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マリは、西アフリカに存在する王国です。1444年時点で2つの金山を所持し、大西洋の玄関口を確保しており、西アフリカ国家の中で最も強力な国の一つです。
しかし、封建制のinstitutionすら受容できておらず、技術レベルは2と通常の国家より一段階遅れており、その立地から何もしなければ数十年後に欧州国家に捻り潰されてしまいます。
幸い、肥沃な富を蓄える象牙海岸ノードは目と鼻の先であり、南米のブラジルも探検すればすぐに見つけることが出来るので、運命を変えることは可能なようです。マリは、廃退的な西アフリカの土地から新天地へ拡大をすることで、西欧諸国とも渡り合える大帝国を築く事が出来るのです。
まずマリは、最も大きな障害を取り除くことから始めなければなりません。それはinstitutionの受容と技術レベルの上昇です。つまり、大量の君主点が必要だということです。
マリは金山が2つありますが、高レベルアドバイザーを雇えるほどの財力はなく、元々の交易ノードもへなちょこなのであまりアテになりません。
ではどうするのか?それはライバル宣戦のshow strange講和をやりまくる事で解決できます。ライバルCBでどんどん強さを見せつけることで君主点(1プレイ100×3)と戦力投射(30)を稼ぐことができます。戦力投射が50を越えたら、月々の君主点も更に+1ずつ貰えるので更にDevポチが捗ります。
土地を奪ってないのでAE/侵略的拡大も発生しませんし、コア化コストのADMや不当な要求のDIP消費も必要ないのです。
なお、君主と後継者は無 OF THE 能です。じゃけん将軍化して死んでもらいましょうね~。
初期のライバルのおすすめは、ジョロフ、ジェンネ、モシ、ソンガイ。同盟先のおすすめはマシナ、コンゴ、アイル。特にジョロフライバルとマシナ同盟の組み合わせだと高確率でジョロフとタイマンで戦うことができておすすめです。ジェンネなど、初期でレベル3要塞を持つ国家もあるので気を付けましょう。
項目名 | 原語 | 効果 | 評価 |
![]() | 陸軍損耗-10% | 陸軍損耗減少は敵首都要塞の包囲時に受ける消耗ダメを抑制してくれるので、結果的に継戦能力が上がる。 異教寛容度はスンニ派と呪物崇拝が混在するアフリカにおいて非常に有用。 | |
異教寛容度+2 | |||
マリの宗主権地位の奪還 | Restore Malian Suzerainty | 属国収入+20% | 単純に収入が増えるのでやりたい放題できる。しかし、属国はしばしば借金を背負ってしまい軍隊の展開も碌にできない事態に陥りやすい。 金銭収支が安定していない属国には補助金を出してあげたり、あるいは借金返済をしてLDを下げたりしよう。このLD下げは最大100%まで乗る。 |
ブレの金 | Gold of Bure | 生産効率+10% | タイトルに金と書いておきながら、金収入と関係ない生産効率アップという謎NI。パラドさん、そこは交易品生産量アップにしてください……。 とはいえ、マリが初期で複数保有している象牙や、カノ周辺にある染料のプロビに工場を建てられたら、高い収入を約束してくれる。 |
土地の開墾 | Reclamation of Land | 人的資源+10% | 人的が戦争における一つの律速段階であるEU4において、如何に小さかろうと人的資源アップはありがたいものです。 |
マンディンカ戦士の精神 | Mandinka Warrior Spirit | 規律+5% | 4つ目に規律+5があるのはものすごく強い。 欧州諸国ですら7つ目や宿願=統治レベル10にして3つ目のアイデアを全開放した後に開放できるNIを、マリは統治技術7にして2つ目のアイデアを取り切る前に開放できるのだから強い。 最も、技術遅れを勘案すればある意味バランスはとれているのだろうけど。 |
アブバカリ二世の失われた艦隊 | Lost Fleet of Abubakari II | 海軍伝統+0.5/年 | 多くの国の海軍伝統NIが1.0/年なのに対して、マリは0.5/年と明らかに弱い。 海軍伝統そのものも、大きく戦況に左右する効果が得られるというものではなく、頼りにならないと言わざるを得ない。 |
塩の新市場の探索 | Seek New Markets for Salt | 商人+1 | 商人は1.30における貿易会社の仕様変更上、腐るほど手に入るようになったので相対的に価値は下がった。 一応、商人任務やCoTの数にも影響するっちゃするが…… |
西アフリカ奴隷交易 | West African Slave Trade | 交易効率+10% | 交易効率は交易価値に直接乗算でバフを与えてくれるので、単純に交易収入が伸びてくれる。 植民費用や顧問コストに金を使いまくりたいマリにとってはうれしい効果といえます。 もちろん金収入とは微塵も関係ないのであしからず。あくまで奴隷交易です。 |
