中間職(ミッドランド)はつらいよ

1660年の世界情勢

225291838_624.v1437202543.jpg

盟主戦

プレイ終了後、France/Ottomans双方から参戦の申し出が寄せられた。

France側についた場合、Polandが最前線になるのは間違いないが
一国の陸海保有戦力で勝っているのは明らかだ。

Ottomans側には、盟主と国境を接しており、連携がとりやすいというメリットがあるのだが
資金調達能力など、全体的な国力もFranceに負けていた*1事から
金融支援を前面に出した勧誘が難しいように思えた。

二ヵ国から寄せられた申し出を一度保留にし、しばらく様子を見ることにした。

正教の波

France/Ottomansは各国に参戦要請を送っているようで
当然隣国のBrandeburg/Austria/Russiaにも寄せられていた。

三ヵ国ともPolandと国境を接している事から
どう動くのか問い合わせを受けた。

――――――――――――――――――――1:1チャット――――――――――――――――――――

Russia
「Polandさんはどうされます?」
Poland
「立地条件的に、Ottomans陣営につこうかと考えています。」
Russia
「私も恩があるし、Ottomansさんにつこうかなー。」
「Polandさんがそっちに付くなら付いていきますよ。同じ正教仲間としてねw」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

RussiaはPolandと行動を共にするようだ。

225291840_624.v1437202546.png

国土を東西にまたがるRussiaが仲間とあれば、心強い限りである。

国力的には、さして美味しい土地も手に入れられていなかったことから成長具合は芳しくなかったものの
中央アジアを北部で打通しているその立地は、Qingと連携した場合には有効となりそうだ。

Germany/Austriaからも、動向について問われたが
この際、離散覚悟で各個で外交をしようという事でまとまった。

――――――――――――――――――――1:1チャット――――――――――――――――――――

Germany
「その際、Polandさんとは敵になってしまうかもしれませんが...w」
Poland
「私はたぶん、Ottomans側かなぁー。」
Austria
「僕はなんでもいいです。あるとしたらOttomansさんに攻められなかったときの恩かな。」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

225291841_624.v1437202548.png

Germanyは、Netharlandsと決着(?)を付けたいらしく、彼とは反対の陣営に加わるつもりだと明かした。

Netharlandsの動向についてPolandが知る由もなく、場合によってはGermanyと戦う事にもなるだろう。

Spainの動向

個人的に気になっていたのがSpainの方針である。

盟主戦における主将を降りたSpainではあったが、Polandの中では実質的な盟主は彼であると考えていた。

この時のSpainは国力*2でFranceをやや上回っており、軍事的影響力は大きい。

味方に居れば心強いのだけれども
敵方に回る事で歯ごたえのある最終戦争を味わいたいと感じていた。

各陣営の概要を聞こうと話掛けてみたところ、Franceからは応答が無く
それとは対照的に、Ottomansからは猛烈な勧誘が続けられていた。

この時点で、なんとなくではあるが、熱意の差を感じていた為か
心情はOttomans側に傾き始めていた。

何か不都合な事象があれば、陣営を乗り換える事も出来ると直前の話し合いでも挙がっていたので
とりあえず、Ottomans側で参戦する方向で調整を始めた。

無条件で加入するのでは、面白くないと考え、条件を付け加える。

条件は、以下の通りだ。

 1.Ottomans陣営にScandinavia/Hindustan/Malayaの参戦が確約されている
 2.Germany/Austria/Polandに1000Dずつ支給する
 3.Spainが陣営に加わっていない

[1.]の項は、OttomansとQingは相容れないと考え
戦場は欧州だけでなくアジアでも発生するだろうことから、Hindustan/Malayaのいずれかの参戦は必須だろう。

Scandinaviaについては、連れ添ってくれると言っているRussiaが
前線になることに不安があると口にしていたので、出来ればそうならない方向で持って行きたかった。

