各国戦略
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政府体制(Government) | 宗教(Religiion) | 技術グループ(Tech group) | 主要文化(Culture) | 所持州(Provinces) | ナショナルアイディア(National idea) |
原住民評議会(Native council) | 精霊信仰(Animism) | メソアメリカ(Mesoamerica) | グアマレ(Guamares) | 【首都】グアマレ(Guamares)、シコナケ(Xiconaque)、ショチピリアン(Xochipillan) | 原住民(Native) |
グアマル(Guamar)は、メソアメリカにある小国家である。グアマルは、現在のメキシコ北部にあったチチメカ連邦の一部族集団であり、半遊牧民的な生活を送っていたとされ、風の末裔(children of wind)と呼ばれていた。1537年にスペインにより征服されることとなるが、その後もチチメカ戦争に参加しスペインの植民地活動への抵抗活動を行ったとされる。
ゲーム上のグアマルの特徴は以下のとおりである。
北アメリカの国家でも異質な特徴を併せ持つ国であるが、それらの特徴が相まり、周囲の国家と比べても非常に苦しい状況に置かれている。
同じ境遇のチチメカと比べても、以下のような不利要素を抱えている。
比較的難易度の高い新大陸原住民国家の中でも単純に生存するだけでも難易度は高い。新大陸のゲームシステムの理解度が求められる国家といっていいだろう。
グアマルの基本的な拡張の流れは、メソアメリカの統一→旧大陸国家との接触→新大陸の統一という形になる。旧大陸国家との接触以後は基本的には新大陸国家に共通する内容なので、ここでは、メソアメリカの統一戦略として、グアマルが持つシステム上の不利を打開していくために、いくつかの戦略を解説する。
ナワトル・マヤに改宗し特殊な開戦事由(花戦争・マヤ連合)を用いて拡張していく戦略である。上記のとおり現状のままだとまともな開戦事由がなく、拡張することそのものが難しい状況にあるため、とにかくその枷を外すことを主目的とした戦略である。
自国家を改宗する方法にはいくつかがあるが、精霊信仰からマヤやナワトルに改宗する方法としては、以下の2通りある。
◆ 戦争講和による改宗作戦(最終的に旧大陸宗教(精霊信仰含む)に変更することを前提)
一つ目は、戦争の負け講和により自国家を強制改宗する作戦である。通常、同じ宗教グループであり、かつ、異なる宗派にある国家に対しては、戦争講和のタイミングで戦勝点を用いて改宗を強制することができる(例えばカトリックを信奉する国家が講和により正教を強制させる。)。これを逆手にとり、こちらから戦争を仕掛け、わざと負けの講和タグを選び、相手に自国家を改宗させてもらうというものである。通常であれば、相手が望むものしか講和で請求することができないが、戦勝点が100%に達した場合、相手は戦勝点の収まる範囲内であれば請求することができるようになる。これは勝ち講和でも負け講和でも同様の仕様であるため、わざと負け講和を選んでも講和を成立させることができる。
次に、宗教ごとに具体的な方法について解説する。
まず、マヤへの改宗だが、マヤを信奉する国家は、ほとんどが遠方に固まっているが、唯一ワステカが直接殴れる距離に存在する。特にワステカは周囲にナワトル国家で囲まれているせいか、同盟関係が構築できず孤立することが多いため、勝利することは容易い。ワステカが孤立する世界戦を引き、初手で歩兵を8kまで増設して、ライバルCBかNOCBで宣戦しよう。チチメカから通行権をもらえなくとも、幸い北の未開地を迂回すれば攻めることができるのでうまく殲滅・占領を行おう。すべて終えたタイミングで講和でわざと敗北を選び自国家の強制改宗を行おう。成功すれば、改宗を行えることができるはずだ。
次に、ナワトルへの改宗だが、ナワトルを信奉する国家は複数あるが、いずれも宣戦できるタイミングには同盟関係を結ばれているため、容易に勝利することはできない。運の要素が絡むが、もし改宗を急ぐのであれば、隣のチチメカをNOCBで宣戦しよう。チチメカは周囲と異宗教であるため、グアマルと同様に孤立しやすいので、孤立した世界戦を引くことを願おう。敵を殲滅し州を占領していると、隣のオトミがチチメカに宣戦することがある。これを利用して、チチメカを講和で属国にし、その宣戦を引き継ぐ形でオトミに攻め込もう。そうすれば、一対一で戦うことができるため、勝率は格段に上がるはずである。あとは、同様に講和でわざと敗北を選び自国家の強制改宗を行えば、ナワトルに改宗できるはずである。
