EU4=歴史ゲーム派の解釈
アヴァール人は6世紀中期ごろにハンガリー平原に登場してから804年にカール大帝に征服されるまでの間実に250年にわたってカルパティア地方を支配し東ローマ帝国と渡り合った民族である。その起源は柔然、エフタルなどとする説が有力であり、子孫の(ブルガール人と共にキプチャク草原に留まった)一部が1444年にもカフカス山麓に命脈を保っている。カフカスに背を預ける一弱小勢力に成り果てたアヴァール人の手によって再び偉大なる帝国を築き上げ祖先が興隆の地ハンガリーを再征服するのだ。アヴァール=ハン国に栄光のあらんことを!
EU4=シミュレーションゲーム派の解釈
本攻略記事では実績「アヴァール=ハン国/Avaria Khaganate」の達成を目標とする。
実績達成条件
以下両方を満たす。
・アヴァールで帝国ランクになる。
・アヴァールでアルフェルド、ドナウ川西岸、スロバキア、南トランシルヴァニア、北トランシルヴァニアエリアの州をすべて領有する。
(英wiki引用:Avaria owns all provinces in the areas Alföld, Transdanubia, Slovakia, Northern Transylvania, and Southern Transylvania.)
※EU4は歴史シミュレーションゲームです
・カジクムフの属国
・現地人と同化しまくっておりNIはコーカサス
・↑同様タゲスタン文化(チェルケス、グルジア、アルメニアと共にコーカサスグループ)
・国土は1プロビ
・国教はイスラム(スンニ派)
宗主国カジクムフは2プロビスンニ派の小規模国家であり、周辺に同じ境遇にある国家は少ない。これが意味することは宗主国は同盟に恵まれないということであるが他人事ではない。アヴァールを独立支援してくれる国も少ないのである。幸いカジクムフは大オルドのテレク/Terkに旧領請求をもっており、大オルドのカジクムフへの態度もこれを反映してHostileとなっている。彼の国が独立支援最有力候補である。支援を得られたら、涙ぐましく同盟国をあちらこちらに求めるカジクムフの努力が実る前に容赦無く独立戦争を開始しよう。そして大オルド領に即逃げるのだ。大オルドが国境沿いのプロビを占領してしまうかもしれないが、大抵敵同盟国の要塞を堕としに行くのが(山岳多くて)大変なので独立時には1プロビを占領し割譲させることで妥協しよう。終戦時に次のことができるよう準備もしておく必要がある。
・白羊朝と同盟
・チェルケシア領のアラニア/Alaniaに請求権をつける。
前項からわかるとおり、次は白羊朝と共にチェルケシアを攻める。敵同盟国次第では一気にアディゲ/Adygheを割譲させられるだろうから、そうなるまでやり直してもいいし2回かけて奪っても良い。また、この戦争の開始ごろからオスマンとの関係改善を始めよう。いきなり同盟は無理だろうが婚姻を結び同盟にこぎつけるのだ。国力的にはチェルケシア全土+αを獲得した程度で同盟を組めるだろう。
この戦略における最大の運要素はこの点である。要するにクリミアがオスマンの支配下に入るとハンガリーへの主要な通路の一つが使えなくなると言うことだ。いずれオスマンとは激突するにせよ、それはハンガリーの支配を巡るものすなわち実績達成の最終段階であることが望ましい。早期のクリミア確保ができるかどうかが実績達成の鍵となる。(やっぱりリトアニアはキツイ。)クリミア支配のこつは直接支配せず属国クリミアを作ることである(クリミアが生き生きしている場合は別、直接滅ぼそう)。ジェノヴァやテオドロ、チェルケシアがしばしば割拠するイスラム教地域であるクリミアでは反乱軍の集団が半島周りをぐるぐるしている光景が見受けられることが多い。ここに侵攻しても実効支配ができるのはオスマンか調子のいいポーランド=リトアニアぐらいなものである。(序盤に反乱軍30~40kとか相手にしてたら常備軍が消し飛ぶ。)逆に自国がクリミア宗主国となることができれば周辺地域を反乱軍が勝手に持ってきてくれる。運がいいと困窮したリトアニアや大オルドがクリミアにプロビを売ることもある。注意点として、このような形で属国にプロビが加わると属国の独立欲求が一時的に爆増する。属国領DEVポチとかで凌ぐといい。