[2.]の支給については、今まで行動を共にしてきた他の二ヶ国に餞別として何かしてやれないかと考え
Ottomansに負担がない程度に願い出た分である。*3

[3.]は既に触れた通りだ。

驚くべき事に、OttomansにScandinavia/Hindustan/Malayaの三ヶ国を味方につけていると語り、Polandの心は揺らいだ。

一方で、SpainもまたOttomans側に加わっているという話も聞き
さすがに戦力差が酷いと、France側に加わる事をOttomansへ報告した。

丁度、Franceからの返事が返ってきたところでもあったので
陣営に加わりたいという趣旨を伝え、加入が承認された。

225291842_624.v1437202552.png

France陣営に加わりチャットへ参加すると、Germany/Austria/Netherlands/Qing/Great Britainsの姿が既にあった。

これで一息つけると思った矢先、Ottomansから再度勧誘が寄せられた。

――――――――――――――――――――1:1チャット――――――――――――――――――――

Ottomans
「SpainさんがFrance側につくようです。」
Poland
「えええええええええええええええええええええええええ」
「もう参加表明をしてしまいました...。」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

225291844_624.v1437202554.png

奇しくもHREが再度集結する形となりテンションが上がったのもつかの間
Ottomansからの報告と同時に、Malaya/Spainがチャットに参加する。

え...戦力差やばくない?

この時点でFrance陣営は、France/Netherlands/Spain/Qing/Malaya/Austria/Germany/Poland/Russia/Great Britainsの編成で
Ottomansサイドは、良くてその他という構図なのだろう。

Ottomans側のランドパワーが実質的に1ヶ国である事を考えると、相当アンバランスな形だ。

さすがにこれは「うーん」と感じ、Franceに事情を説明した上でOttomans陣営に加わる事を決めた。

二重スパイ

225291847_624.v1437202558.png

驚くべき事にOttomans陣営にもまたNetherlands/Malaya/Qing/Great Britainsの姿があった。

スパイか何かを企んでいるのだろうと考えOttomansに彼らをFrance陣営でも見かけたと伝え
あまりおおっぴらに作戦などは話さない方がいいと助言しておいた。

Ottomansが水面下で交渉を続けて居た
Germanyの説得に成功したと、陣営チャットで報告が寄せられた。

両陣営に参加表明している国は一体どっちのカウントに入れればいいのか分からない。

Qingがしきりに作戦について問い合わせを寄せていたが
Ottomansはそれに取り合おうとはしていなかった。

しばらくして、決心を固めた(?)と思しき発言と共にQing/MalayaがFrance陣営に付くと表明した。

――――――――――――――――――――Ottomans陣営チャット――――――――――――――――――――

Qing
「現状Ottomans陣営が有利すぎるのでQing皇帝とMalaya皇帝はFrance側に移ろうと思います。」
Malaya
「すみませんね。」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

その発言に釣られるように、NetherlandsもFrance陣営入りを表明。

これまでの敗北の歴史に終止符を打たんとするメッセージを残し、消えていった。

――――――――――――――――――――Ottomans陣営チャット――――――――――――――――――――

Netherlands
「私とQingは協力体制にあります。外交敗北した者同士での同盟です。」
「私は外交勝利を続けるOttomansに外交敗北させたいと考えてきました。」
「それと今回France側についたのは、OttomansのEU解体主導の発言です。」
「では失礼。」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

225291849_624.v1437202560.png

Netherlandsが敵方に回ったのと同時に
HREチャットでAustriaがFrance陣営に留まるべきか迷っているという話題を切り出した。

AustriaもGermanyと同じで、思うところがある様子だ。

Ottomansから勧誘が続けられていた事もあり、こころが揺らいで居ると明かすAustria。

なんとなくではあるが、旧敵国と一緒の陣営はいやだと言う雰囲気が漂っていたので
「こっちなら居ないよ」という超適当な勧誘を行ったところ、あっさりと寝返った。

225291850_624.v1437202564.png

Great Britainの立ち位置は、未だに定まっていないように思えた。

Austriaは、Ottomans側に鞍替えする事を表明し
ヨーロッパ方面の戦線は磐石な物となった。

対して、海洋国家は、軒並みFrance側に参加している事から
制海権の保持は難しいだろう。

下準備

外交戦があらかた終わったことが確認されたうえで、最終日のプレイは開始された。

Russia/Netherlandsは開始までにセーブの確認をしていなかったらしく
国力の低さに落胆していた。

あまりの惨状に「前回のプレイ時に参加するべきだった」と悔やむNetherlandsであったが
時間は戻ってはくれない。

Ottomans陣営チャットでは、OttomansがEspionage Ideaを持つPolandに偵察の任が課せられ
諸地域の軍量分布図をSSにして配布を行った。

