各国戦略

本ページの内容は特記ない限り、ver1.30.1で確認されたものです。


はじめに

データ/中華皇帝も適宜参照のこと。

明は1444年時点では他の列強と比較し、三倍以上の開発度を持つ最強国家である。
しかしながら明には様々な難題が発生していく為、オイラトや女真などで清や元を形成*1したほうが経済面以外は楽である。
そんな明でプレイしていく為には、国内の難題を解決していくことが最も大切だ。
今回はオスマン・フランス・イングランド・スペインのような大国を難なくプレイできるレベル以上を想定し、植明帝国の形成を拡張方針として解説していく。
DLCに関しては全入りを前提としているが、中華皇帝としてプレイするのでMandate of Heavenは最低限必要だろう。

準備説明(諸問題の内容と拡張方針の説明)

まず明が抱える諸問題について説明する。

一つ目は開始時の明は北の遊牧民たちに対処しなければならない。→ 1~3で解決
これを放置すると、開発度が300を超える隣接している遊牧民国家が完全独立国*2で中華皇帝と同盟しておらず停戦もしていない場合に発生する国難「無防備な国境線」によって天命が低下し弱体化する。

二つ目は初期段階においてGoverning capacityの上限まで届いている点だ。
→ 注意点で説明

三つ目は改革の時代以降の国難の「明朝の危機」だ。→ 5で解決
これを回避するには天命を50未満にしなければいいのだが、それは中華皇帝の改革をあきらめる事を意味する。
改革をしないと中華皇帝は嬉しい地位とは全く言えないため、改革は無理をしてでも押し通すべきである。
AI明が崩壊する原因の多くは天命で無理をしたためである。

四つ目は最大絶対主義*3である。 → 6で解決
これは上の三つと比較するとさほど問題ではないが、大拡張するなら対処する必要がある。

続いて拡張方針についてだが、なぜ植民?と思う方がいるかもしれないので説明すると、明は経済が優秀な為、ダカットに関しては余るので植民の余裕がある。
また新大陸やアフリカに入植することで周辺国家を朝貢させ、君主点を手に入れ、1ヶ月で得られる天命を改善でき、新大陸の金山とアフリカ貿易でダカットを大量に稼げる。

解説

全体を通しての注意点

中華帝国改革
基本的に天命が100近くになったらすること。
改革をすると天命が70も下がりとても強烈なマイナス補正を受ける。
儒教の他宗教との調和
85~100ぐらいでから始め、異端寛容が高いので不穏度の面では後回しでもいいが、東方宗教グループを調和すればその宗教が条件のモニュメントを使用できる。
(1.33で51以上の調和は調和速度をブーストするようになったので調和開始の適正値はやや変わったかもしれない。年間調和変化量と調和速度補正を加味して考慮されたし。こちらも参照)
低い調和は能力主義・開発コスト・国教寛容度/Tolerance of the true faith (ToT) に悪影響を与える。
顧問
なるべく能力主義が保てるようにレベルを高くしておく。
低くなったら軍事点を使うのもあり。
拡張
異教の土地を直轄領にしたとき、調和が完了するまで貿易会社にしておくことがおすすめである。
これにより、異教ペナルティと非受容文化ペナルティがなくなる。
階級の土地
なるべく没収し、crown landの割合を上げよう。
これを上げると最大絶対主義が上がる。
Governing capacityについて
征服した土地はなるべくテリトリーにすること。
収入源ではないノードの貿易会社は分離主義が残ってて、不穏度が気になるときだけかキャパに余裕があるときに指定しておく。
ステートはキャパシティがないときは作ってはいけない。
なぜ、ここまでテリトリーの状態が良いかというとステートは100%、貿易会社は50%、テリトリーは25%の開発値がgoverning capacityに加算され、この上限を超えるとペナルティを受けるからである。
 
なお、統治コスト減の建物は統治Lv8と22、工場系建物の州議事堂/State Houseは統治技術Lv22で解禁される。
遷都
制度の受容や伝播のため、より国の中央へ遷都するのも一案だ。
杭州、西安には交易の中心地があるし、GC開始以前の首都である南京遷都も選択肢になりうるだろう。

全体としての流れ (6段階に分けます)

