中間職(ミッドランド)はつらいよ

1606年の世界情勢

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ポーランド視点の外交構図
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≪Ming≫
対Ming包囲網を目の当たりにして、Mingはついにシベリアと中央アジアの放棄を宣言した。

肥大化を続けていた拡張路線に対して"NO"を突き付けられた事で
本人は失念してしまったようであるが、元の国土の大きさを考えれば十分にデカいほどである。

惜しむらしくは、どこまでMingが大きくなるか
あるいはCK2のAztec MODよろしくで欧州にまで顔を出すか等と期待していた部分もあったが
実際にその状況に直面していたらそう笑ってもいられなかった事だろう。

≪Russia≫
Mingからのシベリア割譲が決定して、拡張先は開けた。

中央アジアの利権もOttomansから保障され
無事にRussiaっぽい国力を回復する事が叶う事になる。

本人としては、そこまで拡張したくなかったと話していたが
必要最低限の国力を備えない事には外交ステージにすら登らせてもらえないので
理想と現実は必ずしも釣り合わないものである。

≪Malaya≫
Malayaの全土が明らかになり目を向けた所、あらビックリ。

そこには海洋帝国の様相を呈したMalayaの姿があった。

東南アジアは既にMingやSpainとの利権を確定させ
着々と植民を行っている様子だ。

差し詰め、アジア版Great Britain or Spainと言ったところで
最上流なので貿易収入は見込めないが、港数的にはそれらといい勝負出来るのではないかと思われる。

決着

AI委託のプレイヤー国家の扱いを巡る論争も、ついに決着が付いた。

Franceが改定案を提出し、それが可決したのだ。

・原則、通常のAI国家と同様に扱う
・全てのプレイヤーは、欠席に際しプレイ3回まで保護を要請でき、この時はその代理AI国家は保護される。(前項に対する例外)
・他プレイヤーに宣戦した場合など、AI settingを怠ったときは、保護を要請していた場合でも保護されない。保護要請のカウントは消費される。(前項に対する例外)
・保護の要請は当日のプレイ開始時刻までになされなければならない

※保護の内容
・代理AI国家に対して宣戦してはならない
・代理AI国家に対してCtAしてはならない
・代理AI国家が防衛側でCtAされた場合、即時分離白紙和平する

他プレイヤーが望むような保護の排除は触られなかったが
今までの物と比べれば、よりスマートにはなったのではないかと思う。

勘違い

Mingの降伏後、初となる会話が持ちかけられた。

どうも、包囲網→利権放棄の流れがグっと来たようで、これからはロマン方向に力を入れて行きたいと話した。

1:1チャット

Ming
「例えばの話なんですが、Mingが崩壊したとき、ManchuでQingを作り直したいと思ってるんですがそういうのはしていいんですよね?」
Poland
「えっとManshuをリリースしてQingの作成をチャレンジする感じですかね?」
Ming
「そうそう。」
Poland
「ありですね。実際、私もDenmarkに人が入らなかったらNorway選んで」
「Iceland属国独立、その後植民した後に本土をリリースして北米に遷都しようとか考えてましたし。」
「西洋化してしまったので、どこかしらの国の支援が無いと戦いにすらならないでしょうね...。」
Ming
「破産させて士気とかもろもろガタ落ちにはさせれるんですが。」
Poland
「そういうロマンは私は好きなので、もしやるようであればお手伝い致しますよ。」
Ming
「助かります。」

筆者はロマン追求というワードに滅法弱く、Mingの提案を快く飲んだ。

こうした国家崩壊クラスの出来事は周辺国を刺激する事になるので
よもやPolandにだけ送ったのではないだろうと解釈し、何故か反乱軍が湧くとの事で鎮圧を手伝う事に合意した。

EU崩壊

何気なく外交アンテナを伸ばしていた所、衝撃的な情報をキャッチした。

1:1チャット

Nehterlands
「メンドクサイし、メリットもクソも無いからEU脱退する。」

1:1チャット

Spain
「俺EU抜けるわ。」
Poland
「( ゚д゚)...ッ!?」
「(゚д゚)!?」

二人との会話内容とその他関係者と思しき何名かのプレイヤーからの聞き取り調査によって
2ヵ国の間にはGreat Britainを巡る避けては通れない対立が勃発しているという事が判明した

Great Britainは特にEUについて触れてなかったので、属しているような判定なのかもしれないが
果たして、Netherlandsとの連合体制とEUのどちらを優先するかは気になるところである。

Netherlandsは、その後正式に脱退を表明した様子であったが
一方でSpainについては非公式の脱退申請だったようで、表上は未だに加盟し続けているという立場であるそうだ。

「何故、急にこんな事が...。」と考えに耽っていた所、思いも寄らないところから答えが発掘された。

Spain激オコ

先日のNetherlands/Poland/Scandinavia/Mingの4ヵ国で談じていた内容がどこからか洩れたようで
さっそくGreat Britainから内容の確認が寄せられた。

1:1チャット

Great Britain
「昨日Spainが対Great Britain戦するっていってたのホント?」
Poland
「Netherlandsさんが口を滑らしてましたね。」
Great Britain
「もうやだなー同盟結びません?」

どうも、Netherlandsが情報を漏らしたようなのだが
PolandのGreat Britainに対する心象については触れられていなかったのか、同盟を持掛けられた。

~1日前~

実は、あの4ヵ国会議チャットには続きがあった。 (書き忘れた)

4ヵ国と言っても、しばらくしてScandinaviaが退出したので
Netherlands/Poland/Mingの3ヵ国会議チャットとなったわけなのだが、そこでは驚くべき会話が交わされていた。

3ヵ国チャット

Netherlands
「Scandinaviaは兎も角、PolandさんはGreat Britainを本当に攻めたいの?」
Poland
「分かりませんね。 私には海軍がありませんから。」
Netherlands
「ってか、そんなに悩むんだったらSpainを誘えばいいじゃん。あいつ、Great Britainに拘ってるみたいだし。」
「あいつもあいつで同盟切れってしつこく言い寄ってくるし、段々どうでもよくなってきた。」
Poland
「Spainさんから見れば、NetherlandsがGreat Britainを保護しているのが邪魔で仕方ないんでしょうね。」
Netherlands
「Great Britainは俺の言う事聞かずに、いつまでたってもEspionage Idea取らずに海軍もロクに作らないからだんだんイライラして来た。」
「EUっていう傘がある以上安心してるんだろうけど、自分の身は自分で守れるだけの国力を身に着けてくれないと仲間として使えない。」
Poland
「確か保護するっていう約束なんじゃ?」
Netherlands
「保護も何も、俺の言うこと聞くって交換条件なのに、約束果たさないんじゃ俺もSpainと一緒にあいつ殴った方がまだいいわ。」
「海軍作らないGreat Britainとか何も残らないわ。バイバイ。」

~現在~

話を戻すと、Spainが対Great Britain戦を画策している事が漏れ出したようで
Great BritainはPolandに同盟を持ちかけてきた。

Polandとしては、Scandinaviaに対して行った仕打ちを思い起こした時
とてもじゃないが助ける様な気持ちにはなれなかったのでスルーしておいた。

Great BritainがNetherlandsも敵に回る可能性もしっかりと認識しているかは謎であるが
Polandに同盟を求めてきたという事は、つまりそういう事なのだろう。

Polandに要請があったくらいなので、幾度もGreat Britainに手を差し伸べてきたOttomansにも当然声は掛けられているだろうと考え
Ottomansがどう動く探りを入れてみる事にしてみた。

