プレイヤー対立構造は前回と変わらなかったものの、今回は対Russia Coalitionに3ヵ国が参加し
Great Britainを盟主としてRussiaに宣戦布告をしてきた。
この段階で対Russia Coalitionに参加していたのはDenmarkとLithuaniaだけであったが
居ないよりマシと考えたのかもしれない。
Russiaは急ピッチで兵生産を行うも、単独での兵力は1300連隊程度であった。
今回の狙いはRussiaであり、勝機が薄いと感じたRussiaはAustriaは呼ばずに単独で戦う覚悟でいた。
しかし、戦争を仕掛けられた際に自動でAustriaに参戦要求が送られていたようで
気が付いたら参加していたという何とも言えない事態に見舞われた。
開幕早々、国境線に展開していたOttomans軍がRussia領に雪崩れ込み占領を始めた。
どうせ浸透作戦を仕掛けつつRussiaがしびれを切らすのを待つものだと思っていたが
まさかのAssult連発で一気に北側に駆け上がってきた。
VCを聞いてた限りでは2人して首都の所在を把握しておらず
Moskvaに到達した段階で「そこ、首都じゃないですよ...w」と笑いを堪えつつ指摘しておいた。
すると、動揺し始め「え、なんで俺Assultしたんだろう...」といった具合の雰囲気が立ち込めた。
敵のRussiaが「いや、そのあたりはManpowerとか多く産出するし...ほら、厭戦も!」とフォローを入れる
何とも訳の分からない事になってしまった。
Russiaの厳しい土地で大群を展開してもらえることは願ったりかなったりなので
そのまま半円状の包囲陣を敷いて悠々と占領を見守る事にした。
しばらくして冷静さを取り戻したOttomansは包囲陣を張っていたRussiaに先手を打ってきた。
付近の軍を掻き集め対抗するも、初動が遅れた為に一度戦線が崩壊し
軍を束ねなおすことにした。
同様に東でもMingが占領を開始し
両者が横並びに北上してRussiaを追い詰めようと図っているようだ。
西のWendenでは数的有利と判断したOttomansが攻勢を掛けた為、付近の軍を再度集めて援軍として差し向けた。
Austriaが南から駆けつけてきたOttomans軍をナイスタイミングでキャッチし
僻地でOttomansの主力が囲まれる展開になった。
数こそかなり居たものの、ローテーションでMoralを回復させ
Ottomansを時間と共に追い詰められていき、最終的に悍ましい戦果を上げた。
このWendenの戦いはOttomansの軍が分散するきっかけとなり、電撃戦の流れを大きく変化させた。
Wendenの戦い後、Assultをしない事には陥落しない要塞ラインに嫌気が指したのか
Mingが大多数の軍を動かしOttomansと合流、今度は共同で一か所に的を絞って攻勢に出た。
勢いよく突っ込んで来たは良いものの
ローテーションをし続け一向にMoralが下がらないRussia達を前に押し勝てず、敗走した。
何この戦闘勝利点...。
隣りのプロビで足踏みをしていたOttomansとMing軍を少しでも削る為に追撃戦に移行しつつ
築かれた橋頭堡の撤去に取り掛かる。
OttomansとMingが会戦級の戦闘でボコられたのか不思議がり
「Russiaがここまで強いのが意味わからない」と言い始めた。
当のRussia自身も、ローテーションを差し引いてもここまで差が出るのは正直理解出来なかったのだが
Great Britainが「RussiaはMil Lv 30なのに、お二人とも29のままじゃないですか」と指摘した。
Russia/Ottomans/Mingが「あー^^」と口を揃えて納得したが
Great Britainは同盟国の不甲斐無い立ち回りに「しっかりしてよ」と呆れ半分で促した。
Russia領より敵を駆逐し終え、占領したプロビの再占領を行いつつ敵の出方を見ていたが
目立った動きをせずに半年が過ぎようとしていた。
きっと、Great Britainの指摘通り、Mil Lvを上げようとしているのだろう。
どこから現れるのか警戒をしていた所、バルカン半島側に強行軍を使って突如として出現
同地域の占領に従事していたAustriaに襲い掛かった。
直ぐ近くで活動していた80k程を援軍に差し向けるも
OttomansとMingの全軍と思しき量が詰めかけ突破を許してしまう。
Austria領の占領が目的かと思われたが、何とAustria領をぶち抜いてRussia主力の西側に回り込み
可能な限り周辺の軍を刈り取ろうとしてきたのだ。
アルデンヌの攻勢顔負けのこの作戦は見事決まり
クリミア側に砲付きの軍団がすべて出払っていた為に後方の軍は歩兵だけの脆い編成ばかりで
遊撃により20kローテーション用の軍が次々襲われ潰走を始めた。これは上手い。