1. 初動

まず階級/Estateの管理だ。
貴族階級の特権で属国・辺境伯を二つ以上持つことで「強力な公爵領/Strong Duchies」を渡そう。
外交枠+2かつ独立欲求/Liberty Desire(LD)-10%と強力なものだからだ。
他に与えたほうが良い特権としては顧問コスト減の特権だ。これに能力主義と茶の交易ボーナスを含めれば、最大-60%カットできる。(顧問スキルの合計値は能力主義の増減に影響する)
また貴族階級のIncresed Leviesという特権も明は初期の貴族階級の土地の割合が多いため、人的資源に大きなボーナスがつく。
最後に君主点+1の特権を与え、残りの王領は売ろう。(注:v1.33で10%未満時の売却は不可になる予定)
イベントで王領が30%近くに戻るので心配ない。(ただし、貴族階級の特権枠に空きがある必要がある。)

次に最初の侵略先を決定しなければならない。
侵略先は遊牧民がいる北か密教地帯の西のどちらかだが、ここでは遊牧民の国難を早期に対処したいので北にする。
また、西のカムは外交属国化できるためでもある。
ここで即侵略できる国はオイラトもしくはホルチンである。 ※1.33でホルチンは明の朝貢国としてスタートするようになった。
しかし、いきなりオイラトを攻めるのは軍の運用が上手くないと相手の軍質が高く、国土が広いために消耗も激しい。
もしオイラトを攻めるなら君主と後継者に指揮させてはいけない。
彼らがオイラト軍に野戦で負けるとイベント「土木の変」が起きて大変なことになる。
一方、ホルチン攻めはオイラト攻めに比べて相手の軍質はそこまで高くなく、国土も狭い為に簡単だ。

いよいよホルチン攻めとなるわけだが、その前にホルチンを倒した後を考える必要がある。
ホルチンを倒した後に考えなければならないのはオイラトへの対処だ。
おそらくこいつが遊牧民による国難を引き起こさせる原因となるだろう。

オイラトへの倒し方は大きく分けて二つある。
一つ目はモンゴルと関係改善して独立支援する。
こうするとオイラトの戦力は激減するが、問題点としてはいつ独立戦争が起こるかわからないことと独立戦争では主導国になれない点だ。
二つ目はオイラトをライバル視しやすいチャガタイと関係改善して同盟して土地を確約して攻めることだ。
今回はチャガタイと同盟する作戦を想定する。

2. ホルチン侵攻~ソロン侵攻

ホルチンから領土を獲得したときのことを考えたとき、彼らの領土はテングリと密教である。
密教領地に関してはチャハルを解放して属国にして譲渡するか、モンゴルに返還してLDを上げるのも良い。
問題はテングリ州だ。明にとってはcapacityがギリギリであるため、あまり直轄地にはしたくない。
そこでテングリを国教とする国を属国として持つことをおすすめする。

しかし注意しなければならないのは、遊牧民を武力や外交による属国化をするとややLDに困る。
なぜなら遊牧民政体はLD+10%の補正を持ち、扶養限界や軍事力が高い為に戦力比から得るLDが上昇する。
これを回避するには国家解放するか遊牧民政体ではない国家を属国化する必要がある。
ちょうどこれにぴったりな国が明の近くに存在する。
それはソロンだ。
この国は国教こそテングリだが、政体は遊牧民ではない。
またNIも女真グループよりも若干優秀である。
またこの国は外交的に孤立しやすく同盟国が弱いことが多い。

ホルチンとの和平は先述の通りチャハルを解放するのも良いだろう。
そしてモンゴルに独立支援するならモンゴルにコア州を返還するのも良いだろう。
得た領土は密教地帯をチャハルにあげて、テングリ州はコア化せずに放置。

続いてソロンを攻める。おそらくニヴフが同盟国なのでこの国も属国化すると植民の点で良い。
そしてソロンを属国化して先程の放置した州をあげよう。
ソロンはpagan/土着信仰グループを調和できて、governing capacityに余裕が出るまで併合は避けるべきだ。

3. ソロン侵攻後

ソロン侵攻後はオイラト以外のテングリ部族を統合したり(すべてを征服する必要はなくモンゴル以西とその他を分断する。また、沿岸部を優先的に獲得すると植民で有利だ)、
密教地帯のチベットを攻めたりするのも良い。
さらに、朝貢国の請求権から武力脅迫を利用して開戦(脅迫が成功してはいけない!)して東南アジアの島々に進出すると植民の効率が良くなる。
テングリ部族を征服するなら、沿岸州と儒教州以外はソロンに丸投げした方が良いだろう。

