さて、我々は多くの実績の獲得を目指していますが、どれからいきましょう?
A Pile of GoldとFour for Tradeはかなり親和性が高いと思うわ。
ふむ。まずはわかりやすいA Pile of Goldからいきましょうか。
この実績は金を産出する州を10押さえること。
単純明快よね。
史実に沿って考えると、アステカとインカが思い浮かびますな。
スペインに莫大な富を生み出したものですし、ヨーロッパ全体の通貨の流通のバランスを破壊する程のインパクトを歴史に残しています。
うん、現にメキシコとペルーは金産出する州が多いんだけど、これはカウントされないのよね。
実績解除には"own"つまり自国で直接所有することが必要になります。
従って、植民国家の領土はカウントされません。
だから、わざと植民国家を成立させないとかトリッキーなことをしないなら、新大陸以外の産出地を押さえる必要があるわ。
ちょっと、この地図を見てもらえる?
ふむ。この赤丸がついているところが金産出州ですな。
アフリカだけで10州獲得可能なのですね。しかも海岸沿いもしくはそれに近いところが多い、と。
ゲーム開始時の未入植地は入植後に産出品が決まるみたいなんだけど、全くのランダムというわけではないみたいよ。
まあ、新大陸でいきなり陶磁器とかお茶が出たらびっくりだしね。
南アフリカのあたりなんかは金とか象牙とか出やすいみたい。
我々のプレイ時には南アフリカに2州、マダガスカルに1州、計3州が入植後に金を産出するようになったので、アフリカだけで計13州金産出州が存在したことになります。
アフリカ以外は金産出州が内陸に位置することが多いですね。カスティーリャならTololedoが金を産出するので、実績解除の点ではほんの少しだけ楽になるでしょう。
では、Four for tradeに移りましょうか。
貿易会社の活動範囲って、trade company regionsで見られるけど、リージョンマップともtrade nodeとも微妙に違った範囲を活動範囲にしてるのよね。
次の地図を見てもらえる?
赤丸が各貿易会社のおおよその活動範囲ですな。
アフリカに3つ、インドに3つ、東南アジアに3つ、中国に3つ。だいたいそんなイメージでよろしいかと思います。
A Pile of Goldのためにアフリカ沿岸を押さえていって、交易系の施設を建てると割と簡単にシェア50%にいくのよね。
北米東海岸、メキシコ、カリブ海あたりは積極的に押さえにいった方がいいけれど、そのあたりが終わったら、新大陸からアフリカに重点を移した方がいいんじゃないかしら。
別に実績にこだわらなくても交易的にも美味しいからオススメよ。
ふむ。アフリカの金を押さえ、交易力を握り、追加商人のボーナスも得る。
実に理に適っておりますな。
東南アジアだとフィリピンなんかは入植を積極的にやるだけでシェア握りやすいかしらね。
交易の観点だとマラッカ押さえるのが最優先だけど。
他国から領土を奪う際は、異教・異文化地域で反乱が起きやすいので、一度にあちらこちらに手を出すと鎮圧に手が回りづらくなるかもしれません。
反乱鎮圧のために輸送船に部隊を載せるのはやや面倒ですしね。
あ、貿易会社の作り方だけど、貿易会社が活動できるtrade nodeだと貿易会社を立ち上げるアイコンが出るから、それで作ってね。
私、最初作り方がわからなくて混乱したのは内緒。
Down Underはオーストラリアを見つけて植民地を作るだけですね。
付け足すとすれば、このリージョンで植民地を5つ作っても新たに植民国家ができるというくらいでしょうか。
At every continentもあんまり解説することないわね。
ヨーロッパ、アフリカ、アジア、オセアニア、北アメリカ、南アメリカに1州ずつ以上保有する。以上。
こちらも"own"と自国の直接所有が必要なので植民国家の領土はカウントされないのでご注意を。
自立する前の植民地もカウントされるので、内陸などに未入植地が残っていれば特に心配しなくてよいと思われます。
この自国所有って条件はなんでつけたのかしらね。
植民国家の分をカウントに入れないっていう制作陣の意図がよくわからないわ。
まあ、それに文句を言っても実績の解除条件が変わるわけでもありませんし。
それより、今回AARというより実績解除ガイドと化してる気がするのですが。
海外領土をめぐる戦争って後進国相手に圧倒的な技術力差&軍量で叩き潰してるだけだから、特に語ることがないのよね。
The Rising Sunは黄金の国ジパングを制圧する。これだけね。
こちらも"own"が必要で、保護国化ではカウントされません。
自国もしくは他国が入植済みか否かを問わず、北海道の領有も必要な点にご注意を。
金が甲斐1州でしか産出しないし、貿易会社も作れない。その割に基礎税はあるからコア化コストは嵩む。
ぶっちゃけ相当美味しくない土地よ。交易の観点でも最上流だから旨みがないしね。
このあたりは西欧列強が中国に比べると日本への進出には消極的だった事実を反映してるのでしょうかね。
まあ、中国より美味しかったら史実で日本が独立を保ててかどうか怪しいし、historicalではあるんじゃないかしらね。
我々が日本に到着し、最初に3州を奪った時はこのような状況でありました。
朝鮮に何州か奪われてたわね。北海道には明が入植してたわ。
日本は元気なときは朝鮮半島押さえた上でシベリア進出とかもしてるけど、この世界の日本は統一に手間取ったのかしらね。
ADMの消費がキツかったわよね。
この実績は日本攻略っていうより、他の列強とぶつかるかどうかの方がずっと問題になると思うわ。
ロシアが極東方面で南下してて日本リージョンのどこかを所有してたらかなり面倒くさくなってたわね。
