかに行いたいところだ。
といった理由から、中盤にポーランドに手を出すのが億劫な場合の戦略になる。
ところでポーランド→コモンウェルスの変態条件とブランデンブルク→プロイセンの変態条件はやや被り気味で、ブランデンブルクがダンツィヒを確保するだけでポーランドは「外交的なコモンウェルス形成」ディシジョンが踏めなくなりリトアニア継承を阻止できる。
ポーランドは序盤こそ頼れる同盟国になろうがいずれ対立するはずだ。ポーランドの拡大阻止を考えるならこちらも優先的に確保したい。
最大の問題はダンツィヒを取った瞬間ポーランドが同盟破棄してくる事が多いこと。そのままライバル指定されることも珍しくない。
1.チュートン騎士団に宣戦する
開始条件としてはヴォルガストがポーランドと同盟しない事。可能であればポーランド、オーストリアが相互にライバル視していない事。
理由はミッションでチュートン騎士団のプロイセン領請求権を付けるためにはフォアポンメルン、ヒンターポンメルンから4州確保する必要がありシュテッティンでは満たせず、ヴォルガストを併合する必要があるため。
(ポーランドは開幕から王室間婚姻が結べ同盟までこぎ着けたられるが、それまでにポーランドはポメラニア諸侯と同盟をしてしまう事も多く要リセマラ)
その後チュートン騎士団に宣戦しポーランドを領地約束で呼び、ポーランドにはKulmを渡しこちらはケーニヒスベルクを確保しつつあとは信頼度やAEを見ながら州を追加で確保する。
共通の敵補正で同盟国にハンガリーがいる事があるが、適当にポーランドの土地を渡して和平してしまえば良い。
ガッツリ取る必要はなく、この後で「2.プロシア連合の反乱を利用する」のどさくさに紛れて追加で州を奪っても良い。
この際にダンツィヒだけでも確保しておけば、ポーランドのコモンウェルス化の条件を満たさなくなるうえに「2.プロシア連合の反乱」がそもそも発生しなくなる。
後者のイベントはポーランドが確実に成長するイベントなので抑止できるのは大きいだろう。
要注意点として、ポーランドはゲーム開始時の停戦期間(チュートン騎士団と5年間)が終わると直ちにチュートン騎士団に宣戦する。
こちら側のヴォルガスト戦がそれまでに終わらないとあちらが勝手に戦争を進めてしまうので、早期の獲得を狙いたいのであればスピーディな進行を心掛けたい。
(1.35ではミッションが強化されたモスクワがこの辺りまで介入してくる事も)
2.プロシア連合の反乱を利用する
1460年にプロシア連合(ダンツィヒ)が反乱を起こし、チュートン騎士団(攻撃)vsダンツィヒ+ポーランド(防衛)の戦争がイベント発生する。
その際ダンツィヒにポーランドの独立保障がかかり、戦争終結後にダンツィヒはポーランドの属国になる。
このダンツィヒ属国化はダンツィヒが平和になるまで発生しないので、ポーランドが参加できないタイミングでダンツィヒに宣戦する事で全土奪う事も可能。
ポーランドはまだ大国ではなく戦争疲弊・借金が嵩みやすく参戦できないタイミングは結構ある。ダンツィヒは戦争状態から始まるために他に同盟国は持たないため宣戦さえできれば完封は容易。
また、初期のポーランドは拡張先の乏しさからチュートン騎士団・ハンガリー(及びモルダヴィアが仕事すればワラキア)あたりにしか手が出せない。
しかしイベント自体は1460年辺りで基本的に発生するため、ハンガリーとの戦争中にこのイベントを迎えるとポーランドは持ち堪えられず崩壊する事も。
あまり無い展開だが引いてしまった場合は同盟を結んでいるのなら切って路線変更した方が吉。
この地域は立て直すのが難しい土地で、近いうちデンマークやモスクワ、オーストリアまでもが動いてきてその後食い物にされる。
余談だが現在は反乱したダンツィヒが最終的にイベントでプロイセン公国へ変態を遂げる。