こうして征服していくとルネサンスが発祥して技術ペナルティが出てくる。
よって首都北京を開発しておこう。
ルネサンスが発祥した頃には1番目のアイデアが取れる感じだろう。
最初のアイデアは探検である。
なぜなら植民地主義を発祥させることができれば、君主点が貰えて君主点の節約も出来る。
またそれが出来なくても、開発せずに自然伝搬ができる可能性があるからだ。
植民地戦略は次項にて述べる。

続いてオイラトと軍事技術差が出てきた頃合いなのでチャガタイと組んで攻めよう。
チャハルのコア回収やソロンに領土をあげたりすると良いだろう。
ソロンはNIで戦勝点コスト減を持つため、和平時に直接渡すとなおのこと都合が良い。
チャガタイには一つも領土を渡さなくて良い。

4. 1500年までの過程 (ほとんど植民戦略)

※植民については下の項目でさらに詳述。

まず植民地戦略だが、東南アジアに入植または征服(武力脅迫を利用)とカムチャツカ半島の部族を併合しよう。
東南アジアについてはザンジバルや喜望峰(この二つを征服すると貿易でかなり儲かる)への足がかりとなる。
カムチャツカ半島についてはアメリカ大陸(主に金山目当て、他には対西欧列強植民地)への足がかりとなる。
また、オーストラリアへの植民もおすすめする。なぜならパプアニューギニアの土地を渡すことができ、そこから隣接している領土を渡せば、capacityの節約になる。
植民については植民者を使い回し、新大陸ルートと東アフリカルート両方を併行していく。2つまでならそこまで負担にならない。
アフリカ方面はマダガスカルまで植民距離が届くようになったらダカットで領土を買い喜望峰に入植し、象牙生産地(外交評判+2の交易ボーナスは強い)とCoTを積極的に征服すると良い。

また、1500年に近づくと調和が90近くになるだろうから調和を行う。
最初に調和するのはイスラムグループ(≒スンニ派)かダルマグループ(≒ヒンドゥー)が良い。
個人的にはイスラムをおすすめする。
イスラムの方のが範囲が広く、アフリカに入植するならそちらの方が有利なためだ。

5. 1500年から絶対主義時代前まで

いよいよ明の二つの課題を対処することになるだろう。
まず改革の時代以降の国難「明朝の危機」は絶対に取り組むべきだ。
前にも書いたとおり、これを避ければ改革は実質不可能だ。

1.32.2版 「明朝の危機」所感
「明朝の危機」は1.32でより凶悪なものに変更された。
以下は所感で完全なものではない。
また、反乱軍蜂起以外の国難中イベント(1.31時点で追加された「雲南保護国」など)に触れていない点も付記しておく。

6. 絶対主義時代以降

前に書いた通り、明は正統性がない為に、特権を使用する場合は、最大絶対主義が100を下回る。そこで国難の「宮廷と地方」を利用する。
この国難は他の国難と違いメリットがでかい国難だ。
国難終結時に65以上あれば最大絶対主義が20もあがる。
そして国難前に必要な最大絶対主義は85以上(国難中は最大値が-20される)だ。
明が85以上*4を満たすには、王領の割合を増やして高め、特権を剥奪したり、黄金時代を利用して上げるとよい。

次に国難を発生させる方法。
この国難はプレイヤーの場合、自然発生させることが難しい。
発生条件を満たすには安定度や疲弊度を利用し不穏度を上げる必要がある。
戦勝点を100にするとAIは無条件降伏してくれるので、和平の呼びかけを利用して戦争疲弊をガンガン上げていこう

最初に絶対主義を上げる必要があるので、分権派の要求を受け入れた後に自治度を下げていくと中国文化グループの開発が高い為、50以上はいくだろう。
次に国難に必要な絶対主義がそろったら、コアを返還し停戦破棄やNOCBで宣戦すると良い。相手国は儒教または(AE面で)テングリが望ましい。
国難が発生したらすぐに安定度と疲弊を下げる。

その他

内的要素

中華皇帝政体

中華皇帝は改革と能力主義を利用する法令からコア化コストを-20%にできる。
また中華皇帝は朝貢の強制CBから陸で隣接したら有効になるので請求権がなくても宣戦が可能。
能力主義から顧問コストを最大-25%でき、階級の特権があれば高い顧問も安く出来る。
朝貢国*5は便利であり、その国にはAEが全く飛ばず、包囲網を組まれたときにも解放することで自国の領土を失わない。

