DATA
本ページの内容は、ver1.29.3で確認されたものです。
皇帝が死ぬ、皇帝が退位する、皇帝の国が属国化される、皇帝の国が併合される、
これらのいずれかが起きたとき、新皇帝の選出が、選帝侯の多数決によって行われる。
以下の条件を満たしている者が、皇帝となりうる。
選帝侯との関係、被選挙国の外交評判や威信を筆頭に、多くの基準が存在し、ここで紹介するには紙幅が足りないため、
ゲーム内のHREインターフェイスで、選帝侯の旗をマウスオーバーし、確認して欲しい。
+1 外交関係(diplomatic relation) +1 顧問候補(possible advisors) +1 年間威信(yearly prestige) +1 指揮官上限(military leader without upkeep) +10% 諜報網構築(Spy network construction) +500 諸侯1国につきMP/年(manpower per member state) +0.5 諸侯1国につFL(land force limit per member state) +2 自由都市1国につき税収/年(tax income per Free City) +1000 自由都市1国につきMP/年(manpower per Free City) +0.5 自由都市1国につきFL(land force limit per Free City)
また、皇帝は、通常のコア化範囲を無視し、HRE内のどの州であっても自国のコアとすることができる。
HRE領と陸または海を挟んで隣接*3し、キリスト教を信仰し、ヨーロッパ内*4に属す、自国のコアは、プロヴィンス画面のHREアイコンをクリックすることで、HREに編入できる。
ただし、HRE外の国がプロヴィンスを編入する際は、[ 100 + 自国の総DEV/2 + 属国の総DEV/2 ]が、皇帝からの評価を上回っている必要もある。*5
皇帝自身も、自身が所有するプロビンスを、同様の条件で編入し、能動的にIAを上昇させられる。
HRE加盟のAI国家が、条件を満たしているプロヴィンスを勝手に*6編入してくれることもあり、この場合もIAが手に入る。
首都のあるプロヴィンスをHREに編入すると、その国家は諸侯の一員となる。
このとき、政府ランクが公国へと固定される。
HRE外の国家で、プレイヤーは、戦時でなければ、HRE内でコアとして所有するプロヴィンスを、プロヴィンス画面のHREアイコンをクリックすることで、HREから除外できる。
除外したプロヴィンス一つにつき、IAが1低下し、プレイヤーと皇帝との関係が悪化する。
AIは、プロヴィンスをHREから除外しない。
HREの諸侯で、プレイヤーは、戦時でなければ、いつでも脱退できる。
このとき、脱退する国がコアとして所有するHRE内のプロヴィンスは、すべてHREから除外され、コアでないプロヴィンスは皇帝に割譲される。
IAが大幅に低下し、プレイヤーと皇帝との関係が大幅に悪化する。
AIは、イベントを除いては、HREから脱退しない。
自国のコアがないHRE領を所有しているとき、皇帝AIからこの要求が届く。ただし、皇帝と同盟などをして友好的な関係である場合、届かないこともある。
要求を受諾すると、プロヴィンスが以前の所有者のもとへ戻る、
要求を拒否すると、HRE全諸侯との関係を大きく傷つける上、プロヴィンスに Local unrest: +10 Local tax modifier: -33% Local manpower modifier: -50% Local autonomy: +0.1のペナルティを受ける。
皇帝から選帝侯に任命されると、皇帝選挙の投票権を持つ他、政府ランクを王国に上昇させられるようになる。
選帝侯の国を同君下位国とし、継承(一発併合)することでも、選帝侯の地位を得られる。外交併合では不可。
皇帝から自由都市に任命されると政体が変化し、貿易と開発にボーナスを得る。
ただし、国土が2プロヴィンス以上になると、ただちに自由都市から外れる。
帝国の権威(IA)は、帝国改革を実施するために使用される。
上記の皇帝特権による外交アクション以外では、以下の条件により、IAが増減する。