ブランデンブルクは史実に倣ったプロイセンとの同君連合イベントを持っているが、こちらのプロイセン公国は共和制なので同君連合イベントの条件を満たさず、何事もなかったかのように併合されていく。
プロイセンの地は自力で乗り込む必要があると思って良いだろう。
ブランデンブルクの初期君主フリードリヒ2世が逝去し後継者である弟のアルブレヒト・アヒレスに代替わりすると、
アンスバッハとバイロイトが同君下位に入るか選択するイベントが発生する。
この時アンスバッハ及びバイロイトを同君連合に収める場合は時限イベントがトリガーされ、5年以内にフランケン地方から6州手に入れる事を強いられる。
失敗するとフランケン地方の国家が独立した上でドイツ地方に首都を置く全ての国家からのAEが+15される罠が仕掛けられており、ハッキリ言ってしまうと慣れてないうちは達成を最初からあきらめるか、同君連合を選ばない方が吉(選ばない場合は安定度+1)。
勿論達成出来た場合の恒久的なPP+25は強力なのだが、ミッションツリーの構成上フランケン地方の平定は必須では無く、国力強化という点ではリューベックやポーランド、チュートンに進出した方が勝る。
また同君下位に転がり込んでくるアンスバッハ・バイロイトがそもそも非常に弱く、外交枠を2枠消費してしまうのもネック。
そして仮に同君連合にしたとしても「アキレアの処分」イベントで同君連合を手放すか皇帝と断交するかの二択を迫られる。(なお手放した場合、ミッションはキャンセル扱い。)
最初から諦めるならアキレアの処分で同君を手放してしまうとよい。
もし狙うのであれば速やかな征服を行う必要がある。
6州とは言うもののアンスバッハとバイロイトで2州はあるので、あとは4州その辺から調達すれば良い(自由都市との兼ね合いで取る4州はコーブルク・ヴュルツブルク・バンベルク・アシャッフェンブルクでほぼ固定か)。
予めフランケン地方の侵略を進めておくのも良く、例えばザクセンに宣戦しチューリンゲンをこちらの属国に引き込めば、即座に1州確保し他のフランケン地方への道が拓かれる。
なお、こちらのイベントはそもそも発生頻度に課題を抱えており、君主フリードリヒ2世と後継者アルブレヒトは共に30歳スタートのため君主逝去の前に後継者が先に亡くなる可能性も割とある。
1461年頃に隠棲させられるが、同君連合は威信マイナスでLDがかなり上がる事に注意。
HREで何よりも大事なことはAEを貯め過ぎないことである。
そのため、ダカットに余裕ができたらすぐにでも関係改善の外交顧問を雇うべきだし、商人はリューベック、ウィーンといった周辺のノードで関係改善に当たらせる [要CoC]。どうせザクセン、ウィーンノードは儲からないので大差ない。
HREやインドなどのAEの貯まりやすい地域では商人は外交官である。
威信が高いとAEが増えにくく減りやすくなること、同盟国にはAEが非常に散りにくいことも覚えておくといい。
戦争が圧倒的である場合、各国の戦勝点を100点近くまで稼ぎ個別和平するのも良い。
同盟破棄、ライバル撤回、コア放棄などで威信と資金をより多く稼げる。
威信や金は貢献度を基準に山分けされるが、10年建ての賠償金は貢献度関係なく100%自国に入るのでお勧め。
逆によほどのことがない限り敵同盟国から領土を奪わないこと。
戦勝点が2倍・AEが1.5倍になる。
まずボヘミアについて。
ある程度成長してライバル指定できるようになれば、ボヘミアはポーランドと組んで叩けば効率よくPPと金を稼げる。
特にシレジア/シュレジエン地方は、オポーレ、グロゴウ公国を属国として作れば、HREでも有数の富裕な地域を格安のAEで切り取れる。
ただし、州を約束して参戦させた場合、報酬が貢献度に見合わないとたとえ州を与えてもTrustが下がる。
