各国戦略
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ポルトガルは非常に安定した地盤を持っている。
国境を隣接する大国はカスティーリャだけであり、この国とはヒストリカルフレンドとして友好的に付き合うことができる。
一方でミッションも充実していてやることに事欠かず、新大陸・アフリカに近くNIやミッション、時代の能力にも植民向けの要素が多いので植民を楽しみやすく、初心者向けの国家と言える。
ポルトガルの実績は難易度の高くない2つしかない。
ポルトガルの取り得る戦略は大きく分けて二つある。
一つはカスティーリャと友好関係を維持し、新大陸やアフリカ、アジア方面で勢力を拡大する戦略である。安全保障をほとんどカスティーリャに頼ることができ、宣戦布告を受けることもほとんどなく拡張ができる。カスティーリャの鬱陶しさを知らない初回プレイ時に気付けば自然に行っている戦略。
もう一つは初手でカスティーリャを解体し、プレイにおける自由度を上げる戦略である。初回プレイ時にカスティーリャこそ友好国の仮面を被ったポルトガルの拡張を妨げる蓋となっている元凶と思い知らされる。ポルトガルの交易首都たるセビリアノードでの一番のライバルで、ポルトガルが集めた富の半分程度*1はカスティーリャに横取りされるのだ。また入植競争でも最大のライバルとなっている。カスティーリャ解体せずに1500年を過ぎれば入植プロビ選択でも工夫が必要になる。陸軍が弱く強大ともいえるカスティーリャ解体は難易度が高いと思われがちだが、幸い制作側が請求権を簡単に得られるなどお膳立てを用意してくれている。それらを考えると初手でカスティーリャを解体するのは極めて合理的と言える。
このページでは後者の戦略について解説する。
ポルトガルは全国家の中でも特に植民に適した国家である。
植民に適した西欧国家の中でも一番新大陸に近く、伝統と併せて探検アイデア3つ目を取った時点で新大陸・象牙海岸への植民が可能である。
また、大航海時代固有の時代の能力「ポルトガルの植民地拡張」のこの時代では破格の国家の入植者増加+50と初期後継者の特性「拡張主義者」の+15、そしてボジャドール岬を越えてのミッション報酬により他の追随を許さない圧倒的な植民速度を誇る。
このミッション報酬が効いてる15年間は植民者の成功可能性30%を超すほどである。
初期のポルトガルは貧乏なため、たった1プロビの入植中でも戦争が起きればたちまち毎月赤字に陥る。
その為最大限節約し、可能な限り教会を建てる必要がある。
上記の要素により、原住民政策を「原住民弾圧政策」にした上で原住民を虐殺し、植民者数+1~2プロビずつ植民しつつ、原住民国家に請求権を付けて併合していけば、旧大陸国家との戦争を一切せずに全十二植民地域でトルデシリャス条約を成立させることさえ可能である。
アフリカ・アジア方面に関しては、新大陸での上記なような植民と象牙海岸の独占を両立するのはさすがに厳しいが、出来れば喜望峰のケープとザンジバルへの橋頭堡になりcotもあるイニャンバネだけは確保したい。
現地国家へ諜報網構築→隣接地に植民→請求権の捏造→植民地を放棄し現地国家に宣戦併合、とすれば自力で植民するよりさらに早く中核州を得られることも活かしていくといい。
なお、ゲームスタート時点で探検家を所持している為、(植民者を二人得られる)拡張アイデアを初めに取得しても植民は可能ではあるのだが、探検アイデアでなければ探検できない海域があるのと、何よりも植民地主義発祥地になるための条件を得られないので注意が必要。
1.30より前のverでは正直微妙な同盟国だったが、1.30より序盤のカスティーリャ侵略に呼べるようになったため、重要性が跳ね上がった。イングランドとは初期から同盟を結んでいるが基本的に同盟を結んでいるが基本的に同盟を維持するメリットはない。防衛同盟としてはカスティーリャ1国だけで事足りる上に、好感度を貯めても距離的にイングランドを誘って攻撃することもしにくい。それどころかフランスやブルゴーニュからの防衛戦争に呼ばれることもよくあり、参戦するとそのほとんどの軍はポルトガルに向かってくる。