~+30 諸侯からの防衛参戦要請に応え、その戦争に勝利したとき、勝利への貢献の規模に伴って加算される。 +10 同一国家による皇帝位の継承((帝位世襲の改革が可決されている場合は加算されない。)) +1 プロヴィンスをHREに編入 +0.100/month 諸侯同士の戦争が起こっていない。 +0.005/month 自由都市一国につき。 +0.004/month 25を超える諸侯一国につき。 -0.005/month 諸侯以外が保有しているHRE領一つにつき。 -0.010/month (皇帝から見て)異宗派の諸侯一国につき。 -0.005/month (皇帝から見て)異宗派の諸侯一国につき。((宗教戦争を経てウェストファリア条約が可決され、公式宗派が存在しない場合に、上の代替となる。)) -0.001/month 属国となっている選帝侯一国につき。 -0.001/month 選帝侯の欠員一国につき。 -10 HRE外の国が、HRE諸侯を併合したとき。
また、オーストリアとボヘミアのNIで+10%、宗教戦争での完全勝利により+25%、帝国改革の「帝位世襲」で+25%、帝国改革の「諸侯特権廃止」で+25%、それぞれ伸び率が増加する。
改革の実施には、50以上のIAと、過半数の諸侯の賛成が必要となり、改革が実施されると、IAが0にリセットされる。
HREインターフェースで、最新の改革にオーバーマウスすると、諸侯ごとの賛否一覧が見ることができる
諸侯の賛否は、以下の基準によって決定され、数値を合計して0よりも大きければ賛成となる。
HREインターフェースで、各諸侯のアイコンにオーバーマウスすることで、その諸侯の合計数値と、適用されている基準それぞれの数値を見ることができる。
属国や、同君連合下位の国家は、必ず宗主国の賛否に従う。
判断基準 | 数値 |
IAが50以上 | 超過1につき+1 |
既に実施された改革 | 1につき-3 |
皇帝との関係 | +10につき+1 -2につき-1 |
皇帝の外交評判 | +1につき+5 |
皇帝の過剰拡大 | 4%につき-1 |
皇帝の総DEV*7 | 100を1下回るにつき-2 |
諸侯の基礎税収*8 | 1ダカットにつき-0.2 |
皇帝の同盟国 | +5 |
皇帝と同一王朝 | +3 |
皇帝と同一文化グループの 違う文化 | -5 |
皇帝と異なる文化グループ | -10 |
政治体制が君主制 | +2 |
政治体制が神政 | -5 |
皇帝から見て、国教が異端 | -20 |
HREを解体するには、皇帝と戦争状態にあり、その首都を占領している上で、「独立」している選帝侯が一つも無いことが条件となる。
「独立」とは
つまり、HREを解体するためには、何らかの形で全ての選帝侯を戦争に巻き込む、もしく自国の同盟国にしておく必要がある。
HREを解体すると、解体した国家は100の威信を得て、HREのインターフェイスが削除され、二度と復活しない。
なお、新しい皇帝を選出する際に、選出条件を満たす者が一人もいない場合も、自動的に解体される。
1490-1550年の間に、発生するイベントである。
トスカーナ、エミリア・ロマーニャ、リグリア、ピエモンテ、ロンバルディ、中央イタリア(Abruzzoを除く)、ヴェネツィア(Venetiaプロヴィンスを除く)の各エリア、およびローマプロヴィンスの中に、
HREに属していないプロヴィンスが1つでもあると発生する。*9
主要文化がラテングループ、もしくは首都がイタリアリージョン内に位置するHRE諸侯に対し、HREを離脱するか残留するかの選択肢が示される。
AIは離脱し、皇帝の属国は残留の選択肢をとる。
イタリアリージョンに首都を置くが、HREに属していない国家が領有するHRE領も、自動的にHREから除外されれる。
イベント発生以降、主要文化がラテングループのHRE諸侯に、"Submission to Emperor"(国家不穏度+3、威信-1/年、安定度コスト+10%)が付与される。*10
皇帝は、離脱を阻止するディシジョンを実行できる。
1490年までに、離脱イベント発生条件の対象となるプロヴィンスすべてが、
のいずれかであることが、実行条件となる。
ディシジョンを実行すると離脱イベントが発生しなくなり、イタリアリージョン内で、HRE皇帝・皇帝の属国が領有するプロヴィンスが、HREに編入される。