その情報情報を元に、Ottomansが作戦を組み立てる。

そんな折、不安になる問い合わせが寄せられた。

――――――――――――――――――――1:1チャット――――――――――――――――――――

Great Britain
「Polandさん、どっちが勝つと思います?」
「たぶん、それが分かるのはスパイを持っている国だけですね。」
「今、すごくどっちにつこうか迷ってますね。」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

どうやら、Great Britainは未だに陣営を決めあぐねているようだ。

どちらの陣営が勝つかを誰かと相談し合おうにも、流動的な外交状態ではそうは行かないし
直球極まりないこの質問を盟主を寄せたところで「最強の陣営へようこそ」等としか帰って来ないと判断したのだろう。

そうした紆余曲折へて、なんとなく情報持ってそう*4なPolandに質問を寄せたといったところか。

――――――――――――――――――――1:1チャット――――――――――――――――――――

Poland
「折角ですし、こちらで戦いましょう!」
Great Britain
「Spain海軍っていくらいます?」
Poland
「Heavy Ship100隻ですね。」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

敵方に海洋国家のNetherlands/Spain/Malayaと、陸海精強なFranceがいる時点で制海権は敵にある事は明白だった。

島国のGreat Britainからすれば、双方の海上戦力がどれほどのものかを事前に知っておき
安全保障が確保できる方に靡くつもりなのかもしれない。

――――――――――――――――――――Ottomans陣営チャット――――――――――――――――――――

Great Britain
「すみません、今何故かどちらのチャットにもいるのですが、まだ陣営を決めかねています。」
Hindustan
「おっとう」
Austria
「もう時間無いですよw」
Great Britain
「ここで知りえた情報はかりに向こうに行ったとしても、流しません。」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

なんとも不穏な流れである。

続けて、Spainからも陣営戦の問い合わせが送られてきた。

うちは一加盟員なんですけど...。

――――――――――――――――――――1:1チャット――――――――――――――――――――

Spain
「バランス悪過ぎない?こっち4人よ。」
Poland
「France/Spain/Netherlands/Great Britain/Qing/Malaya/じゃないんですか?」
Spain
「5人だった。Netherlandsは違うらしい。」
Polands
「え!?こっちにも居ませんね...。」
Spain
「なんだあいつw」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

あちらのチャットは大分混乱しているようだ。

差し詰め、Great Britainが迷っている理由は
自分が抜けるとFrance陣営が4人になってしまうと思ったからなのだろう。

――――――――――――――――――――1:1チャット――――――――――――――――――――

Spain
「今来たわw Great Britainはそっちだってよw」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

知らないところでゴタゴタが起きている。

Spainから寄せられた情報よりやや遅れて、Ottomans陣営チャットにて
Great Britainは自身の立場について決断したと発表した。

――――――――――――――――――――Ottomans陣営チャット――――――――――――――――――――

Great Britain
「今向こうと袂を分かちました。」
Hindustan
「おっ」
Great Britain
「絶対勝たないと。」
Hindustan
「じゃあIndia帝国としてGreat Britainの傘下に入ります。」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

土壇場での参加表明であったが、今度こそ陣営構図は固まった。

1670年に差し掛かり、VCを陣営ごとに分ける運びとなったのだが
唐突にNetherlandsが憤怒した。

――――――――――――――――――――Ottomans陣営チャット――――――――――――――――――――

Netherlands
「は?Great Britainはそうやって裏切るのか?」
「陣営二つも掛け持ちして情報集めた後、自分に有利な方に参加するとか卑怯だろ。」
「この前の戦争の時も俺を見捨てたし、お前常識ってのがないのかよ。」
「そうやって自分のことだけ考えてバランスを壊しt...。」
Spain
「はいはい、いい加減にしておけよ。さっさと陣営別に移動するぞ。」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

225291851_624.v1437202568.png

なだめるSpainを余所にまだまだ続きそうな雰囲気だったので、陣営別VCへ強制的に移動をさせた。

個人にヘイトが行かないための陣営戦のはずが、これでは元も子もない。

実はこの構図、奇しくも100年前にIFで画策した通りの陣営構造なのだ。

あの時からこうなる運命にあったのかもしれない。

最終戦争

執筆中...。

中間職(ミッドランド)はつらいよ


*1 Alexandria Trade Nodeの富をFranceが吸っていた
*2 軍の質では劣るものの
*3 この時のPoland月間収入は+21D程度だったので、1000Dでも大金だった
*4 (子並感

トップ   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS