各国戦略

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概要

マゾフシェはその名の通りマゾ向けのポーランドの属国です。史実では1138年にポーランドが分裂してできた公国で、1518年に再統合されました。
通常、何もしなければポーランドに外交併合されてGGされてしまう国家ですが、彼らに反旗を翻して逆にポーランドになることも可能です。
このページでは、初期の生存政策である【ポーランドを撃破してポーランドになる】=【実績:Back to the Piast】の達成までを取り扱うことにします。
おことわり:マゾフシェは英語で言うとmazoviaですが、日本ではマゾフシェで通っていますのでこちらで統一させていただきます。ご了承ください。
参考:マゾフシェ

実績:Back to the Piast

マゾフシェかシレジアでポーランドに変態する(ピャスト朝の維持は必要ではない)。
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ナショナルアイデア

伝統:陸軍扶養限界+20%、騎兵戦闘力+10%
①:威信+1/年
②:要塞防御+20%
③:外交枠+1
④:騎兵コスト-10%
⑤:安定度コスト-10%
⑥:正統性+1/年
⑦:州からの交易力+25%
宿願:不穏度-1

伝統に陸軍扶養限界+20%があるのが一番の魅力です。また騎兵戦闘力が最初から+10%されているので、お金に余裕があれば少し多めに揃えたいところです。

セットアップ

まず大前提として以下の条件を整えてください。
・ポーランドのライバル指定がボヘミアとハンガリー
・ボヘミアとハンガリーがポーランドをライバルに指定している
・ボヘミアとハンガリーから独立支援をもらう

これが最低条件です。よくボヘミアの外交枠が埋まってしまって独立支援/Support Independenceが貰えなくなりますが、一応解決方法はあります。
ボヘミアがシレジアを外交併合した時点で速攻ボヘミアに独立支援を取り付けましょう。関係改善でOpinionをあげていたら問題なくいけます。

その他のセットアップはこちら
・各種君主点+1特権(軍事点優先)
・直轄領売却で小銭稼ぎ
・クラクフに商人派遣+共同体任務  ←一刻も早くボヘミアから独立支援を取り付けるため
・徴兵はしない+要塞のモスボール  ←金の節約だが要塞撤去はしない
・陸軍維持費は最低まで下げておく  ←↲
・ポーランドと婚姻+軽蔑的侮辱   ←婚姻はpiast朝を断絶させないためで、侮辱は独立支援をもらうためのお祈り
・安定度は独立戦争+小技が終わるまで上げない  ←統治点の節約。小技は後程
・ハンガリーとボヘミアに関係改善  ←独立支援を取り付けたらチュートンに派遣すること
・ナショナルフォーカスは軍事一択  ←絶対に軍質的優位を相手に取らせない!!

チュートン騎士団はどうするのか?

チュートンは開始時点でポーランドと1450/1/1まで停戦を敷いています。ポーランドとほぼ確実に相互ライバルになるのに使えない奴ですね。
……と勘違いしてはいけません展開次第では普通に使えます。彼が味方になるかどうかはモルダヴィア次第となります。

モルダヴィアの行方

ご存知の方も多いでしょうが、モルダヴィアはロマン簒奪イベントによりポーランドの辺境伯になるかハンガリーの辺境伯になるか(もしくは独立維持か)変わります。
これはつまり、敵になるか味方になるかわからないということであり、モルダヴィアの行方が実績達成のかじ取りを決めるのです。
ですので、ハンガリー辺境伯ルートとポーランド辺境伯ルートで分ける必要があります。
いずれにせよ、蜂起タイミングはまだここではないでしょう。

A:ハンガリー辺境伯ルート

この場合、ロマンイベント発生後に独立戦争を仕掛けたら自国の戦力はマゾフシェ、ボヘミア+シレジア、ハンガリー+モルダヴィアとなり、敵国の戦力は恐らくポリ連合+同盟1か国程度となるでしょう。
しかしこれでもやや優勢か互角程度であり、ぶっちゃけ勝つまでにかなりの時間がかかり戦力も消耗します。
そのうえ、プロシア連合イベントでダンツィヒ蜂起+ポーランド同盟締結からのダンツィヒ防衛参戦という流れも普通にあります。
ですので、このルートの正しい宣戦布告タイミングはプロシアイベントを起こさせないタイミングとなります。これについては後述。

B:ポーランド辺境伯ルート

少々不安定なルートですがまだ焦る時間ではありません。このゲームにはLD/独立欲求というものがあります。自国より属国の合計戦力が大きければLDが跳ね上がり、属国が蜂起することもザラにあります。
つまり、このルートでは自分以外の属国を如何にして独立戦争に誘うかというのが焦点となります。

運命の1450

1450年にチュートン騎士団とポーランドとの停戦が明け、プロシア連合のイベントが発生しうる状況になります。AルートとBルートでは、このイベントを発生させるかどうかがカギとなります。
Aルートの場合ではこの時点までに徴兵を少なくとも9連隊になるまでは済ませておく必要があります。
Bルートの場合は展開次第で再走を考慮しましょう。また、チュートン戦終結までに11連隊ほど雇いモルダヴィアとの関係を改善しておきましょう。
またどちらのルートでも独立戦争をしている間はポーランドにスパイを派遣し要塞攻囲力を上げましょう。

A1:チュートンの支援と独立戦争

チュートンとポーランドの停戦明けを狙って独立支援を貰い、速攻で独立戦争を仕掛けます。下準備として以下のことを完了させてください。
・1449/12までに外交官2名をフリーにしておく
・1449/12までに保有連隊を9連隊以上にする  ←陸軍扶養限界までにするということ
・1450/1/1にチュートン騎士団に独立支援要求
・同日、汎用ミッション「扶養限界の確立/Build to Force Limit」を達成、陸軍士気+5%
・1450/1/2にポーランドに宣戦布告、安定度-3へ
・殺れ
恐らくここまでやれば普通に勝てます。最低限の注意として2点あげておきます。1つは自国陸軍を間違っても殲滅されないこと。もう1つは講和会議時にマゾフシェはポーランド領を取らないこと

A2:講和会議とその後

何故マゾフシェは領土獲得しないのかというと、ハンガリーとボヘミア(とチュートン)の好感/favorを稼ぎ、信頼/trustを損なわないためです。
第二次ポーランド=マゾフシェ戦争を起こそうにも、独立して領土をちょっと掠め取った程度のマゾフシェではまだポーランドに太刀打ちできません。
ですのでその時点でもまだ同盟国と共に袋叩きにする必要があるのですが、なるべく信頼を維持させてその時にも参戦させたいのです。
ちんたらしてると南のオスマンがやってきたり、ハンガリーがオーストリアの同君下位になるかもしれません。ですので、独立戦争時はしょっぱい領土割譲はしない方がいいのです。
また、チュートンとハンガリーにはいくつかの実績に不要な領土をあげましょう。チュートンにはドブジニ周辺、ハンガリーにはノヴィ・ソンチをあげれば、次の戦争も呼べるでしょう。
講和の具体的な優先順位は独立承認>同盟国に土地(信頼が下がらない程度)>金銭要求(搾れるだけ)で、100点講和を叩き込みましょう。
経済を崩壊させれば、恐らくポーランドは軍隊を展開できず、リトアニアと共に複数の反乱軍と数年は戯れていることでしょう。運が良ければリトアニアとの同君が外れます。

B:1プロシア蜂起とモルダヴィア懐柔

プロシア連合イベントを発生させ、チュートン騎士団を倒します。変なことが起きない限りチュートン領土はほぼダンツィヒのものになるでしょう。(やや不安定)
さて、この時点でポーランドは同君下位のリトアニア、マゾフシェ、デカくなったダンツィヒ、多分辺境伯を剥がされて激おこのモルダヴィアとなるはずです。
この時点でモルダヴィアはLDが50をオーバーする可能性があります。チュートン戦で自国の軍隊を傷つけさせず、また11連隊ほど雇いカサ増ししましょう。
もし同盟を結べそうならすぐに結びましょう。ポーランドがいつ辺境伯の称号をモルダヴィアに戻すかわかりません。戻された場合、モルダヴィアの懐柔はほぼ不可能になり再走になります。