Art of Warを導入しており、1550年以降かつプロテスタントに改宗している属国でない選帝侯がいる場合、一定の確率*11で形成される。
その確率は、1575年以降は倍*12になり、1600年以降は最初の10倍*13になる。
ただし、「帝位の世襲」の改革が可決されている場合は、発生しなくなる。
ヨーロッパに首都が位置する国は自国の宗教、HREの内外にかかわらず、カトリック同盟かプロテスタント同盟の、どちらかに参加することができる。
カトリックの盟主は皇帝である一方、プロテスタントの最初の盟主は改宗したプロテスタント選帝侯であるが、大国が加盟すると、HRE内外に関わらず入れ替わる。
宗教同盟が発生すると、これに決着が付くまで、帝国の改革はできなくなる。
プロテスタントの盟主は、専用のCBを使い、皇帝に宣戦することで、宗教戦争*14を開始できる。
宗教戦争に参戦した国は、100年の間、軍事技術コスト-5%、陸軍伝統+0.5/年を得る。
宗教戦争では、戦勝点50%で、公式宗派を決定する「Religious Supremacy」を選択できる。
Religious Supremacyを選択せず和平すると、ウエストファリア条約が発生し、公式宗派が無くなり、宗派による皇帝就任条件がなくなる。*15
「帝位の世襲」が可決されていない状態で、Leaguesが結成されずに1625年を迎えるか、leagues結成から30年経過すると、
毎月一定の確率*16で、皇帝が勝利するイベントが起こり、カトリックが公式宗派になる。
ただし、皇帝が戦時中であったり、摂政を立てていたり、プロテスタント同盟に所属する選帝侯との停戦期間が残っていると確率判定されない。
公式宗派が決定されると、その宗派でない選帝侯は罷免される。
また、公式宗派を国教とする国は、HRE内外を問わず、ヨーロッパに首都が位置すれば、正統性+0.25/年、国教寛容度+1、布教強度+1%を得る。
この項目では、皇帝となっ、、改革を進めるための基本的な戦略を示す。
皇帝選挙の投票先にしろ、帝国改革への賛否にしろ、多くの要素によって決定されるため、ここでそれらを詳らかに解説しないが、
ゲーム内のHREインターフェイスにおいて、数字が表示されている部分をマウスオーバーすれば、いかにして決定されているかを確認できる。
選挙や改革が近い時期には、これらを確認し、不足している場合は、適切な措置で数字を改善していこう。
もっとも注意すべきは選帝侯との関係(Opinion)であり、同盟・婚姻を軸にあらゆる要素を駆使して、+200に保つのが理想的だ。
選帝侯の過半数である4を押さえれば当選確実、3を抑えるだけでも、得てして他の票が散ることから、当選の確率は高くなる。
取り込む3~4の選帝侯とすべて同盟して評価をブーストするのが理想的だが、
外交枠の都合などでそれが難しい場合、自国に投票してくれる値が。相対的に高い選帝侯とは、外交枠を消費しない資金援助等で関係を稼ぐと良い。
また、正統性・威信・外交評判の三要素は、普遍的に有効であるから、それぞれを引き上げておきたい。
後継者が女性であり、女性皇帝を認可するミッションをこなしていない場合、皇帝選挙に必敗してしまう。
女性の後継者は廃嫡するなどして、事前の準備を整えておこう。
それでも、運が悪いと帝位を失うことがあるが、いずれ次の選挙があるので、改めて選帝侯に媚を売って備えていこう。
HREの外*18から皇帝位を乗っ取る場合、選挙戦での投票基準に相対的にマイナスが付くため、内部から当選するより困難になる。
しかし、選帝侯との友好を保ち、威信や外交評判などの諸々の補正に気を使えば、当選は十分に現実的だ
なお、選帝侯を属国にすることでも、選挙戦を優位に進めることができるが、選帝侯が属国であること自体が、IAの減少要因となるため、注意が必要だ。
また、属国化の過程で、諸侯との関係が、多大なAEと、「諸侯を属国にした」の二重なネガティブな修正で悪化してしまう。
原則的には、属国化ではなく、同盟・婚姻等の合わせ技で、選帝侯を取り込んでいくのが好ましかろう。
以下の項目は、自国が皇帝であることを前提に記している。
パリのような高DEVであろうが、1-1-1のゴミであろうが、1プロヴィンス1IAの扱いが変わらないところがミソで、効率的にIAを稼ぐためには、むしろ貧乏な土地に向けて拡張するのが効果的となる。