さらにポーランドはオーストリアをライバル視しがちで、最悪同盟を切られてしまうのでほどほどにしよう。
最大の問題はオーストリアのボヘミア同君CBの存在。これによりある程度時間が経つ頃にはオーストリアによる統一戦争が始まりライバル指定できなくなってしまう。
ポーランドとリトアニアはボヘミアに比べるとずっと強大だが、国内は異端が多く不安定なのが特徴。AIは正教の特権を使用しがちなので、正教徒で国内が溢れかえっていることが多い。
さらに時期的に宗教改革とも重なり、中枢のポーランド地域にすら異端がはびこることになる。こちらが改宗し、近隣に改革の中心があれば尚更である。
この年代はオスマン・ロシアが初期拡張を終えた頃でもあり、ポーランドはまさに内憂外患に悩まされることになる。
単独では攻めるのは難しいが、この国は外交的に孤立しやすいためライバル視している国とうまく同盟を結ぶと良い。
オスマン、ロシアは勿論、世界線によってはデンマーク(スウェーデン)、オーストリアなどと組み、包囲網を築く事も可能だ。
この時期になればドイツ諸国でも一角の国となっているだろうから、ロシア(世界線次第ではオーストリアも)と結んでポーランドを轢き潰してやろう。ポーランドが持つ東西プロイセンはプロイセン建国に必要な州である。
また、ポーランドは1610年頃に国難「王権のための闘争」が発生する。反乱軍の対応に追われる所を横から突くのも一考。
なおポーランドを叩きやすい時期はもう1つあり、ゲーム開始時からコモンウェルスになる前辺りまでは軍質的な脅威は少ない(ポーランドNIは立ち上がりが悪く、リトアニアNIは弱い)。
国力差があるので暫くは歯が立たないが、質・量共に優れるモスクワ・オスマン・オーストリアを使って序盤から解体する事自体は難しくないので、狙えるなら早い段階から仕掛けてみても良い。
勿論、上述の国がポリ連合を単独で叩いているのを見たのちハイエナ参戦するのも有効である。
宗教改革の時代が終わるまでにポーランドを打破した際のミッション報酬は魅力的で、早めにポーランドと対決出来そうであればチャレンジしてみるのも悪くないだろう。
史実の変態先。プロテスタント/改革派/フス派/聖公会のいずれかに改宗する必要がある (カトリック、正教では変態できない)。
プロイセンはゲーム中屈指の強性能であり、変態はよい選択肢である。プロイセン化のメリットは5つ。
1. 王国化
まず王国化により外交官+1/統治キャパシティ+200などの恩恵が受けられる。
プロイセン君主制は統治キャパ-50%の補正を持ち外交官もAEがネックになりがちなHREでは大事で、王国ランクにアップする恩恵は大きい。
ただし三十年戦争でカトリックが公式宗教になると、皇帝・選帝侯の地位を失って公国に戻ってしまう。
プロイセンに変態するなら、三十年戦争が終わってからか新教を率いて皇帝オーストリアを屈服させる覚悟を持つべきだろう。
王国化にはHREの帝国インシデント「プロイセンにおける王」による決定か、自前でDev300稼いで手動で王国化する必要がある。
2. NI
次にプロイセン固有のNIがとんでもなく強力。
軍事面が特に破格で、規律+5%/士気+20%/歩兵戦闘力+20%/人的資源+25%/陸軍伝統ボーナスと隙が無く、さらにAE-10%により拡張速度も申し分ない。
ブランデンブルクNIの戦闘ボーナスは歩兵戦闘力+10%/陸軍士気+10%しかないため、陸軍の質は段違いに強化される。
3. 固有政体
固有の政府改革であるプロイセン君主制を入手し、国家の軍事化/Militarizationが解禁される。
Militarizationを抜きにしても不穏度-2/君主MIL+3/絶対主義+10/戦争疲弊ボーナスなどと強力な補正が目白押し。
