本ページの内容は、ver1.32で確認されたものです。
征服者ティムールによって築かれた帝国はゲーム開始時点で大量の属国を抱え、崩壊の危機にあります。
しかし、プレイヤーならばそれを乗り切ることは容易であり、
属国を統合してムガル帝国に変態すれば、恵まれた独自政体・NI・ミッションによってトップクラスの拡張能力を備えた強力な国家となります。
また、豊かなペルシア・インド一帯を基盤にできるため財力にも余裕があり、世界でも有数の大軍を比較的容易に運用できるというのも魅力です。
ティムールの初期属国はトランスオクシアナ、シスタン、アフガニスタン、ファールス、ホラーサーンです。
ティムールには特別な仕様が与えられており、初期君主であるシャー・ルフの在位中は属国の独立欲求が大きく抑えられます(-50%!!)。
彼が亡くなると属国の独立欲求が跳ね上がり、独立戦争を仕掛けられて崩壊するという展開が仕込まれています。
そのため、まずはこれを回避することが最初の仕事となります。
以下のことをすることで独立戦争を回避することができます。
1.32ではこちらが弱すぎてオスマンはライバル視できないので、オスマンのライバルへの軽蔑的侮辱と特権の宗教外交官によって、初手婚姻から同盟が組める。
これだけで、独立戦争を仕掛けられることはなくなる。*1
ただ、オスマンと組めるようになるまでは関係改善に半年ほどかかることもある。
その間に婚姻政策を進めていく。そうすればトラアナ以外のLDは50を切る。
トラアナとの婚姻は多少の関係改善と軍拡が必要だが、1445年5月程度までには婚姻できるようになっているはずだ。婚姻が通れば、全ての属国のLDは40近くにまで落ち着く。
さらに、アジャムを征服してしまえば、国力比から属国のLDは大きく下がる。
アジャムは大オルダ、ネジド、ホルムズあたりと同盟していることが多いが、ティムールの属国軍であれば倒せる程度の軍量だ。
1.32で戦勝点基準が大きく引き下げられたため、アジャムは一発で全土併合できる。
なお注意点として、一発併合できるようになったせいで逆にアジャムの初期属国であるアルダラーン・ロレスターンの2つがついてきて属国がさらに増えてしまう危険がある。
つまるところ、巷でよく行われているようなシャールフ生存リセマラは必須ではない。
(アジャム戦や併合作業が楽になるためやる気があればやったほうがいいが、1454まで生き残るなんて高望みはせず、アジャム戦が終戦するまで祈る程度のものがよい)。
序盤のアジャム戦を終えれば、友好度を上げて独立欲求を上げないようにしつつ併合可能な状況にもっていくだけだ。
1454年になり、属国の併合が可能となったらまずトランスオクシアナを併合する。
残りの国もファールス・ホラーサーン(・ロレスターン)は全土ティムールのステートコアを持っているためDIP・期間無しに併合することが可能。
シスタン・アフガニスタン(1.32)はコアがないプロビがあるので時間がかかるため、多少後回しでいいだろう。
属国併合による外交評判と関係低下があるが、アミール階級の特権「アミールによる統合政策」から外交評判低下は無効化できるので付与しておくのがよい。
この特権は開発度由来のLDが+15%されるが、併合直前に使用するとLDの判定が月初めにあることを利用して踏み倒せる。
トランスオクシアナはウズベク領に多少だがコアを持っていて、ファールスは海軍力になり中東侵攻に便利なため、後回しにするのもありではある。
ただし、トランスオクシアナのコアを回収した後は(ティムールコアがないので)即時併合できなくなるため、どうするかは好みの範囲だ。
併合が1区切りついたら征服予定地の請求権作成やラダック・カシミールなどのインドに進むために必要なルートを確保するための征服を行う。
現在のバージョンでは、カシミールが早々にムルタンもしくはデリーにのみこまれがちで最短経路が使いにくいため、バルーチスターン経由やチベット経由などのルートも適宜考える必要がある。
史実ではシャー・ルフは1447年3月に亡くなったが、アジャム戦前*2に亡くなった場合の動きを説明する。
この場合、オスマンとの同盟をまず全力で目指す。
オスマンと同盟を組めるとLDが100に行っても独立戦争を起こされることはない。
また、周辺国と併合1日前まで戦争を続け、翌日にトラオナと他2国の併合開始&アミール階級の特権「アミールによる統合政策」使用、翌翌日併合完了、というルートもある。
幸いにも、ティムールはイクター制税政策の効率的な税徴収や直轄領の売却で初期に1000ダカット以上を確保できる。
それを使って軍隊や傭兵を雇い続け、戦争を続けることは可能である。
罠なのか、初期将軍はシャー・ルフである。決して使用してはならない。
西側に領土を拡大するならば黒羊朝は量質ともに油断のできない相手です。
とはいえ、周辺の大国と折り合いが悪く、同盟相手が小国のみになりがちなことがつけいる隙になります。
特にマムルークに戦争を仕掛けられることがあり、これは便乗参戦のチャンスになります。
また、黒羊朝はアジャムのコア回収中に便乗宣戦してティムールコアのあるアジャムやルリスターンの領土を奪っていることが多いため、AEの発生を抑えられる再征服CBを使えるのもこちらの強みです。
さらに最初の戦争でイラクを独立させる州を奪い再征服CBを用いることでさらなるAE対策もできます。運がよければ対マムルーク戦まで使えるシリア解放も狙えるでしょう。
これらを駆使して効率良く解体していきましょう。
オスマンとは序盤こそ同盟が可能ですが、高確率でいずれライバル視されるため、共同でマムルークを攻め、シリアを奪うことで拡張先を塞いでしまうのも手です。
オスマンが白羊朝と堅固に同盟してミッションが進まずにメソポタミア方面の請求権が得られない展開(意外と多い)になるならしめたもの、対マムルーク戦でがんがん使い潰してあげましょう(ただし借金を理由に断られることも多いですが)
インドは有力国同士が同盟関係を構築していることが多く、ティムール単独での制圧は中々大変なため、こちらも外交を駆使して少しずつ切り崩していきましょう。
大国だけではなくて、周辺国の外交状況もよく観察しながら立ち回るのがコツになります。
また、インドは豊かである=コア化コストがかさむ傾向があり、AEも広がりやすいため、属国解放や強制属国化からの再征服CBが使えないかを常に意識して立ち回りましょう。
インド方面ではムガル化の条件を満たすことを始めに目指す。
ムガルのNIは伝統にコア化コスト−25%が存在するため、肥沃なインド地帯を抑えるにはムガルになるのがほぼ必須である。
初期のデリーは属国のシルヒンドに独立戦争を仕掛けられるか、カシミールに再征服で戦争を仕掛ける。
独立戦争のルートであればほぼシルヒンドが勝てる戦争であり、シルヒンドはデリーを全土併合した後、デリーに変態する(成り代わる)。
カシミールの再征服であれば、カシミールのマーガラを征服した後、シルヒンドに独立戦争されて結局成り代わられる。
この2国がいる北西インド地帯は北京近郊やコンスタンティノープルと並ぶほどに肥沃な土地であり、再征服で確保しなければ包囲網一直線である。
有用な再征服コアとして、パンジャーブ、シルヒンド、デリーがある。
パンジャーブは初期のシルヒンドのほぼ全域に重なるように存在するコアで、ゲーム開始時点で存在しない国家であるためリセマラが必要ない。
しかし、パンジャーブの再征服を使ってデリー(偽)を併合しようとすると、3回戦争が必要となる。下に書くシルヒンドであれば2回で済むため、少し使い勝手が悪い。
シルヒンドは上に書いた通りデリー(偽)に成り代わる国である。成り代わられてしまうと元となったシルヒンドのコアは消えてしまうので、独立戦争でデリーが勝つ世界線に限り利用することができる。
その代わりデリーを攻略するのにかかる戦争は2回であり、その分楽である。
デリーは初期に存在する国だが、インド北西部のジャウンプルにまたがる広大なコアを持つ。しかし、デリー(偽)が成立した時点でデリーを属国開放することはできなくなってしまう。
そのため、デリーコアを利用する場合は、シルヒンドの独立戦争中にデリーに宣戦布告してデリーを保護しておく方法がある。
デリーが存在するとデリーに成り代わることができないため、シルヒンドの独立戦争中にずっとデリーの土地を占領しておけばデリー(偽)は生まれず、デリー(真)を強制属国化して再征服を利用できる。
そのため、この方法はデリーに開戦事由を持っている場合、即ちカシミールのコアをデリーが保持している場合が望ましい。