イングランドの序盤の戦争はイングランドからの侵略戦争であるため、ポルトガルが戦争に呼ばれることはまずない。その後はフランスやブルゴーニュからの防衛戦争があるが、その戦争が始まるときに同盟を破棄すれば良い。イングランドとポルトガルは英葡永久同盟という特殊な関係を持っており、同盟破棄をしても友好度を高めで維持しやすくなってる。再同盟可能になるまでこれ以上友好度を下げなければ、イングランドから同盟要請してくる間柄だ。
ただしイングランドが重要な同盟国と言い切れるのは、イングランドが聖公会に改宗するまで。改宗してしまうと植民地の関係で関係悪化しやすくなる。
イングランドとの友好度を上げるとミッション報酬でカスティーリャへの請求権を得られるので忘れずに行う。
ポルトガルにとってもっとも厄介な国。
AIカステラが存在する限りAIカステラが拡張していない方面へしかポルトガルは拡張できない。
この国を初手で弱体化できれば以後、拡張方針、入植方針、アイデア選択、すべての自由度が高まる。
準備として、アラゴンがポルトガルを敵視しておらず、カスティーリャをライバル指定している世界線を引くまでリセット。
以後の注意点
・カスティーリャを戦争開始直前にライバル指定するためにライバル枠は空けておく。ライバル指定が早いとカスティーリャの同盟国が増える。
・カスティーリャの同盟国にオーストリアがなっていた場合、これはほぼ勝てないのでリセット。
・アラゴンからのナポリ独立イベントがあるため、戦争可能な年になったら即戦争。戦争中に独立されるがこれは問題無し。
・請求権はイングランドとの友好度を上げることで得られるミッションで得られるが、Mare Nostrumを入れてる場合は要塞占領し易くするために諜報網構築。
早ければ2回、遅くとも3回の戦争でカスティーリャを内陸国にでき、植民をとめられる。
もちろんカスティーリャを内陸国に落とし込まず、植民させ戦争で奪うのもあり。
戦後の注意点
ナポリ独立でアラゴンの弱体化が著しいために、フランスがアラゴン侵略してくることもある。これを見越して次の同盟国候補との友好度上げはカスティーリャ戦中から準備。
またポルトガルカステラ戦後、グラナダがカスティーリャ侵攻し返り討ちに遭い全プロビ併合で滅亡する可能性もある。カステラの国力増強は介入なので、グラナダへの請求権も取っておいた方が良い。恐るべき事に同盟国無しでもグラナダはカステラ侵攻をする場合がある。
またカスティーリャからのグラナダ侵攻もある。この場合も即座にグラナダに宣戦布告しカスティーリャにはプロビを渡さない立ち回りが必要だ。
カトリックは教皇領と友好度が高いと教皇影響力を得やすくなるのでとりあえず仲良くしておこう。関係改善が面倒なら同盟を結んでもいいがイタリアでの戦争に巻き込まれる可能性がある。
トルデシリャス条約違反で友好度が下がるので植民に注意。
アラゴンだけならともかく、ブルゴーニュとまで同盟婚姻となると重要な同盟国イングランドとの関係が下がるので基本無視。婚姻による継承ワンチャンがある。世界線によっては婚姻できないので多少の世界線リセマラが必要。詳しくはここ
インドや東南アジアといった豊かな地域では現地の国家がそこそこの力を持っていることが多く技術差があっても侮れない。恐らく空いているであろう外交枠を使い、インドではジャウンプル、東南アジアではアユタヤといった地域大国と同盟を組み侵略の片棒を担がせよう。
場合によってはほのぼの*2により迅速な侵略が可能。
・包囲網に関して
植民国家である特性上侵略する範囲は非常に離散的になり、AEが散りやすい。
一応イスラムのスンニは東西アフリカやインドネシアなど広い範囲に分布し、広範な地域で包囲網が組まれる可能性はあるが、これもカステーリャとの同盟があれば参戦してくることはまずないが、可能性は低いがオスマンやマムルーク、ティムールといった大国が入るとさすがに怪しいので関係改善はしっかりしておこう。
それでもどうしても心配なら、停戦中の国は包囲網に加入できないという性質を利用し、停戦明けごと殴るのがよい。
俗に停戦サイクルと言われる手法である。
まず手近な拡張先として北アフリカがある。ミッションやイベントで請求権が付くし初期のライバルでもあるので高PPを維持するためにもぜひ戦争したい。しかし、モロッコ・チュニスはそれぞれ単独で初期のポルトガルと同等かそれ以上のFLを持つしそれぞれ同盟関係をがっちがちに固めることも多く初期のポルトガル単独でそれを崩すのは厳しい。