B:2ダンツィヒを懐柔するかどうか

運よくモルダヴィアと独立同盟を結べた場合、判断に困るのがダンツィヒです。真上にポーランドの属国があるのですから、安全保障上非常にアブナイ。
筆者としましては、ダンツィヒもポーランドの停戦期間5年を待ち独立同盟に誘うべきだと考えます。
実質この時点でのポーランド戦力はポーランド+リトアニア+ダンツィヒ+同盟1国となり、こちらはマゾ+ボヘミア(シレジアは多分併合されている)+ハンガリー+モルダヴィアです。
これではAルートのチュートンを誘う前より悪い状態です。特にポーランドリトアニアはネックのゲーム開始時点での人的資源も回復している頃でしょう。この時点での蜂起は厳しいものがあります。
ただ、ダンツィヒのLDも40%代にはなるのですが、ポーランドが何かしらの反乱鎮圧などで陸軍保有度を一時的に下げてくれない限り50%を超えることは難しいです。
そこはもう祈るほかありませんが、一応能動的に何とかできなくもないです。この時点ではポーランドの属国である自国に反乱軍を沸せてポーランドの陸軍を削ります。
飛び地のヘウムに維持費0の宣教師を派遣してハールィチ・ヴォルイーニの反乱軍を沸せたり、階級の忠誠度/Loyaltyを下げたうえで土地を剥がして反乱軍を蜂起させます。自国も荒れます。
何はともあれ、独立支援や同盟関係の構築を行い独立戦争を仕掛け勝ったのであれば、A2と同じように講和会議を開きましょう。

独立後の小技

独立戦争時に負った戦争疲弊度と安定度-3を一瞬で0にする方法があります。それは反乱軍を蜂起させて相手に屈服することです。
まず、お手頃なプロヴィンスに反乱軍(要注意団体あり)を蜂起させます。要塞もモスポールしつつ占領させます。最後に無条件で要求をのみます。
これにて戦争疲弊と安定度が0になります。なお、反乱管理タブから手動で要求をのむボタンをクリックしても意味がありません。
ちゃんと自国を黒塗りさせて反乱を完了させてください。

要注意団体

以下は指定暴力団組織なので蜂起させないでください。
・ポーランドの有力貴族
こいつは自国の政体をあの『選挙君主制に固定』するやべーやつです。こんなもんに反乱成功されたら最悪Piast朝が消えてすっきりと実績解除できなくなります。やめましょう。

第二次ポーランド=マゾフシェ戦争

反ポーランドの同盟国と共にもう一度呼び出し袋叩きにしましょう。停戦期間中の約15年で、必要領土に請求権を張り付けておきましょう。
ここでの切り取り方なのですが、チュートン、ハンガリー、ボヘミアの3国が必ず参戦してくれるとは限らないので、特にボヘミアやハンガリーに必要領土を取られないように切り取りましょう。
ポズナニ、カリシュ、シェラツ、クラクフ、サンドミェシュ、ウェンチゥツァの6つのうち、どこを先に取るか考えましょう。
第二次では金銭よりも領土を多くとる方が好ましいですが、ポーランドを敵視している国家が必要領土を掠め取る心配がないのならば、領土と金銭をバランスよくとるのもよいでしょう。
この時点で君主能力によってはナショナルフォーカスを統治に変えて、コア化をスムーズに行うのもよいでしょう。
ボヘミア(シレジア)に接するように割譲させて、HREに加盟するのもよいでしょう。
ここで勝てればもう実績は目の前です。変に領土を掠め取られてもぶっちゃけ何とかなります。頑張ってください。