NOcbはAEをまき散らすため、再征服で抑える意味が損なわれる。
また、逆にそのカシミールコアを保持しておき、シルヒンドがデリーを全土併合してからデリー(偽)に成り代わるまでの僅かな時間を使ってデリーを属国開放するという方法もある。
デリーのコアを利用する場合、パンジャーブのコアを併用することもおすすめする。この2つのコア範囲はほとんど重ならない。
ムガル建国によってミッションが更新されるため、直前にティムールのミッションをクリアしておきましょう。
アフガニスタンを併合すればコア化コスト減と将軍が、シルヒンドとデリーを併合すると様々な陸軍バフをもらえます。
ただし、ティムールの領地保有系ミッションはティムールの直接保有が達成条件になっているため、属国との兼ね合いに気を付けましょう。
北インドはスンニが多いため、特にAEに注意を払ってください。オスマンが包囲網に参加することだけは避けるようにしましょう。
ベンガルやバフマニーなどの大国が没落・滅亡していれば、広大な領土を再征服CBで得ることができます。
ヒンドゥスターン文化州をすべて征服することで、ムガルの同化システムによりコア化コスト10%減を得ることできるので、早期の取得を狙いましょう。
インドのイスラム国家を駆逐した後、ヒンドゥー国家に手を付けることで、包囲網を組まれにくく征服を進めることができます。
停戦短縮なども活用すれば、16世紀中のインド統一も容易でしょう。
また、ミッションによって南インドにデカンを独立させることで、恒久的に統治効率+10%を得ます。
ムガル建国時にはデリーに首都が変更されます。デリーの所属する亜大陸はインドですが、ティムールの初期領土はペルシア・タタール亜大陸が主です。従って、デリーから首都をペルシア亜大陸(等)に再遷都することで、広大で交易価値の高い州を多く持つインドを交易会社に割り当て、ステート化を避けることによる統治点・Governing Capacityの節約と交易会社からの商人・収入・投資の恩恵を受けることができるようになります。
この遷都のポイント及び注意点は下記の通りです。
ムガルはチベットから密教(ないしほかの東方宗教)に改宗することで中華皇帝の座を狙えます。
これは絶対主義上限こそ下がるものの、コア化コスト減少などの優秀な勅令を実行可能で、さらに統治キャパが300上がります。
また、文化同化を可能にするムガルのディーワーンはtier2、中華皇帝はtier1なので、ムガル政体の強力さを失いません。
ティムールからムガルに変態する前にマムルークへの変態を挟むことで ver.1.37であればカイロの交易産品の強化、スエズの開通、技術グループの西洋化が狙えるようになりました。(要DLC)
マムルークへの変態はティムールであればマムルークを滅ぼしていることとTier1改革を初期のイクター制から変更していなければ可能です。
技術グループの西洋化は安定度5を払ってエジプト政府になることが条件となります。
その他統治限界の上昇等大きな恩恵がありますので狙ってみるのもいいかもしれません。
なお、マムルークに変態した時点で、既存の統治者は排除されますので、そこは注意が必要です。
権勢・・・属国を用いた拡張を行うならば併合コスト軽減の効果は不可欠です。
統治・・・NI・政体能力などと組み合わせて、合計65%のコア化減を得ることができます。大量の領土を得て安価にコア化というのは拡張志向においては最高の効果です。
軍量・・・インドでの消耗は非常に激しく、人的資源は貴重ですので採用候補です。また大軍を運用できるだけの豊かな財力を持つので大幅に増えたFLを活かしやすいのもメリットです。
人文・・・分離主義の激しいインドでも反乱がほとんど起こらなくなります。
宗教・・・改宗の必要性は現verでは薄れましたが、シーア派(・シク教・ゾロアスター教)に改宗すれば聖戦し放題で拡張が楽になります。スンニ派でもインドから東に行くならイスラム教も少なく、十分使えます。ヨーロッパ方面に進むなら、南スラブ文化の同化により得られる対異端・異教戦勝点コスト-10%との相性もいいです。
政府改革/君主制/改革一覧(ムガルの同化)
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