ナポリはは前6世紀に西地中海に進出してきたギリシア人がイタリア半島南部沿岸に築いた植民市である。ラテン語名Neapolis(ネアポリス)は文字通り「新しい都市」であり、ノヴゴロドと同義である。半島の先っちょという地理条件から海からの侵攻を受けやすいのはわかるが、なぜか陸からも(ローマ目当てで来たついでに)侵略されまくるかわいそうな地域である。以下支配勢力年表
BC6C 古代ギリシア人によりナポリ市建設
BC3C 以後しばらくローマの支配下
476 テオドリック朝イタリア王国成立(西ローマご臨終)
493 東ゴート族が(東ローマに厄介払いされる形で)やってきて東ゴート王国成立
568 ランゴバルド人がアヴァール人に追われる形でイタリアに侵入しランゴバルド(ロンバルディア)王国成立
以後は現地貴族と東ローマがごたごたやっているうちに東ローマの体力が尽きる
1130 近頃やたらと襲撃してきていたノルマン人海賊が現地制圧しオートヴィル朝シチリア王国が成立
1140 ↑によりナポリ陥落
その後はホーエンシュタウフェン家(時のHRE皇帝)の同君下位になったりアンジュー家の本拠地になったりしたがシチリアの晩鐘事件で王国南部(シチリア)がアラゴンの支配下に陥る。
1443 内紛の絶えない北のナポリ王国にシチリア軍(withアラゴン)が侵入、再統一。この段階で1444年を迎えGCとなる。
Not just Pizza(ピザだけじゃない)
ナポリで始め、列強となる。
これだけだと面白くないので
Carthago Delenda Est(カルタゴ滅ぶべし)
イタリア文化の国で始め、チュニスエリアのdevastationを100にする。
自分でチュニスを書いていてあれだが、目標が物足りないとすぐだれるのでこれでいこう。ところでカルタゴは滅ぶべきである(大カトー)。
そしてこれだけでも改革の時代前に達成できそうなので以後はローマ帝国再建を目指すことにしよう。
GC時のナポリ王国はアラゴンの支配下にある。まずはカスティーリャやフランスなどを呼んで速攻で独立戦争をしかけよう。ろくな同盟国のいないアラゴンであればカスティーリャだけでも十分勝てるが、オーストリアやブルゴーニュと同盟した場合はフランスを呼ばないと厳しい。フランスと同盟したらリセットだ。都合のいい世界線はけっこうな頻度で存在するため多少リセマラするのをおすすめする。できれば独立時にナポリの旧領シチリア島(とマルタ島)を回収したい。ただし下手に領土を奪い過ぎるとコア化コストとAE飛散が起こる。この後おいしいイベントが起こるので統治点とAEは節約しよう(統治点にナショナルフォーカスを振ってもいい)。領土をとるのであればルシヨン/Perpignanを確保して要塞を壊さずにカタルーニャを属国解放しておくとこの後役立つ。
1459-1495にナポリが正当性90以下の男性君主による統治を受ける独立国でありフランスも独立国であった場合、男爵の反乱/The Baronial Revoltイベントが起こる。フランスが大国(カスティーリャ、ブルゴーニュなど)と同盟していなければここでフランスの同君下位国になる選択肢を選ぼう。このような孤立フランスは周辺の大国を味方につけた国にとって格好の餌であり、この同盟網を組むのに最も都合のよい立場が属国独立戦争である。周辺のフランスをライバル視する国(カスティーリャ、イングランド、ブルゴーニュ、オーストリアなど)複数に独立支援の約束を取り付け、不当な支配を強制する宗主国に襲いかかるのだ。ただし支援の取り付けやアラゴンからの独立が遅れるとフランスNIエラン!/Elan!が発動してしまう。第二次独立戦争の開戦は早いほどいい。この段階でフランスから独立すると同時に地中海沿岸部を奪い取り属国トゥールーズを作成しよう。この後も再征服CBでフランスを解体して行くので無理に領土をたくさん奪う必要はない。
この事業は後述の4、5と同時進行的に行おう。フランス解体はいくつかの段階に分かれる。
①独立:2の部分
②トゥールーズ旧領奪還:トゥールーズを併合しガスコーニュを属国解放だ。
③ガスコーニュ旧領奪還:これで南フランスの再征服はできた。トゥールーズコアのないガスコーニュの旧領5~7プロビを返還させてまだ余裕があれば、その北のベリー/Bourgesと更に北のヌムール/Nemoursを確保したい。そしてヌムールにシャンパーニュを属国解放だ。これはブルゴーニュなどでフランスを解体するときにも非常にお世話になる属国で、パリ周辺に旧領を持ちAEをかなり緩和してくれる。また、ガスコーニュは旧英領にもコアを持つ。実はフランスをアラゴンからの独立戦争に巻き込むなどすることがあると100年戦争が起こらずまだイングランドが南仏にいることがある。ただ2プロビだけなので回収できなくてもガスコーニュは併合してしまって問題ないし、けっこう戦力になるため残しておいて旧領奪還の機会を伺うのも有りだ。いずれフランス解体後は奴とも対立することになる。
