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神聖ローマ帝国の手引も参考。
神聖ローマ帝国 (HRE) の北東に位置する中堅国。
皇帝を選ぶ特権を持つ、選帝侯の一角です。
後にオーストリア、フランス、ロシアを打ち破り、ドイツ帝国の成立に至りました。
しかし、GC開始時点の列強に比べれば、軍量は乏しく、経済的にも豊かとはいえません。拡張には同盟国の信頼が欠かせません。
史実と豊富なミッションに沿って拡大し、帝国の外に根拠地を得てドイツ統一へ向かいましょう。
まず最初にすべきことは、皇帝であるオーストリアと同盟を組むことだ。
選帝侯に対してはほぼ皇帝オーストリアの態度はfriendlyであり、同盟を結べる。
オーストリアの外交枠はすぐに埋まるから、同盟の提案は必ずゲーム開始初日に行おう。
そしてポーランド、デンマーク、ハンガリー、ボヘミアのいずれか、および適当な諸国と同盟を組む。強い同盟国には外交官を貼り付け、おべっかを使う/Curry favorをさせて好感度/favorを貯めておこう。
同盟関係を構築できたら、ノイマルクを購入できるイベントを待とう。
ノイマルクを購入できればミッションツリーを進めやすくなる。また、単純に金で領土を買えるのはかなりお得(特にAEの増えやすいHREでは!)だ。もしイベントが発生しなければリスタートするのが好ましい。
このイベントでノイマルクを得るとミッションがクリアされ、ポメラニア一帯にクレームがつく。
これを利用し早い段階でヴォルガストを併合ないし属国化するのがブランデンブルクでの初動となる。
一般的な立ち回りの注意点として以下のことが挙げられる。
しかし、他の戦争で劣勢だとか偶然同盟が少ない国などで優位に戦える国が発生するので、そこを狙って攻撃、併呑していく。
もちろん機会があれば迅速に攻撃できるよう、同盟以外の隣接国にはすべて征服CBを保持しておくようにしよう。
戦争を仕掛ける目安として、参戦国の規模にもよるが、自国側と同盟が同数程度であれば人間の入っている優位でほぼ勝つことができる。
なお、NOCBで仕掛けてしまうと、AEが爆発して包囲網一直線なのはもちろんのこと、皇帝が自動的に共戦国として敵方に介入するので基本厳禁である。
また、アンハルトなどの1プロビ国家のように、要塞のZoCに邪魔されることなく全土に軍隊を進めることができる国相手では、
開幕で敵全軍を殲滅し、あとは全土に1kだけでも置いておくと、新規徴兵を行えなくでき、無力化できる。(ヴォルガストはver1.30以降島プロビが追加された為、上記の戦術は行いにくくなっている)
州を約束しての参戦について、これは州を渡すことが基本である。
というのもこの約束を破ると10年間州を約束しての参戦自体が不可能になる。
州を同盟国に渡す場合、渡す州の分のAEとDIPは向こう持ちである。
中盤にポーランドに手を出すのが億劫、またはポーランドとの同盟を維持し続けたい場合の戦略。
先にプロイセン変態条件のケーニヒスベルクを確保する事で以降の戦争はHRE内に集中できる。
序盤からプロイセン変態条件を満たす事で、改宗→プロイセン変態→カトリック再改宗でNI・ミッションの更新をスムーズに行える(改革の中心地が自陣に沸く事に注意)。
ポーランド→コモンウェルスの変態条件とブランデンブルク→プロイセンの変態条件はやや被りがあり、
要するにポーランドはダンツィヒとマリーエンブルクが必要で、
ブランデンブルクはダンツィヒとケーニヒスベルクが必要になる。
従って、ブランデンブルクがダンツィヒを確保するだけで、
ポーランドは「外交的なコモンウェルス形成」ディシジョンが踏めなくなり、ポーランドのリトアニア併合を阻止できる。
ポーランドは序盤こそ頼れる同盟国になろうが、いずれ対立するはずだ。ポーランドの拡大阻止を考えるならこちらも優先的に確保したい。
1.チュートン騎士団に宣戦する
開始条件としてはヴォルガストがポーランドと同盟しない事。可能であればポーランド、オーストリアが相互にライバル視していない事。
理由はミッションでチュートン騎士団のプロイセン領請求権を付けるためにはフォアポンメルン、ヒンターポンメルンから4州確保する必要がありシュテッティンでは満たせず、ヴォルガストを併合する必要があるため。
開幕外交評判+1顧問を付けることでポーランドと王室間婚姻が結べ同盟に持っていけるが、それまでにポーランドはポメラニア諸侯と同盟をしてしまう事も多く要リセマラ。