なのでカスティーリャを連れて戦争を仕掛けるか、カスティーリャが仕掛けた戦争に便乗しよう。例外もあるが*3、軍質にほとんど差がない以上、必ず便乗も含めて陸軍数で優位に立っていることを確認してから戦争を仕掛けよう。モロッコに勝利できたら初戦で必ずフェズとタンジールを奪おう。
さて、首尾よく北アフリカを征服すれば統治についてだが、Ver1.30から北アフリカは交易会社にすることができるようになった。異文化異宗教の土地を治めるのも面倒なので交易会社に放り込みたくもなる。しかしポルトガルはカスティーリャとの同盟を維持する場合交易会社地域と植民地地域しか攻めず、何も考えずに全てを交易会社に放り込んでいくと、ステートが本土しかなく、収入が安定してからもFLや人的資源に不安を抱えることになってしまう。商人が欲しく感じるかもしれないが初期の2人のうちの一人を割り当てれば事足りる。
これらのことを踏まえて交易会社にするか、ステート化するかを決めよう。改宗は負担になるが文化の受容・ステート布告・顧問・聖職者特権・修道会などを生かせば宗教アイデアなしでも十分何とかなる範囲だ。
一度に征服したプロビ数にもよるが、自治度を上げても反乱を止めるには複数回のMILを使用した反乱の鎮圧が必要になる場合もあるので、自治度は上げずに反乱を起こした上で陸軍で鎮圧するのがおすすめだ。
ポルトガルの圧倒的なアドバンテージを活かせば独占が可能である。探検アイデア3つ目を取得した時点で植民可能な地域はブラジル・カリブ・コロンビアだ。要塞をすべて破壊し、顧問のレベルを落とし、それでも足りなければ大型船か陸軍を減らせば、この時期には2カ所同時に植民ができるはずだ。ブラジル・コロンビアにはは弱小原住民が多く存在し征服も容易いので、諜報網を構築、請求権を捏造、征服し早々に植民地国家を成立させよう。カリブには原住民国家がないので自力で植民しなければならないがポルトガルの植民力をもってすれば他のAIに遅れを取ることはないだろう。
その後はメキシコやアメリカ東海岸、ルイジアナといった原住民が存在し、早々に植民地国家を成立できる地域を優先して植民していこう。カスティーリャやイングランドがポルトガルがまだ植民を始めていない地域に植民を始めた場合でも、後から同地域に植民し始め、先にトルデシリャス条約を成立させることすら可能だ。
ミッション的にも象牙海岸、喜望峰、ザンジバルを経由してアジア方面に進出していくことになる。できるだけCoTを抑えつつ、喜望峰、ザンジバルを目指そう。象牙海岸もできれば抑えたいが南米の富はブラジルで、アジアからの富はザンジバルでコレクトすればいいので必須ではない。
現地の国家の中ではザンジバルのキルワはそこそこの力を持ち、ザンジバルノードを独占するまでになることもある。その場合5隻程度の大型船と20kを超える陸軍を持つこともあるので台帳で戦力を確認し、十分な戦力を輸送してから仕掛けよう。
沿岸部以外ではマリ・ジンバブエの金山が美味しい。マリは内陸の方だし文化が入り混じっているせいか現地国家から反乱軍が頻繁に輸出され面倒だが、ジンバブエは沿岸からそう離れていないので抑えやすく、金以外の交易品も美味しい。
大航海時代の時代の能力属国の移譲を取得し、ミッションで得たカスティーリャへの請求権からフランス→ブルターニュ→イングランド→アイルランドと順に請求権を付けていけば征服CBでアイルランドに侵略できる。イングランドとの戦争を予定しているなら1プロビでいいので取っておこう。
ポルトガルは、経済的にやや弱体である。
しかし圧倒的な利点として、西洋国家であり、institutionを受容するためのDEVポチが最小限で済む。
そのため、君主力のために高レベルの顧問を雇う必要は薄く、軍拡と植民に専念することができる。
さて、ポルトガルといえば交易国家である。そこで、いくつかのオススメのノードを紹介する。
ポルトガルの初期ノードである。カステーリャも存在する都合上ここを独占するのは不可能に近い。
しかし、もう一つの代表的な植民国家であるカステーリャが植民地からこのノードに大量に流すため交易価値が大きくなりがちで、中盤以降もCollectする意味は十分にある。