事態の収拾を図る為、Russia主力とOttomansが衝突していたPoltavaに必要数の師団を割き
各所に散らばっていた軍が刈り取られないよう、内地へと引かせた。
ハグレ軍団さえ居なければ遊撃は出来なく目標を失い
敵は撤退するか会戦の援軍として投入するしかないのだ。
案の定、Ottomansは遊撃をあきらめ会戦の援軍として遊撃軍を投入し
終わりのない消耗を受ける事になる。
この時初めて知ったのだが、戦闘開始から半年か1年経つと戦闘が強制的に打ち切られ
総軍のMoralが勝っている方が勝利するようなのである。
シングルプレイではここまで長期間戦闘し続ける事が無いので初めて見るケースだった。
そして、謎システムの初めての餌食になったのはOttomansで
これを受けた本人は酷くご立腹であった。
立て続けの敗北を受けて焦りを覚えたOttomansはMingの到着を待ち
Poltavaに全軍を突入させ、挽回をはかろうとしていた。
この反攻をくじく為に、西から駆けつけてきたMingの援軍をBrastlavでキャッチ
それと合わせてPoltavaに援軍を送り続けた。
OttomansとMingを正面に抱えて操作量に余裕がなかったRussiaは
Austriaに対して「補助軍を回して、Russia領の占領されている所を塗り替えて欲しい」と願い出た。
これを聞いたMingが「今までRussia一国で戦って来たようなものだったのか...」と酷く落ち込んだが
「Austriaさんだって普通に会戦に参加してますよ」としっかりフォーローを入れておいた。
実際、会戦に参加していたAustria兵は50~100k程度であったが
将軍が死にまくる&能力がヘボかったRussiaからするとハイスペック将軍を送り届けてくれるAustriaという存在は非常にありがたく
それは会戦のキルレートにも表れている。
全軍をつぎ込み、仲間のMingを従えてのPoltavaの戦いであったが
西ではMingが敗走して援軍を得れず、前線は押され始めていた。
まだまだ北に控えが居るし負ける気がしない...。
Moralが一向に減らないRussia軍を怪しんだOttomansは
ついにRussiaがローテーションで一定水準でキープしている事に気づいた。
Ottomans「なるほど、これは良い。真似させてもらおう。」
すぐさま入れ替えを開始するOttomansであったが、ローテーションを行うには
会戦地域の周囲を制圧できるだけの予備戦力が必要であり、もしそれを持たずしてやろうとすれば
モラルの下がりきった所に敵軍が攻撃を仕掛け潰走させられてしまう危険性をはらんでいたのだ。
そんな事は十分に把握していたので、さっそく後ろに控えておいた余剰戦力で取り囲み、潰しに掛かる。
北方戦争で有名なPoltavaで大勝するとは真に光栄である。
史実と違う事を敢えて指摘をするならば、カール12世がターバンを被っていた点だろうか。
Poltavaでの勝利で流れを掴んだRussiaは殲滅戦に乗り出すべく
逃げ遅れた敵軍を各所で捕まえ始めた。
同地域にはOttomans軍の残存部隊がほぼすべて集結していたようで
かなり長期間戦闘が続いた。
こちらもシステム的に強制終了させられたのだが
Ottomans軍の全軍が忽然と消え去ったのだ。
突然の惨劇にOttomansは戦意を失い、投了させて欲しいと申し出てきた。
さすがに時期早尚過ぎるとMingに説得され、何とか戦意は取り戻したものの
第二次露土戦争が勃発する直前までの勢いはどこかへ吹き飛んでしまったようだ。
戦う意欲こそ取り戻したOttomansであったが
台所事情はかなり厳しいようだ。
どうも話を聞く限りでは、MingはManpowerが枯渇し、兵力の大部分をロスト。
Ottomans自身もManpowerは多少なりとも残っているが主力は全滅した状態にある。
対するRussiaはManpower430kとほぼすべての連隊が補充し終わり、1000前後が展開済み。
「第三回戦やりたいから、今すぐ和平しませんか?」とOttomansから持ちかけられたが
こちらもそれなりに消耗していたので、態々負ける為の交渉には乗らなかった。
和平交渉がふいに終わり
OttomansとMingの願いとは裏腹に強制講和期間まで戦争は続くことになった。
壊滅的打撃を受けたのを傍らで見てしまったからなのか、Great Britainから寝返りたいという持ちかけがあった。
Ottomansからイベリアの2プロビ貰う見返りに参戦をしていたようで
今度はこちらに付くというのだ。
Great Britain「アタシは故あれば寝返るのさ!!」
タダでという訳にもいかず
旧Norway領が欲しいと願い出がなされた。
この段階に至ってもなお信用していなかったRussiaの中の人は「第三回露土戦争の後でよろしければ」と言った所
