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アテネの発祥はミケーネ文明のアクロポリスであったとされる。その後ミケーネ文明はドーリア人南下により崩壊、ギリシアは暗黒時代に入る。紀元前900年頃には経済も復興しギリシアの経済中心へと発展するが、前6世紀頃には早くも貴族に対する平民階級の政治参加を求める動きが強まり政情は混乱期を迎える。諸処の改革とペイシストラトスの僭主政治を経験した後政治家を選挙で追放する謎制度が発生することもあったがなんだかうまく民主制をやっているようであった。そこに空気を読んでペルシアのダレイオス1世が到来*1。でも軍質がお粗末だったので割と勝てた*2。クセルクセス1世がもう一回来たんだが、スパルタの王が玉砕したり*3入り江で艦隊包囲したり*4敵軍に突撃してたり*5したら逃げてった。その後、驚異の政治家くじ引き制度で「民主制が完成」したけどスパルタとの戦争*6中に指導者ペリクレスが死去。デマゴーゴスに操られ血迷ったアテネ市民はなぜかシチリアに遠征し、成人男性(アテネ市民)の8~9割が失われて敗北。以後ギリシアを支配する都市国家は現れずマケドニアのアレクサンドロスの支配下に下る。大王死後群雄割拠的な状態に巻き戻ったギリシアはなんやかんやあってローマに征服される*7。アヴァール人やスラヴ人が略奪しに来たり、キリスト教の普及に伴いアカデメイア封鎖されたりしたけど今日もアテネは元気です。十字軍(金欠)がなぜかコンスタンティノープルに来た*8後フランス系指導者のもとアテネ公国が成立。14世紀初頭に雇ったカタルーニャ傭兵に政権を奪われ、アラゴンの支配下におかれる。その後フィレンツェやヴェネツィアの手を経由してビザンツ*9の配下に下る。波瀾万丈とはまさにこのことである。
Academical(芸術的だ)
アテネで50以上の大学を持つ。
植民地遷都。
この戦略に対して「オスマン殺せる」「NOCB連射不可避」などと言いたい気持ちはわかるが、それらの成功確率は如何程だろうか?ここでは比較的再現しやすいオスマンとの同盟によって絶対的安全保障を確立した上での新大陸回帰(いわゆる定石である)を解説していくことにする。多分この方法が一番楽である。
アテネ新大陸植民プレイは
・初期は独立支援がなかなかもらえずハラハラ。
・植民までが長くて退屈。
・植民後しばらくは赤字を垂れ流してイライラ。
・植民地国家を食い始めると止まらずに大拡張。
と、なかなか起伏に富んだプレイを経験することができる。
アテネは開始時にはビザンツ帝国の属国となっており独立をなさねばならない。ビザンツ軍はオスマン領を通れないと思われるのでジェノヴァと手を組んだり、いっそ単独でも独立を勝ち取ることができるだろう。だがそうすると独立後が問題だ。オスマンはコンスタンティノープルを確保するとミッションによってギリシアに請求権を獲得する。そして生半可な抑止同盟など振り切って宣戦してくるのだ。これを避けるにはオスマンと同盟を結ぶほか無い。というわけで以下のことを行い、オスマンがビザンツに攻め込む前にオスマンに独立支援を頂く。
・オスマンと関係改善。
・外交評判を上げる顧問を雇う(いなければリスタート推奨)。
・estateへの譲歩は行わず威信を節約する。
あとはオスマンのビザンツ宣戦前に独立支援を頂けるよう祈る。以下のことが起こると支援要請が間に合う可能性更にが上がる。
・威信獲得イベント(初期威信は約-2)
これによってオスマンのライバルに軽蔑的侮辱/Scornful Insultができるようになり、オスマンとの関係が改善される。
・オスマン-クリミア同盟
クリミアは遊牧民なので開始後すぐ宣戦しオスマンに参戦要請がとんできて時間が稼げる。
こんな感じで独立支援を頂いたら速攻で独立戦争を開始しよう。コンスタンティノープルをとるとコア化統治点がかかる上オスマンのヘイトを買うため自国はギリシアのみ確保に留めよう。更に統治点を節約したければ属国アカイアを解放するといい(モレアにすると自国より開発度が高く統制に苦労するので注意)。独立後もオスマンに同盟を切られぬよう外交官を貼り付けよう。どうせ遷都するし旧大陸で無理な拡張はできないから問題ない。
外交技術Lv.11と探検アイディア3つ目と植民距離増幅顧問がいればギリシアから東カリブまで直接届く。ここまで技術やアイディアを上げつつひたすら待つ。暇ならばアフリカやアジア諸国に通行権をもらい未知領域を探索すると世界の様子が一歩先にわかって楽しいかもしれない。また裏ワザとして、
外交技術Lv.9+探検アイディア+植民距離増幅顧問=植民距離553
これで西アフリカのトラルザ/Trarzaに植民距離が届く。というわけで情勢に依ってはアフリカ現地民にNOCBで宣戦布告して橋頭堡をGETしておくと技術Lv2つ分早く植民を開始できる。
新世界側に着いてはじめの植民地が完成したらギリシアのプロビを首都を残して属国に売却し遷都を敢行する(属国はもう併合して構わない)*10。そしたら周辺の植民地国家を食べて(後述の通りNI的にキリスト教国家を征服した方がお得)、強くなったら中南米の現地国家を吸収しよう。技術Lvを上げて大学を建てまくれば実績達成だ。カリブノードの経済力があれば建設費にも困らないだろう。
あくまでもアテネにとっての評価であり一般的なものではありません。
0:伝統/Tradition 1~7:NI順番 8:野望/National Ambition
鬼>
0 異端寛容+4
ポーランドより強い異端寛容だが、その真価は植民地征服の過程で発揮される。というのも、宗教の強さを考えると正教を選択するプレイヤーはそれなりにいると思われる(カトリックでも遷都するのでトルデシリャス条約の恩恵は受けられない)。結果、カスティーリャ等の西欧のカトリック植民地国家を征服した際にその土地を早期に国力に変えることができる上、反乱も起きづらくなる。特に植民初期の金欠時代においてはそのありがたさは計り知れない。なお、ナクソスが同じ能力を持っており立地や初期状況も近い。正教植民地遷都プレイがしたいなら滅びづらく成功率の高いそちらをおすすめする。
強力>
2 受容文化+1
これで色々な植民地国家を征服しても大丈夫になる。なお初期主要文化が国家成立過程を考慮してかトスカーナなのでギリシアに変えておくといい。
7 歩兵、砲兵戦闘力+5%
砲兵も火力が上がるのが珍しい点。時代が下る程使えるようになる。
8 陸軍士気+10%
ここに来ての陸軍バフ連射。もっと早く欲しかった。
平凡>
1 正当性+1/年
3 外交評判+1
4 威信+1/年
5 不穏度-1
6 布教強度+1
あって困りはしない。
貧弱>
0 要塞防御+10%
効果低すぎないか?最低でも25%は欲しい。
産廃>
総評:植民地国家征服向きです。
今回は統治アイディアの1つ目を拡張/Expansionにするか宗教/Religiousにするかについて考えていく。
拡張にすると周辺に自力で国土を広げることになって時間と植民費がかかる代わりに自分の望んだ所に植民できる。宗教アイディアならば征服地を速やかに改宗できるうえ聖戦CBがついてくるが、植民は遅く欲しいところに植民地国家がなかなか入植してくれなかったりして思うように国土が伸びない。両者一長一短なのだ。そしてアテネの寛容NIを考えると植民地国家を殴る限りであれば宗教は必須ではない。金が貯まったあとゆっくり改宗すればいい。しかし中南米の高DEV異教地域の改宗には宗教アイディアがあった方がいいため2手目で宗教をとろう。逆にもしアフリカなどからイスラムを輸入したりする場合は宗教がいい。この場合オスマンとの同盟は盤石となるが寛容NIはなかなか活きないのであまりおすすめはしない。
今回は書かなかったが恒例のアフリカ植民ザンジバル遷都を敢行するならば話は変わってくる。聖戦CBと布教強度を徹底活用して現地国家を征服してもいいし、スンニに改宗するなら宗教拡張どちらもとらなくてよい。
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