ハールィチ・ヴォルイーニの属国開放について

筆者は第二次の時点ではまだ必要ないと判断します。この国の属国開放の利点は、東部ポーランド=リトアニア間の領土を効率よく集められるからです。
しかし、実績で必要なのはどちらかといえば西部ですので、属国開放して領土を返還させている隙に、別の国家に必要領土をがっつりかすめ取られる方がしんどいです。
特にハンガリーやボヘミアは皇帝オーストリアとしばしば同盟を組んでいますから、わざわざ釣りだし宣戦を駆使しなければロクに回収もできません。
第二次の時点で必要領土を全部かっさらうことは出来ないと思いますので、第三次戦争時にでも解放してあげればよいでしょう。

その後

一流のマゾになりポーランドをくっころすれば見事、攻めのポーランドに変態できます。これが有名な攻守交代展開ですね。
予想されるこの後の展開は、恐らくモスクワにぐちゃぐちゃにされたリトアニアを保護したり、ルーシ国家を再統合したり、チュートン/ダンツィヒをかっさらったデンマ*1、ブラ*2を打倒するというものでしょう。
普通のポーランドプレイでは味わえないスリリングな展開があなたを待っています。むしろここからがマゾポーランドの真髄といえるかもしれません。

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アイデア(最初期)

ぶっちゃけ70年くらいで実績は達成できるのでアイデアコンプまで想定していません。そのうえでのオススメを挙げます。ちなみに大前提として初手軍事アイデア推奨です。
なぜ軍事なのかというと、マゾフシェはルネサンスの受容が少し遅めの国家ですので、技術コストペナルティーの大きい一定の期間は軍事技術上げではなく軍事アイデア上げに君主点を費やしたいからです。
1.攻勢/Offensive
→すべてくそ強い。7番目の規律アップまでには実績達成を果たしてしまったが、指揮官の能力上昇は非常にありがたい。
2.防衛/Defensive
→ちょうくそ強い。筆者はOffensiveでしたが、2番目の士気+15%の恩恵を受けられるのが美味しいです。独立戦争時はほぼ無理ですが、第二次戦争の時には解放できるでしょう。
3.影響/Influence
→2番目のアイデアとしてマゾポーランドのその後を考慮した場合に。恐らく属国開放からの再征服CBが捗る筈ですので、それを見越したうえでのアイデア選択です。

お勧めできないアイデア

以下のアイデアは様々な理由によりお勧めできません
1.統治系アイデア
→コア化コストやらで足りないのであまりお勧めできない。もし取るのであれば3番目以降だろう。その中でのオススメは宗教。聖戦Cbからの正教会征服が捗ります。
2.外交系アイデア
→1番目は軍事系を取りたいのでパスですが、2番目のアイデア選択の時は統治系ではなく外交系を選ぶでしょう。AEを冷やすために外交/Diplomaticアイデアは一考の余地があります。
3.軍質/Quality
→4~6番目に海軍系アイデアが揃っており、しばらく陸軍しかいないマゾフシェは取るだけ無駄です。
4.軍量/Quantity
→人的資源回復速度上昇はありがたいのですが、内陸国のクラクフノードが主要貿易港で、ダンツィヒまで足を伸ばせないマゾフシェは金銭収支が心もとないです。陸軍扶養限界の恩恵を得にくいので取る価値は低いです。
5.貴族/Aristocratic
→こちらは特殊で、君主のMILが低くて軍事技術が上げにくいならといったところです。2番目まで取って軍事技術コストを削減します。そうでないなら攻勢と防衛のがまだましです。一応1番目もマゾフシェの伝統とかみ合います。

コメント欄

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • マゾ、デンマ、ブラで掛けてあったからそこ開いちゃったらもったいない -- 2022-03-02 (水) 08:37:58
  • 要注意団体で草 -- 2022-03-02 (水) 15:20:11
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*1 デンマーク
*2 ブランデンブルク

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