1:1チャット

Poland
「今、Great Britainさんからチャットが飛んできて...。」
Ottomans
「NetherlandsはSpain側に回るんでしたっけ?」
Poland
「なんかそんな様な事言ってましたね。」
Ottomans
「できればGreat Britain側に立ちたいところですが、Netherlandsまで敵に回ると海軍力のないOttomansでは相手側に戦勝点を積み上げるだけなんですよね。」
「そうなったら私も傍観するしかないですね。」

Spain海軍だけでも手に余す状況下で、Netherlandsまで敵に回るともなれば躊躇して当然である。

実は、Ottomansとの会話と同時並行で
PolandはSpainとも対Great Britain戦について会話を行っていた。

他者が言うほどにSpainは戦争を望んでいるわけではなく
飽く迄、最終解決における包括的手段として捉えている様子であった。

1:1チャット

Spain
「戦争してから要求を言うみたいな土人にはできるだけなりたくない。」
Poland
「一体どんな交渉なのか、見守っておきます。」

私の持論であるが、相手に対応する時間を与えるとカウンターを決められる可能性があるので
なるべく相手に選択の余地が無いほどに外交的に囲うか、直前に要求した方がいいということもある。

そうした意味を込めて、一部の参加者に対して「外交は後出しジャンケン」なんていう表現をしていた。

Spainは相手に選択の余地を与え、文字通り文明的な外交を行おうとした訳なのだが
やはり外交的な穴と言うのは微小であれ出来得てしまう運命にあるようだ。

1:1チャット

Ottomans
Spainと戦争をすることになるかもしれません。」
「というのも、Netherlandsがこちらに回ってくれるそうで。」
Poland
「え!?」
Ottomans
「戦争に参加していただけませんか?」
Poland
「Great Britainが攻められた場合、Great Britain側で参戦して欲しいという事でよろしいですか?」
「攻める側だったら、Franceが微妙な立ち回りになるので反対ですが...。」
Ottomans
「Franceがこちらに付いたら、味方になれるってことですか?」
Poland
「もしこちらが攻め側でFranceが防衛側で参戦した場合、下手するとAustriaさんまで」
「France側での参戦を求められる可能性があると考えたもので」
「攻めだと、Austriaさんに聞いてからじゃないとややこしいことになりそうで心配ではありますね。」

NetherlandsがGreat Britainを助ける側に着席したのは、恐らくOttomansに説得か
Ottomansが味方になるなら勝てるだろうと考え、方針を変えたのだろう。

もし3ヵ国チャットの時に、Polandが対Great Britain戦をやりたいと名言していれば
余興としてOttomansに叩き潰されていたかもしれない。

全体チャット

Ottomans
「Ottomansのスルタンより布告があります。」
「OttomansはGreat Britainの保護を宣言します。」
Netherlands
「NetherlandsはGreat BritainとOttomansが友好関係にある限り、Great Britainと共に行動します。」
ただしGreat BritainとOttomansの関係が切れたときは、Kentを手放し、Great Britainとの条約を白紙にしNetherlandsとGreat Britainは中立になります。」
Great Britain
「Great BritainはNetherlands、Ottomans両国の布告を歓迎します。」

OttomansがGreat Britainを守るにあたって、やはりNetherlandsに同調を求めたようである。

結局のところ、一度はGreat Britain戦を再発させようとしていたNetherlandsであったが
海外利権をめぐって表立って戦うのが自分だけとなるという懸念からか
再びGreat Britainを保護する事にしたようだ。

はたから見ると、Great Britainの軍備に対する認識の甘さが発端となり
Netherlandsが振り回されているという印象であった。

当然、これを受けて交渉を行っていた相手国は怒りを隠せない様子であった。

1:1チャット

Spain
「はー。」
Poland
「言葉を失った。」
Spain
「まった意味分からんことをしよって...。」
「というわけで欧州勢でOttomans叩かないなら僕はMingと楽しい世界征服します。」
Poland
「なんでNetherlandsさん陣営変えてるんですかwwww」
Spain
「激おこだわ。」
「プンプン丸だわ。」

もしこの時点でMingが健在であれば、Spainは本当にやり遂げようとしていたに違いない。

それは中間職(ミッドランド)はつらいよ アジアの脅威 (1568年-1584年のIFで触れた通りで
世界大戦に発展する事は想像に難くない。

とはいえ、現実ではMingは崩壊しつつあるので
必然的にSpainの救援要請先はヨーロッパのあの組織になる。

天使の微笑みと悪魔のほくそ笑み

堪忍袋の緒が切れたのか、OttomansのみならずSpainまで攻勢に出る事を通達して来た。

お互いに攻める以上、通路であるHREには参戦して欲しいと要請が来ていたが
Spainの場合は利益共有によって説得を行ってきた。

1:1チャット

Spain
「まじOttomans攻撃しない?」
Poland
「今、両方から参戦要求受けてるんですよね。」
Spain
「まあでも、こっち側にきたら遂にHRE勢にも拡張の場ができるけどね。」
「BrandenburgはNetherlandsに、AustriaとPolandはOttomans方面に伸びれる。」
「逆陣営だと得するのはGreat BritainとNetherlandsだけだけどね。」
Poland
「Franceさんってどっち側なんでしょう?」
Spain
「こっち側につかせることは可能よ、言えば来る。」
「HRE勢が来るならFranceも呼ぶ。」
Poland
「私が見た感じ、Great Britain/Ottomans/Netherlands/Russia/Hindustan vs Spain/France/Scandinavia/Poland/Austria/Brandenburgですか。」
Spain
「Russia?」
Poland
「Russiaはちょっと分からないですけどねw」
ポーランド視点の欧州情勢
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普通であれば飛びつくべきであるのだろうが
PolandはSpainの要請をスルーした。

こうした行動にはいくつか理由ある。

1.HREとして動き、それが露呈した段階で世界から警戒される。
2.Ottomansを殴った場合、Russiaが敵に回る可能性がある。
3.Russiaが敵に回らなかった場合、Mingの復活後にSpainが陣営に引き入れHRE+Russiaを追い出す可能性がある。
4.安全保障を確保するには、復讐戦を企てる余裕を与えずOttomansを殴り続けなければならない。
5.国境が変動するのはHREが主になるので、復讐戦を挑まれるのはSpainではなくHRE。
6.OttomansとSpainの対立を上手く利用して、代理戦争という形でHREが利するタイミングで開戦を誘導しえる。
7.Russiaを助けたOttomansを攻めるには抵抗がある。
8.HRE戦争後、Ottomansが不可侵条約を順守した点については十分考慮するところである。

膠着状態を続けた所で、周辺のAI国家はほぼ駆逐されている事から実利は少ない。

とはいえ、現状の外交状態で安全保障は確保されている事から
急ぎ過ぎてコケるより、十分に見渡してからでも遅くないと判断した。

良い返事を返さないPolandに苛立ちを覚えたのか、SpainはHREの当主であるAustriaに外交を送ったようだ。

HREチャット

Austria
「ちょっと困ったことになるかも。」
「SpainさんがGreat Britain攻めるってホントです?」
Poland
「この構図になったらもう微妙じゃないですか。」
Austria
「Great Britain側にHindustanもつくらしい。」
「OttomansにSpain側にはつかないでって言われたけど、どっちについたほうがいいですかね?自分的にはSpainなんですが、、、」
Brandenburg
「これは難しい。」
Austria
「どっちからも最低は中立でできれば付いて欲しいって。」
Poland
「Great Britain側は現状維持。」
「Spain側は既存の態勢崩壊を目標とした、各自の利益追求ですね。」
Austria
「OttomansはSpainがGreat Britain攻める感じって言ってた。」
Poland
「いえ、OttomansさんはSpainを攻める事に切り替えましたね。」
Austria
「うちもSpain/Franceの方が利益的には、、、HREが入ったほうがって感じですよね。」
「結局HREが世界の戦争の鍵ってことはわかった。」
Brandenburg
「場所がちょっとね!」
「あとちょっと今回Netherlandsとモメるかもですが特に大勢は変わりませんね。」