その後チュートン騎士団に宣戦しポーランドを領地約束で呼び、Kulmを渡しケーニヒスベルクを確保しつつあとは信頼度やAEを見ながら州を追加で確保する。
共通の敵補正で同盟国にハンガリーがいる事があるが、適当にポーランドの土地を渡して和平してしまえば良い。
ガッツリ取る必要はなく、この後で2のプロシア連合のどさくさに紛れて追加で州を奪っても良い。
ポーランドがチュートン騎士団と殴り合ってる途中にハイエナ参戦しても良い。
ヴォルガストへの侵攻が長引くと、終戦直後にポーランドからチュートン騎士団への参戦要請が来る。そのため、終戦直前にデンマークを呼んで参戦するなどの対策がいる。
この場合、ダンツィヒを確保すること2のイベント発生およびポーランドのコモンウェルス化の条件を満たさなくなるため、ダンツィヒは自国で確保したい。
2.プロシア連合の反乱を利用する
1460年にプロシア連合(ダンツィヒ)が反乱を起こし、チュートン騎士団(攻撃)vsダンツィヒ+ポーランド(防衛)の戦争がイベント発生する。
その際ダンツィヒにポーランドの独立保障がかかり、戦争終結後にダンツィヒはポーランドの属国になる。
このダンツィヒ属国化はダンツィヒが平和になるまで発生しないので、ポーランドが参加できないタイミングでダンツィヒに宣戦する事で全土奪う事も可能。
ポーランドはまだ大国ではなく戦争疲弊・借金が嵩みやすく参戦できないタイミングは結構ある。ダンツィヒは戦争状態から始まるために他に同盟国は持たないため宣戦さえできれば完封は容易。
また、初期のポーランドは拡張先の乏しさからチュートン騎士団、ハンガリー(及びモルダヴィアが仕事すればワラキア)あたりにしか手が出せない。
ハンガリーとの戦争中にこのイベントを迎えるとポーランドは持ち堪えられず崩壊する事が多い。
その場合は同盟を結んでいるのなら切って路線変更した方が吉。この地域は立て直すのが難しい土地で、近いうちデンマークやモスクワ、オーストリアまでもが動いてきてその後食い物にされる。
ブランデンブルクの初期君主フリードリヒ2世が逝去し後継者である弟のアルブレヒト・アヒレスに代替わりすると、
アンスバッハとバイロイトが同君下位に入るイベントが発生する。
お得なイベントではあるが、以下の欠点に注意。
・州自体の価値
どちらも初期は1プロビの弱小国家で開発度は8,6、別にCoTでもなくかなり微妙。(ブランデンブルクもノイマルク込みで76しかないのだが)。さらに同君のため50年間、外交枠を2つ消費されてしまう。
しかし、同君連合はdevポチのデバフが無いため、継承の時にはそこそこな開発度になっている可能性はある。
同君落ちまでにザクセンなどに宣戦布告し領土を渡し肥やしておく方法もあるが、皇帝の領土返還もあるためどう転ぶかは不明。
・発生難易度
君主フリードリヒ2世、後継者アルブレヒトの年齢差は1年しかなく、共に30歳スタートのため君主逝去の前に後継者が先に亡くなる可能性も割とある。
1461年頃に隠棲させられるが、同君連合は威信マイナスでLDがかなり上がる事に注意。
HREで何よりも大事なことはAEを貯め過ぎないことである。
そのため、ダカットに余裕ができたらすぐにでも関係改善の外交顧問を雇うべきだし、商人はリューベック、ウィーンといった周辺のノードで関係改善に当たらせる [要CoC]。どうせザクセン、ウィーンノードは儲からないので大差ない。
HREやインドなどのAEの貯まりやすい地域では商人は外交官である。
威信が高いとAEが増えにくく減りやすくなること、同盟国にはAEが非常に散りにくいことも覚えておくといい。
戦争が圧倒的である場合、必ず各国の戦勝点を100点にしたのち個別和平すること。
同盟破棄、ライバル撤回、コア放棄などで威信と資金をより多く稼げる。
威信や金は貢献度を基準に山分けされるが、10年建ての賠償金は貢献度関係なく100%自国に入るのでお勧め。
逆に、よほどのことがない限り敵同盟国から領土を奪わないこと。
必要なwar scoreとAEが2倍になる。
まずボヘミアについて。
ある程度成長してライバル指定できるようになれば、ボヘミアはポーランドと組んで叩けば効率よくPPと金を稼げる。
特にシレジア/シュレジエン地方は、オポーレ、グロゴウ公国を属国として作れば、HREでも有数の富裕な地域を格安のAEで切り取れる。
