各国戦略
本ページの内容は、ver1.35.6で確認されたものです。
ここでは、ナワトル諸国を代表するアステカを例にとって説明するが、ナワトル、場合によってはマヤ、インティの国全般に適応可能である。
アステカは中米地域で最高のDEV値を持つ国家であり、国内に4つも金山を保有しているほか、強力な固有のNIを持っている。
しかしナワトル宗教の特性として、保有州数ごとDOOMが増加し、100に至ると実質ゲームオーバーとなる。
性能は土着信仰グループ、細かい仕様の説明は宗教評価を参照。
なお、Primitive(未開)の補正がかかるため、金山の価値は普通の国の1/10となっている。それでも収入に占める割合は大きいが。
初手は隣接していない適当な国と同盟しよう。2国くらい同盟国を作っておくと後の戦争が楽になる。
また、DLC Cradle of Civilizationが入っている場合は初期でprofessionalismが10%あるので人的資源に変えておくと良い。
はじめのうちは1つか2国としか同盟していない国を狙う。
ナワトル国家のCB花戦争は隣接のみが使用条件なので、まどっろっこしい請求権の捏造は必要ない。遊牧民に勝るとも劣らぬ蛮族体制である。
傭兵を雇用してガンガン戦争を起こしていこう。
アステカのNIは伝統に歩兵戦闘力+10%があり、これに士気・規律顧問がいるとたいていの戦闘で殲滅を狙うことができる。
CB花戦争での戦闘は敵軍1000を殺害するごとにDOOMが1減少する。これは上記の軍質補正ととても相性が良く、アステカのDOOMが50を超えるなんてことは早々起こりえない。
Doom削減の小手先のテクとしてはわざと敵を全土占領せずに敵軍の湧くスペースを作って殲滅を繰り返すというものもある。時間はかかるが適宜狙うと良い。
また、属国タブから属国の君主・後継者を生贄に捧げることでもDoomを削減できる。(減少量は生贄に捧げた者の能力値に依存)
州を割譲させるとDOOMの上昇が加速してしまう。基本的に戦争では州を割譲させず、属国化と賠償金、戦勝点が余ったらライバルの削除などをして威信を稼ぐ。(停戦期間と持っているリソース次第では白紙和平でもよい)
一部の州は補正がもらえたり、海沿いの土地を確保することでマヤ国家に請求権を捏造し征服CBで宣戦できるなどのメリットもあるので、DOOMの扱いに自信があれば選別の上獲得しても良い。(花戦争CBでは属国化を行わないと州を割譲させられないことに注意)
戦争で属国化した国の戦争を引き継いだ時は、属国を増やしやすくてラッキー程度に思っておこう。
狙って仕掛けると逆に自国の戦争を防衛側で引き継がれてしまうこともあるので注意。
属国を2つ作ったら貴族に特権Strong Duchyを与えておくと外交点の損耗を減らせる。改革するたびに外れることに注意。
AEとLDは全く気にする価値がない。はじめを除けば隣接する大体の国とは同盟か停戦が置かれているからだ。
ただし、Ver1.28で国が増えた影響で包囲網が組まれることもないとは言い切れなくなったので、AEの及びにくいマヤ系国家と同盟を結んで抑止力としておくのもいいかもしれない。
彼らは初期のattitudeこそneutralであるが、関係改善をすればすぐ同盟を結べる。
君主力の価値が低いので外交枠は気にせず、属国を五つ揃えたら宗教改革に臨む。
ボーナスの取得順は、規律・戦争疲弊削減・安定度は早期取得がおすすめ。次点で外交枠、最後に植民者か。植民者は隣接州にしか植民できないし、技術の低いうちは碌に人口が増えないので使いにくい。
技術に関しては、軍事は絶対に、それも他国に先行してあげるべきで、君主能力によってはNFをあてるのも視野に入る。
というのも、ナワトルはうかつに州を増やせないので、質的な優位を保つことが勝利の絶対的な条件となるからだ(そのため、軍事顧問に士気or規律が出なければ、リスタートも視野に入る)。
マヤ系国家は和平で改宗できるので積極的に改宗する。メキシコ統一後の宗教統一度と威信稼ぎに役立つ。
以下の流れを5回繰り返せば晴れてDOOMの上昇から解放され(うまくやれば1470~80頃に5つ目のボーナスを取得できるだろう)、さらに中米を統一することでDEV400~500の国を築くことができているだろう。
ちなみに花戦争はまだ可能で、最後の改革後もDOOMは残るので適当な敵を叩いて0にしておくことが推奨される。
注意事項として、CB花戦争は敵国を属国化しなければ領土割譲の要求が一切できない。そのため、途中からは請求権を捏造した方が良くなってくる。
アステカ固有要素であるが、ゲームを進めていくと有用な補正を獲得できるイベントが複数発生する。以下にその一部を抜粋する。
コストとしてやや高額なADMなどが要求されるが、内容も豪華なのでよほど切羽詰まっていなければ取得するべきだろう。
全部を確認したい方は英Wikiを参照のこと。
Ver1.35では''新大陸国家のミッション「日沈む地からの侵略
(Sunset Invasion)」をクリアすると自分の技術グループがハイアメリカに変更されるようになった。''従来はCK2コンバートかカスタム国家でしか使えなかった超強力な隠しユニットである。達成はやや面倒であるが非常にレアかつ強力な報酬のため是非狙おう。
(ヒント:欧州の5州はアイスランドやアゾレス等の島でもok。島は要塞を落とさなくても割譲させられるので、植民距離さえ届けば比較的少ない戦勝点で楽に獲得できる。)
何らかのinstitutionを受容している国のコア州(植民地はダメ、植民地国家は可)と自国のコア州とを隣接させることで、ナワトル宗教の改革が可能(このとき花戦争CBも消滅)だが、そのタイミングにかなりランダム性がある。