探検以外のアイデア

儒教以外の宗教

1.30では市民階級の特権で異端/異教寛容度を+2できるので、人文アイデアがあれば、スムーズに国教を変更できる。
個人的にはヒンドゥーかキリスト教グループがおすすめだ。
ヒンドゥーであれば、さらに異教寛容が高くなるため、人文と組み合わせれば、異教の改宗は不要。
キリスト教グループはヒンドゥーほど異教耐性は高くはないが、改宗力も高く、同君連合を組むことができる。(下記キリスト教イベントチェーンも参照)
もちろん、スンニ派も交易ポリシーを利用することで改宗もできるため、悪くはない。

調和

この項目は1.34で確認されています。

データは東方宗教のページ、考察については宗教評価のページもご参照ください。

調和中は年間で調和は-3.25されるが、モニュメントや他の補正を活用すると+0.25も可能。

また、調和度自体が調和速度/Religious Harmonization Speedをブーストしてくれる。(50を超えるとボーナス発生。最大+50%
ただし、調和度増加補正を積み重ねない限り、調和中に調和度は減少する。これは調和速度が次第に減衰することを意味する。
人文アイデア②でも+25%の補正が得られる。
基本値の+3/年にこれらの補正は適用される。

また、1.33における儒教強化はモニュメントにも及んでいる。
使用条件が東方宗教グループの場合に限り調和後の利用が可能になった。

明隣接の交易会社

(1.34で確認)

四川
  • 商人の獲得
    交易会社化可能なのはカムエリアのみだが、商人を得るのはさほど難しくない。
    ただし、1.34で大理 / Dali 州に交易の中心地(Lv1)が設置されたため、基本的にはエリア内のすべての州を交易会社化する必要がある。
    交易会社投資の「社有倉庫 / Company Depot」(400ダカット。エリア内交易力+4、エリア内生産効率+50%)で商人が得られる。
    少なくともGC開幕後の状況では交易の中心地があるデルゲ州に「市場 / Marketplace」(州交易力+50%を建てる、200ダカットの「社有貯蔵所 / Company Warehouse」への投資、その両者の組み合わせでは必要な交易力が得られない。
    (中華皇帝システムの法令 / Decrees、投資の促進 / Promote Investments の州交易力増加は非交易会社州の交易力も上がってしまうので用をなさない)
     
  • 中核化コストを節約したい場合
    カムエリア全体を中核化するには統治点が110点必要になる。
    少しでも消費を減らしたいなら開発度6の打箭爐/Tachienluは奪わず、大理州、成都 / Chengdu 州の自治度を上げ、上記の投資を行えばきりぎり商人が得られる(80点で済む)。
     
  • 統治限界への影響
    1.34現在、開幕時の明の統治限界は1100のうち1051を使用している。
    カムエリア全体を交易会社化すると11増加して1062となる。
     
  • 戦略
    交易会社投資にかかる400ダカットは超大国の明にとっても序盤ならば大金である。
    中核化コスト、統治限界の問題もあるので、とりあえずカムを属国化に留めておき、あとで外交併合するのも選択肢の一つになるだろう。
    得た商人は広州ノードに配置し、杭州ノードに流すのに使用するのが最も効果が高い(観察した限りでは北京ノードでCollect、四川ノード、シャムノードからTransferさせるより収入が増えた)。
北京・西安
  • 商人の獲得
    北京は下記の交易会社化できる2エリアを交易会社化し、高レベルの交易系建物、交易会社投資、開発を総動員すれば獲得可能。
    ただし、ステート州で交易の中心地がある北京、莱州 / Laizhou、太原 / Taiyuan を開発すればするほど難しくなる。
    これらの州にあえて交易力系の建物を建てないなど交易会社州とステート州の交易力バランスを調整する必要がある。
     
    西安はそのバランス調整がより厳しくなる。西安 / Xi’anに交易力系建物を立てたら商人獲得は望めないだろう。
     
  • 地理情報
    • 「北京」
      「遼寧 / Liaoningエリア(満州 / Manchuriaリージョン)」「内モンゴル / Inner Mongoliaエリア(モンゴル / Mongoliaリージョン)」が交易会社化できる。
      内モンゴルエリアに明が領するのは1州のみだが、遼寧エリアはすべてが明の支配下にあり、ここを交易会社化すると収入が下がる。
      また、植民地主義発祥を狙って開発度を上げているなら、発祥条件は「交易の中心地がある、または開発度12以上の沿岸のステート州」なので交易会社にしてはいけない。
    • 「西安」
      「オルドス / Ordosエリア(モンゴルリージョン)」のみ交易会社化可能。2州だけが明の領土で非受容文化(モンゴル文化)、異端(密教)と収入面での貢献度は低い。
       