また、初期では商人が存在していないが、首都ノードに商人を配置すると徴収する交易価値に+10%の補正をしてくれ、ささやかではあるが存在するだけで交易力(Trade power,以後TP)をもたらしてくれる。
これらの補正は、TPもなく交易価値も小さいTunis(チュニス)やSafi(サフィ)からtransferするより大きい。また、チュニスノードはカスティーリャが代わりにトランスファーしてくれるという事情もあるのでゲーム開始直後にチュニスの商人をここに回すべきである。
Brazil,Kongo,Cape of good hope(喜望峰)などのノードが集まる地点で貿易会社(Trade company,以後TC)を作れるのでTPを得やすい。
初期に入植し、交易の中心地(Center of Trade,以後CoT)を押さえれば、かなりのシェアを狙える。
特にポルトガルはブラジルに入植しがちなので、特に序盤は独占しやすくなる。
一方、時間が経つと他の欧州諸国のTCも進出し、独占は難しくなる。
大西洋とインド洋を結ぶノードである。沿岸部が8州しかなく、独占が容易であるためにZanzibarやインド貿易をする際にcollectすることになるノード。
このノードの特筆すべき点として、COTがCapeの1つしかなく、ここさえ領有すればノードの占有率50%を容易く得られる。
交易国家のポルトガルにおいてボーナスの商人+1はかなり大きい。
中盤以降に軸となるノード。カリブはDEV10以上の地域が点在する肥沃な地域であり、各国が入植を競うことになる。
産物も砂糖やタバコなど豊かで、交易価値は流入する分も相まってすさまじいことになる。
独占できたときの利益は凄まじいが、その分競争も激しい。
東アジアの交易の集積地。このノードは未開拓州が少なく、現地国家が強い力を持っている。
特にマラッカ王国は明に朝貢しているのでこちらから仕掛けるのも難しく、侮れない戦力を保有している。
各国は互いに強固な同盟を結んでいるので進出は非常に難しい。進出の目安は動員数40kほど。
戦争の際には十分国力を高めたうえで、クタイ、マジャパピトといった国のコアを活用して勢力を拡大しよう。地味にAEも馬鹿にならない。
序盤から進出する方法として、宣戦して何もせず放置し続ける作戦がある。
敵同盟国は戦争が長引くと戦意が下がり、白紙和平に応じるようになる。
これである程度同盟国を減らしてから殴り込みに行く。
カトリックを辞めるとイベリア文化独自の修道会システムが使えなくなるしトルデシリャス条約は多くの場合プラスに働くので改宗する必要はないだろう。
一応プロテスタントは植民関連のバフを持っているが修道会とトルデシリャス条約を使えないデメリットを補う程のものではない。
植民地国家と交易会社は異教・異端のデメリットを受けず分離主義さえなくなれば反乱もほとんど起きないので人文アイデアを取らずとも改宗は必須ではない。しかしカトリックは州を改宗することにより教皇影響力を得ることができ、また改宗することで国教寛容度が適応されることによりOEやイベントで不穏度が上がった場合でも反乱が起きにくくなる。メリットとデメリット(改宗費用と一時的な不穏度上昇)を比べて改宗するか考えよう。
ポルトガルはとにかく陸軍が弱い。
NIに補正が1つもない上ver.1.30でNIが変更され7個目に砲兵戦闘力+10%を得たが解放が遅く、初手で探検をとるため、軍事強化のアイデアやポリシーを使用するのが遅れるのだ。
得た州は基本TCに放り込むため扶養限界(Force limit,以下FL)や人的資源への貢献も少ない。
せめてもの救いは貿易会社の人的ペナルティは乗算ではなく減算なので、通常の建造物を建てればある程度の出力が確保できる1.30で貿易会社の人的等のペナルティが自治率下限90%*4(つまり乗算)に変更された。一応「貿易会社への投資」で人的資源やFLを増やすことも可能だが、まず特殊項目のFL+5は論外として、一般項目の人的&水兵増加も弱体化に伴って割引されたとはいえ、序盤の貧弱な財政基盤では依然として高額であり、弱体化した事で尚更他の投資に先んじてまで取るべき投資ではなくなった。
そうはいっても、人的資源に関しては傭兵活用や軍熟練度の消費でなんとかできる部分もあるのでまだ恵まれてはいる。
だがFLに関しては新大陸経営が軌道に乗り*5、建設・投資に回せるだけの財政的な余裕ができるまでは厳しい。
軍質も低いために不足気味のFLを埋めたところで現地国家にすら油断したら負けてしまうほか、他の欧州国家に交易において重要な州を取られた場合のリカバリーも難しくなる。
そのため攻撃・軍質・防衛アイデア(どれか1つでいい)で軍質面の弱点を補うか、軍量アイデアでFL面での弱点を補うことが重要である。
どの手段を選ぶにせよ、ポルトガルのようにNIで軍事面の強化が乏しい国家が軍事面に優れた国家に軍質で対抗するのは容易ではない。
明確な物量差がある場合は別であるが、そうでないなら軍事国家に対し正面を切って戦わないといけない、という状況を作ってしまう事自体戦略ミス以外の何物でもない。
真っ向から戦うだけが戦争ではない、ということを肝に銘じておこう。
ver.1.30から外洋の兵員輸送ペナルティが大幅に増えたのも、外洋帝国プレイにとって地味に痛手である。
対策として、外洋を渡る可能性のある輸送の際には到着地点をただ左クリックするのではなく、シフトキーを使った手動の沿岸航路設定で被害を最小限に抑える必要がある。
ポルトガルは海洋帝国であり、殆どの海戦を外洋で行うことになるので、内海国家のように安価なガレーを乱造するだけでは済まない。
折を見て高価な大型船を建造する必要がある。
だが、忘れてはいけない問題がある。ポルトガルは海軍も弱いのだ。
NIに「直接的な」海軍強化が無いだけでなく、ポルトガル独自の海軍ドクトリン及び旗艦能力も残念ながら海軍強化になっていないのだ。
オスマンのガレー艦隊に同数程度の大型船で挑み、逆に蹴散らされた経験を持つ人も多いのではないだろうか。
オスマンを例に挙げたが、次のver1.31で東南アジア周辺海域も内海扱いに変更されるといった話もでているので、ガレー船ばかり作る国との海戦は海軍ドクトリンでガレー船強化されているとの認識を持ち挑むほうがいいだろう。
しかし主たる敵は現地勢力である。
アフリカ人の海軍力は貧弱で、新大陸勢に至っては船を造ることすらできない。
そういうわけで、序盤は輸送船と小型船さえあれば最低限回すことができる。
しかし東南アジア勢はそうはいかず、下手をすると10隻程度の大型船と山ほどの小型船と闘うことになる。
序盤は安価な小型船や輸送船を作り、収入に余裕ができたら大型船を配備するという流れで充分だろう。
注意してほしいのは、海軍強化のために海運や海軍といったアイデアをとらないことである。
東南アジア勢にしても戦域の広さからある程度各個撃破は可能であるし、極論を言えば侵略したい州に予め軍を輸送しておけば海軍は不要なのである(強襲上陸などの危険があるので制海権の確保が望ましいが)。
また海軍系アイデアをとるより、例えば軍事系アイデアを使って拡張したほうがよほど海軍増強になることも多い。
・ポルトガル固有の旗艦能力
名称 | 効果 | 維持コスト | 選択可能な国 |
Portuguese Bombardier ポルトガルの砲兵 | 艦隊のNaval Barrageのコスト -40% | +0.5 | ポルトガル、ブラジル |
Portuguese Fusiliers ポルトガルのフュージリアー | 陸地・船上間の移動速度 -66%、上陸戦時のペナルティ +2(これにより上陸戦時のペナルティは相殺される) | +0.5 | ポルトガル、ブラジル |
Portuguese Navigators ポルトガルの海洋探険家 | 艦隊の探検範囲 +100 | +0.5 | ポルトガル、ブラジル |
Portuguese Trade Route Map ポルトガルの交易ルート地図 | 艦隊の船1隻につき交易力 +2(すべての種類の船が対象) | +0.25 | ポルトガル、ブラジル |
参考
旗艦の能力
旗艦の能力だけでなく海軍ドクトリンにも固有のものを持つ。固有海軍ドクトリン「ポルトガル水兵」の効果はは包囲中の封鎖影響+1.00・海兵隊扶養限界+10.0%・海上砲撃コスト-40.0%だ。この効果は旗艦の能力「ポルトガルの砲兵」と重複し超低コストで沿岸に建てられた要塞の城壁を破壊することができ非常に便利なのでぜひ取りたい。
初手で探検・拡張はほぼ確定と考えていいが3つ目以降は選択の余地がある。また探検・拡張は必要な地点を抑えたら破棄してしまってもいい。
