AAR/天地創造の時代を求めて
プレイ計画

試走と考察

初期計画

WCOFの初期計画の流れは以下の通り。

YouTubeに投稿されているver1.32ガウナWCを元に計画。残り50年くらいあればOF可能だろうという考えの元での各年代設定です。

試走

これらをもとに軽く走ったものになります。だいたいの流れだけ記載します。

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オーストラリアでの動きは省略。1504年に遊牧民化。
アイデアを先住民→探検と取得しオーストラリア&ニュージーランドを支配します。

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1540年にアジア側への進出開始。
東南アジア諸島部はマラッカと同盟しつつなるべく漏れが無いように侵攻、1600年を目安にマラッカを撃破して大陸部に入る狙いです。

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1586年、マラッカを攻めるため同盟を破棄したところでスペインに宣戦されました。ミッションで得られるフィリピンへの恒久的請求権を使ったっぽいですね。

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マラッカ撃破の流れでアユタヤ撃破、東南アジアの大陸部に進出。ベンガルやチャガタイと同盟しスンニ側のAEを抑え、東アジアは全国家殴るのでAEは無視します。
交易首都はマラッカノードに移動。

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1616年に中華皇帝の梁を撃破、国難で弱体化しているので案外余裕、朝鮮軍だけ注意が必要です。
人的資源をください。

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1624年再びスペインに宣戦されました。いい加減にしてくれどうせ勝てないんだから。

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1642年からインドに進出開始。
未だに東南アジアや東アジア地域に中小国が残っていますが、宣戦先を増やす目的もあって進めるだけどんどん侵攻してゆきます。
そんなことより人的資源をください。

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1689年に朝鮮を撃破。中華はほとんど抑えることに成功しましたが、それより北の地域はロシアに先に領有されてしまいました。
人的資源...は何とか供給が安定してきました。

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1707年に欧州に到達。ただ中東はほとんど確保できていない上に軍量が少なく(600~700k?)、かなり戦争がしづらいです。

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1724年に新大陸への侵攻を南アメリカで開始。1700年までに新大陸を半分くらい領有する計画だったのですでに大幅に遅れています。

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4年後スペインが神聖ローマ皇帝に、これで心が折れました。
軍事覇権は宣言をようやく出来たくらい、マルタは確保していますがアルハンブラはスペイン領内。
同盟はフランス・コモンウェルス・ブランデンブルクとしっかり組んでいるのでWCくらいは何とかできそうですが、OFがここからできる希望が0に等しい状態です。さすがに投了、心のダメージが大きいのでEU4プレイして癒してきます。

分析

侵攻の計画について

 侵攻する順番に誤りはないと考えています。
 初めが東南アジアとして、マラッカノードを軸とするなら上流側の中華が次のターゲットとなるのは当然。宗教がきれいに東方宗教系となるのでそこまでインドや中央アジアにAEが飛ばないのも良きです。インド&中東への侵攻もスムーズな流れなのでok、ロシアの外交状況によっては並行でロシアを攻めるのも考慮すべきでしょう。

 侵攻の年代についてですが、1770年以前にWCを達成するのはあきらめたほうがよさそうです。OF用の補正が得られる国家に変態できる領土があれば問題ないので、インド侵攻から目標年代を全体的に30年ほど後ろ倒しできると考えました。帝国主義CBが解禁される外交技術23からラッシュを仕掛けてインド→中東→ヨーロッパと侵攻する計画です。

 また試走時にはマラッカノードや中華に朝貢国をいくつか残しており、交易収入が吸われていました。容赦なく朝貢を切って東南アジア・中華はなるべく自国領にするように心掛けます。

基礎国力問題と内政強化

 試走で出た問題点として、収入・FL・人的資源が慢性的に不足気味であったことが挙げられます。1~2年ほど前からAI国家は州にきちんと工場や徴兵所を建造するようになり、絶対主義の時代以降は中小国レベルでも平気で100k以上出すようになりました。そのためいたずらに拡大して内政をおろそかにすると最後のラッシュで苦しい思いをするようになります(試走みたいに)。
 最近では絶対主義の時代あたりに内政の時間を作って革命の時代でのラッシュに備える、というAARをよく見るようになりました。これらを参考に侵攻の計画を練り直し。中華をある程度侵攻した1650年から、帝国主義CBが利用可能になる1685ほどまでを内政期間に充て、建造物や交易会社に投資をして国力を底上げすることにしました。場合によっては借金を大量にして破産することも視野に入れておきましょうか。これで上記のラッシュを行う国力を作ります。