しかし、結論が出るより早くSpainとGreat Britainは危機回避へと舵を切るのであった。

       【Spain=Great Britain条約】
Great BritainはWestern Europa trade nodeで30%以上の交易力を占めない。
Great BritainとSpainは50年の間効力を発揮する不可侵条約を結ぶ。効力が切れる一年以上前に廃棄を通知しない場合、自動的に10年延長され続ける。
Great BritainはSpainにOvimbundu,GabonをSpainに譲渡し、以後Africaに植民しない
SpainはGreat BritainにChicksawを譲渡し、以後Louisianaに入植しない

全体チャット

Spain
「日ソ中立条約から引っ張ってきた!」
Poland
「不吉過ぎる引用元w」
Great Britain
「僕も不吉だっていったんですがね。」

どうも、HREからの返答が遅い事を受け
Spainは50年の準備期間を設けようとしているようだ。

HREチャット

Austria
「Franceさんから50年の準備期間って考えって聞きましたけど、どうしようw」

どうも、Great BritainはSpainと戦争を避けたかったようで
この外交的に優位な状況下にあって譲歩をしてしまった。

1:1チャット

Great Britain
「今Spainから外交オファーきてますか?」
Poland
「かなり来てますね。てっきり、公開条約があるから戦争は回避されたのかなと思いきや、お互いに戦争準備始めているようで...。」
Great Britain
「ええ、僕は関係国にやめろといってるんですが。」
「Great Britain=Poland不戦条約を結びたいところです。」
「こちらはHREには決して害意はないので。」
Poland
「お互いに利益主張し合える利権が無いですもんねw」

会話から察するに、HREがSpain側に回る可能性が現実味を帯び
負けてからでは遅いと手を打ったのかもしれない。

とはいえ、現状でどちらに対しても微笑んでいない訳ではあるのだが
当事者の2人はそんなことは知る由もない。

決壊

一方で、Great Britain側はOttomansやNetherlandsには話をまったく話を通して居なかったようで
保護を宣言したOttomansは困惑した様子であった。

1:1チャット

Ottomans
「Spain=Great Britain条約が公開されましたが、あれは元々非公開だったんですよね。」
Poland
「なんでまた公開に...。」
Ottomans
「非公開条約を破ってSpainが戦争しようとしていたのですが、自分が不利だとわかって公開したんでしょう。」
「戦争になるとしたら多分こちらからですね。」
Poland
「今、HRE3兄弟で最後の会談中です。」
Ottomans
「うーん、Great Britainが1人で折れちゃったんですよね...。」
「もう面倒見きれないかも...。」
「ここで戦争せずにいつ権益を取り返すのやら。」
Poland
「嗚呼、正式に結ばれてしまった。」
Ottomans
「あーあ。」

保護を宣言し、表立ってSpainと対決しようとしていたOttomansがなんだか不憫に思えた。

これを持ってSpainとの和解は難しくなるわけだし
場合によっては、Spain陣営が不可侵を結んだGreat Britain以外を袋叩きにして各個撃破に持ち込もうとする可能性すらあるからだ。

実際に応じる意思はあったかは置いておくとして、そうしたオファーも存在した。

結局のところ、Ottomans側からSpainに宣戦布告するにあたり
Great Britainを守るための予防戦争という大義名分を失ってしまった事になる。

Mingの崩壊

Mingからあった申請の通り、Hindustanに置いてあった90kの内60kの連隊をMingに反乱鎮圧の為に派遣した。

農民反乱かと思える程の反乱が湧き出る光景を前に、一体何が起きているのかサッパリのPolandであったが
プロビの反乱要綱にカーソルを合わせた所、どうも破産をしているようだ。

一体何が起きているのかサッパリ分からなかったので、一度Mingとの会話ログを見返してみる事にした。

Mingを破産させる
Qingにそのお金をあげる
その金でAI Qingが軍備
Mingに反乱が起きる
Qingが反乱兵を鎮圧した州を手に入れるという脳内設定のもとQingに州を売る
この間に明をaccept rebel demandで共和制に政体変更
自分の操作するMingの軍でも潰せなかったので人の助けが必要

つまり、反乱軍を潰すだけで良いらしい。

破産については良く分からないが、AIのQingに上げた所で湯水のように意味の分からない事に費やすだけじゃないかとツッコミを入れたかったのだが
プレイ中の事であったし、相手のプレイにあまり口出すのもあれかと思い口を噤むことにした。

現地に到着すると、RussiaやMalaya、Ottomansの連隊でごった返しており
MingがPolandだけでなく周辺各国に要請を出していた様子が伺えた。 皆ロマン追及がお好きのようだ。

とりあえず、一番の厄介ポジであるTibet以西の山プロビを管轄する事を宣言し
他の平地の反乱軍などはお任せする事にした。

マリ遠征

SpainがMaliをそろそろ攻めたいと発言していたので、筆者も「暇だから参加させて!」とダメもとで頼んでみた。

Ming方面に出張していた部隊も、現地がRussiaやMalaya、Ottomans軍で思いのほかごった返していたので
やる事は意外に少なかったというのも一つの要因でもあった。

すると、「いいよ、西アフリカの土人共を捻りつぶす為に軍を送るのとか億劫だったし。」とOKサインが出た。

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未だに入植が進んでいなかった西アフリカ内地を通り、スタスタSpain領Maliに駐在するPoland軍。

宣戦と同時にMali軍をひき殺...せなかったばかりか
賃金を上げ忘れてしまい、Spain軍のヒャッハー!するシーンを横目で見るためにやって来た状態になってしまった。

Poland
「どうしてこうなった...。」
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折角やって来たので、Spain領Maliに湧いた反乱軍をいくつか踏みつぶして帰途に就くことにした。

一体なんの為に遠路はるばるやって来たのか...。

思案

SpainとGreat Britainの条約締結を受け、各国の外交はより一層の混乱模様を見せた。

たぶん、この時に全体像が把握できていたのはPoland位だったんじゃないかと思う。

HREチャット

Poland
「Ottomans側はSpainを殴る大義名分を失いました。」
Austria
「なぜw」
Poland
「えっと、SpainとGreat Britainが不可侵結んだからですね。」
「つまり、Spain側に付けばOttomans攻めって感じになります。」
Austria
「Ottomansは攻めたいんだけどなぁ。」
Brandenburg
「しかし相変わらず外相閣下の情報網はやべえなあ。」
Austria
「ほとんどの情報を持ってるらしいw」
Poland
「中立で有り続けたからの情報網ですね。」
Austria
「Netherlandsとの問題は片付きそうなんです?もしまだなら一緒に行ったほうが楽かな~と思ったんですけど。」
「もし大戦が起きたらおふた方もSpain側でって出来ます?」
Poland
「あまり気は進みませんが...。」
Austria
「Brandenburgさんは?」
Brandenburg
「対Ottomansだけなら加わるめりっと見いだせないなあ。」
Austria
「Netherlandsがいればってことかな?」
Brandenburg
「ってことになるかな。」