ただし統治キャパシティ-50%という凄まじいデバフがついてくるので、現時点で統治キャパシティ-50%が耐えられない場合は政府改革で外すことも視野に入れる必要がある。
統治アイデアのコンプリートで+20%され、差し引き-30%で済むのでこれを活用するのもよい(更にミッションドイツ連邦/German Confederationの達成で+10%されるため実質-20%済む)。
また建築物の「裁判所/役所/議事堂」を建てまくることで統治コストを圧縮するのもよい。この場合アイデア選択の幅が広がるのがメリットでドイツ化狙いならこの方法でも十分足りる。
なおこの政体はプロテスタント/改革派/フス派/聖公会限定のため、カトリックに戻ったり正教に転向したりすると破棄される。
4. 国家の軍事化/Militarization
上述したプロイセン君主制に紐づく強力な軍事補正で、専用ゲージを溜める事により規律/人的資源回復/陸軍維持費にボーナスがかかる。
似た効果としてはズールーやリヴォニア騎士団も持ち合わせているが、プロイセンは特別製で3段階(Early Prussian・Prussian・Total Prussian)に分かれミッションで少しずつ強化されていく。
基本的にはMILを消費して一時的に専用ゲージを溜めて軍事バフを得たのち緩やかに減衰していくドーピング剤のような扱いだが、アップグレードするほど専用ゲージの毎月の増加値が増えていく。
終盤上手く運用出来ていれば毎月の減衰値の大半を打ち消す事も難しくなく、均衡値として常に高いMilitarization補正を受け取れるだろう。
HREのプロイセン専用インシデントで上手く行くと無条件に王国ランクになる(ただし選帝侯位を失っていると公国ランクに落ちるのは変わらず)。
発生条件は
・プロイセンが選帝侯かつ君主制である
・プロイセンの総DEV200以上かつ公国級
・君主が男性かつ摂政でない
と、ブランデンブルクなら自然と達成してるものばかりだが、王国化を決定させるには多数の諸侯と皇帝を味方につけている必要がある。
皇帝とは前もって同盟関係になっておきたい。
「プロイセンにおける王と呼ぶ」でも王国ランクになるだけなら十分であり、皇帝と同盟できない場合でも前もってAEを冷やしておき皇帝と対立するような事態を回避すればよい。
ブランデンブルクは初期の選帝侯である上に、初期でザクセンなど他の選帝候と同盟することで2票を獲得できる。
1500年まではオーストリアの皇帝選出が安定しないため、皇帝位を狙うことは意外と容易である。
皇帝になると、初期に不足しがちなMPやFLが一気に解決するどころかむしろ余るくらいになる。
さらに、リューベックノードを埋め尽くす1プロビ国家が自由都市になって侵攻できないなんてことを防ぐことができる。
また、後半になるにつれて拡張範囲が重なるオーストリアの勢いを削ぐことにも繋がる。
しかしこちらは神聖ローマ皇帝(カトリック)・プロイセン化(新教)と二者択一の関係にある。
そのため、ケーニヒスベルクをポーランドに取られてしまったときなどの次善策とするのが良いだろう。
幸いブランデンブルクのNIにはIA成長補正があるので、改革を三つまで進めて近隣の大国を切り取って帝国に加えていけば普通の神聖ローマ皇帝プレイとなるだろう。
皇帝任期中にプロイセン化に必要なケーニヒスベルクは奪ってしまいたい。
なお、序盤のブランデンブルクで皇帝の陸軍扶養限界バフを貰ったところで収入が乏しい故に軍隊を増やすのが難しいこと、ブランデンブルクNIの戦闘ボーナスが乏しいことに注意。
フランス・ポーランド・オスマンの侵攻に脅かされるので同盟国はふんだんに用意したい。
またプロイセン化してプロテスタントの指導者となり、宗教戦争で勝利し自らがプロテスタントHRE皇帝になる手もある。
皇帝補正・プロイセンNI・Militarizationの補正を得たプロイセンを止める事は難しいだろう。