新大陸について

 世界征服においての大きな障壁の一つである対西欧国家戦。植民地国家を抱えているため軍量が多く、また本国を占領しても戦勝点があまり稼げずかなり苦労します。
 首都が新大陸にある国家は植民地国家に対して宗主国無しで戦争することができ、

  1. 植民地国家だけと戦い領土を得る
  2. 植民地国家を失い軍量の減った宗主国と戦う

といった戦い方ができます。
 そのため首都をオーストラリアに置き続けて西欧の植民地国家群と戦った方が良いように見えますが、この場合首都と陸続きでないユーラシアやアフリカに衛星国を建国することができません。WCOFにおいて衛星国はかなり重要であり、OEを逃がしつつOFの手助けをしてくれる優秀な存在なのですが、首都をオーストラリアに置き続けると事実上衛星国戦略を使用できなくなってしまいます。
 ただ今までのイバード派OF/共和制ロシア/シク教OFで対西欧国家には散々苦しめられたので、さすがに西欧勢の植民地国家を削って対西欧国家の戦争を楽したいところ。というわけで浮かんだ5案がこちら

  1. 早めに大陸側に首都移転をする
    • メリット:衛星国をラッシュ時に活用して効率良い侵攻が可能になる。外交官等使節の移動時間の短縮。
    • デメリット:対西欧国家の戦争に苦労する
  2. ずっとオーストラリアに首都を残す
    • メリット:好きなタイミングで植民地国家と戦争できる。開発したオーストラリア領土を自国領としてずっと活用できる。
    • デメリット:衛星国が使用できない。外交官の移動時間が長い。政府管理限界が怪しい。
  3. 首都オーストラリアで帝国主義CB解禁までに植民地国家を削り、その後大陸側に首都を移転する
    • メリット:植民地を先に削るのと衛星国戦略を両立できる。早めに自国の植民地国家を作れるので新大陸の改宗がはかどる。
    • デメリット:そもそも国力的/時間の猶予的に帝国主義CB解禁前に新大陸に手を伸ばせるか怪しい。独立欲求が怖い。初めnoCBする必要あり?
  4. 首都オーストラリアで対西欧国家戦が始まる前に植民地国家を削り、その後大陸側に首都を移転する。
    • メリット:植民地を先に削るのと衛星国戦略をまあまあ両立できる。デメリットが少なく安定している。
    • デメリット:少なくともインドと中東での侵攻に衛星国を使えない。そのころには植民地国家も軍量が多くなっているのでそれなりの量を新大陸側に送る必要あり。
  5. 探検アイデア→拡張アイデアを取得しあらかじめ新大陸を抑えに行く。
    • メリット:少なくとも自国が植民した分改宗する州数が減る。西欧勢の拡大を抑え、自国は植民戦略がとれる
    • デメリット:そもそも動き出しが遅いので植民競争にあまり勝てない。国力が弱いので西欧勢に攻められたら終わり。

 とまあ他にも案はあったのですが、3番目の案を計画に採用することにしました。新大陸は外交技術23まではオーストラリアから南アメリカ大陸までコア化距離が届かないので、侵攻は北アメリカ大陸の方から。軍の輸送距離も減るので損失をあまり考えなくて良くなります。侵攻時期はちょうど内政時期と被ります、内政ってなんだっけ。まあ新大陸進出は片手間でできそうなので問題なしと判断します。