この時、Polandはある一つのゲスい案を思いついてしまった。

HRE主導の下、Netherlandsに宣戦布告した場合どうなるか。

OttomansはGreat Britainを保護する事を明言してはいるが
Netherlandsを保護するとは言ってはいない。

Ottomansが参戦する場合は、自分からこれまでの関係を破棄する形になる。

筆者としてはOttomansがRussiaを助けた事に感謝の念を覚えており、正直のところ戦いたくはないという心情であったので
自分の中で「あちらがやる気なら...。」という形で諦めが付けれるかもしれない。

国際的には「Ottomansが介入して来たので止む無く...。」と発信出来るので、ある程度の正当性をアピール事も可能となるのだ。

物思いにふけっている中、渦中の人物が自分で自分の首を絞める様な行為をしでかしてしまう。

魔性の都市 ブレーメン

先日来、BrandenburgとNetherlandsの間ではBremenをどう処すか幾度も会談が行われていた。

それらは事々しく破談に終わり「Bremenは貰うし、以前の利権ラインは守ってもらう」という一方的な要求を突き付けられ
ついにBrandenburgは我慢の緒がはちきれてしまったようだ。

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全体チャット

Brandenburg
「Bremenの返還が未だになされてないので、返還されない場合このままHessenとMainzは領有します。」
Netherlands
「は?約束破るの?」
Poland
「いや...返さないってことは以前の利権ライン協約をNetherlandsさんが破棄したことになって、約束も何も無くなりますよ。」
Netherlands
「いや、だからさ、俺は1700年にBrandenburgが信用出来たら返すって言ったじゃん。」
「勝手な思い込みで相手責めるとかどうかしてるぞ。」
Poland
「ダメだこりゃ...『信用出来たら~』というのは、勝手にそちらが言ったものであってこちらは同意していなかったんですけどね。」

しかし、話の途中でまた話題をコロっと変えて場を乗り切ろうとしてきた。

全体チャット

Netherlands
「それよりPolandはさ、なんでBaltic Sea Trade Nodeに貿易船派遣してるの?」
Poland
「Tutonic Oderを併合した時に手に入れた貿易船が、以前Collect引き上げた際に止めてなかったようですね。」
「主題と関係無い上に、私はもう現地でCollectしてませんよ。」
Netherlands
「早く貿易船止めろよ、折角3人で仲良く当分するっていう話を、Polandは滅茶苦茶にしようとしてるんだからね?」
Poland
「(だから、Collectしてない...っていうか、Baltic Sea Trade Nodeって3等分の話と関係ないYO!)」
「貿易船はホラ、すべて解体しましたよ。」
「心配になったので一応確認しておきますけど、お二人はNetherlandsさんと話し合ってLubek Trade Nodeを3分割する事で仲良くやって行こうという話に合意されましたか?」
Brandenburg
「ウチはScandinaviaさんがOKならOK」
Scandinavia
「わかりました。」
Poland
「分かりました、解決したようですから話を戻しましょうか。」
Netherlands
「だから、1700年になったら返還するって言ってるじゃんよ、分かって喧嘩売ってるの?」
Malaya
「とても信用できない。」

その後も、利権ラインの協約に違反しているから破棄するのか返還するのかという問いに対して
関係無い話や合意してもいない事を盾に怒鳴りつけられ、筆者のやる気を失わせていった。

もはや外交なんて言うお上品なものはそこにはなく
コンビニ前で繰り広げられるヤンキーバトルと錯覚するレベルであった。

この時、Netherlandsはまったくもって気づいていなかったようであるが
BrandenburgはBremenが欲しい訳ではなく、Bremenを返却せず協約も守らないNetherlandsの醜態を世界に発信し
もろもろを大義名分に殴り掛かる態勢を整えていた。

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その間も、BrandenburgのHesseとMainz征服は進行し続け
明確な返答示さないNetherlandsを押し切って両プロビを併合した。

そんな状況を見てか、Spainはここぞとばかりに話を持ちかけてきた。

1:1チャット

Spain
「結局どうするん。」
Poland
「Great Britainと不可侵条約になったのでは?」
Spain
「そっちの会議がプレイ開始前に終わらなかったらレイプされて終わるから仕方なく結んだんだけど。」
Poland
「Brandenburgさんがこういう行動を取ってるところから伝わる通り、応じる用意があるようです。」
Spain
「あっちの条約違反を見つけてるからいつでも行ける。いつならok?」
Poland
「Netherlandsさんがぐちゃぐちゃ言い過ぎて、Brandenburgさんの最後通牒が機能してませんw」
「決裂なら行くそうです。」
「ちなみに、宣戦先ってGreat Britainですか?」
Spain
「どこでもいい、一応CBは持ってる。」
Poland
「出来ればNetherlandsが嬉しいかもしれません。」
Spain
「ok。」

「うわ、軽っ」とは思ったが、開戦前の打ち合わせなんて大概こんなもんだ。

ましてや、ゲームプレイ時間内の外交であればなおさらである。

Spainは宣戦先がGreat BritainだろうがNetherlandsだろうが、もはやそっち側の人間であれば誰でも良い様子であった。

HREチャット

Poland
「Spainから、いつならいけるか問い合わせがありました。」
Austria
「うちはいつでもいいです。」
Poland
「Brandenburgさん、どうします?」
Brandenburg
「もう参加しちゃうかな。」

もはや引き返せないところまで来たという事なのだろう
遂にNetherlandsに決戦を挑もうという総意が打ち出された。

最後通牒

最後まで交渉で解決出来るという望みを捨てずにいたいというBrandenburgは
Spainが参戦する事が決まり、圧倒的優位で戦端が開ける状態にありながらもコミュニケーションを絶やさなかった。

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Brandenburgは、Frankfurtを取る代わりにBremenの領有権を放棄すると代案を提案したが
HesseとMainzを持って居た事への抗議とごっちゃになって良く分からない流れになっていた。

全体チャット

Brandenburg
「じゃあBremenはもうずっと諦めますよ 条件として。」
Netherlands
「Frankfurtとかって、前の約束と違うじゃねぇかよ。約束破ってまで戦争したいの?」
Brandenburg
「ウチがいろいろ条件つけてFrankfurt欲しいなーとお願いしているのです。」
Netherlands
「だからさ、そこを取るって事は俺と戦争したいって事だろ?なんだよそれ、俺を殺すってことじゃないかよ。」
Poland
「会話が成立してなさ過ぎて泣けてきた。」
Netherlands
「俺が言ってることそっちが理解してないだけで、なんで俺がグチグチ文句言われなきゃいけないんだよ。」
「俺はHRE戦争の時に責任としてSwitzerlandとドイツ諸邦を貰ったんだよ、覚えてないの?」
Poland
「残念ながら、あの時の講和条件に無いばかりか、戦争を避けようとBrandenburgさんが提案している事にまったく理解されていないんですね。」
Brandenburg
「そうそう 円満にお話しておきたいですし。」

BremenとFrankfurtを交換しようという話を理解していないのか受け付けたくないのか
Netherlandsは話を掻き混ぜまくって混乱させた。

話が一向にまとまらない様子に、そろそろ諦めるかと思いきや
意外とBrandenburgも辛抱強く接し、譲歩案でお互いに矛を収めようと持ちかけた。

・BrandenburgはLight Shipを100年作らない
・BrandenburgはBremenへの請求を放棄
・NetherlandsはBremen領有による貿易利益の請求を放棄

全体チャット

Brandenburg
「あとはお金も積みましょうか。」
Netherlands
「金は良いんだよ、この国は余るからさ。そんなのより約束破ろうとしている事が問題だろうよ。」
Poland
「前はお金で補填しろって自分で言ってたじゃないですか...それと、もう約束云々はNetherlandsさんには鬼門みたいですね。」
Hindustan
「もう何十回もPolandさんが言ってるけど、約束破ってる状態にあるのはNetherlandsもだけどね...。」
Spain
「程ほどにしておけよ。」
Netherlands
「はぁ?外野は黙っておけよ。Spainもどっちの味方なんだよ、どうせ俺を攻めたくて仕方ないんだろ?」
Spain
「おぉ?www」
Netherlands
「いろいろ茶々入れてきてさ、そんなに文句あるなら同盟切って力づくで掛かってこいよ。」
Spain
「おう、分かった。じゃあな!」