ただし皇帝になる時期や征服を進めるミッションの都合上IAを溜めるのは難しく、割り切るか大量の衛星国などから生み出すか考える必要がある。
統治技術20から解禁される。
プロイセンから変態もできるし、ブランデンブルクから直接変態することもできる。
プロイセン君主制はそのまま引き継がれ、ブランデンブルクからの直接変態でも一定条件(新教+<軍事覇権orプロイセン文化州dev500↑>)で解禁される。
NIはプロイセンと同様こちらも強力で規律+5%/歩兵戦闘力+15%/統治効率+5%/交易品生産量+20%/技術コスト-10%/外交枠+1と何するにしても便利な補正が並ぶ。
一方で軍事面だけ見ればプロイセンNIの方が強力ではあるので、もしプロイセンのNIのままが良い場合はNIを更新しなくても良い。
ミッションは一新され、欧州の広範囲に恒久請求権をばら撒く、90%引きの外交顧問、統治効率+5%と豪快なものが多い。
ブランデンブルク→プロイセンと比べると変態自体のハードルが高いうえ色々様変わりする事に注意。
具体的には以下の項目が目立つか。
・HREを脱退
思い残す事が無いように。
ドイツ変態の時点でHREはズタズタなのであまり問題は無いと思うが、HRE特有の恒久補正は失われる。
なお変態時にHRE皇帝の場合、そのままHREが解体される。
・変態自体の難易度
AEのコントロールを上手く行えれば統治技術20で即座に変態出来るが、慣れてないとこの時期の即変態は難しい。
難しいようであれば、外交技術23になると同文化グループに対して戦勝点50%/AE50%の民族主義CBが解禁されるので、このCBで速やかな統一を狙っていきたい。
難易度が高いと思われる要求州は以下。
ミュンヘン:南ドイツ側かつオーストリアの隣と非常に遠い上に要求州の必須枠。バイエルン化している場合オーストリアの同君CB対象になる事も。
アウクスブルクorシュトゥットガルト:どちらも南ドイツ側
ニュルンベルクorフランクフルト:どちらも自由都市。手を出すなら三十年戦争中など皇帝が忙しいタイミングで。
上述州を獲得する方法として、アンスバッハ継承で獲得できる請求権を足掛かりとし、南ドイツに1490年付近に足がかりを作ってしまうという方法がある。
1500年辺りまでにでミュンヘンを奪ってしまえば、ほかの必須プロビもすぐ傍だ。
プロイセン化した後ならば多少の包囲網ならひき潰せるようになるので、自由都市も2プロビ程度ならAE1.5倍でも獲得できる。
・ミッション更新
ミッション追加に留まるプロイセン変態と異なりドイツ変態は完全にミッションが一新されてしまうため、変態により達成出来なくなるミッションには特に注意したい。
ブランデンブルク/プロイセンミッションにも強力な恒久補正が散りばめられているのである程度確保してから変態したいのは勿論として、特にMilitarization関連のミッションは達成しておかないとドイツ変態後はアップグレード自体が行えなくなってしまう。
こちらの機能を使いたいのであればしっかりTotal Prussian Militarizationまでアップグレードしてから変態に臨みたい。
一方でドイツ最短変態を狙う場合、ブランデンブルク/プロイセンミッションの啓蒙絶対主義/Enlightened Absolutismが啓蒙思想の受容を要求するためまず達成出来ない。
こちらは恒久補正として絶対主義+10を手に入れ強力ではあるので、変態タイミングは折り合いをつけること。
一般的な欧州国家ではカトリック、新教諸派、正教が選択肢になるだろうが、
ことブランデンブルクではプロイセン変態の都合もあるから、宗教改革発生後すぐにプロテスタントに改宗すると良い。