以下にはいくつかおすすめアイデアを紹介するが、書いていないものも十分選択肢には入る。
宗教
広大な異教地域を征服するので改宗のお供に。聖戦によるAE減で包囲網対策にも。
人文
反乱抑制。交易会社地域の改宗をしない場合はこちら。リアル厭戦を強力に抑制する。関係改善効果プラスにより包囲網対策にもなる。
経済
理論上ほぼ全ての植民国家から金が算出されるため、財宝艦隊によるインフレ抑制対策として必要になる場合がある。
軍質アイデアとのポリシーも強み。
影響
高くなりがちな植民地国家の独立欲求を抑える。主に攻めることになる地域に属国再征服に有用な国はあまり多くないが、改宗用の属国やOEを押し付ける用の属国を作る場合は外交併合コストマイナスも活きる。
外交・諜報
宗教アイデアを取らない場合はどちらかは欲しい。包囲網対策。
防衛
士気+15%はポルトガル陸軍の生命線。必須アイデア。
軍質
インフレ抑制の経済アイデアと相性がいいアイデア。
ポリシーと合わせ規律+10にできる。
攻勢
軍質強化はもちろん、人文とのポリシーが強力。
陸軍だけに着目するなら軍質よりもこちらの方が強い。
(3兵科の戦闘力+10%と引き換えに指揮官強化があり、FL+20%と包囲能力+20%も有用)
軍量
有用。貧弱な人的資源とFLを補うためにも早めに取りたい。
拡張とのポリシーで地味に植民速度上がってFLも更に+10%されるのがGOOD。
ラスボスと化したオスマンやフランスと正面から殴り合うならほぼ必須といえるだろう。
項目名 | 原語 | 効果 | 評価 |
伝統 | 交易効率+15% | 交易収入を底上げする。中盤以降の収入の大半は交易収入になるので優秀 | |
植民範囲+25% | この効果のおかげで他の国より二足ほど先に新大陸にたどり着くことができる。最序盤以外では空気 | ||
航海王子の功績 | Legacy of the Navigator | 船を失った際の士気への影響-33% | 主に海軍の継戦能力を上げる。あって困りはしない海軍強化 |
艦船撤退確率+5% | |||
アフォンソの布告 | Afonsine Ordinance | 交易品生産量+10% | 交易・生産収入を底上げする。優秀 |
フェイトリア | Feitorias | 交易力+10% | ノードでの支配率を上げる。完全に独占した地域では意味が無いが長期的にセビリアでカスティーリャと競合する場合は優秀 |
バンデランテスの奨励 | Encourage the Bandeirantes | 商人+1 | ポルトガルが(西欧亜大陸にいる限り)交易会社化や植民国家形成で商人を得られないのは同じ西欧にあるノードのみ。更にそれらの中にはセビリアに流入する物は一つもない。サフィとチュニスを交易会社に叩き込んだ時点でもうお役御免になる未来ががが。まあ序盤の小金稼ぎや未進出ノードには使えるから産廃ではないか。一応下流から上流への交易力の伝播で交易力を得た地域に送れば腐りはしない |
絶対王政 | Royal Absolutism | 建造物コスト-15% | 工場一つ建てるにつき75ダカットの補助金が出ると表現すればその強さが分かりやすいか。他の建設費節約効果と重ね掛けして工場ラッシュや大学ラッシュを狙おう。植民地や交易会社にも工場を建てて交易収入を増大させるのだ。 |
絶対主義+0.5/年 | 一つ目の効果のおまけ | ||
未信仰の地 | Land before Faith | 植民地人口増+15 | 効果は悪くないが開放時期が遅い |
築城・砲術・製図王立学校 | Royal Academy of Fortification, Artillery and Drawing | 砲兵戦闘力+10% | 貴重な陸軍強化。軍事技術の上昇により砲兵はどんどん強くなるため後半になるほど重要性は増す。特にアジア征服の際に役立つ。 |
要塞防御+10% | 一つ目の効果のおまけ | ||
![]() | 関税+20% | 評価が分かれるNI。関税補正ではないため植民地の独立欲求が上昇しやすくなる。影響アイディアなどをとって宥めよう。 |
ミッションツリー(DLCなし)
ミッションツリー(DLCあり)
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