元々同盟を切るつもりでいたようなのだが、口実が出来て頬が緩んでいたように見えた。

というか、Netherlandsはこの状況で敵増やして何がしたいの...。

全体チャット

Netherlands
「こんなゲーム中に外交持ちかけられるとかキツイからさ、一回不可侵条約結ばない?」
Poland
「貴方、以前にゲーム中オンリーで外交しようって持ちかけてらっしゃったじゃないですかwww」
Brandenburg
「不可侵はきついよー戦争しなくても一方的に外交上不利になるじゃないですかー。」
Netherlands
「はぁ?じゃあ戦争したいって事?おい、Brandenburgが俺に戦争吹っかけるとか言い出したんだけど。」
Brandenburg
「いや交渉中ですから荒ぶられちゃうと怖い。」
Netherlands
「だって、俺がドイツ諸邦取ろうとしたらBrandenburgが参戦するって出たんだけど、なんで保護入れてるの?」
「どう見ても俺の邪魔していつか殺すって言ってるようなものじゃん。」
Poland
「それ、皇帝権限の帝国防衛システムですよ........................。」
Brandenburg
「ああそれは皇帝だから、CB無いと防衛行動取れちゃいますね。」
Netherlands
「このままじゃBrandenburgがFrankfurt持って行くの指咥えてみてるしかないじゃん。」
「それって酷過ぎじゃありません?」
Poland
「発言から察するに、Netherlandsさんが逆の事しようとしたように聞こえるんですけど。」
Netherlands
「それじゃあ俺はいつFrankfurt取れるんだよ。」
「約束約束って俺に強要して来るけどさ、お前らだって立派な約束破りしてるんだからね?」
「HRE戦争の時は俺を殴って来たし、条約は守らないでさ。」
Poland
「ダメだこりゃ...。」
Brandenburg
「じゃあ不可侵つけますよ ずっとはムリですけど。」
Netherlands
「え?マジ?じゃあ共同防衛もつけてよ。」
「それが無いとBrandenburgを信用できないっていうか、お互いに助け合わないと仲間って言えないじゃないですか。」
Brandenburg
「共同防衛はなぁ。」

結局、Brandenburgの思いとは裏腹に和睦の道は潰えてしまった。

この後もNetherlandsがVCで「俺を殺すって事?」「なんだよ***かよ」と一人で喚き・怒鳴り散らしていたが
Polandは1:1チャットの方に会話が移行したのだと思っていた。

しかし、後日この時の事をBrandenburgに聞いたところ
実は1:1チャットは行われておらず、Netherlandsが数十分に渡って一人で得体の知れぬ何かと会話していたという事が判明した。

Poland
「何これ怖い...。」

賽は投げられた

207337453_624.v1405593791.jpg

BrandenburgがHesseとMainzの併合を強行したのを見て、Netherlandsは報復処置として
The PalatinateとWurttembergへ侵攻し、同地を併合した。

207337459_624.v1405593799.png

以前結ばれていた利権協約と見比べてみれば分かる通り
The Palatinateの一部ととWurtembergはラインを越えた先にあり、BremenとHesse/Mainzの件を合わせても
協約は失効したと見て差し支えないようだ。

以上を持って両者は同条約を盾に利権主張する権利を失い
それを察したBrandenburgはFrankfurtの併合を目指して、国境線に連隊を派遣した。

Frankfurtを取らんとするBrandenburgの動きを察知したNetherlandsは
戦争を回避する事を諦めたのか、利権協約の破棄を明言した。

207337462_org.v1405593803.jpg

1615年9月13日、遂にBrandenburgはヴェゼー川を渡河してFrankfurtに攻め入った。

HRE再始動

BrandenburgとNetherlandsの会談がご破綻になった事を受け、戦争前段階に突入した。

尚も叫び続けるNetherlandsは、もはや実況中継じゃないかと思える程
自身の国情についてアップダウン激しい口調でつらつら語り
「傭兵がどんどん増えていく、快感だわ。」「ああああ、金がガッツリ減っていくッ!!」等と盛り上がっていた。

そんな事にはもはや気にも留めず、HRE+Spain連合軍は4ヵ国会議チャットの方で外交の最終確認を行っていた。

4ヵ国チャット

Spain
「Great BritainがNetherlandsにいるわ。」
Austria
「Franceは?」
Spain
「Franceはこっちがわ。」
Austria
「よかった。」
Spain
「いつでもいけるって、結局どうするの?」
Brandenburg
「交渉まとまらないうちはOKです。」
Austria
「こっちにも援軍欲しいなぁ。Ottomans一人ではきついので、、、」
Poland
「NetherlandsとOttomansは同盟を組めてないですので、来れないような。」
「それに、OttomansさんはMingで私と一緒に遊んでますよw」
「FranceさんのNetherlandsとの同盟を切ってもらうことは出来ますか?」
Spain
「今聞いてる。」
Brandenburg
「ウチはそこまでFranceさん信用できませんね、あんまり接点無かったし」
Poland
「傭兵大量投入の影響で時間経過とともにNetherlandsの経済が細っていくから、こちらが有利ではある。」
Austria
「維持費マックスでここまで行った、、、内政ってスゲェ。」
Brandenburg
「あの日々は無駄じゃなかったんですよ!」
Poland
「NetherlandsがOttomansの介入を要請してますねw」
Brandenburg
「うーんしかたない 腹くくるか。」

しばらくして、Spainの要請を受けFranceはNetherlandsとの同盟を破棄した。

連合関係にあるGreat Britain以外の国に対して、Netherlandsは必死で参戦要請を送って回っていたようなのだが
各国からPolandに対して「要請を受けた」と密告があり、握りつぶす様通達しておいた。

207337467_624.v1405593806.jpg

FranceとNetherlandsの同盟が切れた事を確認し、Netherlands国境に続々と集まるHRE3ヵ国軍。

これを見たNetherlandsは「だから俺は戦争する気無いって言ってるじゃないかよ!」と怒鳴り散らしていたが
自分で撒いた種が火種となってから無関係だと言ってももはや遅い。

ブレーメン戦争

Bremenを巡る争いは、ついに最終局面を迎えようとしていた。

PolandはBremenを巡る論戦に先立ち
世界各所に出兵していた連隊をこっそり戻し、臨戦態勢を整えていた。

Frankfurtの併合もまだ済まない内に、対Netherlands戦に備え各国は賃金を上げ忘れてないか確認し合った。

そして、1616年29日...。

BrandenburgがNetherlandsに宣戦布告を行うと、その同盟国のPoland/Austria/Spainが続々と参戦し
Netherlands領に雪崩れ込んで行った。

ポーランド視点の欧州情勢
207337511_624.v1405593843.jpg

この際、Great BritainはAustriaとの中立条約を理由にNetherlands側での参戦を拒否し
また、Great Britain保護で足並みをそろえていたOttomansも不介入を宣言したことで
Netheralnds vs Brandenburg/Poland/Austria/Spainという絶望に満ちた戦端が開かれた。

Great BritainとAustriaの中立条約なんてあったっけ...と思ったのだが
実はAustriaが有事の際にこっそり結んだものらしく、ここへ至ってまさかの効用をもたらし
HRE一丸となった外交ゲームの結晶が姿を現す事となった。