後述する南ポーランド回廊をポーランドから奪い取るのは割とたやすい(CtAオスマン)。したがって次はハンガリー戦となるのだが、ハンガリーはそのときの状況によって(オスマン、ボヘミア、ポーランド、ヴェネツィアに食われて)虫の息になっていたりオーストリアと組んでバリバリに(ポーランドへ)拡張していたり、オーストリアの同君下位国となっていたりする。いずれの状況でも(強国がひしめいていて)生半可な国力では手が出せない。よってコーカサスから主に東方へと征服して国力をつける必要がある。ポントス草原や中央アジアへ侵攻するきっかけは大オルド-モスクワ戦争だろう(同盟がきれても参戦してはいけない)。旧同盟国大オルドやノガイを食いつつ侵攻しよう。ペルシア方面では同盟網が組まれることが多い。困ったらイスラムの雄オスマンの力を使おう。
実績達成に必要な土地はハンガリー(東欧西南部内陸縦深地域)である。ここに侵入する方法はいくつかある。ここではそれを紹介していく。
①南ポーランド回廊(-クラクフ~ベッサラビア-)あるいはその脇のキエフ州(リトアニア領)からの回廊合流EASY
メリット :再現性が高い。オスマン連れて行けば道路工事はすぐ終わる。
デメリット:コーカサス~カルパティア山脈まで横断する国家ができる→オスマンとロシアの緩衝国となる(これはテオドロやオドエフでやるときにも直面する)→両者対立が遅れる(場合に依っては同盟する)ためロシア侵攻は難しくなる。従って上の拡張でもロシアと戦争する方向を候補に入れていない。
②パウダーロード(バルカン横断)VERY HARD
早めに正教に改宗してロシアと同盟。拡張したらオスマンライバル視してマムルークとも同盟(ハンガリーとも同盟してもよい)。オスマンをバルカンから追い出しアナトリアも頂く。適度に拡張したら北西に反転してVSオーストリア=ハンガリー。二度とやりたくない。
メリット :やりごたえがある。
デメリット:戦略そのものが大博打。アイアンマン非推奨。
③クロアチア橋頭堡NORMAL
ヴェネツィアNOCBでダルマツィア/Zadarを奪いクロアチアを属国解放。旧領征服で東からハンガリーを食らう。
メリット :オスマンが(実績達成ギリギリまで)味方。ガレー船デスタックでアドリア海航行も楽ちん(まあ陸で行くんだけど)。
デメリット:NOCBと飛び地。
④ドイツ侵攻HARD
国力つけた(インド食って地中海の制海権もとれるぐらい)ら北海、バルト海、地中海いずれかから(全部でもいいよ)NOCBor帝国主義CBでHRE(ドイツ域)進出。あるいはロシアを倒してドイツ方面に回り込む。あとは逐次東進南下してハンガリーを食う。
メリット :シンプル。確実。
デメリット:長い。忙しい。
統治系:拡張向き統治/Administrativeや万能経済/Economic、キリスト教各種(若干のコプト含む)にシーア派を相手取るため宗教/Religiousもいい。
外交系:影響/Influence、交易/Trade、④ルートなら海運/Maritimeも…まあ適当に無難なやつをとろう。
軍事系:オスマン戦を見越して軍量/Quantityはとりたいし質的優位のために攻勢/Offenciveと軍質/Qualityはぜひ欲しい。海軍/Navalは軍事系で6つ目(貴族/Aristcraticと富豪/Plutocratic両方とるなら7つ目)にとるのが1番効果を発揮するぞ。
最新の10件を表示しています。 コメントページを参照