具体的には、北欧と東欧がそれに当てはまり、極めて効率よく稼ぐことができる。
アップデートによってプロヴィンスが分割され、全体のプロヴィンス数が増え続けていることで、この編入だけでも、改革ポイントを稼ぎ切ることが容易になった。
皇帝が死亡、または退位によって交代したときに、IAが10ポイントと、大きな単位で手に入る。
再選可能な状況であることを確認した上で、迅速に退位させるのは、効率的な改革に資する。
「皇帝位世襲」の改革が通過した後は、この方法でIAを稼ぐことはできないが、得てしてその頃には、他の方法で稼げる環境が整っている。
「ラント平和令」が可決するまでは、諸侯同士の激しい戦いが繰り広げられるため、常に平和の維持をしてIAを得続けるのは、なかなか困難である。
これを確実にせんとするのが、全諸侯に独立保障を投げるという極端なプレイスタイルである。
外交枠が振り切れるため、DIPが-999で張り付くが、セルフ・ラント平和令の状態となることで、序盤からポイントを稼ぎやすくなる。
これは、プロヴィンスの編入・平和の維持の、二つの要素と密接に関連している。
プロヴィンスを編入し、そこを国家解放することで能動的に諸侯の数を増やすことができるし、
平和を維持することで、戦争によって諸侯の統合が進んでしまうことを回避できる。
理想的な帝国運営ができている場合に確保できる上昇値となり、一つの目安ともなるだろう。
理論上、100を超える国々をHREに加盟させることが可能であり、多数の加盟国で、HREインターフェイスが埋まるどころか、はみ出るのは壮観である。
ゲーム開始時では、ブルゴーニュと手下共や、デンマークの属国に堕ちているホルシュタイン、ヴェネツィアが居座るブレシアなどが、「不法な領土」に当てはまる。
ホルシュタインはHREに加盟しているが、宗主国のデンマークがHREに加盟していないがため、不法と見做されている。
たとえオーストリアとしてプレイし、最初から諸侯を守り続けていても、同盟による巻き込み→分離和平で領土を奪われる諸侯が出ることは避けられない。
このようなとき、コア化される前に返還要求を飛ばせば、相手国との国力比に応じて、平和裏に返還させられる可能性がある。
穏健に領土を取り戻せない場合は、武力に訴える他ない。
ただし、HRE内外の同盟関係により、奪還戦争の開始によってHRE内の平和が保たれなくなると、むしろ短期的にIAがマイナスとなる可能性もある。
他の要素に比べれば、この要素は大きなものではないので、状況を見極めるべきだろう。
宗教改革が始まって、ポコポコと異端が湧いてくると、みるみる内にIAの自然増が止まり、悪い場合に減少を始める。
これを防ぐため、最も手っ取り早い方法は、祈ることで、
イベリアのような遠方に改革中心地(CoR)が湧いてくれれば、HRE内のど真ん中に湧くよりも、遥かに傷口が小さくなる。
そうは言っても、平均で二つや三つ、最悪の場合にすべてのCoRが、HRE内に湧いてきてしまう。
ただちにCoRを取り除くことができるのが理想的だが、そのための条件は限られる。
一プロビ国家にCoRがあるときは、講和条件で改宗の強制を行うと、ただちにCoRを消し去ることができる。
複数プロビ国家の場合は、先にCoR以外のプロヴィンスを奪ったり国家解放して、一プロビ国家にしてしまえば、上に同じである。
また、CoRを自国領とし、CoRに対する改宗作業を完遂することでも、削除することができる。
ただし、CoRは布教強度-5%を持つため、宗教アイデア等でブーストしない限り、改宗は著しく困難であり、できたとしても時間を要する。
CoRによる異端増殖を防げない場合、
異端に改宗した諸侯に対し、片っ端から改宗の強制を行い、一つずつ異端国を叩いてく他にない。
改宗の強制は、講和条件以外では、属国に対しては任意で実行でき、宗教戦争後なら皇帝特権で行えるようになる。
得てして、宗教戦争中には、各国との分離和平の条件として、改宗の強制を通すことが多くなるだろう。
自国がプロテスタントに改宗する場合は、一時的に皇帝位を失う結果となり、宗教戦争を経ないと皇帝に復帰できない。
迅速に改革を進めることが目的であれば、カトリックのままで居るほうが、おおよそ合理的である。
例外的に、RoCが帝国内に湧きまくり、カトリックが帝国から絶滅寸前となってしまった場合は、