Great BritainとFranceの離脱にOttomansへのラブコールが拒絶されたことがトドメとなり
Netherlandsはリタイアを言い渡した。

全体チャット

Netherlands
「抜けるわ、やってらんない。」
Malaya
「どういうこと?」
Netherlands
「俺とHREで交わした条約(ry
Brandenburg
「とりあえず落ち着きましょう。」
Malaya
「あのさぁ・・・。」
Scandinavia
「お金あげるんで頑張りましょう。」
Netherlands
「こんな未来の無い外交状態で続けるとか、俺の精神が持たないわ。」
Malaya
「弱すぎる。」
Brandenburg
「一応言い訳しておくと、Bremen返還が完全に破談した時点で川を境にした分割協定も無効になると考えます。」
Spain
「まあ現実の国際条約ではそうだな!」
Netherlands
「もうこの話は終わり、次のマルチはVeniceでやろうかな。」
Malaya
「抜けるにしてもゲームが止まったままなんですが。

急に部屋から退出した影響でマルチの同期がずれてしまい、リホストする事になった。

少し頭が冷えたのか、リホストすると聞いて戻ってきたが
その第一声が「もう和平して、講和内容も白紙にしよう」と言い出した。

一方的な要求を受け入れるはずもなく、無言でゲームは再開された。

気を取り直して本戦に話を戻すと
Netherlands軍は山に籠りHRE軍を待ち構えているようであった。

207337473_624.v1405593808.jpg

そんなAIでも飛びつかない戦術にはまる訳が無く
黒旗連隊でNetherlands全土を索敵し、ほぼ全軍がSwitzerlandの山に籠っている事を確認した後
それを包囲して放置するよう指示を出した。

全体チャット

Poland
「Netherlands本軍は山に籠ってますので、他のプロビを落としてしまいましょう。」
Netherlands
「黒旗連隊使っておきながら何優越感に浸ってんだよ、リンチしてたのしいか?」
Poland
「黒旗連隊はHRE戦争の時にそちらも使ってたんですけどね。」
「それに、リンチ云々はそちらの外交的失態に起因するものですから...あ、Brandenburgさん占領お願いします。」
Netherlands
「まったくそうやって自分を正当化する。大体、黒旗連隊とか俺が使ったんじゃなくてFranceがやってたことだから俺は関係ないよ。」
Poland
「自分が使っていなくても、同じ陣営の人間が使っていた時には指摘せずに、相手が使ったら言うって可笑しい気がしますけどね。」
「まぁ、良いですよ。今黒旗連隊を自分の領土に返しましたから、これで満足ですよね? 皇帝陛下、Netherlands軍がこもる山付近全てのプロビの包囲をお願いします。」
Austria
「分かりました。」
Netherlands
「ふざけんなよマジで、もう降伏するからこんな戦争さっさと終わりにしろよ。」
Poland
「終わらしたくても、まだ要求分の講和点が稼げていないそうです。」
Netherlands
「いいからさっさと講和しろよ。こっちは何もできないし、揚句に占領されて経済が死んでいくんだからよ。」
Poland
「それ、Netherlandsさんが他の人にもやってましたよね...30000Dとか要求して。」
「後、システム内での要求なので、抗議をするならルール変更を訴えた方が良いですよ。」

Netherlandsの怒りは収まらないようで、VCからは尚も悍ましい怒号が溢れ続け
破損音の様なものが垂れ流され場は完全に凍りついた。

是非も無し

207337475_org.v1405593811.jpg

山に籠っていた所で、状況は改善しないと思ったのか
Netherlandsは目下の連隊に向けて突撃を敢行して来た。

各所で徴用したての傭兵軍を次々合流させ、数的劣勢を覆そうとしていたが
BrandenburgとAustriaには長年の平和期間中にローテーション戦術を教え込んでおり
もはや数のみならず、戦術ですら負けている状態であった。

207337480_org.v1405593817.jpg

たまらずNetherlands軍は撤退を開始するも
Polandは残存兵力を殲滅する為に、一部の護衛軍を残し追跡を行った。

207337485_624.v1405593820.jpg

海上では、Spainが欧州方面の艦隊をかき集め海上封鎖を計ったが
数と質で負け、敢え無く敗退した。

全体チャット

Netherlands
「お?Spain海軍雑魚か?w」
Spain
「Netherlands海軍思ったより多かったんだがwww」
「待ってろよ、今世界で散らばってる艦隊集めてやるから。」
Netherlands
「なら俺から行ってやるよ。」

二人してフラグを立てあう様に、ややもほっこりした。

207337489_624.v1405593823.jpg

続く、地中海側での海戦では宣言通り
Spainが世界中からHeavy Shipを集結させてNetherlands海軍を屠った。

あまりの溶けっぷりに、隣国のOttomansのテンションが上がりまくっていたが
どうやら領土のすぐそばと合って見えているらしい。

海上では十分な働きを見せてくれたSpainだが
運悪く正当性の低い君主が即位した事もあり、そちらに陸軍リソースが割かれてついに援軍はやってこなかった。

海洋国家は反乱に苦しめられることが往々にしてあり、この辺りは仕方ないといえよう。

その間も、Netherlandsに残存していた連隊を潰しては追い掛けてを繰り返し
ついに最後の連隊を北岸に追い詰め殲滅を完遂させた。

207337491_624.v1405593827.jpg

最後のNetherlands軍を撃滅した時、もはや気力がぽっきり折れたのか
Netheralandsはだんまりを決め込んだ。

207337494_org.v1405593829.png
対象国講和内容
Netherlands旧Switzerland 4プロビを対Austria割譲
The Palatinateの独立

しばらくして、Brandenburgが必要戦勝点を稼ぎ
長らく伏線を張り巡らせてきた戦争も遂に終わりを見た。

関連動画

謎の戦争

207337496_org.v1405593832.jpg

西の方が大盛り上がりの最中、東欧の方では謎のTrade Warが発生していた。

ScandinaviaとRussiaに問い合わせても返事が無かったので
示し合わせて何かをしようとしている事だけは感じられたのだが、真意は謎である。

Ottomansにも問い合わせたが何も話を聞かされておらず心配な様子であった。

終劇

プレイ終了後、Netherlandsは今までのテンションとは打って変わって、酷く落ち込んだ様子であった。

何から何まで、すべてに絶望したような事を繰り返し口にしつつ
Great Britainとの連合体制はこれを持って終了し、Kentは返還しないと本人に口頭で伝えていた。

一方で、波に乗り遅れたプレイヤーから今頃になって問い合わせがあった。

1:1チャット

Great Britain
「すみません、Kentどうしましょう。」
Poland
「本当に返してもらえなさそうなんです? 冗談かと思ってたんですけど。」
Great Britain
「無理そうですね。」

Kentについて、本人に一応確認してみると「欲しければ力づくで奪え」と告げると同時に
Netherlandsは「AIにしばらく委託して別のゲームやるから、攻めるな」と通達して来た。

ルールに則れば、もちろんAI委託されたプレイヤー国家に攻め入ることは出来ないのだが
元々は遅刻or欠席せざるを得ない状態にあるプレイヤーに対する配慮であった為
Netherlandsプレイヤーのやろうとしている事は正直言って無かった。