ただし、州を約束して参戦させた場合、報酬が貢献度に見合わないとたとえ州を与えてもTrustが下がる。
さらにポーランドはオーストリアをライバル視しがちで、最悪同盟を切られてしまうのでほどほどにしよう。
最大の問題はオーストリアのボヘミア同君CBの存在。これによりある程度時間が経つ頃にはオーストリアによる統一戦争が始まりライバル指定できなくなってしまう。
ポーランドはボヘミアに比べるとずっと強大である。
単独では攻めるのは難しいが、この国は外交的に孤立しやすいためライバル視している国とうまく同盟を結ぶと良い。
オスマン、ロシアは勿論、世界線によってはデンマーク(スウェーデン)、オーストリアなどと組み、包囲網を築く事も可能だ。
この時期になれば、ドイツ諸国でも一角の国となっているだろうから、ロシアと結んでポーランドを轢き潰してやろう。ポーランドが持つ東西プロイセンは、プロイセン建国に必要な州である。
また、ポーランドは1610年頃に国難「王権のための闘争」が発生する。反乱軍の対応に追われる所を横から突くのも一考。
史実の変態先。プロテスタント/改革派/フス派/聖公会のいずれかに改宗する必要がある (カトリック、正教では変態できない)。
プロイセンはゲーム中屈指の強性能であり、変態はよい選択肢である。プロイセン化のメリットは5つ。
1. 王国化
まず王国化により、外交官+1,統治キャパシティ+200などの恩恵が受けられる。
ただし、三十年戦争でカトリックが公式宗教になると、皇帝・選帝侯の地位を失って公国に戻ってしまう。
王国化にはHREの帝国インシデント「プロイセンにおける王」の発生か、自前でDev300稼いで手動で王国化する必要がある。
AEが問題になるHREで外交官の減少は致命的であろう。
プロイセンに変態するなら、三十年戦争が終わってからか、新教を率いて皇帝オーストリアを屈服させる覚悟を持つべきだろう。
2. NI
次にプロイセン固有のNIがとんでもなく強力。
軍事面が特に破格で、規律+5%、士気+20%、歩兵戦闘力+20%、人的資源+25%、陸軍伝統ボーナスと隙が無く、さらにAE-10%により拡張速度も申し分ない。
かつてはブランデンブルク時代から強力なNIを扱えていたが、1.30でNIがプロイセンと分離したため、変態の重要度は高い。
ブランデンブルクNIの戦闘ボーナスは歩兵戦闘力+10%と陸軍士気+10%しかないため、陸軍の質は段違いに強化される。
3. 固有政体
固有の政府改革であるプロイセン君主制を入手し、国家の軍事化/Militarizationが解禁される。
この政体も非常に美味しく、規律・人的資源・陸軍維持費に強烈なボーナスがかかる。
ただし統治キャパシティー50%という凄まじいデバフがついてくるので、現時点で統治キャパシティ-50%が耐えられない場合は政府改革で外すことも視野に入れる必要がある。
統治アイデアのコンプリートで+25%され、差し引き-25%で済むのでこれを活用するのもよい。
なおこの政体はプロテスタント/改革派/フス派/聖公会限定のため、カトリックに戻ったり正教に転向したりすると破棄される。
4. 君主点ボーナス
最後に、君主の軍事能力+3を得る。
これによりMILの期待値は3→5と劇的に上昇する。
将軍ガチャは引き放題で、軍熟練度の向上から人的資源の問題も解決する。
5. ミッション
1.30以降でEmperorを導入していれば強力なミッションが更新される。
あまりにもプロテスタント・改革派に厳しい情勢になった場合はプロイセンのミッション・NI目当てに改宗→変態した後にすぐカトリックに戻すのも良い。
ブランデンブルクは初期の選帝侯である上に、初期でザクセンと同盟することで2票を獲得できる。
1500年まではオーストリアの皇帝選出が安定しないため、皇帝位を狙うことは意外と容易である。
皇帝になると、初期に不足しがちなMPやFLが一気に解決する*1。
さらに、リューベックノードを埋め尽くす1プロビ国家が自由都市になって侵攻できないなんてことを防ぐことができる。
また、後半になるにつれて拡張範囲が重なるオーストリアの勢いを削ぐことにも繋がる。
しかし、神聖ローマ皇帝はカトリックでなければならないことから、プロイセン化と二者択一の関係にある。
そのため、ケーニヒスベルクをポーランドに取られてしまったときなどの次善策とするのが良いだろう。
幸いブランデンブルクのNIにはIA成長補正があるので、改革を三つまで進めて近隣の大国を切り取って帝国に加えていけば普通の神聖ローマ皇帝プレイとなるだろう。