「それでいいよ」と返事を貰った。
売却した後にOttomans側に戻られたら赤字だけど、これなら安心である。
Russia「完璧に信用した訳ではない。」
そう思っていたRussiaは、それらしい理由を添えて「Russiaの弱点は中央アジアから攻められる事だ」という
弱点どころか守りに最適な地点に誘導するささやかな偽情報を掴ませておいた。
![]() | |
対象国 | 講和内容 |
Ottomans | NapleとSicilyを開放する。 |
小アジア東2プロビを割譲する | |
旧Bosnia/Serbia/Wallachia領をAustriaに割譲する。 | |
Ming | Great Britainとの同盟を解除する。 |
その後、4年程度実質衝突ゼロで強制和平期間を迎えた為、講和の場が持たれた。
今回ばかりは手加減をする気が無かったので、かなりの領土割譲と国家独立を盛り込んでおいた。
Great Britainがどこまで本気か分からないが、仲間になればAustriaの荷も少しは軽くなるだろうと考え
同盟解除を講和条件に盛り込んでおいた。
これをすることで和平期間と同じ年度(5年間)再度同盟を組む事が出来ず
Great Britainが離反した事実が明るみに出るのを遅らせる事が出来るのだ。
何も知らないOttomansは「Mingさんとの同盟を切っただけで、Ottomansとなら同盟を組みなおせるから大丈夫」と
焦る素振りを見せるGreat BritainにImprove Relationを始めた。
Russiaの中の人はOttomansの中の人と、マルチの度にタッグを組んだり殴り合ったりしてきたので
行動パターンが似て来て、お互いに考えが分かるようになって来ていた。
序盤でAustriaがAIにボコられ崩壊した時に
もしOttomansが殴っていたとしたら、RussiaはAustriaを助けていただろうし
「Actionさんがそうする事くらいは分かっていましたから」と、Ottomansが今までAustriaを放置してきた理由を明かした。
見透かされているようで何とも言えない気持ちになった。
話題を変えると、第三次露土戦争についてVCで話し合っていた所
Ottomansが「プレイヤー戦争全般に言える事ですが、攻め側がどうしたら勝てるかを思いついた」と発言していた。
このプレイヤーは人が良すぎて核心をついた事を頻繁にゲロってる気がする。
重要なのは"プレイヤー戦争全般"と"攻め側がどうしたら勝てるか"2つの部分であり
つまり「誰でもで行える且つ、攻め側で勝利にだけ拘る作戦」という風に取ることが出来
捏造による特定プロビを占領し続ける事で戦勝点を稼ごうとしていると判断した。
Russia「悪いが、その作戦には重大な欠点があるのだよ...。」
Ottomansは度重なるRussiaへの敗北を前に
Mingに支えられながらも尽き掛けていた戦意を何とか奮い立たせて決戦を挑んできた。
初めは軽くひねりつぶして世界征服達成!とする予定で
Russiaにここまで惨敗を繰り返すとは夢にも思わなかったようだ。
Ming 「最後の敵は下僕だったか。」
Ottomans「...。」
史実で例えるなら、冷戦時代にイギリスとソ連が火花散らしてた頃
ポチのアメリカが2ヵ国の国力を遥かに凌駕して、ソ連が軍拡レースで爆死した展開。
あるいは、SFCの天地創造で言うところの、今まで頼みごとばかりしてきた村長が実はラスボスで
主人公が仕事をすべてやり終えて帰宅したら「お帰り死ね」でお出迎えした感じ。
三度目にして勝利を手にしたいOttomansとMingは
「なんとか作戦を考えてみせる」と言っていたが果たしてどうなるか...。
Ottomans軍 情報士官「前線にRussia兵が出現。1000...いや、1500連隊を超える熱源を探知。尚も増え続けます!」
Ottomans軍 陸軍元帥「なんという数...友軍のMing軍はまだ到着しないのか...!」
Ottomans軍 伝令員 「伝令。現司令部より北東2マイル先に500連隊を超える軍が進軍をしている情報をキャッチ。」
Ottomans軍 陸軍元帥「Mingのものなのか?早く報告しろッ!」
Ottomans軍 幕僚 「閣下、これがもしRussiaの軍勢だとしたら...。」
Ottomans軍 陸軍元帥「申すな...それに、まだ決まった訳ではない。」
「Mingがこの一大決戦遅れるなど到底考えられん。」
Ottomans軍 情報士官「解析結果、出ます! こ、これは...。」
Ottomans軍 陸軍元帥「アッラーよ...。貴方は我々に星の数ほど居る敵と戦えと命じられるのか...。」
ロシアの残光 第三次露土戦争 (1808年-1819年へ続く...。