全体チャット

Netherlands
「このまま次のプレイ参加しろってなっても、俺の気力は持たないし無言落ちする事は避けられない。」
「だったらAI保護使って攻められないように逃げ切りたい。」
Poland
「いや...そういうのは周りの目があるから困るんですけど。」
Netherlands
「このルール利用してたRussiaとかScandinaviaはズルくない?何度も保護受けてたんだからさ。」
Scandinavia
「え?」
Poland
「ずるいも何も、今回のマルチは人数が多くて予定の調整が難航したから、苦肉の策としてそうした訳であって悪用はして欲しくないです。」
Netherlands
「PolandもRussiaを守る為にこんな保護入れるようにルール提出して、不公平だろ。」
Poland
「私が今指摘しているのは幹事としての立場であって、Netherlandsさんが言っているのはPolandプレイヤーとしての外交の話ですよね?」
「AI委託のプレイヤー国家に関するルールは私が提出したんじゃなくて、提出されたルールを採決を取ったのが私ですからね。」
Netherlands
「またそうやってルールルールって、ルールが複雑すぎて分かり辛いんだよ。」
Poland
「ゲーム開始時にルールをポンポン付け加えたのはNetherlandsさんですけどね、公開・非公開ルールとかもまさにそれですし。」

何かに八つ当たりをしたい気持ちは伝わってきたが、筆者ではもはや受け止めきれる程の精神的余裕は無かった。

現に他の参加者が言うには、この時の筆者はもはや疲れ果てていたように見えていたらしい。

幹事とPolandプレイヤーの立場を混同した批判を受けたり
秩序を訴えかけても無視を決め込まれるか、あるいは怒鳴り散らされ委縮せざるを得なかった。

Bremenを巡る戦争は確かにNetherlandsへの復讐としては十分役割を果たしたが
これより後に起きた出来事を鑑みた時、今までの出来事はPolandが暗黒面に落ちていく序章に過ぎず
ブレーメン戦争はその分岐点に過ぎなかった。

似た者同士

公開VCからほとんどのメンバーが去った後、Poland/Ming/Netherlands/Hindustanだけが居残った。

Netherlandsは未だにマルチについて文句を垂れ流しており
MingとHindustanに慰められていた。

全体チャット

Ming
「私はNetherlandsさんの言っていた事も正しいと思いますけどね。」
「ルール多すぎて、こんなの覚えていられませんよ。条約の公開・非公開に触れた部分とか、正直なんであるのか分からないです。」
Netherlands
「だよな、今回はルールがどんどん追加されて、訳分からない所でルール守れとか言われて萎えた。」
Hindustan
「でも公開・非公開って、前のマルチで***さんに怒られたからNetherlandsが付けたいって言ってたやん。」
Netherlands
「へ?俺そんな事言ったっけ。」
Poland
「自分で提案したルール位覚えましょうよw」

実際、ルール全6綱目の内の3綱目は
Netherlandsが要望を出して成立した物であったのだが、もはやそんな事は覚えていない様子であった。

しばらくして、話題はブレーメン戦争に移った。

全体チャット

Netherlands
「結局、今回の戦争も俺が周りに喧嘩売り過ぎて敵に囲まれて自爆した感じだしさ。いつかこうなるとは思ってたんだよ。」
Ming
「私はNetherlandsさんがHRE戦争で見せたあの姿を見て、今でも尊敬していますよ。」
Netherlands
「今思ってみたら、HRE戦争の時が最高に楽しかったな。」
「まさか3:5で勝てるとか思って無かったよ。常勝Polandも大したことないなと思ったしよ。」
Poland
「あれは歩調が合わな過ぎて萎えました。 開戦もズレにズレて10年以上も先延ばしになりましたしね。」
Ming
「Netherlandsさん、頼みますからAIに委託せずにそのままプレイ続けましょうよ。」
「私はHRE戦争の時に見せたNetherlandsさんのあの輝きの再来を、もう一度見たいんですよ。」
Netherlands
「俺もやりたいんだけど、今続けても攻め滅ぼされるだけな気がするんだよね。」
Ming
「それなら皆に呼びかけてOttomansに攻めましょうよ、Polandさんも一緒に。」
Poland
「え?前も言ったと思いますが、Ottomansを攻める気無いですよ。」
Ming
「私は包囲網組まれた時の恨みをまだ晴らしたいと思ってますし、PolandさんもCrimeaまだ欲しいですよね?」
Poland
「いえ...まぁ考えておきます程度には。ただ、このままマルチ終了日迎えても構いませんね。」
Netherlands
「今回のマルチはMingさんとか俺に対する包囲網とか、意味わかんない時に包囲網が発生してつまらない。」
Hindustan
「MingさんのはRussia包囲網の仕返しで、Netherlandsさんのは自分で穴掘って埋まった感があるんですけどそれは。」
Poland
「私から見ると、外交不足ですけどね。MingさんもSpainさんと繋がっていれば別の未来があったんじゃないかな。」
Ming
「一瞬Spainとつながる事も考えたんですけど、SpainがOttomansと揉めそうって時に私にチャットが大量に届いたんですよ。」
「それまで全くチャット送ってこなかったのに、ピンチになってチャットが大量に来てクッソ面白かった。」
Netherlands
「Spainはなんだかんだで分かりやすい奴だからな。」
「Mingさんにしても俺にしても、過剰拡大しすぎて自滅するあたり、良く似てるんだよな...w」
Ming
「私も、中央アジア統一しようとした当たりで周りから反感買ってるのを察して手を引くべきだったんでしょうね。」
Netherlands
「MingさんはまだSpainと脈あると思うよ。」
「SpainとMingについて話してた時、ちょっと気に食わない部分があるってだけで、そこさえ直せば仲良くなれるはず。」
「それとさ、Ottomansやっぱ攻めない?俺今回のOttomansにかなりイラついてるんだよね。」
「ブレーメン戦争の時にチャット送ったのに拒否られたのには切れそうになった。」

筆者から見ても、この二人は似てるなと思える所はあった。

HRE戦争後のNetherlandsが口にしていた理不尽極まりない言葉の数々は思い出したくないレベルの代物であったのだが
Mingプレイヤーからは輝かしき論戦における勝利として記録されているようで、価値観が違い過ぎると感じさせられた。

その後も、NetherlandsとMingは、親Ottomans派のHindustanばかりかPolandという不確定要素が居るにも拘らず
平然とOttomans攻めについてどこと手を結ぶべきか等の方針について談じていた。

この二人には機密外交というステージは存在しないのか...。

筆者はリーク否定派の人間なので、その点加味して判断したのかもしれないが
居合わせたHindustanは盟友の危機を放置する訳もなく、Ottomansに通報をした。

やり場のない怒り

Hindustanからのリークを受けとったOttomansは逆上し、すぐさま対抗同盟が呼びかけられた。

その事をHindustanがNetherlandsに暴露すると
当然Netherlandsは怒りを露わにして、場は荒れに荒れた。

ルール無し・リーク無し・ゲーム内時間内外交オンリー・ロースペックお断りなどなど
凄まじい勢いで文言を羅列して既存のマルチを壊して新しいマルチグループを打ち立てるべきと
大演説を繰り返すNetherlandsであったが、自分本位過ぎてついていけず適当に相槌を打ってその場を後にした。