後の異端処理の苦行を鑑みて、カトリックを諦めてしまう選択肢はあるだろう。
諸侯が改革に賛成してくれる条件はそれなりに渋く、なおかつ改革の終盤になるほど渋くなるため
外交官をフル稼働させて関係を稼ぐことに加えて、外交評判を極限まで高めるのが、多数工作のために有効となる。
とはいえ、お手軽に評判を上げられる方法は、外交顧問の採用ぐらいであり、
能動的に高い評判を目指すためには、外交系のアイデア・ポリシーを活用していかざるを得ない。
外交系のアイデアを採用する余裕がない場合は、必然的に厳しい戦いを迫られる。
ここまでは、いかにIAを稼ぐかの戦いとなる。
最初の改革のための50ポイントは、いつもAI皇帝が通していることからも分かるように、さほど難しくはない。
しかし、二番目から、ラント平和令の五番目までは、工夫してIAを稼いでいく必要がある。
最も手っ取り早いのは、DIP-999戦法を用いることで、これを用いれば、宗教改革が始まる前にラント平和令まで到達することも十分に可能となる。
通常の方法で改革を進める場合は、諸条件に配慮し、地道に進めていくこととなる。
ラント平和令まで通してしまえば、平和の維持によってIAを稼ぎやすくなるため、以後のIAの心配はさほどのものでなくなる。
帝国が本領を発揮するのは、「諸侯特権廃止」によって、大量の外交枠無償の属国を形成する段階である。
改革に賛成した諸侯すべてを属国化できるため、事前に準備を整えておくべきだ。
どうしても賛成しない諸侯は帝国から離脱するが、後に滅ぼし、プロヴィンスをHREに再編入、改めて解放すれば元に戻る。
属国からは様々な恩恵を受けられるが、特に膨大なFLにより、欧州大陸の覇権は約束されたようなものだ。
戦争に同伴する属国は、敵国のプロヴィンスの塗り絵を行ってくれるため、操作の負担も大きく軽減される。
諸侯特権廃止後、新たにプレイヤーが征服した欧州のプロヴィンスも、HREに編入した上で解放し、属国を増やしていこう。
1594年に、オルレアン等の中世的な国家のコアが一斉消失するため、解放できる国家の数も減ってしまうが、
それでもなおコアが残っている国々を解放していくだけで、100を越える属国が傘下となり、戦争とあらば大暴れする。
「帝国の再興」を行うと、ワンクリックで全諸侯を統合し、統一国家としての神聖ローマ帝国を誕生させることができる。
しかし、この統合は、原則としては不利益となる。
帝国改革の数々の恩恵が失われることは言うに及ばず、統合そのものが不利益となる。
このゲームは、主として君主点とステート制限のシステム上、国が多ければ多いほど出力が高くなるため、直接統治より属国の大群のほうが、総出力は上がるのだ。
また、統合時に陸海軍と要塞が傘下に加わる都合、この再編作業にも大いに苦労すること必至である。
唯一、統合の明確なメリットを示せるとすれば、国家数の減少により、ゲームが軽量化することであろうか。
注意すべきは、乗っ取り皇帝は、皇帝であるにも関わらず、HREの一員とは見なされない点だ。
つまるところ、乗っ取り皇帝が、HRE内のプロヴィンスを持っていると、HRE外の国にHRE領を不法に所有していると見なされ、IAの減少に繋がる。
乗っ取り皇帝は、プロヴィンスをHREに編入することは可能であるため、編入したプロヴィンスがIAを減らすという不毛な自体に陥ることになる。
これを回避するためには、乗っ取り皇帝が、自らの首都をHREに編入することが必要で、こうすることで完全にHREの一員と見なされ、IAの減少が無くなるばかりか、次回の選挙での優位にも繋がる。
ただし、首都がHRE内に入った瞬間に、政府ランクが公国に固定されるため、外交官の減少などのネガティブな影響を受けることになる。
公国固定を回避しつつ改革を進めるためには、プロヴィンスの編入などで一気にIA50ポイント以上を稼いで、月間のIA減少の効果を受ける前に改革を通す他に無い。
一見するとこれは難しそうに見えるが、特に中盤以降、自国がどんどん拡大し、プロヴィンス数を稼げるようになったら、そこまで難しくはない。
乗っ取り皇帝のままでいるか、完全にHREの一員になるかは、プレイスタイルに依存するが、最終的には乗っ取り皇帝のほうが優位になるのは、なんとも皮肉だ。
最新の10件を表示しています。 コメントページを参照