  • 戦略
    ・北京ノードの内モンゴルエリア、西安ノードのオルドスエリアをステートから外すのは統治限界の逼迫を僅かだが軽減してくれる。
    ・交易会社投資の「入植地 / Township(1000ダカット。陸軍伝統+0.025/年*6、ノード内の交易額 / Trade Value+10%」を行えば収入増につながる。
     しかし、生産、交易関連の補正が大きくなるまで効果は薄いので、実際にこれを行うのはゲーム後半になるだろう。
     
    交易会社州があれば「生産量増加 / Production Increase」という形でノード内の交易会社州の交易品生産量補正/Goods Produced Modifierをブーストしてくれる。
    (該当ページはこちら。)
    ただし、受容したInstitutionにより補正されるため、これによる収入増加もゲーム後半までは大きなものにはならない。
     
    交易会社化はいつでもできる。
    統治限界の余裕のなさ、収入への貢献度の低さから、この2エリアは必要に応じてテリトリーに格下げするのもいいかもしれない。
    ただし、再ステート化には統治点が必要になる。

荒廃度対策としてのヴェトナム国境要塞

(コメント欄でご指摘を受けたとおり解囲戦においては渡河ペナルティは発生しません。該当箇所を削除しました)

荒廃度は天命に大きな悪影響を与えるが、初期状態の要塞網にはベトナム方面に穴がある。
どこに要塞を建てるべきか、立地、地形などを考慮して考察してみた。

記事には要塞州で敵を待つケースについても記載したが、大戦力を有する明が守勢に回ることはあまりない。
むしろ、別方面から急行して要塞を救うようなケースが多いだろう。

結論としては廉州が良いのではないだろうか。

*地形、気候、天候については該当ページを参照されたい。

立地重視
敵の侵入による荒廃度をシャットアウトするなら廉州/Limchow(2161)か南寧/Namning(2164)が候補になる。
条件は似ており、熱帯、標準的な雨季、地形はジャングルである。
難点は防衛値にボーナスがなく、中国最南端のため陸上移動では到着に時間がかかる所だ。
防衛値を重視
地形が丘陵の桂林/Guilin(1840)、高地の鎮遠/Zhenyuan(673)、産物が塩の柳州/Liuzhou(2163)まで防衛線を下げなければならない。
陸を南下して救援に向かう場合、廉州、南寧より早くたどり着けるが、海上輸送後の移動距離は長くなる。
欠点は荒廃度の回復を早めるZoCから外れる州が増える点。
河川の位置的に要塞州に陣取っていても敵を渡河をさせにくい点も惜しい点だ。

植民地主義の発祥地を狙う

(1.32.2の記事)
植民地主義については当該ページを参照。
新世界への植民は下記「植民について補記 ③新世界」参照

結論:全然狙える。というかむしろ有利。

外的要素

朝貢国とのお付き合い

朝貢国からはインタラクションで威信/Prestigeを手に入れることができる。
独立欲求が高まるが明には莫大な収入と無尽の人的資源があるので簡単になだめられる。
朝貢国を利用して人的/ダカットを威信に変え、その威信で高開発度の従属国の独立欲求をマネージできるのだ。

廃位、廃嫡ガチャの引き金もかなり軽くなる。

ただし、人的資源で独立欲求を下げるインタラクションは朝貢国が戦争中にしか使えない。
朝貢国領の州画面の国マークを右クリックして「関心のある国」に指定しておくと、朝貢国が戦争になった時点で通知のポップアップが出るのでこの機能を利用するといいだろう。

植民について補記

(1.32.2の記事)

 
 
 
 

インド方面優先

(英Wikiより抜粋、再構成。英Wikiの記事はバージョンが古いがこの項目はまだ使えると思われる)

インドは豊穣の地だが強大国が出現してからの征服には手間がかかる。
とくに1600年代には他大陸の国家と同盟するようになる――つまり欧州列強国のことだ。
こうなるとインド国家を全土占領しても満足な戦勝点が稼げない。

