黄金時代

宴の後に(1513)

「酒じゃ酒じゃ~」
「飲め歌え踊れ~」
「今日は戦勝記念日じゃ~」
 マリ王国戦に勝ったソンガイ帝国軍はティンブクトク戦勝祝いの宴を催した。スルタン・スンニ・イサクの「精霊の踊り」を見た武将たちは、
「スルタンは芸事も上手い。」
と笑い合っていたのだが・・・
 ティンブクトゥの宗教指導者たちはあきれ果てた。神が禁じているアルコールを口にするなんて!しかも「精霊の踊り」!スンニ・イサクはイスラム教信者よりも土着信仰者に近く、こんな統治者に統治などされるわけにはいかない。

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酒だと?*1

「スルタン、大変でございます。ティンブクトゥの宗教指導者から、真なるイスラム教徒ならば、酒を断ち土着信仰者との交流を辞めろとの書簡が。」
「酒を辞めろ?友と絶交しろ?誰がするか!」
「しかし、いまや我々は2万人の住民に取り囲まれております。金食い虫の傭兵は既に解雇してしまったので、暴動に発展したら押さえることができません。」
「・・・・。」
 スンニ・イサクはしぶしぶ酒を辞め、土着信仰者を宮廷から追い出した。

世界地図(1544)

 ティンブクトゥを訪れた隊商が地図を置いていった。

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世界って広いなぁ*2

ティンブクトゥの黄金時代(1553)

 スルタン・スンニ・マランダン1世の治世は、ティンブクトゥにおける黄金時代として知られる。彼は宗教学校と天文台を開設し、貿易を推奨し、官僚制度を創設した。彼には統治能力があり司法の責任があった。彼は農業振興のために運河を作り敵を制圧した。

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Golden Age in Timbuktu*3

遠征(1566)

 1566年、モロッコ-マリ同盟軍とスペイン-ポルトガル同盟軍は戦争を開始した。マリ王国は、ポルトガル軍の近代的は装備の前になすすべもなく、徐々に侵略される日々が続いた。
 「他人の不幸は蜜の味!」
とばかりに、ソンガイ帝国もマリ王国に宣戦布告、領土拡大は拡大した。

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1571年ソンガイ帝国図

そういえば

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*1 注1:≪the Clergy of Timbuktu≫ソンガイ固有イベント。ティンブクトゥを所有しコアがない状態になると、一定の確率で発生する。Give up…を選択すると2万規模の反乱軍がティンブクトゥに発生する。We can…を選択するとprestigeが5下がりPietyが50上がる。史実では、もともとソンガイ帝国は土着信仰とイスラム教の折衷を試みる政策を取っていたが、1492年、ソンガイ帝国後継者のスンニ・バルは、公の場で自身のイスラム信仰について明らかにするよう求められたところ拒否したため、ムハンマド・トゥレ将軍によるクーデターが発生しアスキア朝ソンガイ帝国へ移行したらしい。
*2 注2:グランドキャンペーン開始から100年たつと突然世界地図が広がる。西欧諸国で始めた場合必ずしも起こらないので、発生条件は不明。
*3 注3:≪Golden Age in Timbuktu≫ソンガイ固有イベント。ティンブクトゥを所有しコアのある状態になると、一定の確率で発生する。効果は貼付SSのとおり。当イベントは、アスキア朝ソンガイ帝国の創始者であるアスキア・ムハンマド1世トゥレの治世に由来するものと思われる。

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