しばらくして、Netherlandsは自分の感情を抑えられなくなったのか、
他のメンバーが居る時間に再び同じ話題を振っていた。

全体チャット

Netherlands
「もうSkypeやめない?このゲームSkypeのせいで詰まらなくなってる。何だよ外交ってもうゲームシステムでやらせろよ。」
Spain
「タイマンしたとかいう気持ちもわかるけど、外交を否定するならシングルやってろよとは思う。」
「実際にこの時代では、小さな衝突でも火がつくと欧州の半分を巻き込む戦争になることはよくあるし。」
「むしろ当事国同士だけで遂行された戦争があるのかどうか疑うレベル。」
「文明の発達とともに安全保障の考え方が根付いてきているだけでしょ。」
「更に言うならちゃんと外交で根回しすればタイマンに持ち込むことは決して難しくないよ。」
Ottomans
「やっぱり外交あってこそのマルチですからね、Spainさんと同じ意見です。」
Spain
「英語でいいならゲーム内で話すけど。」
Hindustan
「じゃあ俺ヒンドゥー語使うから。」
Netherlands
「有りもしないリークは横行するわ、モラル無さ過ぎていやだわ。」
Hindustan
「僕が非難された気がした。」
Netherlands
「外交はゲーム内時間のみとかにしたい。」
「それ以外で相手を嵌めようとしておかしな国が急に叩いたりとかよそうも出来んわ、もっと手軽にやりたい。」
Hindustan
「さっきから言ってることが支離滅裂だぞ ちょっと考え整理してからでも大丈夫。」
Netherlands
「悪いけどさHindustanのわけわからんリークで萎えたんだわ、今回はabandonだわ。」

MingプレイヤーもHindustanのリークについて必死で抗議、糾弾を行っていたが同調する動きは無く
筆者が「親Ottomans派の前で計画を練っていた時点でお察し」と指摘しておいた。

そもそも、リークを巡っては外交の一環とみなされているので
プレイヤー間の評価には悪影響を及ぼすだろうけれど、ルール上は不問とされている。

何より極上の皮肉と感じたのは、Netherlandsプレイヤーに喋った事が数時間後には殆どのプレイヤーが知ると言われる程に
口の緩さで有名であり、自分で自分を批判しているような状態であった。

突拍子もなく暴れ狂う様に回りも何が何だかわからないようで、各所からお問い合わせがあったが
提案者の言っている事とやって来たことが矛盾していて説明に困ってしまった。

冬来たる

余暇を楽しんでいる最中、とあるプレイヤーからMingに関する密告があった。

話によると、MingはManchuに国を変えるのに際して"えげつない事"をしていたというのだ。

より具体的に触れると、以下の通りである。

1.Mingとしてゲームスタート
2.大量の借金をする→資金をMalayaに渡す→破産する→大量の借金を(ry
3.同時並行でManchuにMingプロビを売りまくる(コアが無くても買い取ってくれる
4.「反乱がやばいので、皆さん助けて下さい。」と各国に支援を要請する。
5.「PCが不調なので入り直します。」→リホスト
6.Manchuに入る
7.西洋化ボタンを押す
8.「まだ安定化しないので、もう一度入り直します。」→リホスト
9.Mingに入る
10.2~4の繰り返し

主題のブレーメン戦争の内容がおろそかにならないように省いていたが
今回のプレイ中に7回のリホストが生じた。

Netherlandsのそれも合わせると、合計で3回も人為的にリホストが引き起こされたことになる。

Mingプレイヤーはスペックを理由に欠席をせざるを得なくなったり
不調故に節々で申し訳ない事を陳謝していたのをよく目にしていたので
筆者は気遣って開始前チェック等を行っていた。

そうした配慮を逆手に取った行為を耳にしたとき、思わず脱力してしまった。

現に、「PCを再起動してくる」と言いながら3分足らずでゲーム退出からゲーム入室まで掛からなかったことに対して
「調子いいのか早かったね」等と他のメンツにツッコミを入れられていた。

この話を聞かされて唯でさえ気が滅入っていたにも関わらず、話題は破産の事に移った。

破産については、NetherlandsとHREが揉めに揉めている最中に
Mingから「破産するから、反乱鎮圧をお願いします。」といった具合の長文が送られてきていた。

真意を確認せず、てっきりMingを破産させた後にManchuに乗り換えて
Mingを殴っていくのかなと勘違いして、筆者はこれを了としてしまっていた。

しかし、蓋を開けてみれば聞かされてなかった金策の手段にそれは用いられており
送り先も回数も違う破産テクニックは、筆者が記録していたのは7回で多くて10回以上見たというプレイヤーも居た。

この時になって初めて筆者は、現行ルールが性善説に基づいて組み上げられている事を実感した。

今まで問題が表面化しなかった背景には、もちろん公平なプレイを志そうという
暗黙の了解があってこそだったのだろうが、主観的にどれが公平な行為か分からないというプレイヤーも少なからずいるのも確かだ。

完全に自信を失っていた筆者は、何名かのプレイヤーにどう処すべきか聞いて回ることにした。

「次やったら追放レベル」「チート紛いの行為なので注意してほしい」などの意見が寄せられる中で驚いたのは
Mingの反乱鎮圧に乗り出していたPoland/Ottomans/Russia/Malayaの中で今回の真相を知っていたのはMalayaだけで
他の3ヵ国は訳も分からず反乱鎮圧に従事していたという事実が発覚したのだ。

筆者は考える事を止めた。

現状ではプレイヤーと幹事という立場を混同されて十分な裁可を下せる気がしなかったので
マルチ最終日にまとめて指摘する事にした。

Poland
「寒い時代だと思わんかね...。」

掛け合い!HRE劇場 第九話 ARBEIT MACHT FREI

ブレーメン戦争後、HREは世界的に見て唯一無比の勢力を誇っていた。

207337498_624.v1405593834.png

かつて、HRE戦争を機に窮地に追い込まれたが
なんやかんやで荒波を乗り切りやっとここまでたどり着いた。

情勢がガラっと変わるであろうこの時期に、3ヵ国はアナライズして回るのであった。

207337503_624.v1405593837.png

HREチャット

Austria
「Austriaに尻尾が生えた。」
Brandenburg
「フハハハハもっと伸びるがいい。」
Austria
「Switzerlandってとっていいかな?」
Poland
「陸軍第三位!」
Austria
「HREって巨大なはずなのにイマイチ強くない。」
「そういや、Franceさんは結局来なかったですね。」
Poland
「同盟切ってもらっただけでも前進かと。」
Brandenburg
「戦争前はそこの点から結構疑ってましたからねw」
「今後がどうなるかな。」
Austria
「Great Britainさんもようわからんね。」
Brandenburg
「ようわからんねー。」
Austria
「今すぐ行けば軍いないから取り返せそうなのに。」
Brandenburg
「でも海軍はまだ結構あるかな。」
Austria
「Great Britainさんも海軍国家だし。」

今までは隣国の顔色を窺ってから行動する事を強いられてきたが
最早、遠慮は無用である。

Netherlands亡き後、その余す力は何処へ向かうのか。

そんな折り、皇帝陛下の意外な生態が暴露された。

HREチャット

Austria
「私はバイト中である。」
Poland
「皇帝陛下がアルバイト...だと...!」
Austria
「HRE内の財政難を解消すべく働いているでござる。」
Poland
「さすが閣下!」
「指導者自ら勤労の素晴らしさを世に知らしめるおつもりですね。」
「これで月曜日から20時間労働してもコワクナイコワクナイ。」
Austria
「20時間労働とか21世紀の皇帝にはワカラナイ(°_°)」
Brandenburg
「陛下の労働によって帝国が支えられているのですな…。」

やはりドイツ系民族は勤労をこよなく愛すようだ。

どうでもいい話だが、Polandの諸侯ロールプレイも始めた時は
ノリでポイポイ口にしていた部分があったが、この頃になると心の底から皇帝陛下と慕っていた。

外交に毒され過ぎずも腐っても居らず、他のプレイヤーと比べて純粋過ぎて
何かと支えたくなるタイプの人間なのだと思う。

ダメな上司に大量の腹心が付く"アレ"なパターン
例を挙げると劉備とか小田氏治みたいな、大体そんな感じ。

中間職(ミッドランド)はつらいよ


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