チチメカがトナカと同盟している場合でも、数を揃えて各個撃破すれば勝利できるだろう。その場合は、まずトナカを攻め、両軍を一掃した段階で順次占領していこう。トナカと個別講和すれば改宗することが可能だ。なおトナカはコッドティエーリで他国の軍を借りてくることもあるため注意しよう。
この方法は、比較的簡単に改宗できる反面、大きな欠点がある。それは、宗教改革ができないということである。原住民評議会の国家は、政府改革が優先され、ナワトルやマヤの宗教改革ができない状態になる。しかも、ナワトルの場合、DOOM(破滅値)は通常どおり機能するため、マイナス要素しかなく、拡張するには非常に不利である。これを回避するためには、拡張を止めて政府改革を行うか、次に述べる改宗イベントを起こすかである。マヤもナワトルも行き過ぎた拡張は宗教改革を行うことが困難になるので、その場合は、タイミングを見計らって精霊信仰か旧大陸の宗教に改宗できるように準備しておこう。
◆ イベントによる改宗作戦(ナワトル・マヤのまま最後まで進めることを前提)
二つ目は、特定州(チョルーラ)を保持することで発生するイベントによってナワトルに改宗する作戦である。チョルーラはメキシコ中央部にあるトラスカラが保持する州であるが、この州を所有し、かつ、自国家がナワトルではない場合に限り、1年以内に「The Temple City of Cholula」(チョルーラの寺院都市)のイベントが起こる。ここで「This is a fascinating religion, let us embrace it.」(魅力的な宗教だ。受容しよう。)を選択すると、自国家の宗教がナワトルになり、さらに、原住民評議会から部族国家に政府体制が変態することができるというものである。この方法は、成功すれば政府改革を飛ばして周辺のナワトル国家と同じステータスに変更できるという強みがある。前期の宣戦講和による改宗では政府体制は変更できないため大きなデメリットが内包していたが、その欠点をなくすことができる。さらに、イベント前に建築した原住民建造物は、宗教改革を行うまではそのまま効果が引き継がれる。特殊建築物は陸軍扶養限界+10や顧問コスト-50%などどれも有用なものが揃っており、他のナワトル・マヤ国家と比べても優位に立つことができる。
ただし、この方法には、チョルーラを自力で確保しなければならないという欠点がある。チョルーラまでに行くには数度の戦争で勝利し、領土を割譲していかなければならない。グアマルの最初の状況では、宣戦することすらままならない状況であることから、ここまで拡張するには非常に困難が纏わりつくこととなる。うまくNOCBで割譲していければよいが、現実的な方法としては、上記の宣戦講和による強制改宗で一度マヤやナワトルに変態してCBを獲得した上でチョルーラを確保し、ナワトル以外の宗教に変えてナワトルに変えるというものである。マヤに変えたい場合は、その後に上記の宣戦講和による強制改宗で改宗すれば良いだろう。
グアマルの場合、チョルーラまでの距離が比較的遠く、到達するまで概ね10州程度保有することになるだろう。仮にナワトルで進めるのであれば、属国を作成しつつ、領土は5~6州程度に収めるべきだろう。
逆にマヤであれば、
また、この方法は、政府改革を一切進めないことを前提としているため、君主点は基本的には技術を進める方向に使用するとよいだろう。
属国を精霊信仰に改宗させてInstitutionを受容させ、政府改革を行った後で拡張する戦略である。通常、政府改革は、旧大陸のInstitution受容国家(又は植民国家)の所有する州に隣接して実施するものであるが、Institutionを受容さえしていれば旧大陸由来である必要はない。一方、新大陸国家は政府体制又は宗教によってInstitutionを受容できない状態にある。このため、これらの要素を排除した属国を作った上で、開発を行ってInstitutionを発生・受容させ、隣接して政府改革を行うというものである。
まず、政府改革を進めつつ属国の作成を行おう。属国候補は、ナワトル又はマヤを信奉する国家が前提である。これらの国家は原住民評議会の政府体制ではなく、ナワトルやマヤを信奉することがInstitutionの受容の妨げとなっているため、これらの国家を精霊信仰に改宗させることができれば、政府改革や宗教改革なしに普通にInstituitonを受容することができるようになる。具体的な候補としては、マヤを信奉するワステカが一番簡単である。上記で解説したとおり、孤立する可能性が高いため、初手で占領することができるからである。ただし、ワステカの場合は、開始時点では隣接していないため、その前後でチチメカを占領する必要がある。チチメカを属国にした後に継戦でワステカやオトミと戦うのが一番効率的だろう。