人的資源とモンゴル高原とロシア

 EU4において重要な資源の一つである人的資源。WCでラッシュをするにあたり人的資源問題はかなり重要な議題となります。植民地国家活用戦略を除き人的資源の確保の方法と言えば穀物/家畜/魚/ワイン生産州に兵士の家(廃兵院?) と訓練場を建造しまくるのが一般的。となると穀物/家畜/魚/ワインを生産する州をなるべく抑えたいところです。
 そんな州が集まっている場所が世界には一か所、モンゴル高原になります。モンゴル高原は一面家畜生産州であり、ここに集中的に兵士の家と訓練場をセットで建造することにより人的資源を多く得ることが可能になります。
 しかしながら試走では、モンゴル高原一帯をロシアに抑えられてしまい活用することができず...。試走で人的資源の確保にかなり苦心したので、絶対に抑えたいところです。ロシアが成立しない世界戦を狙うか、なるべく急いでロシアより先にモンゴルを抑えるか、どちらかになるでしょう。
 ロシアは成立するとシベリア植民を用いてシベリア未植民州を正教の州に代えてゆきます。OFの観点からすると改宗する州数が増えるので、理想を言えばロシアは成立してほしくはないです。ただver1.36でのロシア成立率は90%ほどとかなり高く、成立しない10%を狙ってガチャるのはさすがに非効率的なので狙うのは諦めることにしました。ロシアより早くモンゴル高原領有を目指します。

スペインとフィリピン

 さて、試走では2回スペインに攻められました*1。スペインが攻めてきた理由=CBはオーストラリアではなく、フィリピンへのCBとなります。スペインはミッション5-8でフィリピン一帯への恒久的請求権を獲得でき、また前提となるミッションの条件は達成しやすいためAIスペインも確実に恒久的請求権を獲得できます。
実際スペインに攻められたところで負けることはないのですが、上陸対応の海軍・陸軍をそちらにまわすのは面倒で、またスペイン戦中はCOTのレベル上げなど非戦中にできる行動ができなくなり、正直あまり攻められたくないところ。
 スペインが宣戦してくるCBがフィリピンへの恒久的請求権ならフィリピンを領有しなければいいのでは?ということで、スペインに攻められなくなる国力になるまでフィリピン征服を遅らせることにしました。中華征服がだいたい終わる1640年頃にフィリピンを領有すればさすがにスペインに攻められないでしょ、多分。

変態戦略とOFシフトする年代について

 試走前の計画でも、上記の侵攻年代の分析でも、1770年を一つの区切りとしていました。1770年を区切りとしている理由は二つ。

 国家変態によって得られるOF用補正を活かそうとするなら、できる限り早めに変態をしたいところです。しかしながら試走で分かるように17世紀中に変態する、みたいなことはさすがにできません。少なくともこの年までには変態してOFを目指す方にシフトしたい、として設定したのが、エチオピアの宣教師補正を最大限活かせる1770年ということです。*2

 今更ですが本プレイでは国家変態によりさまざまな補正を重ねてWCOFを目指す『変態戦略』を用います。私は過去プレイで変態戦略をあまり用いたことがない*3ので、不慣れですが頑張ります。なお変態戦略を採用した理由は単純、そうしなければOFの難易度が不可能レベルになるからです。

 変態先国家、1770年前に絶対に抑えるべき地域及び滅亡させるべき国家一覧はプレイ計画>OF用多重変態とそれによって得られる補正一覧のうち『国家問わず』以外となります。

計画の練り直し

分析をもとに計画を練り直し。

使用国家

ガウナ/Kaurna→(国家変態)→エチオピア/Ethiopia

国家政体

1770年までは遊牧民維持→変態直前に君主制移行→変態後に神権制に移行

アイデア構成

太字が最終的に採用するアイデアとなります。
先住民→探検→統治宗教→(探検破棄)→外交→攻勢→軍量→インフラ→(軍量破棄)→神聖→(外交破棄)→探検→(攻勢破棄)→傭兵諜報

侵攻計画

ネタバレ

今のうちにネタバレしておきます。

おまけ

すでに前作の文字数越えた...。


*1 実はもう一回攻められかけた
*2 もちろん早いに越したことはない。
*3 最大が前回作のオマーン→イエメン→マムルーク→エジプト
*4 モニュメント『ナンマトル/Nan Madoll』狙い
*5 最初がルテニアな理由はNIに文化受容コスト-25%があるため

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