皇帝任期中にプロイセン化に必要なケーニヒスベルクは奪ってしまいたい。
注意としては、序盤のブランデンブルクで皇帝の陸軍扶養限界バフを貰ったところで収入が乏しい故に軍隊を増やすのが難しいこと、ブランデンブルクNIの戦闘ボーナスが乏しいことの2点。
統治技術20から解禁される。
プロイセンから変態もできるし、ブランデンブルクから直接変態することもできる。
プロイセンを経由した場合はプロイセン君主制を引き継ぐ。カトリックに戻っている場合など、プロイセン君主制を制定していないときは非制定のまま引き継がれる。
(プロテスタント/改革派に改宗した際に改めて選択可能となる)
NIはこちらも強力である。
ドイツのNIは規律、歩兵戦闘力、統治効率、交易品生産量などに優れ、扱いやすく強力なものが多い。
プロイセンNIは軍事特化、ドイツNIはオールラウンダーといえ、
もしプロイセンのNIのままが良い場合は新たな伝統と宿願を得なければ良い。
さらにミッションが一新される。数は多くないが欧州の広範囲に恒久請求権をばら撒く、90%引きの外交顧問など豪快なものも多い。
変態に宗教の条件が無い事から、展開上プロイセンへの変態が難しくなってきた時の保険としても便利。
ただし変態にあたり注意事項もある。
まず、強制的にHREを脱退してしまうので思い残す事が無いように。
また、要求州が非常に多く変態自体の難易度が高めなことに注意。
統治20で即変態は難しく最低でも統治23の民族主義解禁以降になるだろう。
忘れがちだが自国がHRE皇帝だと変態できないため皇帝プレイでドイツ化はできないことに注意。
難易度が高いと思われる要求州は以下。
ミュンヘン:南ドイツ側かつオーストリアの隣と非常に遠い上に要求州の必須枠。バイエルン化している場合オーストリアの同君CB対象になる事も。
アウクスブルクorシュトゥットガルト:どちらも南ドイツ側
ニュルンベルクorフランクフルト:どちらも自由都市。手を出すなら三十年戦争中など皇帝が忙しいタイミングで。
上記プロビを獲得する方法として、アンスバッハ継承で獲得できる請求権を足掛かりとし、南ドイツに1490年付近に足がかりを作ってしまうという方法がある。1500年程度でミュンヘンを奪ってしまえば、ほかの必須プロビもすぐ傍だ。プロイセン化した後ならば、多少の包囲網ならひき潰せるようになるので、自由都市も2プロビ程度ならAE二倍でも獲得できる。ただし、この方法で調子に乗ると、領土管理限界があふれてプロイセン政体の軍事化にデバフがかかるので注意。
一般的な欧州国家ではカトリック、新教諸派、正教が選択肢になるだろうが、
ことブランデンブルクではプロイセン変態の都合もあるから、宗教改革発生後すぐにプロテスタントに改宗すると良い。
カトリックの真価はカトリック諸国を撃破し新大陸や東欧などを次々に改宗することで発揮されるが、おそらくプロイセンはそうではない。
現行の仕様では最初に改宗した3か国に改革の中心地が与えられ、これによって問答無用で州がプロテスタントに転向するので、プロテスタント化してもそこまで国内が異端まみれになることはない。
純粋な性能としてもプロテスタントは優秀な部類だし、このころには中堅国程度にはなっているだろうから、信仰の守護者に確実になることができるのも魅力である。
改革派に関しては、異端寛容が高く改宗が面倒な人には楽かもしれないが、改宗できる時期が遅いうえ、基本的な性能がルター派に劣っている。
HRE圏内である以上、AEを軽減する諜報、外交官の増える外交が有効。
ADM系では、傭兵とコア化コストが安くなる統治や、内政効率を高める経済がおすすめ。
プロイセン化を狙う場合、統治アイデアの統治キャパシティ+25%も優秀。
MIL系では軍量が安定するだろう。戦争に有用なのはもちろん、扶養限界を増やすことで近隣の強国に同盟してもらいやすくなる。皇帝プレイなら軍量よりも軍質を優先したい。
反面、軍事レベルを7に上げる=砲兵を解禁するまでは、軍事系アイデアはオススメできない。
軍事技術の遅れは、統治・外交技術とは異なり、戦争での不利に直結するため、
軍事アイデアにMILを注ぎ込むことで軍事技術が遅れるのは、本末転倒であるからだ。
カトリックプレイであれば、宗教や人文も有効である。
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