No Pirates in my Carribeanはカリブ海地域すべての所有ですね。
こっちは植民国家の所有で問題ありません。
この実績については、早く植民開始した方が楽なのは確かね。
カリブ海って新大陸で最初に植民できるようになる地域だから。
今回のプレイでは、私たちの他にイギリス、フランス、ポルトガルが入植していましたね。
小島が多く、武力制圧しようとすると輸送船が必要になって手間もかかります。
交易の観点でも凄く重要だから、これも実績関係なく押さえに行った方がいいと思うわ。
もちろん実績解除狙ってないなら全部領有する必要はないけれどね。
Trade HegemonはAden、Malacca、Hormozの領有ですね。
Adenはオスマンが所有してる場合は少々厄介でしょうか。
Hormozも巨大化してるティムールがいた場合はちょっと面倒かもしれませんね。
Malaccaは列強との競争に勝つことが全てかと。
実績の名前の通り、交易上でも重要な港ばかりよね。
特に実績を狙ってなくてもこの3つは押さえておく価値があると思うわ。
Market Controlは"Trading in ~"という補正を7品目で受けるのが条件ですね。
上の例だと、"Trading in Fish"の補正で反乱率が1%減少してるのがわかると思います。
この補正は、あるgoodsにおける自国の取引量の合計が世界全体で20%を超えると得られるわ。
自国の取引総量は「各trade nodeにおけるgoodsの産出量×自国のシェア」の合計で算出されるわよ。
穀物や衣類等は世界中で広範に産出されるのでこの補正を得るのは比較的難しいと思われます。
独占しやすいのは、産出地域が限られていてかつtrade nodeでシェアを高めるのが楽にできるところでしょう。
新大陸に植民国家を多く抱えてるならだいぶやりやすいわよね。
綿花、コーヒー、ココア、タバコ、砂糖このあたりは植民国家からもらった交易力があれば割と簡単にシェアを握れると思うわ。
アフリカを押さえると象牙と奴隷のシェアを握れるはずよ。
品目に制限はないわけですし、とりあえず貿易会社作れるところで交易力高い州を押さえた後は、ひたすら殴って保護国にしていけば達成は難しくないと思います。
現地での反乱の対処と何より列強国の進出の牽制の方がシェアを握ること自体よりも課題となるかと。
交易については語りだすとキリがないから、今はこのくらいにしておきましょうか。
アジア・アフリカ方面はこんな感じで順調に実績を解除していったわけだけど、ヨーロッパ方面も軽く触れておきましょう。
ブルゴーニュを仲良く殴っている間は良かったのですが、スペインとオランダの仲を引き裂く出来事が起こりました。
一言で言うと、うちの貿易会社とオランダの貿易会社のいざこざがあった中で、うちの貿易会社のトップが殺されてブチ切れましたってことね。
独立戦争で支援してやったのにこの仕打ち。私としてもかなりムカついたわ。
オランダも積極的に海外進出する国なのですよね。積極的に海外進出する国同士で利権争いが起こる様をシステム的に表現したものの一環かと。
海外進出でも衝突するようになりましたし、交易への理解が深まれば深まるほどアントワープのtrade nodeの優位性がわかってきたこともあって、私たちはオランダを殲滅すべき敵と認識しました。
何言ってるの?
低地地方はもともとスペイン固有の領土よ?
これを見なさい。
トラスタマラ朝が断絶したのはとても悲しかったけれど、史実と同じくハプスブルク朝スペインが成立したのに何か運命めいたものを感じたわ。
ハプスブルク家のような婚姻外交をしていたと思ったら、いつの間にか自分がハプスブルク家になっていた。
何を言ってるか自分でもよくわかりません。
低地地方がハプスブルク朝スペイン固有の領土であることは神もお認めになっていることよ。
従って、不当に低地地方を占拠している輩を排除するのは私たちの義務とさえ言えるわ。
選帝侯のケルンがオランダの同盟国になっていたのでこれを属国化しました。
また、これまでにヘッセンとザクセンの両選帝侯は外交努力により属国化に同意しています。
それで選帝侯国を3つ属国化したから皇帝になれると思ったんだけど、無理だったのよね。
しかも、このとき皇帝に即位したボヘミアの君主がまだ5才の少年だったのですよね。
1709年の時点で5才なので、長生きされると代替わりが1度か2度しか起こらないことも考えねばなりませんでした。
念には念を入れようと、さらにウルムを外交属国化して、計4つの選帝侯を属国にして万全の態勢で代替わりを待つことにしたわ。
オーストリアには属国にしてたプファルツしか票入れてないけど、もうちょっと頑張りなさいよね。
ハプスブルクの名が廃るじゃない。
(もともとオーストリアを支持してた選帝侯国を属国にして票を奪ったのは私たちなんですけれどね)
イギリス、ブルゴーニュ、オランダを順番に殴り続けて1743年の時点でヨーロッパでもそこそこ領土を拡大したわ。
ポーランドがだいぶ縮小していますね。
オスマンがヨーロッパに食い込んでいるのが目立ちます。
ポーランドはロシアとスウェーデンに殴られてだいぶアップアップしてたわね。
オスマンは本当はペルシャとか行った方が拡張しやすさの観点でも、交易の観点でも美味しいのだけれど、随分ヨーロッパでの領土拡大にご執心みたい。
まだ解除できていない目標実績はSpain is the Emperor、The Grand Armadaの2つですね。
太陽の沈まない帝国を築き上げたスペイン。
しかし、彼らはまだ満足していませんでした。神聖ローマ帝国皇帝の座と、誰もが恐れる無敵艦隊の建造という2つの使命がまだ残されていたのです。