講和で強制改宗と属国を選択した後は、属国の州を開発してInstitutionを発生させよう。開発は、できるのであれば開発のしやすい州か金産出州をで実施すれば、君主点を無駄なく使用することができるだろう。後者であれば旧チチメカにある金産出州を譲渡して行うと良いだろう。
開発により首尾よくInstitutionを発生させれば、よほどのことがない限り属国は受容するので、政府改革の最終段階を行おう。いち早く技術を進められれば、メソアメリカ諸国に敵はないので、旧大陸国家が来る前に征服していこう。また、政府改革を終了させれば船が作れるので、急いでアイディアを取ればカリブ海にも進出できるし、南米のインカも旧大陸国家が進出する前に抑えることができるだろう。
この方法は精霊信仰のまま進めることとなるが、途中でナワトルやマヤにも改宗することもできる。政府改革後に改宗した場合、宗教改革が終わるまでInstitutionを受容することができなくなり、船を作ることもできなくなるため、事前に必要なものを受容し、船を必要分用意しておこう。また、あまり拡張しすぎると宗教改革の効率が悪くなるので気を付けよう。最後まで進めたうえで、属国からInstitutionを受容すれば、ナワトル・マヤの遊牧民プレイも夢ではないだろう。
なお、この方法にはいくつかの欠点がある。
第一に、軍事技術の遅れによる他国からの宣戦である。政府改革や州の開発に君主点をつぎ込む関係上、周辺諸国に比べても軍事技術が数段階遅れを伴うことは避けられない。特に周辺のナワトル諸国は攻撃的であり、再序盤は同盟を結ぶのも困難であることから、とにかく宣戦の危機を抱えることとなる。基本的に軍事点は、技術や政府改革につぎ込むことを前提としても運によっては難しいこともあるため、その際は潔く、相手の属国になることも選択肢にいれよう。ナワトル諸国はその性質上、そのまま属国化することが多いため、勝てないと思ったら、適当な国の属国になってもそこまでデメリットはない。宗主国は自国の戦力を加味して敵国に宣戦するので、自国が戦争に参加しないで終始逃げ回っていたら、宗主国が負けていつの間にか独立を勝ち取ることもできる。政府改革さえ進められていれば、混沌としたタイミングで横取りして強制改宗+属国化し、一気にInstitutionを進めてしまおう。
第二に、大量の君主点が必要になることから、とにかく君主点を集めることに終始しよう。軍事的な差が出る前にライバルにはShow strength(力を示す)を使用して君主点を稼いでいこう。
第三に、旧大陸国家との技術差である。通常であれば、技術が進んだ先進国で政府改革を最後まで進めて技術差をカバーするのであるが、この方法ではそれが行えず、あっけなく旧大陸国家にやられることがある。回避方法としては、政府改革後にナワトル・マヤに改宗して、宗教改革を旧大陸国家で行うというものである。この場合、Institutionの受容に使った属国の合併をした上で目当ての国家と隣接しよう。そうしないとすでに受容した属国から再度受容することとなり、技術差を縮められなくなってしまうからである。
Institutionの受容を妨げる原住民評議会の政府改革、ナワトル・マヤの宗教改革をすべて回避する戦略である。上記の属国からの政府改革とは異なり、政府改革に要する君主点を節約しつつInstitutionを受容し、技術差をもって新大陸を掌握することを目的とする。
原住民評議会の政府体制を変更する方法は少ない。現実的な方法としては、チョルーラを確保して、「The Temple City of Cholula」(チョルーラの寺院都市)のイベントが起こし、部族国家への変更をする方法があげられる。その際ナワトルに改宗されるが、反乱を駆使して再度精霊信仰に改宗すれば、宗教改革もする必要がなくなる。この状態になれば、Institutionの受容を妨げる要素はすべて排除することができるため、適当な州を開発してInsitutionを発生させれば、いち早く技術を進めることができるだろう。
この方法は、君主点を節約できる点に優れているが、そもそもチョルーラを確保するのが難しく、メソアメリカを統一できたとしても旧大陸国家との技術差を自力で埋める必要がある。
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