![]() | 歩兵戦闘力+10% | 前線を支えてくれる歩兵の能力が上がってくれる。金欠であまり砲兵を作れない状況下でも腐らないのはありがたい。 |
ライバルを叩きのめすと、他のAI国家がハイエナしてライバル国家がライバルでなくなる、といったことが多発する筈です。そんな時はもちろん、ライバルを新たに設定し直しましょう。例え同盟先の国家でも容赦なくライバルに指定するのです。
ぶっちゃけ技術レベル差で優越すれば、複数国家と戦争しても各個撃破で勝てます。
ただ、数の暴力の差で負けることもあるので、西アフリカに存在するそこそこ遠い目のイスラム国家と同盟を結び、いざというときに呼び出すというのも大切な戦略です。
首都か金山かをDevポチして封建制を発生させたら、お金次第で即受容させることが出来るはずです。この頃には恐らくルネサンスも発生していることでしょうが、まずは技術ペナルティが大幅に軽減されたことを祝い技術レベルを3に上げた方がよいでしょう。
この頃には、無理やり技術レベルを3に上げてるAI国家も出てくるはずですし、何より軍事技術の遅れはshow strange戦略の崩壊を意味します。
もし新君主が有能もしくはshow strangeしまくれたならば、レベル4まであげても良いでしょう。
ルネサンスのinstitutionを発生させたら、統治技術を5まであげて探検アイデアを取りましょう。外交技術も5にしておけば、南米探索→ブラジル入植が叶う筈です。
また、モロッコとイベリアを探検で発見し、将来の同盟先と宿敵の状況の把握をしておくのがよいでしょう。
南米の原住民国家は積極的に叩きのめして、植民地国家の基盤になってもらいましょう。
ブラジルにマリの植民地国家を形成したら、次はどこに入植するかで悩むかもしれません。象牙海岸、コロンビア、カリブ、アルゼンチン、喜望峰……選択肢は多岐にわたります。
私見ではありますが、ここはアルゼンチン→ペルー(インカ征服)→太平洋側のコロンビア+象牙海岸の順に入植するのがよいでしょう。
カリブの富はどう頑張ってもマリへ引っ張ってこれず、またイベリアだけでなく英仏から目をつけられてしまう危険を犯してしまうのでやめておいた方がよいでしょう。大西洋側のコロンビアも同様です。
逆にアルゼンチンはマリ(というか象牙海岸)へ富を引っ張ってこれます。また、入植してくるポルトガルやカスティーリャよりも先んじて入植を進めることで、彼らの植民地国家形成を邪魔する事ができます。
南米に4つ植民地国家を形成したいなら、そのまま時計回りでペルーへ赴き、インカの征服と太平洋側のコロンビアを作成すれば、他の欧州植民地国家から目をつけられにくくなります。ただし、インカを征服するならば自国の中核化可能範囲を把握しておきましょう。
カスティーリャがギニアに入植し始めたら警戒を強めるべきです。ここからイベリアノードに富を持っていかれると、日の沈まない国が完成してしまいます。ですので、自国が先に入植して邪魔してやりましょう。
また、ジョロフなどの国家がカネで土地を売り払う可能性もあります。そうなる前に国家ごと征服してやりましょう。
象牙海岸ノードの占有率を上げられたら、ベニンに交易首都を移転させることをおすすめします。交易収入の大幅な改善が見込めます。
さて、マリが複数の植民地国家を形成し、象牙海岸を獲得し始める頃には、既に西アフリカでライバル指定可能な国は残っていないことになるでしょう。
今こそ征服のときです。恐らく技術レベルも最先端になっているはずですし、それなりのアドバイザーも雇えることでしょう。君主点に余裕があるうちに征服を行い、西アフリカに一大帝国を築くべきです。将来のイベリア勢征服のために、自力を底上げしていきましょう。
西アフリカにはもう一ヶ所、金を算出するプロヴィンスがマリのすぐそばにあるので、まずはそこから抑えていきましょう。また、ベニンを征服し交易首都を遷しましょう。ここはCoT(港)とEstuary(河口)が重なっています。
モロッコは非常に優秀な同盟先です。確実にイベリア勢と敵対していますし、実は陸路でも繋がっています。かの国と同盟を結ぶことで、将来のイベリアとの戦争に役立つはずです。
マリの基本的な戦略から、探検と拡張は必須と言えるでしょう。また、一番最初の軍事系アイデアは人的資源回復速度を上げる軍量が良いでしょう。拡張-軍量ポリシーで植民地成長が速くなるのも良い点です。
他のアイデア候補として、ADM系なら技術コストの削減やinstitution受容のバフがある革新、金山インフレの減少やDevポチのコストを下げてくれる経済はマリとマッチしています。
DIP系やMIL系なら、影響で属国を作りつつ領土を広げたり、軍質で陸海ともにバフを与えたりするのが良いでしょう。
また、海運や海軍アイデアをとってロイヤルネイビーや無敵艦隊と正面切って潰し合いをするのにも良いでしょう。艦隊の費用は3つの金山と象牙海岸の交易収入で賄えます。
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