カトリックの真価はカトリック諸国を撃破し新大陸や東欧などを次々に改宗することで発揮されるが、おそらくプロイセンはそうではない。
現行の仕様では最初に改宗した3か国に改革の中心地が与えられ、これによって問答無用で州がプロテスタントに転向するので、プロテスタント化してもそこまで国内が異端まみれになることはない。
純粋な性能としてもプロテスタントは優秀な部類だし、このころには中堅国程度にはなっているだろうから、信仰の守護者に確実になることができるのも魅力である。
改革派に関しては、異端寛容が高く改宗が面倒な人には楽かもしれないが、改宗できる時期が遅いうえ、基本的な性能がルター派に劣っている。
中盤以降の外交系アイデアは必要に応じて取っていく事になるので、ここでは初手で取る場合の外交系アイデアについて述べる。
内陸スタートで外交技術が遅れる事によるデメリットは少ないので、初手を外交系アイデアにするのは無理が出にくくオススメ。
外交:外交官が2人増え、関係改善+25%により序盤から立ち回りが楽になる。有用な補正が固まっているので腐る事はあまり無い。
諜報:AE-20%が早い段階で手に入り、外交官も+1される。時代ボーナスの属国移譲半減がいつでも使用可能になるのは面白い仕様で、チューリンゲンを即座に取り込んだり色んな使い方が出来るだろう。
影響:属国化→併合ループを序盤から繰り返す場合に特に有効。ただしHRE諸侯併合による負のopinionには注意。
基本的に取る時期について引っ掛かる要素は少ない。
ただし序盤は初期拡張で多くのADMを消費するうえ統治技術6で工房が解禁されるので、よっぽど君主ADMが優秀でない限りは2手目以降が安定する。
経済:腐らないのが一番のメリットでとりあえず収入が増える。交易会社や植民地国家とあまり縁が無い国なので商人+1も大きく、軍質とのポリシーでの規律強化も嬉しい。
インフラ:同じく腐りにくいアイデアで、ステートの統治キャパシティ-10%はプロイセン君主制のデバフを擁するプロイセンにとってありがたい存在。役所を建てまくる都合上、建設コストや建設速度に補正があるのも好都合。経済と比べると即座に収入が増える訳ではなく、中盤辺りで取りたいアイデアか。
統治:プロイセン化を狙う場合はコンプリートボーナスの統治キャパシティ+20%が有用。ただどちらかと言うと大拡張プレイ向け。
革新:技術コスト低減・アイデアコスト低減や、ポリシーが魅力。
宗教:聖戦CBが有効になるのが最大の特徴。プロイセンになる時点である程度孤立気味な宗教になるためAE75%補正の戦争で拡張力が向上する。プロテスタントへ積極的に改宗するAI国家が多いのが難点。
人文:国教以外の寛容度を高い状態で維持可能。対反乱・AE抑制に優れており外交や攻勢とのポリシーは更にそれを強化してくれる。一方で特権・NI・ディシジョンで異端寛容度は十分な値を確保出来るので、それ以外の要素をどれだけ求めるかで優先順位が変わる。
MIL系では2手目(統治技術7)以降に取得する事になる。
初手に取得する場合は軍事技術7=砲兵解禁が遅れやすく、軍事技術で遅れると野戦が大分不利になるのもあり国力差でねじ伏せるのが難しい中小国スタートでは望ましくない。
軍量:扶養限界1.33倍が戦争に有用なのはもちろん、扶養限界を増やすことで近隣の強国に同盟してもらいやすくなる。皇帝プレイなら皇帝補正で十分な軍量が確保されるので優先順位は下がる。
攻勢:将軍の強化と規律+5%、他腐りにくい有用な補正が並ぶ。序盤は将軍の能力差が戦いに与える影響があまりにも強く、将軍が強化されるこのアイデアの価値は非常に高い。
軍質:各種軍質が向上し、経済アイデアも取っているのであれば攻勢以上に規律強化に貢献する(+10%)。
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