④ここまで来るとフランスといえども8プロビ以下の中規模国家に落ちぶれていることだろう。AEに気をつけて飲み込んでいこう。
特筆すべきことはなく、どんどん再征服しよう。カタルーニャの旧領を奪還した際にカスティリョン/Castellonを奪ってカタルーニャ併合後に属国バルセロナを作成して更に再征服だ。カスティーリャにはフランス戦よりもこちらを手伝ってもらうことになる。もしカスティーリャが領土を欲したらアラゴンステートからサラゴサ/Zaragoza以外を少しずつくれてやろう(征服しにくい)。
上に示したように本攻略では属国を多用する。しかし序盤においては一度にもつ属国は2つ、多くても3つまでとするべきだ。実は筆者は後述するチュニジア戦線でも属国トリポリを作った結果全属国(ガスコーニュ、シャンパーニュ、バルセロナ、トリポリ)の独立欲求が爆発して欧州のティムールと化したことがある……独立戦争ではオスマンとマムルークが夢の共闘をして襲いかかってきたぞ(これが因果応報というやつである)。したがっておいしい属国以外の作成は我慢して直接統治しよう。
また、最初期の大国から湧いてくる属国のdevは(旧領全てで)
•トゥールーズ63
•ガスコーニュ109(内英領31)
•カタルーニャ46
•バレンシア44
•ナポリ+シチリア142
となり自国比較でもかなりに大きい。自国がほぼ拡張していないのにこうした属国を完成状態×2持つと独立欲求的に厳しい。(1つでも併合するとそれなりに改善される。)要するに完成状態トゥールーズを併合してからカタルーニャを完成状態にしたほうがいい。
チュニスの同盟国にほぼ毎回オスマンがいるために侵攻機会はその都度ばらける。攻略方法は速攻10点和平だ。すなわちオスマン陸海軍がチュニジアに姿を現す前にチュニスの要地を占領して若干の土地を奪うorオスマンとの同盟を切らせるのだ。あとはチュニスとのタイマンに持ち込み土地の上に軍を置いて略奪し続けると実績が達成できる。オスマンとの同盟切断がうまくいかない、オスマンと戦争状態になるのが怖いという方はマムルークへのりこむ橋頭堡だけ確保したら欧州で力をつけてから再度挑むといいだろう。
周辺の大国が軒並み死んだあとに国家解放して実績達成が最も安全。大抵チュニスはオスマンと同盟してて、こちらが弱いと土地を荒廃させる余裕がないのだ。
これら3地域は以後ナポリが侵攻することになるであろう場所である。
・北イタリア:影の王国イベントでイタリアがHREを抜けた後から攻められる。最大の敵はAE。同盟網が発達していることがおおいので、同盟国が参戦してこないわずかな時間を見つけて征服しよう。宗教改革後はローマもとろう。
・エジプト:マムルークは大国である。オスマンに食われないか心配な気持ちもわかるが最低50kは用意して望みたい。テクニックとしてはジェルバトラップ(詳しくはチュニスページ)やキレナイカ回廊の偵察がある。これはキレナイカは隘路になっているため船をエジプト側海域に送ると敵がどの程度の規模で向かってくるか事前に察知できるというものである。
・ハンガリー:ヴェネツィアが周辺に虐められている機会にダルマチア確保→クロアチア属国解放再征服やハンガリー旧領を確保してハンガリー滅亡後に同様に再征服など、わりと進出しやすい。もちろんオーストリア同君下位国になっているときは厳しいが。
これ以後は広範囲に攻め込めるようになるため型にはまった戦略を紹介するのは難しい。しかし南フランスに南イタリア、エジプトをおさえればオスマン、イギリス、HRE、カスティーリャを倒すのはそう難しくはないはずだ。だけどイギリスはとっとと倒そう。
統治系:とにかく征服が多いので統治/Administrativeは必要。もっと金満になりたいなら経済/Economic、早めに東進するなら宗教/Religiousがいいか。
外交系:初手影響/Influence一択。海上活動が結構多いので二手目は海運/Maritimeがおすすめ。
軍事系:陸軍軍質も海軍士気もあがる軍質/Qualityもいいが、経済が強い(ジェノバノード)ので軍量/Quantityごり押しも有り。もしも後半にグレートブリテンを残してしまった場合は や む を 得 ず 海軍/Navalを使うことが選択肢に入る可能性が微粒子レベルで存在する。
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