1530~80年、時には17世紀を迎えてようやくなどかなりのブレがあり、また西欧国家に発見されてから近隣に入植してくるまでもラグがある。
西欧国家はこちらを発見すると金山に領土欲を燃やし、戦争を仕掛けてくる。
もし相手が領土の割譲を要求した場合*1、すぐに領土を差し出して講和しよう。
失った領土には植民地国家が成立するため、すぐに取り返すことが可能で、再征服CBなのでaeも皆無だ。
イギリスに多いのだが、戦争を吹っかけてきたくせに、領土を取らずに賠償金だけを求めるタイプは非常に厄介だ。
とはいえ、その場合、近隣に敵領土はなく、相手は上陸戦を仕掛けてくるので上陸ペナを利用して戦おう。
この場合は、講和できるようになってもすぐに講和せず、敵兵を倒し続けて賠償金を絞ってやろう。
戦勝点のかかる講和をすることで、停戦期間を延ばすことにもなる。
どうしても負ける場合でも、講和条件が賠償金だけなので滅びることはないので気楽に。
ナワトル改革までの内政について言うと、MILは勿論できる限り最新を保つ。特に砲兵の有無は決定的であり、西欧国家は出会ってすぐにでも宣戦してくるので軍質は高くしなければならない。
ADMは、西洋人がやってくるまでに君主にもよるが7~9まで上げることが可能である。
特にアステカはアイデアコスト割引のNIを持っているのでぜひアイデアを取っておくべきだろう。
候補に挙がるのは軍事系と宗教、拡張だろうか。実績狙いならほぼ確実にグレートブリテンと闘う羽目になるので海運も候補に挙がる。
外交技術は上げる必要がないため、unbalanced researchの腐敗が発生しない程度にそこそこ上げて、あとは金山のDEV、marchantilism、文化転向に投入しよう。
腐敗がどうしても気になるようなら序盤に上げておくと、受けるペナルティは小さくなる。
植民地は2つ、テキサスと中央アメリカに植民する。これらの地域は西欧国家が真っ先に植民してくるところであり、植民範囲の都合上、自国州と隣接した地域しか植民地化できないので、自分からできるだけ近づく必要がある。
1520年台くらいからは君主力を限界までためておく。原住民国家はinstitutionを一切受容できないので、1500ほど貯めることができる。(近年のバージョンではPrimitive国家もInstitutionをDevポチで受容することができるようになった)
アステカはヨーロッパ国家と戦争とイベントで大規模な反乱とRapid Collapse of Societyという補正がつく。
これは全君主力消費+33%、規律-10%、士気-20%という凄まじいものだが、しかし改革すると翌月に解除されるため、まったく恐れることはない。
宗教を改革すると原住民国家は模範とした国の政府タイプをそのまま受け継ぐ。
これが曲者で、植民地国家を模範とした場合、それにならった共和制となってしまう。
君主が若年である場合は選挙を続けて専制から君主制にすればいいが*2、優秀な後継者を頼みにしている場合、共和制になったとたんに後継者が消滅するので、少し待って即位させてから改革すること。
ここまで来れればもはや心配事はない。まず改革した時点でアステカは列強入りできる可能性が高い。
ナワトルは面倒くさい宗教だが、その面倒くさい部分は完全に解決されており、
不穏度‐2、士気+10%、規律+5%、植民者+1、戦争疲弊-0.05/月、安定度コスト-20%
というぶっ壊れ宗教と化している。西洋人に戦闘で負けることはよほどでないとあり得ないだろう。
あとは豊かなアンデスをスペインより先に征服し、植民地国家を平らげ、十分な国力をつけることができる。
新大陸に首都を置く国家は宗主国の参戦なしに植民地国家と戦争できるので、ヨーロッパ列強の介入を受ける危険性も低い。
外交については、グレートブリテン、フランス、スペインといった植民国家はことごとくHostileで同盟することは絶望的である。
またオスマンやロシアといった利権の絡まない国は大抵態度が?となっているので同盟することは難しい。
欧州に1州でも獲得できれば欧州国家との距離は狭まるので、距離補正による同盟のマイナス補正は消え、ブランデンブルクやオーストリアといった国と同盟することができる。
さて、ここまではバージョンによって変化しにくいだろう戦略を書いてきたがここからはより発展的な戦略を記載する。
一部仕様の穴と考えられるものも使用しているため、今後のバージョンで適用できなくなる可能性もあるため要確認。
また、ここの戦略は宗教評価のページやniconicoにアップロードされていた複数の動画を参考に筆者が独自改良したものである。
この戦略では周辺国のAnimism強制改宗による脱Primitiveを利用し、項題通り西欧勢の到着を待たずにInstitutionを受容しついでに遊牧民化もしてしまう。
アステカの場合、手順としては以下の通りになる。
このようにしてInstitutionを早期受容し改革を進めることで西欧勢の到着を待たずにPrimitiveから脱却し、金山・海軍の恩恵を早期に活用することができる。
また、遊牧民化により遊牧民化CBやRazeシステムなどの多数の恩恵が得られ、技術グループも遊牧民に変更することができる。
さらにナワトルへは上記のイベントによって容易に再改宗できるため、ナワトル国家としてのフレーバーも(それほど)失わない。
なお、現バージョンでは神権制も強力なためそっちを使いたい場合は共和制の植民地国家を模範にして政府改革を早く進める方が良いだろう。
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