そこで早めにカム、ツァンを滅ぼしてチベットを打通し、インドに接続しておく。
まずはヒマラヤの小国を平らげながらインド情勢を観察しよう。
北インドではおそらくデリー、ジャウンプル、ベンガルあたりが争っているはずだ。
この中で競争から脱落した国を襲い全土併合する。(州数5~7。開発度70程度)
そしてコア化せずに属国解放する。(統治限界対策でもあるが講和での「属国化を強要」より自由欲求が低く抑えられるそうだ。要検証)。

その後は当面外交併合せず、同盟関係を注視しながらこの国を手先としてインドを制圧を進める。(辺境伯化も視野に入れる)
高開発度の影響で独立欲求が問題になりそうなら別の国を属国解放して手先を交換する。
もちろん、外交枠が許すなら複数の属国を併存させるのは定石である。

こうすれば強大なインド国家の出現を予防でき、ティムールなどのインド侵入に干渉しやすくなる。

他のインド国家が明=インド属国に宣戦する可能性は低く、属国にたらふく餌を与えて肥えさせることができるだろう。
属国たちの存在自体がインド諸国家の自由な拡張に対する防波堤にもなる。

さらにインドには多数の国家があり、これを朝貢国化して外交点を搾り取り探検アイデアにつぎ込むこともできる。

加えて強力な属国 / 辺境伯は北方騎馬民族を駆逐する上でも役立ってくれるだろう。

日本征服

旧バージョンと比べて交易会社にできる地域は大幅に拡張された。
日本征服後も少なくとも一定の地域は交易会社に組みこむことをおすすめする。
日本地域には天災のイベントが多く、それは天命にダメージを与える荒廃度を大量に生む。
太平洋側の州は警戒地域なので注意。(こちらをご参照ください。)

天災発生後に交易会社にしても回避できるが、コア化に使った統治点は無駄になる。ご征服は計画的に。

イベント

明キリスト教チェーンイベントメモ

この項目は1.32.2で確認されています。
※詳細は省きます。完全に把握したい方はゲームファイルか他のHPを参照してください。

 
一覧表を展開

万里の長城の修復イベント

(DLC Leviathanの要素)
1.33.3で確認。
モニュメント「万里の長城」にかかわるイベントが2つある。

一時メモ「1.32、1.33での変更」

1.33.1

1.33.0

1.32

コメント欄

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • 海岸線の要塞化ミッションの荒廃度条件いけてるはずなのにNG食らうんですが...何故? -- 2023-07-26 (水) 16:08:46
  • ファイル見たけどミッションのページの内容どおりだったよ。①全自国沿岸州の荒廃度1未満、②開発度20以上の州に最低8個の海上防衛施設、③ガレーか小型船50以上保有、④分岐ミッション「海禁政策の改善/廃止」を達成。詳細はあっちのページで確認してね -- 2023-07-27 (木) 01:32:03
  • 再起動したら無事に通りました ありがとうございました -- 2023-07-27 (木) 07:47:01
  • パラドからの明への殺気を感じる -- 2023-07-27 (木) 19:20:13
  • ビザンツより圧倒的に難易度高い説 -- 2023-07-27 (木) 19:21:14
  • 明を崩壊させたい理由は清を出したいからだと思ってるけど、もしそうならほとんどの世界線で爆発損になってて可哀想 -- 2023-07-27 (木) 20:50:50
  • 満州に明の崩壊トリガーを仕込めばいい話で中華皇帝自体にデバフ盛りすぎるとストレス過ぎて遊ぶやつ減るだけなのにな -- 2023-10-19 (木) 15:03:29
  • ちょっとずつ改善していくの楽しいぞ。でもマリの国難は許さない -- 2023-10-19 (木) 17:48:10
  • 解放できる属国全部解放して呉か順あたりに入って独立→統一し直す方がEU的な遊び方な気がしてきた -- 2023-10-19 (木) 18:26:50
  • ちょっと直したけど、むしろ全部書き直したほうが良さそう。ミッションツリーが今のになる前の記事だし -- 2024-03-23 (土) 22:12:25
お名前:

*1 明はend game tag
*2 ここではどの国にも朝貢していない国
*3 中華皇帝は正統性を持たないので正統性由来の最大絶対主義がなく90以下となってしまう
*4 基礎値65,帝国ランク+5,列強+5,統一度max+5から計80で5足りない
*5 勿論、東方宗教・遊牧民でも可能
*6 ファイル未確認だが、英Wikiによるとゲーム中表示は+0.03だが、実際の計算にはこの値が使われるそうだ
*7 china_superregion
*8 china_superregion

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